JPH08102739A - 通信ネットワークにおける情報収集装置および方法 - Google Patents

通信ネットワークにおける情報収集装置および方法

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JPH08102739A JP23890294A JP23890294A JPH08102739A JP H08102739 A JPH08102739 A JP H08102739A JP 23890294 A JP23890294 A JP 23890294A JP 23890294 A JP23890294 A JP 23890294A JP H08102739 A JPH08102739 A JP H08102739A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データを有するセルを伝送する通信ネットワ
ークにおいて、通信ネットワーク上に設定されるコネク
ション毎に、効率よく情報を収集する情報収集装置とそ
の方法を提供する。 【構成】 記憶手段14は、警報状態・タイマテーブ
ル、警報状態一覧テーブル、警報状態OR表示テーブ
ル、警報状態変化OR表示テーブル、警報状態ラッチ回
路、統計情報メモリ等の記憶回路を備える。収集手段1
1は交換機を通過するセルの識別子とデータを取り出
し、更新手段12はそれらに対応する記憶手段14のデ
ータを更新し、読み出し手段13は更新されたデータを
読み出して、呼処理プロセッサに送る。アドレス作成手
段15は更新する必要があるデータのアドレスを選択的
に生成し、調整手段16は読み出し手段13による読み
出しを、データ更新のないセルスロットまで待たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータを有するセルを伝
送する通信ネットワークに係り、通信ネットワーク上に
設定されるコネクション毎に情報を収集する装置とその
方法に関する。より詳しくは、ATM(Asychronous Tr
ansfer Mode :非同期転送モード)交換技術を利用した
通信ネットワークにおいて、コネクションの状態や特性
についての情報を収集する情報収集装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】次世代の通信ネットワークである広帯域
ISDN(Integrated Services Digital Network )の
核をなすATM交換は、全ての情報をセルという固定長
パケットに変換して通信ネットワーク内で統合的に取り
扱い、情報の高速転送を可能とする技術である。
【0003】ATMネットワークにおいては、伝送され
るセルのヘッダ部分のVPI(Virtual Path Identifie
r :仮想パス識別子)やVCI(Virtual Channel Iden
tifier:仮想チャネル識別子)により、そのセルが属す
るバーチャル・コネクション(ATMコネクション)が
指定され、ATMコネクション毎にセルのルーティング
制御が行われる。
【0004】ATMコネクションは、VPIにより識別
されるVPコネクションおよびVPIとVCIにより識
別されるVCコネクションを含む。このATM交換技術
を利用した通信ネットワーク(ATMネットワーク)に
おける重要な機能の1つに、ネットワークの故障監視や
性能のモニタを行う保守運用(OAM:Operation, Adm
inistration and Maintenance )機能がある。ATMネ
ットワーク上で保守運用のための情報を運ぶセルはOA
Mセルと呼ばれる。
【0005】ネットワークの故障監視に用いられるOA
Mセルには、警報表示信号(AIS:Alarm Indication
Signal )セルや遠隔故障表示(RDI:Remote Defec
t Indication)セルがある。AISセルやRDIセルは
プロトコルのATMレイヤにおける故障が発生したとき
に生成される。
【0006】例えば、AISセルによるATMレイヤの
故障監視においては、警報状態の遷移条件として、AI
Sセルを1つ受信すると障害状態に遷移することになっ
ている。そして、警報セルを3秒間続けて受信しなかっ
たとき、またはユーザセルを受信したときに正常状態に
復帰することになっている。後者の場合はユーザセルが
警報状態を正常状態に回復させる対象のセルとなる。ま
た、ATM交換機の呼処理プロセッサにこの警報状態が
障害状態か正常状態かの通知を行う必要がある。
【0007】また、ネットワークの性能のモニタに用い
られるOAMセルには、PM(Performance Managemen
t)セル等がある。このようなOAMセルとユーザセル
を含むATMセルによって、ATMコネクションの特性
を計測するATMネットワークデータ収集装置には、A
TMコネクション品質測定装置やATMセル課金装置が
ある。
【0008】ATM交換機に流入または流出するATM
セルの特性を計測するATMネットワークデータ収集装
置においては、ATMネットワークデータ収集装置に流
入したATMセルから、そのセルの特性を判断し統計情
報を更新する。また、呼処理プロセッサの読み出し指示
に応じ、統計情報の内容を呼処理プロセッサに引き渡す
機能を具備する。
【0009】ATMコネクション品質測定装置は、ネッ
トワークにおける廃棄セル数、通過セル数、ビット誤り
数等の情報を収集し、ATMコネクションの品質測定を
実施する。また、ATMセル課金装置は、ATMコネク
ション毎にATM交換機に流入したセル数、ATM交換
機で廃棄したセル数等を測定する。
【0010】図31は、従来のATMネットワークデー
タ収集装置の構成図である。図31において、コネクシ
ョン識別回路1は、到着したセルから統計情報メモリ7
の更新すべきネットワークデータのアドレスに対応する
コネクション識別子を検出する。ネットワークデータ収
集回路3は、到着したセルから更新に用いるデータを収
集あるいは計算する。
【0011】統計情報メモリ7は、ネットワークデータ
を保存する。ネットワークデータ更新回路6は、セル到
着時に、統計情報メモリ7内のコネクション識別回路1
が示すアドレスに格納されたネットワークデータの値と
ネットワークデータ収集回路3の出力を加算する。
【0012】プロセッサインタフェース回路2は、回線
制御プロセッサまたは呼処理プロセッサからの読み出し
要求を受けて、統計情報メモリ7の内容を読み出す。ア
ドレスセレクタ4は、コネクション識別回路1及びプロ
セッサインタフェース回路2から出力される統計情報メ
モリ7のアクセスアドレスを選択する。また、データセ
レクタ5は、ネットワークデータ更新回路6及びプロセ
ッサインタフェース回路2から出力される統計情報メモ
リ7への書き込みデータを選択する。
【0013】図32は、図31に示すATMネットワー
クデータ収集装置により、例えばVPI毎の通過セル数
を計測する場合の統計情報メモリ7の構成を示してい
る。図32の統計情報メモリ7内では、VPIとしてi
を持つ通過セルの数がアドレスiに格納されている。
【0014】セルが到着すると、コネクション識別回路
1は到着したセルのVPIをラッチする。そのとき、ア
ドレスセレクタ4はコネクション識別回路1の出力を選
択し、コネクション識別回路1から出力されるVPIが
示す統計情報メモリ7のアドレスより通過セル数を読み
出す。
【0015】ネットワークデータ更新回路6は、統計情
報メモリ7より読み出された通過セル数に1を加算し、
インクリメントした通過セル数をデータセレクタ5を介
して統計情報メモリ7に書き込む。
【0016】回線制御プロセッサまたは呼処理プロセッ
サからの読み出し要求があると、プロセッサインタフェ
ース回路2は読み出しアドレスを作成する。このとき、
アドレスセレクタ4は、プロセッサインタフェース回路
2の出力を選択し、統計情報メモリ7より通過セル数が
読み出される。そして、プロセッサインタフェース回路
2は通過セル数を0として統計情報メモリ7に書き込
む。これにより、読み出された通過セル数が0クリアさ
れる(0クリア機能)。
【0017】このように、ATMネットワークデータ収
集装置では、統計情報メモリ7に対して、セル到着時の
統計情報の読み出し、そのときに更新した統計情報の書
き込み、プロセッサからの読み出し要求時の統計情報の
読み出し、およびその後の統計情報の0クリアの4種類
のメモリアクセスが必要となる。
【0018】従来のATMネットワークデータ収集装置
では、セル到着時のメモリ更新と呼処理プロセッサ等か
らのメモリ読み出し要求の競合を避けるため、一般に図
33に示すように1セルの通過時間(セルスロット)を
時分割している。そして、分割により得られる各タイム
スロットにおいて、4種類のメモリアクセスのうちの該
当するアクセスを行っている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のような警報セル
(AISセル、RDIセル)を監視する装置は、広帯域
ISDNの普及には欠かせない装置であるが、まだ前例
がない。したがって、決められた遷移条件を用いて警報
状態を管理し、それをATM交換機の呼処理プロセッサ
に通知する装置を提供する必要がある。
【0020】このとき、ATMコネクション単位の警報
状態を保持するメモリと、警報状態の回復条件である3
秒間の警報セル未受信時間をカウントするタイマ値を保
持するメモリが必要となり、メモリのハードウェアが大
きくなるという問題がある。
【0021】また、3秒間の未受信時間を正確に測定す
るためには、これをカウントする刻みの数を多くする必
要がある。ところが、その刻みの幅の時間内に、設定さ
れている全てのATMコネクションについてタイマ値を
更新しなければならない。したがって、ATMコネクシ
ョン数が膨大になると、大きな刻み幅が必要になり、未
受信時間の計測誤差が大きくなるという問題がある。
【0022】また、警報状態を格納するために、メモリ
のアドレス方向にATMコネクションの警報状態を1つ
ずつ並べると、ATM交換機の呼処理プロセッサへ通知
するときには、一回の読み出しにより1つのATMコネ
クションの警報状態が判るだけである。
【0023】あるATMコネクションが障害状態になっ
た場合には、呼処理プロセッサにどのコネクションが障
害状態にあるのかを知らせなければならないが、設定さ
れているコネクションが多数ある場合には、全てのコネ
クションの警報状態をメモリから読み取るために多くの
処理時間を要する。この場合、正常状態にあるコネクシ
ョンの警報状態も読まなければならないので、無駄が多
くなる。したがって、呼処理プロセッサが全ATMコネ
クションの警報状態を把握するためには、多大な時間を
要するという問題がある。
【0024】さらに、従来のATMネットワークデータ
収集装置には次のような問題がある。図32、33で
は、ATMネットワークデータ収集装置が単一の統計情
報(通過セル数)を収集する場合を示したが、一般に収
集すべき統計情報は複数項目存在する。したがって、一
般には1つのセルの到着時に、複数の統計情報を更新す
る必要がある。
【0025】ここで、統計情報の項目を(a)、
(b)、‥‥とすると、1セル通過時間(1セル時間)
は、図34に示すようなメモリアクセスサイクルに分割
される。図34において、1セル時間内のメモリアクセ
スサイクルの数は、図33の4種類のアクセスに対応し
て項目数の4倍となる。
【0026】ところで、ATMセルの基本的な処理速度
は156Mbps(メガバイト/秒)あるいは622Mbpsで
あり、1セルの長さは53バイト(または54バイト)
なので、1セル時間は約2.7μs (156Mbpsの場
合)あるいは約675ns(622Mbpsの場合)となる。
複数の統計情報を収集することを目的とするATMネッ
トワークデータ収集装置においては、これらの1セル時
間内に図34に示すようなメモリアクセスを実行しなけ
ればならない。
【0027】このとき、1回のメモリアクセスサイクル
には下限があるため、1セル時間内のメモリアクセス回
数はおのずから制限される。例えば、基本処理速度が6
