JPH08104814A - 熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤 - Google Patents

熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤

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JPH08104814A
JPH08104814A JP6266157A JP26615794A JPH08104814A JP H08104814 A JPH08104814 A JP H08104814A JP 6266157 A JP6266157 A JP 6266157A JP 26615794 A JP26615794 A JP 26615794A JP H08104814 A JPH08104814 A JP H08104814A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
lubricant
silicone
temperature
molding
Prior art date
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Application number
JP6266157A
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English (en)
Inventor
Takahide Hirota
恭秀 広田
Tsugio Ogawa
次夫 小川
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Kyoeisha Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kyoeisha Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱可塑性樹脂の物理的性質の低下なしに成形
加工時に優れた滑性及び離型性を与えることができる熱
可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤を提供する。 【構成】 下記一般式〔A〕を主剤として含有すること
を特徴とする熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑
剤: 式中、R1 は炭素数1〜6のアルキル基、R2 は炭素数
6〜60のアルキル基を表し、それぞれ単一の種類であ
っても複数の種類が存在してもかまわない。mは0〜1
000の整数、nは1〜1000の整数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂成形加工用
シリコーン系滑剤に関する。さらに詳しくは、熱可塑性
樹脂を成形加工する際に熱可塑性樹脂に配合することに
より、流動性を改善し、成形加工性を与え、金型離型性
を向上させ、金型汚染やメヤニ発生を防止し、作業効率
を著しく向上させ、プラスチック材料に摺動性、耐摩耗
性を付与する、側鎖に長鎖アルキル基を含むシリコーン
化合物系滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱可塑性樹脂は、射出成形、押
出成形、中空成形、プレス成形等の成形加工において、
溶融粘度が高いため、成形加工性が低かったり、金型を
汚染(プレートアウト)したり、金型からはずれにくい
といった欠点を有している。熱可塑性樹脂を高温加圧下
で成形する場合、加熱された樹脂が、機械のシリンダー
部分に粘着し、流動性が悪くなり、加工性が低下した
り、長時間滞留により、樹脂が劣化し、中空成形におい
てはメヤニが発生するというトラブルがあった。これら
は樹脂の滑性、離型性の悪さに起因するものであり、か
かる不利益を防止する目的で滑剤、離型剤が使用されて
きた。
【0003】従来より使用されている熱可塑性樹脂成形
加工用滑剤としては、たとえば、低分子量ポリエチレン
ワックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸エステル、高級
脂肪酸アマイドなどが内部滑剤として、また、ジメチル
ポリシロキサンが外部滑剤としてあげられる。
【0004】しかしながら、これらの滑剤は離型性や滑
性が不十分なため未だ満足できるものではなく、特に加
工温度の高い熱可塑性樹脂の場合軟化点が低いため加工
時に滑性低下を起こしたり、発煙、着色したりする欠点
を有している。比較的軟化点の高いステアリン酸アマイ
ド(軟化点100〜105℃)、エチレンビスステアロ
アマイド(軟化点142〜145℃)においても滑剤と
しての流動性が十分ではなく、かつ離型性が悪くなるな
どの欠点を持っている。またジメチルポリシロキサンは
滑性、離型性は優れるが、その特有の低界面張力のた
め、印刷性、ヒートシール性などに悪影響を与える欠点
がある。
【0005】また、特開平3−153793号に記載さ
れている高軟化点を有するカルボン酸アマイド系ワック
ス単独では滑性は改良されるが、これを添加した熱可塑
性樹脂の耐衝撃性を向上させる効果はなく、むしろ場合
によっては耐衝撃性を低下させ、更には高温時の成形加
工により樹脂を着色させる欠点を内在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解消するために創案されたものであり、その目
