JPH08101835A - レイアウト処理装置 - Google Patents

レイアウト処理装置

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Publication number
JPH08101835A
JPH08101835A JP6237280A JP23728094A JPH08101835A JP H08101835 A JPH08101835 A JP H08101835A JP 6237280 A JP6237280 A JP 6237280A JP 23728094 A JP23728094 A JP 23728094A JP H08101835 A JPH08101835 A JP H08101835A
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JP
Japan
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text
hierarchy
text items
chart
concentric
Prior art date
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Pending
Application number
JP6237280A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Hiranuma
義直 平沼
Yoshinori Hatayama
佳紀 畑山
Masuo Kondo
益生 近藤
Takashi Hazui
隆史 筈井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6237280A priority Critical patent/JPH08101835A/ja
Publication of JPH08101835A publication Critical patent/JPH08101835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易な操作でテキスト項目を、所定形状で径
の異なる図形枠を同心上に配置する図表枠に対し、その
階層に応じた区画領域にレイアウトする。 【構成】 入力部1からテキスト項目及びレイアウト情
報が入力される。階層抽出部3はテキスト項目の階層情
報を抽出する。項目位置計算部5はレイアウト情報に含
まれる指定図形(円)である各同心円枠の中心・枠半径
を算出するとともに、同心円間に区画される各同心領域
をその領域に配置されるテキスト項目の個数で分割する
仕切線の位置(角度)を算出し、図表の枠データを作成
する。また、項目位置計算部5はテキスト項目をその階
層に対応する同心領域内に設定する。文字列サイズ計算
6及び判定部7はテキスト項目が同心領域内の指定の区
画領域に配置可能な行数・文字ポイント数を算出する。
図形データ生成部8はこれらのデータをイメージデータ
に変換して表示部9に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばワードプロセッ
サ等の図表作成機能を備えた文書処理装置において、キ
ーボードなどの入力装置より入力された文字列よりなる
テキスト項目を所定の枠内に整列配置するレイアウト処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等の文書処理装
置には、図表作成機能が備えられている。図表作成機能
としては、ユーザが指定した複数の図形に対し、その高
さを揃えたり、等間隔に配置するなどの直線的なレイア
ウトを行うものであった。
【0003】例えば、キーボードなどの入力装置より入
力した文字列よりなる複数のテキスト項目を予め用意さ
れた所定形状の径の異なる枠線が同心上に配置されると
ともに、隣合う枠線間に挟まれた領域を径方向に仕切線
で区画された各区画領域に配置して図表を作成したい場
合がある。このような場合、まず作成領域内に図表の同
心上に配置する枠線を描き、その枠線間に挟まれた領域
を各領域に配置するテキスト項目の個数と同数の仕切線
で区画することにより図表の枠線を作成し、各テキスト
項目を対応する区画領域に一つずつ順番に移動させて配
置するという方法をとっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な作成方法では、対応する区画領域へのテキスト項目の
配置を一つずつ手動で行う必要があるため、多くの手順
を必要とし、その作成が大変面倒であった。そのため、
図表作成に多くの時間を要していた。
【0005】また、各テキスト項目を対応する区画領域
に配置して図表を作成した後に、テキスト項目の追加や
削除などによりその個数を変更した場合には、仕切線の
位置をその個数に合わせて変更するとともに、各テキス
ト項目を配置する作成手順を最初からやり直さなければ
ならなかった。
【0006】さらに、作成手順が手動であることから、
テキスト項目をその区画領域にバランス良く配置するこ
とはほとんど不可能であった。本発明は上記問題点を解
決するためになされたものでその目的は、入力された複
数のテキスト項目を簡単な操作で、所定形状の径の異な
る枠線が同心上に配置されて同心領域を形成する図表枠
に対し、その階層に応じた同心領域内の所定位置に配置
することができるレイアウト処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、所定形状の径の異なる複数の図形枠が同心上に配置
されて同心上に多層に形成された同心領域を有する図表
枠に対し、入力された複数の文字列を、その階層に応じ
た同心領域に配置する構成とした。
【0008】請求項2に記載の発明では、文字列よりな
るテキスト項目を入力する入力手段と、前記テキスト項