22Mbpsのインタフェースにおいて、メモリアクセスサ
イクルを75nsとした場合には、1セル時間内に可能な
最大アクセス回数は9回となる。1セル時間内のメモリ
アクセス回数は統計情報の項目数の4倍であるため、こ
の場合の項目数は2個以下に限定されてしまう。
【0028】また、図34のような従来のメモリアクセ
ス方法では、1セル時間を統計情報の項目数の4倍に固
定的に分割するため、到着したセルによっては、更新し
ない項目がある場合でもその項目に対して更新のための
タイムスロットが割り当てられる。したがって、実際に
は必要のない無駄なタイムスロットが生じる。
【0029】本発明は、データを有するセルを伝送する
通信ネットワークにおいて、通信ネットワーク上に設定
されるコネクション毎に、効率よく情報を収集する装置
とその方法を提供することを目的とする。より詳しく
は、ATMネットワークにおけるコネクションの状態や
特性についての情報を、低コストで効率よく保持し、呼
処理プロセッサに迅速に通知することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、データを有す
るセルを伝送する通信ネットワーク上に設定されるコネ
クション毎に、セルに関する情報を収集する情報収集装
置とその方法である。
【0031】図1は、本発明の情報収集装置の原理図で
ある。図1の情報収集装置は、収集手段11、更新手段
12、読み出し手段13、および記憶手段14を備え
る。記憶手段14は、通信ネットワークにおける交換機
を通過するセルに関する第1の情報を、通信ネットワー
ク内に設定されたコネクション毎に記憶する。
【0032】ここで、コネクションとは通信ネットワー
ク内に設定されたバーチャル・コネクションを意味し、
ATM通信においてはVPIあるいはVPIとVCI等
により識別される。
【0033】収集手段11は、到着したセルが属するコ
ネクションを識別して、その到着したセルに関する第2
の情報を抽出し、更新手段12は、収集手段11が抽出
した第2の情報を用いて、記憶手段14が記憶している
第1の情報を更新する。
【0034】読み出し手段13は、交換機対応に設けら
れたプロセッサからの要求に応じて、記憶手段14から
更新された第1の情報を読み出して出力する。交換機対
応に設けられたプロセッサとは、例えば呼処理プロセッ
サである。
【0035】図1の情報装置が通信ネットワークの故障
に関する情報を収集する場合は、記憶手段14は、通信
ネットワークのあるコネクションに関する故障があるこ
とを示す障害状態と、故障がないことを示す正常状態の
うち、いずれかを示す警報状態を第1の情報として保持
する。
【0036】そして、更新手段12は、あるコネクショ
ンに関する故障の発生を通知するセルが到着したとき、
第2の情報として障害状態を記憶手段14が保持するそ
のコネクションに関する警報状態に書き込む。
【0037】記憶手段14は、警報状態と、警報状態が
障害状態にある時間をカウントするためのタイマ値と
を、第1の情報として1つのアドレスに保持する警報状
態・タイマテーブルメモリを有する。
【0038】そして、更新手段12はタイマ値を更新
し、あるコネクションのタイマ値が所定値になったとき
にそのコネクションに関する警報状態を正常状態に変更
する。警報状態・タイマテーブルメモリは、1つのコネ
クションに対応する警報状態とタイマ値の組を1つのア
ドレスに複数個保持し、更新手段12は、1つのアドレ
スに保持された複数のタイマ値を1回のアクセスで更新
する。
【0039】また、記憶手段14は、複数のコネクショ
ンに対応する複数の警報状態を、1つのアドレスに保持
する警報状態一覧テーブルメモリを有し、読み出し手段
13は、警報状態一覧テーブルメモリから警報状態を読
み出す。
【0040】また、記憶手段14は、あるグループに属
する複数のコネクションに対応する複数の警報状態のう
ち少なくとも1つが障害状態を示すとき、そのグループ
の複数のコネクションのいずれかに関する故障があるこ
とを示すデータを記憶する警報状態OR表示テーブルメ
モリを有する。
【0041】読み出し手段13は、まず最初に警報状態
OR表示テーブルメモリのあるグループの上記データを
読み出し、そのデータが故障があることを示す場合に警
報状態を読み出す。
【0042】また、記憶手段14は、あるグループに属
する複数のコネクションに対応する複数の警報状態のう
ち少なくとも1つが変化したとき、そのグループの複数
のコネクションのいずれかに関する警報状態変化がある
ことを示すデータを記憶する警報状態変化OR表示テー
ブルメモリを有する。
【0043】読み出し手段13は、まず最初に警報状態
変化OR表示テーブルメモリのあるグループの上記デー
タを読み出し、そのデータが警報状態変化があることを
示す場合に警報状態を読み出す。
【0044】また、記憶手段14は、あるコネクション
の警報状態が変化したときに、その変化後の警報状態と
故障の種別のうち少なくとも1つとそのコネクションの
識別子とから成る変化情報を、発生順にラッチする警報
状態ラッチ手段を有し、読み出し手段13は、警報状態
ラッチ手段にラッチされた変化情報を読み出す。
【0045】ここで、故障の種別とは例えばAISセル
とRDIセルの区別を意味する。図1の情報収集装置が
交換機を通過する通信セルを用いてコネクションの特性
を計測する場合は、記憶手段14は、通過するセルに関
する2つ以上のデータから成る第1の情報を、通信ネッ
トワーク内に設定されたコネクション毎に記憶する。
【0046】そして、収集手段11は、第2の情報を参
照して、到着したセルのコネクションの識別子と第1の
情報のうちの1つのデータの更新要求を更新手段12に
送る。
【0047】更新手段12は、受け取ったコネクション
の識別子と1つのデータの更新要求とに基づき、その1
つのデータに対応する記憶手段14の格納アドレスを生
成するアドレス作成手段15を有する。
【0048】そして、更新手段12は、収集手段11が
識別したコネクションと第2の情報とに基づいて、記憶
手段14が記憶する第1の情報から更新する必要のある
上記1つのデータを選択し、第2の情報を用いてその1
つのデータを更新する。
【0049】また、収集手段11は、第2の情報を参照
した結果第1の情報を更新する必要がある場合に、第1
の情報の更新要求を更新手段12に送る。また、更新手
段12は、第1の情報の更新要求を受け取ったとき、到
着したセルの通過時間の間読み出し手段13による読み
出しを禁止し、第1の情報の更新要求がなくなると読み
出しを許可する調整手段16を有する。
【0050】そして、更新手段12は、第1の情報の更
新要求を受け取ったときに、収集手段11が抽出した第
2の情報を用いて第1の情報を更新し、読み出し手段1
3は、到着したセルの通過時間内に更新手段が第1の情
報を更新する場合、その通過時間外において記憶手段1
4から第1の情報を読み出す。
【0051】図1の記憶手段14は、実施例における図
4の警報状態遷移テーブルメモリ63、障害復旧タイマ
テーブルメモリ64、図6の警報状態・タイマテーブル
メモリ66、警報状態一覧テーブルメモリ67、警報状
態OR表示テーブルメモリ68、警報状態変化OR表示
テーブルメモリ68′、警報状態ラッチ回路69、およ
び図15の統計情報メモリ97を含む。警報状態ラッチ
回路69は警報状態ラッチ手段に対応する。
【0052】また、図4、6の警報セル処理回路61は
図1の収集手段11と更新手段12に対応し、障害復旧
タイマ更新回路62は更新手段12に対応する。図15
のコネクション識別回路91とネットワークデータ収集
回路93は収集手段11に対応し、ネットワークデータ
更新回路96は更新手段12に対応する。
【0053】また、図15のアドレス作成回路98はア
ドレス作成手段15に対応し、アクセス調整回路99は
調整手段16に対応する。また、図4、6のプロセッサ
インタフェース回路65と図15のプロセッサインタフ
ェース回路92は読み出し手段13に対応する。
【0054】
【作用】通信ネットワークの故障に関する情報を収集す
る場合、到着したセルが故障の発生を通知するセルであ
れば、更新手段12がそのセルが属するコネクションに
関する警報状態に障害状態を書き込む。また、あるコネ
クションのタイマ値が所定値になると、更新手段12は
そのコネクションの警報状態を障害状態から正常状態に
戻す。
【0055】これにより、通信ネットワークに設定され
たコネクション毎に故障の有無が管理される。また、1
つのコネクションに対応する警報状態とタイマ値が、警
報状態・タイマテーブルメモリの1つのアドレスに格納
される。したがって、警報状態を格納するメモリとタイ
マ値を格納するメモリを別々に用意する必要がなく、メ
モリの節約になる。
【0056】上記警報状態とタイマ値の組を1つのアド
レスに複数個格納すれば、更新手段12は複数のタイマ
値を1回のアクセスで更新することが可能になり、多数
のコネクションに対応するタイマ値を一通り更新するの
に要する時間が短縮される。したがって、タイマ値の精
度が向上する。
【0057】複数のコネクションに対応する複数の警報
状態が警報状態一覧テーブルメモリの1つのアドレスに
格納される。したがって、読み出し手段13は1度に複
数の警報状態を警報状態一覧テーブルメモリから読み出
すことができる。
【0058】警報状態OR表示テーブルメモリのデータ
により、あるグループ内のコネクションの警報状態が障
害状態を含むか否かを判別できるので、障害状態を含ま
ない場合にはそのグループ内のコネクションの警報状態
を読み出す必要がない。したがって、警報状態の読み出
しが効率化される。
【0059】警報状態変化OR表示テーブルメモリのデ
ータにより、あるグループ内のコネクションの警報状態
が変化したか否かを判別できるので、警報状態の変化が
ない場合にはそのグループ内のコネクションの警報状態
を読み出す必要がない。したがって、警報状態の読み出
しが効率化される。
【0060】警報状態が変化したときにのみ、警報状態
ラッチ手段がその変化後の警報状態等の変化情報を発生
順にラッチする。これにより、読み出し手段13は変化
した警報状態のみを発生順に読み出すことができ、警報
状態の読み出しが効率化される。
【0061】通信セルを用いてコネクションの特性を計
測する場合は、収集手段11が到着したセルのコネクシ
ョンの識別子とデータの更新要求を更新手段12に送
る。これにより、更新手段12は第1の情報のデータを
更新する必要があることを認識する。
【0062】アドレス作成手段15は、コネクションの
識別子とデータの更新要求とに基づき、そのコネクショ
ンのデータが格納された記憶手段14の格納アドレスを
生成する。
【0063】これにより、更新手段12は更新する必要
があるデータのみを選択的に更新することができ、更新
する必要がないデータにアクセスしなくてもよい。した
がって、1つのセルの通過時間内における更新のための
メモリアクセス回数を削減することができる。
【0064】また、調整手段16はデータの更新を伴う
セルの通過時間(セルスロット)の間、読み出し手段1
3による読み出しを禁止する。これにより、このセルス
ロットでは読み出し手段13による読み出しと0クリア
のためのタイムスロットを設ける必要がなくなる。
【0065】読み出し手段13は、データの更新要求が
なくなるまで待って第1の情報を読み出すので、その読
み出し時のセルスロットではデータの更新のためのタイ
ムスロットを設ける必要がなくなる。したがって、1つ
のセルスロットに必要なタイムスロットの数がさらに削
減される。
【0066】以上のようにして、収集した情報の保持お
よび読み出しが効率化される。
【0067】
【実施例】以下図面を参照しながら、本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図2は、本発明の実施例の情報
収集装置を用いたATM通信ネットワークの一例を示し
ている。図2においては、加入者の端末31と端末41
の間、および端末42と端末47の間にATMコネクシ
ョンが設定されている。
