JPH08104843A - 印刷インキ用組成物 - Google Patents
印刷インキ用組成物Info
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- JPH08104843A JPH08104843A JP27822794A JP27822794A JPH08104843A JP H08104843 A JPH08104843 A JP H08104843A JP 27822794 A JP27822794 A JP 27822794A JP 27822794 A JP27822794 A JP 27822794A JP H08104843 A JPH08104843 A JP H08104843A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】無着色で、経時による粘度変化や耐熱性の劣化
を起こさない印刷用インキ組成物を提供する。 【構成】 (1)印刷インキ用成分 :100重量部 (2)ジルコニウムキレート化合物を有機溶剤に溶解
し、水を添加或いは更に加熱処理することにより調整、
或いは水を含有した有機溶剤に溶解して調整した溶液或
いは更に加熱処理することにより調整した溶液からなる
架橋剤成分:1〜10重量部 からなることを特徴とする印刷インキ用組成物。ここで
架橋剤成分が、ジルコニウムテトラキスアセチルアセト
ナト100重量部に対して、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等の炭素数が1〜6のアルコー
ルを30〜200重量部、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素を100〜500重量部、アセチ
ルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等の
β−ジケトン或いはβ−ケトエステルを50〜150重
量部、水を0.1〜10重量部配合してなるジルコニウ
ムキレート化合物溶液を室温或いは40〜100℃に5
分〜1時間加熱混合して得られる組成物である。
を起こさない印刷用インキ組成物を提供する。 【構成】 (1)印刷インキ用成分 :100重量部 (2)ジルコニウムキレート化合物を有機溶剤に溶解
し、水を添加或いは更に加熱処理することにより調整、
或いは水を含有した有機溶剤に溶解して調整した溶液或
いは更に加熱処理することにより調整した溶液からなる
架橋剤成分:1〜10重量部 からなることを特徴とする印刷インキ用組成物。ここで
架橋剤成分が、ジルコニウムテトラキスアセチルアセト
ナト100重量部に対して、メタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等の炭素数が1〜6のアルコー
ルを30〜200重量部、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素を100〜500重量部、アセチ
ルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等の
β−ジケトン或いはβ−ケトエステルを50〜150重
量部、水を0.1〜10重量部配合してなるジルコニウ
ムキレート化合物溶液を室温或いは40〜100℃に5
分〜1時間加熱混合して得られる組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷インキ用成分に関
するものである。更に詳しくはジルコニウムテトラキス
アセチルアセトナトをアルコール、芳香族炭化水素、β
−ジケトン或いはβ−ケトエステル及び水からなる混合
溶媒に溶解し、室温或いは40〜100℃に5分〜1時
間加熱混合して得られるジルコニウムキレート化合物溶
液を架橋剤成分としてなる無着色で耐熱性に優れた印刷
インキ用組成物に関するものである。
するものである。更に詳しくはジルコニウムテトラキス
アセチルアセトナトをアルコール、芳香族炭化水素、β
−ジケトン或いはβ−ケトエステル及び水からなる混合
溶媒に溶解し、室温或いは40〜100℃に5分〜1時
間加熱混合して得られるジルコニウムキレート化合物溶
液を架橋剤成分としてなる無着色で耐熱性に優れた印刷
インキ用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品包装用の印刷インキは作業効率の点
から、高温短時間シールの高速自動製袋機の使用が一般
的となってきており、インキの耐熱性がより高いものが
要求されるようになってきている。印刷インキの耐熱性
は印刷インキ用成分の硝化綿とポリアミド樹脂に架橋剤
としてアルキルチタネート系キレート剤を使用する事に
より、耐熱性を向上させる技術が公知となっている。
(特開平5−295313参照) アルキルチタネート系キレート剤は架橋反応が溶媒の乾
燥と共に進行し、溶液状態では安定となっているので反
応の制御がしやすく、インキの増粘がしにくいので広く
使用されている。
から、高温短時間シールの高速自動製袋機の使用が一般
的となってきており、インキの耐熱性がより高いものが
要求されるようになってきている。印刷インキの耐熱性
は印刷インキ用成分の硝化綿とポリアミド樹脂に架橋剤
としてアルキルチタネート系キレート剤を使用する事に
より、耐熱性を向上させる技術が公知となっている。
(特開平5−295313参照) アルキルチタネート系キレート剤は架橋反応が溶媒の乾
燥と共に進行し、溶液状態では安定となっているので反
応の制御がしやすく、インキの増粘がしにくいので広く
使用されている。
【0003】しかしながら、チタネート化合物は強い着
色性を示したり、架橋反応が進むと呈色することから、
