JPH08107324A - 可変ディレーライン回路 - Google Patents

可変ディレーライン回路

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Publication number
JPH08107324A
JPH08107324A JP24045794A JP24045794A JPH08107324A JP H08107324 A JPH08107324 A JP H08107324A JP 24045794 A JP24045794 A JP 24045794A JP 24045794 A JP24045794 A JP 24045794A JP H08107324 A JPH08107324 A JP H08107324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay line
variable delay
impedance
output
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP24045794A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Kubo
勝士 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP24045794A priority Critical patent/JPH08107324A/ja
Publication of JPH08107324A publication Critical patent/JPH08107324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インピーダンス整合を取ることが可能な可変
ディレーライン回路を提供すること。 【構成】 可変ディレーライン1の出力側に2個の抵抗
器2,3によるインピーダンス変換器を接続する。これ
らの抵抗値を一定の値とすることによりディレーライン
53の出力端子54におけるインピーダンスと出力信号
線58とのインピーダンスを整合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変ディレーライン回路
に関し、特にインピーダンス整合機能を有する可変ディ
レーライン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の可変ディレーライン回路の
一回路図である。可変ディレーライン回路50は、一端
が抵抗器51で終端され、中間点に移動式コンタクト5
2が摺動自在に接続されたディレーライン(分布定数ラ
イン)53を有し、ディレーライン53の他端に出力端
子54を設けたものである。そして、移動式コンタクト
52とドライバ55とが入力信号線56にて接続され、
出力端子54とレシーバ57とが出力信号線58にて接
続される。
【0003】そして、ドライバ55から出力される信号
は移動式コンタクト52の位置により決まるディレイ
(遅延)時間をもってレシーバ57に入力される。
【0004】また、特開平1−297911号公報、実
開平2−79021号公報および実開昭61−1582
6号公報にインピーダンス変換器をディレーラインの出
力側に接続した技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の可変
ディレーライン回路によれば、移動式コンタクト52と
ディレイライン53との接続点Aは信号の分岐点となる
ため、入力信号線56のインピーダンスZ1はディレー
ライン53のインピーダンスZ0の2倍に設定されてい
た。また、入力信号線56のインピーダンスZ1と出力
信号線58のインピーダンスZ2とは一般に同じ値にす
るため、出力端子54にてインピーダンス不整合が発生
し、この不整合がレシーバ57の入力端子59にて伝送
波形を大きく歪ませる原因となっていた。したがって、
この伝送波形の歪みを避けてノイズマージンを確保する
ために、信号の高速動作や出力信号線58の線長を制限
する必要があった。
【0006】また、特開平1−297911号公報、実
開平2−79021号公報および実開昭61−1582
6号公報には抵抗器を用いたインピーダンス変換器が開
示されているが、いずれも固定または多分岐形ディレー
ラインに対するものであり、可変ディレーラインに対す
るものについては開示されていない。
【0007】そこで本発明の目的は、インピーダンス整
合を取ることが可能な可変ディレーライン回路を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、可変ディレーラインの出力側に抵抗器によ
るインピーダンス変換素子を接続したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】可変ディレーラインの出力側に抵抗器によるイ
ンピーダンス変換器を接続し、抵抗値を一定の値とする
ことにより、ディレーラインの出力側と出力信号線との
インピーダンスの整合を取ることができる。また、イン
ピーダンス変換器を抵抗器で構成したことから入力信号
のレベルを減衰させる効果が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る可変ディレー
ライン回路の一実施例の回路図である。なお、以下示す
図面において、従来例と同様の構成部分については同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0011】可変ディレーライン回路1は、従来の可変
ディレーライン回路50の出力端子54と出力信号線5
8間にインピーダンス変換器を接続したものである。そ
して、インピーダンス変換器はディレーライン53の出
力端子54と出力信号線58間に接続された第1の抵抗
器2と、出力信号線58とアース間に接続された第2の
