JPH08103084A - 電源装置及び放電灯点灯装置並びに照明装置 - Google Patents

電源装置及び放電灯点灯装置並びに照明装置

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JPH08103084A
JPH08103084A JP6236423A JP23642394A JPH08103084A JP H08103084 A JPH08103084 A JP H08103084A JP 6236423 A JP6236423 A JP 6236423A JP 23642394 A JP23642394 A JP 23642394A JP H08103084 A JPH08103084 A JP H08103084A
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voltage
inverter
detection
high frequency
discharge lamp
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Koji Takahashi
浩司 高橋
Hajime Osaki
肇 大崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータへの直流電圧が低下した際にイン
バータの正常な制御動作を行うようにして、所定周波数
かつ所定レベルの高周波出力を得られるようにする。 【構成】 補正電圧生成部12は閉ループ制御ができな
くなる際のインバータ4に印加される直流電圧を検出す
る。まず、抵抗器R10,R11で分圧し、その分圧電
圧を比較器12の一方の入力端に供給し、また、比較器
12の他方の入力端に制御回路10での制御が正常にで
きない場合のインバータ4に印加される直流電圧に対応
した基準電圧Eを設定する。この基準電圧E対して抵抗
器R10,R11の分圧電圧(インバータ4に印加され
る直流電圧)が下回った場合に、この差に対応した比較
値電圧をスイッチング回路9に出力し、スイッチング回
路9が出力する検出電圧に加算し、この加算した補正電
圧を制御回路10に送出して正常な閉ループ制御を継続
して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数制御を行うイン
バータからの高周波出力で放電灯が点灯する電源装置及
び放電灯点灯装置並びに照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の放電灯点灯装置の構成を示
す回路図である。図6において、交流(AC)電源1か
らのACを直流回路2で整流かつ平滑化し、さらにチョ
ッパ回路3を通じて得られる直流電圧をハーフブリッジ
のインバータ4に印加する。インバータ4では、ドライ
ブ回路4aからのドライブ信号がスイッチング動作を行
う電界効果トランジスタ(FET)t1,t2に入力さ
れる。このFETt1,t2が、ドライブ信号に基づい
た周波数(例えば、42KHZ) の高周波を出力し、この
高周波出力が出力コイルL1、コンデンサC1,C2を
通じて放電灯7に供給されて点灯する。
【0003】この場合、放電灯7に供給される高周波出
力の値(レベル)を検出して各種の閉ループ制御が行わ
れる。例えば、始動時に放電灯7に低電圧の高周波出力
を供給し、この後に規定の電圧を供給するソフトスター
トや、始動開始後に所定の中心周波数の許容範囲内に周
波数を設定する制御、また、点灯後に、所定周波数に設
定し、かつ、所定レベルの高周波出力を出力するなどの
閉ループ制御が行われる。この閉ループ制御は検出回路
8、スイッチング回路9及び制御回路10を通じて行わ
れる。
【0004】まず、検出回路8では直列接続の抵抗器R
1,R2で放電灯7に供給される高周波出力を分圧し、
この高周波電圧をコンデンサC3を通じてダイオードD
1,D2で倍電圧検波し、さらに、電解コンデンサC4
で平滑化してスイッチング回路9に出力する。スイッチ
ング回路9では、検出回路8からの検出電圧がトランジ
スタQ1のベースに入力され、検出電圧が所定値以上の
場合にオン(導通)して電流が流れてエミッタと接地間
に直列接続された抵抗器R4,R5で分圧電圧が発生す
る。この分圧圧が、検出電圧として制御回路10に入力
される。制御回路10は検出電圧に基づいた制御信号を
ドライブ回路4aに出力し、このドライブ回路4aから
のドライブ信号がFETt1,t2のゲートに出力され