目の階層情報を抽出する階層抽出手段と、所定形状の径
の異なる複数の図形枠が同心上に配置されて同心上に多
層の同心領域を形成する図表枠に関する座標データを記
憶する枠線データ記憶手段と、前記階層抽出手段により
抽出された階層情報と前記図表枠に関する座標データと
に基づき前記テキスト項目の配置位置をその階層に対応
する前記同心領域内の位置として算出する配置位置算出
手段と、前記テキスト項目を配置位置算出手段が算出し
た配置位置に配置して出力する出力手段とを備えた。
【0009】請求項3に記載の発明では、文字列よりな
るテキスト項目を入力する入力手段と、前記テキスト項
目の階層情報を抽出する階層抽出手段と、所定形状の径
の異なる複数の図形枠が同心上に配置されて同心上に多
層の同心領域を形成する図表枠に関する座標データを記
憶する枠線データ記憶手段と、前記テキスト項目の階層
毎の個数に応じてその階層に対応する前記同心領域に仕
切線を生成させる仕切線生成手段と、前記階層抽出手段
により抽出された階層情報と前記図表枠に関する座標デ
ータとに基づき前記テキスト項目の配置位置をその階層
に対応する前記同心領域内の前記仕切線により区画され
た領域として算出する配置位置算出手段と、前記テキス
ト項目を配置位置算出手段が算出した前記配置領域に配
置して前記図表枠とともに出力する出力手段とを備え
た。
【0010】請求項4に記載の発明では、文字列よりな
るテキスト項目を入力する入力手段と、前記テキスト項
目の階層情報を抽出する階層抽出手段と、所定形状の径
の異なる複数の図形枠が同心上に配置されて同心上に多
層の同心領域を形成する図表枠に関する座標データを記
憶する枠線データ記憶手段と、前記テキスト項目の階層
毎の個数に応じてその階層に対応する前記同心領域に仕
切線を生成させる仕切線生成手段と、前記階層抽出手段
により抽出された階層情報と前記図表枠に関する座標デ
ータとに基づき前記テキスト項目の配置位置をその階層
に対応する前記同心領域内の前記仕切線により区画され
た領域として算出する配置位置算出手段と、前記配置位
置算出手段により算出された前記配置領域に前記テキス
ト項目を配置したとき、前記テキスト項目が当該配置領
域からはみ出ないように当該テキスト項目の文字列サイ
ズを算出する文字列サイズ算出手段と、前記テキスト項
目を配置位置算出手段が算出した配置位置に前記文字列
サイズ算出手段により算出された文字列サイズで配置し
て前記図表枠とともに出力する出力手段とを備えた。
【0011】請求項5に記載の発明では、前記入力手段
より入力される前記テキスト項目の配列方向を指定する
配列方向指定データに基づき前記配置位置算出手段及び
前記文字サイズ算出手段が、該配列方向指定データによ
り指定された配列方向に前記テキスト項目を配置可能な
位置及び文字列サイズを算出するようにした。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明よれば、所定形状の径の
異なる複数の図形枠が同心上に配置されて同心上に多層
に形成された同心領域を有する図表枠に対し、入力され
た複数の文字列が、その階層に応じた同心領域に配置さ
れる。
【0013】請求項2に記載の発明よれば、入力手段よ
り文字列として入力されたテキスト項目の配置位置は、
階層抽出手段により抽出されたテキスト項目の階層情報
と、枠線データ記憶手段に記憶された図表枠に関する座
標データとに基づき、その階層に対応する同心領域内の
位置として算出される。そして、テキスト項目は配置位
置算出手段により算出された配置位置に配置されて、前
記図表枠とともに出力手段により出力される。
【0014】請求項3に記載の発明よれば、階層抽出手
段により抽出されたテキスト項目の階層情報に基づき図
表枠の各同心領域が対応するテキスト項目の個数に応じ
た仕切線にてその個数と同数の領域に区画される。入力
手段より文字列として入力されたテキスト項目の配置位
置は、前記階層情報と枠線データ記憶手段に記憶された
図表枠に関する座標データとに基づき、その階層に対応
する同心領域内の仕切線による区画領域として算出され
る。そして、テキスト項目は配置位置算出手段により算
出された前記区画領域(配置領域)に配置されて、前記
図表枠とともに出力手段により出力される。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、階層抽出
手段により抽出されたテキスト項目の階層情報に基づき
図表枠の各同心領域が対応するテキスト項目の個数に応
じた仕切線にてその個数と同数の領域に区画される。入
力手段より文字列として入力されたテキスト項目の配置
位置は、前記階層情報と枠線データ記憶手段に記憶され
た図表枠に関する座標データとに基づき、その階層に対
応する同心領域内の仕切線による区画領域として算出さ
れる。テキスト項目を配置位置算出手段により算出され
た前記配置領域に配置したとき、テキスト項目が該配置
領域からはみ出ないような文字列サイズが文字列サイズ
算出手段により算出される。そして、テキスト項目は文
字列サイズ算出手段により算出された前記文字列サイズ
で、配置位置算出手段により算出された前記区画領域
(配置領域)に配置されて、前記図表枠とともに出力手
段により出力される。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、入力手段
より入力された配列方向指定データに基づく配列方向に
テキスト項目を配置可能な位置(領域)及び文字列サイ
ズが、配置位置算出手段及び文字サイズ算出手段により
算出される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図8に基づいて説明する。図1はレイアウト処理装置の
構成を示すブロック図である。
【0018】入力部1は、マウスやキーボードなどから
