JPH08101602A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08101602A
JPH08101602A JP23565294A JP23565294A JPH08101602A JP H08101602 A JPH08101602 A JP H08101602A JP 23565294 A JP23565294 A JP 23565294A JP 23565294 A JP23565294 A JP 23565294A JP H08101602 A JPH08101602 A JP H08101602A
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JP
Japan
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image
toner
developing device
roller
belt
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Withdrawn
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JP23565294A
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English (en)
Inventor
Akira Shimizu
清水  晃
Makoto Shibano
誠 柴野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP23565294A priority Critical patent/JPH08101602A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】イオンフロー技術の利点を十分に活かした画像
形成装置を提供する。 【構成】像担持体ベルト120は駆動ローラ126と加
熱ローラ104と背面電極ローラ110に掛けられてい
る。駆動ローラ126の近くにはイオンヘッド101と
イレーサー109が配置されている。背面電極ローラ1
10の近くには冷却手段109を有する現像器103が
配置されている。背面電極ローラ110はベルト120
を緩めることなく移動できるように支持されている。加
熱ローラ104の周囲のベルト120に接していて、そ
の移動に伴ない回転する転写ローラ105が設けられて
いる。加熱ローラ104と転写ローラ105にはハロゲ
ンランプ118と117が内蔵されている。その後方に
はトナーを除去するクリーナー108が配置されてい
る。イオンヘッド101とベルト120と転写ローラ1
05とイレーサー109とクリーナー108は断熱材1
16で覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンターや印刷機等
の画像形成装置に関する。特に、最初に潜像を形成し、
この潜像を現像して得た顕像を記録媒体に熱転写するタ
イプの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオンにより記録画像の潜像を形成し、
この潜像を現像して得た顕像を記録媒体に熱転写する公
知技術としては、本発明に最も関連の深いものとして、
特表昭57−501348とUSP5012291に開
示されたものが知られている。
【0003】特表昭57−501348に記載されてい
るドラム式の画像形成装置の構成を図1に示す。この装
置では、静電ドラム4にイオンヘッド1で静電潜像を形
成し、この静電潜像を乾式現像器2で現像して顕像を得
た後、圧力転写ローラ5により記録紙7に顕像を転写す
ると同時に定着する。静電ドラム4上に残っている静電
潜像は、次回の画像形成に備えてイレーサ3で消去され
る。
【0004】しかし、静電ドラム4上の顕像は圧力転写
によって記録紙に転写されるため、記録紙上の画像の定
着性が悪い。また、記録媒体も上質の記録紙に限られ
る。
【0005】USP5012291に記載されているベ
ルト式の画像形成装置の構成を図2に示す。この装置で
は、イオンヘッド12によりベルト14上に潜像を形成
し、この潜像を現像器13によりトナーで現像して顕像
(トナー像)を形成し、ヒートローラ9でベルトを加熱
してトナー像を溶融し、これを記録紙8に転写する。ベ
ルト上の潜像はイレーサー11で消去される。この装置
で使用できる記録媒体は、上質紙の他にも、表面の荒い
低級紙、金属、プラスチック等と幅が広い。
【0006】トナー像の転写部すなわちヒートローラ9
はトナー像を溶かすために120〜150℃まで上げら
れる。これに反して、現像器は乾式現像器で、50℃以
上の温度で使用することはできない。このため、支持ロ
ーラ15にはベルト14を冷却する機構が設けられてい
て、支持ローラ15上においてベルト14が冷却され
る。ベルト14の加熱の冷却の間の熱損失を少なくする
ため、支持ローラ15とヒートローラ9の間に熱交換器
10が設けられている。この熱交換器10は逆向きに進
むベルト同士を擦り合わせ、これにより逆向きに進むベ
ルトの間で熱の交換を行なう。
【0007】図2の画像形成装置は、ベルトを加熱する
と同時に冷却もするので消費電力が大きい。また、ベル
トは加熱と冷却が繰り返されるため寿命が短い。さら
に、熱交換のためにベルトは薄い(0.1mm程度)こ
とが要求される。このため、記録媒体の凹凸に順応して
密着するだけの柔軟性や弾力性がベルトになく、転写抜
けが発生し易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなイオンフロ
ー技術を用いた画像形成装置は、レーザーを用いた電子
写真装置に比べて高速性と信頼性の面に優れている。そ
の理由は次のとおりである。レーザー方式では、感光体
上に潜像を形成するが、感光体は感度が経時的に変化
し、熱に対しても特性の劣化が大きい。これに対してイ
オンフロー方式では、絶縁層上に直接静電潜像を形成す
るので、経時的変化や熱による特性劣化が生じないから
である。
【0009】にもかかわらず、前述の従来例は、改善で
きる箇所が多々あり、イオンフロー方式の利点を十分に
活かしているとはいえない。
【0010】本発明の目的は、イオンフロー技術に代表
されるように感光体を用いない方式の利点を十分に活か
した画像形成装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像信号に基づいて記録媒体上に画像を形成する画
像形成装置であって、像担持体と、像担持体に潜像を形
成する潜像形成手段と、潜像をトナーで現像し、顕像を
形成する現像器と、像担持体を加熱し、顕像のトナーを
溶かして溶融像を形成する加熱手段と、像担持体上の溶
融像を記録媒体に転写する転写手段と、像担持体全体を
トナーの溶融温度の近傍の温度に保つ手段とを備えてい
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、現像器で使用される現像剤
は、常温で固化している高分子有機化合物を主成分とす
るキャリアーと、キャリアーの溶融点よりも高温で溶融
する有機化合物からなるトナーとを有し、現像器は、現
像剤をキャリアーの溶融点以上でトナーの溶融点よりも
