JPH0810430Y2 - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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JPH0810430Y2
JPH0810430Y2 JP1989143886U JP14388689U JPH0810430Y2 JP H0810430 Y2 JPH0810430 Y2 JP H0810430Y2 JP 1989143886 U JP1989143886 U JP 1989143886U JP 14388689 U JP14388689 U JP 14388689U JP H0810430 Y2 JPH0810430 Y2 JP H0810430Y2
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JP
Japan
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roll
reduction
cylinder
housing
rocker plate
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JP1989143886U
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JPH0381203U (ja
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良一 山瀬
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圧延機にかかり、詳しくは同一圧延機に
おける大径、小径の各作業ロール切換やロール改削範囲
において圧下シリンダを常に短ストローク状態にて圧延
可能にするためのロッカプレートの改良に関する。
〔従来の技術〕
近時、薄板と厚板のように板厚の異なる圧延ならびに
ステンレス鋼と普通鋼といった鋼種の異なる圧延を大小
径の作業ロールの切り換えによって同一の圧延機で行え
るようにした所謂コンビネーションミルが採用されるこ
とが多い。例えば第5図に示す6段ロール配置の例で
は、最終製品の板厚に応じて厚板圧延の場合には同図
(a)のような大径の作業ロールWを使用し、薄板圧延
の場合には同図(b)の小径の作業ロールに切換えて圧
延する。小径作業ロールは図のようにオフセットして配
置される。また、ステンレス鋼の圧延の場合には同図
(b)の小径の作業ロールWを使用し、普通鋼の場合に
は大径の作業ロールWに組み換えて圧延する。図中、I
は中間ロール、Bは補強ロールを示す。
上記のような大小径の作業ロール切換によって、補強
ロールから作業ロール(つまり、パスラインPL)までの
垂直距離l1とl2は異なってくる。つまり、l1>l2であ
る。
一方、ロールは品質確保のため一定の圧延量を経た後
研磨して使用される。普通、ロール径の最大10%くらい
まで何度か研磨して使用に供される。従って、同一ロー
ルであっても垂直距離l1(l2)が変動し、ロール径が大
きいほど、また、そのロール数が多いほど改削範囲(径
の変動範囲)も大きくなる。
しかるに、上記のようなロール切換や改削による垂直
距離の変動があってもパスラインPLは常に一定位置に保
持する必要上、補強ロールとハンジングとの間に設けら
れている油圧圧下シリンダのストロークを調整するよう
にしている。この種の油圧圧下シリンダとしては特開昭
55−133809号(従来例1)や特開昭60−162513号(従来
例2)記載のものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来例1の油圧圧下装置は、平板状のロッカプレート
と圧下シリンダとを組み合わせたもので、圧下シリンダ
のストローク上多少有利であるが、大小径作業ロール切
換に対応したストロークやロール改削範囲をカバーする
には圧下シリンダを長ストロークに必要がある。しか
し、そうすると圧下シリンダの長ストローク状態での圧
延荷重による作動油の弾性変形によってロールハンチン
グを生じたり、製品品質の低下を招くおそれがある。
一方、従来例2でも長ストロークを得るために二重シ
リンダ方式としているため作動油の弾性変形量そのもの
は何ら減少せず、上記同様にロールハンチングを招いて
製品品質を悪化させる。
そこで、本考案の目的は、ハウジングと圧下シリンダ
の間に階段状のロッカプレートを挟装することによって
大小径作業ロール切換及びロール改削範囲に対応した短
ストローク状態での圧延を可能にした圧延機を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的達成のため、本考案は、ハウジングにセット
される上補強ロールをその両側に設けた軸受箱で支持
し、各軸受箱上面に当接する圧下シリンダをロール両側
に設ける一方、各軸受箱下面に当接させてバランスシリ
ンダを設け、前記ハウジングと各圧下シリンダとの間に
複数の段を有する段付ロッカプレートをスライド可能に
挟装し、前記両側の圧下シリンダを相互に連結する圧下
バランスビームを設け、この圧下バランスビームの中央
部にハウジングから垂下させた1本の圧下バランスシリ
