JPH08273871A - 電源装置及び高圧放電灯点灯装置並びに照明装置 - Google Patents

電源装置及び高圧放電灯点灯装置並びに照明装置

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JPH08273871A
JPH08273871A JP7076738A JP7673895A JPH08273871A JP H08273871 A JPH08273871 A JP H08273871A JP 7076738 A JP7076738 A JP 7076738A JP 7673895 A JP7673895 A JP 7673895A JP H08273871 A JPH08273871 A JP H08273871A
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JP
Japan
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voltage
discharge lamp
pressure discharge
output
power
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JP7076738A
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English (en)
Inventor
Manabu Takaya
学 貴家
Yoshitaka Oikawa
善貴 及川
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調光を安定化し、消灯後の減光始動を容易に
すると共に、全光状態から急激な減光状態に設定した際
の立ち消えを阻止して確実に深い調光を行う。 【構成】 調光用ボリュームVRで供給電力を提言する
設定を行って点灯を開始時する際に、前回の調光時の安
定電圧の供給時より大きな電力を高圧放電灯15に供給
するPWM制御を制御部18が行う。さらに、制御部1
8は減光時の電力供給を最大出力信間時の安定点灯状態
でのランプ電圧まで、一定にするPWM制御を行う。 【効果】 急激に減光した際の電流低減によるアーク放
電の曲がりが少なくなって、略直線の定動状態で安定す
る。減光したときの始動時に大電力が供給され、光束立
ち上がりが早くなる。定動状態の範囲は減光が大きいほ
ど広く、立ち消えが阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧放電灯への供給電
力を制御し、かつ、調光を行う電源装置及び高圧放電灯
点灯装置並びに照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチングレギュレータを用い
て高圧放電灯を点灯させる高圧放電灯点灯装置では、高
圧放電灯の安定点灯状態(以下、定動状態と記載する)
を得る定電力制御を行うと共に、高圧放電灯の調光を行
っている装置が多い。
【0003】図7は、このような定電力制御及び調光を
行う従来の高圧放電灯点灯装置の構成例を示すブロック
図である。図7において、この高圧放電灯点灯装置は商
用電源などの交流(AC)を、倍電圧整流器及び平滑回
路を備えた直流化回路1で直流化して出力している。こ
の直流を、電界効果トランジスタ(FET)などがスイ
ッチング動作するチョッパ2で昇圧又は降圧して脈流を
導出している。この脈流をダイオードD、チョークコイ
ルL及びコンデンサCからなる平滑フィルタで平滑化し
て始動回路3を通じて高圧放電灯4に供給している。
【0004】この場合、始動時に図示しない始動スイッ
チなどのオンによって始動回路3から高圧パルスを高圧
放電灯4に印加するが、点灯後は制御部5による定動状
態の制御が行われ、この定動状態前後では供給電力を低
減している。
【0005】この定電力制御は、平滑フィルタからの出
力電圧を抵抗器R1,R2で分圧した、その分圧電圧
と、小さい値の抵抗器R3の降下電圧(高圧放電灯4の
通流電流に対応)とを加算(乗算に対する疑似方式)し
た値で、チョッパ2を制御部5がPWM(Pulse wide mo
dulation) 制御している。
【0006】また、制御部5には調光用ボリュームVR