低い温度に加熱して現像剤を溶かす溶融化手段と、溶融
化された現像剤を像担持体に供給する現像剤供給手段と
を有している。
【0013】請求項3に記載の発明は、画像信号に基づ
いて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であっ
て、像担持体と、像担持体に潜像を形成するイオン発生
手段と、潜像をトナーで現像し、顕像を形成する現像器
で、冷却手段を内蔵している現像器と、像担持体を加熱
し、顕像のトナーを溶かして溶融像を形成する加熱手段
と、像担持体上の溶融像を記録媒体に転写する転写手段
と、像担持体全体をトナーの溶融温度の近傍の温度に保
つ手段とを備えている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の画像形成装置では、像担持体
は、全体が常にトナーの溶融温度に近い温度に保たれ
る。これにより、像担持体に対して冷却と加熱を繰り返
し行なう従来例に比べて、消費電力が少なく、像担持体
の寿命が長い、経済的な画像形成装置が得られる。
【0015】請求項2に記載の画像形成装置では、固体
の現像剤(ソリッドトナー)は溶融化手段により溶融化
される。ここで溶融化とは、完全に溶けて液状にするこ
とに限らず、一部のみを溶融することも含む。溶融化さ
れた現像剤は現像剤供給手段により像担持体に供給さ
れ、像担持体上の潜像を現像する。
【0016】請求項3に記載の発明では、像担持体は、
全体が常にトナーの溶融温度に近い温度に保たれる。こ
れにより、像担持体に対して冷却と加熱を繰り返し行な
う従来例に比べて、消費電力が少なく、像担持体の寿命
の長い、経済的な画像形成装置が得られる。
【0017】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。以下では、最初にベルト状の像担持体を
用いた「ベルト式画像形成装置」を例にあげて説明し、
続いてドラム状の像担持体を用いた「ドラム式画像形成
装置」について説明し、最後にソリッドトナー現像器を
用いた「ソリッドトナー式画像形成装置」について説明
する。なお、説明の中に具体的な数値があらわれるが、
これらの数値は単なる一例に過ぎず、本発明の構成を何
ら限定するものではない。
【0018】1.「ベルト式画像形成装置」 <全体構成>図3に示すように、像担持体であるベルト
120は、駆動ローラ126と加熱ローラ104と背面
電極ローラ110にかかっていて、駆動ローラ126に
よりこれらの周りを周回するようになっている。
【0019】ベルト120に静電潜像を形成するための
イオンヘッド101は駆動ローラ126の近くに配置さ
れている。イオンヘッド101としては、公知例特公表
57−501348に記載されているものと基本的に同
じものが使用できる。ベルト120の進む方向に関して
イオンヘッド101の手前には、静電潜像の形成に備え
てベルト120上に残っている前回形成した静電潜像を
消去するイレーサー109が配置されている。
【0020】背面電極ローラ110の近くには、冷却手
段109を有する現像器103が配置されている。現像
器103は一成分乾式現像器で、現像ローラ127は通
常のものと同様にマグネットローラと現像スリーブで構
成されている。そのトナーには、熱損失を少なくするた
めに低融点トナーたとえばCoate社製M7094を
使用する。背面電極ローラ110は、ベルト120の張
力を一定に保ったまま、現像器103の現像ローラ12
7に対して近づいたり離れたりできるように支持されて
いる。さらに、背面電極ローラ110は接地されてい
て、ベルト120の内部に設けられている導電層に接触
していて、この導電層を接地電位に保つようになってい
る。この接地電位は、現像器103にバイアス電圧を印
加する際の基準電位となる。
【0021】転写ローラ105は、加熱ローラ104の
周囲のベルト120に接するように配置されている。加
熱ローラ104はベルトの搬送用の耐熱弾性ローラで、
これを加熱するハロゲンランプ118を内部に有し、加
熱ローラ104に巻き付くベルトを高温に保持する。転
写ローラ105も耐熱弾性ローラで、トナーの定着性を
良くするために記録紙107を温めるため、転写ローラ
105を加熱してその表面を高温に保持するハロゲンラ
ンプ117を内部に有している。転写ローラ105は、
加熱ローラ104の周囲のベルト120と相俟って、フ
ィーダー106により送られてくる記録紙107を間に
挟んで圧接しながら送りだし、ハロゲンランプ118と
117の発熱により溶融したトナー像を記録紙107に
転写する。また、ベルト120の進行方向に沿って、そ
の後方に、転写後にベルト120上に残っているトナー
を除去するクリーナー108が配置されている。
【0022】イオンヘッド101とベルト120と転写
ローラ105とイレーサー109とクリーナー108の
周囲には、これらの画像形成プロセスユニット全体を覆
うように断熱材116が設けられている。現像器103
は断熱材116の外側に配置されている。断熱材116
は、トナーの融点の近傍の高温に維持される上述の画像
形成ユニットを低温の外気から遮断して熱損失を抑えて
いる。また、画像形成ユニットの各々は、サイドフレー
ムに逃げる熱を防ぐため、その軸受け等には熱伝導性の
小さいプラスチック材が使用され、金属が必要な部分に
は熱伝導性の小さいSUS(ステンレススチール)を使
用されている。また固定部は熱絶縁性材料を挟み込んで
取り付けられている。
【0023】イオンヘッド101は画像信号に基づき画
像の画素毎のイオンの発生して、ベルト120上に静電
潜像を形成する。たとえば、印字速度は250mm/s
ec、静電潜像のドット密度は300DPI、潜像電位
は250Vの条件で静電潜像が形成される。ベルト12
0上に形成された静電潜像は、現像器103でトナーに
より現像されて、トナー像(顕像)が得られる。このト
ナー像は、加熱ローラ104においてベルト120がト
ナーの溶融温度の約105〜145℃に加熱されること
により溶けて溶融像となる。フィーダー106より搬送
されてきた記録媒体107は転写ローラ105で背面よ
り画像担持体120に圧接される。その圧接力はたとえ
ば15〜30Kg/cmと通常の加熱ローラ定着器とほ
ぼ同じ値である。トナー像は溶融しているため記録媒体
107上に比較的弱い圧接力でも容易に転写される。実
際、転写率は98〜99.5%と非常に良好な結果が得
られた。また、普通紙の他にも、薄紙(ティッシュペー
パー)、厚紙(段ボール紙)や金属箔、硝子板、プラス
チックシート等の記録媒体に対しても良好な転写結果が
得られた。転写後にもベルト120上に残っているトナ
ーは、クリーナー108によりクリーニング用のウェブ
で拭き取られる。クリーニングの別の例として、粘着性
の良い材料たとえば塩化ビニルポリエステルでできたフ
ィルムを巻き付けたローラをベルト120に圧接し、こ
れをベルト120と等速で動かす方法でも良好の結果が
得られた。その後、静電潜像はイレーサー109により
消去される。
【0024】ところで、図2に示した従来例では、定着
部で110〜120℃に加熱された像担持体ベルトは、
現像器のトナーの変質や凝集を防止するため、現像部に
達する前に50℃以下に冷却される構成となっている。
このように像担持体ベルトを一回転毎に加熱と冷却を繰
り返すため莫大なエネルギーの損失を招いている。この
