JPH08103599A - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JPH08103599A
JPH08103599A JP24007994A JP24007994A JPH08103599A JP H08103599 A JPH08103599 A JP H08103599A JP 24007994 A JP24007994 A JP 24007994A JP 24007994 A JP24007994 A JP 24007994A JP H08103599 A JPH08103599 A JP H08103599A
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JP
Japan
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unit
iron
stand
section
thermostat
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Pending
Application number
JP24007994A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
真一 伊藤
Yoshinori Kataoka
義則 片岡
Koji Takemoto
宏二 竹本
Kenjiro Tomita
謙治郎 富田
Tadashi Ando
正 安藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイロン部をスタンド部より離脱したときの
ベース部の温度により、載置要求信号を出す時間を変え
て使い勝手を向上することを目的とする。 【構成】 ヒータ部4に流れる電流をオン,オフしてベ
ース部の温度を一定に保つサーモスタット部3を有した
アイロン部1と、サーモスタット部3のオン、オフを検
知するサーモスタット動作検知部11、アイロン部1が
スタンド部10に載置されているかを検知する載置検知
部12、サーモスタット動作検知部11と載置検知部1
2の出力を入力するタイマー部15を有したスタンド部
10を具備し、前記タイマー部15は、サーモスタット
部3がオンのときアイロン部1を離脱したとき、第1の
所定時間経過後報知部13または表示部14を駆動し、
サーモスタット部3がオフのときアイロン部1を離脱し
たとき、第2の所定時間経過後報知部13または表示部
14を駆動するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアイロン部をスタンド部
に載置すると、アイロン部のベース部に内蔵するヒータ
部にスタンド部から電力を供給して加熱し、その予熱で
使用するコードレスアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレスアイロンは図
8および図9に示ような構成が一般的である。すなわ
ち、アイロン部1をスタンド部2に載置しているとき、
商用電源8よりサーモスタット部3を通じてヒータ部4
に電流を流し、ヒータ部4を加熱し、サーモスタット部
3はヒータ部4によって加熱されるアイロン部1のベー
ス部9の温度を検知して、所定の温度より高ければサー
モスタット部3はオフ、所定の温度より低ければサーモ
スタット部3はオンし、アイロン部1のベース部9の温
度を一定に制御する。
【0003】次に、アイロン部1をスタンド部2より離
脱したとき、載置検知部5で離脱を検知し、タイマー部
6で所定時間経過した後報知部7を駆動し、報知音を鳴
らせ、アイロン部1をスタンド部2へ載置して再加熱す
るよう報知する。
【0004】また、スタンド部2の載置検知部5は、マ
イクロスイッチで構成し、アイロン部1をスタンド部2
へ載置したとき、アイロン部1がこのマイクロスイッチ
を押すことによって、マイクロスイッチをオンさせ、ア
イロン部1がスタンド部2に載置されていることを検知
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のコードレスアイロンでは、アイロン部1がスタンド
部2より離脱したとき、アイロン部1のベース部9の温
度の高低に無関係に、タイマー部6で設定した一定時間
後にアイロン部1をスタンド部2へ戻すよう報知する。
【0006】したがって、この時間を長く設定すればア
イロン部1のベース部9の温度が下がっているのに載置
要求の報知をしないため、ベ−ス部9の温度がアイロン
がけできる温度より下がってしまい、アイロンがけでき