構成され、文字データの入力、作成する図表の選択、作
成する図表の各種設定データの入力、各種編集機能の実
行を入力するものである。図2はキーボードを操作して
文字データを入力して作成した文書データ25の一例を
示す。この文書データ25の場合は、「CDS」「標準
化」「共有化」「電子化」「文書標準」「デザイン標
準」「入力標準」「データベース」「ライブラリー」
「ネットワーク」「作成」「伝達」の12個の各文字列
が各テキスト項目11〜22として作成されている。
【0019】文書データ記憶部2は、メモリ(RAM)
よりなり、入力部1より入力された文書データ25及び
図表作成のための各種設定データを記憶するようになっ
ている。図表作成のための各種設定データは、文書デー
タ記憶部2に図表データ30(図4に示す)として格納
されるようになっている。
【0020】階層抽出部3は、入力部1より文字データ
として入力されて文書データ記憶部2に記憶された前記
テキスト項目11〜22のデータから階層情報を抽出す
る。この階層情報の抽出は、各テキスト項目11〜22
の字下げを検索することにより行われ、階層毎に分類さ
れた各テキスト項目11〜22の階層や文書データ25
の階層数が求められるようになっている。
【0021】図表データ辞書部4は、読出し専用のメモ
リ(ROM)よりなり、複数の図表及び図表に関するデ
ータを記憶しており、この図表データ辞書部4に記憶さ
れたデータにより図表データ30中の形状指定領域30
bに記憶される形状データが設定されるようになってい
る。本実施例では、図3に示すようにテキスト項目11
〜22を複数の同心円よりなる階層別の所定区画領域に
配置する「図形内分割」というタイプの図表G1が作成
されるが、この「図形内分割」に属する図表G1に関し
ては、図表枠Fにより区画された各領域BNkを、図表枠
Fを構成する各円枠F1 ,F2 ,F3 の半径とその領域
Nkの両側の仕切線bNk-1,bNkの中心に対する角度
(中心角)とから計算するための計算式が標準データと
して収められている。標準データは枠図形の標準サイズ
のときのもので、図表作成時に設定された図表サイズに
応じた倍率に変換されて使用される。
【0022】項目位置計算部5は、入力部1より入力さ
れて文書データ記憶部2に記憶された各種設定データ、
図表データ辞書部4に記憶された図表に関するデータ及
び階層抽出部4からの階層情報に基づいて、各同心円の
半径、仕切線の位置(中心に対する角度)、各テキスト
項目11〜22のレイアウト位置を算出する。
【0023】文字列サイズ計算部6は、指定の文字ポイ
ント数における文字列の幅・大きさを算出したり、逆に
指定の幅・高さの領域内に文字列が収まるための最適な
文字ポイント数を算出する。判定部7は、指定された領
域(区画線)内を越えて項目11〜22が配置されてい
ないか等のレイアウトの適正を判定する。
【0024】図形データ生成部8は、設定データに基づ
き項目位置計算部5、文字列サイズ計算部6及び判定部
7による処理結果より得られた図表G1の枠線の位置、
テキスト項目11〜22の位置、文字ポイント数などの
各種データより図形データを生成し出力する。表示部9
は、CRTディスプレイ又はLCDディスプレイなどか
ら構成され、文書データ記憶部2に記憶された文書デー
タ25及び図表データ30をイメージデータに変換して
画面上に出力する。主制御部10は、プログラムデータ
を記憶するメモリ及びこのプログラムデータに基づき動
作する演算処理装置より構成され、入力部1からの指示
やプログラムデータに従って各部2〜9を制御する。
【0025】図4は、図表データ30の構成を説明する
ための説明図である。図表データ30は、テキスト項目
11〜22の配置形式を示す「図形内分割」などの図表
のタイプを指定するタイプ指定領域30a、図形内分割
図表における同心図形(枠線の周方向の形状で、例えば
図3では「円」)である指定図形を指定する形状指定領
域30b、テキスト項目11〜22毎に付ける枠の図形
タイプを指定する項目枠指定領域30c、図表作成(レ
イアウト)領域Aの始点HP及び終点EP(図3に示
す)を記憶するレイアウト情報記憶領域30d、前記指
定図形内でのテキスト項目11〜22の配列方向(横書
き又は縦書き)などの図表の各種属性を指定する属性デ
ータ記憶領域30e、階層数を記憶する階層数記憶領域
30f、テキスト項目11〜22の数を記憶する項目数
記憶領域30g、各テキスト項目11〜22毎のレイア
ウトデータ(図形データ)が記憶される項目リスト記憶
領域30h、図表G1の中心座標を記憶する中心記憶領
域30i、同心図形の径(同心円であれば半径)を記憶
する径データ記憶領域30j、各同心円で囲まれたリン
グ状の領域を区画する仕切線の位置(角度)を記憶する
仕切線データ記憶領域30kで構成されている。
【0026】項目リスト記憶領域30hは、個々のテキ
スト項目11〜22の図形データGD1〜GD12がリ
スト状に格納されており、自身のテキストデータ、自身
と同じ階層のデータのアドレスを示す次項目アドレス、
自身に属する次階層データのアドレスを示す次階層アド
レス、各テキスト項目11〜22の配置領域の始点及び
終点、テキスト項目11〜22の配置時の行数、テキス
ト項目11〜22の文字ポイント数及び文字間ピッチが
設定される記憶領域を有している。
【0027】次に、図3に示すような図形内分割(指定
図形は円)の図表(以下、円階層図表という)G1を作
成する場合を例にしてレイアウト装置が行う処理につい
て説明する。
【0028】まず、図2に示すように、入力部1のキー
ボードを操作して各テキスト項目11〜22を入力して
文書データ25を作成する。すなわち、図3における円
階層図表G1の最内部に配置する第1階層のテキスト項
目11の「CDS」を1行目に1カラム目から入力し、
その外側の段の領域に配置する第2階層の一つ例えばテ