構成において、たとえばシリコン樹脂とポリアミドイミ
ド樹脂からなる厚さ75μm、幅を21cmのベルトを
速度を250cm/secで回動させた場合、450〜
550Watt相当の熱量の冷却が必要である。ところ
が、実測データによれば、120℃の像担持体から50
℃の現像器へ伝わる熱は約40〜70Wattである。
【0025】本発明の特徴は、このような事実に基づ
き、ベルト120は高温に保ったままで、現像器103
に冷却手段119を設けて、この冷却手段119でベル
ト120から現像器103へ伝わる熱を取り除く構成と
した点にある。前述の事実から、冷却手段119で除去
すべき熱量は、図2の従来例で除去する熱量の1/10
程度に過ぎないことが容易に分かる。これにより消費電
力の少ない装置が得られる。なお、冷却手段119の具
体的な構成については後述する。
【0026】<ベルト>ベルト120は、図4に示すよ
うに、像形成用絶縁層121と導電層122と弾性体層
123と支持体層124からなる四層構造となってい
る。実際に記録紙107に接触する最も上の像形成層用
絶縁層121は、たとえば10〜25μm程度の厚さの
シリコン樹脂やテフロン樹脂の層で構成される。その下
の導電層122は、たとえば金属ヒラーやカーボンの入
った1〜10μm程度の厚さのポリイミド樹脂の層で構
成される。その下の弾性体層123は、たとえば50〜
1000μm程度の厚さの導電性の耐熱性ゴムの層で構
成される。最も下の支持体層124は、たとえば75〜
100μm程度の厚さのニッケル金属箔で構成される。
弾性体層123と支持体層124は、その上の導電層1
22を背面電極ローラ110と導通するために導電性材
料で構成されている。
【0027】画像形成領域外のベルトの端部に像形成用
絶縁層121を形成せずに導電層122を露出させたベ
ルト構成とし、この露出した導電層122に導電性ブラ
シや導電性ローラで接地する構成とすれば、弾性体層1
23と支持体層124は絶縁性としてもよい。
【0028】また他の機能材料としては、像形成用絶縁
層121にはフッ素系の樹脂たとえばフルオロシリコン
ゴムやPFAやPTFEが使用できる。導電層122に
は、PFAやPTFEやポリイミド(PI)等にカーボ
ンブラックや金属フィラーやチタンホワイトや金属酸化
物や有機ハロゲン化合物等を混入させたものや、金属の
蒸着層等が使用できる。弾性体層123には、クロロブ
チレンゴムやシリコンゴム(メチルシリコンゴムやメチ
ルフェニルシリコンゴム等)やニトリルブタジエンゴム
やウレタンゴム等が使用できる。支持体層124には、
金属箔やポリイミド樹脂やPFAやPTFEやこれらを
繊維にした布材等が使用できる。
【0029】図2に示した従来例では、加熱と冷却を繰
り返すため、ベルトは50〜100μm程度の厚さのも
のしか使用できなかったが、本発明では、ベルト120
は冷却されないので、十分な厚さの弾性体層123を有
するものとすることができる。これにより、記録紙10
7との接触性が向上し、印字抜け等が少なくなる。
【0030】<背面電極ローラ>現像時、ベルト120
と現像ローラ127の隙間は、トナーが常にベルトに触
れるように、たとえば250μmに調整される。この状
態のままで現像ローラ127が停止した場合、たとえ現
像器103が冷却手段119を有していても、現像ロー
ラ127上のトナーが溶融し後に固化するおそれがあ
る。このような事態を回避するため、背面電極ローラ1
10は、ベルト120を緩ませることなく、現像ローラ
127に対して接近し離脱できるように支持されてい
る。
【0031】図6はベルト120が緩むことなく背面電
極ローラ110が移動する原理を説明したものである。
楕円115は、二点A、Bを焦点とし、線分ACB(l
1+l2)を固定長とした条件下で、点Cを移動させた
ときの軌跡を示したものである。背面電極ローラ110
とベルト120の接点Cが常に楕円115の上に位置す
るように背面電極ローラ110を移動させた場合、移動
の最中にベルト120が緩むことはない。背面電極ロー
ラ110が想像線で示される位置に移動したとき、ベル
ト120は現像ローラ127から距離dはなれる。
【0032】このような移動を行なうための具体的な機
構を図5に示す。背面電極ローラ110の軸は、タイバ
ー130で結合された二つの移動用レバー129aと1
29bの溝に収まり、ガイド部材117aと117bに
常に接している。ガイド部材117aと117bは、背
面電極ローラ110の軸が接触する部分は軸方向から見
たときに図6の楕円115の一部Yとなる形状に作られ
ている。移動用レバー129aと129bはそれぞれガ
イド部材117aと117bに回転可能に支持されてい
て、背面電極ローラ110を図6の想像線の位置に移動
させるばね128と、ばね128の力に逆らって背面電
極ローラ110を図6の実線の位置に移動させるソレノ
イド131が取り付けられている。
【0033】電源が切れいている時や現像不要時には、
背面電極ローラ110はばね128の力によって図6に
想像線で示すように現像ローラ127から遠ざけられて
いる。現像動作開始時にはソレノイドが起動して、背面
電極ローラ110は図6に実線で示すように現像ローラ
127に近づけられ、ベルト120と現像ローラ127
の隙間はトナーがベルトに接触する距離に狭まる。電源
が切れるなどの異常動作時や現像動作終了時にはソレノ
イドが切れ、ばね128の力によって背面電極ローラ1
10が移動され、ベルト120が現像ローラ127から
離れる。
【0034】<現像器>現像器103は基本的には通常
の現像器に冷却手段119を付加したものである。通常
の現像器の構成を図7に示す。現像ローラ127はスリ
ーブ131とその中に配置されたマグネットローラ13
2とで構成されている。また、スリーブ131の近く
に、スリーブ131に付着するトナーの厚さを定めるブ
レード133が設けられている。
【0035】このような現像器に適用できる冷却装置と
しては、特開平1−219854に開示されているもの
がある。その構成を図8に示す。この構成では、スリー
ブ131の内壁に冷却素子741が貼り付けられ、マグ
ネットローラ132の芯金に冷却素子742が設けられ
ている。
【0036】しかし、この冷却装置を図7の現像器にそ
のまま適用した場合には、次に述べるような不都合な点
がある。
【0037】第一に、スリーブ131の内壁に冷却素子
741を貼り付けるため、マグネットローラ132から
スリーブ131の表面までの距離が長くなるため、スリ
ーブ表面の磁力が低下してしまう。換言すれば、同じ磁
力を得るには、強力なマグネットローラを使用しなけれ
ばならない。
【0038】第二に、スリーブ131の表面を冷却する
ために、マグネットローラ132を冷却するのでは、あ
きらかに効率が悪い。
【0039】第三に、冷却素子741と742は冷却部
の反対側に放熱部が存在し、この例の構成のように現像
ローラの内部に組み込むことが非常に難しい。
【0040】これらの事情を考慮した上で本発明の画像
形成装置に適用できる良好な現像器の例を以下に説明す
る。
【0041】[現像器1]現像器の第一例を図9に示
す。現像器700は像担持体730に近接して配置され
ている。現像器700のフレーム701は断熱材料で構
成されており、このフレーム内には、像担持体730に
近接して配置されるトナー担持体としてのスリーブ70
