JPH08102850A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH08102850A JPH08102850A JP6237887A JP23788794A JPH08102850A JP H08102850 A JPH08102850 A JP H08102850A JP 6237887 A JP6237887 A JP 6237887A JP 23788794 A JP23788794 A JP 23788794A JP H08102850 A JPH08102850 A JP H08102850A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 46
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 23
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 6
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 5
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 3
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 230000008676 import Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像を拡大または縮小し、階調を変換する画
像処理において任意の実数倍率により画像処理する。 【構成】 拡大処理のときは画素をさらに隣ビットにコ
ピーし、縮小処理のときは画素を読みとばすことにより
拡大または縮小処理を行う。このとき実数倍率の累計値
にしたがい、その位置に対応するバッファのポインタ位
置に画素を書込んで行くことにより任意の実数倍率で拡
大または縮小を行うことができる。 【効果】 一つの手順により任意の実数倍率の拡大また
は縮小を行うことができる。
像処理において任意の実数倍率により画像処理する。 【構成】 拡大処理のときは画素をさらに隣ビットにコ
ピーし、縮小処理のときは画素を読みとばすことにより
拡大または縮小処理を行う。このとき実数倍率の累計値
にしたがい、その位置に対応するバッファのポインタ位
置に画素を書込んで行くことにより任意の実数倍率で拡
大または縮小を行うことができる。 【効果】 一つの手順により任意の実数倍率の拡大また
は縮小を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像データを加工して、
縦または横の画素数が異なる画面に拡大または縮小する
装置に利用する。特にコンピュータを用いて入力画像を
拡大または縮小し、プリンタやディスプレイ装置その他
に出力する技術に関する。本発明は、拡大倍率または縮
小倍率を任意の実数値で与えることができる装置に関す
る。
縦または横の画素数が異なる画面に拡大または縮小する
装置に利用する。特にコンピュータを用いて入力画像を
拡大または縮小し、プリンタやディスプレイ装置その他
に出力する技術に関する。本発明は、拡大倍率または縮
小倍率を任意の実数値で与えることができる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像データを拡大または縮小したりその
階調を変換する装置としては、特開平1−237141
号公報、特開平4−329065号公報、特開平4−3
52568号公報、特開平3−157059号公報、特
開平3−3081号公報および特開昭62−16927
8号公報等に記載された装置がある。これらについて図
8〜図14を参照しながら従来の画像処理装置の動作に
ついて説明する。
階調を変換する装置としては、特開平1−237141
号公報、特開平4−329065号公報、特開平4−3
52568号公報、特開平3−157059号公報、特
開平3−3081号公報および特開昭62−16927
8号公報等に記載された装置がある。これらについて図
8〜図14を参照しながら従来の画像処理装置の動作に
ついて説明する。
【0003】図8は特開平1−237141号公報の画
像処理装置のブロック構成図である。図9は同じくCP
U13に登録された画像データの各処理段階を示す図で
ある。図10は特開平4−329065号公報の「画像
縮小処理装置」のブロック構成図である。図11はその
動作説明図である。図12は、特開平4−352568
号公報における画像の副走査方向の拡大、縮小装置を示
す図である。図13はその装置で出力される画素の動作
を説明するための図である。図14は、特開平3−15
7059号公報の「ディザ画像拡大方式」の原理を示す
ブロック構成図である。
像処理装置のブロック構成図である。図9は同じくCP
U13に登録された画像データの各処理段階を示す図で
ある。図10は特開平4−329065号公報の「画像
縮小処理装置」のブロック構成図である。図11はその
動作説明図である。図12は、特開平4−352568
号公報における画像の副走査方向の拡大、縮小装置を示
す図である。図13はその装置で出力される画素の動作
を説明するための図である。図14は、特開平3−15
7059号公報の「ディザ画像拡大方式」の原理を示す
ブロック構成図である。
【0004】図8に示す従来例(特開平1−23714
1号公報)では、入力画像データメモリ11はデータバ
ス12を介して、CPU13に接続された階調処理回路
14で階調変換処理される。図9(a)に示す入力画像
データ19が記憶されている入力画像データメモリ11
から画素〔0、0〕をデータバス12を介してCPU1
3に取込む。次に画素〔0、0〕を4×4倍の拡大倍率
で拡大処理し、図9(b1)に示す拡大画像データ20
を形成する。続いて、拡大画像データ20をデータバス
12を介して階調処理回路14に出力する。階調処理回
路14では、拡大画素データ20の各画素の階調数と図
9(g)に示すディザパターン27の各画素の値が比較
され、階調数の方が大きいかまたは等しい場合、記録画
素データ21の各画素を記録画素とする。これらの処理
を画素〔0、1〕、〔1、0〕、〔1、1〕について同
様に処理する。
1号公報)では、入力画像データメモリ11はデータバ
ス12を介して、CPU13に接続された階調処理回路