る。
【0005】また、この放電灯点灯装置では調光が行わ
れる。この場合、チョッパ回路3に設けられた図示しな
い制御回路の可変抵抗器(VR)を調整することによっ
て、インバータ4への印加電圧が変化し、このインバー
タ4からの高周波出力が変化して、放電灯7の発光が制
御(調光)される。
【0006】このように従来の放電灯点灯装置でも、イ
ンバータ4のスイッチング動作によって得られる高周波
出力を、所定周波数に設定し、かつ、所定の高周波出力
レベルに制御されて放電灯7が安定に点灯するととも
に、チョッパ回路3に備える可変抵抗器(VR)の調整
によって調光などが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の放電灯点灯装置では、AC電源1、直流回路2及
びチョッパ3の動作不良、又は、予期せぬ値の調光設定
などでインバータ4への印加電圧が低下した場合、前記
の閉ループ制御ができなくなる。この場合、検出回路8
の検出電圧が得られずに、スイッチング回路9からの検
出電圧が制御回路10に出力されなくなると、制御回路
10は、インバータ4を中心周波数の許容範囲(許容範
囲の出力電圧)に設定する制御ができなくなる。すなわ
ち、進相モードの異常動作になって正常な制御ができな
くなるという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、インバータへの直流電圧が
低下した際にもインバータの正常な制御動作が可能とな
り、所定の高周波出力が得られるとともに、所要の照明
状態が得られる電源装置及び放電灯点灯装置並びに照明
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、供給される直流を高周波に
変換して出力するインバータを備える電源装置におい
て、インバータからの高周波出力のレベルに対応した検
出電圧を出力する第1の検出手段と、第1の検出手段か
らの検出電圧に基づいてインバータを制御する制御手段
と、インバータに印加される直流電圧が低下して予め定
めた電圧以下を検出した際に、電圧を出力する第2の検
出手段と、第2の検出手段からの電圧を第1の検出手段
からの検出電圧に加算して制御手段に出力する加算出力
手段とを備える構成である。
【0010】請求項2記載の電源装置は、前記第1の検
出手段に、インバータからの高周波出力を分圧して検出
する抵抗器及びコンデンサと、抵抗器及びコンデンサて
分圧した高周波信号を整流する整流素子と、整流素子か
らの脈流を平滑化して高周波出力のレベルに対応した検
出電圧を得るための電解コンデンサと、電解コンデンサ
からの検出電圧が供給されて導通するスイッチング素子
と、スイッチング素子が導通した際に流れる電流によっ
て発生した降下電圧を加算出力手段に出力するための抵
抗器とを備える構成である。
【0011】請求項3記載の電源装置は、前記第2の検
出手段に、インバータに印加される直流電圧を分圧した
電圧を出力する直列接続の抵抗器と、抵抗器からの分圧
電圧と、予め設定した基準電圧と比較し、前記分圧した
電圧が基準電圧より低く、インバータに印加される直流
電圧が所定電圧以下である場合に、所定電圧を加算出力
手段に出力する比較手段とを備える構成である。
【0012】請求項4記載の電源装置は、前記第2の検
出手段に、インバータに印加される直流電圧を分圧した
電圧を出力する直列接続の抵抗器と、抵抗器からの分圧
電圧が印加されて導通するスイッチング素子と、スイッ
チング素子が導通した際に流れる電流で発生した降下電
圧を加算出力手段に出力する抵抗器とを備える構成であ
る。
【0013】請求項5記載の放電灯点灯装置は、前記請
求項1,2,3又は4記載の電源装置と、この電源装置
のインバータからの高周波出力によって点灯する放電灯
を備える構成としている。
【0014】請求項6記載の照明装置は、前記請求項5
記載の放電灯点灯装置における放電灯の発光を反射し、
及び/又は、透過して外方に放射する制光手段を備える
構成としている。
【0015】
【作用】このような構成の請求項1〜4記載の電源装置
は、第1の検出手段が出力する、インバータからの高周
波出力のレベルに対応した検出電圧に基づいて、インバ
ータの制御が行われる。例えば、周波数を制御して所定
レベルの高周波(信号)出力が得られるようにしてい
る。この際、インバータに印加される直流電圧が低下し
て、高周波出力レベルが低下した場合、その検出電圧が
低下して制御手段によるインバータの制御ができなくな