2と、フレーム701内に収容されているトナー706
を攪拌するアジテータ704が設けられている。スリー
ブ702の上部側には、現像ローラ上に供給されたトナ
ー層を一定の厚さに規制するブレード703が設けられ
ている。さらに、スリーブ702の上には、ペルチェ素
子等を利用した冷却素子705が配置されている。冷却
素子705は、好ましくは、スリーブ702までの距離
がブレード703とスリーブ702の間隔と等しくなる
ように配置される。この場合、冷却素子705はブレー
ド703と同じ機能を果たすので、ブレード703を省
いてもよい。
【0042】現像動作を開始すると、フレーム701に
蓄えられたトナー706がアジテータ704によって攪
拌されスリーブ702に供給される。供給されたトナー
はブレード703の規制作用によって均一薄層状にされ
る。さらに、スリーブ702上のトナーは冷却素子70
5によって外側から冷却されながら搬送される。トナー
排出口に達したトナーは、スリーブ702から像担持体
730上に形成された静電潜像に選択的に移行され現像
が行われる。
【0043】現像時、トナーは像担持体730より熱を
受けるが、現像前に冷却素子705により十分冷やされ
ているため、溶融することなく現像が行われる。
【0044】[現像器2]現像器の第二例を図10に示
す。現像器700の構成は上述の現像器1と同じであ
る。像担持体730の近傍に温度センサ710が配置さ
れ、冷却素子705を制御する温度制御装置711が設
けられている。温度制御装置711は、温度センサ71
0が検知した像担持体730の温度を入力データとし、
この入力データを基にしてトナーの冷却素子705の設
定温度を算出して、冷却温度を変えるものである。
【0045】画像形成の動作を開始すると、温度センサ
710が像担持体730の温度を検出する。この温度を
基にして、現像時に溶融しない温度にトナーを冷却する
よう冷却素子705の温度設定を行う。
【0046】転写媒体により、定着部の温度制御等を行
った場合、像担持体730の温度が変化する。この変化
する何れの温度にも適した温度設定が行え、最適の現像
が行える。
【0047】[現像器3]現像器の第三例を図11に示
す。現像器700は像担持体730に近接して配置され
ている。像担持体730に近接して配置されるトナー担
持体としてのベルト状のスリーブ707を有している。
このスリーブ707は二つの支持ローラ708と709
に掛けられている。フレーム701内には、蓄えられて
いるトナー706を攪拌しスリーブ707に供給するア
ジテータ704が設られている。スリーブ707の上部
側には、スリーブ上に供給されたトナー層を一定の厚さ
に規制するブレード703が設けられている。さらに、
ベルト状スリーブ707の上部側には、ペルチェ素子等
を利用した冷却素子705が配置されている。冷却素子
705は、好ましくは、スリーブ702までの距離がブ
レード703とスリーブ702の間隔と等しくなるよう
に配置される。この場合、冷却素子705はブレード7
03と同じ機能を果たすので、ブレード703を省いて
もよい。
【0048】現像動作を開始すると、フレーム701に
蓄えられたトナー706がアジテータ704によって攪
拌されスリーブ707に供給される。供給されたトナー
はブレード703の規制作用によって均一薄層状にされ
る。さらに、トナーはベルト状のスリーブ707上で冷
却素子705によって外側から冷却されながら搬送され
る。現像領域に達したトナーは、スリーブ707から像
担持体730上に形成された静電潜像に選択的に移行さ
れ現像が行われる。
【0049】現像時、トナーは像担持体730より熱が
受けるが、現像前に冷却素子705により十分冷やされ
るため、溶融することなく現像が行われる。
【0050】[現像器4]現像器の第四例の構成を図1
2と図13に示す。図12に示すように、現像器700
は像担持体730に近接して配置されている。現像器7
00のフレーム701は断熱材料で構成されており、こ
のフレーム内には、像担持体730に近接して配置され
るトナー担持体としてのスリーブ702と、フレーム7
01内に蓄えられているトナー706を攪拌し、スリー
ブ702に供給するアジテータ704が設けられてい
る。スリーブ702の上部側には、スリーブ上に供給さ
れたトナー層を一定の厚さに規制するブレード703が
設けられている。さらに、スリーブ702の上部側に
は、ペルチェ素子等を利用した冷却素子705が配置さ
れている。この冷却素子705は、スリーブ702まで
の間隔がトナー層の厚さにぼぼ等しくなるように配設さ
れている。ヒートパイプ712は、スリーブ702の表
面に接しながら従動回転するようフレーム701に軸支
されている。また、図13に示すように、ヒートパイプ
712の片側の端部は現像器700の外部に突出してお
り、その端部には放熱フィン713が設けられている。
【0051】現像動作を開始すると、フレーム701に
蓄えられたトナー704がアジテータ704によって攪
拌されスリーブ702に供給される。供給されたトナー
はブレード703の規制作用によって均一薄層状にされ
る。さらに、スリーブ702上のトナーは冷却素子70
5によって外側から冷却されながら搬送される。現像領
域に達したトナーは、スリーブ702から像担持体73
0上に形成された静電潜像に選択的に移行され現像が行
われる。現像後、スリーブ表面に伝わった熱はヒートパ
イプ712により吸熱され、ヒートパイプ712を介し
て現像器の外部に排出される。
【0052】スリーブ702が蓄熱しないため、現像器
内のトナーの温度または現像器の温度を上昇させず、ト
ナーのブロッキングを防止することができ、良好な現像
を行なえる。この例ではヒートパイプを使用したが、こ
れに限定されることなく、他の冷却手段を使用しても同
様の効果が得られる。
【0053】[現像器5]現像器の第五例の構成を図1
4に示す。現像器700は、像担持体730にトナーを
搬送するためのベルト状のスリーブ707を有してい
る。スリーブ707は支持ローラ708と709に掛け
られている。フレーム701内には、蓄えられているト
ナー706を攪拌しスリーブ707に供給するアジテー
タ704が設けられている。スリーブ707の上部側に
は、スリーブ上に供給されたトナー層を一定の厚さに規
制するブレード703が設けられている。さらに、ベル
ト状スリーブ707の上部側には、ペルチェ素子等を利
用した冷却素子705が配置されている。この冷却素子
705は、冷却素子とスリーブの間隔がトナーの層の厚
さにほぼ等しくなるように配置されている。ヒートパイ
プ712は、ベルト状スリーブ707に接しながら従動
回転するようフレーム701に軸支されている。ヒート
パイプ712は、図13に示した現像器4と同様に、片
側の端部は現像器700の外部に突出しており、その端
部には放熱フィン713が取り付けられている。
【0054】現像動作を開始すると、フレーム701に
蓄えられたトナー706がアジテータ704によって攪
拌されスリーブ707に供給される。供給されたトナー
はブレード703の規制作用によって均一薄層状にされ
る。さらに、トナーはベルト状のスリーブ707上で冷
却素子705によって外側から冷却されながら搬送され
る。現像領域に達したスリーブは、スリーブ707から
像担持体730上に形成された静電潜像に選択的に移行
