JPH08107063A - レジスト塗布装置 - Google Patents
レジスト塗布装置Info
- Publication number
- JPH08107063A JPH08107063A JP6262045A JP26204594A JPH08107063A JP H08107063 A JPH08107063 A JP H08107063A JP 6262045 A JP6262045 A JP 6262045A JP 26204594 A JP26204594 A JP 26204594A JP H08107063 A JPH08107063 A JP H08107063A
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- JP
- Japan
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- resist
- wafer
- semiconductor substrate
- gap
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 いかなる種類のレジストであっても、ウェハ
ー周縁(オリフラ含む)の余剰レジストのみを除去可能
で、高粘度のレジストを用いた厚膜の形成に際しても均
一な厚さのレジスト被膜を形成することのできるレジス
ト塗布装置を提供する。 【構成】 ウェハー1上にレジストを流下するレジスト
塗布用ノズル4と、ウェハー1を載置し回転させる基体
2を具備するレジスト塗布装置において、基体2をウェ
ハー1より小さく形成した載置部2aと、中央にウェハ
ー1と相似形にかつウェハー1よりも大きく形成した中
空部11を有し中空部11内に位置させた載置部2aに
複数の支持板2cを介して支持されたリング部2bとで
構成し、載置部2a上面とリング部2b上面の位置にウ
ェハー1の厚さと略一致する段差を設け、基体2の下方
に、レジスト除去溶剤を噴出するリンスノズル7を配設
し、リンスノズル7のレジスト除去溶剤吐出口を載置部
2a上に載置されたウェハー1とリング部2bとの間隙
に指向させている。
ー周縁(オリフラ含む)の余剰レジストのみを除去可能
で、高粘度のレジストを用いた厚膜の形成に際しても均
一な厚さのレジスト被膜を形成することのできるレジス
ト塗布装置を提供する。 【構成】 ウェハー1上にレジストを流下するレジスト
塗布用ノズル4と、ウェハー1を載置し回転させる基体
2を具備するレジスト塗布装置において、基体2をウェ
ハー1より小さく形成した載置部2aと、中央にウェハ
ー1と相似形にかつウェハー1よりも大きく形成した中
空部11を有し中空部11内に位置させた載置部2aに
複数の支持板2cを介して支持されたリング部2bとで
構成し、載置部2a上面とリング部2b上面の位置にウ
ェハー1の厚さと略一致する段差を設け、基体2の下方
に、レジスト除去溶剤を噴出するリンスノズル7を配設
し、リンスノズル7のレジスト除去溶剤吐出口を載置部
2a上に載置されたウェハー1とリング部2bとの間隙
に指向させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置のレジ
スト塗布装置に係り、特にレジスト膜を均一に塗布する
のに好適な装置に関するものである。
スト塗布装置に係り、特にレジスト膜を均一に塗布する
のに好適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子製造の各工程におい
て、写真触刻工程及び半導体基板(以下ウェハーと称
す。)のレジスト膜形成工程では、ウェハー表面にレジ
ストを回転塗布する処理が行われる。その回転塗布の処
理は通常、回転機構を備えた基体上に真空吸着等で載置
されたウェハー表面上にレジストをノズルから流下して
ウェハー面上に広がるのを待ち、次にウェハー面と直交
する軸でウェハーを急に高速で回転し、余分のレジスト
を遠心力で飛散させて均一な厚さの薄膜を作る。レジス
ト塗布処理の後工程において、フォトレジストによる微
細なパターンを形成するため、レジスト膜表面には高精
度の平坦度が必要とされる。しかし、レジストは液状樹
脂であるため、ある程度の粘性を持っており、ウェハー
に塗られたレジストは基体の遠心回転により飛びきらな