淡色系や白色系ではしばしばその黄色味を呈する事が問
題となっている。
色性を示したり、架橋反応が進むと呈色することから、
淡色系や白色系ではしばしばその黄色味を呈する事が問
題となっている。
【0004】そこで、淡色系や白色系では同様の架橋特
性を有するジルコニウム化合物の検討が進められてきて
いる。我々は既にジルコニウムテトラキスアセチルアセ
トナトを特定の割合で混合されたトルエン−メタノール
溶液に高濃度に溶解し、安定剤としてカルボン酸を使用
する事により、無着色で耐熱性に優れたインキの架橋剤
成分となり得る事を提案した。(特願平5−29539
9号)
性を有するジルコニウム化合物の検討が進められてきて
いる。我々は既にジルコニウムテトラキスアセチルアセ
トナトを特定の割合で混合されたトルエン−メタノール
溶液に高濃度に溶解し、安定剤としてカルボン酸を使用
する事により、無着色で耐熱性に優れたインキの架橋剤
成分となり得る事を提案した。(特願平5−29539
9号)
【0005】しかし、安定剤としてカルボン酸を添加し
たジルコニウムテトラキスアセチルアセトナトをトルエ
ン−メタノール溶液からなる高濃度の架橋剤成分であっ
ても、初期は優れたヒートシール性を有しているが、経
時によりその耐熱性が劣化していくことが問題としては
生じてきた。
たジルコニウムテトラキスアセチルアセトナトをトルエ
ン−メタノール溶液からなる高濃度の架橋剤成分であっ
ても、初期は優れたヒートシール性を有しているが、経
時によりその耐熱性が劣化していくことが問題としては
生じてきた。
【0006】実用上インキは出荷されてから6ヶ月〜1
年の間にも使用されるのは一般的であるので、経時変化
を起こさない架橋剤成分の検討が必要とされていた。
年の間にも使用されるのは一般的であるので、経時変化
を起こさない架橋剤成分の検討が必要とされていた。
【0007】
[発明の概要]本発明者等は、上記の課題を解決するた
めに鋭意研究を重ねた結果、ジルコニウムテトラキスア
セチルアセトナトを有機溶剤に溶解し、水を添加或いは
更に加熱処理することにより調整した架橋剤成分を添加
して得られる印刷インキ組成物は、無着色で経時変化に
よる耐熱性の劣化が防止される知見が得られ、本発明に
至った。
めに鋭意研究を重ねた結果、ジルコニウムテトラキスア
セチルアセトナトを有機溶剤に溶解し、水を添加或いは
更に加熱処理することにより調整した架橋剤成分を添加
して得られる印刷インキ組成物は、無着色で経時変化に
よる耐熱性の劣化が防止される知見が得られ、本発明に
至った。
【0008】即ち、本発明の印刷インキ用組成物は、 (1)印刷インキ用組成物 (2)ジルコニウムキレート化合物を有機溶剤に溶解
し、水を添加或いは更に加熱処理することにより調整、
或いは水を含有した有機溶剤に溶解して調整した溶液或
いは更に加熱処理することにより調整した溶液からなる
架橋剤成分:1〜10重量部 からなることを特徴とする印刷インキ用組成物である。
し、水を添加或いは更に加熱処理することにより調整、
或いは水を含有した有機溶剤に溶解して調整した溶液或
いは更に加熱処理することにより調整した溶液からなる
架橋剤成分:1〜10重量部 からなることを特徴とする印刷インキ用組成物である。
【0009】ここで架橋剤成分が、ジルコニウムテトラ
キスアセチルアセトナト100重量部に対して、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数
が1〜6のアルコールを30〜200重量部、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素を100〜
500重量部、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、
アセト酢酸エチル等のβ−ジケトン或いはβ−ケトエス
テルを50〜150重量部、水を0.1〜10重量部配
合してなるジルコニウムキレート化合物溶液を室温或い
は40〜100℃に5分〜1時間加熱混合して得られる
組成物である請求項1記載の印刷インキ用組成物。 [発明の具体的説明]
キスアセチルアセトナト100重量部に対して、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数
が1〜6のアルコールを30〜200重量部、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素を100〜
500重量部、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、
アセト酢酸エチル等のβ−ジケトン或いはβ−ケトエス
テルを50〜150重量部、水を0.1〜10重量部配
合してなるジルコニウムキレート化合物溶液を室温或い
は40〜100℃に5分〜1時間加熱混合して得られる
組成物である請求項1記載の印刷インキ用組成物。 [発明の具体的説明]
【0010】(1)印刷インキ用組成物 本発明に関わる印刷インキに使用される樹脂、添加剤、
溶剤は以下の通りである。樹脂としてはポリアミンと重
合脂肪酸との重合反応で得られるポリアミド樹脂、硝化
綿、セルロース、アクリル樹脂、塩ビ酢ビ共重合樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、環化ゴム、プチラール樹脂
等を使用することが出来る。
溶剤は以下の通りである。樹脂としてはポリアミンと重
合脂肪酸との重合反応で得られるポリアミド樹脂、硝化
綿、セルロース、アクリル樹脂、塩ビ酢ビ共重合樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、環化ゴム、プチラール樹脂