され現像が行われる。現像終了後、像担持体からスリー
ブに伝わった熱はヒートパイプ712に吸収され、ヒー
トパイプの端部の放熱フィンを介して現像器の外部に放
射される。
【0055】スリーブ707に溜まった熱がヒートパイ
プ712を介して外部に放射されるので、現像器とトナ
ーの温度上昇が抑えられ、トナーのブロッキングが防止
され、良好な現像が行なえる。この例では、ヒートパイ
プを使用したが、他の冷却手段を使用してもよい。
【0056】[現像器6]これまで説明した現像器1な
いし現像器5は冷却素子でトナーの温度上昇を抑える構
成であったが、ここでは別の手法によりトナーの温度上
昇を抑える現像器について図15を参照しながら説明す
る。なお、ここで説明する現像器は、前述の現像器1な
いし現像器5の構成と組み合わせて使用すると更に好ま
しい。
【0057】本例は、トナーが像担持体ベルトに接触し
ない非接触式の現像器で、現像間隔は0.5〜1mm程
度である。トナーは一成分の絶縁性で、ブレード133
または攪拌器704で帯電させる。現像ローラ131
は、表面が導電層で構成されており、この導電層に現像
バイアスとしてDC250〜500VにAC500〜1
KHzを重乗した電圧が印加される。これにより、帯電
したトナー粒子は振動しながら現像ローラ131上で保
持搬送され、ベルト120上の潜像電荷に引きつけら
れ、ジャンプして現像に供せられる。この方式によれ
ば、接触式の現像器に比べてベルト120からの熱伝導
量は更に少なくなった。このように非接触式の現像器で
は、高温の像担持体と低温の現像器との隙間を大きくで
きるため熱の移動量を小さくできる。非接触式の現像器
としては、このほかにミスと現像法やクラウド現像法等
を使用したものがある。接触式では現像間隔は250μ
mであるが、ジャンピング現像では300〜1000μ
m、クラウド現像法では1〜10mm離すことができ
る。
【0058】[現像器の制御]これまで説明した現像器
のシーケンス制御回路を図16に示す。制御手順を記述
したプログラムを記憶したROMおよびワークメモリ用
RAMをチップ外に持ったマイクロコンピュータ(CP
U)502に操作パネル503からプリント指令等を入
力する。像担持体ベルトの駆動軸に取付けられたエンコ
ーダ505、記録用紙の搬送路に設けられた用紙タイミ
ング検知センサー等の各種センサー506からの状態信
号はI/Oドライバー507を介してCPU502に入
力される。ホストコンピューターからの画像信号は画像
処理装置520で印字タイミング順に配列されたり階調
信号に変換された後、イオンヘッド101に入力され
る。イオンヘッド101は画像に対応したイオンを発生
し、像担持体上に潜像を形成する。CPU502の制御
出力信号は、I/Oドライバー508により分離増幅さ
れ、駆動モータ508やソレノイド131等の各種アク
チュエータを駆動する。上述したベルトの離間動作のた
めのソレノイド131の動作手順はメモリ501上にR
AMのプログラムに記述されている。
【0059】2.「ドラム式画像形成装置」図18に示
すように、ドラム140は、アルミ材の円筒144の上
に、5〜2000μmの厚さの弾性体層143、1〜5
μmの厚さの導電層142、10〜25μmの厚さの像
形成用の絶縁層141を順に積層した構造となってい
る。絶縁層141、導電層142、弾性体層143、円
筒144の材料としては、それぞれ、前述のベルト12
0における絶縁層121、導電層122、弾性体層12
3、支持体層124と同じものが使用できる。また各層
の機能は適時統合したり省略できる、たとえば、ドラム
140は、アルミの円筒に10〜30μmの厚さのテフ
ロンを一層だけコートしたものでもよい。
【0060】図17に示すように、ドラム140の内部
には、その表面温度を105〜145℃に保つためのハ
ロゲンランプ等の発熱体150が設けられている。ドラ
ム140の周りには、イオンヘッド101、現像器70
0、圧接ローラ407、クリーナー408が設けられて
いる。これらは、いずれも機能的には、「ベルト式画像
形成装置」で説明したものと同じものである。
【0061】現像器700は、ドラム140から必要に
応じて遠ざけることができるように設けられている。現
像器700は、支持体137の上に移動可能に配置され
ていて、支持体137に設けた軸を中心に回転可能なレ
バー136の端部に連結されている。レバー136の反
対側の端部には、現像器700をドラム140から遠ざ
ける方向に弾性力が働くばね134と、その反対方向に
力を与えるソレノイド135が取り付けられている。こ
れにより現像器700は、ソレノイドのオンオフに対応
して、ドラム140に接近した現像位置とドラム140
から離れた退避位置との間を移動する構成となってい
る。現像ローラとドラム14の間隔は、現像位置で0.
25mm、退避位置で1〜5mmとなるように設定され
ている。
【0062】イオンヘッド101により像担持体ドラム
140に画像信号に基づき静電潜像を形成する。このと
きドラム140の表面温度は105〜145℃に保たれ
ている。ドラム140上の静電潜像は現像器700によ
り現像されトナー像の顕像となる。更にトナー像はこの
ドラム140上で溶融された後、圧接ローラ105で圧
接された記録紙107に転写される。現像器700は、
現像が不要なときは、退避位置にまで遠ざけられてい
る。
【0063】現像器700は、現像動作中と退避中とを
問わず、現像ローラが回転され、冷却素子が運転され
る。これにより、高温のドラム140から直接伝わる熱
あるいは空気層や支持部材を介して間接的に伝わる熱に
よる温度上昇が防止される。現像器700は、用紙詰ま
り(ジャム)や、停電等の異常時に現像ローラの回転が
止まったときだけ退避される構成としてもよい。あるい
は、現像器700の温度がトナーの硝子転移点の温度
(約40〜50℃)以上になった時だけ冷却素子が運転
される構成としてもよい。
【0064】3.「ソリッドトナー式画像形成装置」 〈装置全体〉この装置の特徴は、トナーの溶融温度に非
常に近い高温で現像を行ない、ドラム上でトナーを溶融
し、熱転写する点である。現像と転写の間の温度差が2
0〜30℃と小さいため、高速プリントにおいても熱損
失の小さいという利点がある。
【0065】装置構成は、図19に示すように、図17
の装置と似ていて、イオンヘッド101、ドラム14
0、圧接ローラ407、クリーナー408は、図17の
装置と全く同じである。ただ、ドラム140の内部のハ
ロゲンランプ150は、ドラム温度センサーとハロゲン
ランプ用電力制御手段により、ドラム140の表面温度
を110〜130℃に保つように制御される。
【0066】異なる構成としては、現像器700に代え
てソリッドトナー現像器400が使用されている点、転
写前に予め記録紙405を加熱する加熱器406が設け
られている点、さらに、イオンヘッド101のイオン発
生部、ドラム140、ソリッドトナー現像器400、加
熱器406、圧接ローラ407を覆う断熱材410が設
けられている点である。断熱材410は硝子繊維をサン
ドイッチした難燃材が使用され、その内部のユニットの
表面には難燃の発泡材または植毛布が張り合わせされて
いる。
【0067】イオンヘッド101により像担持体ドラム
140に画像信号に基づき静電潜像を形成する。ドラム
140の表面温度は110〜130℃に保たれている。