が設けられている。この調光用ボリュームVRは、制御
部5内の、例えば、抵抗器R1,R2での分圧した電圧
と、抵抗器R3の降下電圧との検出電圧Svを基準電圧
と比較器で比較する際の、その基準電圧を可変するよう
に設けられている。この調光用ボリュームVRを可変す
ることによって、定電力制御を行うための検出電圧Sv
に対する基準電圧(比較電圧)が変化し、この変化に対
応した電力を高圧放電灯4に供給して、その調光が行わ
れる。
【0007】図8は、調光制御状態を示す検出電圧と供
給電力の関係を説明するための図である。図8におい
て、この定電力制御では、調光が行われない特性aで
は、出力電圧が80ボルト(V)程度で、最高供給電力
(100%)に対して、やや低い(80%)出力電力を
保持するようなランプ電圧値になるようにPWM制御を
行っている。この前後での供給電力を絞る(低減)山型
の特性に制御を行っている。この例ではランプ電圧は高
圧放電灯4の点灯開始直線で低く、かつ、定動状態に向
けて20Vから140V程度まで高く変化している。
【0008】このような定電力制御が行われると共に、
調光用ボリュームVRを可変すると、例えば、図8中の
特性b,cに示すように、特性aに対して、高圧放電灯
4への供給電力が低減して発光量が低下し、その調光が
行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
の高圧放電灯点灯装置では、放電灯4への供給電力を低
減して調光を行っているが、この調光を行う場合、以下
の(1)(2)(3)の問題がある。
【0010】消灯後に減光状態始動した場合にランプ電
圧の低いところでランプ電圧が低すぎて、光束の立ち上
がりが悪くなったり、立ち消えたりする場合がある。
【0011】また、最大電力を供給している場合に、急
激に調光用ボリュームVRで減光を行うと、高圧放電灯
4のガス圧が高い状態で電流が低減する。このためアー
ク放電が細くなり、管壁に沿って大きく曲がって、ラン
プ電圧(出力電圧)が必要以上に高くり、そして出力電
力が下ってしまい立ち消えになる場合がある。
【0012】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、簡単な構成によって、安定
した調光が出来ると共に、消灯後の減光始動が容易に行
われ、さらに、全光状態から急激な減光状態に設定した
際の立ち消えが阻止されて、確実な深い調光が可能にな
る電源装置及び高圧放電灯点灯装置並びに照明装置の提
供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電源装置は、直流又は交流の電力を
制御して高圧放電灯に出力する制御電力出力手段と、制
御電力出力手段に入力される電圧から入力側電圧値を検
出する入力側検出手段と、制御電力出力手段から前記高
圧放電灯への出力電圧及び通流電流から出力側電圧値を
検出する出力側検出手段と、高圧放電灯への供給電力を
調整する調整手段と、調整手段で前記高圧放電灯への電
力を低減した場合、減光時の電力供給を最大出力時の安
定点灯状態でのランプ電圧まで一定に制御する制御手段
とを備える構成としている。
【0014】請求項2記載の電源装置は、直流又は交流
の電力を制御して高圧放電灯に出力する制御電力出力手
段と、制御電力出力手段に入力される電圧の入力側電圧
値を検出する入力側検出手段と、制御電力出力手段から
前記高圧放電灯への出力電圧の出力側電圧値を検出する
出力側検出手段と、高圧放電灯への供給電力を調整する
調整手段と、前記調整手段で前記高圧放電灯への供給電
力を低減する設定を行って点灯を開始時する際に、前回
の調光時の安定点電圧の供給時より大きな電力供給を行
う制御手段とを備える構成である。
【0015】請求項3記載の電源装置は、前記出力側検
出手段が、高圧放電灯での過電流を検出し、この検出に
よって制御手段が制御電力出力手段を制御して高圧放電
灯の過電流を阻止する構成である。
【0016】請求項4記載の電源装置は、前記制御手段
は、入力側電圧の値と出力側電圧の値とを予め定めた基
準値と比較し、その差の値の比較値信号を出力する比較
器と、この比較値信号に基づいたパルス幅変調信号を制
御電力出力手段に送出して、その出力電力を制御するた
めのパルス幅変調信号生成回路とを備える構成である。
