JPH0810527Y2 - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JPH0810527Y2
JPH0810527Y2 JP339191U JP339191U JPH0810527Y2 JP H0810527 Y2 JPH0810527 Y2 JP H0810527Y2 JP 339191 U JP339191 U JP 339191U JP 339191 U JP339191 U JP 339191U JP H0810527 Y2 JPH0810527 Y2 JP H0810527Y2
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JP
Japan
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blade
cut
rotary
cutting
support table
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Application number
JP339191U
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JPH0497693U (ja
Inventor
真治 木村
利英 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は段ボールシートなどの帯
板状軟質材を回転刃物で縦断する切断装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の段ボールシート等の切断装置はス
リッタと称し、上下に配置した回転軸に、各々かなり厚
手の回転刃物を食い違い状に対設し、同回転軸を、被切
断材の移送速度より前記回転刃物の周速度が若干速くな
るように回転させながら、回転刃物の両刃間に、被切断
材を挟み込んで剪断する方式であった。
【0003】このため、被切断材が段ボールシート等の
様に、表面にライナ紙、内部に波形の芯紙を貼合した段
ボールシートのような複合紙では、刃物による切断開始
以前に上下刃物による圧縮作用を受けて、切断部付近が
変形し、かつ切断も厚い刃物による剪断であるため、切
口が潰れ、所謂カラスの足跡を生じる不具合があった。
また上下刃物の間隙調整には、極力良好な切断面を得る
ために、厳密な刃先調整が要求されていた。更に切断幅
が変更される都度、上下回転軸上の刃物を夫々移動調整
する必要があり、かつこの位置合せには、多大の労力、
時間と熟練を要していた。
【0004】そこで従来も前記欠点を改善するものとし
て、1枚の回転刃物による切断装置が提案されており、
その1例を図4〜図6に示すと、回転刃物1aは固定治
具2aとボルト8a等で固定されると共に、固定治具2
aは回転軸3aに嵌着されている。また被切断材5を切
断点で支持する為に、ウレタン等の軟質材或いはブラシ
6を回転軸7に嵌着、或いは植設してある。なお、回転
軸3a及び7は、その両端部においてフレーム4aに軸
受を介して回転自在に支承されている。なお、図中9a
は被切断材5を支持し、かつ移送するための支持ロール
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の切断装置に
おいては、回転刃物1aの刃先部に対向して被切断材5
の受け材として、ウレタン,ブラシ等を対設してあり、
この様な切断方式で、回転刃物1aの回転を速め、切断
面の損傷、変形を改善しているが、反面、被切断材5或
いは受け材6と刃物1aとの摩擦による発熱により、刃
先が過熱して軟質化し、刃物の切味を消失するのみなら
ず、摩耗を早める欠点があった。また受け材6も刃物1
aとの接触により、双方が摩耗その他の損傷を生ずる等
の不具合もあった。更に切断時の切断荷重垂直方向成分
により、受け材のブラシが変形され、被切断材5が撓
み、刃物から逃げて切口と切味の劣化を生じる欠点もあ
った。
【0006】本考案は前記従来の課題を解決するために
提案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、回転
軸に固着され同回転軸の回転に伴って所定速度で所定方
向へ回転する回転刃物によって、所定方向へ所定の速度
で走行する帯板状軟質材の被切断材を、その走行方向に
沿って切断する切断装置において、回転刃物を挟む様に
同回転刃物両側面と僅かな間隙を持った支持テーブルを
設置すると共に、同回転刃物刃先が同支持テーブルを貫
通するようにし、かつ同支持テーブルは、回転刃物が軸
方向の任意の位置へ移動する時、同支持テーブルが回転
刃物の側面によって追従移動できるよう転動機構によっ
て支持されてなるもので、これを課題解決のための手段
とするものである。
【0008】
【作用】回転刃物を挟むように回転刃物両側面と僅かな
間隙を持った支持テーブルを設置したことにより、被切
断材を回転刃物の切断位置まで走行レベルを変えること
なく確実に支持することができると共に、刃物による切
断時の切断荷重垂直方向成分によって従来のように被切
断材が撓み、刃物から逃げて切り口と切味の劣化を引き
起こすのを防止することができ、かつ刃物刃先が受け材
と接触する事なしに、支持テーブルの溝部を通過する
為、刃物刃先と受け材との摩擦による発熱がなく、刃先
の損失を防ぎ、かつ摩耗しないことにより刃物寿命が著
しく延びる。よって軟質の帯状板材の被切断材、特に段
ボールシートのスリッタに採用して好適な切断装置が提
供できる。
【0009】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1〜図3は本考案の実施例を示し、図1は側断面
図、図2は図1のA〜A断面図、図3は図2のB〜B矢
視図である。図1〜図3において、回転刃物1は回転軸
3に嵌着されて軸方向へ移動できるように取付けられる