ドラム140上の静電潜像は現像器400で現像されト
ナー像の顕像となる。トナー像はドラム140上で溶融
された後、記録紙405に圧接ローラ407で圧接転写
される。記録紙405は、溶融したトナーが繊維の中ま
で浸透するように、加熱器406によりトナーの溶融温
度近くまで予め加熱される。記録媒体が熱容量の大きい
厚手の用紙や熱伝導性の悪いプラスチック材の場合は全
体を温めずに記録表面を集中加熱する方法が電力消費の
点からも効率がよい。熱容量の小さい薄い用紙などでは
転写ローラ407をヒートローラにすることで予備加熱
がなくても十分な定着性が得られる。
【0068】〈現像器〉現像器400は、常温で固形の
現像剤いわゆるソリッドトナー320の供給手段302
と、ソリッドトナー320を溶融するため80〜90℃
に保たれたヒートローラ403と、溶融したソリッドト
ナーをヒートローラ403との間で練り合わせながら薄
い被膜を表面に形成し、これをドラム140に供給する
ことで静電潜像を現像する現像ローラ404とを備えて
いる。
【0069】〈ソリッドトナー〉常温で固形の現像剤い
わゆるソリッドトナー320については、特開昭63−
167375、特開平2−81073、特開平5−19
7297に記載されており、詳しくはそちらを参照され
たし。
【0070】60〜100℃で溶融して分散媒体(キャ
リアー)となる材料としては、パラフィン類(炭素数1
9〜60の正パラフィン)、ロウ類(カルナウバロウ、
ミツロウ、パラフィンロウ)があげられる。溶融した分
散媒体(キャリアー)の中で固形のまま存在するトナー
成分は、発色材とバインダー樹脂と帯電制御剤で構成さ
れ、粒径は0.2〜1.5μm程度である。発色材とし
ては、無機顔料(クロム系顔料、カドミューム系顔料鉄
系顔料、コバルト系顔料)、有機顔料、染料、カーボン
ブラック等が用いられる。バインダー樹脂としては、ゴ
ム類、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、アルキド樹脂等が用いられる。帯電制御剤とし
ては、ナフテン酸、オクテン酸、オレイン酸、等が用い
られる。さらにAl2 O3 、TiO2 、Ca2 O3 等の
金属酸化物等の微粉体を混入してもよい。これらの組み
合わせで分散用媒体(キャリアー)とバインダー樹脂の
融点をできるだけ近くした構成を選択することで、熱損
失を少なくすることができる。
【0071】〈別の現像器〉図19の装置に使用できる
別の現像器を図20に示す。図20に示すように、常温
で固形のソリッドトナー320はホルダー321に納め
られ、現像ローラ301に軽く押し付けられている。現
像ローラ301の内部には、これを加熱する発熱体31
3、これを冷却する冷却体316aと316b、その温
度を検知する温度センサー312が設けられている。
【0072】装置の電源投入時時点では現像ローラ30
1は発熱体313により加熱され素早く約80〜90℃
になる。現像ローラ301は像形成ドラム140と接し
ているためドラムの温度が高くなるとこちらからも温め
られる。したがって、この時点で発熱体313への通電
を切り、冷却するために冷却器316aと316bを動
作させる。冷却器316aと316bは図21に示すよ
うにヒートパイプ318とその先に放熱フィン317が
取付けられており、その放熱フィン317は冷却ファン
314により冷却効果が高められている。
【0073】〈現像器の温度制御〉現像ローラ301の
温度を一定に保つための制御は温度センサー312によ
り温度を検知し、温度が所定値Bより低ければ発熱体を
オンし、別の所定の値Aより高ければ冷却器のファンを
オンする。この構成を制御する回路例を図22に示す。
マイクロコンピュータ(CPU)510は制御プログラ
ムを記述したROMおよびRAMおよびCPUとA/D
変換機能を持つワンチップマイクロコンピュータであ
る。マイクロコンピュータ(CPU)510は入力され
た温度センサー312のアナログ信号をデジタル信号に
変換した後、あらかじめ設定さた値Bおよび値Bより幾
分高く設定された値Aと比較し、その結果により制御信
号をドライバー513に出力し、ヒーター313とファ
ン514を制御する。
【0074】ヒーター313の制御手順は値Bより低い
場合はヒーター313をオンさせ、高い場合はオフさせ
る。またファンの制御手順は値Aより低い場合はオフと
し、高い場合はオンさせる。これらの制御状態を電源オ
ン時からプリント動作時で安定するまでの一例を図23
に示す。
【0075】〈現像器のトナー量制御〉ローラーに押し
当てられたソリッドトナー320は溶融し、膜厚制御ロ
ーラ322により薄い層を現像ローラー301上に形成
する。ブレード324は、濃度が著しく薄くなったり、
紙粉等が混入して現像むらが生じたとき等に、必要に応
じローラー312に押し当てられ、現像後のトナーを掻
き落とす。
【0076】ローラ上に薄い層を形成している分散剤
(キャリアー)は、現像により減少した分が新しく自動
的に補給される。具体的には、反射型光学センサー31
1により溶融したソリッドトナーの滞留量が検出され、
検出量が少ない場合、モーター315が運転され、これ
に取り付けられたリードスクリュー323によりソリッ
ドトナー320が送り出され、検出値が一定値になった
時点でモーター315が停止される。こうして溶融して
いるソリッドトナー量は常に一定に保たれる。補給の動
作の制御回路は図22に示す如く温度制御用のCPUで
併用でき、制御手順もプログラムに並記できる。
【0077】以上、実施例に基づいて本発明を説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内において種々の変形や応用が可能
である。たとえば本発明において、溶融したトナーは半
溶融状態のトナーも含まれることは、本発明が定着性の
改善に主眼をおいたものである上からも自明である。
【0078】また、潜像形成手段としては、イオンフロ
ーの手段と同等の機能を持つ多針電極記録ヘッドにより
潜像を形成する手段や、感光体上に静電潜像を形成した
後で像転写して静電潜像を像担持体に形成する手段を採
用してもよい。像担持体としてはドラム方式とベルト方
式について、また現像器については乾式現像法とソリッ
ドトナー法について述べたが、これらは自由に組み合わ
せてもよい。また本発明はプリンターを例にとって説明
したが、これらに限定されるものでなく、印刷機などに
も適用でき、モノクロからカラーの画像形成装置まで広
く活用ができるものである。
【0079】以上、実施例に基づいて説明したが、本明
細書には以下の発明が含まれる。
【0080】1. (構成) 画像信号に基づいて記録媒体上に画像を形成
する画像形成装置であって、像担持体と、像担持体に潜
像を形成する潜像形成手段と、潜像をトナーで現像し、
顕像を形成する現像器と、像担持体を加熱し、顕像のト
ナーを溶かして溶融像を形成する加熱手段と、像担持体
上の溶融像を記録媒体に転写する転写手段と、像担持体
全体をトナーの溶融温度の近傍の温度に保つ手段とを備
えている画像形成装置。
【0081】(作用) 像担持体は、全体が常にトナー
の溶融温度に近い温度に保たれる。
【0082】(効果) 像担持体を1サイクル内で冷却
と加熱を繰り返し行なっている従来例に比べると、消費
電力が少なく、像担持体の寿命が長く、したがって経済
的な画像形成装置が得られる。