なくなるという問題を有していた。
【0007】また、タイマー部6で設定する時間を短く
設定すれば、アイロン部1のベース部9の温度が高いと
き、ベース部9の温度がまだ使える温度にあるのに載置
要求の報知をして、使い勝手が悪いものになるという問
題を有していた。
【0008】さらに、載置検知部5はマイクロスイッチ
を用い、このマイクロスイッチをアイロン部1が押して
マイクロスイッチをオンさせ、載置を検知する構成のた
め、アイロン部1とスタンド部2の位置関係を厳密にす
る必要があり、またスイッチ部を機械的衝撃に耐えるよ
う構成する必要があるという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、アイロン部のベース部の温度が高いときに離脱した
ときには長時間後に載置要求信号を出し、アイロン部の
ベース部の温度が低いときに離脱したときには短時間後
に載置要求信号を出し、使いやすいコードレスアイロン
を提供することを第1の目的としている。
【0010】また、アイロン部がスタンド部に載置され
ているか否かを検知する載置検知部を、アイロン部とス
タンド部の位置関係に留意する必要がなくなるようにす
るとともに、機械的衝撃に強く信頼性の高いものを提供
することを第2の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、アイロン部と、このアイロン部を載
置する商用電源を有するスタンド部からなり、前記アイ
ロン部は、ベース部を加熱するヒータ部と、前記ベース
部の温度を検知し前記ヒータ部に流れる電流をオン,オ
フしてベース部の温度を一定に保つサーモスタット部と
を具備し、前記スタンド部は、前記アイロン部のサーモ
スタット部のオン,オフを検知するサーモスタット動作
検知部と、前記アイロン部がスタンド部に載置されてい
るか、あるいは離脱されているかを検知する載置検知部
と、前記アイロン部が前記スタンド部より離脱している
とき、載置すべき時期を報知する報知部または表示する
表示部と、前記サーモスタット動作検知部の出力と載置
検知部の出力とを入力するタイマー部とを具備し、前記
タイマー部は、前記サーモスタット部がオンのとき前記
アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき、第1の
所定時間経過後前記報知部または前記表示部を駆動し、
前記サーモスタット部がオフのとき前記アイロン部を前
記スタンド部より離脱したとき、第2の所定時間経過後
前記報知部または前記表示部を駆動するようにしたこと
を第1の課題解決手段としている。
【0012】また、上記第1の課題解決手段のタイマー
部は、第1の所定時間を第2の所定時間より短く設定し
たことを第2の課題解決手段としている。
【0013】また、上記第1の課題解決手段のタイマー
部は、アイロン部をスタンド部に載置するごとにリセッ
トするようにしたことを第3の課題解決手段としてい
る。
【0014】また、上記第1の課題解決手段のサーモス
タット動作検知部は、アイロン部のヒータ部に供給する
電流を検知してサーモスタット部のオン,オフを検知す
るようにしたことを第4の課題解決手段としている。
【0015】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、サーモスタット部の端子
間に抵抗を接続し、載置検知部は、アイロン部に流れる
電流を検知し、アイロン部に電流が流れておればアイロ
ン部はスタンド部に載置されていると判定し、電流が流
れていなければ離脱されていると判定するようにしたこ
とを第5の課題解決手段としている。
【0016】また、上記第1の課題解決手段に加えて、
アイロン部に供給する商用電源の端子間に抵抗を接続
し、載置検知部は、前記アイロン部に流れる電流を検知
し、アイロン部に電流が流れておればアイロン部はスタ
ンド部に載置されていると判定し、電流が流れていなけ
れば離脱されていると判定するようにしたことを第6の
課題解決手段としている。
【0017】また、上記第1の課題解決手段のタイマー
部は、第3の所定時間を有し、サーモスタット部がこの
第3の所定時間以上オンを継続すれば、報知部または表
示部を駆動するようにしたことを第7の課題解決手段と
している。
【0018】また、上記第1の課題解決手段に加えて、
スタンド部にアイロン部に流れる電流をオン,オフする
スイッチ部を具備するとともに、タイマー部は第3の所
定時間を有し、前記タイマー部が第3の所定時間を計時
したとき前記スイッチ部をオフするようにしたことを第
8の課題解決手段としている。