【0068】例えば、端末31で発生したセルは、加入
者側の伝送路32、インタフェース33、ATMSW3
4、インタフェース35、ATMネットワークの伝送路
36、ATMクロスコネクト装置36′、ATMネット
ワークの伝送路36″、インタフェース37、ATMS
W38、インタフェース39、および加入者側の伝送路
40を介して、端末41に送られる。
【0069】また、端末42で発生したセルは、加入者
側の伝送路43、インタフェース44、ATMSW3
4、インタフェース35、ATMネットワークの伝送路
36、ATMクロスコネクト装置36′、ATMネット
ワークの伝送路36″、インタフェース37、ATMS
W38、インタフェース45、および加入者側の伝送路
46を介して、端末47に送られる。
【0070】インタフェース33、39、44、45
は、それぞれトランク等の加入者回路として設けられる
加入者インタフェースであり、インタフェース35、3
7は、それぞれATMネットワーク内の通信を中継する
インタフェースである。また、呼処理プロセッサ48、
49は、それぞれATM交換機34′、38′に設けら
れた呼処理用のプロセッサである。本発明の情報収集装
置は、例えばインタフェース33、35、37、39、
44、45等に収容される。
【0071】端末31から端末41へのセルの送信経路
において、例えば通信に係るケーブルの切断等により端
末41方向の伝送路36に障害が発生すると、ATMク
ロスコネクト装置36′がこのVP障害を検出して、端
末41の向きにVP−AISセルを送信する。このVP
−AISセルはインタフェース37にて検出され、イン
タフェース37はこのVPが障害状態であることを呼処
理プロセッサ49に通知する。
【0072】また、伝送路36のVP障害を検出したA
TM交換機38′は、ATM交換機34′に端末41方
向のVP障害を発生を知らせるために、端末41の向き
にVP−RDIセルを送信する。このVP−RDIセル
はインタフェース35により検出され、インタフェース
35は端末41に向かう伝送路36が障害状態であるこ
とを呼処理プロセッサ48に通知する。
【0073】図3は、本発明の情報収集装置を収容する
インタフェースの構成図である。図3のインタフェース
51は、例えば図2のインタフェース33、35、3
7、39、44、45に対応し、呼処理プロセッサ56
は呼処理プロセッサ49、48に対応する。
【0074】図3において、物理レイヤ終端装置52は
伝送路とATM交換機の間の物理レイヤのプロトコル制
御を行う。警報収集装置53とネットワークデータ収集
装置54は、それぞれ本発明の情報収集装置の実施例に
相当する。回線制御プロセッサ(ファーム)55は、呼
処理プロセッサ56からの指令を物理レイヤ終端装置5
2、警報収集装置53、ネットワークデータ収集装置5
4に伝え、呼処理プロセッサ56に必要な情報を伝える
中継的な役割を果たす。
【0075】次に、図4から図12までを参照しなが
ら、本発明の警報収集装置について説明する。図4は、
図3の警報収集装置53の一構成例を示している。図4
の警報収集装置60−1は、警報セル処理回路61、障
害復旧タイマ更新回路62、警報状態遷移テーブルメモ
リ63、障害復旧タイマテーブルメモリ64、およびプ
ロセッサインタフェース回路65を備える。
【0076】警報状態遷移テーブルメモリ63は、VP
IやVCIにより指定されるATMコネクション毎の警
報状態を登録した警報状態遷移テーブルを保持する。障
害復旧タイマテーブルメモリ64は、警報状態が障害状
態から正常状態に復旧する1つの条件となる3秒間の警
報セル未受信時間を計測するために、ATMコネクショ
ン毎のタイマ値を登録した障害復旧タイマテーブルを保
持する。
【0077】警報状態遷移テーブルメモリ63と障害復
旧タイマテーブルメモリ64は、それぞれ例えばRAM
(Random Access Memory)を用いて構成される。警報セ
ル処理回路61は、到着したセルが警報セルか、障害回
復の対象となるセルか、あるいはそれ以外のセルかを判
別する。そして、到着したセルの種別に応じて、警報状
態遷移テーブルメモリ63の警報状態遷移テーブルに書
き込みを行う。障害復旧タイマ更新回路62は、警報状
態遷移テーブルと障害復旧タイマテーブルの登録データ
を更新する。
【0078】ATM通信においては、セルのヘッダ部分
のVPIとVCIにより、そのセルの属するATMコネ
クションが識別される。VPコネクションのOAMセル
は、VPIとあらかじめ定められたVCIの値により判
別することができる。VCコネクションのOAMセル
は、セルのヘッダ部分にあるPTI(Payload Type Ide
ntifier )と呼ばれる識別子と、VPIおよびVCIと
により判別することができる。
【0079】OAMセルにおいては、セルのユーザ領域
(ペイロード)の1バイト目にOAMセルの種類を表す
情報が記されており、これにより例えばAISセルかR
DIセルかを識別することができる。
【0080】プロセッサインタフェース回路65は、回
線制御プロセッサ55との間で情報の受け渡しを行い、
回線制御プロセッサ55からの要求に応じて警報状態遷
移テーブルからATMコネクションの警報状態を読み出
す。
【0081】図5は、図4の警報状態遷移テーブルメモ
リ63に格納された警報状態遷移テーブルの一例を示し
ている。図5の警報状態遷移テーブルには、特定のAT
Mコネクションn(n=0,1,2,‥‥)の警報状態
Anがアドレスnに格納されている。例えば、警報状態
Anが0のとき正常状態を表し、1のとき障害状態を表
す。
【0082】到着したセルがATMコネクション0の障
害を通知する警報セルであるとき、警報セル処理回路6
1は警報状態遷移テーブルのアドレス0に格納された警
報状態A0に1を書き込み、障害復旧タイマテーブルの
ATMコネクション0のタイマ値をリセットしてカウン
トを開始させる。そして、ATMコネクション0の警報
セルが到着する度にこの動作を繰り返す。通常、発生し
た障害が復旧するまでは1秒毎に警報セルが送られてく
る。
【0083】回線制御プロセッサ55から警報状態の読
み出し要求があると、プロセッサインタフェース回路6
5は警報状態遷移テーブルを読み出し、ATMコネクシ
ョン0が障害状態にあることを伝える。ATMコネクシ
ョン0の障害状態は、回線制御プロセッサ55を通じ
て、図3の呼処理プロセッサ56に通知される。
【0084】ATMコネクション0のタイマ値が3秒に
達するまで、次のATMコネクション0の警報セルが到
着しなければ、障害復旧タイマ更新回路62は警報状態
遷移テーブルの警報状態A0を0に変更する。その後、
ATMコネクション0が正常状態になったことが、回線
制御プロセッサ55を通じて呼処理プロセッサ56に通
知される。
【0085】また、あるATMコネクションのタイマ値
が3秒に達するまでに、そのATMコネクションに属す
るユーザセルが到着したときは、障害が回復したものと
みなしてそのATMコネクションの警報状態を正常状態
に戻す構成としてもよい。
【0086】このように、図4、5の構成によりATM
コネクション単位で警報状態を管理し、それらをATM
交換機の呼処理プロセッサに通知することが可能であ
る。しかしながら、図4の実施例では警報状態遷移テー
ブルメモリ63と障害復旧タイマテーブルメモリ64が
分離して設けられており、2つのメモリが必要となる。
また、図5の警報状態遷移テーブルには、1つのアドレ
スに1つのATMコネクションの警報状態を格納してい
るため、全ての警報状態を読み出すのに時間がかかる。
【0087】図6は、図3の警報収集装置53の他の構
成例である。図6の警報収集装置60−2は、警報セル
処理回路61、障害復旧タイマ更新回路62、警報状態
・タイマテーブルメモリ66、警報状態一覧テーブルメ
モリ67、警報状態OR表示テーブルメモリ68、警報
状態変化OR表示テーブルメモリ68′、障害コネクシ
ョンラッチ回路69、およびプロセッサインタフェース
回路65を備える。
【0088】このうち、警報状態一覧テーブルメモリ6
7、警報状態OR表示テーブルメモリ68、警報状態変
化OR表示テーブルメモリ68′、障害コネクションラ
ッチ回路69は必ずしも備える必要はない。また、警報
状態一覧テーブルメモリ67のみ、あるいは警報状態一
覧テーブルメモリ67と警報状態OR表示テーブルメモ
リ68の組み合わせ、あるいは警報状態一覧テーブルメ
モリ67と警報状態変化OR表示テーブルメモリ68′
の組み合わせ、あるいは警報状態一覧テーブルメモリ6
7と障害コネクションラッチ回路69の組み合わせを備
える構成としてもよい。
【0089】図6において、警報セル処理回路61、障
害復旧タイマ更新回路62、およびプロセッサインタフ
ェース回路65の基本的な動作は図4と同様である。以
下では、主として図4の実施例との違いについて説明す
る。
【0090】図7は、警報状態・タイマテーブルメモリ
66に保持される警報状態・タイマテーブルの一構成例
を示している。図7の警報状態・タイマテーブルでは、
メモリの1つのアドレスに対して、図4の警報状態遷移
テーブルメモリ63に格納される1つのATMコネクシ
ョンの警報状態と、障害復旧タイマテーブルメモリ64
に格納される同じATMコネクションのタイマ値とが割
り付けられる。
【0091】警報セル処理回路61または障害復旧タイ
マ更新回路62があるATMコネクションn(n=0,
1,2,‥‥)の警報状態Anを更新する際には、対応
するアドレスnを指定してAnの更新値を書き込む。
【0092】このように、1つのメモリに警報状態遷移
テーブルと障害復旧タイマテーブルを格納すれば、メモ
リの記憶領域を有効に利用することができ、必要なハー
ドウェアを削減することができる。
【0093】ただし、1つのアドレスに1つのATMコ
ネクションの情報を割り当てた場合、ATMコネクショ
ンの数が膨大になると、全コネクション分のタイマ値の
更新にかかる時間が大きくなり、障害復旧までの計測時
間に誤差が生じる可能性がある。
【0094】図8は、警報状態・タイマテーブルメモリ
66に保持される警報状態・タイマテーブルの他の構成
例である。図8の警報状態・タイマテーブルでは、メモ
リの1つのアドレスに対して、図4の警報状態遷移テー
ブルメモリ63に格納される2つのATMコネクション
の警報状態と、障害復旧タイマテーブルメモリ64に格
納される同じ2つのATMコネクションのタイマ値とが
割り付けられる。
【0095】例えば、アドレス0にはATMコネクショ
ン0および1の警報状態とタイマ値が格納され、アドレ
ス1にはATMコネクション2および3の警報状態とタ
イマ値が格納され、アドレス2にはATMコネクション
4および5の警報状態とタイマ値が格納される。
【0096】図8の構成では、障害復旧タイマ更新回路
62による障害復旧タイマ値の更新時に、1回のメモリ
アクセスで2つのATMコネクションのタイマ値を同時
に更新することができる。したがって、全コネクション
分のタイマ値の更新にかかる時間は図7の構成に比べて
約半分で済み、タイマ更新に要する時間が短縮される。
【0097】図8では、1つのアドレスに2つのATM
コネクションの警報状態とタイマ値を格納しているが、
1つのアドレスにより多くのATMコネクションの情報
を格納することにより、タイマ更新に要する時間はさら
に短縮される。
【0098】図4、5に示す実施例では、回線制御プロ
セッサ55からの読み出し要求に応じて、警報状態遷移
テーブルの全てのATMコネクションの警報状態を読み
出すために、コネクションの数だけ警報状態遷移テーブ
ルメモリ63にアクセスしなければならない。
【0099】そこで、警報状態をビットマップ表示する
ためのメモリを別に設け、一回の読み出しで複数個のA
TMコネクションの警報状態を読み出せるようにすれ
ば、メモリアクセス回数を削減することができる。
【0100】図6の実施例では、警報状態を格納する警
報状態・タイマテーブルメモリ66とは別に警報状態一
覧テーブルメモリ67を設けて、プロセッサインタフェ
ース回路65による警報状態の読み出しを高速化してい
