JPH0810388B2 - 演奏操作指示装置 - Google Patents

演奏操作指示装置

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JPH0810388B2
JPH0810388B2 JP61213479A JP21347986A JPH0810388B2 JP H0810388 B2 JPH0810388 B2 JP H0810388B2 JP 61213479 A JP61213479 A JP 61213479A JP 21347986 A JP21347986 A JP 21347986A JP H0810388 B2 JPH0810388 B2 JP H0810388B2
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嘉行 村田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は弦楽器において操作すべきフレットボードの
各位置を示す演奏操作指示装置に関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来このような演奏操作指示装置としては弦楽器本体
に設けられているスイッチを選択操作して、Am、C7th
どのコードを指定し、フィンガーボード上の各位置に設
けられたLED(発光ダイオード)を点灯させ、これによ
りフレットボードの操作位置を示すものが知られている
(USP.4286495)。
しかしながら、このようなものでは、単にコードのポ
ジションを示すだけで、曲の演奏にあわせてフレットボ
ードの各位置を順次指し示していくことはできなかっ
た。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、実際の曲の演奏の進行に則し
て、フレットボードの操作位置が順次指し示され、演奏
の補助を行うことのできる演奏操作指示装置を提供する
ことにある。
[発明の要点] この発明は、弦楽器のフレットボード上における押圧
位置を指示する押圧位置指示手段と、弦楽器のフレット
ボード上に張設された複数の弦のうちのいずれかを示す
弦データと、弦楽器のフレットボード上の長手方向にお
ける位置を示すフレットデータと、演奏操作のタイミン
グを示す時間データとを含んでなる演奏情報を供給する
演奏情報供給手段と、前記演奏情報供給手段が供給する
演奏情報の時間データに基づくタイミングで、該演奏情
報の弦データが示す弦と、該演奏情報のフレットデータ
が示すフレットボード上の長手方向における位置との双
方に基づいて指定されるフレットボード上の位置を押圧
位置として指示するよう前記押圧位置指示手段を制御す
る制御手段とを有することを要点とする。
[実施例] 以下本発明の演奏操作指示装置を電子弦楽器に適用し
た一実施例につき図面を参照して詳述する。
〈外観構成〉 第1図は電子弦楽器の平面図を示し、この弦楽器はフ
レットボード1と胴部2とからなっている。フレットボ
ード1は通常は指板(フィンガーボード)といわれてい
るが、本願はフレットボードという語を用いることにす
る。このフレットボード1には6本のフレット弦3……
が張られており、胴部2にも6本のトリガ弦4……が張
られている。
フレット弦3……は、フレットボード1のヘッド5に
設けたペッグ6に一端が調節可能に支持され、他端はフ
レットボード1と胴部2の接続部分に設けられたペッグ
7に固定されている。フレットボード1のヘッド5には
LCD部8が設けられ、Am、C7thなどのコード名が表示さ
れる。フレットボード1上には16個のフレット9……が
所定の間隔をもって突設されており、各フレット9……
の間の上記各フレット弦3の下には後述する音高スイッ
チPSWが合計15×6=90個設けられている。この各音高
スイッチPSWには、フレットLED10が内蔵されており、こ
のフレットLED10……の点灯によりフレットボード1の
操作位置が視覚的に示される。
上記トリガ弦4……は、その両端を胴部2上に離間し
て設けられたブリッジ11、11に夫々固定されており、ブ
リッジ11、11間に張られている。このトリガ弦……の一
端には後述するトリガスイッチTSWが合計6個設けられ
ている。各トリガ弦4……の中央部分の下の位置にあた
る胴部2上にはトリガLED12が合計6個設けられてお
り、このトリガLED12……の点灯により6本のトリガ弦
4……のうちの演奏操作すべき弦やピッキング演奏の方
向が視覚的に示される。ピッキング演奏の方向には、全
トリガ4を上から下へ引き下げるダウンピッキングと、
全トリガ弦4を下から上へ弾き上げるアップピッキング
と、ダウンとアップを交互に繰り返すオルタネイトピッ