【0019】また、上記第1の課題解決手段に加えて、
スタンド部にアイロン部に流れる電流をオン,オフする
スイッチ部を具備し、タイマー部は、第4の所定時間を
有し、載置検知部の出力信号が第4の所定時間以上アイ
ロン部がスタンド部に載置されていると判定したとき、
報知部または表示部を駆動、あるいはアイロン部に流れ
る電流を遮断するようにしたことを第9の課題解決手段
としている。
【0020】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
アイロン部をスタンド部に載置したとき、アイロン部に
スタンド部から商用電源を供給し、アイロン部に設けた
サーモスタットによりアイロン部のベース部の温度を一
定に温度制御するが、アイロン部をスタンド部から離脱
したとき、その離脱する時期がサーモスタットがオンの
とき、またはオフのときによって、アイロン部をスタン
ド部に戻すべき時期を報知する報知時期を異ならせるこ
とにより、離脱時のアイロン部のベース部の温度が下が
りすぎず、また、温度が高いのに報知するということを
なくし使い勝手を向上できる。
【0021】また、第2の課題解決手段により、サーモ
スタット部がオンのときアイロン部をスタンド部より離
脱した場合には、アイロン部の温度は低く、サーモスタ
ット部がオフのときアイロン部をスタンド部より離脱し
た場合には、アイロン部の温度はたかいため、第1の所
定時間を第2の所定時間より短く設定することによっ
て、離脱時のアイロン部のベース部の温度が下がりすぎ
ず、また、温度が高いのに報知するということをなくす
ることができる。
【0022】また、第3の課題解決手段により、アイロ
ン部をスタンド部に載置したり、離脱したりして使用す
るが、アイロン部をスタンド部に載置したとき、載置検
知部の出力によりタイマー部をリセットすることがで
き、常にアイロン部をスタンド部から離脱したときから
計時を開始できるため、適正なアイロン部をスタンド部
に戻す報知時間を得ることができる。
【0023】また、第4の課題解決手段により、スタン
ド部でアイロン部のサーモスタット部がオンしている
か、オフしているかを検知することができ、安価で確実
な報知を行うことができる。
【0024】また、第5または第6の課題解決手段によ
り、スタンド部でアイロン部に流れる電流の大小によっ
て、アイロン部がスタンド部に載置されているか、ある
いは離脱されているかを確実に検知することができ、ア
イロン部が離脱されてからの報知を確実にすることがで
きる。
【0025】また、第7の課題解決手段により、サーモ
スタット部が第3の所定時間以上オンを継続すれば、サ
ーモスタット部が故障したと判定することができて、表
示または報知することができ、安全性の高いコードレス
アイロンが提供できる。
【0026】また、第8の課題解決手段により、サーモ
スタット部が第3の所定時間以上オンを継続すれば、サ
ーモスタット部が故障したと判定することができて、ア
イロン部へ供給する商用電源を遮断することができ、安
全性の高いコードレスアイロンが提供できる。
【0027】また、第9の課題解決手段により、アイロ
ン部をスタンド部に載置したまま放置した場合、報知ま
たは表示を行い、さらに、アイロン部に供給する商用電
源を遮断することができ、切忘れによる不安全状態を未
然に防止することができ、安全性の高いコードレスアイ
ロンを提供することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
ながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一
符号を付して説明を省略する。
【0029】図に示すように、スタンド部10は、アイ
ロン部1のサーモスタット部3のオン,オフを検知する
サーモスタット動作検知部11と、アイロン部1がスタ
ンド部10に載置されているか、離脱されているかを検
知する載置検知部12と、アイロン部1がスタンド部1
0より離脱しているとき、載置すべき時期を報知する報
知部13および載置すべき時期を表示する表示部14
と、サーモスタット動作検知部11の出力と載置検知部
12の出力とを入力するタイマー部15とを具備してい
る。
【0030】タイマー部15は、サーモスタット部3が
オンのときアイロン部1をスタンド部10より離脱した
場合、第1の所定時間経過後に報知部13または表示部
14を駆動し、サーモスタット部3がオフのときアイロ
ン部1をスタンド部10より離脱した場合、第2の所定
時間経過後に報知部13または表示部14を駆動するよ
うにしている。
【0031】上記構成において動作を説明すると、アイ