る。
【0101】図9は、警報状態一覧テーブルメモリ67
に保持される警報状態一覧テーブルの一構成例を示して
いる。図9の警報状態一覧テーブルには、1つのアドレ
スに8個のATMコネクションの警報状態が格納されて
いる。
【0102】例えば、アドレス0にはATMコネクショ
ン0から7までの警報状態A0、A1、A2、A3、A
4、A5、A6、A7が格納され、アドレス1にはAT
Mコネクション8から15までの警報状態A8、A9、
A10、A11、A12、A13、A14、A15が格
納される。
【0103】警報セル処理回路61は、警報セルが到着
すると警報状態・タイマテーブルの警報状態を更新した
後に、警報状態一覧テーブルの該当する警報状態を更新
する。プロセッサインタフェース回路65は、回線制御
プロセッサ55から警報状態の読み出し要求があると、
警報状態一覧テーブルメモリ67から警報状態を読み出
して回線制御プロセッサ55に伝える。
【0104】図9では、1回のメモリアクセスにより8
個のATMコネクションの警報状態を読み出すことがで
き、全コネクション分の警報状態の読み出しが高速化さ
れる。1つのアドレスに格納する警報状態の数は任意の
複数でよく、8個に限られることはない。
【0105】警報状態一覧テーブルを備えた場合でも、
警報セル到着時および障害復旧タイマ更新回路62によ
る警報状態の更新時には、メモリのアドレス方向に警報
状態を1つずつ並べた方がハード構成上簡単である。一
方、回線制御プロセッサ55からの読み出し要求時に
は、1回のメモリアクセスでより多くのATMコネクシ
ョンの警報状態を読み取れる方がよい。このため、警報
状態・タイマテーブルとは別に、1つのアドレスに複数
の警報状態を並べた形態を持つ警報状態一覧テーブルを
設けている。
【0106】尚、図4の実施例に図6の警報状態一覧テ
ーブルメモリ67を付加した構成としても同様の効果が
期待できる。警報状態一覧テーブルから障害状態にある
警報状態を読み出して、回線制御プロセッサ55に伝え
る際、例えば警報状態一覧テーブルの最後に読み出すア
ドレスに障害状態が記されている場合に非常に無駄が大
きくなる。
【0107】この無駄を軽減するために、例えば次の3
つの方法が考えられる。そのうちの最初の2つは、警報
状態を2段階に分けて読み出す方法である。1つ目の方
法では、任意の複数個毎にATMコネクションの警報状
態をグループ化する。まずそれぞれのグループ単位に障
害状態の有無を知らせ、次に障害状態を含むグループ内
のATMコネクションの警報状態を読み出して、どのA
TMコネクションが障害状態にあるかを通知する。
【0108】2つ目の方法では、任意の複数個毎にAT
Mコネクションの警報状態変化をグループ化する。まず
それぞれのグループ単位に警報状態変化の有無を知ら
せ、次に警報状態変化を含むグループ内のATMコネク
ションの警報状態を読み出して、どのATMコネクショ
ンの警報状態が変化したかを通知する。
【0109】もう1つの方法は、警報状態に変化のあっ
たATMコネクションの情報のみを別に格納する方法で
ある。この方法では、例えば正常状態から障害状態に移
行したATMコネクションの識別子や故障の種別等の情
報を、例えばラッチ回路に変化情報として保持してお
き、必要に応じて障害状態にあるATMコネクションの
変化情報を順次読み出す。
【0110】図6の実施例では、警報状態OR表示テー
ブルメモリ68がATMコネクションのグループ単位に
障害状態の有無を記憶し、警報状態変化OR表示テーブ
ルメモリ68′がATMコネクションのグループ単位に
警報状態変化の有無を記憶し、警報状態ラッチ回路69
が警報状態に変化のあったATMコネクションの情報を
保持する。警報状態OR表示テーブルメモリ68、警報
状態変化OR表示テーブルメモリ68′、または警報状
態ラッチ回路69を用いることにより、警報状態の読み
出しが高速化される。
【0111】図10は、警報状態OR表示テーブルメモ
リ68に保持される警報状態OR表示テーブルの一構成
例とその警報状態一覧テーブルとの関係を示している。
警報セル処理回路61は、警報状態一覧テーブルの1つ
のアドレスに格納されている複数の警報状態に対応する
複数のATMコネクションを1つのグループとして、全
ATMコネクションを幾つかのグループに分割する。そ
して、各グループ内の警報状態を示す値の論理和をと
り、警報状態OR表示テーブル内のそれぞれのグループ
の障害状態として格納する。
【0112】例えば、図10に示すように、1つのグル
ープ内の警報状態の値が1つでも1であれば、そのグル
ープ内に障害状態があることを示す1が警報状態OR表
示テーブル内の対応する欄に記される。そのグループ内
の警報状態の値が全て0のときは、障害状態がないもの
とみなされ、警報状態OR表示テーブル内の対応する欄
に0が記される。
【0113】回線制御プロセッサ55から警報状態の読
み出し要求があると、プロセッサインタフェース回路6
5は、まず警報状態OR表示テーブルを読み出す。そし
て、障害状態を示しているグループのみについて、さら
に警報状態一覧テーブルの読み出しを行い、どのATM
コネクションが障害状態にあるかを回線制御プロセッサ
55に伝える。
【0114】図11は、警報状態変化OR表示テーブル
メモリ68′に保持される警報状態変化OR表示テーブ
ルの一構成例とその警報状態一覧テーブルとの関係を示
している。
【0115】警報セル処理回路61は、警報状態一覧テ
ーブルの1つのアドレスに格納されている複数の警報状
態に対応する複数のATMコネクションを1つのグルー
プとして、全ATMコネクションを幾つかのグループに
分割する。そして、各グループ内の警報状態変化を示す
値の論理和をとり、警報状態変化OR表示テーブル内の
それぞれのグループの警報状態変化として格納する。
【0116】例えば、図11に示すように、1つのグル
ープ内の警報状態の値が1つでも0から1に変化すれ
ば、そのグループ内に警報状態の変化があることを示す
1が、警報状態変化OR表示テーブル内の対応する欄に
警報状態変化として記される。そのグループ内の警報状
態の値が全て0のままであるときは、警報状態の変化が
ないものとみなされ、警報状態OR表示テーブル内の対
応する欄に0が記される。
【0117】また、警報状態一覧テーブルの警報状態の
値が1から0に変化したときも同様に、警報状態の変化
があることを示す1が警報状態変化OR表示テーブル内
に記される。
【0118】回線制御プロセッサ55から警報状態の読
み出し要求があると、プロセッサインタフェース回路6
5は、まず警報状態変化OR表示テーブルを読み出す。
そして、警報状態変化を示しているグループのみについ
て、さらに警報状態一覧テーブルの読み出しを行い、ど
のATMコネクションの警報状態がどのように変化した
かを回線制御プロセッサ55に伝える。
【0119】警報状態OR表示テーブルメモリ68また
は警報状態変化OR表示テーブルメモリ68′を備えれ
ば、警報状態一覧テーブルの全ての警報状態を常に読み
出す必要がなくなる。
【0120】図12は、警報状態ラッチ回路69の一構
成例を示すブロック図である。警報セルが到着すると、
警報セル処理回路61は、対応するATMコネクション
の識別子や故障の種別等の変化情報を、到着順に警報状
態FIFO71に格納する。また、障害復旧タイマ更新
回路62は、警報状態・タイマテーブルのタイマ値が回
復条件により指定された値(3秒)に達すると、対応す
るATMコネクションの変化情報を順に警報状態FIF
O71に格納する。
【0121】これにより、警報状態が変化したATMコ
ネクションの情報が、変化の発生順に警報状態FIFO
71に蓄えられる。ATMコネクションの識別子として
は、警報セルのVPIやVCIが用いられるが、他に識
別番号等を定義して用いてもよい。また、故障の種別と
は、例えば警報セルがAISセルであるかRDIセルで
あるかの区別を示す情報である。
【0122】回線制御プロセッサ55からの読み出し要
求に応じて、プロセッサインタフェース回路65は、警
報状態FIFO71の情報を順に読み出し、回線制御プ
ロセッサ55に伝える。
【0123】FIFO制御回路72は、警報セル処理回
路61および障害復旧タイマ更新回路62による警報状
態FIFO71への書き込み動作と、プロセッサインタ
フェース回路65による警報状態FIFO71からの読
み出し動作を制御する。
【0124】図13は、警報状態FIFO71とFIF
O制御回路72の具体的な構成例を示している。図13
において、警報状態FIFO71としてデュアルポート
RAM81が用いられ、FIFO制御回路72は、AN
D回路82、カウンタ回路83、84、および減算回路
85より構成される。
【0125】デュアルポートRAM81は、書き込みデ
ータ(ライトデータ)が入力される端子Dinと読み出し
データ(リードデータ)を出力する端子Dout を有す
る。また、ライトデータを書き込むアドレス(ライトア
ドレス)が入力される端子WA、リードデータを読み出
すアドレス(リードアドレス)が入力される端子RA、
およびライトイネーブル信号、リードイネーブル信号が
それぞれ入力される端子WE、REを有する。
【0126】カウンタ回路83は端子CLKにパルスが
入力する度に出力Qの値を更新してライトアドレスを指
定し、カウンタ回路84は同様にしてリードアドレスを
指定する。
【0127】また、減算回路85は、端子Aに入力する
リードアドレスから端子B入力するライトアドレスを減
算して、論理信号FULLを端子Lから出力する。例え
ば、端子Aと端子Bの値の差が所定値に達すると信号F
ULLは論理1となり、デュアルポートRAM81の格
納領域が一杯(FULL状態)であることを示す。端子
Aと端子Bの値の差が所定値に満たないときは信号FU
LLは論理0となり、格納領域に空きがあることを示
す。
【0128】AND回路82の一方の入力端子には、警
報セル処理回路61と障害復旧タイマ更新回路62より
警報状態変化信号が入力し、もう一方の入力端子には信
号FULLの反転が入力する。警報セル処理回路61は
警報セルが到着したときに警報状態変化信号を論理1と
して出力し、障害復旧タイマ更新回路62はATMコネ
クションが障害状態から復旧したときに警報状態変化信
号を論理1として出力する。
【0129】したがって、警報状態・タイマテーブルに
登録された警報状態に何らかの変化があり、かつ、デュ
アルポートRAM81の格納領域に空きがあるときに、
AND回路82は論理1をライトイネーブル信号として
出力する。ライトイネーブル信号はデュアルポートRA
M81の端子WEに入力するとともに、カウンタ回路8
3の端子CLKにも入力し、ライトアドレスをカウント
アップする。
【0130】これにより、警報セル処理回路61または
障害復旧タイマ更新回路62から送られてくる警報状態
に変化のあったATMコネクションの変化情報が、ライ
トデータとしてデュアルポートRAM81に書き込まれ
る。この場合、ライトデータには変化後の警報状態(障
害状態または正常状態)と、警報種別(VP−AIS/
VP−RDI/VC−AIS/VC−RDI)と、AT
Mコネクションの識別子(VPI/VCI)が含まれ
る。
【0131】警報セル処理回路61および障害復旧タイ
マ更新回路62は、ATMコネクションの情報の書き込
みが終わると、警報状態変化信号をリセットして論理0
にする。このように、デュアルポートRAM81へのラ
イトデータの書き込みは、ATMコネクションの警報状
態が変化したときに行われる。
【0132】一方、デュアルポートRAM81からのリ
ードデータの読み出しは、回線制御プロセッサ55から
の読み出し要求があったときに行われる。このとき、プ
ロセッサインタフェース回路65からのリードイネーブ
ル信号が、例えば論理1となる。リードイネーブル信号
はデュアルポートRAM81の端子REに入力するとと
もに、カウンタ回路84の端子CLKにも入力し、リー
ドアドレスをカウントアップする。
【0133】これにより、デュアルポートRAM81か
ら読み出されたATMコネクションの変化情報が、プロ
セッサインタフェース回路65を介して、変化の発生し
