JPH08102545A - 半導体素子のライフタイム制御方法 - Google Patents
半導体素子のライフタイム制御方法Info
- Publication number
- JPH08102545A JPH08102545A JP23641894A JP23641894A JPH08102545A JP H08102545 A JPH08102545 A JP H08102545A JP 23641894 A JP23641894 A JP 23641894A JP 23641894 A JP23641894 A JP 23641894A JP H08102545 A JPH08102545 A JP H08102545A
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- Japan
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- vicinity
- layer
- junction
- semiconductor device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バイポーラ型の半導体素子において、オン特
性を損ねることなくターンオフを高速化し低損失化した
ライフタイム制御方法を提供する。 【構成】 n-層中のpn接合近傍のライフタイム制御
と、n-n+接合近傍のライフタイム制御とを、それぞれ
プロトンの両面照射か又はプロトンと電子線の2重照射
により制御する。このときpn接合近傍のライフタイム
をn-n+接合近傍のライフタイムよりも短く制御する。
このように制御すれば図1(b)の実線に示すように、
逆回復電流を従来のプロトンのみの制御の場合(破線)
よりも小さく、且つdIr/dtを最適な大きさにする
ことができる。
性を損ねることなくターンオフを高速化し低損失化した
ライフタイム制御方法を提供する。 【構成】 n-層中のpn接合近傍のライフタイム制御
と、n-n+接合近傍のライフタイム制御とを、それぞれ
プロトンの両面照射か又はプロトンと電子線の2重照射
により制御する。このときpn接合近傍のライフタイム
をn-n+接合近傍のライフタイムよりも短く制御する。
このように制御すれば図1(b)の実線に示すように、
逆回復電流を従来のプロトンのみの制御の場合(破線)
よりも小さく、且つdIr/dtを最適な大きさにする
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バイポーラ半導体素
子のライフタイム制御の方法に関する。
子のライフタイム制御の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイオード、トランジスタ、サイリスタ
に代表されるバイポーラ半導体は、導通特性とスイッチ
ング特性のバランスがとれるようにライフタイムを制御
している。このライフタイム制御は、金や白金等の重金
属を拡散したり電子やプロトン等の荷電粒子を照射して
行っている。近年はプロトン照射が他のライフタイム制
御に比べ、必要な狭い領域のライフタイムだけを短くで
きることから注目されている。
に代表されるバイポーラ半導体は、導通特性とスイッチ
ング特性のバランスがとれるようにライフタイムを制御
している。このライフタイム制御は、金や白金等の重金
属を拡散したり電子やプロトン等の荷電粒子を照射して
行っている。近年はプロトン照射が他のライフタイム制
御に比べ、必要な狭い領域のライフタイムだけを短くで
きることから注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここでダイオードを例
にとり、プロトン照射による従来のライフタイム制御の
実施例を図4に示す。ここではpn-n+ダイオードのn
-領域のpn-接合近傍にプロトンによって欠陥を形成
し、ライフタイムを短くした例を実線で示している。ま
た電子線でオン電圧が同程度になるようにライフタイム
制御した例を一点鎖線で示している。この場合の逆回復
電流波形の一例を図5に示す。
にとり、プロトン照射による従来のライフタイム制御の
実施例を図4に示す。ここではpn-n+ダイオードのn
-領域のpn-接合近傍にプロトンによって欠陥を形成
し、ライフタイムを短くした例を実線で示している。ま
た電子線でオン電圧が同程度になるようにライフタイム
制御した例を一点鎖線で示している。この場合の逆回復
電流波形の一例を図5に示す。
【0004】図5によればプロトンでライフタイム制御
したダイオードの逆回復は電子線でライフタイム制御し
たものと比べて逆回復電流が小さく、dIr/dtが小
さい事がわかる。dIr/dtが大きいと素子に配線イ