ンダの端部を枢着して該圧下バランスビームを介して両
側の圧下シリンダ本体を連動昇降可能に支持したことを
特徴とする圧延機である。
〔作用〕
上記構成において、大小径作業ロール切換又はロール
改削によりロール垂直距離に変動があった場合、段付ロ
ッカプレートを所定の段位置にスライドさせると、圧下
シリンダを短ストローク状態にて使用可能にし、圧延荷
重による作動油の弾性変形に起因するロールハンチング
等を防止することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
まず、第4図に示す圧延機全体の概略側面図に基づ
き、各構成部品の配置関係を説明する。
図示するようにパスラインPLを挟んで上下垂直方向に
対称に上下作業ロールW、W、上下中間ロールI、I、
上下補強(バックアップ)ロールB、Bがハウジング1
内に配設されている。この図は第5図(a)と同様、大
径作業ロールWをセットした場合の6段ロール配置例を
示しているが、小径作業ロールWに組み換えた場合には
第5図(b)に示す如く、小径作業ロールWをオフセッ
トしたようなロール配置となる。第4図中、1はハウジ
ング、3はハウジング付のブロック、4はロッカプレー
ト、5は圧下シリンダ、6は上補強ロールBの軸受箱、
7は同バランスシリンダである。なお、9は下補強ロー
ルBの上下位置調整用ウェッジである。
第1図は上補強ロールB、ロッカプレート4等を含む
油圧圧下シリンダ5付近の拡大正面図である。
図示する如く上補強ロールBは軸受箱6、6にて両端
支持され、各軸受箱6上面は球面座6Aを介して油圧圧下
装置を構成している圧下シリンダ5の下面に接当してい
る。また、バランスシリンダ7はハウジング1に取付け
られており、その伸縮により上補強ロールBは昇降可能
に構成されている。
一方、ハウジング1の上部に架設されたハウジングト
ラバース2には圧下バランスシリンダ5Dが取着され、そ
のロッド側が両側の圧下シリンダ5、5を連結する圧下
バランスビーム5Cに枢着されている。圧下バランスシリ
ンダ5Dの伸縮動作により圧下シリンダ5、5は圧下バラ
ンスビーム5Cを介して昇降可能に構成されている。ま
た、圧下シリンダ5、5の作動により軸受箱6を含む上
補強ロールB(以下、「上補強ロールセット」という)
を介してバランスシリンダ7によるバランス力に抗して
圧下(圧延)荷重が付与される。第1図に示す圧下シリ
ンダ5はいずれも零ストローク位置を示す。
上記両側の圧下シリンダ5、5とハウジング1(正確
にはハウジング付のブロック3)との間に複数の段を有
する段付ロッカプレート4、4が水平方向にスライド可
能に挟装されている。すなわち、ロッカプレート4、4
の下面は圧下シリンダ5、5のラム5Aの頂部に接当する
面であり、長手方向に階段状に形成されている。上記ラ
ム5Aの頂部はエッジロードがかからぬよう球面状に形成
されている。
この実施例ではロッカプレート4、4は8つの段を有
し、その高さがH1〜H8に形成されている。もっともこの
段数や高さはこれに限定されるものでなく、使用される
各ロール径などを勘案して決定される。
両側のロッカプレート4、4は一体的な動きをするよ
う連結部材4Aによって連結されている。ロッカプレート
4の上面は平坦状に形成され、ハウジング付のブロック
3と接している。そして、第2図に示すようにロッカプ
レート4の上部両縁部4a、4aはブロック3に包持されて
いる。ロッカプレート4の連結部材4Aとハウジングトラ
バース2の間にはシフトシリンダ4Bが設けられており、
シフトシリンダ4Bの伸長動作によりロッカプレート4は
第1図の想像線で示す最大位置までブロック3に摺接ガ
イドされながら水平移動(摺動)できるようになってい
る。
なお、第2図は第4図における圧下シリンダ5付近の
拡大図であって、左半図はロッカプレート4の第1段面
に圧下シリンダ5のラム5Aが接当している状態、右半図
は第8段面に接当している状態を示している。図はいず
れも圧下シリンダ5の零ストローク状態である。圧下バ
ランスビーム5Cは圧下シリンダ5を装着し、ハウジング
1にて昇降可能にガイドされている。
第1図、第2図に示すように上記ロッカプレート4の
側面の長手方向にラック部材8Aが水平に設けられ、これ
に噛合するピニオン8Bを先端に有する位置検出センサ8
が設けてある。この位置検出センサ8によってロッカプ
レート4の移動距離が検出され、ロッカプレート4の段
決めがなされる。
第1図には、ロッカプレート4を水平移動させること
による圧下シリンダ5の上下位置が示されている。すな
わち、圧下シリンダ5の下面の最上位置Lmin(実線位
置)は、 Lmin=H1+P 同最下位置Lmax(想像線位置)は、 Lmax=H8+P+S−α である。
ここに、H1はロッカプレート4の第1段の厚さ、H8
同第8段の厚さ、Pは圧下シリンダ4の零ストロークの
高さ、Sは圧下シリンダストローク、αはストローク余
裕をそれぞれ示す。
第3図に示すようにこの実施例のロッカプレート4、
4は、2つの使用区分を有する。つまり、第1段〜第4
段(H1〜H4)までは、大径作業ロールにおいて使用され
る区分であり、第5段〜第8段(H5〜H8)までは小径作
業ロールにおいて使用される区分である。
この2つの使用区分によって、大径作業ロールから小