【0017】請求項5記載の電源装置は、前記入力側検
出手段及び出力側検出手段として、分圧電圧を得る直列
接続抵抗器と、通流電流を降下電圧として検出するため
の抵抗器を用いる構成としている。
【0018】請求項6記載の電源装置は、前記入力側検
出手段及び出力側検出手段における直列接続抵抗器の接
続点と抵抗器の降下電圧発生端とを接続して、直列接続
抵抗器での分圧電圧と、抵抗器の降下電圧とを加算し、
この電力とみなす加算した電圧値に基づいて、制御手段
が制御電力出力手段に対する出力電力の制御を行う構成
としている。
【0019】請求項7記載の電源装置は、前記入力側検
出手段の直列接続抵抗器の接続点と、出力側検出部の直
列接続抵抗器の接続点との間をダイオードで接続し、か
つ、調整手段で高圧放電灯への電力を順次低減するごと
に、入力側電圧の値が出力側電圧の値より大きく、ダイ
オードが導通して、二つの直列接続抵抗器が並列接続さ
れた際の分圧電圧と抵抗器の降下電圧との加算値、及
び、出力側電圧の値が入力側電圧の値より大きい場合に
ダイオードが非導通となった際の入力側電圧の値によっ
て、高圧放電灯の始動時の電力供給を大きく、かつ、始
動後の電力供給を一定とする範囲を広くする制御を行う
構成である。
【0020】請求項8記載の高圧放電灯点灯装置は、前
記請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の電源装置
と、この電源装置の出力電圧で点灯する高圧放電灯と、
調整手段としての調光手段を備える構成である。
【0021】請求項9記載の照明装置は、前記請求項7
記載の高圧放電灯点灯装置における高圧放電灯の発光を
反射し、及び/又は、透過して外方に放射する制光手段
を備える構成である。
【0022】請求項10記載の照明装置は、前記制光手
段として高圧放電灯の発光が透過し、かつ、発光色を変
化させる発光色変更手段を備える構成である。
【0023】
【作用】このような構成の請求項1,2,3,4,5.
6記載の電源装置及び請求項8記載の放電灯点灯装置で
は、減光時の電力供給を最大出力時の安定点灯状態での
ランプ電圧まで一定に制御し、さらに、供給電力を提言
する調光を行って点灯を開始時する際に、前回の調光時
の安定点電圧の供給時より大きな電力を供給する制御を
行なっている。
【0024】したがって、安定した調光が出来ると共
に、消灯後の減光始動が容易に行われる。さらに、全体
光状態から急激な減光状態に設定した際の立ち消えが阻
止される。
【0025】請求項7記載の電源装置では、調整手段で
高圧放電灯への電力を低減した場合に、入力側電圧の値
が出力側電圧の値より大きくなってダイオードが導通
し、また、出力側電圧値が高くなるとダイオードが非導
通になり、これによって請求項1及び2記載の制御が行
われる。したがって、入力側電圧の値及び出力側電圧の
値の検出が抵抗器及びダイオードのみの簡単な構成によ
って行われる。
【0026】請求項9,10記載の電源装置では、高圧
放電灯の発光を反射し、及び/又は、透過して外方に放
射すると共に、高圧放電灯からの発光が透過し、かつ、
発光色を変化させている。この場合、安定した調光が出
来ると共に、減光かつ消灯後の始動が容易に行われる。
さらに、急激な減光時の立ち消えが阻止されると共に、
所望の発光方向、発光色で、その照明が行われる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の電源装置及び高圧放電灯点灯
装置並びに照明装置の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の高圧放電灯点灯装置の実施例の
構成を示すブロック図である。図1において、この例
は、商用電源などの交流(AC)を、倍電圧整流する整
流器及び平滑回路で直流化して出力する直流化回路11
と、この直流化回路11からの直流をスイッチング駆動
(降圧)した脈流を出力するチョッパ12と、チョッパ
12からの脈流を平滑化する平滑フィルタ13とが設け
られている。この平滑フィルタ13はダイオードD1
0、チョークコイルL及びコンデンサCからなる。チョ
ッパ12及び平滑フィルタ13は制御電力出力手段を構
成する。
【0028】さらに、始動時に図示しない始動スイッチ
