JPH081017Y2 - カーテンコータ - Google Patents

カーテンコータ

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JPH081017Y2
JPH081017Y2 JP1990057572U JP5757290U JPH081017Y2 JP H081017 Y2 JPH081017 Y2 JP H081017Y2 JP 1990057572 U JP1990057572 U JP 1990057572U JP 5757290 U JP5757290 U JP 5757290U JP H081017 Y2 JPH081017 Y2 JP H081017Y2
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JP
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web
curtain
liquid film
shaped liquid
cut roll
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JP1990057572U
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JPH0417869U (ja
Inventor
均 村山
紀夫 岩波
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカーテンコータに関するものである。
[従来の技術] 第3図及び第4図は、ウエブ1の表面に塗料2を塗布
するカーテンコータの一例を示し、図中3は矢印A方向
へ移動するウエブ1の上方に設けた給液ヘッダであり、
該給液ヘッダ3内には、ウエブ1の幅方向に延びるチャ
ンバ4と、該チャンバ4の下端から給液ヘッダ3の下端
に向って貫通するスリット5が形成されており、第4図
に示す如く、スリット5の幅寸法W1はウエブ1の幅寸法
W2よりも大きく設定されている。
6は給液ヘッダ3とウエブ1との間に、ウエブ1の移
動方向下流側へ退避可能に設けられた盆状のシャッタ、
また7はウエブ1の下方に配設されたパンであり、第4
図に示す如く、前記シャッタ6及びパン7の幅寸法W3
びW4は、スリット5の幅寸法W1よりも大きく設定されて
いる。
ウエブ1の表面に塗料2を塗布する際には、チャンバ
4内に塗料2を供給するとともに、ウエブ1を矢印A方
向へ移動させ、更に、シャッタ6を第3図に実線で示す
如く、ウエブ1の移動方向下流側に位置させる。
チャンバ4内に供給された塗料2は、スリット5を経
てカーテン状液膜8となって垂直方向下方へ連続的に流
下し、矢印A方向へ移動するウエブ1の表面に順次塗布
される。
このとき、スリット5の幅寸法W1はウエブ1の幅寸法
W2よりも大きく設定されているので、矢印A方向へ移動
するウエブ1の表面にはカーテン状液膜8(塗料)が均
一に塗布され、また、垂直に流下するカーテン状液膜8
のうち、ウエブ1幅方向縁部10より外側に位置する部分
はウエブ1の下方へ流れ、パン7に受け止められる。
塗料2の塗布を中断する場合には、シャッタ6を第3
図に二点鎖線で示す如く、スリット5の下方に位置さ
せ、カーテン状液膜8となって流下する塗料2をシャッ
タ6により受け止める。
[考案が解決しようとする課題] 近年、ウエブ1にカーテン状液膜8を塗布する作業の
高能率化を図るために、ウエブ1の移動速度を高速化し
たいという要求があるが、ウエブ1の移動速度を高速化
すると、ウエブ1の移動やウエブ1を案内するガイドロ
ール9の回動により周囲の空気が巻き込まれて生じる空
気流Bの流動量が多くなるとともに、その移動速度も増
加し、該空気流Bによってカーテン状液膜8が波打つよ
うに乱れる現象が生じ、そのためにウエブ1表面への塗
料の塗布が不均一となり、このためにウエブ1の移動速
度を高速化することができず、高速化のネックとなって
いた。
本考案は上述の問題点を解決するもので、ウエブの移
動速度を高速化しても、カーテン状液膜を垂直に安定し
た状態で流下させることができるカーテンコータを提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案では、水平方向に連
続移動するウエブの上方に、塗料をウエブの幅方向に延
びるカーテン状液膜として垂直方向下方へ連続的に流下
させ得る給液ヘッダを備えたカーテンコータにおいて、
上下方向へ位置調整可能な仕切板を、前記カーテン状液
膜のウエブ移動方向上流側に設け、中空部を有し且つ外
周面から中空部に向って貫通する吸引孔を穿設したウエ
ブ幅方向に延びるエアカットロールを、前記仕切板のウ
エブ移動方向上流側にウエブ上面に接触可能に支承し、
吸引ポンプをエアカットロールの中空部に接続した構成
を具備している。
[作用] 本考案のカーテンコータにおいては、ウエブの移動や
