JPH0810422A - 扉付き遊戯機 - Google Patents

扉付き遊戯機

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JPH0810422A
JPH0810422A JP17371094A JP17371094A JPH0810422A JP H0810422 A JPH0810422 A JP H0810422A JP 17371094 A JP17371094 A JP 17371094A JP 17371094 A JP17371094 A JP 17371094A JP H0810422 A JPH0810422 A JP H0810422A
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JP
Japan
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door
front door
unlocking
machine body
unlocking mechanism
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Application number
JP17371094A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kinoshita
俊一 木下
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械駆動の解錠機構が採用された機種では、
前面扉の開操作がやり易く、また電気駆動の解錠機構が
採用された機種では、ゆとりをもって前面扉の開操作を
行うことができるようにする。 【構成】 開閉可能な前面扉と機械本体との間に、機械
本体への前面扉の閉成動作により施錠動作する扉錠機構
5が設けられる。前面扉には第1,第2の解錠機構1
0,11が設けられ、第1の解錠機構10は解錠信号の
入力により通電して扉錠機構5を解錠させ、第2の解錠
機構11は鍵操作により作動して扉錠機構10を解錠さ
せる。機械本体には、前面扉を開放方向へ付勢する扉付
勢機構40が設けてあり、前面扉が閉じた状態で圧縮ば
ね24が圧縮変形し、前面扉は圧縮ばね24の復元力を
常時受けることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシンやパ
チンコ遊戯機のように、開閉可能な前面扉と機械本体と
の間に、機械本体への前面扉の閉成動作により施錠動作
する扉錠機構が設けられた扉付き遊戯機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスロットマシンやパチンコ遊戯機
は、ボックス形状の機械本体の前面開口部に前面扉が開
閉可能に取り付けられた構造のものである。例えばスロ
ットマシンでは、前記機械本体の内部に、3個のリー
ル,メダル払出装置,制御基板などが組み込まれ、一
方、前面扉には、各リールを窓越しに透視するためのリ
ール表示窓の他、ゲームの実行に必要な各種のスイッ
チ,メダルを投入するためのメダル投入口,払い出され
るメダルを収容するためのメダル受け皿などが設けてあ
る。
【0003】前記前面扉と機械本体との間には、機械本
体への前面扉の閉成動作により施錠動作する扉錠機構が
設けられている。この扉錠機構は、前面扉の側に設けら
れたフックが機械本体の側に設けられた受け金具に係脱
するよう構成されており、フックは常に受け金具に係合
する方向へばねにより付勢されている。このフックは前
面扉に設けられた鍵孔へ鍵を挿入して回動操作すること
により解錠機構が作動して解錠動作する。稼働中は前記
メダル払出装置へのメダルの補給時などに、また稼働停
止後は機械内部の点検または修理時などに、前面扉を開
く必要がある。
【0004】特に稼働中は遊戯者が間近にいるため、鍵
操作がやりずらいという問題があり、これを解消するた
め、近年、遠隔操作で扉錠機構を作動させて解錠するよ
うにした解錠システムも提案されている。この解錠シス
テムでは、扉錠機構にソレノイドのような電気駆動の解
錠機構を連繋し、遠隔操作用の携帯端末機(以下「リモ
コンキー」という)より解錠指令信号を受信したとき、
前記解錠機構が一定時間通電して扉錠機構を解錠する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機械駆動の解錠機構が