径作業ロールに組み換えても圧下シリンダ5を長ストロ
ークにする必要がなくなると共に、各使用区分の中で複
数の段が選択できるので改削によってロール径が小さく
なっても圧下シリンダ5自体のストロークは小さいまま
で対応できる。これによって、圧下シリンダ5の作動油
の弾性変形に起因するロールハンチングが防止できるよ
うになる。
次にロール組み換え時の操作要領を説明する。いま、
第1図に示すような大径作業ロール使用時でロッカプレ
ート4の第1段目に圧下シリンダ5が接当している状態
から、小径作業ロールに切り換えて、例えばロッカプレ
ート4を第5段目までスライドさせ、ここに圧下シリン
ダ5を接当させる場合を想定する(第3図参照)。
まず、改削後の各ロール径および適用作業ロール(大
小径のいずれか)をコントローラ(図示せず)に入力す
る。コントローラでは自動的に演算を行ってロッカプレ
ート4の使用すべき段を選定する。コントローラからの
指令によって、第1図においてバランスシリンダ7が縮
んで上補強ロールセットが下げられ、次に圧下バランス
シリンダ5Dが伸長し、圧下シリンダ5が所定のロッカプ
レート切換位置まで下降する。これは、上記段選定が行
われると自動的になされる。この後、シフトシリンダ4B
が伸長し、位置検出センサ8で移動距離をコントローラ
にフィードバックしつつ所定の段位置までロッカプレー
ト4、4をスライドさせる。そして、上補強ロールセッ
トおよび圧下シリンダ5を所定位置にセットする。
なお、ロール研磨によってロール径に変動が生じた場
合にも、大、小径作業ロールの該当使用区分におけるロ
ッカプレート4の所定の段を選定し、上記と同要領でロ
ールセットする。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、大小径の作業
ロールの組み換えの場合やロール研磨による径の変動に
よる場合でも多段(階段状)に構成したロッカプレート
の段を適宜選定することにより、圧下シリンダのストロ
ークは小さいままで対応できる。その結果、圧下シリン
ダを長いストロークにすることに起因するロールハンチ
ングを防止でき、製品品質の向上が図れて安定操作が可
能となる。
圧下シリンダのストロークが短くて済むのでそれだけ
装置をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例の説明図であって、第
1図はロッカプレート、上補強ロールセットを含む圧下
シリンダ付近の拡大正面図、第2図はロッカプレートを
含む圧下シリンダ付近の拡大側面図、第3図はロッカプ
レートの使用区分の説明図、第4図は圧延機全体の概略
側面図である。 第5図(a)は大径作業ロールのロール配置図、第5図
(b)は小径作業ロールのロール配置図である。 1……ハウジング、4……ロッカプレート、4B……シフ
トシリンダ、5……圧下シリンダ、5A……ラム、5C……
圧下バランスビーム、5D……圧下バランスシリンダ、6
……軸受箱、W……作業ロール、I……中間ロール、B
……補強ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにセットされる上補強ロールを
    その両側に設けた軸受箱で支持し、各軸受箱上面に当接
    する圧下シリンダをロール両側に設ける一方、各軸受箱
    下面に当接させてバランスシリンダを設け、前記ハウジ
    ングと各圧下シリンダとの間に複数の段を有する段付ロ
    ッカプレートをスライド可能に挟装し、前記両側の圧下
    シリンダを相互に連結する圧下バランスビームを設け、
    この圧下バランスビームの中央部にハウジングから垂下
    させた1本の圧下バランスシリンダの端部を枢着して該
    圧下バランスビームを介して両側の圧下シリンダ本体を
    連動昇降可能に支持したことを特徴とする圧延機。
JP1989143886U 1989-12-13 1989-12-13 圧延機 Expired - Lifetime JPH0810430Y2 (ja)

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JP1989143886U JPH0810430Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 圧延機

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JPH0381203U JPH0381203U (ja) 1991-08-20
JPH0810430Y2 true JPH0810430Y2 (ja) 1996-03-29

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ID=31690637

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JP1989143886U Expired - Lifetime JPH0810430Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 圧延機

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