た順に回線制御プロセッサ55に送られる。
【0134】図13の警報状態ラッチ回路を備えれば、
回線制御プロセッサ55は警報状態が変化したATMコ
ネクションの情報のみを読み出すことができ、他のAT
Mコネクションの警報状態を読み出す必要がない。続い
て、図14から図30までを参照しながら、本発明のネ
ットワークデータ収集装置について説明する。
【0135】ネットワークデータ収集装置54の一実施
例としては、図31の構成が考えられる。ただし、実施
例では統計情報メモリ7の代わりに、図14に示すよう
な構成を持つ統計情報メモリを用いる。
【0136】図14では、VPIと統計情報の項目とに
より指定される1つのメモリアドレスに、複数の統計情
報の項目のデータが格納されている。例えば、VPIが
0であるATMコネクションに関する3つの項目
(a)、(b)、(c)のデータが最初のアドレスに格
納される。項目(d)以降についても同様にして、次の
項目3つ分ずつのデータが次のアドレスに順次格納され
る。ただし、VPI=0の最後のアドレスには2つの項
目(m)、(n)のデータが格納される。VPIが1以
上のATMコネクションのデータについても同様であ
る。
【0137】図15は、図14の統計情報メモリに対す
るアクセスサイクルを示している。図15では、1回の
メモリアクセスにより3つの項目のデータの読み出しま
たは書き込みを行えるので、同じ数の項目のデータにア
クセスする図34の場合に比べて、1セル時間の分割数
を削減することができる。
【0138】また、1セル時間の分割数を同じとした場
合、統計情報メモリにより多くの項目のデータを格納す
ることができる。このように、統計情報メモリをデータ
方向に拡張することにより、1セル時間内で多数の統計
情報を収集することが可能になる。
【0139】しかし、図14の構成では、同一のメモリ
アドレスに複数の項目を配置するため、同一アドレスの
項目の分だけ格納領域が必要となり、メモリ量が増加す
る。現状の汎用メモリでは、データ方向(ビット方向)
の幅は8ビットあるいは16ビットが一般的であるた
め、このビット方向の制約条件からメモリを多数使用せ
ざるを得ない。
【0140】図16は、ネットワークデータ収集装置5
4の他の構成例である。図16のネットワークデータ収
集装置は、コネクション識別回路91、プロセッサイン
タフェース回路92、ネットワークデータ収集回路9
3、アドレスセレクタ94、データセレクタ95、ネッ
トワークデータ更新回路96、統計情報メモリ97、ア
ドレス作成回路98、およびアクセス調整回路99を備
える。
【0141】図16において、統計情報メモリ97は、
ネットワークデータを保存する。コネクション識別回路
91は、到着したセルからそのセルの属するATMコネ
クションの識別情報を読み出し、アドレス作成回路98
に与える。ATMコネクションの識別情報とは、例えば
VPIやVCI等の識別子である。
【0142】ネットワークデータ収集回路93は、到着
したセルから統計情報メモリ97の更新に用いるデータ
を収集あるいは計算する。そして、更新する必要がある
統計情報の項目を調べ、それらの項目についての更新要
求をアドレス作成回路98とアクセス調整回路99に送
る。
【0143】アドレス作成回路98は、コネクション識
別回路91の出力とネットワークデータ収集回路93か
らの更新要求に基づいて、統計情報メモリ97の更新す
る必要のあるデータのアドレスを検索し、求めたアドレ
スをアドレスセレクタ94に与える。
【0144】ネットワークデータ更新回路96は、セル
到着時に、統計情報メモリ97内のアドレスセレクタ9
4が指定するアドレスに格納されたネットワークデータ
の値を読み出す。そして、読み出した値にネットワーク
データ収集回路93の出力を加算し、データセレクタ9
5を介して統計情報メモリ97に格納する。
【0145】プロセッサインタフェース回路92は、回
線制御プロセッサ55からの読み出し要求を受けて、統
計情報メモリ97のネットワークデータを読み出し、回
線制御プロセッサ55に送る。また、回線制御プロセッ
サ55から送られてくるデータをアクセス調整回路99
を介してデータセレクタ95に与える。
【0146】アクセス調整回路99は、プロセッサイン
タフェース回路92からの読み出し要求に対して、ネッ
トワークデータの更新を行うセルスロットでは回線制御
プロセッサ55による読み出しを禁止し、更新を行わな
いセルスロットまで読み出しを待たせるような制御を行
う。
【0147】アドレスセレクタ94は、アドレス作成回
路98及びアクセス調整回路99により指定される統計
情報メモリ97のアクセスアドレスを選択する。また、
データセレクタ95は、ネットワークデータ更新回路9
6及びアクセス調整回路99から出力される統計情報メ
モリ97への書き込みデータを選択する。
【0148】図17は、ATMコネクションがVPIに
より指定される場合の統計情報メモリ97の一構成例を
示している。図17では、1つのアドレスに1つのAT
Mコネクションに関する1つの項目のデータが格納され
ている。データの格納アドレスはVPIの値と統計情報
の項目とにより指定される。
【0149】例えば、VPIが0のATMコネクション
に関する項目(a)〜(n)のデータが1つずつ順に格
納され、続いてVPIが1のATMコネクションに関す
る項目(a)〜(n)のデータが1つずつ順に格納され
る。VPIが2以上のデータについても同様である。
【0150】図18は、図16のネットワークデータ収
集回路によるメモリアクセスの一例を示している。セル
到着時には、図18(a)に示すように、そのセルが属
するATMコネクションの項目(a)〜(n)のうち、
更新する必要がある項目が統計情報メモリ97から順に
読み出され、更新されたデータが順に書き込まれる。こ
のとき、プロセッサインタフェース回路92による読み
出しは行われない。
【0151】したがって、セル到着時の1セル時間内の
メモリアクセス回数は、最大でも項目数の2倍となる。
更新する必要がある項目が限られる場合は、必要なメモ
リアクセスの回数はさらに少なくて済む。このときのア
クセスアドレスはアドレス作成回路98により生成され
る。
【0152】また、回線制御プロセッサ55による読み
出し時には、図18(b)に示すように、指定されたA
TMコネクションの項目(a)〜(n)が順に読み出さ
れた後、統計情報メモリ97内のそれらのデータが順に
0クリアされる。したがって、回線制御プロセッサ55
による読み出し時の1セル時間内のメモリアクセス回数
は、項目数の2倍となる。
【0153】図19は、図18(b)に示す読み出しが
行われるセルスロットを示す模式図である。図19に示
すように、統計情報メモリ97のデータを更新する必要
があるセルスロットでは、回線制御プロセッサ55から
読み出し要求がきても読み出しを行わない。更新の必要
があるセルのセルスロットでは、図18(a)のような
メモリアクセスが行われる。
【0154】そして、統計情報メモリ97のデータを更
新する必要がないセルのセルスロットにおいて、回線制
御プロセッサ55による読み出しを許可し、プロセッサ
インタフェース回路92を介してデータが読み出され
る。このような、読み出し制御はアクセス調整回路99
により行われる。
【0155】図20は、図16のアドレス作成回路98
の一構成例を示している。図20のアドレス作成回路9
8は、統計情報の項目(a)〜(n)から更新すべき項
目を選択するアドレス調整回路101を有する。アドレ
ス調整回路101は、ネットワークデータ収集回路93
の出力である項目(a)〜(n)の各更新要求から、ア
クセスアドレスを生成する。
【0156】アドレス調整回路101の出力と、コネク
ション識別回路91の出力であるATMコネクションの
識別子(例えばVPI)とが、統計情報メモリ97のア
クセスアドレスとしてアドレスセレクタ94に引き渡さ
れる。
【0157】アドレス作成回路98を備えることによ
り、更新する必要のあるデータのアドレスを選択的に生
成し、1セル時間内のメモリアクセス回数を削減するこ
とができる。
【0158】図21は、図16のアクセス調整回路99
の一構成例を示している。図21のアクセス調整回路
は、NOR回路102とAND回路103を有する。N
OR回路102は、ネットワークデータ収集回路93の
出力である各項目の更新要求の論理和をとり、その否定
をAND回路103に出力する。AND回路103は、
NOR回路102の出力とプロセッサインタフェース回
路92からのμP読み出し要求の論理積を、アドレスセ
レクタ94に出力する。また、プロセッサインタフェー
ス回路92が指定するATMコネクションの識別子(例
えばVPI)が、アドレスセレクタ94に引き渡され
る。
【0159】項目(a)〜(n)の更新要求のうち1つ
でも論理1であるときは、NOR回路102の出力は論
理0となる。したがって、μP読み出し要求が論理1
で、プロセッサインタフェース回路92からの読み出し
要求があるときでも、AND回路103は論理0を出力
する。このとき、アドレスセレクタ94は、コネクショ
ン識別回路91の出力に基づいてアクセスアドレスを生
成する。
【0160】項目(a)〜(n)の更新要求が全て論理
0のときは、NOR回路102の出力は論理1となり、
μP読み出し要求が論理1であればAND回路103は
論理1を出力する。このとき、アドレスセレクタ94
は、アクセス調整回路99から与えられるATMコネク
ションの識別子に基づいて、項目(a)〜(n)のデー
タのアクセスアドレスを生成する。
【0161】このように、各項目の更新要求の論理和条
件を用いて、回線制御プロセッサ55からの読み出し要
求をマスクすることにより、回線制御プロセッサ55に
よる読み出しをデータ更新が行われないセルスロットま
で遅延させることができる。
【0162】次に、図22から図28までを参照しなが
ら、ネットワークデータ収集装置の一例であるATMコ
ネクション品質測定装置について説明する。ATMコネ
クション品質測定装置は、図16のネットワークデータ
収集装置54と同様の構成を持ち、ITU(Internatio
nal Telecommunication Union )−T勧告I.610の
PM(Performance Management)セルと呼ばれるOAM
セルを用いて、ATMコネクションの品質測定を行う。
【0163】一例として、図2のインタフェース33と
インタフェース39に収容されたATMコネクション品
質測定装置が、ATM交換機34′とATM交換機3
8′の間の伝送路36、36″に多重化されたATMコ
ネクションの品質測定を行う場合について説明する。
【0164】まず、インタフェース33内のATMコネ
クション品質測定装置は、測定対象のATMコネクショ
ンに対して、所定数のユーザセルが通過する毎に1つの
PMセルを多重する。PMセルには、MSN(Monitori
ng Sequence Number)、TUC(Total User Cell Numb
er)、BIP(Bit Interleaved Parity)16、CRC
(Cyclic Redundancy Check )等の情報が収容されてい
る。
【0165】MSNは当該PMセルのシーケンス番号で
あり、TUCは当該PMセルの前に通過したユーザセル
の数量を表し、BIP16は1つ前のPMセルと当該P
Mセルの間にあるユーザセルに対するBIP16コード
であり、CRCは当該PMセルのCRCコードである。
【0166】次に、インタフェース39内のATMコネ
クション品質測定装置は、受信したPMセル内のMS
N、TUC等の情報と流入するユーザセルとの比較を行
い、伝送路36で廃棄したセル数やビット誤り数等の各
種統計情報を更新する。そして、ATM交換機38の呼
処理プロセッサ49は、必要に応じてインタフェース3
9内のATMコネクション品質測定装置から各種統計情
報を読み出す。
【0167】図22は、あるATMコネクションのユー
ザセルの間にPMセルを挿入する場合のPMセルの挿入
位置を示している。流れているユーザセル4個毎にPM