キスト項目12の「標準化」を2行目に2カラム目から
入力し、その下位階層に属する第3階層のテキスト項目
15〜17の「文書標準」「デザイン標準」「入力標
準」をその次の行から順次にそれぞれ3カラム目から入
力する。このように以下同様に第2階層のテキスト項目
13,14を2カラム目から入力し、第2階層のテキス
ト項目13,14のそれぞれの次の行からその下位階層
に属する第3階層の各テキスト項目18〜22を3カラ
ム目から入力する。すなわち、下位階層へいくほどテキ
スト項目を一つずつ字下げして入力する。
【0029】各テキスト項目11〜22の入力が終了す
ると、自動図表生成キー(図示せず)を選択入力する。
表示部9の画面上に各種の図表がメニュー表示される。
このメニューから作成したい図3の円階層図表G1が属
する「図形内分割」を選択する。次に画面上に設定デー
タの入力を要求する画面が表示される。この画面で図表
の形状、項目枠の形状、図表作成領域Aの始点HP・終
点EP(図3に示す)などの設定データを入力する。
【0030】図3の円階層図表G1を作成するので、形
状に「円」を選択入力し、テキスト項目11〜22の個
々に対して項目枠を付けないので項目枠に「なし」を選
択入力する。図表作成領域Aは画面上で図表を作成する
矩形領域をマウスのドラッグ操作などにより指定し、図
3に示すように図表作成領域Aの左上隅と右下隅に相当
する始点HPと終点EPとをそれぞれ入力する。
【0031】これら設定データは入力部1を介して文書
データ記憶部2に図表データ30として格納される。す
なわち、図4に示すように図表データ30において、タ
イプ指定領域30aには「図形内分割」が、形状指定領
域30bには「円」が、レイアウト情報記憶領域30d
には始点HPの座標(x1,y1)と終点EPの座標
(x2,y2)がそれぞれ記憶される。また、属性デー
タ記憶領域30eには例えば「横書き」などの属性デー
タが記憶される。なお、タイプ指定領域30aへのデー
タ設定は、メニュー画面で「図形内分割」を選択入力し
たときに行われる。
【0032】必要な設定データを全て入力すると、実行
キーを押す。この実行により主制御部10は階層抽出部
3を起動させるとともに、文書データ記憶部2からテキ
スト項目11〜22の文書データ25を読出す。階層抽
出部3は文書データ25から階層情報を抽出する。階層
情報の抽出は、各テキスト項目11〜22の字下げを検
索して行われ、字下げ数の多いものほど下位階層と判定
される。また、上位階層の次行から配置された下位階層
をその上位階層に属する下位階層として分類する。
【0033】本例では、「CDS」のテキスト項目11
が第1階層と判定される。また、「標準化」「共有化」
「電子化」の各テキスト項目12〜14が第2階層とし
て判定される。そして、「標準化」のテキスト項目12
に属する第3階層として「文書標準」「デザイン標準」
「入力標準」の各テキスト項目15〜17が判定され、
「共有化」のテキスト項目13に属する第3階層として
「データベース「ライブラリー」「ネットワーク」の各
テキスト項目18〜20が判定され、さらに「電子化」
のテキスト項目14に属する第3階層として「作成」
「伝達」の各テキスト項目21,22が判定される。ま
た、テキスト項目11〜22の階層数が「3」と判定さ
れ、そのテキスト項目数が「12」と判定される。
【0034】この階層数「3」及びテキスト項目数「1
2」は、図表データ30の階層数記憶領域30f及び項
目数記憶領域30gにそれぞれ記憶される(図4)。ま
た、図表データ30の項目リスト記憶領域30iには、
項目数「12」と同数の図形データGD1〜GD12が
生成される。図形データGD1〜GD12には上位の階
層のものから順番に「CDS」「標準化」「共有化」
「電子化」「文書標準」…「伝達」と各テキスト項目1
1〜22のデータが割り当てられる。また、図形データ
GD1〜GD12には次項目アドレス及び次階層アドレ
スが階層情報に基づき格納される。この次項目アドレス
及び次階層アドレスは、図形データGD1〜GD12を
出力時に読み込むときの読出し順を指定するものであ
り、上位の階層のものから順番に読み出されるように設
定される。但し、次項目がない、あるいは自身に属する
次階層項目がない場合は、次項目アドレス、次階層アド
レスが設定されない。
【0035】こうして文書データ25からの階層情報の
抽出処理が終了すると、テキスト項目11〜22のレイ
アウト処理を行うため、主制御部10はレイアウト計算
部3を起動させる。まず、図表データ30のタイプ指定
領域30a及び形状指定領域30bから「図形内分割」
及び「円」の各データを読出し、この各データに基づき
図表データ辞書部4から図3の円階層図表G1での図表
枠Fのその線上の座標を計算するための標準データ(計
算式)を読み出す。そして、標準データを、図表作成領
域Aを指定する始点HP(x1,y1),終点EP(x
2,y2)の各データを用いて図表作成領域Aのサイズ
での図表枠F上の座標を計算するための計算式に変換す
る。
【0036】そして、主制御部10は図5に示すフロー
チャートの処理を実行する。ステップS1では、まず図
表データ30中の階層数記憶領域30gから階層数
「3」を読出し、この階層数と同数の円枠F1 ,F2
3 の中心PC 及びそれぞれの半径を算出する。中心P
C は図表作成領域Aの中心座標として求める。すなわ
ち、中心PC の座標(xC ,yC )は、((x1+x
2)/2,(y1+y2)/2)と求まる。
【0037】また、最外周の円枠F3 の半径Rは、その
階層数と図表作成領域Aのサイズより標準データから求
めた計算式により算出される。図表データ30の径デー
タ記憶領域の第3半径としてこの最外周の円枠F3 の半
径Rを記憶する。また、残りの2つの円枠F1 ,F2
半径r1,r2は半径Rより算出される。
【0038】ここで、N階層の場合を考えると、各円を