ガイドローラの回動に伴って生じる空気流を、吸引ポン
プによって吸引孔からエアカットロール内へ吸い込み、
前記空気流がカーテン状液膜に向って進行するのを阻止
する。
また、吸引ポンプにより、仕切板とエアカットロール
との間の空間の空気がエアカットロール内に吸い込まれ
て前記空間内のウエブ表面付近に負圧領域が形成され、
空間内の空気が空気流となってカーテン状液膜に向って
進行するのを防止する。
更に、前記空間に負圧領域が形成されても、カーテン
状液膜のウエブ移動方向上流側に仕切板を設けているの
で、カーテン状液膜は負圧領域の影響を受けない。
従って、本考案のカーテンコータにおいては、ウエブ
の移動速度を高速化しても、カーテン状液膜に空気流が
作用せず、常にカーテン状液膜を垂直方向下方に安定し
た状態で流下させてウエブ表面に塗料を均一に塗布する
ことができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案のカーテンコータの一実施
例を示すものであり、図中、第3図及び第4図と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
カーテン状液膜8に沿ってウエブ1幅方向に延びる仕
切板11の上端部に上下方向に延びる長孔12を、仕切板11
幅方向の複数箇所に穿設し、各長孔12に挿入したボルト
13を、給液ヘッダ3のウエブ1移動方向(矢印A方向)
上流側端面に形成したボルト穴14に螺合することによ
り、前記給液ヘッダ3のウエブ1移動方向(矢印A方
向)上流側端面に仕切板11を、上下方向へ位置調整可能
に取付ける。
仕切板11の下端には、側方から見てウエブ1移動方向
(矢印A方向)上流側に向って略水平に突出する水平部
15が形成されている。
また、仕切板11のウエブ1幅方向の寸法W5(第2図参
照)は、スリット5のウエブ1幅方向の寸法W1よりも大
きく設定され、仕切板11の幅端を越えて通過する空気流
がカーテン状液膜8に影響を与えないようになってい
る。
ウエブ1幅方向に延びるエアカットロール17内に中空
部19を形成し、前記エアカットロール17の外周面から中
空部19に向って貫通する吸引孔18を複数箇所に穿設し、
仕切板11のウエブ1移動方向(矢印A方向)上流側に前
記エアカットロール17をウエブ1表面に接触可能に支承
するとともに、エアカットロール17の一端に、前記中空
部19と連通可能なロータリジョイント20を設け、該ロー
タリジョイント20に管路21を介して吸引ポンプ22を接続
する。
エアカットロール17は、図示されていない駆動装置に
より駆動されるようになっている。
また、エアカットロール17のウエブ1幅方向の寸法
は、第2図に示す仕切板11の幅寸法W5とほぼ等しく設定
されている。
更に、エアカットロール17のウエブ1移動方向(矢印
A方向)上流側には、ウエブ1幅方向に延びるガイドロ
ール9が、ウエブ1裏面に接触可能に支承されている。
上述の構成において、ウエブ1の表面に塗料2を塗布
する際には、チャンバ4内に塗料2を供給し、ウエブ1
を矢印A方向へ移動させるとともに、エアカットロール
17をその周速度がウエブ1の移動速度とほぼ等しくなる
ように回動させ、更に、シャッタ6をウエブ1移動方向
(矢印A方向)下流側へ、第1図に実線で示す如く位置
させ、また、吸引ポンプ22を作動させる。
チャンバ4内に供給された塗料2は、第3図及び第4
図に示す従来の装置と同様に、スリット5よりカーテン
状液膜8となって垂直に流下し、矢印A方向へ移動する
ウエブ1の表面に順次塗布される。
このとき、ウエブ1の移動速度を高速化すると、エア
カットロール17のウエブ1移動方向(矢印A方向)上流
側においては、ウエブ1の移動やガイドロール9の回動
に伴って生じる空気流Bの流動量が多くなるが、カーテ
ン状液膜8の直前においては、空気流Bは吸引ポンプ22
によって吸引孔18からエアカットロール17内へ吸い込ま
れ、カーテン状液膜8に向って進行するのを阻止され
る。
また、吸引ポンプ22により仕切板11とエアカットロー
ル17との間の空間Cの空気がエアカットロール17に吸い
込まれて、前記空間C内のウエブ1表面付近に負圧領域
が形成され、空間C内の空気が空気流となってカーテン
状液膜8に向って進行することがない。
更に、前記空間Cに負圧領域が形成されても、カーテ
ン状液膜8のウエブ1移動方向(矢印A方向)上流側に
仕切板11を設けているので、カーテン状液膜8は負圧領
域の影響を受けない。
更にまた、エアカットロール17をその周速度がウエブ
1の移動速度とほぼ等しくなるように回動させているの
で、エアカットロール17とウエブ1とが摺動せず、ウエ
ブ1の表面に傷つくことがない。
従って、ウエブ1の移動速度を高速化しても、ウエブ
1の移動やガイドロール9の回動に伴って生じる空気流
Bがカーテン状液膜8に作用するのをより効果的に防止