ロン部1は、スタンド部10に載置されているとき、ア
イロン部1にはスタンド部10の商用電源8から電力が
供給される。サーモスタット3がオンしているときヒー
タ部4に電流が流れ、アイロン部1のベース部(図示せ
ず)が加熱される。
【0032】ベース部の温度をサーモスタット部3が検
知して、所定温度より高くなるとサーモスタット部3は
オフし、ヒータ部4に流れる電流を遮断する。ベース部
の温度が下がって所定温度以下になると、サーモスタッ
ト部3はオンして、ヒータ部4に電流を流し加熱する。
この動作を繰り返しベース部の温度を制御する。
【0033】サーモスタット部3がオンしているとき
は、アイロン部1のベース部の温度が所定温度に到達し
ていないときであり、このときアイロン部1をスタンド
部10より離脱すると、この離脱したことを載置検知部
12で検知し、タイマー部15はアイロン部1がスタン
ド部2より離脱したときより計時を開始し、第1の所定
時間経過した後、報知部13または表示部14を駆動し
て、再度アイロン部1をスタンド部10へ戻すよう報知
または表示する。
【0034】次に、サーモスタット部3がオフしている
ときは、アイロン部1のベース部の温度が所定温度に到
達しているときであり、サーモスタット動作検知部11
によりサーモスタット部3がオフしていることを検知
し、このとき、載置検知部12がアイロン部1がスタン
ド部10より離脱したことを検知すると、タイマー部1
5は、アイロン部1がスタンド部10より離脱したとき
より計時を開始して、第2の所定時間経過した後、報知
部13または表示部14を駆動して、再度アイロン部1
をスアンド部10へ戻すよう報知あるいは表示する。
【0035】このように本実施例によれば、タイマー部
15は、サーモスタット部3がオンのときアイロン部1
をスタンド部10より離脱した場合、第1の所定時間経
過後に報知部13または表示部14を駆動し、サーモス
タット部3がオフのときアイロン部1をスタンド部10
より離脱した場合、第2の所定時間経過後に報知部13
または表示部14を駆動するようにしているので、アイ
ロン部1のベース部の温度によって、スタンド部10に
戻すべき時期を報知する報知時期を異ならせることがで
き、離脱時のアイロン部のベース部の温度が下がりすぎ
ず、また温度が高いのに報知するということをなくし使
い勝手を向上できる。
【0036】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図1におけるタイマー部15は、第1の所定時間
を第2の所定時間より短く設定している。他の構成は上
記第1の実施例と同じである。
【0037】上記構成において動作を説明すると、アイ
ロン部1のサーモスタット部3がオンしているときは、
ベース部の温度が所定温度に到達しておらず、すなわ
ち、ベース部の温度が低いということであり、このと
き、アイロン部1をスタンド部10より離脱したとき、
タイマー部15で設定した第1の所定時間は短く設定
し、離脱後短時間でアイロン部1をスタンド部10へ戻
すよう報知あるいは表示する。
【0038】アイロン部1のサーモスタット部3がオフ
しているときは、ベース部の温度が所定温度以上になっ
ており、このときアイロン部1をスタンド部10より離
脱したとき、タイマー部15で設定した第2の所定時間
は長く設定し、アイロン部1をスタンド部10へ戻すよ
う要求する報知または表示をするまでの時間を長くし
て、アイロンがけをしやすくすることができる。
【0039】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図1におけるタイマー部15は、アイロン部1を
スタンド部10に載置するごとにリセットするようにし
ている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0040】上記構成において動作を説明すると、タイ
マー部15は、アイロン部1がスタンド部10に載置さ
れているときは計時せず、アイロン部1がスタンド部1
0より離脱したときより計時を開始する。
【0041】また、アイロン部1がスタンド部10より
離脱中はタイマー部15は計時動作をしているが、計時
途中でアイロン部1をスタンド部10へ載置すると、計
時時間をゼロにリセットし、再度アイロン部1をスタン
ド部10より離脱すると、その離脱したときより計時を
開始する。したがって、常にアイロン部1をスタンド部
10から離脱したときから計時を開始できるため、適正
なアイロン部1をスタンド部10に戻す報知時間を得る
ことができる。