などのオンによって高圧パルスを出力し、瞬時再始動方
式の始動回路14が設けられている。この瞬時再始動方
式の始動回路14を用いることによって、以降で説明す
る100%以上の供給電力で点灯した直後の再始動が容
易に行われる。
【0029】また、始動回路14からの高圧パルスで始
動し、かつ、平滑フィルタ13からの供給電力で点灯す
る高圧放電灯15が設けられている。また、入力側電圧
を抵抗器R10,R11及び調光用ボリュームVR(こ
れらは、調整手段を構成する。)で分圧し、この分圧電
圧と、通流電流が抵抗器R12で降下した電圧とを加算
し、検出電力の値に疑似的に対応させた検出電圧Saを
出力する入力側検出部(入力側検出手段)16が設けら
れている。
【0030】また、平滑フィルタ13からの電圧を抵抗
器R13,R14で分圧した、この電圧と、通流電流が
抵抗器R15で降下した電圧とが加算された検出電圧S
b及び抵抗器R15で降下した検出電圧Sdを出力する
出力側検出部17(出力側検出手段)と、入力側検出部
16の抵抗器R10,R11の接続点と出力側検出部1
7の抵抗器R13,R14の接続点の間にアノードとカ
ソードとを接続したダイオードD11と、入力側検出部
16の検出電圧Saと、ダイオードD11を通じた出力
側検出部17の検出電圧Sbとの合成検出電圧Scから
チョッパ12をPWM制御して電力制御を行うための制
御部(制御手段)18とが設けられている。
【0031】チョッパ12はスイッチング素子として電
界効果トランジスタ(FET)Q1を使用している。ま
た、制御部18は合成検出電圧Scと予め定めた基準電
圧VEaとを比較し、その値の比較値電圧を出力する比
較器20aが設けられている。さらに、出力側検出部1
7からの検出電圧Sdと予め定めた基準電圧VEbとを
比較して、調光を行わない状態での高圧放電灯15への
過電流を阻止するための、その値の比較値電圧を出力す
る比較器20bが設けられている。
【0032】また、比較器20a,20bからの比較値
電圧をダイオードD12,D13で加算し、この比較値
電圧に対応したPWM信号を生成して出力するPWM信
号生成回路21と、PWM信号生成回路(パルス幅変調
信号生成回路)21からのPWM信号をチョッパ12の
FETQ1のゲートを駆動する信号に生成して出力する
駆動回路22とを有している。
【0033】次に、この実施例の動作について説明す
る。図1において、交流(AC)を直流化回路11で直
流化する。この直流を制御部18からのPWM信号によ
るスイッチング動作によってチョッパ12が脈流を生成
して出力する。この脈流を平滑フィルタ13のダイオー
ドD10、チョークコイルL及びコンデンサCで平滑化
して始動回路14を通じて高圧放電灯15に供給してい
る。
【0034】始動時に始動回路14が、図示しない始動
スイッチなどのオンによって高圧パルスを高圧放電灯1
5に出力して、点灯を開始する。ここで調光用ボリュー
ムVRを最大発光量に設定している非調光時には、定動
状態を維持するための、制御部18による定電力制御が
行われる。この定動状態前後では供給電力を低減(絞っ
て)する山型の特性に制御している。この定電力制御
は、平滑フィルタ13の出力電圧を抵抗器R10,R1
1での分圧電圧と抵抗器R12の降下電圧(高圧放電灯
15の通流電流に対応)とを加算(乗算に対する疑似方
式)した値で、チョッパ12を制御部18がPWM制御
している。
【0035】次に、調光用ボリュームVRによる調光
(減光)を行う場合、安定した調光が出来ると共に、消
灯後の減光点灯開始が容易に行われ、さらに、全光状態
から急激な減光状態に設定した際の立ち消えが阻止する
制御が行われる。
【0036】以下、この制御について説明する。図2
は、この動作における供給電力の制御状態を説明するた
めの図である。図1及び図2において、高圧放電灯1
5、平滑フィルタ13から低電力が供給される。この場
合、出力側検出部17での検出電圧Sbが入力側検出部
16での検出電圧Saより低くなっている。したがっ
て、ダイオードD11が導通して入力側検出部16の抵
抗器R10,R11と出力側検出部17の抵抗器R1
3,R14とが並列接続された低い抵抗値となり、この
場合の合成検出電圧Scが制御部18に入力される。ま
た、出力側検出部17の抵抗器R15で降下した検出電