内側から順にC1 ,C2 ,…,CNとすると、階層n
(但し、1≦n≦N)が配置される領域は円Cn-1 と円
n との間の領域である。この領域をRn とする。各領
域Rn の半径方向の幅wn は予め所定比に設定されてお
り、本例では、各領域Rn の幅wn が一定(=w)とな
るように設定され、この幅wと最内方の円C1 の半径r
1 とが所定比(r1 /w=m)に設定されている。
【0039】このr1 /w=mの関係と最外周の円CN
の半径Rより、各半径r1 ,r2 ,…,rN-1 を算出す
る。ここで、R=(N−1)・w+m・wの関係より、
w=R/(N−1+m)となり、この幅wより半径rn
は、 rn =r1 +(n−1)・w =m・R/(N−1+m)+(n−1)・w …(1) と算出される。こうして各円Ck の半径rk (k=1,
2,…,N)が算出される。本例の場合、階層「3」で
あることから、円枠F1 ,F2 の半径はそれぞれr1=
m・R/(2+m)、r2=(1+m)・R/(2+
m)と求まる。算出した中心PC (xC ,yC )及び円
枠F1 ,F2 ,F3 の各半径r1,r2,Rは図表デー
タ30の中心位置記憶領域30i及び径データ記憶領域
30jにそれぞれ記憶される。
【0040】ステップS2では、まず最外層の領域(以
下、リング領域とう)R3 に最下位の階層である第3階
層の各テキスト項目15〜22が均等に配置されるよう
に、リング領域R3 を区画する仕切線の位置(角度)を
計算する。本例では、中心P C からy軸と平行に上方へ
延びる線L1を基準線として0°と設定し、この基準線
から点PC を中心にして時計回り方向へ何度毎に仕切線
を設定すればよいかを算出する。
【0041】最下層である第3階層のリング領域R3
8個のテキスト項目15〜22が配置されるので、リン
グ領域R3 をその周方向に8等分する。従って、一つの
テキスト項目が配置される配置領域Bの中心PC に対す
る中心角は45°(=360°/8)となる。すなわ
ち、リング領域R3 に仕切線b30,b31,…,b37を基
準線L1から時計回り方向へ45°毎(0°,45°,
90°,…,315°)に入れることになる。この仕切
線b30,b31,…,b37の角度間隔45°を図表データ
30の仕切線データ記憶領域30kに第3仕切線として
格納する。
【0042】ここで、第N階層において、仕切線を基準
線L1側から時計回り方向へ順番にbN0,bN1,…,b
Nd-1(但し、d;最下位階層のテキスト項目の個数)と
し、隣合う2本の仕切線bNk-1,bNkにより挟まれた領
域を領域BNk(k=1,2,…,d)とする(但し、添
字はNが階層を示し、kが基準線を0本目としたときの
何本目の仕切線かを示す)。この領域BNkの区画線上の
座標データを標準データより先に求めた計算式を用いて
算出する。ここで、領域BNkをその両側の仕切線
Nk-1,bNk(但し、bNd=dN0とする)のそれぞれの
角度θk-1 ,θk を用いてBNk[θk-1 ,θk ]で表す
ことにする。
【0043】ステップS3では、領域Bk [θk-1 ,θ
k ]の中心位置を算出する。領域B kN[θk-1 ,θk
は図7に示すような形状となる。領域BkN[θk-1 ,θ
k ]の中心DNkを極座標でDNk(R,Θ)と表すと、
R,Θは次のようになる。
【0044】 R=(rn +rn-1 )/2 (但し、r0 =0) Θ=(θk-1 +θk )/2 こうしてリング領域R3 において各配置領域B3kの中心
3k(R,Θ)(k=1,2,…,8)を算出する。
【0045】ステップS4では、現在の処理対象の階層
が最上層(最上位の階層)であるか否かを判断する。最
上層でなければステップS5に移行する。最上層であれ
ばこの処理を終了する。ここでは、処理対象が第3階層
であるので、ステップS5に移行する。
【0046】ステップS5では、一つ上層(上位の階
層)に処理対象を移行し、第3階層から第2階層へその
処理対象を移行させる。すなわち、第3階層のリング領
域R3内にテキスト項目15〜22を配置する位置の算
出が終了したので、一つ上層の第2階層のリング領域R
2 内における仕切線及び各テキスト項目12〜14の配
置位置となる配置領域B2kの算出処理に移行する。
【0047】ステップS6では、新たに処理の対象とな
った第2階層のリング領域R2 内にテキスト項目12〜
14を配置する配置領域B2kの両側に位置する仕切線b
2kの位置(角度)と配置領域B2kとを算出する。
【0048】「標準化」のテキスト項目12の配置領域
21には、その下位階層(子階層)として3個のテキス
ト項目15〜17の配置領域B31,B32,B33があるこ
とから、基準線の角度0°から3個の配置領域B31,B
32,B33分の角度進んだ角度135°(=3×45°)
が仕切線b21の位置となる。「共有化」のテキスト項目
13の配置領域B22には、その子階層として3個のテキ
スト項目18〜20の配置領域B34,B35,B36がある
ことから、先に算出した仕切線b21の位置(角度)13
5°から3個分の配置領域B34,B35,B36分の角度進
んだ角度270°(=135°+3×45°)が仕切線
22の位置となる。ここで、算出した2本の仕切線
21,b22の角度135°,270°を図表データ30
の仕切線データ記憶領域30kに第2仕切線として格納
し、ステップS3へ戻る。
【0049】ステップS3では仕切線b20,b21,b22
により区画される3個の配置領域B 21,B22,B23のそ
れぞれの中心D21,D22,D23を算出する。ステップS
4では、現在の処理対象の階層が最上層であるか否かを
判断する。現在の処理対象は第2階層であるので、ステ
ップS5に移行する。ステップS5では、一つ上層へす
なわち第1階層へ処理対象を移行させ、ステップS6に
移行する。
【0050】ステップS6では、その子階層の配置領域