14で階調変換処理される。図9(a)に示す入力画像
データ19が記憶されている入力画像データメモリ11
から画素〔0、0〕をデータバス12を介してCPU1
3に取込む。次に画素〔0、0〕を4×4倍の拡大倍率
で拡大処理し、図9(b1)に示す拡大画像データ20
を形成する。続いて、拡大画像データ20をデータバス
12を介して階調処理回路14に出力する。階調処理回
路14では、拡大画素データ20の各画素の階調数と図
9(g)に示すディザパターン27の各画素の値が比較
され、階調数の方が大きいかまたは等しい場合、記録画
素データ21の各画素を記録画素とする。これらの処理
を画素〔0、1〕、〔1、0〕、〔1、1〕について同
様に処理する。
【0005】また、図10に示す従来例(特開平4−3
29065号公報)では、二値入力画像を縮小する「画
像縮小処理装置」で画素の補間処理に特徴を持つ。入力
画素を得た図10に示す変倍装置15はこの入力画素の
出力画素中に占める割合をもとに縮小出力画素の濃度を
求める。続いて、変倍装置15で得られた濃度データは
出力装置(DSP)の階調表現に合わせて丸め装置16
で丸め処理された後、ディスプレイ装置に出力される。
29065号公報)では、二値入力画像を縮小する「画
像縮小処理装置」で画素の補間処理に特徴を持つ。入力
画素を得た図10に示す変倍装置15はこの入力画素の
出力画素中に占める割合をもとに縮小出力画素の濃度を
求める。続いて、変倍装置15で得られた濃度データは
出力装置(DSP)の階調表現に合わせて丸め装置16
で丸め処理された後、ディスプレイ装置に出力される。
【0006】まず、入力画素間の距離を1、X方向の倍
率をSX(<1)、Y方向の倍率をSY(<1)とする
と、出力画素間の距離は、X方向が1/SX、Y方向が
1/SYとなる。したがって、出力画素の面の面積は1
/(SX×SY)となり、注目点出力画素の面に占める
入力画素“1”の面の面積と、出力画素の面の面積をも
とめる。これから注目点の濃度を求め、この値を8ビッ
トの二進数(固定少数点)に規格化し丸め装置16で正
規化し多階調表示出力する。
率をSX(<1)、Y方向の倍率をSY(<1)とする
と、出力画素間の距離は、X方向が1/SX、Y方向が
1/SYとなる。したがって、出力画素の面の面積は1
/(SX×SY)となり、注目点出力画素の面に占める
入力画素“1”の面の面積と、出力画素の面の面積をも
とめる。これから注目点の濃度を求め、この値を8ビッ
トの二進数(固定少数点)に規格化し丸め装置16で正
規化し多階調表示出力する。
【0007】また、図12に示す従来例(特開平4−3
52568号公報)では、入力画素を副走査方向に拡大
または縮小する「画像の拡大装置および拡大縮小装置」
でその特徴は、入力画像に対し倍率に対応して隣接する
ライン間の影響を考慮した係数を乗じるところにある。
この拡大縮小係数を記憶する係数テーブルとしての図1
2に示すROM17を中心に説明する。
52568号公報)では、入力画素を副走査方向に拡大
または縮小する「画像の拡大装置および拡大縮小装置」
でその特徴は、入力画像に対し倍率に対応して隣接する
ライン間の影響を考慮した係数を乗じるところにある。
この拡大縮小係数を記憶する係数テーブルとしての図1
2に示すROM17を中心に説明する。
【0008】係数テーブルのROM17は、例えば投影
法や線形補間法にもとづいて予め倍率に対応して定めら
れた2つの拡大縮小係数17aおよび17bを記憶して
いるテーブルで、特開平4−352568号公報ではR
OMを用いて説明されている。拡大縮小係数17aは、
メモリ18から読込まれた信号18aと乗算器で掛けあ
わされ、また拡大縮小係数17bは入力画素と乗算器で
掛けあわされる。これらで出力される画素の動作につい
て図13を参照し説明する。
法や線形補間法にもとづいて予め倍率に対応して定めら
れた2つの拡大縮小係数17aおよび17bを記憶して
いるテーブルで、特開平4−352568号公報ではR
OMを用いて説明されている。拡大縮小係数17aは、
メモリ18から読込まれた信号18aと乗算器で掛けあ
わされ、また拡大縮小係数17bは入力画素と乗算器で
掛けあわされる。これらで出力される画素の動作につい
て図13を参照し説明する。
【0009】図13(a)は、副走査方向に1.5倍拡
大する場合を示し、図13(b)は0.5倍に縮小する
場合を示す。図13(a)の場合、原画像(1画素×2
ライン)に対する影響度を考えると、拡大後のC画像は
A画像の影響をそのまま受けているためC画像としてA
画像が出力される。D画像はA画像とB画像の影響を半
分ずつ受けているため、D画像として A画像×0.5+B画像×0.5 が出力される。E画像はB画像の影響のみを受けている
ためE画像としてB画像が出力される。これを回路に適
用すると、拡大縮小係数17aは“1.0”となりC画
像としてA画像が出力される。D画像に対しては、拡大
縮小係数17aは“0.5”、17bは“0.5”とな
り、D画像として A画像×0.5+B画像×0.5 が出力される。E画像はB画像が出力され、拡大縮小係
数17aは“0”、17bは“1.0”となる。図13
(b)も同様の動作である。このように算出された画像
を出力する。
大する場合を示し、図13(b)は0.5倍に縮小する
場合を示す。図13(a)の場合、原画像(1画素×2
ライン)に対する影響度を考えると、拡大後のC画像は
A画像の影響をそのまま受けているためC画像としてA
画像が出力される。D画像はA画像とB画像の影響を半
分ずつ受けているため、D画像として A画像×0.5+B画像×0.5 が出力される。E画像はB画像の影響のみを受けている
ためE画像としてB画像が出力される。これを回路に適
用すると、拡大縮小係数17aは“1.0”となりC画
像としてA画像が出力される。D画像に対しては、拡大
縮小係数17aは“0.5”、17bは“0.5”とな
り、D画像として A画像×0.5+B画像×0.5 が出力される。E画像はB画像が出力され、拡大縮小係
数17aは“0”、17bは“1.0”となる。図13
(b)も同様の動作である。このように算出された画像
を出力する。
【0010】また、図14に示す従来例(特開平3−1
57059号公報)は、ディザ画像を所定の倍率で拡大
する「ディザ画像拡大方式」であり、被変換画素入力手
段は、ディザマトリックスを用いてディザ処理された原