る場合がある。この際、第2の検出手段がインバータに
印加される直流電圧が、予め定めた電圧以下であること
を検出し、この検出に伴って出力する電圧を、第1の検
出手段からの検出電圧に加算し、この加算による補正電
圧を制御手段に出力して正常な制御を行うようにしてい
る。したがって、インバータへの直流電圧が低下した際
にもインバータの正常な制御動作が可能となって、所定
の高周波出力が得られる。
【0016】請求項5記載の放電灯点灯装置は、請求項
1,2,3又は4記載の電源装置に放電灯を接続してい
る。したがって、インバータへの直流電圧が低下した際
にもインバータの正常な制御動作が可能となり、所定の
高周波が出力されて放電灯が正常に点灯する。
【0017】請求項6記載の照明装置は、請求項5記載
の放電灯点灯装置における放電灯の発光を反射し、及び
/又は、透過して外方に放射している。したがって、イ
ンバータへの直流電圧が低下した際にもインバータの正
常な制御動作が可能となって、所定の高周波が出力さ
れ、放電灯が正常に点灯するとともに、所要の照明状態
が得られる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の電源装置及び放電灯点灯装置
並びに照明装置の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。なお、以下の文及び図にあって、従前の図6と同一
の構成要素には同一の符号を付した。
【0019】図1は本発明の放電灯点灯装置の実施例の
構成を示す回路図である。図1において、この例は商用
電源などの交流(AC)電源1と、このAC電源1から
のACを整流かつ平滑化して出力する直流回路2と、所
定の直流電圧を得るためのチョッパ回路3が設けられて
いる。このチョッパ回路3には、出力直流電圧を可変
し、調光を行うための図示しない制御回路が設けられて
おり、この制御回路に、調光設定を行うための可変抵抗
器VRが設けられている。さらに、直流回路2からの直
流が供給され、所定の周波数かつ所定レベルの高周波を
出力するハーフブリッジのインバータ4と、このインバ
ータ4からの高周波出力で点灯する放電灯7とが設けら
れている。
【0020】インバータ4は、スイッチング動作を行い
所定周波数、かつ、所定レベルの高周波を出力する直列
接続のFETt1,t2と、ドライブ回路4aとが設け
られている。FETt1のソースに直流回路2からの直
流が印加され、また、FETt2のドレインが接地され
るとともにFETt1のドレインとFETt2のソース
との接続点から高周波(信号)を出力する。FETt
1,t2のゲートにドライブ信号がドライブ回路4aか
ら入力される。
【0021】また、以降で詳細に説明するようにインバ
ータ4の制御を行うために放電灯7に供給される高周波
出力を検出し、この検出信号を出力する検出回路8と、
検出回路8からの検出信号でオン/オフし、その検出電
圧を出力するスイッチング回路9とが設けられている。
さらに、例えば、前記の閉ループ制御を行うための制御
回路10と、インバータ4への印加電圧が予め定めた電
圧より低下した際に、その正常な動作を継続するため
に、スイッチング回路9からの検出電圧に加算する電圧
を出力する補正電圧生成部12とが設けられている。
【0022】検出回路8は、放電灯7に供給される高周
波を分圧する抵抗器R1,R2と、分圧した高周波を検
出し、倍電圧整流するコンデンサC3、ダイオードD
1,D2と、さらに、整流出力を平滑化する電解コンデ
ンサC4とが設けられている。
【0023】スイッチング回路9は、検出回路8からの
検出信号が入力されるトランジスタQ1と、エミッタに
直列接続されてトランジスタQ1のオン時に流れる電圧
で発生した分圧電圧(補正電圧)を制御回路10に出力
する直列接続の抵抗器R4,R5とが設けられている。
【0024】図2は、補正電圧生成部12の詳細な構成
を示す回路図である。図2において、この補正電圧生成
部12には、インバータ4に印加される直流電圧を分圧
する直列接続の抵抗器R10,R11と、この分圧電圧
が入力され、基準電圧Eと比較する比較器12とが設け
られている。さらに、比較器12から分圧電圧が基準電
圧Eを下回る場合に出力する電圧を分圧し、この分圧電
圧をスイッチング回路9に出力する直列接続の抵抗器R
12,R13と、この分圧電圧を順方向で送出するため
のダイオードD4とが設けられている。
【0025】次に、この実施例の動作について説明す