キングと、さらに指定されたコードの構成音を分散和音
的に発音すべく、所定の順序でトリガ弦4を弾くアルペ
ジオピッキングとがある。
胴部2には、他にモードスイッチ13、パワースイッチ
14、テンポボリューム15、カードセット部16が設けられ
ている。モードスイッチ13は、電子弦楽器の演奏モード
を記録モード、再生モード、ナビゲートモード、ピッキ
ングモード、メトロノームモードに夫々切り換えるもの
であり、記録モードは電子弦楽器の演奏内容を記録し、
再生モードはこの記録した演奏内容を再生し、ナビゲー
ドモードは、フレットLED10……及びトリガLED12……を
表示駆動させて演奏にあたって操作すべきフレットボー
ド1の位置及びトリガ弦4を指示し、ピッキングモード
はトリガLED12……でトリガ弦4のピッキング演奏の方
向を指示しメトロノームモードは、オルタネイトピッキ
ング演奏の場合と同じく、表示LEDを設定テンポにあわ
せてトリガLED12……の中で往復動させて演奏テンポを
示すものである。パワースイッチ14は電源投入用のスイ
ッチで、テンポボリューム15はテンポの緩急を選択する
ものである。カードセット部16には、演奏情報の記憶さ
れるROM/RAMカード17がセットされる。
〈フレットボード1の断面構成〉 第2図は、上記高音スイッチPSWとフレットLED10との
断面構成を示すもので、各フレット9……の間の上記各
フレット弦3の下の位置のフレットボード1上には、固
定接点18……が設けられ、この固定接点18上にはフレッ
トボード1全面にわたって可撓性シート19が設置されて
いる。この可撓性シート19は、各固定接点18……に対向
する部分が盛り上っており、この盛り上っている部分の
下面には可動接点20が取り付けられている。また可撓性
シート19の盛り上っていない部分の上には、スペーサ21
が配設され、このスペーサ21の上には保護プレート22が
固定されており、スペーサ21の真上の位置の保護プレー
ト22上には、上述したフレット9が突設されている。保
護プレート22の各フレット9の間には、孔部23が6個ず
つ1列に形成され、この孔部23……に透明なキートップ
24が上下動可能にはめこまれており、キートップ24をフ
レット弦3とともに押し下げることにより、可撓性シー
ト19の可動接点20をフレットボード1上の固定接点18に
接触させて、音高スイッチPSWをオンさせフレット情報
を入力することができるようになっている。
上記キートップ24には、上述したフレットLED10が内
蔵されており、可撓性シート19上面又は保護プレート22
下面に形成された導電線を通じて点灯信号が与えられ、
フレットボード1の操作位置の指示がなされる。上記フ
レット弦3は必ずしも必要なものではなく、省略しても
さしつかない。
〈胴部2の断面構成〉 第3図は、上記トリガスイッチTSWとトリガLED12との
断面構成を示すもので、導電性のトリガ弦4……一端に
は、中心にトリガ弦4が挿通する円柱状の絶縁性部材25
が挿通固定され、この絶縁性部材25の外面には、導電性
のコイルスプリング26の根元が嵌合支持されている。こ
のコイルスプリング26の自由端は、トリガ弦4がはじか
れた時には、トリガ弦4の動きに追従できず、第3図点
線で示すように、トリガ弦4に接触してトリガスイッチ
TSWがオンするようになっている。コイルスプリング26
の根元の端部は接続線27に接続され、この接続線27を介
してトリガスイッチTSWのオン信号が弦情報として伝達
される。絶縁性部材25とブリッジ11との間には、絶縁性
部材25の位置を固定するための径の小さいコイルスプリ
ング28がトリガ弦4に挿通される状態で設けられてい
る。
上記トリガ弦4……の中央部分の下の位置にあたる胴
部2上には、上述したトリガLED12……が設けられてお
り、操作すべきトリガ弦4の順序やピッキング演奏方向
の指示がなされる。
〈全体回路構成〉 第4図は、ナビゲート機能付電子弦楽器の全体ブロッ
ク回路構成を示すもので、上記音高スイッチPSW及びト
リガスイッチTSWよりなる入力部31より入力されたフレ
ット情報及び弦情報よりなる演奏情報は、記録モード時
にはリアルタイム録音部32によってROM/RAMカード部33
内のROM/RAMカード17に音階コード、音長コード、ピッ
キングデータの形で書き込まれる。この場合、リアルタ
イム録音部32からROM/RAMカード部33には書込アドレス
データが送出される。
ナビゲートモード及びメトロノーム時には、ROM/RAM
カード部33のROM/RAMカード17より演奏情報が読み出さ
れ、音階コードが上記LCD部8に表示されるとともに、
フレット側LED部34のフレットLED10……及びトリガ側LE