画像の二値データを被変換画素群のデータとして取り込
む。次に被変換画素濃度算出手段では被変換画素の濃度
を所定の大きさ内に位置する被変換画素のデータに基づ
いて、拡大倍率に応じた階調数に増加して算出する。す
なわち、一般に4×4のディザマトリクスで処理された
原画像は、このディザマトリックスの大きさを1単位と
して濃度情報が保存されており、したがって、ディザマ
トリックス内の原画像の二値データに基づいてある着目
画素の濃度(平均濃度)を決定することができる。続い
て変換画素濃度算出手段では、拡大処理された変換画素
を被変換画素上に投影した場合に、変換画素の各濃度を
この変換画素の近傍に位置する複数の被変換画素の平均
濃度とこれらとの位置関係に基づいて算出する。すなわ
ち、4つの被変換画素を頂点とする正方形を4等分する
水平軸および垂直軸を考え、これらの軸が変換画素を中
心とする同一面積の正方形を分割する面積比率を算出す
る。そして、この面積比率と各被変換画素の濃度との積
和演算を行って、変換画素の濃度算出を行う。続いてデ
ィザ二値化手段では、算出された変換画素の濃度を拡大
倍率に応じた第二のディザマトリックスでディザ処理す
る。このようにディザ画像の解像度を上げるとともに濃
度が変わる部分での境界を目立たなくして、画像データ
を出力する。
57059号公報)は、ディザ画像を所定の倍率で拡大
する「ディザ画像拡大方式」であり、被変換画素入力手
段は、ディザマトリックスを用いてディザ処理された原
画像の二値データを被変換画素群のデータとして取り込
む。次に被変換画素濃度算出手段では被変換画素の濃度
を所定の大きさ内に位置する被変換画素のデータに基づ
いて、拡大倍率に応じた階調数に増加して算出する。す
なわち、一般に4×4のディザマトリクスで処理された
原画像は、このディザマトリックスの大きさを1単位と
して濃度情報が保存されており、したがって、ディザマ
トリックス内の原画像の二値データに基づいてある着目
画素の濃度(平均濃度)を決定することができる。続い
て変換画素濃度算出手段では、拡大処理された変換画素
を被変換画素上に投影した場合に、変換画素の各濃度を
この変換画素の近傍に位置する複数の被変換画素の平均
濃度とこれらとの位置関係に基づいて算出する。すなわ
ち、4つの被変換画素を頂点とする正方形を4等分する
水平軸および垂直軸を考え、これらの軸が変換画素を中
心とする同一面積の正方形を分割する面積比率を算出す
る。そして、この面積比率と各被変換画素の濃度との積
和演算を行って、変換画素の濃度算出を行う。続いてデ
ィザ二値化手段では、算出された変換画素の濃度を拡大
倍率に応じた第二のディザマトリックスでディザ処理す
る。このようにディザ画像の解像度を上げるとともに濃
度が変わる部分での境界を目立たなくして、画像データ
を出力する。
【0011】また、特開平3−3081号公報では、階
調を有する画素データの拡大処理と縮小処理とを同一構
成で実現し、変換後の画像パターンの画質を向上させる
「画像パターン変換方式」がある。この方式は、シリア
ルの画素データである入力画素パターンを主走査方向ま
たは副走査方向の少なくとも一方に変倍する画像パター
ン変換方式で以下に動作を説明する。
調を有する画素データの拡大処理と縮小処理とを同一構
成で実現し、変換後の画像パターンの画質を向上させる
「画像パターン変換方式」がある。この方式は、シリア
ルの画素データである入力画素パターンを主走査方向ま
たは副走査方向の少なくとも一方に変倍する画像パター
ン変換方式で以下に動作を説明する。
【0012】この方式は、次の二つの手段を持つ。変倍
する方向について、整数である最変倍率で入力画像パタ
ーンを拡大変倍する最大変倍手段と、拡大変倍された画
像パターンを入力指示された変倍率に応じて間引いて変
倍された出力画像パターンを得る間引変倍手段である。
する方向について、整数である最変倍率で入力画像パタ
ーンを拡大変倍する最大変倍手段と、拡大変倍された画
像パターンを入力指示された変倍率に応じて間引いて変
倍された出力画像パターンを得る間引変倍手段である。
【0013】まず、最大変倍手段で行われる変倍方法と
しては、拡大率に応じた所定個数毎の画素データを二度
出力する従来の拡大方法や、最大倍率で変倍したと等価
な状態を作り出す方法等をとる。間引き変倍手段は、例
えば主走査方向に二倍されたと等価な画素データ列の一
部を間引いて出力画素データを形成するが、このとき、
間引いた画素近傍の画素データの平均値データを得て画
素を出力していく。
しては、拡大率に応じた所定個数毎の画素データを二度
出力する従来の拡大方法や、最大倍率で変倍したと等価
な状態を作り出す方法等をとる。間引き変倍手段は、例
えば主走査方向に二倍されたと等価な画素データ列の一
部を間引いて出力画素データを形成するが、このとき、
間引いた画素近傍の画素データの平均値データを得て画
素を出力していく。
【0014】また、特開昭62−169278号公報の
「画像処理装置」では、拡大縮小処理を機械的走査で行
っている。すなわち、主走査方向の拡大縮小は電気的な
信号処理で行い、副走査方向の拡大縮小はCCDの露光
時間は一定にしておき、CCDまたは画像情報の移動速
度を変えて行う。副走査方向の移動速度を遅くすると拡
大され、速くすると縮小される。同様な方法については
特開昭64−36260号公報にも示されている。
「画像処理装置」では、拡大縮小処理を機械的走査で行
っている。すなわち、主走査方向の拡大縮小は電気的な
信号処理で行い、副走査方向の拡大縮小はCCDの露光
時間は一定にしておき、CCDまたは画像情報の移動速
度を変えて行う。副走査方向の移動速度を遅くすると拡
大され、速くすると縮小される。同様な方法については
特開昭64−36260号公報にも示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置
は、特開平1−237141号公報では、拡大倍率をn
×nのマトリックスで決定しているために、整数倍処理
しかできないという課題がある。また仮に実数倍処理が
可能としても処理手順の具体性がない。特開平4−32
9065号公報では、二値入力画素の縮小処理に限定さ
れている上、縮小処理は基本的に入力画素の間引き処理
であるが、出力画素間の距離に在るべき出力画素位置の
決定について具体性がない。
は、特開平1−237141号公報では、拡大倍率をn
×nのマトリックスで決定しているために、整数倍処理