圧Sdが制御部18に入力される。
【0037】制御部18は合成検出電圧Scが比較器2
0aの正極入力端に入力され、合成検出電圧Scが負極
入力端に設定される基準電圧VEa以下の場合、合成検
出電圧Scの値に対応した比較値信号を出力する。この
比較器20aからの比較値信号をダイオードD13を通
じてPWM信号生成回路21に入力する。PWM信号生
成回路21は、以降で詳細に説明するように、調光で供
給電力を低減する設定を行って点灯を開始時する際に、
前回の調光時の安定電圧の供給時より大きな電力供給を
行うためのPWM制御が行われる。さらに、減光時の電
力供給を最大出力信間時の安定点灯状態でのランプ電圧
まで、一定にPWM制御するための比較値信号に対応し
たPWM信号を生成する。このPWM信号を駆動回路2
2で駆動信号に生成してチョッパ12のFETQ1のゲ
ートに送出する。
【0038】また、検出電圧Sdが比較器20bの正極
入力端に入力され、負極入力端に設定される基準電圧V
Ebと比較し、この差の値の比較値信号を出力する。こ
の比較器20bからの比較値信号をダイオードD12を
通じてPWM信号生成回路21に入力する。PWM信号
生成回路21は、高圧放電灯15への過電流を阻止する
ための、その値のPWM信号を生成する。そして駆動回
路22で駆動信号に生成してチョッパ12のFETQ1
のゲートに送出する。
【0039】ここで、調光に対する制御を行う場合、P
WM信号生成回路21は以下に説明するように電力供給
制御を行うPWM信号を送出する。なお、図2では調光
段階1,2,3,4を例示した。調光段階1は、減光し
ない状態であり、制御部18は、調光用ボリュームVR
を最大に設定した、その合成検出電圧Scで120%の
電力供給を行い、合成検出電圧Scの例えば80V前後
で供給電力が低減する定動状態に制御される。
【0040】調光段階2は、供給電力を定格の100%
に設定(調光段階1から減光)した場合であり、調光段
階1よりも低い値の合成検出電圧Scで、制御部18が
供給電力をやや大きくするPWM制御が行われる。さら
に、調光段階3は、供給電力を50%に設定(減光)し
た場合であり、調光段階2よりも低い合成検出電圧Sc
(20V前後)で、制御部18が供給電力を大きくし、
また、広い範囲(略50〜110V)でフラットな定動
状態にPWM制御が行われる。
【0041】また、調光段階4は供給電力を40%に設
定(減光)した場合であり、調光段階3よりも、さらに
低い合成検出電圧Sc(10V前後)で、制御部18が
供給電力を大きくし、また、さらに広い範囲(略40〜
115V)でフラットな定動状態にPWM制御される。
この場合の合成検出電圧Scは高圧放電灯15の温度
と、供給電力で変化している。
【0042】すなわち、特に、減光を大きく調光した場
合の始動直後では、高圧放電灯15の温度の温度が低
く、内部のガス圧も低くなるため、供給電力が低下し
て、その合成検出電圧Scも低下する。そこで制御部1
8は調光段階2,3,4の特性のように、合成検出電圧
Scが低下するごとに、その供給電力を増加させ、この
大電力の供給で高圧放電灯15が温まるに従って、ラン
プ電圧が上昇すると、供給電力を低下させると共に、そ
のフラットな定動状態の範囲が広くなるようにチョッパ
12のFETQ1をPWM制御している。
【0043】このように減光を大きく(深い調光)設定
するごとに、その低い合成検出電圧Scで供給電力が大
きくなるように強調している。なお、この制御では、高
圧放電灯15の温度が低い点灯開始時1は発光効率が低
いため、その供給電力が過大にならないように制御部1
8のPWM制御を設定する。すなわち、点灯開始時に光
量がオーバーシュートしない範囲に設定する。
【0044】調光段階1,2,3,4に示すように、連
続して調光した場合にあって、100%以上の供給電力
(調光段階1)によって連続して高圧放電灯15を点灯
した後に、急激に減光(調光段階3,4)を行うと高圧
放電灯15内のガス圧が高いままで、その供給電力が絞
られる(低減)ため、電流が低減してアーク放電が細く
なり、管壁に沿って大きく曲がって、合成検出電圧Sc
が100%の電力供給時より、さらに高くなる。
【0045】この場合、制御部18は供給電力を絞る
(低減)制御を行わず、広い範囲の定動状態に設定して
