JPH0810344Y2 - レール走行玩具 - Google Patents

レール走行玩具

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JPH0810344Y2
JPH0810344Y2 JP1992043073U JP4307392U JPH0810344Y2 JP H0810344 Y2 JPH0810344 Y2 JP H0810344Y2 JP 1992043073 U JP1992043073 U JP 1992043073U JP 4307392 U JP4307392 U JP 4307392U JP H0810344 Y2 JPH0810344 Y2 JP H0810344Y2
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JP
Japan
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rail
vehicle
track structure
track
traveling
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JP1992043073U
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義男 水門
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Combi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレール走行玩具に関する
ものであり、特に可撓性を有する一本のレールに案内さ
れて走行するレール走行玩具に関するものである。
【0002】
【従来技術】レール上を走行する玩具としては汽車、電
車等多数のものが提案されているがいずれの場合も、平
行する二本の軌条によって構成されたレールと、このレ
ール上を走行する車両との組み合わせにより構成されて
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来構造
では、車両の走行を案内するレールが、平行する二本の
軌条を一つのユニットとして構成しているため、レール
を環状に配置する場合、配置するレールのカーブを大き
くとらないと走行車両が脱線してしまうという問題があ
った。
【0004】また従来のレール走行玩具は、レールを構
成する素材が金属、硬質合成樹脂等の硬質物で形成され
ていたため、成形時にレールに与えられたカーブの固定
的な曲率に従った配置しか行えず、使用者が自由にカー
ブを変更しながら遊ぶことは不可能であった。
【0005】更にまた従来構造では、車両の走行に使用
されるレールはレールとしての機能しか発揮できず、こ
れをその他の玩具の機能部品として利用して遊ぶという
ことは不可能であった。
【0006】
【考案の目的】本考案は上記の事情に鑑みこれに対応し
ようとするものである。
【0007】即ち本考案の目的は、可撓性を有し両端部
をその他の部材に自由に接続できるよう構成した一本の
線条体をレールとして使用し、可撓性を有するレールと
駅舎その他の走路構成体とを組み合わせることにより、
極めて使用感の優れたレール走行玩具を提供せんとする
ものである。
【0008】また本考案の他の目的は、可撓性を有する
素材をレールに使用することによりレールの配置等にお
いて極めて設計自由度の高いレール走行玩具を提供しよ
うとするものである。
【0009】更に本考案の他の目的は、レールとして使
用する可撓性を有する線条体がその他の玩具構成部品と
しても利用、転用できるよう構成したレール走行玩具を
提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、一本の線条よ
りなる可撓性を有するレールと、前記レールを走路面の
上部中央に着脱自在に嵌合させる第1の走路構成体と、
前記レール端部を延長上に接続する案内軌条を有する第
2の走路構成体と、車体下面前方に前記レールの上面に
触れて該レールに駆動力を伝達する接地駆動ローラーを
有し、前記レールをまたいで前記駆動ローラーの駆動力
により移動する車両、との組み合わせからなるレール走
行玩具として構成した。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】本考案のレール走行玩具は、可撓性を有す
る適宜長さの線条体により構成すると共に両端に接続部
11,11を形成したレール1と、走路面の中央にレール1
の一部を嵌合できる嵌合溝22を形成した走路構成体2、
若しくは適宜箇所に案内用軌条21を形成し、前記案内用
軌条21の両端部が前記レール1の接続部11と接続できる
よう構成した走路構成体3,4及びレール1と案内用軌
条21に案内されて走行する車両5の組み合わせによって
構成している。
【0013】可撓性を有するレール1は、例えば、条杆
の中心部にアルミ線のような塑性変形が可能でしかも可
撓性を有する芯材(図示しない)を位置させ、その外周
を軟質合成樹脂のような可撓性を有する軟質皮膜(図示
しない)で一体的に被覆形成した線条体により構成して
いる。
【0014】レール1の両端部に形成した接続部11,11
は、二本のレール1,1の両端部を互いに接続させてレ
ール長を延長したり、或いは、走路構成体2の中央部に
形成した嵌合溝22や、走路構成体3,4に形成した案内
用軌条21の端部に着脱自在に接続できるよう構成してい
る。
【0015】レール1の両端に形成する接続部11,11
は、両端の接続部11,11が共に同一構造からなる接続機
構(図2参照)とし、これと接続する他方の部材に形成
する接続部(走路構成体3,4に形成する案内用軌条22
の端部等に形成する接続部)をこれに対応させた構造体
として構成とする場合のほか、両端の接続部11,11をそ
れぞれ「雄型接続部」と「雌型接続部」とし互いに嵌合
し合えるよう構成することも自由である。
【0016】図2例示のようにレール1の両端に形成し
た接続部11,11の構造を同一構造とした時は、両者を接
続する際に別に準備するジョイント部材(図示しない)
を使用することとなる。
【0017】走路構成体を構成する構造体としては、図
2、図3例示のように、駅舎に模した走路構成体2とし
たり、図5乃至図10例示のように、走路を兼用する跳ね
上げ板31,31を起伏自在に枢着した走路構成体3とした
り、或いは図4、図8例示のような車両5の走行経路の
途中に傾斜面を形成するための走路構成体4として構成
する等各種の構造が構成できる。
【0018】駅舎に模した走路構成体2は、走路盤の中
央にレール1を嵌合させるための嵌合溝22が形成され、
また、嵌合溝22の両側には車両5の走行を停止させるス
トッパー23を起伏自在に取付けている。
【0019】ストッパー23は、駆動杆23aの端部に操作
杆23bをL字状に起立形成させ、駆動杆23aの中間部分
には適宜の間隔をおいて二つの停止杆23c,23cを起立
させた構造としている。
【0020】ストッパー23は、駆動杆23aの両端部が走
路構成体2の裏面に形成した支承部24,24に回転自在に
枢支されており、端部に形成した操作杆23bが走路構成
体2の側面に起伏を自在として起立され、駆動杆23aに
形成した停止杆23c,23cは操作杆23bが起立している
時に、案内溝21′を挟む両側位置に穿設した透孔25,25
から突出して車両5の走行を停止させるよう構成してい
る。
【0021】26は操作杆23bの一部に形成した凹孔であ