しかできないという課題がある。また仮に実数倍処理が
可能としても処理手順の具体性がない。特開平4−32
9065号公報では、二値入力画素の縮小処理に限定さ
れている上、縮小処理は基本的に入力画素の間引き処理
であるが、出力画素間の距離に在るべき出力画素位置の
決定について具体性がない。
【0016】特開平4−352568号公報では、副走
査方向の拡大縮小処理に限定されている上、例えば図1
3(a)、(b)以外の実数倍率で拡大縮小処理をしよ
うとするとき、副走査方向に並ぶ原画像の内、どこから
どこまでの画像(図13(c)ではA、B画像、(b)
ではF、G画像)を選択して、いくつかの出力画像を形
成するのか、またそのときの影響度および拡大縮小係数
の算出根拠の具体性がない。特開平3−157059号
公報では、ディザ画像を所定の倍率で拡大しようとする
具体的手段がない。
査方向の拡大縮小処理に限定されている上、例えば図1
3(a)、(b)以外の実数倍率で拡大縮小処理をしよ
うとするとき、副走査方向に並ぶ原画像の内、どこから
どこまでの画像(図13(c)ではA、B画像、(b)
ではF、G画像)を選択して、いくつかの出力画像を形
成するのか、またそのときの影響度および拡大縮小係数
の算出根拠の具体性がない。特開平3−157059号
公報では、ディザ画像を所定の倍率で拡大しようとする
具体的手段がない。
【0017】特開平3−3081号公報では、主走査方
向または副走査方向の少なくとも一方の変倍方式しかな
く、また変倍方法も最大倍率で変倍したと等価な状態を
作り出すため製品コストがかかるという欠点がある。ま
た間引変倍手段についても、手順について具体性がな
い。
向または副走査方向の少なくとも一方の変倍方式しかな
く、また変倍方法も最大倍率で変倍したと等価な状態を
作り出すため製品コストがかかるという欠点がある。ま
た間引変倍手段についても、手順について具体性がな
い。
【0018】特開昭62−169278号公報では、画
像データの拡大または縮小処理を機械的走査で行ってい
るために製品コストがかかる。
像データの拡大または縮小処理を機械的走査で行ってい
るために製品コストがかかる。
【0019】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、画像データの拡大または縮小を任意の実数倍率
により行うことができるとともに任意の階調数に変換す
ることができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
であり、画像データの拡大または縮小を任意の実数倍率
により行うことができるとともに任意の階調数に変換す
ることができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0020】本発明は、画像データの拡大または縮小を
任意の実数倍率で指定することができる画像処理装置を
提供することを目的とする。
任意の実数倍率で指定することができる画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は画像処理装置で
あり、その特徴とするところは、主走査方向にm個、副
走査方向にn個配列された連続する(m×n個)の入力
画像データを入力する入力部と、その連続する入力画像
データのその画像における主走査方向および副走査方向
について拡大または縮小し階調を変換する倍率階調変換
部と、この倍率階調変換部で変換されたデータを記憶す
る記憶部と、この記憶部または前記倍率階調変換部の出
力データを画像として表示する表示部とを備え、前記倍
率階調変換部に、主走査方向の拡大または縮小倍率p、
副走査方向の拡大または縮小倍率qにしたがって、前記
入力画像データをそれぞれ主走査方向に処理回数がp×
m回、副走査方向に処理回数がq×n回になるように重
ね読みまたは飛ばし読みを実行する手段を備えるところ
にある。
あり、その特徴とするところは、主走査方向にm個、副
走査方向にn個配列された連続する(m×n個)の入力
画像データを入力する入力部と、その連続する入力画像
データのその画像における主走査方向および副走査方向
について拡大または縮小し階調を変換する倍率階調変換
部と、この倍率階調変換部で変換されたデータを記憶す
る記憶部と、この記憶部または前記倍率階調変換部の出
力データを画像として表示する表示部とを備え、前記倍
率階調変換部に、主走査方向の拡大または縮小倍率p、
副走査方向の拡大または縮小倍率qにしたがって、前記
入力画像データをそれぞれ主走査方向に処理回数がp×
m回、副走査方向に処理回数がq×n回になるように重
ね読みまたは飛ばし読みを実行する手段を備えるところ
にある。
【0022】前記倍率階調変換部に、前記の値m,n,
p,qが設定されたときに、重ね読みおよびまたは飛ば
し読みが実行される入力画像データが分散されるように
あらかじめ配置設定する手段を備えることが望ましい。
p,qが設定されたときに、重ね読みおよびまたは飛ば
し読みが実行される入力画像データが分散されるように
あらかじめ配置設定する手段を備えることが望ましい。
【0023】前記倍率階調変換部には、重ね読みおよび
または飛ばし読みを実行することにより、連続するデー
タの階調が連続的に変化するように階調を表すデータの
置き換え処理を実行する手段を含むことできる。
または飛ばし読みを実行することにより、連続するデー
タの階調が連続的に変化するように階調を表すデータの
置き換え処理を実行する手段を含むことできる。
【0024】
【作用】主走査方向にm個、副走査方向にn個配列され
た連続する(m×n個)の入力画像データを入力する。
その連続する入力画像データのその画像における主走査
方向および副走査方向について拡大または縮小し階調を
変換し、この倍率階調変換部で変換されたデータを記憶
する。
た連続する(m×n個)の入力画像データを入力する。
その連続する入力画像データのその画像における主走査
方向および副走査方向について拡大または縮小し階調を
変換し、この倍率階調変換部で変換されたデータを記憶
する。
【0025】このとき、主走査方向の拡大または縮小倍
率p、副走査方向の拡大または縮小倍率qにしたがっ
て、入力画像データをそれぞれ主走査方向に処理回数が
p×m回、副走査方向に処理回数がq×n回になるよう
に重ね読みまたは飛ばし読みを実行する。
率p、副走査方向の拡大または縮小倍率qにしたがっ