等を使用することが出来る。
【0011】顔料としては無機顔料や有機顔料が挙げら
れ、その他添加剤としてポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックス、ポリエステル系ワックス、可塑剤、
界面活性剤、分散剤、消泡剤、レベリング剤、シリコー
ン等が使用される。
れ、その他添加剤としてポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックス、ポリエステル系ワックス、可塑剤、
界面活性剤、分散剤、消泡剤、レベリング剤、シリコー
ン等が使用される。
【0012】溶剤としては、トルエン、キシレン、シク
ロヘキサン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート等を使用することが出来る。
ロヘキサン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート等を使用することが出来る。
【0013】(2)架橋剤成分 本発明の印刷インキ用組成物の架橋剤成分は、ジルコニ
ウムテトラキスアセチルアセトナト100重量部に対し
て、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等の炭素数が1〜6のアルコールを30〜200重量
部、好ましくは40〜100重量部:ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素を100〜500重量
部、好ましくは200〜300重量部:アセチルアセト
ン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸
ブチル等のβ−ジケトン或いはβ−ケトエステルを50
〜150重量部、好ましくは60〜100重量部:水を
0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜10重量部配
合してなるジルコニウムキレート化合物溶液を室温或い
は40〜100℃に5分〜1時間、好ましくは10〜3
0分加熱混合して得られる組成物である。
ウムテトラキスアセチルアセトナト100重量部に対し
て、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等の炭素数が1〜6のアルコールを30〜200重量
部、好ましくは40〜100重量部:ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素を100〜500重量
部、好ましくは200〜300重量部:アセチルアセト
ン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸
ブチル等のβ−ジケトン或いはβ−ケトエステルを50
〜150重量部、好ましくは60〜100重量部:水を
0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜10重量部配
合してなるジルコニウムキレート化合物溶液を室温或い
は40〜100℃に5分〜1時間、好ましくは10〜3
0分加熱混合して得られる組成物である。
【0014】[水の添加効果]ジルコニウムテトラキス
アセチルアセトナトが印刷インキ用組成物の架橋特性に
優れているのは既に特願平5−295399号の特許で
提案したが、本発明において使用される水の機構につい
ては明確ではないが、幾つかの機構が考えられ、例え
ば、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナトの溶液
に水を添加した場合にアコイオンが配位するケース、も
しくはアセチルアセトン基が一部解離してOH基が生成
するケース、或いは縮合してZr−O−Zr結合の生成
するケース、その他の機構が考えられるが、現在は特定
されてはいない。しかしながら、このいずれかの機構で
あっても本発明の効果に影響を与えるものではない。
アセチルアセトナトが印刷インキ用組成物の架橋特性に
優れているのは既に特願平5−295399号の特許で
提案したが、本発明において使用される水の機構につい
ては明確ではないが、幾つかの機構が考えられ、例え
ば、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナトの溶液
に水を添加した場合にアコイオンが配位するケース、も
しくはアセチルアセトン基が一部解離してOH基が生成
するケース、或いは縮合してZr−O−Zr結合の生成
するケース、その他の機構が考えられるが、現在は特定
されてはいない。しかしながら、このいずれかの機構で
あっても本発明の効果に影響を与えるものではない。
【0015】[印刷インキ用組成物の調整]上記印刷イ
ンキ用成分100重量部に対して架橋剤成分を1〜10
重量部、好ましくは2〜6重量部配合することにより、
印刷インキ用組成物を製造することが出来る。上記架橋
剤成分は上記範囲より少ないと架橋効果が十分でなく、
上記範囲より多いと粘度変化が発生して印刷インキ用組
成物として不適となる。
ンキ用成分100重量部に対して架橋剤成分を1〜10
重量部、好ましくは2〜6重量部配合することにより、
印刷インキ用組成物を製造することが出来る。上記架橋
剤成分は上記範囲より少ないと架橋効果が十分でなく、
上記範囲より多いと粘度変化が発生して印刷インキ用組
成物として不適となる。
【0016】
(a)評価方法 インキの安定性 印刷インキ用成分に架橋剤成分を配合して調整した白色
印刷インキ用組成物の粘度をザーンカップ(No.4)
で測定し、粘度による経時変化を調べた。尚、30秒以