いる。減光時の電力供給を最大出力信間時の安定点灯状
態でのランプ電圧まで、一定にPWM制御しているため
そのアーク放電が維持される。そして、高圧放電灯15
の温度が低下するに従って、ガス圧が低下し、アーク放
電の曲がりが少なくなって、略直線の定動状態で安定す
る。この場合の供給電力は、100%の電力供給に対し
て、低い値の電力供給状態であり、安定した減光状態
に、その6光が設定される。
【0046】また、調光段階3,4のように、50%以
下の減光後の始動では、供給電力が小さく、高圧放電灯
15が安定点灯するまでに時間を要するが、図2中の調
光段階2,3,4に示すように、始動時に大電力を供給
しているため、光束立ち上がりが迅速かつ確実に行われ
る。
【0047】さらに、調光段階3,4のように、50%
以下に急激に減光すると、高圧放電灯15の温度が低下
し、周囲温度によって合成検出電圧Scが大きく変動し
易くなる。すなわち、立ち消えが発生し易いが、定動状
態の範囲を減光が大きいほど広くしているため、その消
えが発生し難くなる。
【0048】このような安定調光制御を行う際に用いる
始動回路14には、高圧パルスを発生させるパルストラ
ンスが用いられる。慣用的には閉磁路のドラムコア、棒
コアにコイルを巻回したパルストランスが用いられる。
また、開磁路のEIコアにコイルを巻回したパルストラ
ンスが用いられる。閉磁路コアを用いたパルストランス
は高圧のパルスが得られるが、大型化し、開磁路のコア
を用いたパルストランスはコイルの巻回数が得られな
い。このような欠点を排除したパルストランスには、図
3示すEERコア30を用いると良い。
【0049】このEERコア30は閉磁路であり、巻回
数が少なくても大きなインダクタンスが得られ、小型化
される。また、ノイズ発生が少なくなる。
【0050】図4はチョッパ12の他の構成例を示す回
路図である。図4において、この例は直流Eiがチョー
クコイルLaを通じてスイッチング用のトランジスタQ
2に供給される。そして、通流電流が抵抗器R20で降
下した検出電圧で制御回路30が、トランジスタQ2の
ベースを駆動し、例えば、100Hz程度の周波数で駆
動する。このスイッチング動作で発生した交流を整流器
D20で整流し、かつ、電解コンデンサCdで平滑化
し、その直流Eoを出力する。この比較的簡単な構成に
よって略点電力制御が可能になる。
【0051】次に、この実施例に示す高圧放電灯点灯装
置を用いた照明装置について説明する。図5は実施例に
示す高圧放電灯点灯装置を照明装置として使用する際の
要部構成を示す回路図である。図5において、この照明
装置は図1及び図2に示した高圧放電灯点灯装置におけ
る高圧放電灯15の近傍に反射板40を配置している。
例えば、放電灯15の裏側に反射板40を配置して、こ
の高圧放電灯15の発光を前方に集光して照射する。ま
た、高圧放電灯15の横側に反射板40を配置して、こ
の高圧放電灯15の発光を横方向に集光して照射する。
さらに、高圧放電灯15の前方に反射板40を配置して
反射させる間接照明を行う。ここに反射板40及び透過
部材41は制光手段を構成し、透過部材41は発光色偏
光手段を構成する。
【0052】また、高圧放電灯15の前方に透過部材4
1を設けている。この透過部材41によって、高圧放電
灯15からの発光を所定方向に導出したり、また、透過
部材41に着色して、発光の色を変化させる。
【0053】なお、図1及び図2に示す高圧放電灯点灯
装置は、高圧放電灯15を装備しているが、この高圧放
電灯15を装備しない電源装置としても良い。
【0054】図6は実施例に示す高圧放電灯点灯装置を
電源装置とする場合の構成を示すブロック図ある。図6
において、AC電源とケーブルなどで接続する入力端子
T1,T2(例えば、ACコンセント)と、出力端子T
3,T4(例えば、ソケット)が設けられている。
【0055】この電源装置は、照明を行う現場での設置
時に入力端子T1,T2とAC電源とをケーブルなどで
接続し、さらに、出力端子T3,T4に高圧放電灯15
を接続する。同時に照明装置として用いる場合は、図5
に示す反射板40、透過部材41を配置して、所望の照
明を行う。
【0056】なお、チョッパ12は降圧用にかかわら
ず、昇圧用を用いても良い。また、この他のどの様な構