て、入力画像データをそれぞれ主走査方向に処理回数が
p×m回、副走査方向に処理回数がq×n回になるよう
に重ね読みまたは飛ばし読みを実行する。
【0026】値m,n,p,qが設定されたときに、重
ね読みおよびまたは飛ばし読みが実行される入力画像デ
ータが分散されるようにあらかじめ配置設定することが
よい。
ね読みおよびまたは飛ばし読みが実行される入力画像デ
ータが分散されるようにあらかじめ配置設定することが
よい。
【0027】重ね読みおよびまたは飛ばし読みを実行す
ることにより、連続するデータの階調が連続的に変化す
るように階調を表すデータの置き換え処理を実行するこ
とがよい。
ることにより、連続するデータの階調が連続的に変化す
るように階調を表すデータの置き換え処理を実行するこ
とがよい。
【0028】すなわち、連続する画像データを入力しそ
の主走査方向および副走査方向について拡大または縮小
し階調を変換するとき、実数倍率に拡大または縮小す
る。
の主走査方向および副走査方向について拡大または縮小
し階調を変換するとき、実数倍率に拡大または縮小す
る。
【0029】拡大処理のときは画素をさらに隣ビットに
コピーし、縮小処理のときは画素を読みとばすことによ
り拡大または縮小処理を行う。このとき実数倍率の累計
にしたがい、その位置に対応するバッファのポインタ位
置に画素を書込んで行くことにより任意の実数倍率で拡
大または縮小を行うことができる。
コピーし、縮小処理のときは画素を読みとばすことによ
り拡大または縮小処理を行う。このとき実数倍率の累計
にしたがい、その位置に対応するバッファのポインタ位
置に画素を書込んで行くことにより任意の実数倍率で拡
大または縮小を行うことができる。
【0030】
【実施例】本発明実施例を図1を参照して説明する。図
1は本発明実施例のブロック構成図である。
1は本発明実施例のブロック構成図である。
【0031】本発明は画像処理装置であり、その特徴と
するところは、主走査方向にm個、副走査方向にn個配
列された連続する(m×n個)の入力画像データを入力
する入力部1と、その連続する入力画像データのその画
像における主走査方向および副走査方向について拡大ま
たは縮小し階調を変換する倍率階調変換部2と、この倍
率階調変換部2で変換されたデータを記憶する記憶部3
と、この記憶部3または倍率階調変換部2の出力データ
を画像として表示する表示部4とを備え、倍率階調変換
部2に、主走査方向の拡大または縮小倍率p、副走査方
向の拡大または縮小倍率qにしたがって、前記入力画像
データをそれぞれ主走査方向に処理回数がp×m回、副
走査方向に処理回数がq×n回になるように重ね読みま
たは飛ばし読みを実行する手段を備えるところにある。
するところは、主走査方向にm個、副走査方向にn個配
列された連続する(m×n個)の入力画像データを入力
する入力部1と、その連続する入力画像データのその画
像における主走査方向および副走査方向について拡大ま
たは縮小し階調を変換する倍率階調変換部2と、この倍
率階調変換部2で変換されたデータを記憶する記憶部3
と、この記憶部3または倍率階調変換部2の出力データ
を画像として表示する表示部4とを備え、倍率階調変換
部2に、主走査方向の拡大または縮小倍率p、副走査方
向の拡大または縮小倍率qにしたがって、前記入力画像
データをそれぞれ主走査方向に処理回数がp×m回、副
走査方向に処理回数がq×n回になるように重ね読みま
たは飛ばし読みを実行する手段を備えるところにある。
【0032】倍率階調変換部2に、前記の値m,n,
p,qが設定されたときに、重ね読みおよびまたは飛ば
し読みが実行される入力画像データが分散されるように
あらかじめ配置設定する手段を備えている。
p,qが設定されたときに、重ね読みおよびまたは飛ば
し読みが実行される入力画像データが分散されるように
あらかじめ配置設定する手段を備えている。
【0033】さらに、倍率階調変換部2には、重ね読み
およびまたは飛ばし読みを実行することにより、連続す
るデータの階調が連続的に変化するように階調を表すデ
ータの置き換え処理を実行する手段を含む。
およびまたは飛ばし読みを実行することにより、連続す
るデータの階調が連続的に変化するように階調を表すデ
ータの置き換え処理を実行する手段を含む。
【0034】次に、本発明実施例の動作を図2ないし図
7を参照して説明する。図2および図3は拡大または縮
小および階調変換を説明するための図である。図4およ
び図5は拡大または縮小および階調変換手順を示すフロ
ーチャートである。図6は主走査および副走査方向にス
ケール=1.333472倍(拡大)するときの各変数
値と処理図である。図7は主走査および副走査方向にス
ケール=0.41735倍(縮小)するときの各変数値
と処理図である。図2、図3では本発明の基本的な考え
方を示し、図4〜図7ではその具体的手順を示してい
る。以後、本発明実施例を説明するために、32ビット
系マシンを用いて1画素を4階調で得られた画素データ
を1画素2階調に変換し、かつ実数倍率に変換処理をす
ることを例にとって説明する。
7を参照して説明する。図2および図3は拡大または縮
小および階調変換を説明するための図である。図4およ
び図5は拡大または縮小および階調変換手順を示すフロ
ーチャートである。図6は主走査および副走査方向にス
ケール=1.333472倍(拡大)するときの各変数
値と処理図である。図7は主走査および副走査方向にス
ケール=0.41735倍(縮小)するときの各変数値
と処理図である。図2、図3では本発明の基本的な考え
方を示し、図4〜図7ではその具体的手順を示してい
る。以後、本発明実施例を説明するために、32ビット
系マシンを用いて1画素を4階調で得られた画素データ
を1画素2階調に変換し、かつ実数倍率に変換処理をす
ることを例にとって説明する。
【0035】図2にn×mの連続する画素データを示
す。図2(a)は主走査方向にm個の画素、副走査方向
にn個の画素が並んでいる。このとき、1画素を4階調
で読んでいるので、図2(b)に示すように二次元配列
data5の1配列には8画素分があることになる。
す。図2(a)は主走査方向にm個の画素、副走査方向
にn個の画素が並んでいる。このとき、1画素を4階調
で読んでいるので、図2(b)に示すように二次元配列
data5の1配列には8画素分があることになる。
【0036】図3では、二次元配列data5の1配列