り、走路構成体2の側面に形成した嵌合突起27と嵌合し
た時に操作杆23bの直立(起立)状態が維持されるよう
クリックストップ機構として構成している。
【0022】走路を兼用する跳ね上げ板31,31を起伏自
在に枢着した走路構成体3は、基板32の両端に幅の厚い
支壁33,33を起立させた倒コ字状に形成しており、支壁
33,33の上部に跳ね上げ板31,31の基端両側部をそれぞ
れ枢支させている。
【0023】跳ね上げ板31,31の中央部と基板32の中央
部には車両5の走行を案内する案内用軌条21,21がそれ
ぞれ隆起形成されており、基板32に形成した案内用軌条
21の両端部にはレール1の端部に形成した接続部11と嵌
合できる接続部が形成されている。
【0024】34,34は跳ね上げ板31,31の起伏駆動杆で
あり、上昇時にはその先端部が支壁33,33の上面から適
宜長さだけ突出し、下降時には先端部が支壁33の上端面
と面一となるか、或いは上端面よりも下降するよう昇降
自在に取付けている。
【0025】起伏駆動杆34の上端部は跳ね上げ板31の裏
面に当接し、その下端部は支軸35の両端に平面コ字状に
取付けた駆動板36,36の先端に接触している。
【0026】基板32の裏面に回転自在に取付けた支軸35
は、両端部が支壁33,33の下面側に適宜長さだけ突出さ
せており、この両端突出部に駆動板36の基端部を固定し
ている。
【0027】基端部を支軸35の両端に固定した駆動板3
6,36は、先端部近くと支壁33,33の上端裏面との間に
差し渡したスプリング37により常時引上げ方向の力が付
勢されている。
【0028】傾斜面を形成するための走路構成体4は、
適宜長さの板状体の中央部に案内用軌条21を形成してお
り、案内用軌条21の両端部をレール1の接続部11に対す
る接続部としている。
【0029】なお図示することを省略したが、傾斜面を
形成する走路構成体4の周縁部にはその他の構成体に傾
斜状態で係止するのを保証するための係止フランジ(背
丈の低い壁)を折り曲げ形成することが望ましい。
【0030】なお、走路構成体2,3,4の適宜位置に
はレール1の両端に形成した接続部11,11を嵌合させ、
或いは接続機構を有するその他のブロック玩具を嵌合係
止させるための嵌合端子61…61或いは嵌合孔62…62を形
成している。
【0031】これらの嵌合端子61や嵌合孔62に、例えば
レールとして使用していない時の線条体や、レール1に
類似する構造をもった短い線条体(図示しない)の端部
を嵌合係止させると、走路構成体2,3,4の一部にト
ンネル状の囲枠を形成したり各種の装飾を施すことが可
能となり走路構成体の機能を一層高めることが可能とな
る。
【0032】車両5には車輪51…51が回転自在に軸着さ
れている。前側の車輪51,51を軸支した車軸52には車両
本体53に内蔵したモーターMの回転力を受けて駆動する
接地駆動ローラー54を取付けている。
【0033】接地駆動ローラー54は、ローラー54の外周
下面と床面との間にレール1の高さに相当する空間が形
成できるよう床面から離して取付けられている。
【0034】55,55は、車両本体53の下面に、接地駆動
ローラー54を両側から挟むよう突設したストッパー受け
であり、車両5が駅舎に模した走路構成体2の盤面上を
走行する時に走路構成体2に起伏自在に取付けたストッ
パー23の二つの停止杆23c,23cと当接してその走行が
停止されるものである。
【0035】56,56は車両本体53の下面後部に回転自在
に取り付けたガイドローラー、57,57はストッパー受け
55,55の下面に回転自在に取付けたガイドローラーであ
り、レール1、若しくは案内軌条22に案内されて走行す
る車両5が走路から脱線するのを防止するものである。
【0036】なお、走路構成体2,3,4と同様に、車
両5の上面や側面等にも装飾体を取付けるための嵌合端
子61等が突設形成されている。
【0037】58は車両本体53の端部に取付けた連結機構
であり、他の走行車両に形成した連結機構(図示しな
い)と直接的に、若しくはその他の連結補助具(図示し
ない)を介して連結することにより重連運転を可能とし
ている。
【0038】
【考案の効果】本考案は上記のように可撓性を有するレ
ール1と、各種の付加機能を持った走路構成体3,4と
を接続部11,11を介して接続させたり、或いはレール1
の長さ方向における中間部分を嵌合させる嵌合溝21を形
成した走路構成体2とを組み合わせる構造としたので、
従来のレール走行玩具では期待できない極めて興趣に富
んだレール走行玩具を構成することができる。
【0039】特に本考案は、可撓性を有するレール1
に、モーターにより回転駆動される接地駆動ローラー54
の下面が触れながら車両5を走行させる構造としたの
で、一定の間隔をおいて平行させた二本のレールを使用
して遊ぶ従来のレール走行玩具に比較してレールの軌道
配置や軌道のカーブ形成を極めて自由に設定できる利点
がある。
【0040】また可撓性を有する一本のレール1に案内
されて走行する車両5は、下面前後にそれぞれ脱線防止
用のガイドローラー56,56及び57,57を回転自在に取付
けたので、レール1や走路構成体3,4の案内軌条21に
案内されながら走行する車両5は設定された軌道面から
脱線することなく安全かつ高速に走行できる。
【0041】また、車両本体の進行方向後部に取付けら
れたガイドローラー56,56の間隔を大きくすれば、レー
ル1の湾曲の度合い(カーブの半径)を小さく形成した
時でも車両5がレール1の軌道から脱線することなく走
行できる利点がある。
【0042】レール走行玩具の一部として、図5乃至図
10例示の走路構成体3を使用した時は、車両5が一方の
跳ね上げ板31上に達しその重量でこれを押し下げるとそ
の下面に昇降自在に取付けた起伏駆動杆34を介して他方
の跳ね上げ板31と連動する起伏駆動杆34を下降させて
(駆動板36と支軸35を介して)車両5の走路が自動的に
構成され幼児の興味を一層高めることができる。
【0043】可撓性を有するレール1は、レールとして
使用していない時には、両端部に形成した接続部11,11
を走路構成体2,3,4等に形成した嵌合端子61,61等
に嵌合係止させれば線条体によって構成されたトンネル
等として使用することができ一つの構成素材を各種の用
途に転用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 構成の一例を示す配置的斜視図
【図2】 駅舎に模した走路構成体とレールを分離して
示す斜視図
【図3】 図2の分解斜視図
【図4】 傾斜面を形成するための走路構成体の斜視図
【図5】 上部に走路を兼用する跳ね上げ板を構成した
走路構成体の斜視図
【図6】 図5の正面図
【図7】 図6A−A線の断面図
【図8】 跳ね上げ板に車両が乗る直前を示す正面図
【図9】 跳ね上げ板に車両が乗った時を示す正面図
【図10】 跳ね上げ板から車両が通過した後を示す正面
【図11】 車両の斜視図
【図12】 車両の底面部を示す斜視図
【図13】 レールとの関係を示す車両の底面図
【図14】 レールとの関係を示す車両の縦断側面図
【符号の説明】
1 レール 11 接続部 2 走路構成体 21 案内軌条 22 嵌合溝 23 ストッパー 3 走路構成体 31 跳ね上げ板 32 基板 33 支壁 34 起伏駆動杆 35 支軸 36 駆動板 37 スプリング 4 走路構成体 5 車両 52 車軸 54 接地駆動ローラー 55 ストッパー受け 56 ガイドローラー 57 ガイドローラー M モーター