ンダクタンスLと、このdIr/dtの積に相当する誘
導電圧が電源電圧に重畳され、最悪の場合素子の耐圧を
超え、素子が破壊する可能性がある。このためdIr/
dtは小さいほうが望ましい。しかしdIr/dtが小
さすぎると、電流が流れている間電圧も印加されている
ため、損失が大きくなってしまう。このためこの損失を
抑えるため、dIr/dtはある程度の大きさにし、逆
回復電流は小さくする必要がある。
したダイオードの逆回復は電子線でライフタイム制御し
たものと比べて逆回復電流が小さく、dIr/dtが小
さい事がわかる。dIr/dtが大きいと素子に配線イ
ンダクタンスLと、このdIr/dtの積に相当する誘
導電圧が電源電圧に重畳され、最悪の場合素子の耐圧を
超え、素子が破壊する可能性がある。このためdIr/
dtは小さいほうが望ましい。しかしdIr/dtが小
さすぎると、電流が流れている間電圧も印加されている
ため、損失が大きくなってしまう。このためこの損失を
抑えるため、dIr/dtはある程度の大きさにし、逆
回復電流は小さくする必要がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、オン特性を損ねることなくターンオフを高
速化し低損失化した半導体素子のライフタイム制御方法
を提供することにある。
その目的は、オン特性を損ねることなくターンオフを高
速化し低損失化した半導体素子のライフタイム制御方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、
(1)ダイオードのp−n接合近傍及びn+−n接合近
傍のn層をそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリ
ウムイオンでライフタイム制御し、ゲートターンオフサ
イリスタ又はSIサイリスタのホール注入源となるp層
近傍のn層と、このn層に電子が注入する近傍のライフ
タイムをそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリウ
ムイオンでライフタイム制御し、逆導通型サイリスタの
サイリスタ部のライフタイムとダイオード部のライフタ
イムをそれぞれ選択的にプロトン又はデュートロン又は
ヘリウムイオンを照射することでライフタイム制御する
ことを特徴とし、(2)前記ライフタイム制御は、p−
n接合近傍のn層のライフタイムを最も短くする制御で
あるか、又はp−n接合近傍のライフタイムをn+−n
接合近傍のライフタイムより短くする制御であるか、又
はホール注入される近傍のn層のライフタイムを電子が
注入される近傍のライフタイムより短くする制御である
か、又はダイオード部ではp−n接合近傍のライフタイ
ムをn+−n接合近傍のライフタイムより短く制御し、
サイリスタ部ではホール注入される近傍のn層のライフ
タイムを電子が注入される近傍のライフタイムより短く
する制御であることを特徴とし、(3)前記ライフタイ
ム制御は少なくとも2種類以上の荷電粒子を用いて行う
ことを特徴としている。
(1)ダイオードのp−n接合近傍及びn+−n接合近
傍のn層をそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリ
ウムイオンでライフタイム制御し、ゲートターンオフサ
イリスタ又はSIサイリスタのホール注入源となるp層
近傍のn層と、このn層に電子が注入する近傍のライフ
タイムをそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリウ
ムイオンでライフタイム制御し、逆導通型サイリスタの
サイリスタ部のライフタイムとダイオード部のライフタ
イムをそれぞれ選択的にプロトン又はデュートロン又は
ヘリウムイオンを照射することでライフタイム制御する
ことを特徴とし、(2)前記ライフタイム制御は、p−
n接合近傍のn層のライフタイムを最も短くする制御で
あるか、又はp−n接合近傍のライフタイムをn+−n
接合近傍のライフタイムより短くする制御であるか、又
はホール注入される近傍のn層のライフタイムを電子が
注入される近傍のライフタイムより短くする制御である
か、又はダイオード部ではp−n接合近傍のライフタイ
ムをn+−n接合近傍のライフタイムより短く制御し、
サイリスタ部ではホール注入される近傍のn層のライフ
タイムを電子が注入される近傍のライフタイムより短く
する制御であることを特徴とし、(3)前記ライフタイ
ム制御は少なくとも2種類以上の荷電粒子を用いて行う
ことを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。本発明は、従来のプロトン照射ではdIr
/dtが小さく、素子の損失が増大することから、次の