内の処理手順を示している。まず、1配列を4ビットず
つ右シフトしながら読み出す位置ポインタ(prx)6
は初回は28ビット右シフトして1画素分4ビットを下
位のビット位置にシフトする。つぎに他の余分なビット
位置をマスクするためにf(16)と論理積をとり1画
素分の階調数をとり、バッファii7に入れる。このと
き、4階調の階調数0〜15に対し、あらかじめ閾値を
定めた2階調の階調数への変換テーブルにあてはめ2階
調の階調数を求める。次に書込バッファ内のビット位置
ポインタ(pwx)8をもつ書込用バッファiw9に入
れる。これら処理をpxr6とpwx8を4ビット右シ
フト、2ビット左シフトを繰り返しながらバッファiw
9が埋まるまで繰り返し埋まったところで、書出用2次
元配列wdata10に1配列分代入することを繰り返
す。図4〜図6を参照して拡大処理の説明をする。
内の処理手順を示している。まず、1配列を4ビットず
つ右シフトしながら読み出す位置ポインタ(prx)6
は初回は28ビット右シフトして1画素分4ビットを下
位のビット位置にシフトする。つぎに他の余分なビット
位置をマスクするためにf(16)と論理積をとり1画
素分の階調数をとり、バッファii7に入れる。このと
き、4階調の階調数0〜15に対し、あらかじめ閾値を
定めた2階調の階調数への変換テーブルにあてはめ2階
調の階調数を求める。次に書込バッファ内のビット位置
ポインタ(pwx)8をもつ書込用バッファiw9に入
れる。これら処理をpxr6とpwx8を4ビット右シ
フト、2ビット左シフトを繰り返しながらバッファiw
9が埋まるまで繰り返し埋まったところで、書出用2次
元配列wdata10に1配列分代入することを繰り返
す。図4〜図6を参照して拡大処理の説明をする。
【0037】処理で使用するバッファの初期化を行う
(ステップ41)。主な変数を説明しておく。図6よ
り、sclxは実数倍率の累計をとり、少数点以下の繰
り上げを考慮する。isclxはsclxを整数化した
値を持ち、ixcとともに、例えば拡大処理のとき、2
階調に変換した画素をさらに隣ビットにコピーすればよ
いわけだが、このときのコピー回数(ループ回数)を判
定する。これらsclx、isclxおよびiycを持
つ。次に副走査方向でのコピー回数(ループ回数)を判
定する(S42)。すなわち、図2(a)で示す副走査
方向0〜nの画素行を順番に処理しているとき、読んだ
その行を読みとばすか(縮小)、主走査方向の画素列を
1回以上同一処理するか(拡大)を判定する。図6は主
走査方向の各変数値を示しているが、副走査方向も同様
な図を持つ。図6では、初回ループでは1行1回処理さ
れる。もしこの判定が偽であれば、その行の処理をとば
して副走査方向のスケールの実数倍率の累計(S57)
後、次行に処理手順をうつす。一方この判定が真ならば
以下の順に進む。
(ステップ41)。主な変数を説明しておく。図6よ
り、sclxは実数倍率の累計をとり、少数点以下の繰
り上げを考慮する。isclxはsclxを整数化した
値を持ち、ixcとともに、例えば拡大処理のとき、2
階調に変換した画素をさらに隣ビットにコピーすればよ
いわけだが、このときのコピー回数(ループ回数)を判
定する。これらsclx、isclxおよびiycを持
つ。次に副走査方向でのコピー回数(ループ回数)を判
定する(S42)。すなわち、図2(a)で示す副走査
方向0〜nの画素行を順番に処理しているとき、読んだ
その行を読みとばすか(縮小)、主走査方向の画素列を
1回以上同一処理するか(拡大)を判定する。図6は主
走査方向の各変数値を示しているが、副走査方向も同様
な図を持つ。図6では、初回ループでは1行1回処理さ
れる。もしこの判定が偽であれば、その行の処理をとば
して副走査方向のスケールの実数倍率の累計(S57)
後、次行に処理手順をうつす。一方この判定が真ならば
以下の順に進む。
【0038】次に、副走査方向処理のコピー回数(ルー
プ回数)であるiyc変数を+1カウントアップする
(S43)。次に、画素データより8画素分1配列をバ
ッファedata102 に取り込む(S44)。これに
より、ステップ51まで、前述した本発明の基本的考え
方で、述べている処理手順で、まとめて説明する。まず
図6より、初回のixc<isclxはixc、isc
lの初期値をもとに主走査方向の1画素すなわち位置ポ
インタ(prx)6のさし示す画素を1回処理すること
を示し、主走査方向処理のコピー回数(ループ回数)で
あるixc変数を+1カウントアップする(S45、S
46)。次に図3より、位置ポインタ(prx)6がさ
し示す画素を下位ビットに右シフト後、他の余分ビット
位置にマスクするためにf(16)と論理積をとり、そ
の画素の階調数をもとめて、バッファii7に入れる
(S47)。この処理は、 ii=rdata≫nn&(1≫階調)−1 により表せる。ただし、nnは(32−階調)を初期値
とし、位置ポインタ6がシフトするごとにnn=nn−
階調を繰り返す。“ii”はバッファii7で階調は今
回の例では4階調であり、“32”は32ビット系マシ
ンを使用しているためである。本式は、階調および“3
2”を変えることにより、拡大または縮小および階調処
理に汎用的に用いることができる。
プ回数)であるiyc変数を+1カウントアップする
(S43)。次に、画素データより8画素分1配列をバ
ッファedata102 に取り込む(S44)。これに
より、ステップ51まで、前述した本発明の基本的考え
方で、述べている処理手順で、まとめて説明する。まず
図6より、初回のixc<isclxはixc、isc
lの初期値をもとに主走査方向の1画素すなわち位置ポ
インタ(prx)6のさし示す画素を1回処理すること
を示し、主走査方向処理のコピー回数(ループ回数)で
あるixc変数を+1カウントアップする(S45、S
46)。次に図3より、位置ポインタ(prx)6がさ
し示す画素を下位ビットに右シフト後、他の余分ビット
位置にマスクするためにf(16)と論理積をとり、そ
の画素の階調数をもとめて、バッファii7に入れる
(S47)。この処理は、 ii=rdata≫nn&(1≫階調)−1 により表せる。ただし、nnは(32−階調)を初期値
とし、位置ポインタ6がシフトするごとにnn=nn−
階調を繰り返す。“ii”はバッファii7で階調は今
回の例では4階調であり、“32”は32ビット系マシ
ンを使用しているためである。本式は、階調および“3