D部35のトリガLED12……に送られて、フレットボード1
及びトリガ弦4の操作が指示される。
記録モード時やナビゲートモード時において、フレッ
トボード1及びトリガ弦4の操作に応じた演奏情報は、
キーコード発生回路36を通じてキーコードに変換され、
CPU37によって外部音源回路ブロック38に送られて、楽
音が生成放音される。また再生モード時において、ROM/
RAMカード部33のROM/RAMカード17より読み出された演奏
情報も、キーコード発生回路36を通じてキーコードに変
換され、CPU37によって外部音源回路ブロック38に送ら
れて、楽音が生成放音される。CPU37からは、第4図各
回路に対し各種制御信号が出力される。
〈入力部31の構成〉 第5図(A)は、入力部31の構成を示すもので、上記
入力部31のトリガスイッチTSWより入力されたオン信号
は夫々RS型のフリップフロップF1〜F6にセット(S)信
号として入力され、このフリップフロップF1〜F6のQ出
力がトリガ信号として出力される。各フリップフロップ
F1〜F6のQ出力は、オアゲートO1を介してタイマ回路39
に駆動開始信号として与えられ、タイマ回路39のタイム
カウント後のタイムアップ信号は各フリップフロップF1
〜F6にリセット(R)信号として入力され、トリガスイ
ッチTSWからのオン信号の取り入れがタイマ時間ごとに
サンプリングされる。タイマ回路39のタイムカウント中
にすぐ続いて別のトリガスイッチTSWのオン信号が与え
られ、タイマ回路39に駆動開始信号が与えられていて
も、タイマ回路39はそのままカウントを続け、同時入力
信号として処理される。
上記各音高スイッチPSWの各オンは、CPU37によって制
御されるキースキャン40からのキーサンプリング信号に
よって検出され、この検出信号はフレットコードとして
キースキャン回路40より出力される。このフレッコード
は、第5図(B)に示すように4ビットデータであり、
「0000」(開放)から「1111」(第15フレットオン)ま
での値をとる。
〈楽音放音を行う部分の構成〉 上記入力部31からのトリガ信号とフレットコードと
は、キーコード発生回路36を通じてキーコードに変換さ
れ、CPU37によって外部音源回路ブロック38の音源回路4
1に送られて楽音信号が生成され、アンプ42を介してス
ピーカ43より放音出力される。
上記胴部2のモードスイッチ13、テンポボリューム15
の操作はCPU37で検出され、各種制御情報がCPU37より出
力される。
〈ROM/RAMカード部33の構成〉 第7図(A)はROM/RAMカード部33の構成を示すもの
で、上記リアルタイム録音部32内の後述するリード/ラ
イト制御部からの音階コード、音長コード、ピッキング
データは、ライトバッファメモリ44にいったんセットさ
れた後、インターフェース45を介してROM/RAMカード17
に書き込まれる。この場合、アドレス制御部46がリアル
タイム録音部32によって制御駆動され、書込アドレスが
インターフェース45を介してROM/RAMカード17に与えら
れる。
ROM/RAMカード17より読み出された演奏情報はリード
バッファメモリ47にいったんセットされた後、演奏情報
の中の音階コードは上記LCD部8に送られてコード名が
表示され、再生(自動演奏)モードにおいてはCPU37へ
送られて楽音が放音され、ナビゲートモード、ピッキン
グモード及びメトロノームモードにおいてはトリガ側LE
D部35へ送られて操作弦が指示される。音階コードは、
トリガ弦4の第1弦から第6弦までを示す「000」〜「1
10」の弦コードと第5図(B)に示す開放フレット及び
第1フレットから第15フレットまでを示す「0000」〜
「1111」よりなっており、このうちトリガ側LED部35に
は弦コードのみ送られる。このデータ構成は上記以外の
構成でもよく、これに限られるものではない。
リードバッファメモリ47からの音階コードとピッキン
グデータとはフレットLED10の表示情報としてフレット
コード発生回路48に与えられて上記第5図(B)に示す
フレットコードのみ抽出され、夫々6弦に対応した一致
回路49……に与えられる。この各一致回路49……の選択
は音階コードの弦コードに基づいて行われる。この各一
致回路49……には上記入力部31からのフレットコードも
与えられており、両フレットコードが一致した時すなわ
ちフレットLED10で指示したフレット位置が操作された
時、一致信号が夫々アンドゲートA1〜A6を介してアンド
ゲートA7に与えられる。アンドゲートA1〜A6は夫々各ト
リガ弦4ごとの操作に応じたトリガスイッチTSWからの
オン信号によって開成される。上記一致回路49において