採用された機種では、鍵を挿入して一定角度回した状態
で扉を手操作で開く仕組みになっており、もし前面扉を
開操作せずに鍵の回動力を緩めると、フックがばね力に
より復帰動作して受け金具に係合し、再度施錠状態とな
る。このため一方の手で鍵を回して回動力を加えたま
ま、他方の手で前面扉の側面を持って開操作する必要が
あるため、前面扉の開操作が非常にやりずらいという問
題がある。
【0006】一方、電気駆動の解錠機構が採用された機
種では、リモコンキーを操作した後解錠機構が通電して
いる間に前面扉を手操作で開くようになっており、もし
通電期間内に前面扉を開操作しないと、同様に、フック
がばね力により復帰動作して受け金具に係合し、再度施
錠状態となる。このためリモコンキーを操作すると、迅
速に前面扉を開操作する必要があるばかりでなく、解錠
機構への通電時間を開操作するのに十分な時間長さに設
定する必要があり、電力が無駄に消費されるという問題
もある。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、前面扉と機械本体との間に扉付勢機構を設け
て、前面扉に開放方向への加圧力を常時作用させておく
ことにより、機械駆動の解錠機構が採用された機種で
は、前面扉の開操作がやり易く、また電気駆動の解錠機
構が採用された機種では、ゆとりをもって前面扉の開操
作を行うことができる扉付き遊戯機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、開閉可能な
前面扉と機械本体との間に、機械本体への前面扉の閉成
動作により施錠動作する扉錠機構が設けられた扉付き遊
戯機において、外部操作により前記扉錠機構を解錠動作
させる解錠機構と、前記前面扉を開放方向へ付勢する扉
付勢機構とを備えたものである。前記扉付勢機構は、前
面扉と機械本体とのいずれかに取り付けられ、前面扉が
閉じた状態で弾性変形して復元力を前面扉に作用させる
弾性部材を備えている。
【0009】請求項2の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、前記解錠機構として、鍵操作により作動して前記扉
錠機構を解錠する機構が用いてある。
【0010】請求項3の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、前記解錠機構として、解錠信号の入力により通電し
て前記扉錠機構を解錠する機構を用いてある。
【0011】請求項4の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、前記前面扉の前面に、前記扉錠機構が解錠したこと
を表示するランプが設けてある。
【0012】
【作用】外部操作により解錠機構を作動させて扉錠機構
を解錠動作させると、前記前面扉は扉付勢機構により開
放方向へ付勢されているので、解錠と同時に、弾性変形
した弾性部材の復元力により前面扉が押し開かれるた
め、たとえ扉錠機構が復帰動作しても施錠状態に戻らな
い。
【0013】請求項2の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、鍵操作により解錠機構が作動して扉錠機構が解錠動
作すると同時に、前面扉は扉付勢機構により押し開かれ
る。
【0014】請求項3の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、解錠機構が通電により作動して扉錠機構が解錠動作
すると同時に、前面扉は扉付勢機構により押し開かれ
る。
【0015】請求項4の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、外部操作により解錠機構を作動させて扉錠機構が解
錠動作すると、前面扉の前面に設けられたランプが点灯
する。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの概略構成を示すもので、ボックス形状の機械本
体1と、この機械本体1の前面開口部1aに開閉可能に
設けられる前面扉2とから成る。前記前面扉2は、一方
の側端縁が機械本体1の開口側縁に蝶番などにより枢着
され、他方の側端縁が開放端となる。前記機械本体1の
内部には、図示していないが、3個のリール,メダル払
出装置,制御基板などが組み込まれ、一方、前面扉2に