2”を変えることにより、拡大または縮小および階調処
理に汎用的に用いることができる。
【0039】次にバッファii7で求められた1画素分
の階調数を、あらかじめ定めらておいた閾値をもとに、
2階調の階調数(0〜3)に丸める(S48)。次に書
込バッファiw9内のビット位置ポインタ(pwx)8
の位置に書込む(S49)。このとき、pwxが書込み
バッファiw9の最上位ビット位置をさしていれば、書
込みバッファiw9内は16画素分2階調に変換されて
いると判定し(S50)、書込みバッファ配列wdat
a10に書く(S51)。
の階調数を、あらかじめ定めらておいた閾値をもとに、
2階調の階調数(0〜3)に丸める(S48)。次に書
込バッファiw9内のビット位置ポインタ(pwx)8
の位置に書込む(S49)。このとき、pwxが書込み
バッファiw9の最上位ビット位置をさしていれば、書
込みバッファiw9内は16画素分2階調に変換されて
いると判定し(S50)、書込みバッファ配列wdat
a10に書く(S51)。
【0040】次に主走査方向に対し、上述手順を繰り返
すが、その手順(S52からS56)をまとめて説明す
る。
すが、その手順(S52からS56)をまとめて説明す
る。
【0041】まず、書込バッファiw9内のビット位置
ポインタ(pwx)8が、バッファiw9の最上位ビッ
ト位置にまだ達していなければ、ビット位置ポインタ
(pwx)8を左シフトし(S52)、次の画素の書込
み位置に移動する。次に図5より主走査方向のスケール
和(実数倍率の累計)をとる(S53)。このとき、各
isclx変数はスケール和がとられたことでカウント
アップする。次に読出しバッファrdata102 内の
ビット位置ポインタ(prx)6が読出しバッファrd
ata102 の8画素目をさしていれば、読出しバッフ
ァrdata102 内の画素の変換を終了したと判定し
(S54)、さらに主走査方向に画素があれば(S5
6)、次の8画素分1配列を読出しバッファrdata
102 に取り込む手順(S44)に戻る。もし、読出バ
ッファrdata102 内の画素の変換が終了していな
ければ、ビット位置ポインタ(prx)6を右シフトし
(S55)、ixc<iscl判定(S45)にもど
る。
ポインタ(pwx)8が、バッファiw9の最上位ビッ
ト位置にまだ達していなければ、ビット位置ポインタ
(pwx)8を左シフトし(S52)、次の画素の書込
み位置に移動する。次に図5より主走査方向のスケール
和(実数倍率の累計)をとる(S53)。このとき、各
isclx変数はスケール和がとられたことでカウント
アップする。次に読出しバッファrdata102 内の
ビット位置ポインタ(prx)6が読出しバッファrd
ata102 の8画素目をさしていれば、読出しバッフ
ァrdata102 内の画素の変換を終了したと判定し
(S54)、さらに主走査方向に画素があれば(S5
6)、次の8画素分1配列を読出しバッファrdata
102 に取り込む手順(S44)に戻る。もし、読出バ
ッファrdata102 内の画素の変換が終了していな
ければ、ビット位置ポインタ(prx)6を右シフトし
(S55)、ixc<iscl判定(S45)にもど
る。
【0042】またもし、読出バッファrdata102
内の画素の変換は終了したと判定し(S54)、さらに
主走査方向の画素変換が終了すればS42にもどり、そ
の判定が偽になるまで上述処理を続ける。次に副走査方
向への処理判定(S57、S58)を説明する。
内の画素の変換は終了したと判定し(S54)、さらに
主走査方向の画素変換が終了すればS42にもどり、そ
の判定が偽になるまで上述処理を続ける。次に副走査方
向への処理判定(S57、S58)を説明する。
【0043】主走査方向が終了後、二次元配列data
5の副走査方向が終了していれば、ここで処理が終了す
る。しかし副走査方向が終了していなければ(S5
7)、副走査方向のスケール和(実数倍率の累計)をと
る(S58)。このとき副走査方向のiscly変数
は、スケール和がとられたことでカウントアップし、 iyc<iscly の判定(S42)にもどる。これら処理を繰り返し1画
素4階調で読みとられた画素データに対し、主走査方向
および副走査方向に1.333472倍し、2階調へ階
調変換することができる。図6では実数倍率0.417
35倍の縮小処理の各変数値を示しており、拡大処理と
同様実数倍率の累計をとりながら、読みとばすべき主走
査方向の画素位置および副走査方向の画素列を決定して
いく。
5の副走査方向が終了していれば、ここで処理が終了す
る。しかし副走査方向が終了していなければ(S5
7)、副走査方向のスケール和(実数倍率の累計)をと
る(S58)。このとき副走査方向のiscly変数
は、スケール和がとられたことでカウントアップし、 iyc<iscly の判定(S42)にもどる。これら処理を繰り返し1画
素4階調で読みとられた画素データに対し、主走査方向
および副走査方向に1.333472倍し、2階調へ階
調変換することができる。図6では実数倍率0.417
35倍の縮小処理の各変数値を示しており、拡大処理と
同様実数倍率の累計をとりながら、読みとばすべき主走
査方向の画素位置および副走査方向の画素列を決定して
いく。
【0044】今回の例では階調や32ビット系マシン選
択など具体例で説明したが、実数倍率や階調、何ビット
系マシンかは本発明では問わず汎用的に応用できる。
択など具体例で説明したが、実数倍率や階調、何ビット
系マシンかは本発明では問わず汎用的に応用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データの拡大または縮小を任意の実数倍率により行
うことができるとともに任意の階調数に変換することが
できる画像処理装置を実現することができる。
画像データの拡大または縮小を任意の実数倍率により行
うことができるとともに任意の階調数に変換することが
できる画像処理装置を実現することができる。
【0046】本発明によれば、画像データの拡大または
縮小を任意の実数倍率で指定することができる画像処理
装置を実現することができる。
縮小を任意の実数倍率で指定することができる画像処理
装置を実現することができる。
【図1】本発明実施例のブロック構成図。
【図2】拡大または縮小および階調変換を説明するため
の図。
の図。
【図3】拡大または縮小および階調変換を説明するため