る。AC電源1からのACを直流回路2で全波整流し、
かつ、平滑化した直流をインバータ4に出力する。この
インバータ4には制御回路10からの制御信号に基づい
たドライブ信号がドライブ回路4aからFETt1,t
2のゲートに入力される。このドライブ回路4aでFE
Tt1,t2がオン/オフするスイッチング動作して、
コイルL1に高周波が出力され、放電灯7が点灯する。
この場合、放電灯7に供給される高周波出力のレベルを
検出回路8で検出した検出信号に基づいて閉ループ制御
が制御回路10が行われる。
【0026】以下、この閉ループ制御について説明す
る。図1及び図2において、インバータ4にチョッパ3
から正常な直流電圧がインバータされている場合、この
装置は正常に動作する。すなわち、検出回路8は放電灯
7に供給される高周波を抵抗器R1,R2で分圧して検
出し、さらに、コンデンサC3を通じた高周波をダイオ
ードD1,D2で倍電圧整流する。この整流電圧を電解
コンデンサC4で平滑化し、この検出信号をスイッチン
グ回路9に出力する。スイッチング回路9では検出回路
8からの検出信号がトランジスタQ1に入力されてオン
(導通)する。このトランジスタQ1のオンで抵抗器R
4,R5に電流が流れ、この電流による降下電圧を分圧
した検出電圧が制御回路10に出力される。
【0027】制御回路10は、例えば、始動時に放電灯
7に低電圧の高周波出力を供給し、この後に規定の電圧
を供給するソフトスタートや、始動後に所定の中心周波
数の許容範囲内に周波数を設定する制御、また、点灯後
に所定の周波数に設定し、かつ、高周波出力を一定化す
るなどの閉ループ制御がスイッチング回路9の検出電圧
に基づいて行われ、正常に放電灯7が点灯する。
【0028】次に、AC電源1、直流回路2及びチョッ
パ3の動作不良、又は、予期せぬ調光設定などでインバ
ータ4への印加電圧が低下して、スイッチング回路9の
検出電圧が低下した場合について説明する。この際、制
御回路10では前記の閉ループ制御ができなくなる。
【0029】この閉ループ制御ができなくなる際の直流
電圧を補正電圧生成部12が検出し、かつ、制御回路1
0の制御が正常に行われる電圧を生成してスイッチング
回路9に出力する。この電圧と、検出回路8からの検出
信号に基づいてスイッチング回路9が出力する検出電圧
(正常より低い電圧又は零電圧)とを加算し、その高電
圧(正常動作時の検出電圧)である補正電圧を制御回路
10に送出する。
【0030】図2に示す補正電圧生成部12では、イン
バータ4に印加される直流電圧が直列接続の抵抗器R1
0,R11に印加されており、抵抗器R10,R11の
分圧電圧を比較器13の一方の入力端に供給している。
そして、比較器13の他方の入力端には、制御回路10
の制御が正常にできない場合のインバータ4に印加され
る直流電圧に対応した基準電圧(しきい値)Eが設定さ
れており、この基準電圧Eを抵抗器R10,R11の分
圧電圧(インバータ4に印加される直流電圧に対応す
る)が下回った場合に、比較器13は、この基準電圧E
と抵抗器R10,R11の分圧電圧(インバータ4に印
加される直流電圧)との差に対応した比較値電圧を出力
する。
【0031】この比較値電圧は、抵抗器R12,R13
で分圧され、この分圧電圧がダイオードD4の順方向を
通じてスイッチング回路9の抵抗器R4,R5の接続点
に印加される。すなわち、検出回路8及びスイッチング
回路9を通じて得られた検出電圧に、補正電圧生成部1
2のダイオードD4からの電圧が加算される。この加算
した補正電圧が制御回路10に供給される。この場合、
検出回路8及びスイッチング回路9を通じて得られた検
出電圧は、インバータ4に印加される直流電圧に対応し
て低下しており、この低下電圧を正常時の検出電圧にな
るように、比較器12からの比較値電圧が加算されるこ
とになる。これによって、制御回路10による閉ループ
制御が正常に行われることになる。
【0032】したがって、図6をもって説明した従来の
放電灯点灯装置のように、AC電源1、直流回路2及び
チョッパ3の動作不良、又は、予期せぬ調光設定などで
インバータ4への印加電圧が低下して、制御回路10に
所定電圧の検出電圧が入力されない場合にも、制御回路
10を通じた閉ループ制御が正常に継続できるようにな
る。制御回路10は、例えば、インバータ4を周波数の
中心周波数の許容範囲(許容範囲の出力電圧)に設定す
る閉ループ制御が可能になり、進相モードの異常動作が
生じなくなる。
【0033】図3は補正電圧生成部12の詳細な他の構