抵抗器3とからなる。
【0012】そして、これらの抵抗器2,3の抵抗値R
1,R2は次の条件を満足する値に設定される。すなわ
ち、可変ディレーライン1の終端抵抗器51の抵抗値を
R3、インピーダンス変換器2,3の入力インピーダン
ス,出力インピーダンスをそれぞれZin、Zout、
ディレーライン53のインピーダンスをZ0、出力信号
線58のインピーダンスをZ2、ドライバ55の出力イ
ンピーダンスをRon、ドライバ55の出力論理振幅を
Vppとすると、インピーダンス整合を取るための関係
式は、 Zin=R1+(R2//Z2)=Z0…(1) Zout=(Z0+R1)//R2=Z2…(2) となる。
【0013】図2は可変ディレーライン回路の等価回路
の回路図である。この回路は直流信号に対する等価回路
で、抵抗器4はドライバ55の出力インピーダンスを示
す抵抗器であり抵抗値をRonとする。また、インピー
ダンス変換器2,3の入力振幅レベルをVinとする
と、 Vin=[(R1+R2)//R3]/{[(R1+R2)//R3]+Ro n}・Vpp…(3) となる。
【0014】さらに、インピーダンス変換器2,3の出
力振幅レベルをVoutとすると、Voutは、R1と
R2の抵抗分割比にVinを掛けた値となるから、 Vout=[(R1+R2)//R3]/{[(R1+R2)//R3]+R on}・Vpp・[R2/(R1+R2)]…(4) となる。
【0015】この式(4)は入力信号の振幅レベルVi
nがインピーダンス変換器2,3によりVoutのレベ
ルに下がることを意味する。
【0016】したがって、式(1),(2)により定め
られる抵抗値R1,R2にてインピーダンス変換器2,
3を構成することにより、ディレーライン53の出力側
と出力信号線58とのインピーダンス整合を取ることが
でき、かつ式(4)により高振幅信号を低振幅信号にレ
ベル変換することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、可変ディレーラインの
出力側に抵抗器によるインピーダンス変換器を接続した
ことにより、ディレーラインの出力側と出力信号線間の
インピーダンス整合を取ることができる。したがって、
伝送波形の歪みを低下させ、かつ、入出力信号線の線長
の制限をなくし自由な配線の引き回しが可能となる。
【0018】また、高振幅信号を低振幅信号にレベル変
換することができるため、高速動作する信号を伝送する
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変ディレーライン回路の一実施
例の回路図である。
【図2】同可変ディレーライン回路の等価回路の回路図
である。
【図3】従来の可変ディレーライン回路の一回路図であ
る。
【符号の説明】
1 可変ディレーライン回路 2、3 抵抗器 51 終端抵抗 53 ディレーライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変ディレーラインの出力側に抵抗器に
    よるインピーダンス変換素子を接続したことを特徴とす
    る可変ディレーライン回路。
  2. 【請求項2】 前記抵抗器は可変ディレーラインの出力
    と出力信号線間に接続された第1の抵抗器と、前記出力
    信号線とアース間に接続された第2の抵抗器とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の可変ディレーライン回
    路。
  3. 【請求項3】 前記可変ディレーラインは、一端が終端
    され、中間点に入力信号が印加された分布定数ラインを
    有し、前記分布定数ラインの他端に前記インピーダンス
    変換素子を接続したことを特徴とする請求項1または2
    記載の可変ディレーライン回路。
JP24045794A 1994-10-05 1994-10-05 可変ディレーライン回路 Pending JPH08107324A (ja)

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JP24045794A JPH08107324A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 可変ディレーライン回路

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JP24045794A JPH08107324A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 可変ディレーライン回路

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JPH08107324A true JPH08107324A (ja) 1996-04-23

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ID=17059790

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24045794A Pending JPH08107324A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 可変ディレーライン回路

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JP (1) JPH08107324A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1089206C (zh) * 1996-08-13 2002-08-14 三星电子株式会社 阻抗匹配电路和具有该电路的显示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000418