上のものは事実上印刷インキとして適さない。 耐熱性 上記白色印刷インキ用組成物を20μのコロナ処理OP
Pフィルムにバーコーター(No.5)で塗布して印刷
した後、一昼夜室温で乾燥した。熱傾斜型試験機(東洋
精機製作所)を用い、140〜180℃迄の間、10℃
刻みの温度で1kg/cm2、1秒間アルミ箔を重ねた
上記印刷面を熱圧着し、冷却後アルミ箔を剥がした際、
印刷面上のインキ塗膜がアルミ箔には剥ぎ取られず完全
な状態を示す最高温度を耐熱性として表した。 着色性評価 上記印刷したフィルムを10枚重ねて、架橋剤成分未添
加のものを標準として色相・色差計で測定した。
印刷インキ用組成物の粘度をザーンカップ(No.4)
で測定し、粘度による経時変化を調べた。尚、30秒以
上のものは事実上印刷インキとして適さない。 耐熱性 上記白色印刷インキ用組成物を20μのコロナ処理OP
Pフィルムにバーコーター(No.5)で塗布して印刷
した後、一昼夜室温で乾燥した。熱傾斜型試験機(東洋
精機製作所)を用い、140〜180℃迄の間、10℃
刻みの温度で1kg/cm2、1秒間アルミ箔を重ねた
上記印刷面を熱圧着し、冷却後アルミ箔を剥がした際、
印刷面上のインキ塗膜がアルミ箔には剥ぎ取られず完全
な状態を示す最高温度を耐熱性として表した。 着色性評価 上記印刷したフィルムを10枚重ねて、架橋剤成分未添
加のものを標準として色相・色差計で測定した。
【0017】(b)印刷インキ成分の調整 トーマイド#395(富士化成工業(株)製):10重
量部、酸化チタン:21重量部、硝化綿RS1/4:6
重量部、トルエン:37重量部、イソプロピルアルコー
ル16重量部、酢酸エチル:10重量部、酸化防止剤:
0.1重量部をボールミルで練肉し、白色印刷インキ成
分を得た。
量部、酸化チタン:21重量部、硝化綿RS1/4:6
重量部、トルエン:37重量部、イソプロピルアルコー
ル16重量部、酢酸エチル:10重量部、酸化防止剤:
0.1重量部をボールミルで練肉し、白色印刷インキ成
分を得た。
【0018】(c)架橋剤成分の調整 [架橋剤成分1]トルエン50重量部、メタノール20
重量部、アセチルアセトン10重量部からなる混合溶媒
に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト20重
量部を加えて溶解させた後、イオン交換水0.05重量
部を加えて、40℃の温度で30分間加熱して架橋剤成
分1を得た。
重量部、アセチルアセトン10重量部からなる混合溶媒
に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト20重
量部を加えて溶解させた後、イオン交換水0.05重量
部を加えて、40℃の温度で30分間加熱して架橋剤成
分1を得た。
【0019】[架橋剤成分2]キシレン50重量部、メ
タノール10重量部、アセト酢酸メチル20重量部及び
イオン交換水0.1重量部からなる混合溶媒に、ジルコ
ニウムテトラキスアセチルアセトナト20重量部を加え
て溶解させた後、60℃の温度で30分間加熱して架橋
剤成分2を得た。
タノール10重量部、アセト酢酸メチル20重量部及び
イオン交換水0.1重量部からなる混合溶媒に、ジルコ
ニウムテトラキスアセチルアセトナト20重量部を加え
て溶解させた後、60℃の温度で30分間加熱して架橋
剤成分2を得た。
【0020】[架橋剤成分3]トルエン50重量部とエ
タノール10重量部からなる混合溶媒に、ジルコニウム
テトラキスアセチルアセトナト20重量部を加えて溶解
させた後、アセト酢酸エチル20重量部及びイオン交換
水0.3重量部を加えて、80℃の温度で10分間加熱
して架橋剤成分3を得た。
タノール10重量部からなる混合溶媒に、ジルコニウム
テトラキスアセチルアセトナト20重量部を加えて溶解
させた後、アセト酢酸エチル20重量部及びイオン交換
水0.3重量部を加えて、80℃の温度で10分間加熱
して架橋剤成分3を得た。
【0021】[架橋剤成分4]トルエン50重量部とメ
タノール20重量部及び交換水0.2重量部からなる混
合溶媒に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト
20重量部を加えて溶解させた後、アセチルアセトン1
0重量部を加えて室温で30分間攪拌して架橋剤成分4
を得た。
タノール20重量部及び交換水0.2重量部からなる混
合溶媒に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト
20重量部を加えて溶解させた後、アセチルアセトン1
0重量部を加えて室温で30分間攪拌して架橋剤成分4
を得た。
【0022】[実施例1〜4]架橋剤成分が未添加の白
色インキ成分(粘度:18秒)100重量部に、上記の
架橋剤成分1〜4を3重量部加えて、ボールミル中室温
で2時間撹拌して印刷インキ用組成物を調整した。この
印刷インキ用組成物の粘度及びOPPフィルムに印刷し
た印刷画について耐熱性及び着色性を調べた試験結果を
表Iに示す。
色インキ成分(粘度:18秒)100重量部に、上記の
架橋剤成分1〜4を3重量部加えて、ボールミル中室温
で2時間撹拌して印刷インキ用組成物を調整した。この
印刷インキ用組成物の粘度及びOPPフィルムに印刷し
た印刷画について耐熱性及び着色性を調べた試験結果を
表Iに示す。
【0023】[比較例1]トルエン60重量部とメタノ
ール20重量部からなる混合溶媒に、ジルコニウムテト
ラキスアセチルアセトナト20部を加えて溶解させて架
橋剤成分5を得た。実施例1〜4と同様に印刷インキ用
組成物を調整し試験を行った。試験結果を表Iに示す。
ール20重量部からなる混合溶媒に、ジルコニウムテト
ラキスアセチルアセトナト20部を加えて溶解させて架