成を示す回路図である。図3において、この補正電圧生
成部22は、インバータ4に印加される直流電圧を分圧
する直列接続の抵抗器R15,R16と、この分圧電圧
が入力されてオン(導通)するトランジスタQ2と、ト
ランジスタQ2のエミッタが接地されるとともに、コレ
クタと電源ライン間に設けられるコレクタ負荷の抵抗器
R17とが設けられている。さらに、トランジスタQ2
がオンした際に流れる電流が抵抗器R17で降下した電
圧をスイッチング回路9に順方向で送出するダイオード
D5が設けられている。なお、トランジスタQ2のエミ
ッタと接地との間に抵抗器を設け、トランジスタQ2が
オンした際の降下電圧をダイオードD5を通じてスイッ
チング回路9に送出するようにしても良い。
【0034】この補正電圧生成部22も、前記の補正電
圧生成部12と同様に動作する。抵抗器R15,R16
の分圧電圧がトランジスタQ2に入力されて、オン(導
通)し、抵抗器R17に電流が流れ、その降下電圧がダ
イオードD5の順方向を通じてスイッチング回路9の抵
抗器R4,R5の接続点に印加される。これ以降は前記
の補正電圧生成部12と同様に動作する。すなわち、検
出回路8及びスイッチング回路9を通じて得られた検出
電圧に補正電圧生成部12のダイオードD4からの電圧
が加算され、この補正電圧が制御回路10に供給され
て、制御回路10による前記の閉ループ制御が正常かつ
継続して行われることになる。
【0035】次に、図1に示す放電灯点灯装置を用いた
照明装置について説明する。図4は図1に示す放電灯点
灯装置を照明装置として使用する際の要部構成を示す回
路図である。図4において、この照明装置は図1に示し
た構成における放電灯7の近傍に反射板40を配置して
いる。例えば、放電灯7の裏側に反射板40を配置し
て、この放電灯7の発光を前方に集光して照射する。ま
た、放電灯7の横側に反射板40を配置して、この放電
灯7の発光を横方向に集光して照射する。さらには、放
電灯7の前方に反射板40を配置して、間接照明を行
う。
【0036】また、放電灯7の前方に透過部材41を設
けている。この透過部材41によって、放電灯7からの
発光Lを所定方向に導出したり、また、透過部材41に
着色して、発光Lの色を変化させる。
【0037】なお、図1に示す放電灯点灯装置は、放電
灯7を装備しているが、この放電灯7を装備しない電源
装置としても良い。図5は、図1に示す放電灯点灯装置
を電源装置とする場合の構成を示す回路図である。図5
において、AC電源1に接続する入力端子T1,T2
(例えば、ACコンセント)と、インバータ4の出力端
と、接地端に出力端子T3,T4(例えば、ソケット)
が設けられている。この電源装置は、照明を行う現場で
の設置時に入力端子T1,T2とAC電源1を接続し、
さらに、出力端子T3,T4に放電灯7を接続する。同
時に図2に示すように照明装置として用いる場合は、反
射板40、透過部材41を配置して、所望の照明を行
う。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜4記載の電源装置によれば、インバータに印加され
る直流電圧が低くなって、高周波出力レベルが低下し、
その検出電圧も低下して、制御手段によるインバータの
正常な制御できなくなる場合に、インバータに印加され
る直流電圧が、予め定めた電圧以下であることを第2の
検出手段によって検出し、この検出に伴って出力する電
圧を、第1の検出手段からの検出電圧に加算している。
そして、この加算による補正電圧を制御手段に出力して
正常な制御を行うようにしているため、インバータへの
直流電圧が低下した際にもインバータの正常な制御動作
が可能となって、所定の高周波出力が得られるという効
果を有する。
【0039】請求項5記載の放電灯点灯装置によれば、
請求項1,2,3又は4記載の電源装置に放電灯を接続
しているため、インバータへの直流電圧が低下した際に
もインバータの制御動作が可能となり、所定の高周波が
出力されて放電灯を常時、正常に点灯できるという効果
を有する。
【0040】請求項6記載の照明装置によれば、請求項
5記載の放電灯点灯装置における放電灯の発光を反射
し、及び/又は、透過して外方に放射しているため、イ
ンバータへの直流電圧が低下した際にもインバータの制
御動作が可能となって、所定の高周波が出力され、放電
灯が常時、正常に点灯できるとともに、所要の照明状態