成のインバータを用いても良い。さらに、直流点灯の高
圧放電灯15を用いて説明したが、交流で点灯する放電
灯にも適用できる。この場合、高圧放電灯15に印加す
る交流を供給するインバータなどをPWM制御して、前
記の安定調光制御を行うように構成する。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,3,4,5,6記載の電源装置及び請求項8記
載の高圧放電灯点灯装置によれば、減光時の電力供給を
最大出力時の安定点灯状態でのランプ電圧まで一定に制
御し、さらに、供給電力を低減する調光を行って点灯を
開始時する際に、前回の調光時の安定点電圧の供給時よ
り大きな電力を供給する制御を行っている。安定した調
光が出来ると共に、消灯後の減光始動が容易に行われ、
さらに、全光状態から急激な減光状態に設定した際の立
ち消えが阻止されて、確実に深い調光が可能になるとい
う効果を有する。
【0058】請求項6記載の電源装置によれば、入力側
電圧が出力側電圧より高い場合にダイオードが導通し、
この反対場合に非導通となる。これによって、請求項1
及び2記載の制御が行われる。この部分が入力側電力の
値及び出力側電力の値の検出が抵抗器及びダイオードの
みの簡単な構成で可能になるという効果を有する。
【0059】請求項8,9記載の電源装置によれば、高
圧放電灯の発光を反射し、及び/又は、透過して外方に
放射すると共に、高圧放電灯からの発光が透過し、か
つ、発光色を変化させているため、安定した調光が出来
ると共に、減光かつ消灯後の始動が容易に行われ、さら
に、急激な減光時の立ち消えが阻止されると共に、所望
の発光方向、発光色で、その照明が可能になるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電灯点灯装置の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】実施例の動作における供給電力の制御状態を説
明するための図である。
【図3】実施例にあって本来の検出電力による定電力の
制御を行う構成の要部の回路図である。
【図4】図1中の始動回路のパルストランスに用いるE
ERコアを示す図である。
【図5】実施例に示す高圧放電灯点灯装置を照明装置と
して使用する際の要部構成を示す回路図である。
【図6】実施例に示す高圧放電灯点灯装置を電源装置と
する場合の構成を示すブロック図ある。
【図7】従来の放電灯点灯装置の構成例を示すブロック
図である。
【図8】図7に示す従来例にあって調光制御状態を示す
検出電圧と供給電力の関係を説明するための図である。
【符号の説明】
11 直流化回路 12 チョッパ 13 平滑フィルタ 14 始動回路 15 高圧放電灯 16 入力側検出部 17 出力側検出部 18 制御部 20a,20b 比較器 21 PWM信号生成回路 40 反射板 41 透過部材 D11 ダイオード Q1 FET R10〜R15 抵抗器 T1,T2 入力端子 T3,T4 出力端子 VR 調光用ボリューム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流又は交流の電力を制御して高圧放電
    灯に出力する制御電力出力手段と;前記制御電力出力手
    段に入力される電圧から入力側電圧値を検出する入力側
    検出手段と;前記制御電力出力手段から前記高圧放電灯
    への出力電圧及び通流電流から出力側電圧値を検出する
    出力側検出手段と;前記高圧放電灯への供給電力を調整
    する調整手段と;前記調整手段で前記高圧放電灯への電
    力を低減した場合、減光時の電力供給を最大出力時の安
    定点灯状態でのランプ電圧まで一定に制御する制御手段
    と;を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 直流又は交流の電力を制御して高圧放電
    灯に出力する制御電力出力手段と;前記制御電力出力手
    段に入力される電圧の入力側電圧値を検出する入力側検
    出手段と;前記制御電力出力手段から前記高圧放電灯へ
    の出力電圧の出力側電圧値を検出する出力側検出手段
    と;前記高圧放電灯への供給電力を調整する調整手段
    と;前記調整手段で前記高圧放電灯への供給電力を低減