は、リール表示窓3の他、ゲームの実行に必要な各種の
スイッチ,メダル投入口,メダル受け皿4などが設けら
れる。
【0017】前記前面扉2と機械本体1との間であって
前面扉2の前記開放端の側には、機械本体1への前面扉
2の閉成動作により施錠動作する扉錠機構5が設けられ
ている。この扉錠機構5は、前面扉2の側に設けられる
可動機構部5Aと、機械本体1の側に設けられる固定機
構部5Bとから成り、可動機構部5Aの上下位置にはフ
ック6,7が、固定機構部5Bの対応位置には前記の各
フック6,7が係脱する受け金具8,9が、それぞれ設
けられる。各フック6,7は前面扉2の閉成動作により
受け金具8,9と係合して施錠状態となり、後記する第
1,第2の解錠機構10,11を作動させることにより
受け金具8,9との係合が外れて解錠状態となる。なお
図中、14はリモコンキー15より発せられる解錠指令
信号を受信する受信部であって、この受信部14による
受信に応答して内部の電気制御回路(図示せず)が解錠
信号を生成する。
【0018】図2は、この実施例の主要構成である扉錠
機構5と第1,第2の各解錠機構10,11と制御機構
12と扉付勢機個40とを示す。前記扉錠機構5の可動
機構部5Aは、前面扉2の開放端縁に沿って固定板20
を取り付け、この固定板20の上端部および下端部に各
フック6,7の基端を枢支し、各フック6,7の長さ中
央部を駆動板21の上端および下端に枢支連結して成る
もので、前記駆動板21の上下方向への往復動により各
フック6,7が揺動して先端の鉤状部22,23が固定
機構部5Bの受け金具8,9に係脱する。前記駆動板2
1と固定板20との間には引張ばね24が設けてあり、
この引張ばね24のばね力により駆動板21は上方へ付
勢される。
【0019】第1の解錠機構10は、前記解錠信号の入
力により通電して前記駆動板21を下方へ押し下げて扉
錠機構5を解錠するためのもので、この実施例では、電
磁ソレノイド25を固定板20にて支持し、この電磁ソ
レノイド25のロッド26の先端を駆動板21に設けら
れた第1の突片27に連結して成る。この電磁ソレノイ
ド25は、通電しない状態のとき、ロッド26が図示し
ないばねのばね力により突出し、通電した状態のとき、
ロッド26を引き込んで駆動板21を押し下げる。
【0020】第2の解錠機構11は、鍵操作により作動
して前記扉錠機構10を解錠するためのもので、前面扉
2の上部位置に設けられたシリンダ錠28と、このシリ
ンダ錠28の回動部に連結されたカム板29とから成
る。前面扉2の前面に臨ませた前記シリンダ錠28の鍵
孔30へ鍵13を挿入して回動すると、前記カム板29
を前記回動部と一体に回動させることが可能である。カ
ム板29は、前記駆動板21に形成された第2の突片3
1に当接する押圧部32を有し、カム板29の回動によ
り前記押圧部32が第2の突片31を押し下げて駆動板
21を作動させる。
【0021】前記カム板29には、前記押圧部31との
ほぼ対角位置に電磁ソレノイド34とともに前記制御機
構12を構成する係合部33が設けてある。前記制御機
構12は、通電時には鍵操作による前記カム板29の回
動を規制し、通電停止時には前記カム板29の回動規制
を解除する。この実施例では、電磁ソレノイド34のロ
ッド35を出没動作させることにより、ロッド35の先
端部を前記カム板29の係合部33に係脱させ、これに
よりカム板29の回動を規制したり、回動規制を解除し
たりする。この電磁ソレノイド34は、通電状態でばね
36のばね力に抗してロッド35が突出動作し、一方、
通電停止状態でばね力によりロッド35が退避動作す
る。
【0022】前記前面板2と機械本体1との間には、前
面扉2の開閉を検知する開閉検知機構39が設けてあ
る。この開閉検知機構39は、前面扉2の側の固定板2
0に基端が枢支され長さ中央部が駆動板21に枢支連結
された揺動可能なシャッタ37と、機械本体1の前面開
口部1aの近傍に配備された光電センサ38とから成
り、前面扉2が閉じて施錠状態になると、前記シャッタ
37が光電センサ38の光路を遮り、一方、解錠状態に
なると、シャッタ37が光電センサ38の光路を開放す
る。この光電センサ38からの信号が前記電気制御回路
に入力されると、電気制御回路は前面扉2の表面に設け
られたランプ16を点滅動作させる。なお前記ランプ1
6に代えてブザーのように聴覚に訴える手段を用いても
よい。
【0023】また機械本体1の前面開口部1aの近傍に