【0042】次に、本発明の第4の実施例を図2を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0043】図に示すように、スタンド部10のサーモ
スタット動作検知部11は、カレントトランス16によ
り構成し、アイロン部1のヒータ部4に流れる電流を検
知して、サーモスタット3がオンしているか、あるい
は、オフしているかを検知するよう構成している。
【0044】すなわち、ヒータ部4に電流が流れておれ
ば、サーモスタット3はオンと判断し、ヒータ部4に電
流が流れていなければサーモスタット3はオフと判断す
る。したがって、スタンド部10でアイロン部1のサー
モスタット部3がオンしているか、オフしているかを検
知することができる。
【0045】なお、スタンド部10のサーモスタット動
作検知部11は、図3に示すように、ヒータ部4の回路
に接続した小さな抵抗値の抵抗17により構成し、抵抗
R1の両端電圧Vを検知してヒータ部4に流れる電流を
検知して、サーモスタット3がオンしているか、あるい
はオフしているかを検知するようにしてもよい。
【0046】次に、本発明の第5の実施例を図4を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0047】図に示すように、アイロン部18のサーモ
スタット部3に並列に抵抗19を接続する。この抵抗1
9はサーモスタット部3がオフのとき、抵抗19を通じ
てヒータ部4に電流が流れるが、この電流はベース部を
加熱しない程度の電流となるよう抵抗19の定数を設定
している。
【0048】カレントトランス20は、載置検知部とし
て動作するとともに、アイロン部18をスタンド部21
に載置しているときは、サーモスタット動作検知部とし
て動作する。すなわち、アイロン部18に電流が流れて
おればアイロン部18はスタンド部21に載置されてい
ると判定し、電流が流れていなければ離脱されていると
判定する。
【0049】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明すると、図5は、スタンド部21の商用電源8よ
りアイロン部18に流れる電流Iを示している。電流I
1はサーモスタット部3がオンしたとき流れる電流であ
り、電流I2はサーモスタット部3がオフしたとき流れ
る電流である。
【0050】この電流Iがゼロになったときアイロン部
18がスタンド部21より離脱したと検知することがで
きる。また、電流I1のときサーモスタット部3がオ
ン、電流I2のときサーモスタット部3がオフとして検
知することによってサーモスタット動作検知部として動
作することができる。
【0051】次に、本発明の第6の実施例を図6を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0052】図に示すように、アイロン部22に供給す
る商用電源の端子間に抵抗23を接続する。カレントト
ランス20は、載置検知部として動作するとともに、ア
イロン部22をスタンド部21に載置しているときは、
サーモスタット動作検知部として動作する。
【0053】すなわち、アイロン部22に少なくとも抵
抗23を流れる電流が流れておればアイロン部22はス
タンド部21に載置されていると判定し、電流が流れて
いなければ離脱されていると判定する。
【0054】上記構成において動作を説明すると、カレ
ントトランス20を流れる電流がゼロになったときアイ
ロン部22がスタンド部21より離脱したと検知するこ
とができる。また、アイロン部22をスタンド部21に
載置し、サーモスタット部3がオンのときは、ヒータ部
4に流れる電流と抵抗23に流れる電流との和の電流が
カレントトランス20に流れ、サーモスタット部3がオ
フのときは、抵抗23に流れる電流がカレントトランス
20に流れるため、サーモスタット動作検知部として動
作することができる。
【0055】次に、本発明の第7の実施例について説明
する。図1におけるタイマー部15は、第3の所定時間
を有し、サーモスタット部3がこの第3の所定時間以上
オンを継続すれば、報知部13または表示部14を駆動
するようにしている。他の構成は上記第1の実施例と同
じである。
【0056】上記構成において動作を説明すると、サー
モスタット部3が第3の所定時間以上オンを継続すれ
ば、サーモスタット動作検知部11によりこれを検知
し、サーモスタット部3の接点が溶着等の何らかの異常
があったと見なし、報知部13または表示部14で報知
または表示する。
【0057】次に、本発明の第8の実施例を図7を参照
しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0058】図に示すように、スタンド部24は、アイ
ロン部1に流れる電流をオン、オフするスイッチ部25
を設けており、タイマー部26は、サーモスタット動作
検知部11の出力と載置検知部12の出力とを入力し、
サーモスタット部3がオンのときアイロン部1をスタン
ド部24より離脱した場合、第1の所定時間経過後に報
知部13または表示部14を駆動し、サーモスタット部
3がオフのときアイロン部1をスタンド部24より離脱
した場合、第2の所定時間経過後に報知部13または表
示部14を駆動するとともに、第3の所定時間を有し、
タイマー部26が第3の所定時間を計時したときスイッ
チ部25をオフするようにしている。
【0059】上記構成において動作を説明すると、サー
モスタット部3が第3の所定時間以上オンを継続すれ
ば、サーモスタット動作検知部11によりこれを検知
し、サーモスタット部3の接点が溶着等の何らかの異常
があったと見なし、スイッチ部25によりアイロン部1
へ供給する商用電源をオフし、報知部13または表示部
14で報知または表示することができる。
【0060】なお、上記実施例では、第1の実施例にア
イロン部1に流れる電流をオン、オフするスイッチ部2
5を設けているが、第5の実施例または第6の実施例に
スイッチ部25を設けて構成してもよいことはいうまで
もない。
【0061】次に、本発明の第9の実施例について説明
する。図7におけるタイマー部26は、第4の所定時間
を有し、載置検知部12の出力信号が第4の所定時間以
上アイロン部1がスタンド部24に載置されていると判
定したとき、スイッチ部25をオフし、報知部13また
は表示部14を駆動するようにしている。
【0062】上記構成において動作を説明すると、載置
検知部12の出力信号が第4の所定時間以上アイロン部
1がスタンド部24に載置されていると判定したとき、
使用者が電源を切り忘れたものと判断し、報知部13ま
たは表示部14で報知または表示し、あるいはスイッチ
部25をオフしてアイロン部1へ流れる電流を遮断し安
全性を確保することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、アイロン部と、
このアイロン部を載置する商用電源を有するスタンド部
からなり、前記アイロン部は、ベース部を加熱するヒー
タ部と、前記ベース部の温度を検知し前記ヒータ部に流
れる電流をオン、オフしてベース部の温度を一定に保つ
サーモスタット部とを具備し、前記スタンド部は、前記
アイロン部のサーモスタット部のオン、オフを検知する
サーモスタット動作検知部と、前記アイロン部がスタン
ド部に載置されているか、あるいは離脱されているかを
検知する載置検知部と、前記アイロン部が前記スタンド
部より離脱しているとき、載置すべき時期を報知する報
知部または表示する表示部と、前記サーモスタット動作
検知部の出力と載置検知部の出力とを入力するタイマー
部とを具備し、前記タイマー部は、前記サーモスタット
部がオンのとき前記アイロン部を前記スタンド部より離
脱したとき、第1の所定時間経過後前記報知部または前
記表示部を駆動し、前記サーモスタット部がオフのとき
前記アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき、第
2の所定時間経過後前記報知部または前記表示部を駆動
するようにしたことにより、アイロン部をスタンド部か
ら離脱したとき、その離脱する時期がサーモスタットが
オンのとき、またはオフのときによって、アイロン部を
スタンド部に戻すべき時期を報知する報知時期を異なら
せることができ、離脱時のアイロン部のベース部の温度
が下がりすぎず、また温度が高いのに報知するというこ
とをなくすことができ、使い勝手を向上できる。
【0064】また、タイマー部は、第1の所定時間を第
2の所定時間より短く設定したことにより、サーモスタ
ット部がオンのときアイロン部をスタンド部より離脱し
た場合には、アイロン部の温度は低く、サーモスタット
部がオフのときアイロン部をスタンド部より離脱した場
合には、アイロン部の温度はたかいため、第1の所定時
間を第2の所定時間より短く設定することによって、離
脱時のアイロン部のベース部の温度が下がりすぎず、ま
た温度が高いのに報知するということをなくすることが
できる。
【0065】また、タイマー部は、アイロン部をスタン
ド部に載置するごとにリセットするようにしたことによ
り、アイロン部をスタンド部に載置したとき、載置検知
部の出力によりタイマー部をリセットすることができ、