の図。
の図。
【図4】拡大または縮小および階調変換手順を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】拡大または縮小および階調変換手順を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】主走査および副走査方向にスケール=1.33
3472倍(拡大)するときの各変数値と処理図。
3472倍(拡大)するときの各変数値と処理図。
【図7】主走査および副走査方向にスケール=0.41
735倍(縮小)するときの各変数値と処理図。
735倍(縮小)するときの各変数値と処理図。
【図8】特開平1−237141号公報の画像処理装置
のブロック構成図。
のブロック構成図。
【図9】CPUに登録された画像データの各処理段階を
示す図。
示す図。
【図10】特開平4−329065号公報の「画像縮小
処理装置」のブロック構成図。
処理装置」のブロック構成図。
【図11】特開平4−329065号公報の動作説明
図。
図。
【図12】特開平4−352568号公報における画像
の副走査方向の拡大、縮小装置を示す図。
の副走査方向の拡大、縮小装置を示す図。
【図13】特開平4−352568号公報に開示された
装置で出力される画素の動作を説明するための図。
装置で出力される画素の動作を説明するための図。
【図14】特開平3−157059号公報の「ディザ画
像拡大方式」の原理を示すブロック構成図。
像拡大方式」の原理を示すブロック構成図。
1 入力部 2 倍率階調変換部 3 記憶部 4 表示部 11 入力画像データメモリ 12 データバス 13 CPU 14 階調処理回路 15 変倍装置 16 丸め装置 17 ROM 17a、17b 拡大縮小係数 18 メモリ 18a 信号 19 入力画像データ
Claims (3)
- 【請求項1】 主走査方向にm個、副走査方向にn個配
列された連続する(m×n個)の入力画像データを入力
する入力部と、その連続する入力画像データのその画像
における主走査方向および副走査方向について拡大また
は縮小し階調を変換する倍率階調変換部と、この倍率階
調変換部で変換されたデータを記憶する記憶部と、この
記憶部または前記倍率階調変換部の出力データを画像と
して表示する表示部とを備え、 前記倍率階調変換部に、主走査方向の拡大または縮小倍
率p、副走査方向の拡大または縮小倍率qにしたがっ
て、前記入力画像データをそれぞれ主走査方向に処理回
数がp×m回、副走査方向に処理回数がq×n回になる
ように重ね読みまたは飛ばし読みを実行する手段を備え
たことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記倍率階調変換部に、前記の値m,
n,p,qが設定されたときに、重ね読みおよびまたは
飛ばし読みが実行される入力画像データが分散されるよ
うにあらかじめ配置設定する手段を備えた請求項1記載
の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記倍率階調変換部には、重ね読みおよ
びまたは飛ばし読みを実行することにより、連続するデ
ータの階調が連続的に変化するように階調を表すデータ
の置き換え処理を実行する手段を含む請求項2記載の画
像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237887A JP2803576B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237887A JP2803576B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102850A true JPH08102850A (ja) | 1996-04-16 |
JP2803576B2 JP2803576B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17021899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6237887A Expired - Fee Related JP2803576B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2803576B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7555170B2 (en) | 2003-03-24 | 2009-06-30 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus for scaling images |
CN103304724A (zh) * | 2012-03-08 | 2013-09-18 | 无锡洪汇新材料科技股份有限公司 | 氯乙烯-丙烯酸酯-醋酸乙烯-丙烯酸共聚乳液 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0219070A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-23 | Toshiba Corp | 画像データ階調変換装置 |
JPH05183735A (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-23 | Nisca Corp | 画像変換方法および装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6237887A patent/JP2803576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0219070A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-23 | Toshiba Corp | 画像データ階調変換装置 |
JPH05183735A (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-23 | Nisca Corp | 画像変換方法および装置 |
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