橋剤成分5を得た。実施例1〜4と同様に印刷インキ用
組成物を調整し試験を行った。試験結果を表Iに示す。
【0024】[比較例2]トルエン60重量部とメタノ
ール10重量部からなる混合溶媒に酢酸10部を加えた
混合液に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト
20重量部を加えて溶解させて架橋剤成分6を得た。実
施例1〜4と同様に印刷インキ用組成物を調整し試験を
行った。試験結果を表Iに示す。
ール10重量部からなる混合溶媒に酢酸10部を加えた
混合液に、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトナト
20重量部を加えて溶解させて架橋剤成分6を得た。実
施例1〜4と同様に印刷インキ用組成物を調整し試験を
行った。試験結果を表Iに示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明の印刷用インキ組成物は無着色で
架橋特性の優れたジルコニウムキレート化合物を含有し
ているので長時間経時しても粘度や耐熱性が変化しない
優れた印刷用インキ組成物である。
架橋特性の優れたジルコニウムキレート化合物を含有し
ているので長時間経時しても粘度や耐熱性が変化しない
優れた印刷用インキ組成物である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (1)印刷インキ用成分 :100重量部 (2)ジルコニウムキレート化合物を有機溶剤に溶解
し、水を添加或いは更に加熱処理することにより調整、
或いは水を含有した有機溶剤に溶解して調整した溶液或
いは更に加熱処理することにより調整した溶液からなる
架橋剤成分:1〜10重量部 からなることを特徴とする印刷インキ用組成物。 - 【請求項2】架橋剤成分が、ジルコニウムテトラキスア
セチルアセトナト100重量部に対して、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数が1〜
6のアルコールを30〜200重量部、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素を100〜500重
量部、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢
酸エチル等のβ−ジケトン或いはβ−ケトエステルを5
0〜150重量部、水を0.1〜10重量部配合してな
るジルコニウムキレート化合物溶液を室温或いは40〜
100℃に5分〜1時間加熱混合して得られる組成物で
ある請求項1記載の印刷インキ用組成物。 - 【請求項3】印刷インキ用組成物が硝化綿及びポリアミ
ド樹脂を含有する印刷インキ用組成物である請求項1及
び請求項2記載の印刷インキ用組成物。 - 【請求項4】印刷インキ用組成物がグラビアインキ用成
分である請求項1〜3のいずれかに記載の印刷インキ用
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27822794A JPH08104843A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 印刷インキ用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27822794A JPH08104843A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 印刷インキ用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104843A true JPH08104843A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17594395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27822794A Pending JPH08104843A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 印刷インキ用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08104843A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007105715A1 (ja) | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Dic Corporation | 印刷インキ組成物 |
JP2015151533A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 印刷インキ組成物 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP27822794A patent/JPH08104843A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007105715A1 (ja) | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Dic Corporation | 印刷インキ組成物 |
JP2015151533A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 印刷インキ組成物 |
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