JPH0810761Y2 - フィンチューブの連結構造 - Google Patents

フィンチューブの連結構造

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JPH0810761Y2
JPH0810761Y2 JP1989048611U JP4861189U JPH0810761Y2 JP H0810761 Y2 JPH0810761 Y2 JP H0810761Y2 JP 1989048611 U JP1989048611 U JP 1989048611U JP 4861189 U JP4861189 U JP 4861189U JP H0810761 Y2 JPH0810761 Y2 JP H0810761Y2
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fin
connecting plate
tube
fin tube
connecting plates
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和樹 立平
実 長迫
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バブコツク日立株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフィンチューブの連結装置に係り、特にフィ
ンチューブに取り付けるのに好適な連結構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、フィンチューブの連結装置は、第4図及び第5
図に示すように、排ガスGの流路中に配置されたフィン
4を巻き付けたチューブ6の固有振動数の増加及び座屈
防止用サポートを目的に、複数のフィン4をつけたチュ
ーブ6を連結板5で拘束する構造となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、連結板5を溶接で連結する場合、フィ
ン4が螺線状にチューブ6に巻かれているので、連結板
5をフィン4の間に入れるために連結板5自体は斜めに
捩れると共に段差が付くことから、連結板5、5間の十
分な接合面が得がたい構造になるという問題点があっ
た。
また連結板5は第6図に示すように、フィン4を螺線
状に巻き付けたチューブ6の拘束のためにU字型の溝12
を有するため、溝部の断面積が少なくなり、強度不足を
招くという問題があった。
本考案の目的は、連結板の一端とフィンチューブに捩
れて挿入された他の連結板の一端とが広範囲にわたって
接することができ、作業性が容易で、十分な溶接接合強
度を確保すると共に連結板溝部の断面強度向上を図るこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、螺旋状のフィ
ンが形成された複数のフィンチューブを、U字溝又は半
円溝を有する連結板により拘束するフィンチューブの連
結構造において、前記連結板は、前記螺旋状のフィン面
に沿って傾斜して配置され、それぞれの連結板は、前記
溝の背面に設けた折り曲げ部と、相対する連結板の端部
とを溶接接合した構造であることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
上記構成によれば、連結板を螺旋状のフィン面に沿っ
て傾斜して配置し、折り曲げられた連結板の一端は、他
の捩れて挿入された連結板の一端と広範囲にわたって溶
接接合され、それによって、連結板間の接合面が広範囲
に確保されるので、連結板間の接合強度が向上する。
又、折り曲げられた連結板の一端は、連結板の断面強
度を向上させるので、連結板溝部の断面強度不足の心配
がなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
尚、従来例と同一構造部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
本実施例は、第4図に示す排熱回収ボイラにおいて、
第5図に示す各パネル1の中間部分に設けられた複数の
フィンチューブ6を連結するもので、第1図に示す連結
板7、8、9、10である。
第1図は千鳥状に配列された3列のフィン4が螺旋状
に巻かれたチューブ6の複数を連結板7、8、9、10で
拘束した状態を示している。
連結板7、8、9、10は排ガス流路中に置かれたフィ
ン4が螺旋状に巻き付けられたチューブ6の固有振動数
の増加と座屈防止サポートのために設けるもので、複数
のチューブ6、6を連結することで前記目的を達成する
構造となっている。
このため、連結板7、8、9、10並びに連結板7と
8、7と9、8と10間の接合部には十分な強度が必要と
なる。