いものがウェハー周縁に残り、レジストの厚みがウェハ
ーの中心部と外周部とで異なったり、山形に残ったりす
るクラウンの問題がある。このため、装置上方に付設し
たノズルからウェハー周縁にレジスト除去溶剤やアッシ
ングガスを噴射し余剰レジストを除去する等の方法があ
る。
て、写真触刻工程及び半導体基板(以下ウェハーと称
す。)のレジスト膜形成工程では、ウェハー表面にレジ
ストを回転塗布する処理が行われる。その回転塗布の処
理は通常、回転機構を備えた基体上に真空吸着等で載置
されたウェハー表面上にレジストをノズルから流下して
ウェハー面上に広がるのを待ち、次にウェハー面と直交
する軸でウェハーを急に高速で回転し、余分のレジスト
を遠心力で飛散させて均一な厚さの薄膜を作る。レジス
ト塗布処理の後工程において、フォトレジストによる微
細なパターンを形成するため、レジスト膜表面には高精
度の平坦度が必要とされる。しかし、レジストは液状樹
脂であるため、ある程度の粘性を持っており、ウェハー
に塗られたレジストは基体の遠心回転により飛びきらな
いものがウェハー周縁に残り、レジストの厚みがウェハ
ーの中心部と外周部とで異なったり、山形に残ったりす
るクラウンの問題がある。このため、装置上方に付設し
たノズルからウェハー周縁にレジスト除去溶剤やアッシ
ングガスを噴射し余剰レジストを除去する等の方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では実用上、オリエンテーションフラット(以
下、オリフラと略称する。)部分のクラウンを除去する
ことは難しく、後工程である露光時に部分的にレジスト
膜厚が異なるため、露光精度上問題となり不良素子を作
ってしまう。特に膜厚を厚く塗布するため高粘度のレジ
ストを使用すると、実際には30μmのレジスト厚に対
してウェハー周縁のクラウン厚は60〜80μmにもな
るため、オリフラのみならずその他の周縁においてもク
ラウンの除去は困難である。
来装置では実用上、オリエンテーションフラット(以
下、オリフラと略称する。)部分のクラウンを除去する
ことは難しく、後工程である露光時に部分的にレジスト
膜厚が異なるため、露光精度上問題となり不良素子を作
ってしまう。特に膜厚を厚く塗布するため高粘度のレジ
ストを使用すると、実際には30μmのレジスト厚に対
してウェハー周縁のクラウン厚は60〜80μmにもな
るため、オリフラのみならずその他の周縁においてもク
ラウンの除去は困難である。
【0004】結果、次工程において、上記のクラウンを
除去する工程が必要となったり、オリフラ部分のクラウ
ン除去が行えなかったり、たとえ行ったとしてもクラウ
ンの形成された範囲が広い場合には大幅にウェハーの歩
留まり低下を招いてしまったりという問題があり、工程
増、コスト増にもつながるといった問題があった。
除去する工程が必要となったり、オリフラ部分のクラウ
ン除去が行えなかったり、たとえ行ったとしてもクラウ
ンの形成された範囲が広い場合には大幅にウェハーの歩
留まり低下を招いてしまったりという問題があり、工程
増、コスト増にもつながるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解消し、いかなる
種類のレジストであっても、ウェハー周縁(オリフラ含
む)の余剰レジストのみを除去可能で、高粘度のレジス
トを用いた厚膜の形成に際しても均一な厚さのレジスト
被膜を形成することのできるレジスト塗布装置を提供す
ることを目的とする。
種類のレジストであっても、ウェハー周縁(オリフラ含
む)の余剰レジストのみを除去可能で、高粘度のレジス
トを用いた厚膜の形成に際しても均一な厚さのレジスト
被膜を形成することのできるレジスト塗布装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレジスト塗布装置は、半導体基板上にレジ
ストを流下するレジスト塗布用ノズルと、該半導体基板
を載置し回転させる基体を具備するレジスト塗布装置に
おいて、前記基体を前記半導体基板より小さく形成した
載置部と、中央に前記半導体基板と相似形にかつ該半導
体基板よりも大きく形成した中空部を有し該中空部の内
側に位置した前記載置部に複数の支持板を介して支持さ
れたリング部とから形成し、前記載置部上面と前記リン
グ部上面の位置に前記半導体基板厚さと略一致する段差