【0083】2. (構成) 前項1において、像担持体が、絶縁性の外側
層と導電性の内側層とを有する二層構造のエンドレスの
ベルトで構成されている画像形成装置。
【0084】(作用) ベルトは所定の位置に設けられ
たローラーに巻き付けられ、それらの周りを巡回する。
絶縁層一層だけではベルトが薄すぎ、単に絶縁層を厚く
して対処するのでは誘電体としての特性に悪影響がでる
ため、ベース層として導電層が設けられている。
【0085】(効果) 各部材のレイアウトの自由度が
高く、設計時の制約が少ない。
【0086】3. (構成) 前項1において、像担持体が、絶縁性の最外
層と、その内側にある導電性の中間層と、その内側にあ
る弾性層と、最も内側にある支持基盤層とを有する四層
構造のエンドレスのベルトで構成されている画像形成装
置。
【0087】(作用) 四層構造のベルトは0.5〜5
mm厚の弾性層を有している。
【0088】(効果) 弾性層が厚いので、顕像転写時
に記録媒体の凹凸に順応し易く、転写抜けのない画像が
得られる。
【0089】4. (構成) 前項2または前項3において、ベルトを現像
器から遠ざける退避手段を更に備えている画像形成装
置。
【0090】(作用) たとえば、現像が必要なとき、
ベルトは現像器から現像に適した距離に配置され、現像
が不要なとき、ベルトは現像器から遠ざけられる。これ
により、トナーの溶融温度近くの温度に保たれている像
担持体の熱が現像器に伝わり難くなる。
【0091】(効果) 現像器に収容されている粉体ト
ナーの性質の変化や凝集が防止される。
【0092】5. (構成) 前項4において、退避手段は、現像器の近く
にベルトを案内する案内ローラーと、現像器のトナー供
給口に向かう位置とそこから外れた位置との間で、ベル
トの周長を変えることなく案内ローラーを移動させる手
段とを備えている画像形成装置。
【0093】(作用) 現像時、案内ローラーは現像器
のトナー供給口に向かう位置に移動され、現像不要時、
案内ローラーは現像器のトナー供給口に向かう位置から
外れた位置に移動される。これにより、トナーの溶融温
度近くの温度に保たれている像担持体の熱が現像器に伝
わり難くなる。
【0094】(効果) 現像器に収容されている粉体ト
ナーの性質の変化や凝集が防止される。
【0095】6. (構成) 前項1において、現像器は潜像を非接触で現
像するタイプのものである、画像形成装置。
【0096】(作用) 非接触で現像するタイプの現像
器は、接触で現像するタイプの現像器に比べて、高温の
像担持体から大きく離して配置される。これにより、ト
ナーの溶融温度近くの温度に保たれている像担持体の熱
が現像器に伝わり難くなる。
【0097】(効果) 現像器に収容されている粉体ト
ナーの性質の変化や凝集が防止される。
【0098】7. (構成) 前項1において、現像器は、記録媒体にトナ
ーを供給するため、トナーをスリーブの表面に保持して
トナー排出口まで搬送する搬送手段と、スリーブに保持
されるトナーを冷却する冷却手段とを備えている、画像
形成装置。
【0099】(作用) 像担持体の熱を最も受けるトナ
ー排出口付近のトナーが冷却される。
【0100】(効果) 像担持体からの熱によってトナ
ーが記録媒体に供給される前に溶融するのが防止され
る。
【0101】8. (構成) 前項7において、冷却手段は、スリーブの表
面に保持されたトナーを外側から冷却する冷却素子を有
している、画像形成装置。
【0102】(作用) スリーブに保持されているトナ
ーが、トナー排出口に搬送される間に冷却される。
【0103】(効果) 像担持体からの熱によってトナ
ーが記録媒体に供給される前に溶融するのが防止され
る。
【0104】9. (構成) 前項8において、冷却素子はスリーブと相俟
って一定幅の隙間を形成している、画像形成装置。
【0105】(作用) スリーブに保持されたトナーの
層は冷却素子を通過する際に冷却素子とスリーブの隙間
に等しい厚さにならされる。
【0106】(効果) 通常、トナーの層の厚さを規定
するために設けられるブレードを省くことができる。
【0107】10. (構成) 前項8または前項9において、スリーブが、
従動ローラーにより巡回されるベルト状スリーブであ
る、画像形成装置。
【0108】(作用) スリーブに保持されているトナ
ーはトナー排出口に搬送される間に冷却されるが、スリ
ーブがベルト状であるため、トナーがスリーブに供給さ
れる位置からトナー排出口までを長く設定できる。これ
により冷却効果が高められる。
【0109】(効果) 像担持体からの熱によってトナ
ーが記録媒体に供給される前に溶融するのが防止され
る。
【0110】11. (構成) 前項8において、冷却手段は、温度を検出す
るセンサーと、センサーで検出した温度に基づいて冷却
素子を制御する手段とを更に有している、画像形成装
置。
【0111】(作用) センサーにより像担持体の温度
を検出し、検出した温度に基づいて冷却素子を制御し、
像担持体に供給されるトナーをたとえば現像時に溶融し
ない所定の温度に保つ。
【0112】(効果) 記録媒体の種類によっては、転
写定着性を良くするために定着部の温度制御等を行なう
ことがある。この場合には像担持体の温度が変わる。ト
ナーは像担持体の温度に応じた適温に保たれ、良好な現
像が行なえる。
【0113】12. (構成) 前項7において、冷却手段は、スリーブの表
面に接して配置されたヒートパイプで、少なくとも一方
の端部は冷却器の外部に延出しており、その端部には空
冷フィンが設けられているヒートパイプを有している、
画像形成装置。
【0114】(作用) 像担持体からの放熱等によって
スリーブに蓄積した熱はヒートパイプを介して現像器の
外部に放射される。
【0115】(効果) スリーブに熱が蓄積しないた
め、トナーの温度上昇が抑制される。
【0116】13. (構成) 前項1において、現像器のフレームは少なく
とも像担持体に近い部分が断熱材料で作られている、画
像形成装置。
【0117】(作用) 像担持体や装置内部からの熱が
現像器のフレームに伝わり難くなる。
【0118】(効果) 現像器のフレームに熱が伝わり
難いので、トナーの温度上昇が抑えられる。
【0119】14. (構成) 前項1において、像担持体は最も外側にある
絶縁層とその内側にある導電層とを備えたドラムであ
り、現像器を像担持体から遠ざける退避手段を更に備え
ている画像形成装置。
【0120】(作用) たとえば、現像時、現像器は像
担持体から現像に適した距離に近づけられ、現像不要
時、現像器は像担持体から遠ざけられる。これにより、
トナーの溶融温度近くの温度に保たれている像担持体の
熱が現像器に伝わり難くなる。
【0121】(効果) 現像器に収容されている粉体ト
ナーの性質の変化や凝集が防止される。
【0122】15. (構成) 前項1において、潜像形成手段と転写手段を
他の構成から熱的に遮断する遮断手段を更に備えている
画像形成装置。
【0123】(作用) 画像形成時に高温で駆動される
像担持体と潜像形成手段と転写手段から発生する熱が逃
げ難くなる。また、高温になることが好ましくない他の
構成が加熱され難くなる。
【0124】(効果) 消費エネルギーが節約される。
【0125】16. (構成) 前項1において、現像器で使用される現像剤
は、常温で固化している高分子有機化合物を主成分とす
るキャリアーと、キャリアーの溶融点よりも高温で溶融