はフレット9を押さえていない開放弦についても一致判
別が行われることになり、全弦について一致すると、上
記アンドゲートA7より全一致信号がRS型のフリップフロ
ップF7にセット(S)信号として与えられ、このフリッ
プフロップF7のQ出力はアンドゲートA8に開成信号とし
て与えられる。
このアンドゲートA8には上記モードスイッチ13のナビ
ゲートモード設定時のナビゲートモード信号も開成信号
として与えられる。一方上記リードバッファメモリ47か
らの音長コードは、タイマ回路50にセットされてタイム
カウントが行われ、タイマ回路50のタイムカウント後の
タイムアップ信号は上記アンドゲートA8を介し、オアゲ
ートO2を通じてアドレス制御46に与えられ、ROM/RAMカ
ード17の読出アドレスがインクリメントされるようにな
っている。結局ナビゲートモード時には、正しい演奏操
作がなされた後に音長時間が経過すると、次の演奏情報
の読み出しが行われて一致判断が行われることになる。
また上記アンドゲートA8の出力はフリップフロップF7の
リセット(R)信号として与えられる。
上記タイマ回路50からのタイムアップ信号はアンドゲ
ートA9を介し、オアゲートO2を通じてアドレス制御部46
に与えられ、ROM/RAMカード17の読出アドレスがインク
リメントされるようになっている。このアンドゲートA9
には上記モードスイッチ13の再生(自動演奏)モード設
定時の自動演奏モード信号も開成信号として与えられ、
自動演奏時には、音長時間経過ごとに次の演奏情報の読
み出しが行われて、自動演奏が行われていく。
第7図(B)は、ROM/RAMカード17に記憶されている
演奏情報の内容を示すもので、上述したように音階(和
音)コード、音長コード、ピッキングデータとよりなっ
ている。音階コードはAm、Cthのような和音(コード)
名又は単音の音高を示し、音長コードは4分音符、8分
音符のような音の長さを示し、ピッキングデータはアッ
プダウン、オルタネイト等の各ピッキング演奏内容を示
すものである。このROM/RAMカード17の最終番地には音
階コードも記憶されず、オルタネイトのピッキングデー
タのみが記憶され、このデータはメトロノームモードの
時、読み出される。
〈フレット側LED部34の構成〉 第8図(A)はフレット側LED部34の構成を示すもの
で、上記フレットコード発生回路48からのナビゲート用
のフレットコード〜は、夫々デコーダ51……を介し
て15ビットのフレットLED10……表示用のデータに変換
され、インバータ群I1〜I6を介して反転されて各ビット
データが1つのフレット弦3に対応した15個のフレット
LED10……のカソード側に与えられる。これによって、
フレットコードが例えば「0001」なら1列目のフレット
LED10が点灯され、「0100」なら4列目のフレットLED10
が点灯される。各フレット弦3ごとに対応した6段のフ
レットLED10……の各段のアノード側には第8図(B)
に示すCPU37からのタイミングの順次ずれたタイミング
パルス信号t1〜t6が与えられており、タイムシュアに表
示処理が行われる。
〈トリガ側LED部35の構成〉 第9図(A)はトリガ側LED部35の構成を示すもの
で、上記音階コードの中の弦コードはラッチ52にラッチ
されて6ビットデータにデコードされ、各ビットデータ
が夫々オアゲートO3〜O8を介して上記トリガLED12……
に与えられて、該当するLEDが点灯される。アルペジオ
の場合もこのラインを通じて対応するトリガLED12……
が点灯される。
また、ROM/RAMカード部33からのピッキングデータ
が、ダウンピッキングデータの場合は、ラッチ52を介し
てアンドゲートA10、A11及びオアゲートO9〜O14を介し
てアンドゲートA12〜A17に開成信号として与えられる。
これによって、アンドゲートA10、A11、オアゲートO8、
D型のフリップフロップF8〜F13の間に閉ループ状の6
段の循環式のカウンタが形成され、各フリップフロップ
F8〜F13のQ出力は、上記アンドゲートA12〜A17、オア
ゲートO2〜O7を介してトリガLED12……に与えられ、第
9図(B)に示すようにトリガ弦4の第1弦から第6弦
に向ってのダウンピキング演奏の指示がなされる。
上記ピッキングデータがダウンとアップが交互に繰り
返すオルタネイトピッキングデータの場合は、当該デー
タがラッチ52を介してオアゲートO9〜O14を介してアン
ドゲートA12〜A17及びアンドゲートA18〜A25に開成信号
として与えられる。これによって、アンドゲートA18、
D型のフリップフロップF14〜F19、アンドゲートA19、
オアゲートO8、上記フリップフロップF8〜F13の間に閉