21,B22,B23より領域R1 に仕切線がないので、領
域R1 を配置領域B11とし、配置領域B11の区画線すな
わち円F1 の座標データを算出する。そして、ステップ
S3に戻り、配置領域B11の中心PC を算出し、さらに
ステップS4でその処理対象の階層が最上層であると判
断されるので、当該処理を終了する。
【0051】次に、主制御部10は文字列サイズ計算部
6を起動させ、図8に示す文字サイズ設定処理のフロー
チャートを実行する。ステップS11では、適当な文字
ポイント数を設定する。本例では図表サイズやテキスト
項目数などにより決まる設定された文字ポイント数が選
定される。文字間ピッチは文字ポイントに応じて予め設
定された値が設定される。
【0052】ステップS12では、設定された文字ポイ
ント数に基づき各テキスト項目11〜22の文字列サイ
ズ、すなわちテキスト項目11〜22が配置されたとき
に占める領域の幅及び高さを算出する。
【0053】ステップS13では、主制御部10は判定
部7を起動させ、そのテキスト項目11〜22の文字列
サイズが対応する配置領域BNkを越えているか、すなわ
ち配置領域BNk内に収まっているか否かを判断する。文
字列サイズが対応する配置領域Bを越えていればステッ
プS14に移行する。文字列サイズが対応する配置領域
Nkを越えていなければステップS5に移行する。この
ステップ処理では、文字列が複数行に及ぶ場合、文字ポ
イント数に応じた行間隔も考慮される。
【0054】ステップS14では、テキスト項目11〜
22の行数の変更あるいは文字ポイント数の変更によっ
て配置領域にBNkに収まる方向へ文字列サイズを変更す
る。本例では1行内に収める文字数が所定文字数に設定
され、所定文字数を越える場合には、所定文字数までで
最も後ろにある単語の切れ目で行を変更する。例えば、
「デザイン標準」の場合、「デザイン」を1行目に、
「標準」を2行目に設定して「2行」と求められる。そ
して、このステップの処理を完了するとステップS12
に戻り、全てのテキスト項目11〜22に対して、対応
する配置領域BNk内に収まる文字ポイント数や行数が決
定するまで、ステップS12〜S14までの処理を繰り
返す。
【0055】そして、ステップS13で各テキスト項目
11〜22の文字列サイズが配置領域BNkを越えないと
判断すると、その文字列サイズと先に算出した各配置領
域B NKの中心座標とを用いて、各配置領域BNKにおいて
テキスト項目11〜22が配置される矩形領域の始点・
終点を算出する。ここで、極座標の中心座標DNk(R,
Θ)をxy座標に変換した座標(p,q)とし、文字列
サイズの幅W、高さHとすると、矩形領域の始点(p−
W/2,q−H/2),終点(p+W/2,q+H/
2)と算出される。算出したテキスト項目11〜22の
文字列サイズに対応する各矩形領域の始点(a,b),
終点(c,d)及び決定された行数、文字ポイント数、
文字間ピッチを対応する各図形データGD1〜GD12
に記憶し、当該処理を終了する。
【0056】次に、主制御部10は図形データ生成部8
を起動させ、レイアウト処理により作成した図表データ
30をイメージデータに変換して表示部7の画面上に出
力する。まず、図表データ30の各記憶領域30i,3
0j,30kから中心位置(xC ,yC )、半径r1,
r2,R、階層毎の仕切線の角度(第3仕切線は45°
毎、第2仕切線は135°と210°)を読出す。そし
て、レイアウト情報記憶領域30eに記憶された始点
(x1,y1),終点(x2,y2)にて指定された図
表作成領域A内に、円階層図表G1の図表枠Fのみを出
力する。このとき仕切線が設定された階層については基
準線L1と対応する位置(0°)にも仕切線が入れられ
る。
【0057】次に、表示部7の画面上の図表枠F内にテ
キスト項目11〜22を順次に配置していく。図形デー
タ生成部8はまず図形データGD1を読出し、以降は設
定された次項目アドレス又は次階層アドレスに従って各
図形データGD2〜GD12を上位階層から順番に読出
していく。各図形データGD1〜GD12をその読出し
た順に図表枠Fの内側から外側へ向かう順番に、同一階
層では基準線L1から時計回り方向への順番に各テキス
ト項目11〜22を配置していくように表示させる。こ
のとき、テキスト項目11〜22の文字列が対応する配
置領域Bnkの中心に位置するように配置される。
【0058】また、一度レイアウト処理を行った後にテ
キスト項目の追加や削除などによりレイアウトを更新す
る場合も同様の手順で処理が実行される。つまり、キー
ボードなどの操作により入力部1を介して図2に示す文
書データ25に追加や削除などの変更を加え、再度自動
図表生成キーを押すだけの操作で、更新された図表G1
が表示部9の画面上に作成される。
【0059】以上詳述したように本実施例のレイアウト
処理装置によれば、テキスト項目11〜22の文書デー
タ25を作成後、図表の作成設定条件データを入力して
自動図表生成キーを押すだけの操作で、所望する形状の
枠が同心上に配置された円階層図表G1の図表枠F内
に、テキスト項目11〜22をその階層に応じた位置に
配置して図表を作成することができる。また、テキスト
項目11〜22の削除や追加などによりテキスト項目数
が変更しても、再度自動図表生成キーを押すだけの簡単
な操作で所望する図表G1を作成することができる。そ
のため、テキスト項目を一つずつ手動操作で移動させて
配置していた従来装置に比較して、そのレイアウト処理
時間が大幅に短縮されるうえ、テキスト項目を精度高く
所定の位置に配置することができる。
【0060】なお、上記実施例は発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で次のように変更できる。 (1)前記実施例では、最下層のテキスト項目11〜2
2が均等に配置されるように領域を計算したが、均等に