ライフタイム制御方法を用いる。図1(a)、(b)は
プロトンの両面照射による制御を示し、n-層中のp−
n接合近傍のライフタイムと、n-n+接合近傍のライフ
タイムをそれぞれ制御したものである。このときn-n+
接合近傍のライフタイムを短くするとdIr/dtが大
きくなるので、pn-接合近傍のプロトン照射量に比
べ、少なくプロトンを照射する必要がある。
ら説明する。本発明は、従来のプロトン照射ではdIr
/dtが小さく、素子の損失が増大することから、次の
ライフタイム制御方法を用いる。図1(a)、(b)は
プロトンの両面照射による制御を示し、n-層中のp−
n接合近傍のライフタイムと、n-n+接合近傍のライフ
タイムをそれぞれ制御したものである。このときn-n+
接合近傍のライフタイムを短くするとdIr/dtが大
きくなるので、pn-接合近傍のプロトン照射量に比
べ、少なくプロトンを照射する必要がある。
【0008】このように制御すれば図1(b)の実線に
示すように逆回復電流は従来のプロトンのみの制御の場
合(破線)よりも小さく、且つdIr/dtはある程度
の大きさにすることができる。
示すように逆回復電流は従来のプロトンのみの制御の場
合(破線)よりも小さく、且つdIr/dtはある程度
の大きさにすることができる。
【0009】図1(a)、(c)はプロトンと電子線を
二重に照射した制御を示している。この制御方法ではn
-層のライフタイムが短くなると導通時の電圧降下が大
きくなったり、dIr/dtが大きくなるので、1×1
016e/cm2より少なく照射する必要がある。
二重に照射した制御を示している。この制御方法ではn
-層のライフタイムが短くなると導通時の電圧降下が大
きくなったり、dIr/dtが大きくなるので、1×1
016e/cm2より少なく照射する必要がある。
【0010】図2はゲートターンオフサイリスタ(GT
O)、SIサイリスタに本発明を適用した場合の実施例
を示している。図2(a)、(b)はプロトンの両面照
射による制御を示し、図1の場合と同様にホール注入源
となるp層近傍のn層のライフタイムを電子が注入され
る近傍のライフタイムより短くするようにしている。ま
た図2(a)、(c)はプロトンと電子線の2重照射に
よる制御を示しており、各図の破線はプロトンのみによ
る照射の場合を示している。
O)、SIサイリスタに本発明を適用した場合の実施例
を示している。図2(a)、(b)はプロトンの両面照
射による制御を示し、図1の場合と同様にホール注入源
となるp層近傍のn層のライフタイムを電子が注入され
る近傍のライフタイムより短くするようにしている。ま
た図2(a)、(c)はプロトンと電子線の2重照射に
よる制御を示しており、各図の破線はプロトンのみによ
る照射の場合を示している。
【0011】このようにプロトンのみで制御した従来の
ものに比べ、プロトンの両面照射や電子線照射の併用を
用いることで、オン特性を損ねることなく、ターンオフ
を高速化でき、低損失化を図ることができる。
ものに比べ、プロトンの両面照射や電子線照射の併用を
用いることで、オン特性を損ねることなく、ターンオフ
を高速化でき、低損失化を図ることができる。
【0012】図3はRC−GTOに本発明を適用した場
合の実施例を示している。図3の欠陥密度特性におい
て、実線はサイリスタ側の制御を、破線はダイオード側
の制御を各々示している。また特性図の上側はプロトン
両面照射による制御を、下側はプロトンと電子線の2重
照射による制御を示している。この場合サイリスタ側と
ダイオード側でそれぞれ照射量を制御する必要がある。
これは例えばメタルマスク等を用いて選択的にプロトン
を照射したり、画像処理を用いて選択的にプロトンで描
画するものである。
合の実施例を示している。図3の欠陥密度特性におい
て、実線はサイリスタ側の制御を、破線はダイオード側
の制御を各々示している。また特性図の上側はプロトン
両面照射による制御を、下側はプロトンと電子線の2重
照射による制御を示している。この場合サイリスタ側と
ダイオード側でそれぞれ照射量を制御する必要がある。
これは例えばメタルマスク等を用いて選択的にプロトン
を照射したり、画像処理を用いて選択的にプロトンで描
画するものである。
【0013】ダイオード側ではp−n接合近傍のライフ
タイムをn+−n接合近傍のライフタイムよりも短く
し、サイリスタ側ではホール注入される近傍のn層のラ
イフタイムを電子が注入される近傍のライフタイムより
も短くしている。
タイムをn+−n接合近傍のライフタイムよりも短く
し、サイリスタ側ではホール注入される近傍のn層のラ
イフタイムを電子が注入される近傍のライフタイムより
も短くしている。
【0014】尚前記実施例ではプロトンを用いている
が、本発明ではプロトンの替わりにデュートロン、ヘリ