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一本の線条よりなる可撓性を有するレール
    と、前記レールを走路面の上部中央に着脱自在に嵌合さ
    る第1の走路構成体と、前記レール端部を延長上に接
    続する案内軌条を有する第2の走路構成体と、車体下面
    前方に前記レールの上面に触れて該レールに駆動力を伝
    達する接地駆動ローラーを有し、前記レールをまたいで
    前記駆動ローラーの駆動力により移動する車両、との組
    み合わせからなるレール走行玩具。
  2. 【請求項2】走路構成体の上面中央にレールを嵌合させ
    る溝が形成され、この嵌合溝にレールを着脱自在に嵌合
    させてなる請求項1記載のレール走行玩具。
  3. 【請求項3】走路構成体の上面に、端部をレールとの接
    続部とした案内軌条を形成した請求項1記載のレール走
    行玩具。
  4. 【請求項4】車両の底面に、取付けられた接地駆動ロー
    ラーの両側に脱線防止用の補助ローラーを回転自在に取
    付けてなる請求項1記載のレール走行玩具。
JP1992043073U 1992-06-01 1992-06-01 レール走行玩具 Expired - Lifetime JPH0810344Y2 (ja)

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JP1992043073U JPH0810344Y2 (ja) 1992-06-01 1992-06-01 レール走行玩具

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JPH07492U JPH07492U (ja) 1995-01-06
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JPH07492U (ja) 1995-01-06

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