する階層はユーザが指定できるものとしてもよい。例え
ば、本実施例で用いた文書データ25において第2階層
を均等に配置するよう指定した場合、図8のような結果
が得られる。この場合、テキスト項目の配置位置を決定
する手順を図10のフローチャートに示す。指定した階
層から最上層までの各項目の領域の計算方法(S21〜
S26)は上記実施例の図5のステップS1〜S6と同
じである。ステップS27で指定階層へ戻り、ステップ
S28でその処理対象の階層が最下層(最下位の階層)
であるか否かを判断し、最下層でなければステップS2
9へ移行し、最下層であれば処理を終了する。ステップ
S29では一つ上層へ処理対象を移行させ、ステップS
30では親項目(上位階層のテキスト項目)に基づいて
各テキスト項目の配置領域を計算する。ステップS31
では各テキスト項目11〜22の中心位置を算出し、ス
テップS28へ戻る。こうしてステップS28〜S31
までの処理を繰り返し、全ての階層について処理を行
う。 (2)前記実施例では階層の高いテキスト項目を中心
(内側)に、階層の低いテキスト項目ほど外側に配置す
る場合を示したが、逆に階層の低い項目を中心に、階層
の高い項目ほど外側に配置するようにしてもよい。この
場合も最も上位の階層から下位の階層へ処理対象を移行
させていけば前記実施例でと同様の処理で実現できる。 (3)前記実施例ではテキスト項目11〜22を配置す
る相似図形を同心円としたが、図11に示すような同心
の相似多角形G1や相似の半円上にテキスト項目を配置
する構成としてもよい。また、図12に示すように、斜
視図で立体感がでるように描かれた図表枠Fにテキスト
項目11〜22を配置する構成としてもよい。これらの
図形内分割レイアウトについても、前記実施例と同様な
手段で行うことができる。 (4)図3,図9,図11,図12のレイアウト例で
は、テキスト項目の文字列を配置領域に左から右へ流し
込むように横書きに配置する方法を示したが、相似図形
の形状に合わせてその周方向の枠線に沿って文字列を配
置したり、内側から外側へあるいは外側から内側へ径方
向に沿って放射状に文字列を配置する方法を採用しても
よい。この場合、文字列の配列方向を指定する配列方向
指定データをユーザによる入力設定または予め設定し
て、例えば図表データ30の属性データに記憶してお
き、指定された配列方向指定データに基づきテキスト項
目11〜22の各文字列をその指定された配列方向に出
力させればよい。この方法によれば、より表現力の豊か
な図形内分割の図表を作成することができる。 (5)文字間ピッチを文字数に応じて設定してもよい。
文字数の少ないテキスト項目を区画領域内にバランス良
く配置できる。 (6)前記実施例では各段の同心領域をその段に配置す
るテキスト項目の個数で均等に分割したが、テキスト項
目の文字列長に応じた比で分割してもよい。 (7)図表作成後に図表の出来上がりを見てユーザが図
表サイズに対する文字サイズの比が小さくするように文
字サイズや文字ピッチを変更する機能を備えてもよい。
【0061】上記実施例から把握され、特許請求の範囲
に記載されていない発明を、その効果とともに以下に記
載する。 (イ)請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、前記レ
イアウト処理装置を備えた文書処理装置。この構成によ
れば、ワードプロセッサ等の文書処理装置によりテキス
ト項目を所定形状の径の異なる図形枠を同心上に配置し
て形成された各同心領域にその階層に応じて配置する図
表作成が簡単な操作で可能となる。
【0062】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、入力された複数のテキスト項目を簡単な操作で、
所定形状の径の異なる枠線が同心上に配置されて同心領
域を形成する図表枠に対し、その階層に応じた同心領域
内の所定位置に配置することができるという優れた効果
を奏する。
【0063】また、請求項3に記載の発明によれば、さ
らに同心領域をその領域に配置されるテキスト項目の個
数に応じた仕切線により分割された各区画領域に、テキ
スト項目をその階層に応じて配置することができるとい
う優れた効果を奏する。
【0064】さらに請求項4に記載の発明によれば、テ
キスト項目を対応する区画領域からはみ出ない文字列サ
イズで配置することができるという優れた効果を奏す
る。また、請求項5に記載の発明によれば、テキスト項
目の指定した配列方向にて対応する区画領域に配置する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】文書データを示す説明図である。
【図3】図表のレイアウト図である。
【図4】図表データの説明図である。
【図5】レイアイト処理のフローチャートである。
【図6】レイアウト位置の算出方法を説明するための説
明図である。
【図7】同じく説明図である。
【図8】文字列サイズ設定処理のフローチャートであ
る。
【図9】別例の図表のレイアウト図である。
【図10】図9の図表に関するレイアイト処理のフロー
チャートである。
【図11】図9と異なる別例の図表のレイアウト図であ
る。
【図12】図9及び図11と異なる別例の図表のレイア
ウト図である。
【符号の説明】
1…入力手段としての入力部 3…階層抽出手段としての階層抽出部 4…枠線データ記憶手段としての図表データ辞書部 5…配置位置算出手段としての項目位置計算部 6…文字サイズ算出手段を構成する文字列サイズ計算部 7…文字サイズ算出手段を構成する判定部 8…出力手段を構成する図形データ生成部 9…出力手段を構成する表示部 11〜22…テキスト項目 F…図表枠 F1 〜F3 …図形枠としての円枠 R1 〜R3 …同心領域としての領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 11/60 9191−5H G06F 15/60 634 E 9365−5H 15/62 321 D (72)発明者 筈井 隆史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の径の異なる複数の図形枠(F