ループ状の12段の循環式のカウンタが形成され、各フリ
ップフロップF8〜F13のQ出力は、上記アンドゲートA12
〜A17、オアゲートO2〜O7を介してトリガLED12……に与
えられてダウン方向の指示がなされ、フリップフロップ
F14〜F19のQ出力は、上記アンドゲートA20〜A25、オア
ゲートO2〜O7を介してトリガLED12……に与えられてア
ップ方向の指示がなされる。このダウン方向とアップ方
向の指示が交互に繰り返されてオルタネイトピッキング
演奏の指示がなされる。
CPU37からのテンポボリューム15の設定に応じたテン
ポ情報はラッチ52を介して分周回路53に与えられて、CP
U37からのマスタクロック信号の分周化が決定され、こ
の分周されたクロック信号は上記D型のフリップフロッ
プF8〜F19のシフトクロック信号として出力され、ピッ
キング演奏の速度がテンポに応じたものとなるようにな
っている。
アップピッキングについては、本実施例では指示され
ないが、アップピッキングについても指示するために
は、フリップフロップF14〜F19をフリップフロップF8〜
F13と全く同じ構成で向きが逆のものとすればよく、こ
の場合オルタネイトピッキングの場合は、フリップフロ
ップF14〜F19とフリップフロップF8〜F13とを1つの閉
ループとすればよい。
上記モードスイッチ13のメトロノームモードにおいて
も、上述のオルタネイトピッキングのデータがROM/RAM
カード17より繰り返し読み出され、点灯するLEDがトリ
ガLED12……の間を往復動して、演奏テンポが知らされ
る。
〈リアルタイム録音部32の構成〉 第10図はリアルタイム録音部32の構成を示すもので、
上記入力部31からの各弦ごとのトリガ信号とフレットコ
ードとは、夫々一致回路54……に与えられるとともに、
ラッチ55……にラッチされて一致回路54……に与えられ
る。一致回路54……は、入力部31からの信号とコードが
ラッチ55……からの信号とコードに対して変化せず一致
するうちは一致信号をインバータI7〜I12を介して反転
して出力しており、変化して一致しなくなると上記イン
バータI7〜I12からの反転出力がラッチ55……にラッチ
信号として与えられるとともに、リード/ライト制御回
路56に取り込み信号として与えられ、上記トリガ信号と
フレットコードが音階コードとしてリード/ライト制御
回路56に取り入れられる。
このトリガ信号とフレットコードの変化から次の変化
までの時間は時計回路57でカウントされ、これが音長コ
ードとしてリード/ライト制御回路56に取り入れられ
る。この場合トリガ信号のオン,オフの変化によって
も、トリガ信号とフレットコードの取り入れが行われる
ので、音長だけでなく休符長のデータも取り入れられる
音階コードと音長コードは、下記込情報発生回路58に与
えられて、音長コードが所定時間以内ならピッキング演
奏として判別されて、トリガ信号すなわち弦コードの各
トリガ弦4における変化方向に応じてダウン、オルタネ
イトの各ピッキングデータが判別され、ROM/RAMカード
部33に送出される。この場合、リード/ライト制御回路
56からROM/RAMカード部33のアドレス制御部46には書込
アドレスデータが与えられる。
〈実施例の動作〉 次に本実施例の動作について述べる。
いま、ROM/RAMカード17には一曲分の演奏情報が記憶
されているものとし、モードスイッチ13をナビゲートモ
ードにしたものとする。すると、アドレス制御部46の読
出アドレスはCPU37によって「0」にリセットされ、ROM
/RAMカード17の先頭番地の音階コードがリードバッファ
メモリ47、フレットコード発生回路48を通じフレットコ
ードのみ抽出されて、音階コードの中の弦コードに応じ
た一致回路49……に送出されるとともに、フレット側LE
D部34のデコーダ51を介してフレットLED10……に送出さ
れる。これにより、フレットボード1の操作すべきフレ
ット位置に応じたフレットLED10……が点灯され、フレ
ットボード1の操作位置が指示されることになる。
こうして、演奏にあたって操作すべきフレットボード
1位置がすぐわかり、演奏の練習に好都合であるととも
に、初心者でも簡単に演奏を行うことができる。
また、ROM/RAMカード17より読み出される音階コード
の弦コードはトリガ側LED部35のトリガLED12……に送出
され、トリガ弦4……の操作すべき弦に応じたトリガLE
D12……が点灯され、トリガ弦4……の操作弦が指示さ
れることになる。
こうして、演奏にあたってフレット位置のほか操作す
べきトリガ弦4がすぐわかり、演奏の練習に好都合であ
るとともに、初心者でも簡単に演奏を行うことができ
る。
そして、フレットLED10で指示されたフレット位置が