は、前面扉2を開放方向へ付勢する扉付勢機構40が設
けてある。この扉付勢機構40は、コ字型のフレーム4
5に加圧棒41を先端部が前方へ突出した状態で往復動
自由に支持し、前記加圧棒41に固定された止めリング
44とフレーム45の後壁との間に圧縮ばね42を配備
した構造のものであり、加圧棒41の先端が前面扉2に
設けられた押圧板43に突き当たって押し込まれると、
圧縮ばね42が圧縮されてそのばねの復元力が加圧棒4
1を介して前面扉2に作用する。この扉付勢機構40
は、前記駆動板21が押し下げられてフック6,7と受
け金具8,9との係合が外れたとき、前記ばねの復元力
により前面扉2が押し開かれる。従ってたとえ引張ばね
24により駆動板21が復帰動作しても、前面扉2が押
し開かれているので、フック6,7と受け金具8,9と
が位置ずれして、両者が再度係合することがない。なお
扉付勢機構40を前面扉2の側に、また押圧板43を機
械本体1の側に、それぞれ設けるようにしてもよい。
【0024】図3〜図7は、スロットマシンにおける上
記各機構の具体例を示す。図3は扉錠機構5の可動機構
部5Aと固定機構部5Bとを一側方より見た図である。
図4は可動機構部5Aを正面より見た図である。図5は
可動機構部5Aを他側方より見た図である。図6および
図7は可動機構部5Aにおける第2の解錠機構11およ
び制御機構12を示し、図6は上方より見た図であり、
図7は側方より見た図である。
【0025】これら各図において、前面扉2の側に設け
られる扉錠機構5の固定機構部5Aは、上記した固定板
20,駆動板21,上下の各フック6,7,シャッタ3
7,引張ばね24などを有し、前記駆動板21には、第
1の解錠機構10を構成する電磁ソレノイド25のロッ
ド26が連結される第1の突片27と、第2の解錠機構
11を構成するカム板29の押圧部32により押圧され
る第2の突片31が一体形成される。なおこの具体例で
は、第2の突片31は、図7に示すように、駆動板21
に形成されたコ字形の屈曲部50に突設され、またカム
板29の押圧部32は、図6に示すように、カム板29
を屈曲して形成される。
【0026】制御機構12を構成する電磁ソレノイド3
4は、図6および図7に示すように、ロッド36の先端
に係合板51が取り付けてあり、ロッド36の出没動作
によりカム板29の係合部33に係脱する。この具体例
では、電磁ソレノイド34は、通電停止状態でばね36
のばね力によりロッド35が突出動作して係合板51と
カム板29の係合部33との係合が外れ、一方、通電状
態でばね36のばね力に抗してロッド35が退避動作し
て係合板51とカム板29の係合部33とが係合する。
図6は、係合板51とカム板29の係合部33との係合
が外れた状態を示している。なお図3〜図5において、
52は前面扉2における固定板20の下端に設けられた
ガイドローラであり、前面扉2の開閉時に機械本体1の
底面を転動する。機械本体1の側に扉付勢機構40が、
前面扉2の側に押圧板43が、それぞれ設けられること
も図2のものと同様であり、図2の構成各部に対応する
その他の構成については、図2の構成各部と同一の符号
を付することで説明を省略する。
【0027】つぎに図8に示すタイムチャートに基づい
て図2に示す構成各部の動作を説明する。稼働中は、前
面扉2は閉じられ、上下の各フック6,7は機械本体1
の側の受け金具8,9に係合して施錠状態にある。この
稼働中の通電時は、制御機構12の電磁ソレノイド34
を駆動する駆動信号(図8(3)に示す)はオン状態で
あり、この電磁ソレノイド34の通電によりロッド35
が突出動作し、ロッド35の先端とカム板29の係合部
33とが係合している。この状態で第2の解錠機構11
のシリンダ錠28に鍵13を挿入しても、回動操作が不
可能であり、従ってカム板29は回動せず、扉錠機構5
は作動しない。
【0028】つぎにリモコンキー15からの解錠指令信
号(図8(1)に示す)が受信部14で受信されると、
図示しない電気制御回路は、第1の解錠機構10へ解錠
信号(図8(2)に示す)を与えて電磁ソレノイド25
に通電する。これによりロッド26が退避動作して駆動
板21が押し下げられ、上下のフック6,7と受け金具
8,9との係合が外れて解錠状態となる。この解錠と同
時に、前面板2は扉付勢機構40により押し開かれる。
また開閉検知機構39における光電センサ38の光路が
シャッタ37より開放されてその出力(図8(4)に示