セルを挿入する場合、図22に示すように、4つのユー
ザセルC1、C2、C3、C4の後の空きスロットにM
SN=1のPMセルが挿入される。このPMセルのTU
Cは4であり、BIP16はユーザセルC1〜C4に対
する計算結果となる。
【0168】次のMSN=2のPMセルは、本来ユーザ
セルC5、C6、C7、C8の後の(↑)で示す位置に
挿入されるべきであるが、この位置にはユーザセルC9
があるため、実際には↑で示すその後の空きスロットに
挿入される。したがって、このPMセルのTUCは、M
SN=1のPMセルのTUCである4に、2つのPMセ
ルの間のユーザセル数5を加えて、9となる。BIP1
6はユーザセルC5〜C9に対する計算結果である。M
SN=2のPMセルの後にはユーザセルC10、C11
が続く。
【0169】図22では、ユーザセル4個毎にPMセル
を挿入するものとしたが、実用上は例えば256、51
2、または1024個毎にPMセルを挿入して、品質測
定を行う。
【0170】ここで、インタフェース39内のATMコ
ネクション品質測定装置がATMコネクション毎に収集
する具体的なネットワークデータの項目には、例えば次
の〜がある。
【0171】 伝送路で廃棄された廃棄セル数 伝送路に混入した混入セル数 伝送路で発生したセルデータ誤りビット数 ATM交換機34が送出したユーザセル数 セル廃棄が起こったブロック数 セル混入が起こったブロック数 ビット誤りが起こったブロック数 PMセルのCRCエラー数 項目の混入セル数は誤挿入等により余分に到着したセ
ルの数を表し、項目の誤りビット数は、ATMコネク
ション品質測定装置自身が計算したBIP16の値とP
Mセルの値との差分を表す。項目〜におけるブロッ
ク(モニタリングブロック)は、あるATMコネクショ
ンに関する1つのPMセルとその前のPMセルの間の区
間を意味する。
【0172】これらの統計情報を格納するATMコネク
ション品質測定装置の統計情報メモリ97は、例えば図
23のように構成される。図23において、VPIによ
り識別される各ATMコネクション毎に、1つのアドレ
スに〜の1つの項目のデータが格納される。アクセ
スアドレスは、VPIと項目の種別により指定される。
【0173】〜の各項目に着目すると、1つのPM
セル到着時に項目とが同時に更新されることはな
い。また、項目のビット誤りは、受信したPMセル間
で廃棄/混入がない場合にのみ定義される。したがっ
て、項目、、の同時更新はあり得ないことがわか
る。同様の理由により、項目、、の同時更新もあ
り得ない。
【0174】また、PMセルのCRC結果が正常(項目
のデータが0)である場合のみ〜のデータが有効
であることを考慮すると、少なくとも項目とが同時
に更新されることはない。
【0175】このとき、図23の統計情報メモリ97へ
のアクセスサイクルは、図24のように構成することが
できる。PMセルの到着時には、図24(a)に示すよ
うに、1セル時間内に最大6回のメモリアクセスを行え
ばよい。
【0176】まず最初に項目またはのデータを統計
情報メモリ97から読み出し、次に項目、、のい
ずれかのデータを読み出し、次に項目、、のいず
れかのデータを読み出す。そして、項目またはの更
新データを統計情報メモリ97へ書き込み、次に項目
、、のいずれかの更新データを書き込み、次に項
目、、のいずれかの更新データを書き込む。
【0177】到着したPMセルの項目のデータが0で
ないときは、PMセルの持つ情報が正常とは限らないの
で、続いて項目〜のデータを読み出してもそれらの
更新は行わない。
【0178】回線制御プロセッサ55からの読み出し要
求時には、図24(b)に示すように、データの更新を
伴うPMセルのセルスロットでは読み出さず、データの
更新がないPMセル以外のセルのセルスロットで読み出
す。PMセル以外のセルのセルスロットとは、例えばユ
ーザセルのセルスロットや空きスロットなどである。
【0179】このようにして、統計情報メモリ97に対
するメモリアクセス回数を削減することができる。図2
5は、ATMコネクション品質測定装置におけるアドレ
ス作成回路98の一構成例を示している。図25のエン
コーダ111、112、113、セレクタ114は、図
19のアドレス調整回路101に相当する。
【0180】図25において、ネットワークデータ収集
回路93が〜の各項目のデータの更新を要求してい
るときは、対応する項目の更新要求が論理1であるもの
とする。〜の各項目の更新要求は、それぞれエンコ
ーダ111の入力I1、I2、エンコーダ112の入力
I3、I4、I5、エンコーダ113の入力I3、I
4、I5に接続されている。
【0181】エンコーダ111の入力I1、I2と出力
O1の関係は、図26のようになる。入力I1、I2が
論理0、0のときと論理1、0のときは出力O1は論理
0となり、入力I1、I2が論理0、1のときは出力O
1は論理1となる。項目との更新要求が同時に論理
1となることはないので、入力I1、I2が論理1、1
となることはない。
【0182】エンコーダ112および113の入力I
3、I4、I5と出力O2、O3の関係は、図27のよ
うになる。入力I3、I4、I5が論理0、0、0のと
きと論理1、0、0のときは出力O2、O3は論理0、
0となる。また、入力I3、I4、I5が論理0、1、
0のときは出力O2、O3は論理0、1となり、入力I
3、I4、I5が論理0、0、1のときは出力O2、O
3は論理1、0となる。
【0183】項目、、のうち2つ以上の更新要求
が同時に論理1となることはなく、同様に項目、、
のうち2つ以上の更新要求が同時に論理1となること
はないので、入力I3、I4、I5のうち2つ以上が論
理1となることはない。
【0184】エンコーダ111の出力O1は、2つの論
理1の信号とともにセレクタ114の入力SI1に入力
する。また、エンコーダ112の出力O2、O3は論理
0の信号とともにセレクタ114の入力SI2に入力
し、エンコーダ113の出力O2、O3は論理1の信号
とともにセレクタ114の入力SI3に入力する。
【0185】セレクタ114は、ネットワークデータ収
集回路93から与えられる更新タイムスロット信号の値
に応じて、入力SI1、SI2、SI3のいずれかを選
択しアドレスセレクタ94に出力する。
【0186】例えば、項目またはのデータにアクセ
スするときは、更新タイムスロット信号が00となり、
入力SI1が選択される。また、項目、、のいず
れかのデータにアクセスするときは更新タイムスロット
信号が01となり、入力SI2が選択され、項目、
、のいずれかのデータにアクセスするときは更新タ
イムスロット信号が10となり、入力SI3が選択され
る。
【0187】そして、セレクタ114の出力とコネクシ
ョン識別回路91の出力であるVPIとによりアクセス
アドレスが生成され、アドレスセレクタ94に与えられ
る。例えば、項目のデータを更新するときは入力SI
1が選択されて、セレクタ114の出力は011とな
る。VPI=0のATMコネクションの場合は、アドレ
スセレクタ94に出力されるアドレスは0011(=
3)となり、図23の統計情報メモリ97のアドレス3
を指している。
【0188】同様にして、項目のデータを更新すると
きは入力SI1が選択されて、セレクタ114の出力は
111(=7)となる。項目、、のデータを更新
するときは入力SI2が選択されて、セレクタ114の
出力はそれぞれ000、001、010となる。項目
、、のデータを更新するときは入力SI3が選択
されて、セレクタ114の出力はそれぞれ100、10
1、110となる。
【0189】ATMコネクション品質測定装置における
アクセス調整回路99の構成は、図21と同様である。
次に、図28および図29を参照しながら、ネットワー
クデータ収集装置の他の例であるATMセル課金装置に
ついて説明する。
【0190】ATMコネクションの従量課金機能を提供
するATMセル課金装置では、ATMコネクション毎に
ATM交換機に流入したセル数等を測定し、その情報を
回線制御プロセッサ55を通じて呼処理プロセッサ56
に通知する。
【0191】ここで、ATMセル課金装置がATMコネ
クション毎に収集する具体的なネットワークデータの項
目としては、例えば次の(1)〜(8)がある。 (1) ATM交換機を通過したCLP=0のユーザセ
ル数 (2) ATM交換機を通過したCLP=1のユーザセ
ル数 (3) ATM交換機を通過したCLP=0のOAMセ
ル数 (4) ATM交換機を通過したCLP=1のOAMセ
ル数 (5) UPC違反したCLP=0のユーザセル数 (6) UPC違反したCLP=1のユーザセル数 (7) UPC違反したCLP=0のOAMセル数 (8) UPC違反したCLP=1のOAMセル数 項目(1)〜(4)のCLP(Cell Loss Priority)
は、ATM交換機内のバッファの輻輳時にそのセルを廃
棄する優先度を表す。CLP=0のセルは、輻輳時でも
ほとんど廃棄されない高品質のサービスを受けるため、
課される料金は高くなる。また、CLP=1のセルは、
輻輳時に廃棄されやすく、課される料金は比較的安い。
【0192】項目(5)〜(6)のUPC(Usage Para
meter Control )は、加入者にセルレートの帯域を申告
させ、申告帯域を越えたセルをUPC違反のセルとして
カウントする方式である。
【0193】これらの統計情報を格納するATMセル課
金装置の統計情報メモリ97(課金メモリ)の構成は、
図23と同様になる。課金メモリには、(1)〜(8)
に示す8種類の属性毎に、到着したセルの数が格納され
る。
【0194】ここで、(1)〜(8)の各項目に着目す
ると、1つのセルが到着したとき、そのセルはCLP=
0のユーザセル、CLP=1のユーザセル、CLP=0
のOAMセル、CLP=1のOAMセルのいずれかの属
性を持つので、項目(1)〜(4)のうち2つ以上の同
時更新はあり得ない。同様の理由により、項目(5)〜
(8)のうち2つ以上の同時更新もあり得ない。
【0195】このとき、統計情報メモリ97へのアクセ
スサイクルは、図28のように構成することができる。
セルの到着時には、図28(a)に示すように、1セル
時間内に最大4回のメモリアクセスを行えばよい。
【0196】まず最初に項目(1)〜(4)のいずれか
のデータを統計情報メモリ97から読み出し、次に項目
(5)〜(8)のいずれかのデータを読み出す。そし
て、項目(1)〜(4)のいずれかの更新データを統計
情報メモリ97へ書き込み、次に項目(5)〜(8)の
いずれかの更新データを書き込む。
【0197】回線制御プロセッサ55からの読み出し要
求時には、図28(b)に示すように、データの更新を
伴うユーザセルやOAMセルのセルスロットでは読み出
さず、空きセル等のデータの更新がないセルのセルスロ
ットで読み出す。
【0198】このようにして、統計情報メモリ97に対
するメモリアクセス回数を削減することができる。図2
9は、ATMセル課金装置におけるアドレス作成回路9
8の一構成例を示している。図29のエンコーダ12
1、122、セレクタ123は、図20のアドレス調整
回路101に相当する。
【0199】図29において、(1)〜(8)の各項目
の更新要求は、図25と同様にネットワークデータ収集
回路93から受け取る。(1)〜(8)の各項目の更新
要求は、それぞれエンコーダ121の入力I6、I7、
I8、I9、エンコーダ122の入力I6、I7、I
8、I9に接続されている。
【0200】エンコーダ121および122の入力I
6、I7、I8、I9と出力O4、O5の関係は、図3
0のようになる。入力I6、I7、I8、I9が論理
0、0、0、0のときと論理1、0、0、0のときは出
力O4、O5は論理0、0となる。
【0201】また、入力I6、I7、I8、I9が論理
0、1、0、0のときは出力O4、O5は論理0、1と
なり、入力I6、I7、I8、I9が論理0、0、1、
0のときは出力O4、O5は論理1、0となる。入力I
6、I7、I8、I9が論理0、0、0、1のときは出
力O4、O5は論理1、1となる。
【0202】項目(1)〜(4)のうち2つ以上の更新
要求が同時に論理1となることはなく、同様に項目