正しく操作されれば、そのフレットコードが上記一致回
路49……に与えられて一致信号がフリップフロップF7に
与えられてアドレスインクリメント信号がアドレス制御
部46に与えられ、次の演奏情報が読み出されて同じよう
にナビゲート指示が行われるとともに、一致判別が行わ
れていく。
なお、フレットボード1の操作位置指示手段は、フレ
ットLED10……のLEDだけでなく、液晶表示素子等、視覚
的に指示できればどのようなものでもよく、フレットLE
D10……の表示内容の切り換えは、正しい演奏操作に関
係なく音長時間経過とともに切り換わっても、正しい演
奏操作があってはじめて切り換わるようにしてもよい。
この場合第7図(A)のフレットコード発生回路48、一
致回路49……、アンドゲートA1〜A7、フリップフロップ
F7を省略するか、タイマ回路50、アンドゲートA9を省略
すればよい。また、演奏情報記憶手段は、ROM/RAMカー
ド17のほか、内蔵式のROMやRAM、磁気テープ、磁気ディ
スク等でもよく、ピッキングデータにアルペジオデータ
を含めてもよいし、本発明はギターのほかバイオリン、
チェロ等に適用してもよく、上記実施例に何ら限定され
るものではなく、このようなことは他の手段、名称につ
いても同様である。
[発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、記憶された演
奏情報に基づいて、フレットボードの操作位置を視覚的
に指示し、この指示を演奏の進行に応じて順次切り換え
ていくようにしたから、実際の曲の演奏の進行に則し
て、フレットボードの操作位置が順次指示され、演奏の
補助を行うことができ、演奏の練習にとって好都合であ
るほか、初心者でも簡単に演奏を行うことができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はナビゲート機
能付電子弦楽器の平面図、第2図及び第3図は第1図の
A−A、B−B線断面図、第4図はナビゲート機能付電
子弦楽器の全体ブロック回路図、第5図(A)、第6
図、第7図(A)、第8図(A)、第9図(A)、第10
図は夫々入力部31、楽音生成部分、ROM/RAMカード部3
3、フレット側LED部34、トリガ側LED部35、リアルタイ
ム録音部32の各回路図、第5図(B)はフレットコード
の内容を示す図、第7図(B)は演奏情報の内容を示
し、第8図(B)はフレットLED10……に与えられるタ
イミングクロック信号のタイムチャート図、第9図
(B)はダウンピッキング演奏時のトリガLED12の表示
変化状態を示す図である。 1……フレットボード、2……胴部、3……フレット
弦、4……トリガ弦、10……フレットLED、12……トリ
ガLED、13……モードスイッチ、15……テンポボリュー
ム、17……ROM/RAMカード、18……固定接点、20……可
動接点、24……キートップ、25……絶縁性部材、26……
コイルスプリング、31……入力部、32……リアルタイム
録音部、33……ROM/RAMカード部、34……フレット側LED
部、35……トリガ側LED部、37……CPU、38……外部音源
回路ブロック、41……音源回路、46……アドレス制御
部、48……フレットコード発生回路、49……一致回路、
50……タイマ回路、56……リード/ライト制御回路、57
……時計回路、58……書込情報発生回路、TSW……トリ
ガスイッチ、PSW……音高スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弦楽器のフレットボード上における押圧位
    置を指示する押圧位置指示手段と、 弦楽器のフレットボード上に張設された複数の弦のうち
    のいずれかを示す弦データと、弦楽器のフレットボード
    上の長手方向における位置を示すフレットデータと、演
    奏操作のタイミングを示す時間データとを含んでなる演
    奏情報を供給する演奏情報供給手段と、 前記演奏情報供給手段が供給する演奏情報の時間データ
    に基づくタイミングで、該演奏情報の弦データが示す弦
    と、該演奏情報のフレットデータが示すフレットボード
    上の長手方向における位置との双方に基づいて指定され
    るフレットボード上の位置を押圧位置として指示するよ
    う前記押圧位置指示手段を制御する制御手段と を有することを特徴とする演奏操作指示装置。
JP61213479A 1986-09-10 1986-09-10 演奏操作指示装置 Expired - Lifetime JPH0810388B2 (ja)

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