す)はオンとなり、前面扉2のランプ16が点滅する。
一方、前記解錠指令信号を受けて、前記電気制御回路
は、制御機構12における電磁ソレノイド34の駆動信
号をオフ状態に設定し、第2の解錠機構11の作動規制
を解除する。
【0029】つぎに前面扉2が閉じられると、上下の各
フック6,7は機械本体1の側の受け金具8,9に係合
して施錠状態となる。前面扉2の閉成により、前記扉付
勢機構40の加圧棒41が押し込まれて圧縮ばね42が
弾性変形し、前面扉2は常時ばねの復元力を受けること
になる。また前記光電センサ38はシャッタ37により
光路が遮断されて出力がオフとなり、前記ランプ16は
消灯する。電気制御回路はこの光電センサ38のオフ出
力を受けて制御機構12における電磁ソレノイド34の
駆動信号をオン状態に復帰させ、第2の解錠機構11の
作動を規制する。
【0030】つぎに電気系統の故障や停電が発生したと
き、第1の解錠機構10の電磁ソレノイド25は作動し
ないため、リモコンキー15による解錠は不可能となる
が、この通電停止により制御機構12の電磁ソレノイド
34を駆動する駆動信号はオフ状態になるから、第2の
解錠機構11の作動規制が解除され、シリンダ錠28に
鍵13を挿入して回動操作することが可能となる。この
鍵操作によりカム板29が回動して駆動板21が押し下
げられ、上下のフック6,7と受け金具8,9との係合
が外れて解錠状態になる。解錠と同時に、前面扉2は扉
付勢機構40の作用で押し開かれ、また前面扉2のラン
プ16は点滅する。
【0031】つぎにもし電磁ソレノイド10の故障など
により第1の解錠機構10が作動しないときは、駆動板
21が作動せず、上下のフック6,7と受け金具8,9
とが係合して施錠状態のままであるが、制御機構12の
電磁ソレノイド34を駆動する駆動信号は、図8(5)
に示すように、オフ状態であって第2の解錠機構11の
作動規制が解除されているので、シリンダ錠28に鍵1
3を挿入して回動操作することが可能である。この鍵操
作によりカム板29が回動して駆動板21が押し下げら
れ、上下のフック6,7と受け金具8,9との係合が外
れて解錠状態になる。解錠と同時に、前面扉2は扉付勢
機構40により押し開かれ、光電センサ38の光路が開
放されてその出力(図8(6)に示す)はオンとなり、
前面扉2のランプ16が点滅する。
【0032】前面扉2が閉じられると、前記光電センサ
38は光路が遮断されて出力がオフとなってランプ16
が消灯し、電気制御回路はこの光電センサ38のオフ出
力を受けて制御機構12における電磁ソレノイド34の
駆動信号をオン状態に復帰させ、第2の解錠機構11の
作動を規制する。
【0033】
【発明の効果】この発明は上記の如く、前面扉と機械本
体とのいずれかに、前記前面扉を開放方向へ付勢する扉
付勢機構を取り付け、前面扉が閉じた状態で弾性変形す
る弾性部材の復元力を前面扉に作用させるようにしたか
ら、たとえ扉錠機構が復帰動作しても再度施錠状態に戻
ることはない。
【0034】従って解錠機構として機械駆動の解錠機構
が用いられた請求項2に記載された扉付き遊戯機では、
従来のように、鍵を回して回動力を加えたまま、前面扉
を開操作する必要がなく、前面扉の開操作がやり易くな
る。また解錠機構として電気駆動の解錠機構が用いられ
た請求項3に記載された扉付き遊戯機では、通電時間内
に前面扉の開操作を行う必要がなく、ゆとりをもって開
操作を行うことができる。しかも解錠機構への通電時間
を短く設定できるから、無駄な電力消費もない。
【0035】請求項4の発明では、前面扉の前面に扉錠
機構が解錠したことを表示するランプを設けたから、扉
錠機構の解錠を容易に確認し得、表示を見て前面扉の開
操作に着手でき、また前面扉の閉め忘れも防止できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの機
械本体と前面扉とを分解して示す側面図である。
【図2】主要構成の概略を示す構造説明図である。
【図3】扉錠機構の可動機構部および固定機構部の具体
例を示す側面図である。
【図4】図3の可動機構部の正面図である。
【図5】図3の可動機構部の側面図である。
【図6】第2の解錠機構および制御機構を示す平面図で
ある。
【図7】第2の解錠機構および制御機構を示す側面図で
ある。