的とするところは熱可塑性樹脂の物理的性質の低下なし
に成形加工時に優れた滑性及び離型性を与えることがで
き、プラスチック材料に摺動性、耐摩耗性を付与する、
熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究の結果、特定のシリコーン化合物
が、熱可塑性樹脂の物理的性質の低下なしに、成形加工
時に滑性を与え、より良い成形加工性を付与し、さらに
塗工性を妨げること無く、金型離型性が向上し、プレー
トアウトも少なく、金型の寿命が伸び、経済的にも有効
であり、かつ、メヤニの発生もなく、熱的にも安定で、
発煙、着色が僅少であり、従来の滑剤を使用した場合よ
りも、成形加工性が著しく向上することを見い出し、本
発明の完成に至った。
【0008】即ち、本発明は下記一般式〔A〕を主剤と
して含有することを特徴とする熱可塑性樹脂成形加工用
シリコーン系滑剤を要旨とするものである。 式中、R1 は炭素数1〜6のアルキル基、R2 は炭素数
6〜60のアルキル基を表し、それぞれ単一の種類であ
っても複数の種類が存在してもかまわない。mは0〜1
000の整数、nは1〜1000の整数である。上記R
1 は具体的にはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル又はヘキシル基であり、好ましくはメチル基であ
る。またR2 は炭素数6〜60のアルキル基であるが、
好ましくは12〜40のアルキル基である。
【0009】本発明の熱可塑性樹脂成形加工用シリコー
ン系滑剤について、以下詳述する。本発明に使用する熱
可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤の合成法は、ハ
イドロシリレーション法や平衡法等の公知の方法で合成
することができる。例えば、メチルハイドロジエンポリ
シロキサン、ジメチルポリシロキサン−メチルハイドロ
ジエンポリシロキサン共重合体等に、塩化白金酸等の触
媒を用いて、α−オレフィン等の不飽和化合物をハイド
ロシリレーションにより付加させ、アルキル基を導入す
ることにより、本発明の熱可塑性樹脂成形加工用シリコ
ーン系化合物を合成することができる。
【0010】上記一般式〔A〕で表される熱可塑性樹脂
成形加工用シリコーン系滑剤の使用量は、熱可塑性樹脂
100重量部に対して、好ましくは0.01〜5重量
部、さらに好ましくは0.05〜2.0重量部である。
滑剤の使用量が0.01重量部未満では目的とする成形
加工性及び機械的性質の向上が得られず、5重量部を超
える量を添加しても効果に変わりがなく、場合によって
は、機械的性質が低下することがあるので好ましくな
い。また、本発明に使用するシリコーン系滑剤は、従来
の滑剤と混合使用することもできる。
【0011】本発明の滑剤の使用対象となる熱可塑性樹
脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
フェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニレンスルファイ
ド樹脂、スチレン系樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、(メタ)アクリ
ル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリ
エーテルイミド樹脂、ポリ四フッ化エチレン樹脂、熱可
塑性エラストマーが好ましい。また、上記の樹脂2種以
上からなる、ポリマーアロイにも好適である。
【0012】上記ポリオレフィン樹脂としては、ポリプ
ロピレンやポリエチレン等が挙げられる。ポリアミド樹
脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン610、ナ
イロン612等が挙げられ、芳香族系ポリアミドも含ま
れる。ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリブチレンナフタレート等が挙げら
れ、さらに、ポリアリレート等の芳香族ポリエステルも
含まれる。ポリフェニレンオキサイド樹脂としては、
2,6−ジメチルおよび2,6−ジフェニルフェノール
の重合体にスチレン系樹脂あるいは他の樹脂をグラフト
しているものも含まれる。
【0013】上記スチレン系樹脂としては、ポリスチレ
ン、AAS樹脂(アクリロニトリル−アクリル−スチレ
ン共重合体)、AES樹脂(アクリロニトリル−プロピ
レンゴム強化スチレン−エチレン共重合体)、AS樹脂
(アクリロニトリル−スチレン共重合体)、ABS樹脂
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)、MS樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合
体)等が挙げられ、さらに、ABS樹脂としては、α−
メチル変性およびNフェニルマレイミド変性等の耐熱A
BS樹脂等も含まれる。
【0014】上記熱可塑性エラストマーとしては、スチ
レン系エラストマーとしてスチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体等が挙げられ、さら
にポリオレフィン系エラストマー、ポリ塩ビ系エラスト
マー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エ