常にアイロン部をスタンド部から離脱したときから計時
を開始できるため、適正なアイロン部をスタンド部に戻
す報知時間を得ることができる。
【0066】また、サーモスタット動作検知部は、アイ
ロン部のヒータ部に供給する電流を検知してサーモスタ
ット部のオン,オフを検知するようにしたことにより、
スタンド部でアイロン部のサーモスタット部がオンして
いるか、オフしているかを検知することができ、安価で
確実な報知を行うことができる。
【0067】また、サーモスタット部の端子間に抵抗を
接続し、載置検知部は、アイロン部に流れる電流を検知
し、アイロン部に電流が流れておればアイロン部はスタ
ンド部に載置されていると判定し、電流が流れていなけ
れば離脱されていると判定するようにしたことにより、
スタンド部でアイロン部に流れる電流の大小によって、
アイロン部がスタンド部に載置されているか、あるい
は、離脱されているかを確実に検知することができ、ア
イロン部が離脱されてからの報知を確実にすることがで
きる。
【0068】また、アイロン部に供給する商用電源の端
子間に抵抗を接続し、載置検知部は、前記アイロン部に
流れる電流を検知し、アイロン部に電流が流れておれば
アイロン部はスタンド部に載置されていると判定し、電
流が流れていなければ離脱されていると判定するように
したことにより、スタンド部でアイロン部に流れる電流
の大小によって、アイロン部がスタンド部に載置されて
いるか、あるいは、離脱されているかを確実に検知する
ことができ、アイロン部が離脱されてからの報知を確実
にすることができる。
【0069】また、タイマー部は、第3の所定時間を有
し、サーモスタット部がこの第3の所定時間以上オンを
継続すれば、報知部または表示部を駆動するようにした
ことにより、サーモスタット部が第3の所定時間以上オ
ンを継続すれば、サーモスタット部が故障したと判定す
ることができ、表示または報知することができ、安全性
の高いコードレスアイロンを提供することができる。
【0070】また、スタンド部にアイロン部に流れる電
流をオン,オフするスイッチ部を具備するとともに、タ
イマー部は第3の所定時間を有し、前記タイマー部が第
3の所定時間を計時したとき前記スイッチ部をオフする
ようにしたことにより、サーモスタット部が第3の所定
時間以上オンを継続すれば、サーモスタット部が故障し
たと判定することができ、スイッチ部によりアイロン部
へ供給する商用電源を遮断することができ、安全性の高
いコードレスアイロンを提供することができる。
【0071】また、スタンド部にアイロン部に流れる電
流をオン、オフするスイッチ部を具備し、タイマー部
は、第4の所定時間を有し、載置検知部の出力信号が第
4の所定時間以上アイロン部がスタンド部に載置されて
いると判定したとき、報知部または表示部を駆動、ある
いはアイロン部に流れる電流を遮断するようにしたこと
により、アイロン部をスタンド部に載置したまま放置し
た場合、これを報知または表示することができ、さらに
アイロン部に供給する商用電源を遮断することができ、
切忘れによる不安全状態を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のコードレスアイロンの
構成を示したブロック図
【図2】本発明の第4の実施例のコードレスアイロンの
構成を示したブロック図
【図3】同コードレスアイロンの他の例の構成を示した
ブロック図
【図4】本発明の第5の実施例のコードレスアイロンの
構成を示したブロック図
【図5】同コードレスアイロンのスタンド部で検出され
る電流を示す特性図
【図6】本発明の第6の実施例のコードレスアイロンの
構成を示したブロック図
【図7】本発明の第8の実施例のコードレスアイロンの
構成を示したブロック図
【図8】従来のコードレスアイロンの構成を示したブロ
ック図
【図9】同コードレスアイロンの斜視図
【符号の説明】
1 アイロン部 3 サーモスタット部 4 ヒータ部 8 商用電源 10 スタンド部 11 サーモスタット動作検知部 12 載置検知部 13 報知部 14 表示部 15 タイマー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 謙治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安藤 正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン部と、このアイロン部を載置す
    る商用電源を有するスタンド部からなり、前記アイロン
    部は、ベース部を加熱するヒータ部と、前記ベース部の