【図8】構成各部の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 機械本体 2 前面扉 5 扉錠機構 10 第1の解錠機構 11 第2の解錠機構 14 ランプ 40 扉付勢機構 41 加圧棒 42 圧縮ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項4の発明にかかる扉付き遊戯機で
は、前記前面扉の前面に、前記扉錠機構が解錠したこと
を表示するランプが設けてある。また請求項5の発明に
かかる扉付き遊戯機では、前記前面扉の前面に、前記扉
錠機構が解錠したことを報知する発音手段が設けてあ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図2は、この実施例の主要構成である扉錠
機構5と第1,第2の各解錠機構10,11と制御機構
12と扉付勢機構40とを示す。前記扉錠機構5の可動
機構部5Aは、前面扉2の開放端縁に沿って固定板20
を取り付け、この固定板20の上端部および下端部に各
フック6,7の基端を枢支し、各フック6,7の長さ中
央部を駆動板21の上端および下端に枢支連結して成る
もので、前記駆動板21の上下方向への往復動により各
フック6,7が揺動して先端の鉤状部22,23が固定
機構部5Bの受け金具8,9に係脱する。前記駆動板2
1と固定板20との間には引張ばね24か設けてあり、
この引張ばね24のばね力により駆動板21は上方へ付
勢される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】前記前面板2と機械本体1との間には、前
面扉2の開閉を検知する開閉検知機構39が設けてあ
る。この開閉検知機構39は、前面扉2の側の固定板2
0に基端が枢支され長さ中央部が駆動板21に枢支連結
された揺動可能なシャッタ37と、機械本体1の前面開
口部1aの近傍に配備された光電センサ38とから成
り、前面扉2が閉じて施錠状態になると、前記シャッタ
37が光電センサ38の光路を遮り、一方、解錠状態に
なると、シャッタ37が光電センサ38の光路を開放す
る。この光電センサ38からの信号が前記電気制御回路
に入力されると、電気制御回路は前面扉2の表面に設け
られたランプ16を点滅動作させる。なお前記ランプに
代えてブザーのように聴覚に訴える発音手段を用いても
よい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】請求項4,5の発明では、前面扉の前面に
扉錠機構が解錠したことを表示するランプや発音手段を
設けたから、扉錠機構の解錠を容易に確認し得える。ま
た表示や発音状態を確認して前面扉の開操作に着手で
き、前面扉の閉め忘れを防止できるという効果がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な前面扉と機械本体との間に、
    機械本体への前面扉の閉成動作により施錠動作する扉錠
    機構が設けられた扉付き遊戯機において、 外部操作により前記扉錠機構を解錠動作させる解錠機構
    と、前記前面扉を開放方向へ付勢する扉付勢機構とを備
    え、 前記扉付勢機構は、前面扉と機械本体とのいずれかに取
    り付けられ、前面扉が閉じた状態で弾性変形して復元力
    を前面扉に作用させる弾性部材を備えて成る扉付き遊戯
    機。
  2. 【請求項2】 前記解錠機構は、鍵操作により作動して
    前記扉錠機構を解錠する機構である請求項1に記載され
    た扉付き遊戯機。
  3. 【請求項3】 前記解錠機構は、解錠信号の入力により
    通電して前記扉錠機構を解錠する機構である請求項1に
    記載された扉付き遊戯機。
  4. 【請求項4】 前記前面扉の前面には、前記扉錠機構が
    解錠したことを表示するランプが設けられている請求項
    1に記載された扉付き遊戯機。
JP17371094A 1994-06-30 1994-06-30 扉付き遊戯機 Pending JPH0810422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110414A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010110414A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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