つまり、フィン4が螺旋状に巻き付けられているため
に連結板7、8、9、10はフィンの傾斜にそって配置さ
れるために、水平面よりも少し斜めになる。
従って、斜めにねじれた連結板9と7、8と10を溶接
しようとしても連結板同志の突き合せがうまくゆかな
い。
そこで本考案の実施例においては、曲げ部7a、8a、9
a、10aを設けたのである。
組立に際しては中央のチューブ6を上部管寄せ2下部
管寄せ3に溶接し、その後に連結板7、8をチューブ6
を挟むようにして挿入する。
つまり、連結板7、8は、第2図に示すようにフィン
チューブ6の3列の内の両側の2列のフィンチューブ6
を管寄せに溶接する前に中央のフィンチューブ6に取り
付けておく必要がある。
そして、両側のチューブ6、6を上部、下部管寄せ
2、3に溶接し、その後に連結板9、10を外側から挿入
する。
その後に、連結板7、8を溶接(図中W)し、その後
に連結板7の曲げ部7aと連結板9、連結板8の曲げ部8a
と連結板10を溶接(図中W)する。
なお、連結板7、連結板8には曲げ部7a、8aがあるの
で、連結板9、10が多少フィン4の傾斜にそって斜めに
なってもこの曲げ部7a、8aで溶接することができる。
また、連結板9、10には第6図に示す如く溝12があっ
ても、連結板7、8と溶接されるので、剛性が増す。
第1図に示す様に各々の連結板7、8、9、10の一端
に折り曲げ部7a、8a、9a、10aを設けることにより、連
結板7、8、9、10がスパイラル状に巻かれたフィン4
の間を縫って挿入されたとき、捩れた一端が連結板7、
8の折り曲げ部7a、8aと広範囲に接するため、十分な溶
接接合面が確保される。又、折り曲げられた連結板の一
端は、連結板の断面強度の向上を計ることになる。特
に、フィンチューブ挿入用溝部の断面強度向上に有効で
あり、L型に折り曲げられることから連結板の剛性が高
くなる。
また、折り曲げ部7a、8aで連結板9、10が多少波形に
なっても溶接することができ、この折り曲げ部7a、8aで
製作誤差を吸収することができる。
本考案に係る他の実施例を第3図に示す。本実施例は
フィン巻き端側に連結板7、8、9、10を設けることで
排ガスGがフィン巻き部外へ多量に流出しない様にする
ガスパス防止板として利用できる。
つまり、上部管寄せ2、下部管寄せ3の近傍における
チューブ6は裸管(フィン4が巻き付けられていない)
であり、裸管以外のところはフィン4が巻き付けられた
フィンチューブであるために、排ガスGが流通抵抗の最
も少ない裸管の部分をショートパスして通過するため
に、フィンチューブでの熱交換効率は低下する。
従って、第3図に示すように連結板7、8、9、10と
ガスパス防止板11でチューブ6の裸管の部分を被うこと
によって、排ガスGのショートパスはなくなり、フィン
チューブでの熱交換効率は向上する。
〔考案の効果〕
上述のとおり本考案によれば、次の効果がある。
(1)捩れて挿入された連結板の一端が他の連結板の
折り曲げられた部分に広範囲に溶接接合された構造なの
で、十分な連結板の強度が得られる。
(2)連結板の断面が増加するので連結板の断面強度
を向上させる効果がある。
(3)L型に折り曲げるために剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図のII−II断面図、第3図は本考案の他の実施例を示す
側面図、第4図は排熱回収ボイラの概略全体側面図、第
5図は連結板の取り付け概要図、第6図は連結板の斜視
図である。 1……パネル、2……上部管寄せ、3……下部管寄せ、
4……フィン、6……チューブ、5、7、8、9、10…
…連結板、7a、8a、9a、10a……折り曲げ部、11……ガ
スパス防止板、12……溝、G……排ガス、W……溶接。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状のフィンが形成された複数のフィン
    チューブを、U字溝又は半円溝を有する連結板により拘
    束するフィンチューブの連結構造において、前記連結板
    は、前記螺旋状のフィン面に沿って傾斜して配置され、
    それぞれの連結板は、前記溝の背面に設けた折り曲げ部
    と、相対する連結板の端部とを溶接接合した構造である
    ことを特徴とするフィンチューブの連結構造。
  2. 【請求項2】前記連結板は、前記フィンチューブのフィ
    ン巻き端側に設けられたものである請求項1記載のフィ
    ンチューブの連結構造。
JP1989048611U 1989-04-25 1989-04-25 フィンチューブの連結構造 Expired - Fee Related JPH0810761Y2 (ja)

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