を設け、前記基体の下方に、レジスト除去溶剤を噴出す
るリンスノズルを配設し、該リンスノズルのレジスト除
去溶剤吐出口を前記載置部上に載置された半導体基板と
前記リング部の間隙に指向させるように構成している。
め、本発明のレジスト塗布装置は、半導体基板上にレジ
ストを流下するレジスト塗布用ノズルと、該半導体基板
を載置し回転させる基体を具備するレジスト塗布装置に
おいて、前記基体を前記半導体基板より小さく形成した
載置部と、中央に前記半導体基板と相似形にかつ該半導
体基板よりも大きく形成した中空部を有し該中空部の内
側に位置した前記載置部に複数の支持板を介して支持さ
れたリング部とから形成し、前記載置部上面と前記リン
グ部上面の位置に前記半導体基板厚さと略一致する段差
を設け、前記基体の下方に、レジスト除去溶剤を噴出す
るリンスノズルを配設し、該リンスノズルのレジスト除
去溶剤吐出口を前記載置部上に載置された半導体基板と
前記リング部の間隙に指向させるように構成している。
【0007】また、本発明のレジスト塗布方法は、前記
半導体基板を前記リング部の中空部に該半導体基板周縁
と該中空部内壁面に間隙を持たせて嵌合し、前記載置部
上に載置する工程と、前記レジスト塗布用ノズルよりレ
ジストを流下し、前記基体を回転し、該レジストを塗布
する工程と、前記半導体基板と前記リング部の間隙に前
記リンスノズルよりレジスト除去溶剤を噴出・塗布し、
前記半導体基板上に塗布されたレジストと前記リング部
上に塗布されたレジストを溶断・分離する工程とを有す
るように構成している。
半導体基板を前記リング部の中空部に該半導体基板周縁
と該中空部内壁面に間隙を持たせて嵌合し、前記載置部
上に載置する工程と、前記レジスト塗布用ノズルよりレ
ジストを流下し、前記基体を回転し、該レジストを塗布
する工程と、前記半導体基板と前記リング部の間隙に前
記リンスノズルよりレジスト除去溶剤を噴出・塗布し、
前記半導体基板上に塗布されたレジストと前記リング部
上に塗布されたレジストを溶断・分離する工程とを有す
るように構成している。
【0008】
【作用】ウェハー上のレジストは回転につれその周縁が
リング部上にまで延在するようになり、クラウンを形成
する余剰レジストはリング部上に発生する。その結果ウ
ェハー上には余剰レジストは存在せず、形成されたレジ
スト膜は均一の厚みとなる。ウェハーとリング部との間
隙に横たわるレジストはリンスノズルより噴出されるレ
ジスト除去溶剤により溶解除去される。
リング部上にまで延在するようになり、クラウンを形成
する余剰レジストはリング部上に発生する。その結果ウ
ェハー上には余剰レジストは存在せず、形成されたレジ
スト膜は均一の厚みとなる。ウェハーとリング部との間
隙に横たわるレジストはリンスノズルより噴出されるレ
ジスト除去溶剤により溶解除去される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。図1は本発明の一実施例の断面を模式的に示した
図、図2は図1の実施例の基体上面を示す図である。1
は単結晶シリコン等からなるウェハーを示す。2は図示
しない駆動源に連動するシャフト13に支持された載置
部2aとその周りに配置したリング部2b及びリング部
2bを載置部2aに支持するための支持板2cからなる
基体、4はレジスト3をウェハー1に流下させるための
レジスト塗布用ノズル、5はウェハー1の遠心回転によ
っても飛散せず周縁に溜まり、クラウンを形成している
余剰レジスト、6は図示しない液溜め部よりポンプで汲
み上げたレジスト除去溶剤をリング部2b上に滴下する
クリーニングノズル、7はウェハー周縁にレジストが付
着しないようにするため、基体2の下方に配置され図示
しない液溜め部よりポンプで汲み上げたレジスト除去溶
剤をウェハー1とリング部2bの間隙に噴出するリンス
ノズル、8はリング部2bの中空部11に設けたオリフ
ラ12の位置決め用の検出板(裏面に設置)、9は検出
板8の存在を確認する光電センサ、10はコーターカッ
プを示す。
る。図1は本発明の一実施例の断面を模式的に示した
図、図2は図1の実施例の基体上面を示す図である。1
は単結晶シリコン等からなるウェハーを示す。2は図示
しない駆動源に連動するシャフト13に支持された載置
部2aとその周りに配置したリング部2b及びリング部
2bを載置部2aに支持するための支持板2cからなる