    温度を検知し前記ヒータ部に流れる電流をオン、オフし
    てベース部の温度を一定に保つサーモスタット部とを具
    備し、前記スタンド部は、前記アイロン部のサーモスタ
    ット部のオン,オフを検知するサーモスタット動作検知
    部と、前記アイロン部がスタンド部に載置されている
    か、あるいは離脱されているかを検知する載置検知部
    と、前記アイロン部が前記スタンド部より離脱している
    とき、載置すべき時期を報知する報知部または表示する
    表示部と、前記サーモスタット動作検知部の出力と載置
    検知部の出力とを入力するタイマー部とを具備し、前記
    タイマー部は、前記サーモスタット部がオンのとき前記
    アイロン部を前記スタンド部より離脱したとき、第1の
    所定時間経過後前記報知部または前記表示部を駆動し、
    前記サーモスタット部がオフのとき前記アイロン部を前
    記スタンド部より離脱したとき、第2の所定時間経過後
    前記報知部または前記表示部を駆動するようにしたコー
    ドレスアイロン。
  2. 【請求項2】 タイマー部は、第1の所定時間を第2の
    所定時間より短く設定した請求項1記載のコードレスア
    イロン。
  3. 【請求項3】 タイマー部は、アイロン部をスタンド部
    に載置するごとにリセットするようにした請求項1記載
    のコードレスアイロン。
  4. 【請求項4】 サーモスタット動作検知部は、アイロン
    部のヒータ部に供給する電流を検知してサーモスタット
    部のオン,オフを検知するようにした請求項1記載のコ
    ードレスアイロン。
  5. 【請求項5】 サーモスタット部の端子間に抵抗を接続
    し、載置検知部は、アイロン部に流れる電流を検知し、
    アイロン部に電流が流れておればアイロン部はスタンド
    部に載置されていると判定し、電流が流れていなければ
    離脱されていると判定するようにした請求項1記載のコ
    ードレスアイロン。
  6. 【請求項6】 アイロン部に供給する商用電源の端子間
    に抵抗を接続し、載置検知部は、前記アイロン部に流れ
    る電流を検知し、アイロン部に電流が流れておればアイ
    ロン部はスタンド部に載置されていると判定し、電流が
    流れていなければ離脱されていると判定するようにした
    請求項1記載のコードレスアイロン。
  7. 【請求項7】 タイマー部は、第3の所定時間を有し、
    サーモスタット部がこの第3の所定時間以上オンを継続
    すれば、報知部または表示部を駆動するようにした請求
    項1記載のコードレスアイロン。
  8. 【請求項8】 スタンド部にアイロン部に流れる電流を
    オン,オフするスイッチ部を具備するとともに、タイマ
    ー部は第3の所定時間を有し、前記タイマー部が第3の
    所定時間を計時したとき前記スイッチ部をオフするよう
    にした請求項1記載のコードレスアイロン。
  9. 【請求項9】 スタンド部にアイロン部に流れる電流を
    オン,オフするスイッチ部を具備するとともに、タイマ
    ー部は第4の所定時間を有し、載置検知部の出力信号が
    第4の所定時間以上アイロン部がスタンド部に載置され
    ていると判定したとき、報知部または表示部を駆動、あ
    るいはアイロン部に流れる電流を遮断するようにした請
    求項1記載のコードレスアイロン。
JP24007994A 1994-10-04 1994-10-04 コードレスアイロン Pending JPH08103599A (ja)

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JP24007994A JPH08103599A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 コードレスアイロン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018167812A1 (ja) 2017-03-13 2018-09-20 株式会社 東芝 温度検出回路

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WO2018167812A1 (ja) 2017-03-13 2018-09-20 株式会社 東芝 温度検出回路

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