(5)〜(8)のうち2つ以上の更新要求が同時に論理
1となることはないので、入力I6、I7、I8、I9
のうち2つ以上が論理1となることはない。
【0203】エンコーダ121の出力O4、O5は論理
0の信号とともにセレクタ123の入力SI4に入力
し、エンコーダ122の出力O4、O5は論理1の信号
とともにセレクタ114の入力SI5に入力する。
【0204】セレクタ114は、ネットワークデータ収
集回路93から与えられる更新タイムスロット信号の値
に応じて、入力SI4、SI5のいずれかを選択しアド
レスセレクタ94に出力する。
【0205】例えば、項目(1)〜(4)のデータにア
クセスするときは、更新タイムスロット信号が0とな
り、入力SI4が選択される。また、項目(5)〜
(8)のいずれかのデータにアクセスするときは更新タ
イムスロット信号が1となり、入力SI5が選択され
る。
【0206】そして、セレクタ123の出力とコネクシ
ョン識別回路91の出力であるVPIとによりアクセス
アドレスが生成され、アドレスセレクタ94に与えられ
る。例えば、項目(1)のデータを更新するときは入力
SI4が選択されて、セレクタ123の出力は000と
なり、項目(2)、(3)、(4)のデータを更新する
ときは入力SI4が選択されて、セレクタ123の出力
はそれぞれ001、010、011となる。項目
(5)、(6)、(7)、(8)のデータを更新すると
きは入力SI5が選択されて、セレクタ123の出力は
それぞれ100、101、110、111となる。
【0207】ATMセル課金装置におけるアクセス調整
回路99の構成もまた、図21と同様である。以上のよ
うに、セル到着時の統計情報メモリに対するアクセス回
数を削減して、従来の統計情報メモリよりもアクセス速
度の遅い安価なメモリで、ネットワークデータ収集装置
を構成できる。
【0208】また、図14に示すように統計情報メモリ
をビット方向に拡張する場合に比べて、統計情報メモリ
の個数が少くて済む。また、図14、17、23の統計
情報メモリは、一例としてVPIにより識別されるAT
Mコネクション毎にネットワークデータを格納してい
る。しかしながら、本発明においてはATMコネクショ
ンを他の任意の方法により定義することができ、統計情
報メモリは定義されたATMコネクション毎にネットワ
ークデータを格納する。
【0209】例えば、VPIとVCIにより識別される
ATMコネクションについても、同様に扱うことができ
る。
【0210】
【発明の効果】本発明によれば、ATMセル等のセルを
伝送する通信ネットワークにおいて、通信ネットワーク
上に設定されるコネクション毎の情報を効率よく収集す
ることが可能になる。
【0211】より詳しくは、通信ネットワークにおける
コネクションの警報状態や品質、通過セル数等の特性に
関する情報を、低コストで効率よく保持することができ
る。また、保持された情報を効率的に読み出して、交換
機等に収容された呼処理プロセッサに通知することがで
きる。
【0212】さらに、警報状態の遷移条件として用いら
れる時間を正確にカウントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】実施例における通信ネットワークの構成図であ
る。
【図3】実施例におけるインタフェースの構成図であ
る。
【図4】実施例の警報収集装置の構成図(その1)であ
る。
【図5】警報遷移テーブルの構成例を示す図である。
【図6】実施例の警報収集装置の構成図(その2)であ
る。
【図7】警報状態・タイマテーブルの構成例を示す図
(その1)である。
【図8】警報状態・タイマテーブルの構成例を示す図
(その2)である。
【図9】警報状態一覧テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図10】警報状態OR表示テーブルの一例を示す図で
ある。
【図11】警報状態変化OR表示テーブルの一例を示す
図である。
【図12】警報状態ラッチ回路のブロック図である。
【図13】警報状態ラッチ回路の一例を示す図である。
【図14】統計情報メモリの構成例を示す図(その1)
である。
【図15】メモリアクセスを示す図(その1)である。
【図16】実施例のネットワークデータ収集装置の構成
図である。
【図17】統計情報メモリの構成例を示す図(その2)
である。
【図18】メモリアクセスを示す図(その2)である。
【図19】プロセッサによる読み出しのタイミングを示
す図(その1)である。
【図20】アドレス作成回路の構成図(その1)であ
る。
【図21】アクセス調整回路の構成図である。
【図22】PMセルの挿入位置を示す図である。
【図23】コネクション品質測定装置における統計情報
メモリの構成図である。
【図24】コネクション品質測定装置におけるメモリア
クセスを示す図である。
【図25】アドレス作成回路の構成図(その2)であ
る。
【図26】エンコーダの入出力値を示す図(その1)で
ある。
【図27】エンコーダの入出力値を示す図(その2)で
ある。
【図28】課金装置におけるメモリアクセスを示す図で
ある。
【図29】アドレス作成回路の構成図(その3)であ
る。
【図30】エンコーダの入出力値を示す図(その3)で
ある。
【図31】従来のネットワークデータ収集装置の構成図
である。
【図32】従来の統計情報メモリの構成例を示す図であ
る。
【図33】従来のメモリアクセスの基本単位を示す図で
ある。
【図34】従来の時分割されたタイムスロットでのメモ
リアクセスを示す図である。
【符号の説明】
1、91 コネクション識別回路 2、65、92 プロセッサインタフェース回路 3、93 ネットワークデータ収集回路 4、94 アドレスセレクタ 5、95 データセレクタ 6、96 ネットワークデータ更新回路 7、97 統計情報メモリ 11 収集手段 12 更新手段 13 読み出し手段 14 記憶手段 15 アドレス作成手段 16 調整手段 31、41、42、47 端末 32、36、36″、40、43、46 伝送路 33、35、37、39、44、45、51 インタフ
ェース 34、38 ATMSW 34′、38′ ATM交換機 36′ ATMクロスコネクト装置 48、49、56 呼処理プロセッサ 52 物理レイヤ終端装置 53 警報収集装置 54 ネットワークデータ収集装置 55 回線制御プロセッサ 61 警報セル処理回路 62 障害復旧タイマ更新回路 63 警報状態遷移テーブルメモリ 64 障害復旧タイマテーブルメモリ 66 警報状態・タイマテーブルメモリ 67 警報状態一覧テーブルメモリ 68 警報状態OR表示テーブルメモリ 68′ 警報状態変化OR表示テーブルメモリ 69 警報状態ラッチ回路 71 警報状態FIFO 72 FIFO制御回路 81 デュアルポートRAM 82、103 AND回路 83、84 カウンタ回路 85 減算回路 98 アドレス作成回路 99 アクセス調整回路 101 アドレス調整回路 102 NOR回路 111、112、113、121、122 エンコーダ 114、123 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00 (72)発明者 江崎 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 天野 光治 福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目4番4 号 富士通九州通信システム株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機を通過する通信セルにより通信ネ
    ットワークの故障監視を行う装置において、 前記通信ネットワークの故障に関する第1の情報を、前
    記通信ネットワーク内に設定されたコネクション毎に記
    憶する記憶手段と、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、該到
    着したセルに関する第2の情報を抽出する収集手段と、 前記収集手段が抽出した前記第2の情報を用いて、前記
    記憶手段が記憶している前記第1の情報を更新する更新
    手段と、 前記記憶手段から更新された前記第1の情報を読み出し
    て出力する読み出し手段とを備えたことを特徴とする情
    報収集装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、データを有する固定長
    パケットに関する第1の情報を記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の情報収集装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、非同期転送モード通信
    におけるセルに関する第1の情報を記憶することを特徴
    とする請求項2記載の情報収集装置。
  4. 【請求項4】 前記収集手段は、前記到着したセルが有
    する仮想パス識別子と仮想チャネル識別子のうち、少な
    くとも1つを用いて前記コネクションを識別することを
    特徴とする請求項3記載の情報収集装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、前記通信ネットワーク
    の前記コネクションに関する故障があることを示す障害
    状態と、該コネクションに関する故障がないことを示す
    正常状態のうち、いずれかを示す警報状態を前記第1の
    情報として保持し、 前記更新手段は、前記コネクションに関する故障の発生
    を通知するセルが到着したとき、前記障害状態を前記第
    2の情報として、前記記憶手段が保持する前記コネクシ
    ョンに関する警報状態に書き込むことを特徴とする請求
    項1記載の情報収集装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記警報状態を保持す
    る警報状態遷移テーブルメモリと、前記警報状態が前記
    障害状態にある時間をカウントするためのタイマ値を記
    憶する障害復旧タイマテーブルメモリとを有し、 前記更新手段は、前記障害復旧タイマテーブルメモリの
    前記タイマ値を更新して、前記タイマ値が所定値になっ
    たときに前記コネクションに関する警報状態を前記正常
    状態に変更し、 前記読み出し手段は、前記交換機対応に設けられたプロ
    セッサからの要求に応じて、前記警報状態遷移テーブル
    メモリから前記警報状態を読み出すことを特徴とする請
    求項5記載の情報収集装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記警報状態と、前記
    警報状態が前記障害状態にある時間をカウントするため
    のタイマ値とを、1つのアドレスに保持する警報状態・
    タイマテーブルメモリを有することを特徴とする請求項
    5記載の情報収集装置。
  8. 【請求項8】 前記警報状態・タイマテーブルメモリ
    は、1つの前記コネクションに対応する前記警報状態と
    前記タイマ値の組を、1つのアドレスに複数個保持し、 前記更新手段は、前記1つのアドレスに保持された複数
    の前記タイマ値を1回のアクセスで更新することを特徴
    とする請求項7記載の情報収集装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は、複数の前記コネクショ
    ンに対応する複数の前記警報状態を、1つのアドレスに
    保持する警報状態一覧テーブルメモリを有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態一覧テーブルメモリ
    から前記警報状態を読み出すことを特徴とする請求項5
    記載の情報収集装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段は、あるグループに属す
    る複数の前記コネクションに対応する複数の前記警報状