する有機化合物からなるトナーとを有し、現像器は、現
像剤をキャリアーの溶融点以上でトナーの溶融点よりも
低い温度に加熱して現像剤を溶かす溶融化手段と、溶融
化された現像剤を像担持体に供給する現像剤供給手段と
を有している、画像形成装置。
【0126】(作用) 固体の現像剤(ソリッドトナ
ー)は溶融化手段により溶かされ、溶けて液状となった
現像剤は現像剤供給手段により像担持体に供給され、像
担持体上の潜像を現像する。
【0127】(効果) 現像部において、ソリッドトナ
ーを溶融するために温度を上げるが、この温度は乾式ト
ナーがブロッキングを起こす温度よりも高い。現像部の
温度を上げることができ、転写部との温度差を小さくで
きる。
【0128】17. (構成) 前項16において、現像器は、現像剤供給手
段の温度を検出するセンサーと、現像剤供給手段を冷却
する冷却手段と、検出した温度に基づいて溶融化手段と
冷却手段を制御する手段とを更に備えている、画像形成
装置。
【0129】(作用) 最初、現像剤供給手段は常温で
固体の現像剤が十分に溶融する温度まで加熱される。そ
の後、像担持体から熱を受けるため、特に加熱する必要
がなくなると、溶融化手段の運転が停止される。引き続
き像担持体から熱を受けることで温度が上がり過ぎる
と、現像剤供給手段は冷却手段によって冷却される。こ
れにより現像剤供給手段は適正な温度に保たれる。
【0130】(効果) 現像剤供給手段が常に適正な温
度に保たれるので、良好な現像が行なえる。
【0131】18. (構成) 前項1において、潜像形成手段がイオン発生
手段である画像形成装置。
【0132】(作用) イオン発生手段により記録媒体
に直接、潜像が形成される。
【0133】(効果) 感光体を使用しないので経時変
化による画像の低下が生じない。
【0134】
【発明の効果】これまでに説明したように、本発明によ
れば、イオンフロー技術に代表される感光体を用いてい
ない方式の利点を十分に活かした画像形成装置が得られ
る。すなわち、省電力で、像担持体の寿命が長く、記録
媒体の選択幅が広く、高速で信頼性が高く、メンテナン
ス等での作業性の良い画像形成装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラム式の画像形成装置の従来例を示した図で
ある。
【図2】ベルト式の画像形成装置の従来例を示した図で
ある。
【図3】本発明によるベルト式画像形成装置の全体構成
を示した図である。
【図4】図3の装置のベルトの構造を示した図である。
【図5】図3に示される背面電極ローラの支持構造を示
した図である。
【図6】背面電極ローラの移動の軌跡を示した図であ
る。
【図7】画像形成装置で一般に使用される通常の現像器
の構造を示した図である。
【図8】現像器に適用できる公知の冷却装置の構成を示
した図である。
【図9】図3の装置に良好に適用できる現像器の第一例
の構成を示した図である。
【図10】図3の装置に良好に適用できる現像器の第二
例の構成を示した図である。
【図11】図3の装置に良好に適用できる現像器の第三
例の構成を示した図である。
【図12】図3の装置に良好に適用できる現像器の第四
例の構成を示した図である。
【図13】図12の現像器の外観を示した斜視図であ
る。
【図14】図3の装置に良好に適用できる現像器の第五
例の構成を示した図である。
【図15】図3の装置に適用できる非接触式の現像器の
構成を示した図である。
【図16】図9ないし図15の現像器に適用できるシー
ケンス制御回路図である。
【図17】本発明によるドラム式画像形成装置の全体構
成を示した図である。
【図18】図17に示したドラムの構造を示した断面図
である。
【図19】本発明によるソリッドトナー式画像形成装置
の全体構成を示した図である。
【図20】図19の装置に適用可能なソリッドトナー現
像器の構成を示した図である。
【図21】図20の現像器に取り付けられたヒートパイ
プを示した図である。
【図22】図20の現像器を制御する回路を示した図で
ある。
【図23】図22の回路による温度制御の一例を示した
図である。
【符号の説明】
101…イオンヘッド、103…現像器、104…加熱
ローラ、105…転写ローラ、120…像担持体ベル
ト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に基づいて記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置であって、 像担持体と、 像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、 潜像をトナーで現像し、顕像を形成する現像器と、 像担持体を加熱し、顕像のトナーを溶かして溶融像を形
    成する加熱手段と、 像担持体上の溶融像を記録媒体に転写する転写手段と、 像担持体全体をトナーの溶融温度の近傍の温度に保つ手
    段とを備えている画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、現像器で使用される現
    像剤は、常温で固化している高分子有機化合物を主成分
    とするキャリアーと、キャリアーの溶融点よりも高温で
    溶融する有機化合物からなるトナーとを有し、 現像器は、現像剤をキャリアーの溶融点以上でトナーの
    溶融点よりも低い温度に加熱して現像剤を溶かす溶融化
    手段と、溶融化された現像剤を像担持体に供給する現像
    剤供給手段とを有している、画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像信号に基づいて記録媒体上に画像を形
    成する画像形成装置であって、 像担持体と、 像担持体に潜像を形成するイオン発生手段と、 潜像をトナーで現像し、顕像を形成する現像器で、冷却
    手段を内蔵している現像器と、 像担持体を加熱し、顕像のトナーを溶かして溶融像を形
    成する加熱手段と、 像担持体上の溶融像を記録媒体に転写する転写手段と、 像担持体全体をトナーの溶融温度の近傍の温度に保つ手
    段とを備えている画像形成装置。
JP23565294A 1994-09-29 1994-09-29 画像形成装置 Withdrawn JPH08101602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6785490B2 (en) 2001-06-01 2004-08-31 Ricoh Company, Ltd. Developer and image formation apparatus having developer
JP2008040437A (ja) * 2005-09-16 2008-02-21 Ricoh Co Ltd 転写定着装置及び画像形成装置

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US6785490B2 (en) 2001-06-01 2004-08-31 Ricoh Company, Ltd. Developer and image formation apparatus having developer
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