ラストマー、ポリアミド系エラストマー等が挙げられ
る。また、上記熱可塑性樹脂にグラスファイバーや炭素
繊維などの補強剤、あるいは、難燃剤などの充填物を添
加したもの、または、耐熱性向上などの為に変性を施し
たものも含まれる。
【0015】熱可塑性樹脂と本発明の熱可塑性樹脂成形
加工用シリコーン系滑剤との混合方法は特に限定されな
いが、例えば熱可塑性樹脂の重合時に熱可塑性樹脂成形
加工用シリコーン系滑剤を添加するか、または重合後に
熱可塑性樹脂造粒物に熱可塑性樹脂成形加工用シリコー
ン系滑剤を配合し、2軸押し出し機等で溶融混練して混
合することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例によって説明するが、本
発明は次の実施例によって限定されるものではない。文
中部は全て重量部である。
【0017】実施例 1 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン−ジ
メチルポリシロキサン共重合体(東芝シリコーン(株)
製、TSF483)320g(0.0478モル)と塩
化白金酸0.004gを仕込み、90℃に昇温し、温度
を一定に保持した。これに、1−ドデセン、1−テトラ
デセン混合物(三菱化成(株)製、ダイアレン124)
432g(2.3モル)に塩化白金酸0.004gを溶
解したものを発熱に注意しながら滴下した。滴下終了
後、110℃に昇温し、同温度で8時間熟成し、IRに
てSi−Hが消滅したことを確認し、反応を終了させ、
室温で粘稠な液状の化合物を得た。
【0018】実施例 2 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン−ジ
メチルポリシロキサン共重合体(東芝シリコーン(株)
製、TSF483)280g(0.042モル)と塩化
白金酸0.004gを仕込み、90℃に昇温し、温度を
一定に保持した。これに、1−ヘキサデセン、1−オク
タデセン混合物(三菱化成(株)製、ダイアレン16
8)483g(2.09モル)に塩化白金酸0.004
gを溶解したものを発熱に注意しながら滴下した。滴下
終了後、110℃に昇温し、同温度で8時間熟成し、I
RにてSi−Hの吸収が消滅したことを確認し、反応を
終了させ、室温でかなり粘稠な液状の化合物を得た。
【0019】実施例 3 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン−ジ
メチルポリシロキサン共重合体(東芝シリコーン(株)
製、TSF483)220g(0.033モル)と塩化
白金酸0.004gを仕込み、90℃に昇温し、温度を
一定に保持した。これに、1−オクタデセン、1−エイ
コセン混合物(三菱化成(株)製、ダイアレン208)
524g(1.64モル)に塩化白金酸0.004gを
溶解したものを発熱に注意しながら滴下した。滴下終了
後、110℃に昇温し、同温度で8時間熟成し、IRに
てSi−Hの吸収が消滅したことを確認し、反応を終了
させ、融点47℃のワックス状の化合物を得た。
【0020】実施例 4 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン−ジ
メチルポリシロキサン共重合体(東芝シリコーン(株)
製、TSF483)160g(0.024モル)と塩化
白金酸0.004gを仕込み、90℃に昇温し、温度を
一定に保持した。これに、1−トリアコンテン混合物
(三菱化成(株)製、ダイアレン30)502g(1.
19モル)に塩化白金酸0.004gを溶解したものを
発熱に注意しながら滴下した。滴下終了後、110℃に
昇温し、同温度で8時間熟成し、IRにてSi−Hの吸
収が消滅したことを確認し、反応を終了させ、融点70
℃のワックス状の化合物を得た。
【0021】実施例 5 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン(東
芝シリコーン(株)製、TSF484)200g(0.
066モル)と塩化白金酸0.004gを仕込み、90
℃に昇温し、温度を一定に保持した。これに、1−ドデ
セン、1−テトラデセン混合物(三菱化成(株)製、ダ
イアレン124)598g(3.30モル)に塩化白金
酸0.004gを溶解したものを発熱に注意しながら滴
下した。滴下終了後、110℃に昇温し、同温度で8時
間熟成し、IRにてSi−Hの吸収が消滅したことを確
認し、反応を終了させ、室温で粘稠な液状の化合物を得
た。
【0022】実施例 6 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン(東
芝シリコーン(株)製、TSF484)160g(0.
053モル)と塩化白金酸0.004gを仕込み、90
℃に昇温し、温度を一定に保持した。これに、1−ヘキ
サデセン、1−オクタデセン混合物(三菱化成(株)
製、ダイアレン168)610g(2.64モル)に塩
化白金酸0.004gを溶解したものを発熱に注意しな
がら滴下した。滴下終了後、110℃に昇温し、同温度
で8時間熟成し、IRにてSi−Hの吸収が消滅したこ
とを確認し、反応を終了させ、融点30℃のワックス状
の化合物を得た。
【0023】実施例 7 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン(東
芝シリコーン(株)製、TSF484)120g(0.