ウムイオン等を用いても良い。特に深い領域のライフタ
イムを狭い範囲で制御する場合は、プロトンの半値幅は
広くなるが、デュートロン、ヘリウムイオンはあまり広
がらないので、良好な結果が得られる。
が、本発明ではプロトンの替わりにデュートロン、ヘリ
ウムイオン等を用いても良い。特に深い領域のライフタ
イムを狭い範囲で制御する場合は、プロトンの半値幅は
広くなるが、デュートロン、ヘリウムイオンはあまり広
がらないので、良好な結果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バイポー
ラ半導体素子のp−n接合近傍及びn+−n接合近傍の
n層をそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリウム
イオンでライフタイム制御し、p−n接合近傍のライフ
タイムをn+−n接合近傍のライフタイムより短くする
ようにしたので、導通時特性を損ねることなくターンオ
フを高速化し、低損失化を図ることができる。
ラ半導体素子のp−n接合近傍及びn+−n接合近傍の
n層をそれぞれプロトン又はデュートロン又はヘリウム
イオンでライフタイム制御し、p−n接合近傍のライフ
タイムをn+−n接合近傍のライフタイムより短くする
ようにしたので、導通時特性を損ねることなくターンオ
フを高速化し、低損失化を図ることができる。
【図1】本発明をダイオードに適用した実施例を示し、
(a)は素子の欠陥密度特性図、(b)はプロトン両面
照射時の電流特性図、(c)はプロトンと電子線の2重
照射時の電流特性図。
(a)は素子の欠陥密度特性図、(b)はプロトン両面
照射時の電流特性図、(c)はプロトンと電子線の2重
照射時の電流特性図。
【図2】本発明をGTO、SIサイリスタに適用した実
施例を示し、(a)は素子の欠陥密度特性図、(b)は
プロトン両面照射時の電流特性図、(c)はプロトンと
電子線の2重照射時の電流特性図。
施例を示し、(a)は素子の欠陥密度特性図、(b)は
プロトン両面照射時の電流特性図、(c)はプロトンと
電子線の2重照射時の電流特性図。
【図3】本発明をRC−GTOに適用した実施例示す欠
陥密度特性図。
陥密度特性図。
【図4】従来のライフタイム制御方法による欠陥密度特
性図。
性図。
【図5】従来のライフタイム制御方法による電流特性
図。
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/744 29/74 H01L 29/74 H
Claims (19)
- 【請求項1】 ダイオードのp−n接合近傍及びn+−
n接合近傍のn層をそれぞれ所定の荷電粒子でライフタ
イム制御することを特徴とする半導体素子のライフタイ
ム制御方法。 - 【請求項2】 前記ライフタイム制御は、p−n接合近
傍のライフタイムをn+−n接合近傍のライフタイムよ
り短くする制御であることを特徴とする請求項1に記載
の半導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項3】 ダイオードのライフタイムを少なくとも
2種類以上の荷電粒子を用いて制御することを特徴とす
る半導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項4】 前記制御は、p−n接合近傍のn層のラ
イフタイムを最も短くする制御であることを特徴とする
請求項3に記載の半導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項5】 ゲートターンオフサイリスタのライフタ
イムを少なくとも2種類以上の荷電粒子を用いて制御す
ることを特徴とする半導体素子のライフタイム制御方
法。 - 【請求項6】 SIサイリスタのライフタイムを少なく
とも2種類以上の荷電粒子を用いて制御することを特徴
とする半導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項7】 前記2種類以上の荷電粒子のうち1種類
はプロトンであることを特徴とする請求項3又は4又は
5又は6に記載の半導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項8】 前記2種類以上の荷電粒子のうち1種類
はデュートロンであることを特徴とする請求項3又は4
又は5又は6に記載の半導体素子のライフタイム制御方
法。 - 【請求項9】 前記2種類以上の荷電粒子のうち1種類
はヘリウムイオンであることを特徴とする請求項3又は
4又は5又は6に記載の半導体素子のライフタイム制御
方法。 - 【請求項10】 ゲートターンオフサイリスタのホール
注入源となるp層近傍のn層と、このn層に電子が注入
する近傍のライフタイムをそれぞれ所定の荷電粒子でラ