    1 〜F3 )が同心上に配置されて同心上に多層に形成さ
    れた同心領域(R1 〜R3 )を有する図表枠(F)に対
    し、入力された複数の文字列(11〜22)を、その階
    層に応じた同心領域(R1 〜R3 )に配置するレイアウ
    ト処理装置。
  2. 【請求項2】 文字列よりなるテキスト項目(11〜2
    2)を入力する入力手段(1)と、 前記テキスト項目(11〜22)の階層情報を抽出する
    階層抽出手段(3)と、 所定形状の径の異なる複数の図形枠(F1 〜F3 )が同
    心上に配置されて同心上に多層の同心領域(R1
    3 )を形成する図表枠(F)に関する座標データを記
    憶する枠線データ記憶手段(4)と、 前記階層抽出手段(3)により抽出された階層情報と前
    記図表枠(F)に関する座標データとに基づき前記テキ
    スト項目(11〜22)の配置位置をその階層に対応す
    る前記同心領域(R1 〜R3 )内の位置として算出する
    配置位置算出手段(5)と、 前記テキスト項目(11〜22)を配置位置算出手段
    (5)が算出した配置位置に配置して出力する出力手段
    (8,9)とを備えたレイアウト処理装置。
  3. 【請求項3】 文字列よりなるテキスト項目(11〜2
    2)を入力する入力手段(1)と、 前記テキスト項目(11〜22)の階層情報を抽出する
    階層抽出手段(3)と、 所定形状の径の異なる複数の図形枠(F1 〜F3 )が同
    心上に配置されて同心上に多層の同心領域(R1
    3 )を形成する図表枠(F)に関する座標データを記
    憶する枠線データ記憶手段(4)と、 前記テキスト項目(11〜22)の階層毎の個数に応じ
    てその階層に対応する前記同心領域(R1 〜R3 )に仕
    切線を生成させる仕切線生成手段(5)と、 前記階層抽出手段(3)により抽出された階層情報と前
    記図表枠(F)に関する座標データとに基づき前記テキ
    スト項目(11〜22)の配置位置をその階層に対応す
    る前記同心領域(R1 〜R3 )内の前記仕切線により区
    画された領域として算出する配置位置算出手段(5)
    と、 前記テキスト項目(11〜22)を配置位置算出手段
    (5)が算出した前記配置領域に配置して前記図表枠
    (F)とともに出力する出力手段(8,9)とを備えた
    レイアウト処理装置。
  4. 【請求項4】 文字列よりなるテキスト項目(11〜2
    2)を入力する入力手段(1)と、 前記テキスト項目(11〜22)の階層情報を抽出する
    階層抽出手段(3)と、 所定形状の径の異なる複数の図形枠(F1 〜F3 )が同
    心上に配置されて同心上に多層の同心領域(R1
    3 )を形成する図表枠(F)に関する座標データを記
    憶する枠線データ記憶手段(4)と、 前記テキスト項目(11〜22)の階層毎の個数に応じ
    てその階層に対応する前記同心領域(R1 〜R3 )に仕
    切線を生成させる仕切線生成手段(5)と、 前記階層抽出手段(3)により抽出された階層情報と前
    記図表枠(F)に関する座標データとに基づき前記テキ
    スト項目(11〜22)の配置位置をその階層に対応す
    る前記同心領域(R1 〜R3 )内の前記仕切線により区
    画された領域として算出する配置位置算出手段(5)
    と、 前記配置位置算出手段(5)により算出された前記配置
    領域に前記テキスト項目(11〜22)を配置したと
    き、前記テキスト項目(11〜22)が当該配置領域か
    らはみ出ないように当該テキスト項目(11〜22)の
    文字列サイズを算出する文字列サイズ算出手段(6,
    7)と、 前記テキスト項目(11〜22)を配置位置算出手段
    (5)が算出した配置位置に前記文字列サイズ算出手段
    (6,7)により算出された文字列サイズで配置して前
    記図表枠(F)とともに出力する出力手段(8,9)と
    を備えたレイアウト処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段(1)より入力される前記
    テキスト項目(11〜22)の配列方向を指定する配列
    方向指定データに基づき前記配置位置算出手段(5)及
    び前記文字サイズ算出手段(6,7)は、該配列方向指
    定データにより指定された配列方向に前記テキスト項目
    (11〜22)を配置可能な位置及び文字列サイズを算
    出することを特徴とする請求項4に記載のレイアウト処
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066379A (ja) * 2010-03-09 2016-04-28 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited ユーザ入力中に文字選出を表示するための方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066379A (ja) * 2010-03-09 2016-04-28 アリババ・グループ・ホールディング・リミテッドAlibaba Group Holding Limited ユーザ入力中に文字選出を表示するための方法および装置

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