基体、4はレジスト3をウェハー1に流下させるための
レジスト塗布用ノズル、5はウェハー1の遠心回転によ
っても飛散せず周縁に溜まり、クラウンを形成している
余剰レジスト、6は図示しない液溜め部よりポンプで汲
み上げたレジスト除去溶剤をリング部2b上に滴下する
クリーニングノズル、7はウェハー周縁にレジストが付
着しないようにするため、基体2の下方に配置され図示
しない液溜め部よりポンプで汲み上げたレジスト除去溶
剤をウェハー1とリング部2bの間隙に噴出するリンス
ノズル、8はリング部2bの中空部11に設けたオリフ
ラ12の位置決め用の検出板(裏面に設置)、9は検出
板8の存在を確認する光電センサ、10はコーターカッ
プを示す。
【0010】本例において、載置部2aとリング部2b
のそれぞれの上面は載置部2a上に載置されるウェハー
1の厚さ分の段差が設けられ、ウェハー1上面とリング
部2b上面は面一となっている。また、従来同様載置部
2aにはシャフト13内の真空配管と連通する複数の透
孔があり、ウェハー1の真空吸着が可能となっている。
リング部2bにはウェハー1と相似形かつウェハー1よ
りも大きく形成した中空部11が形成されており、相似
形ゆえにリング部2bにもウェハー1のオリフラ1aに
対応するオリフラ12を有する。ウェハー1が基体2に
載置される前に基体2を低速回転し光電センサ9にて検
出板8を検出することによって基体2の位置決めを行
う。その後ウェハー1が中空部11にその内壁面と間隙
をもって嵌合され、載置部2a上に載置固定される。な
お、ウェハー1の搬入は、ウェハー1を予めオリフラ1
aを基準として位置決めしておき、次いで搬送アーム
(図示せず)で運ぶことによって行われる。従ってこの
一連の位置決め操作により、オリフラ1aとオリフラ1
2は平行に対向配置され、ウェハー1周縁と中空部11
内壁の間隙は全周に亘って均一にできる。続いて、ウェ
ハー1上にレジスト3がレジスト塗布用ノズル4から流
下され、基体2が回転する。その遠心回転によりある程
度の余剰レジストが除去され、飛散しきれない余剰レジ
スト5はリング部2bの上面に成長する。
のそれぞれの上面は載置部2a上に載置されるウェハー
1の厚さ分の段差が設けられ、ウェハー1上面とリング
部2b上面は面一となっている。また、従来同様載置部
2aにはシャフト13内の真空配管と連通する複数の透
孔があり、ウェハー1の真空吸着が可能となっている。
リング部2bにはウェハー1と相似形かつウェハー1よ
りも大きく形成した中空部11が形成されており、相似
形ゆえにリング部2bにもウェハー1のオリフラ1aに
対応するオリフラ12を有する。ウェハー1が基体2に
載置される前に基体2を低速回転し光電センサ9にて検
出板8を検出することによって基体2の位置決めを行
う。その後ウェハー1が中空部11にその内壁面と間隙
をもって嵌合され、載置部2a上に載置固定される。な
お、ウェハー1の搬入は、ウェハー1を予めオリフラ1
aを基準として位置決めしておき、次いで搬送アーム
(図示せず)で運ぶことによって行われる。従ってこの
一連の位置決め操作により、オリフラ1aとオリフラ1
2は平行に対向配置され、ウェハー1周縁と中空部11
内壁の間隙は全周に亘って均一にできる。続いて、ウェ
ハー1上にレジスト3がレジスト塗布用ノズル4から流
下され、基体2が回転する。その遠心回転によりある程
度の余剰レジストが除去され、飛散しきれない余剰レジ
スト5はリング部2bの上面に成長する。
【0011】一方、必要に応じレジスト塗布後のウェハ
ー1の端面にレジスト3が付着するのを防ぐため、レジ
ストの回転塗布時にリンスノズル7からレジスト除去溶
剤を噴出・塗布する。リンスノズル7はその先端をウェ
ハー1とリング部2bの間隙近傍に指向し、レジスト除
去溶剤の到達範囲はオリフラ1aとその他のウェハー1
の外周との位置偏差を包含するよう広くしてある。レジ
スト3の塗布完了後、基体2を低速回転しながらリンス
ノズル7からレジスト除去溶剤を噴出・塗布し、ウェハ
ー1とリング部2bの間隙に横たわるレジストを溶解
し、ウェハー1上に形成された均一なレジスト膜とクラ
ウンの形成されたリング部2b上の余剰レジストを溶断
・分離する。
ー1の端面にレジスト3が付着するのを防ぐため、レジ
ストの回転塗布時にリンスノズル7からレジスト除去溶
剤を噴出・塗布する。リンスノズル7はその先端をウェ