が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電灯点灯装置の実施例の構成を示す
回路図である。
【図2】図1に示す補正電圧生成部の詳細な構成を示す
回路図である。
【図3】図1に示す補正電圧生成部の詳細な他の構成を
示す回路図である。
【図4】図1に示す放電灯点灯装置を照明装置として使
用する際の要部構成を示す回路図である。
【図5】図1に示す放電灯点灯装置を電源装置とする場
合の構成を示す回路図である。
【図6】従来例の放電灯点灯装置の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
2 直流回路 4 インバータ 4a ドライブ回路 7 放電灯 8 検出回路 9 スイッチング回路 10 制御回路 12,22 補正電圧生成部 40 反射板 41 透過部材 T1,T2 入力端子 T3,T4 出力端子 t1,t2 FET

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される直流を高周波に変換して出力
    するインバータを備える電源装置において、 前記インバータからの高周波出力のレベルに対応した検
    出電圧を出力する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段からの検出電圧に基づいて前記イン
    バータを制御する制御手段と、 前記インバータに印加される直流電圧が低下して予め定
    めた電圧以下を検出した際に、電圧を出力する第2の検
    出手段と、 前記第2の検出手段からの電圧を前記第1の検出手段か
    らの検出電圧に加算して前記制御手段に出力する加算出
    力手段と、 を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段に、 インバータからの高周波出力を分圧して検出する抵抗器
    及びコンデンサと、 前記抵抗器及びコンデンサて分圧した高周波信号を整流
    する整流素子と、 前記整流素子からの脈流を平滑化して高周波出力のレベ
    ルに対応した検出電圧を得るための電解コンデンサと、 前記電解コンデンサからの検出電圧が供給されて導通す
    るスイッチング素子と、前記スイッチング素子が導通し
    た際に流れる電流によって発生した降下電圧を加算出力
    手段に出力するための抵抗器と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の検出手段に、 インバータに印加される直流電圧を分圧した電圧を出力
    する直列接続の抵抗器と、 前記抵抗器からの分圧電圧と、予め設定した基準電圧と
    比較し、前記分圧した電圧が基準電圧より低く、前記イ
    ンバータに印加される直流電圧が所定電圧以下である場
    合に、所定電圧を加算出力手段に出力する比較手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の検出手段に、 インバータに印加される直流電圧を分圧した電圧を出力
    する直列接続の抵抗器と、 前記抵抗器からの分圧電圧が印加されて導通するスイッ
    チング素子と、 前記スイッチング素子が導通した際に流れる電流で発生
    した降下電圧を加算出力手段に出力する抵抗器と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の電源装置
    と、この電源装置のインバータからの高周波出力によっ
    て点灯する放電灯を備えることを特徴とする放電灯点灯
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の放電灯点灯装置における
    放電灯の発光を反射し、及び/又は、透過して外方に放
    射する制光手段を備えることを特徴とする照明装置。
JP6236423A 1994-09-30 1994-09-30 電源装置及び放電灯点灯装置並びに照明装置 Withdrawn JPH08103084A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429125B1 (ko) * 2000-12-07 2004-04-29 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 방전등 점등 장치

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