イフタイム制御することを特徴とする半導体素子のライ
フタイム制御方法。 - 【請求項11】 前記ライフタイム制御は、ホール注入
される近傍のn層のライフタイムを電子が注入される近
傍のライフタイムより短くする制御であることを特徴と
する請求項10に記載の半導体素子のライフタイム制御
方法。 - 【請求項12】 SIサイリスタのホール注入源となる
p層近傍のn層と、このn層に電子が注入する近傍のラ
イフタイムをそれぞれ所定の荷電粒子でライフタイム制
御することを特徴とする半導体素子のライフタイム制御
方法。 - 【請求項13】 前記ライフタイム制御は、ホール注入
される近傍のn層のライフタイムを電子が注入される近
傍のライフタイムより短くする制御であることを特徴と
する請求項12に記載の半導体素子のライフタイム制御
方法。 - 【請求項14】 逆導通型サイリスタのサイリスタ部の
ライフタイムとダイオード部のライフタイムをそれぞれ
選択的に所定の荷電粒子を照射することでライフタイム
制御することを特徴とする半導体素子のライフタイム制
御方法。 - 【請求項15】 前記ライフタイム制御は、ダイオード
部ではp−n接合近傍及びn+−n接合近傍のn層をそ
れぞれ所定の荷電粒子でライフタイム制御し、サイリス
タ部ではホール注入源となるp層近傍のn層と、このn
層に電子が注入する近傍のライフタイムをそれぞれ所定
の荷電粒子でライフタイム制御するものであることを特
徴とする請求項14に記載の半導体素子のライフタイム
制御方法。 - 【請求項16】 前記ライフタイム制御は、ダイオード
部ではp−n接合近傍のライフタイムをn+−n接合近
傍のライフタイムより短く制御し、サイリスタ部ではホ
ール注入される近傍のn層のライフタイムを電子が注入
される近傍のライフタイムより短く制御するものである
ことを特徴とする請求項14に記載の半導体素子のライ
フタイム制御方法。 - 【請求項17】 前記所定の荷電粒子はプロトンである
ことを特徴とする請求項1又は2又は10又は11又は
12又は13又は14又は15又は16に記載の半導体
素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項18】 前記所定の荷電粒子はデュートロンで
あることを特徴とする請求項1又は2又は10又は11
又は12又は13又は14又は15又は16に記載の半
導体素子のライフタイム制御方法。 - 【請求項19】 前記所定の荷電粒子はヘリウムイオン
であることを特徴とする請求項1又は2又は10又は1
1又は12又は13又は14又は15又は16に記載の
半導体素子のライフタイム制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641894A JPH08102545A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 半導体素子のライフタイム制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641894A JPH08102545A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 半導体素子のライフタイム制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102545A true JPH08102545A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17000464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23641894A Pending JPH08102545A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 半導体素子のライフタイム制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08102545A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10943981B2 (en) | 2017-08-24 | 2021-03-09 | Flosfia Inc. | Semiconductor device |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23641894A patent/JPH08102545A/ja active Pending
Cited By (29)
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