ハー1とリング部2bの間隙近傍に指向し、レジスト除
去溶剤の到達範囲はオリフラ1aとその他のウェハー1
の外周との位置偏差を包含するよう広くしてある。レジ
スト3の塗布完了後、基体2を低速回転しながらリンス
ノズル7からレジスト除去溶剤を噴出・塗布し、ウェハ
ー1とリング部2bの間隙に横たわるレジストを溶解
し、ウェハー1上に形成された均一なレジスト膜とクラ
ウンの形成されたリング部2b上の余剰レジストを溶断
・分離する。
【0012】最後に、レジスト膜が形成されたウェハー
1を搬出後、基体2を回転させ、クリーニングノズル6
からレジスト除去溶剤を滴下し、リング部2b上面に残
留した余剰レジスト5を除去する。なお、ウェハー1の
搬出は、図示しないアクチュエータに連動する突き上げ
ピン14、14、・・・が上昇し、ウェハー1を持ち上
げ、上記搬送アームがウェハー1を運ぶことによって行
われる。
1を搬出後、基体2を回転させ、クリーニングノズル6
からレジスト除去溶剤を滴下し、リング部2b上面に残
留した余剰レジスト5を除去する。なお、ウェハー1の
搬出は、図示しないアクチュエータに連動する突き上げ
ピン14、14、・・・が上昇し、ウェハー1を持ち上
げ、上記搬送アームがウェハー1を運ぶことによって行
われる。
【0013】以上、実施例について述べたが、本発明は
種々の変更が可能である。例えば上記実施例ではリンス
ノズル7を管状とし、レジスト除去溶剤の噴出範囲を広
げることでウェハーの全周にレジスト除去溶剤を塗布す
るように構成したが、先端を細くし、レジスト除去溶剤
の噴出範囲を狭め、ウェハー1の外周位置の変位に沿っ
て可動させるようにするか、幅の広いノズルを使用する
ことによってもオリフラ1aとオリフラ12の隙間に溜
まるレジストを除去することができる。また、リング部
2bの位置決めに検出板8を使用したが、リング部2b
に透孔を設け、光電センサ9が該透孔を検出する構成と
しても良く、センサも光電センサでなく、磁界や静電容
量の変化に反応する他のセンサを使用しても良い。余剰
レジストがウェハーとリング部の間隙に流れ込まずにリ
ング部上へ移動し、リンスノズルから噴出されるレジス
ト除去溶剤が十分にレジストへ接触するためのウェハー
とリング部の間隙は0.5〜5mm好ましくは1〜2m
mである。
種々の変更が可能である。例えば上記実施例ではリンス
ノズル7を管状とし、レジスト除去溶剤の噴出範囲を広
げることでウェハーの全周にレジスト除去溶剤を塗布す
るように構成したが、先端を細くし、レジスト除去溶剤
の噴出範囲を狭め、ウェハー1の外周位置の変位に沿っ
て可動させるようにするか、幅の広いノズルを使用する
ことによってもオリフラ1aとオリフラ12の隙間に溜
まるレジストを除去することができる。また、リング部
2bの位置決めに検出板8を使用したが、リング部2b
に透孔を設け、光電センサ9が該透孔を検出する構成と
しても良く、センサも光電センサでなく、磁界や静電容
量の変化に反応する他のセンサを使用しても良い。余剰
レジストがウェハーとリング部の間隙に流れ込まずにリ
ング部上へ移動し、リンスノズルから噴出されるレジス
ト除去溶剤が十分にレジストへ接触するためのウェハー
とリング部の間隙は0.5〜5mm好ましくは1〜2m
mである。
【0014】
【効果】以上説明したように、本発明はウェハー上面と
面一に延長させたリング部上面に遠心回転により広がっ
たレジストの余剰レジストが溜まるため、オリフラ部分
を含むウェハー周縁にクラウンの発生もなく、均一な膜
厚を形成することができ、後工程における露光精度も上
げられる。また、高粘度のレジストを使用した場合で
も、従来装置のようにクラウン除去工程が必要になると
いったことはなくなり、コストダウンを図ることができ
る。また、ウェハー裏面や端面にレジストの付着がない
ため、後工程で問題となるレジスト剥離や遊離レジスト
粉の発生がなくなる。
面一に延長させたリング部上面に遠心回転により広がっ
たレジストの余剰レジストが溜まるため、オリフラ部分
を含むウェハー周縁にクラウンの発生もなく、均一な膜
厚を形成することができ、後工程における露光精度も上
げられる。また、高粘度のレジストを使用した場合で
も、従来装置のようにクラウン除去工程が必要になると
いったことはなくなり、コストダウンを図ることができ