と共に、回転軸3上の任意の位置において、固定できる
ように構成された固定治具2に、複数本のボルト8を介
して固着されている。
【0010】回転軸3はその両端部において、フレーム
4に軸受を介して回転自在に支承され、図示されていな
い原動機に変速機等を介して連結されている。9は被切
断材5を水平方向に支持して移送する為の支持ロールで
あり、同支持ロール9にて支持された被切断材5の下面
に沿う様に刃物1が貫通するため、回転刃物1の厚さt
より僅かに広い巾Pの溝を有する支持テーブル10が、
回転刃物1の下側に設置されている。支持テーブル10
は、回転刃物1が軸方向の任意の位置へ移動する時、同
刃物1の側面によって軽く追従移動させられるようにな
っている。即ち、支持テーブル10に固着された支持金
具11に支承されたピン12は、回転コロ13が同回転
自在に支えられ、かつ同回転コロ13は、フレーム4間
にわたって両端をフレーム4に固着された梁14の上の
移動レール15,15a上に支えられており、支持テー
ブル10は同コロ13を介して同レール15,15a上
を移動できるようになっている。なお、回転コロ13,
支持金具11,ピン12,移動レール15,15aによ
り支持テーブルの転動機構を構成している。
【0011】次に作用を説明すると、回転軸3は高速回
転され、被切断材5はコンベア等と支持ロール9で移送
されて回転する刃物1で連続的に切断されるが、被切断
材5は回転刃物1による切断点まで、切断時の切断荷重
垂直方向成分に対して充分剛性のある支持テーブル10
で確実に支持されて移送される為、撓み変形の大きい軟
弱な被切断材5でも、常に一定の切断形態で切断する事
が可能であり、回転刃物1の切断荷重垂直方向成分によ
って、被切断材5が撓み、回転刃物1から逃げて、切口
と切味の劣化を引き起こすのを防止することができる。
【0012】更に回転刃物1の刃先は、被切断材5を切
断する為に被切断材5の上面から下面に向けて通過する
が、通過後も支持テーブル10の溝部を接触する事なし
に通過するため、刃物刃先は被切断材5を切断するため
のみに作用し、従来の切断装置の様に、相手受け材とは
接触しないため、受け材と刃物刃先相互の損傷を防止す
ることが出来る。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案は支持テ
ーブルを設けたので、従来のように切断時の切断荷重垂
直方向成分により、被切断材が撓み、刃物から逃げて切
口と切味の劣化を引き起こす等の欠点を防止することが
できる。また刃物刃先と相手受け材である支持テーブル
が接触しないため、刃物と支持テーブルの損傷がなく、
かつ刃物刃先の摩擦熱による刃物の軟質化及びそれに基
づく刃物寿命劣化を防止できる。更に回転刃物が軸方向
の任意の位置へ移動しても、支持テーブルが転動機構に
よって支持されていて追従移動出来る為、軸方向の如何
なる切断位置でも前述の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る切断装置の正面断面図で
ある。
【図2】図1のA〜A断面図である。
【図3】図2のB〜B矢視図である。
【図4】従来の切断装置の1例を示す正面断面図であ
る。
【図5】図4の1部を拡大して示す断面図である。
【図6】図4のC〜C断面図である。
【符号の説明】
1 回転刃物 2 固定治具 3 回転軸 4 フレーム 5 被切断材 8 ボルト 9 支持ロール 10 支持テーブル 11 支持金具 12 ピン 13 回転コロ 14 梁 15,15a 移動レール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固着され同回転軸の回転に伴っ
    て所定速度で所定方向へ回転する回転刃物によって、所
    定方向へ所定の速度で走行する帯板状軟質材の被切断材
    を、その走行方向に沿って切断する切断装置において、
    回転刃物を挟む様に同回転刃物両側面と僅かな間隙を持
    った支持テーブルを設置すると共に、同回転刃物刃先が
    同支持テーブルを貫通するようにし、かつ同支持テーブ
    ルは、回転刃物が軸方向の任意の位置へ移動する時、同
    支持テーブルが回転刃物の側面によって追従移動できる
    よう転動機構によって支持されていることを特徴とする
    切断装置。
JP339191U 1991-01-11 1991-01-11 切断装置 Expired - Lifetime JPH0810527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP339191U JPH0810527Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP339191U JPH0810527Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0497693U JPH0497693U (ja) 1992-08-24
JPH0810527Y2 true JPH0810527Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31732279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP339191U Expired - Lifetime JPH0810527Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 切断装置

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JPH0497693U (ja) 1992-08-24

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Effective date: 19960917