04モル)と塩化白金酸0.004gを仕込み、90℃
に昇温し、温度を一定に保持した。これに、1−オクタ
デセン、1−エイコセン混合物(三菱化成(株)製、ダ
イアレン208)632g(1.98モル)に塩化白金
酸0.004gを溶解したものを発熱に注意しながら滴
下した。滴下終了後、110℃に昇温し、同温度で8時
間熟成し、IRにてSi−Hの吸収が消滅したことを確
認し、反応を終了させ、融点50℃のワックス状の化合
物を得た。
【0024】実施例 8 温度計、コンデンサー、滴下ロートおよび撹拌機を備え
た反応器に、メチルハイドロジエンポリシロキサン(東
芝シリコーン(株)製、TSF484)90g(0.0
3モル)と塩化白金酸0.004gを仕込み、90℃に
昇温し、温度を一定に保持した。これに、1−トリアコ
ンテン混合物624g(1.48モル)に塩化白金酸
0.004gを溶解したものを発熱に注意しながら滴下
した。滴下終了後、同温度で8時間熟成し、IRにてS
i−Hの吸収が消滅したことを確認し、反応を終了さ
せ、融点78℃のワックス状の化合物を得た。
【0025】比較例 1 従来品内部滑剤として、エチレンビスステアロアミドを
使用した。
【0026】比較例 2 外部滑剤として、ジメチルポリシロキサン(東芝シリコ
ーン(株)製、TSF453−1000)を使用した。
【0027】本発明の滑剤の顕著な効果を示すため、以
下の評価試験を行なった。
【0028】メルトフローレート(以下MFRと省略す
る)試験 二軸押出式機を用いて、第1表記載の各熱可塑性樹脂1
00部に対して、該シリコーン系滑剤1部を添加し、混
練してペレットを作成し、MFR測定用試料とした。試
験はJIS K 7210に準拠して行ない、各熱可塑
性樹脂の荷重、測定温度は下記条件により行なった:高
密度ポリエチレン:280℃、7kg、低密度ポリエチ
レン:190℃、5kg、ABS:250℃、5kg、
ポリスチレン:200℃、5kg、ポリカーボネート:
280℃、2.16kg、ポリエステル:275℃、3
25g:ナイロン6:230℃、325g、ポリプロピ
レン:230℃、5kg。第1表にその結果を示す。
【0029】
【表1】
【0030】アイゾット衝撃強度試験 二軸押出式機を用いて、第2表記載の各熱可塑性樹脂1
00部に対して、該シリコーン系滑剤1部を添加し、混
練してペレットを作成後、射出成形機にて、アイゾット
衝撃強度試験用の試験片を作成した。試験はJIS K
7110に準拠して行ない、試験片は、4.0mm×
12.6mm(ノッチ付き)で、行なった。第2表にそ
の結果を示す。
【0031】
【表2】
【0032】引っ張り強さ試験 二軸押出式機を用いて、第3表記載の各熱可塑性樹脂1
00部に対して、該シリコーン系滑剤1部を添加し、混
練してペレットを作成後、射出成形機にて、ダンベル型
試料片を作成した。試験はJIS K 7113に準拠
して行なった。第3表にその結果を示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂成形加工用シリコ
ーン系滑剤を熱可塑性樹脂に使用することにより、流動
性が改善され、大きな機械的性質の低下もなく、特に離
型性が良好となり成形加工性を向上させることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 101/00 83:04) C10N 40:00 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔A〕を主剤として含有する
    ことを特徴とする熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系
    滑剤: 式中、R1 は炭素数1〜6のアルキル基、R2 は炭素数
    6〜60のアルキル基を表し、それぞれ単一の種類であ
    っても複数の種類が存在してもかまわない。mは0〜1
    000の整数、nは1〜1000の整数である。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、上
    記一般式〔A〕を0.01〜5重量部添加して使用する
    ことを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂成形加工
    用シリコーン系滑剤。
JP6266157A 1994-10-04 1994-10-04 熱可塑性樹脂成形加工用シリコーン系滑剤 Pending JPH08104814A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016500730A (ja) * 2012-10-19 2016-01-14 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル 熱可塑性プラスチック−ポリジヒドロカルビルシロキサン組成物、および繊維、および繊維を作製する方法
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