できるので、常にカーテン状液膜8を垂直に安定した状
態で流下させてウエブ1の表面に均一に塗布することが
可能となる。
なお、本考案のカーテンコータは、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、仕切板をウエブ移動方向側
方より支持するように構成することなど本考案の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のカーテンコータによれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1)エアカットロールによって空気流を吸い込むこと
により空気流がカーテン状液膜に向って進行するのを阻
止し、また、仕切板とエアカットロールとの間の空間に
おいては、空気を前記エアカットロールによって吸い込
むので、カーテン状液膜に向って空気流が進行すること
がなく、ウエブの移動速度を高速化してもカーテン状液
膜に空気流が作用せず、常にカーテン状液膜を垂直方向
下方に安定した状態で流下させてウエブに均一に塗料を
塗布することができる。
(2)エアカットロールをその周速度がウエブ移動速度
と等しくなるように回動させることにより、ウエブの表
面を傷つけることなく、カーテン状液膜空気流が作用す
ることができる。
(3)ウエブの移動速度を高速化してもウエブの表面に
塗料を均一に塗布することができるので、ウエブに塗料
を塗布する作業の生産性を大幅に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカーテンコータの一実施例を示す一部
破断側面図、第2図は第1図のII-II矢視図、第3図は
従来のカーテンコータの一例を示す一部破断側面図、第
4図は図3のIV-IV矢視図である。 図中、1はウエブ、2は塗料、3は給液ヘッダ、8はカ
ーテン状液膜、11は仕切板、17はエアカットロール、18
は吸引孔、19は中空部、22は吸引ポンプを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に連続移動するウエブの上方に、
    塗料をウエブの幅方向に延びるカーテン状液膜として垂
    直方向下方へ連続的に流下させ得る給液ヘッダを備えた
    カーテンコータにおいて、上下方向へ位置調整可能な仕
    切板を、前記カーテン状液膜のウエブ移動方向上流側に
    設け、中空部を有し且つ外周面から中空部に向って貫通
    する吸引孔を穿設したウエブ幅方向に延びるエアカット
    ロールを、前記仕切板のウエブ移動方向上流側にウエブ
    上面に接触可能に支承し、吸引ポンプをエアカットロー
    ルの中空部に接続したことを特徴とするカーテンコー
    タ。
JP1990057572U 1990-05-31 1990-05-31 カーテンコータ Expired - Lifetime JPH081017Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990057572U JPH081017Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 カーテンコータ

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JP1990057572U JPH081017Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 カーテンコータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417869U JPH0417869U (ja) 1992-02-14
JPH081017Y2 true JPH081017Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=31582403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990057572U Expired - Lifetime JPH081017Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 カーテンコータ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5698369U (ja) * 1979-12-28 1981-08-04
JPH0659449B2 (ja) * 1988-09-20 1994-08-10 大日本塗料株式会社 塗装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417869U (ja) 1992-02-14

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