る。また、ウェハー裏面や端面にレジストの付着がない
ため、後工程で問題となるレジスト剥離や遊離レジスト
粉の発生がなくなる。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】図1の実施例に使用する基体上面を示す図であ
る。
る。
1、ウェハー 1a、オリフラ 2、基体 2a、載置部 2b、リング部 2c、支持板 3、レジスト 4、レジスト塗布用ノズル 5、余剰レジスト 6、クリーニングノズル 7、リンスノズル 8、検出板 9、光電センサ 10、コーターカップ 11、中空部 12、オリフラ 13、シャフト 14、突き上げピン
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上にレジストを流下するレジ
スト塗布用ノズルと、該半導体基板を載置し回転させる
基体を具備するレジスト塗布装置において、前記基体を
前記半導体基板より小さく形成した載置部と、中央に前
記半導体基板と相似形にかつ該半導体基板よりも大きく
形成した中空部を有し該中空部内に位置させた前記載置
部に複数の支持板を介して支持されたリング部とから形
成し、前記載置部上面と前記リング部上面の位置に前記
半導体基板厚さと略一致する段差を設け、前記基体の下
方に、レジスト除去溶剤を噴出するリンスノズルを配設
し、該リンスノズルのレジスト除去溶剤吐出口を前記載
置部上に載置された前記半導体基板と前記リング部の間
隙に指向させていることを特徴とするレジスト塗布装
置。 - 【請求項2】 前記半導体基板を前記リング部の中空部
に該半導体基板周縁と該中空部内壁面に間隙を持たせて
嵌合し前記載置部上に載置する工程と、前記レジスト塗
布用ノズルよりレジストを流下し前記基体を回転し該レ
ジストを塗布する工程と、前記半導体基板と前記リング
部の間隙に前記リンスノズルよりレジスト除去溶剤を噴
出・塗布し、前記半導体基板上に塗布されたレジストと
前記リング部上に塗布されたレジストを溶断・分離する
工程とを有することを特徴とする請求項1に記載のレジ
スト塗布装置を使用したレジスト塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6262045A JPH08107063A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | レジスト塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6262045A JPH08107063A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | レジスト塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107063A true JPH08107063A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17370269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6262045A Pending JPH08107063A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | レジスト塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08107063A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103155097A (zh) * | 2010-10-19 | 2013-06-12 | Ev集团有限责任公司 | 用于涂覆晶片的装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6262045A patent/JPH08107063A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103155097A (zh) * | 2010-10-19 | 2013-06-12 | Ev集团有限责任公司 | 用于涂覆晶片的装置 |
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