    態のうち、少なくとも1つが前記障害状態を示すとき、
    該複数のコネクションのいずれかに関する故障があるこ
    とを示すデータを記憶する警報状態OR表示テーブルメ
    モリを有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態OR表示テーブルメ
    モリの前記あるグループの前記データを読み出し、該デ
    ータが前記故障があることを示す場合に、前記警報状態
    一覧テーブルメモリから前記警報状態を読み出すことを
    特徴とする請求項9記載の情報収集装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段は、あるグループに属す
    る複数の前記コネクションに対応する複数の前記警報状
    態のうち少なくとも1つに変化を生じたとき、該複数の
    コネクションのいずれかに関する警報状態変化があるこ
    とを示すデータを記憶する警報状態変化OR表示テーブ
    ルメモリを有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態変化OR表示テーブ
    ルメモリの前記あるグループの前記データを読み出し、
    該データが前記警報状態変化があることを示す場合に、
    前記警報状態一覧テーブルメモリから前記警報状態を読
    み出すことを特徴とする請求項9記載の情報収集装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、あるグループに属す
    る複数の前記コネクションに対応する複数の前記警報状
    態のうち、少なくとも1つが前記障害状態を示すとき、
    該複数のコネクションのいずれかに関する故障があるこ
    とを示すデータを記憶する警報状態OR表示テーブルメ
    モリを有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態OR表示テーブルメ
    モリの前記あるグループの前記データを読み出し、該デ
    ータが前記故障があることを示す場合に前記警報状態を
    読み出すことを特徴とする請求項5記載の情報収集装
    置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、あるグループに属す
    る複数の前記コネクションに対応する複数の前記警報状
    態のうち少なくとも1つに変化を生じたとき、該複数の
    コネクションのいずれかに関する警報状態変化があるこ
    とを示すデータを記憶する警報状態変化OR表示テーブ
    ルメモリを有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態変化OR表示テーブ
    ルメモリの前記あるグループの前記データを読み出し、
    該データが前記警報状態変化があることを示す場合に前
    記警報状態を読み出すことを特徴とする請求項5記載の
    情報収集装置。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段は、前記コネクションの
    警報状態が変化したときに、変化後の前記警報状態と前
    記故障の種別のうち少なくとも1つと前記コネクション
    の識別子とから成る変化情報をラッチする警報状態ラッ
    チ手段を有し、 前記読み出し手段は、前記警報状態ラッチ手段にラッチ
    された前記変化情報を読み出すことを特徴とする請求項
    5記載の情報収集装置。
  15. 【請求項15】 前記警報状態ラッチ手段は、前記警報
    状態が前記障害状態から前記正常状態に変化したとき、
    および、前記警報状態が前記正常状態から前記障害状態
    に変化したときに、前記変化情報をラッチすることを特
    徴とする請求項14記載の情報収集装置。
  16. 【請求項16】 前記警報状態ラッチ手段は、前記変化
    情報を発生順に保持する記憶回路と、前記記憶回路に対
    する書き込みと読み出しを制御する記憶制御回路とを有
    することを特徴とする請求項14記載の情報収集装置。
  17. 【請求項17】 通信ネットワークにおける交換機を通
    過する通信セルに関する情報を収集して保持する装置に
    おいて、 通過するセルに関する2つ以上のデータから成る第1の
    情報を、前記通信ネットワーク内に設定されたコネクシ
    ョン毎に記憶する記憶手段と、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、該到
    着したセルに関する第2の情報を抽出する収集手段と、 前記収集手段が識別した前記コネクションと前記第2の
    情報とに基づいて、前記記憶手段が記憶する前記第1の
    情報から更新する必要のある1つのデータを選択し、前
    記第2の情報を用いて該1つのデータを更新する更新手
    段と、 前記記憶手段から前記第1の情報を読み出して出力する
    読み出し手段とを備えたことを特徴とする情報収集装
    置。
  18. 【請求項18】 前記収集手段は、前記第2の情報を参
    照して前記コネクションの識別子と前記1つのデータの
    更新要求を前記更新手段に送り、 前記更新手段は、受け取った前記コネクションの識別子
    と前記1つのデータの更新要求とに基づき、前記第1の
    情報の前記1つのデータに対応するアドレスを生成する
    アドレス作成手段を有することを特徴とする請求項17
    記載の情報収集装置。
  19. 【請求項19】 前記通信ネットワークの保守運用のた
    めのセルを用いて、前記コネクション毎の品質測定を行
    うコネクション品質測定装置において、 前記記憶手段は、前記コネクションの品質に関する2つ
    以上の測定項目のデータを前記第1の情報として記憶
    し、 前記収集手段は、前記保守運用のためのセルが有する前
    記コネクションの識別子と前記2つ以上の測定項目のデ
    ータを前記第2の情報として抽出し、 前記更新手段は、前記2つ以上の測定項目のうち更新す
    る必要のある1つの測定項目のデータを更新し、更新す
    る必要のない測定項目のデータは更新しないことを特徴
    とする請求項17記載の情報収集装置。
  20. 【請求項20】 前記コネクション毎の従量課金機能を
    提供するセル課金装置において、 前記記憶手段は、前記通過するセルの属性別に前記到着
    したセルの数を前記第1の情報として記憶し、 前記収集手段は、前記到着したセルが有する前記コネク
    ションの識別子と前記属性を前記第2の情報として抽出
    し、 前記更新手段は、前記到着したセルの属性に対応する前
    記記憶手段内のセルの数を更新し、他の属性に対応する
    前記記憶手段内のセルの数は更新しないことを特徴とす
    る請求項17記載の情報収集装置。
  21. 【請求項21】 通信ネットワークにおける交換機を通
    過する通信セルに関する情報を収集して保持する装置に
    おいて、 通過するセルに関する第1の情報を、前記通信ネットワ
    ーク内に設定されたコネクション毎に記憶する記憶手段
    と、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、該到
    着したセルに関する第2の情報を抽出する収集手段と、 前記記憶手段が記憶している前記第1の情報を更新する
    必要がある場合に、前記収集手段が抽出した前記第2の
    情報を用いて、前記第1の情報を更新する更新手段と、 前記到着したセルの通過時間内に前記更新手段が前記第
    1の情報を更新する場合、該通過時間外において前記記
    憶手段から前記第1の情報を読み出す読み出し手段とを
    備えたことを特徴とする情報収集装置。
  22. 【請求項22】 前記収集手段は、前記第2の情報を参
    照した結果、前記第1の情報を更新する必要がある場合
    に、前記第1の情報の更新要求を前記更新手段に送り、 前記更新手段は、前記第1の情報の更新要求を受け取っ
    たとき、前記到着したセルの通過時間の間前記読み出し
    手段による読み出しを禁止し、前記第1の情報の更新要
    求がなくなると前記読み出し手段による読み出しを許可
    する調整手段を有することを特徴とする請求項21記載
    の情報収集装置。
  23. 【請求項23】 前記通信ネットワークの保守運用のた
    めのセルを用いて、前記コネクション毎の品質測定を行
    うコネクション品質測定装置において、 前記記憶手段は、前記コネクションの品質に関する2つ
    以上の測定項目のデータを前記第1の情報として記憶
    し、 前記収集手段は、前記保守運用のためのセルが有する前
    記コネクションの識別子と前記2つ以上の測定項目のデ
    ータを前記第2の情報として抽出し、 前記読み出し手段は、前記2つ以上の測定項目のうちい
    ずれも更新する必要がないときに、該2つ以上の測定項
    目のうちの1つの測定項目のデータを読み出すことを特
    徴とする請求項21記載の情報収集装置。
  24. 【請求項24】 前記コネクション毎の従量課金機能を
    提供するセル課金装置において、 前記記憶手段は、前記通過するセルの属性別に前記到着
    したセルの数を前記第1の情報として記憶し、 前記収集手段は、前記到着したセルが有する前記コネク
    ションの識別子と前記属性を前記第2の情報として抽出
    し、 前記読み出し手段は、前記記憶手段内の到着したセルの
    数を更新する必要がないときに、該到着したセルの数を
    読み出すことを特徴とする請求項21記載の情報収集装
    置。
  25. 【請求項25】 交換機を通過する通信セルにより通信
    ネットワークの故障監視を行う方法において、 前記通信ネットワークの故障に関する第1の情報を、前
    記通信ネットワーク内に設定されたコネクション毎に記
    憶し、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、 前記到着したセルに関する第2の情報を抽出し、 前記第2の情報を用いて前記第1の情報を更新し、 更新された前記第1の情報を読み出す各ステップを有す
    ることを特徴とする情報収集方法。
  26. 【請求項26】 通信ネットワークにおける交換機を通
    過する通信セルに関する情報を収集する方法において、 通過するセルに関する2つ以上のデータから成る第1の
    情報を、前記通信ネットワーク内に設定されたコネクシ
    ョン毎に記憶し、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、 前記到着したセルに関する第2の情報を抽出し、 前記コネクションと前記第2の情報とに基づいて、前記
    第1の情報から更新する必要のある1つのデータを選択
    し、 前記第2の情報を用いて前記1つのデータを更新し、 更新された前記第1の情報を読み出す各ステップを有す
    ることを特徴とする情報収集方法。
  27. 【請求項27】 通信ネットワークにおける交換機を通
    過する通信セルに関する情報を収集する方法において、 通過するセルに関する第1の情報を、前記通信ネットワ
    ーク内に設定されたコネクション毎に記憶し、 到着したセルが属する前記コネクションを識別し、 前記到着したセルに関する第2の情報を抽出し、 前記第1の情報を更新する必要がある場合に、前記第2
    の情報を用いて前記第1の情報を更新し、 前記到着したセルの通過時間内に前記第1の情報を更新
    する場合、該通過時間外において前記第1の情報を読み
    出す各ステップを有することを特徴とする情報収集方
    法。
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