    する設定を行って点灯を開始時する際に、前回の調光時
    の安定点電圧の供給時より大きな電力供給を行う制御手
    段と;を備えることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 出力側検出手段が、高圧放電灯での過電
    流を検出し、この検出によって制御手段が制御電力出力
    手段を制御して高圧放電灯の過電流を阻止することを特
    徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、 入力側電圧の値と出力側電圧の値とを予め定めた基準値
    と比較し、その差の値の比較値信号を出力する比較器
    と;この比較値信号に基づいたパルス幅変調信号を制御
    電力出力手段に送出して、その出力電力を制御するため
    のパルス幅変調信号生成回路と;を備えることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 入力側検出手段及び出力側検出手段とし
    て、分圧電圧を得る直列接続抵抗器と、通流電流を降下
    電圧として検出するための抵抗器を用いることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 入力側検出手段及び出力側検出手段にお
    ける直列接続抵抗器の接続点と抵抗器の降下電圧発生端
    とを接続して、前記直列接続抵抗器での分圧電圧と、前
    記抵抗器の降下電圧とを加算し、この電力とみなす加算
    した電圧値に基づいて、制御手段が制御電力出力手段に
    対する出力電力の制御を行うことを特徴とする請求項5
    記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 入力側検出手段の直列接続抵抗器の接続
    点と、出力側検出手段の直列接続抵抗器の接続点との間
    をダイオードで接続し、入力側電圧の値が出力側電圧値
    より大きく、前記ダイオードが導通して、減光時の電力
    供給を最大時の安定点灯状態でのランプ電圧まで一定に
    制御をすることを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7記
    載の電源装置と;この電源装置の出力電圧で点灯する高
    圧放電灯としての放電灯と;調整手段としての調光手段
    を備えることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の高圧放電灯点灯装置にお
    ける高圧放電灯の発光を反射し、及び/又は、透過して
    外方に放射する制光手段を備えることを特徴とする照明
    装置。
  10. 【請求項10】 制光手段として高圧放電灯の発光が透
    過し、かつ、発光色を変化させる発光色変更手段を備え
    ることを特徴とする請求項9記載の照明装置。
JP7076738A 1995-03-31 1995-03-31 電源装置及び高圧放電灯点灯装置並びに照明装置 Withdrawn JPH08273871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6548966B2 (en) 2001-05-25 2003-04-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Discharge lamp lighting device
JP2007173204A (ja) * 2005-09-29 2007-07-05 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明装置

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US6548966B2 (en) 2001-05-25 2003-04-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Discharge lamp lighting device
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