JPH0810080Y2 - ヘリコプターの撮像装置支持装置 - Google Patents
ヘリコプターの撮像装置支持装置Info
- Publication number
- JPH0810080Y2 JPH0810080Y2 JP9325892U JP9325892U JPH0810080Y2 JP H0810080 Y2 JPH0810080 Y2 JP H0810080Y2 JP 9325892 U JP9325892 U JP 9325892U JP 9325892 U JP9325892 U JP 9325892U JP H0810080 Y2 JPH0810080 Y2 JP H0810080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- helicopter
- image pickup
- pickup device
- television camera
- imaging device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Studio Devices (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ヘリコプターのテレビ
ジョン・カメラ、航空写真用カメラ、その他のカメラ等
の撮像装置を撮影時機体外へ出し、機体移動時機体内に
収納する撮像装置支持装置に関する。
ジョン・カメラ、航空写真用カメラ、その他のカメラ等
の撮像装置を撮影時機体外へ出し、機体移動時機体内に
収納する撮像装置支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のヘリコプターの撮像装置支持装
置、例えばテレビジョン・カメラ支持装置は、図８に示
すように機体１の両側面を部分的に補強し、その一側面
にテレビジョン・カメラ支持アーム２をボルト又はクイ
ック・リリースピンで固定し、この支持アーム２の先端
にテレビジョンカメラ３を垂設してなるもので、テレビ
ジョン・カメラ３の反対側の他側面にはカウンタ・ウェ
イト支持アーム４をボルト又はクイック・リリースピン
で固定し、この支持アーム４の先端にテレビジョン・カ
メラ支持アーム２及びテレビジョン・カメラ３の重量に
見合うカウンタ・ウェイト５を取付け、左右のバランス
をとり、飛行の安全を図っている。
置、例えばテレビジョン・カメラ支持装置は、図８に示
すように機体１の両側面を部分的に補強し、その一側面
にテレビジョン・カメラ支持アーム２をボルト又はクイ
ック・リリースピンで固定し、この支持アーム２の先端
にテレビジョンカメラ３を垂設してなるもので、テレビ
ジョン・カメラ３の反対側の他側面にはカウンタ・ウェ
イト支持アーム４をボルト又はクイック・リリースピン
で固定し、この支持アーム４の先端にテレビジョン・カ
メラ支持アーム２及びテレビジョン・カメラ３の重量に
見合うカウンタ・ウェイト５を取付け、左右のバランス
をとり、飛行の安全を図っている。
【０００３】ところで、このテレビジョン・カメラ支持
装置では、機外にテレビジョン・カメラ３がある為、ヘ
リコプターの最高速度は６０Ｋｔ位となる。また、テレ
ビジョン・カメラ３の反対側面からの撮影は、機体を１
８０度動かさないとできない。さらに、テレビジョン・
カメラ３のレンズ窓に虫等が付いて汚れた時には、着陸
して拭きとらなければ撮影できない。
装置では、機外にテレビジョン・カメラ３がある為、ヘ
リコプターの最高速度は６０Ｋｔ位となる。また、テレ
ビジョン・カメラ３の反対側面からの撮影は、機体を１
８０度動かさないとできない。さらに、テレビジョン・
カメラ３のレンズ窓に虫等が付いて汚れた時には、着陸
して拭きとらなければ撮影できない。
【０００４】尚、近時あらゆる方向の撮影を可能にする
航空撮影用テレビジョンカメラ装置として機体の底部に
回転台を設け、この回転台にテレビジョン・カメラを上
下に揺動可能に取付けたものが提案（特開平３−２５０
８７０号公報）されているが、これは機外にテレビジョ
ン・カメラが取り付けられたままである為、前記従来例
と同様、ヘリコプターの最高速度は６０Ｋｔ位となり、
また、テレビジョン・カメラのレンズ窓に虫等が付いて
汚れた時には、着陸して拭きとらなければ撮影できな
い。
航空撮影用テレビジョンカメラ装置として機体の底部に
回転台を設け、この回転台にテレビジョン・カメラを上
下に揺動可能に取付けたものが提案（特開平３−２５０
８７０号公報）されているが、これは機外にテレビジョ
ン・カメラが取り付けられたままである為、前記従来例
と同様、ヘリコプターの最高速度は６０Ｋｔ位となり、
また、テレビジョン・カメラのレンズ窓に虫等が付いて
汚れた時には、着陸して拭きとらなければ撮影できな
い。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、カウ
ンタウェイトの取付けを無くし、あらゆる方向の撮影を
可能にすることは勿論のこと、ヘリコプターの最高速度
の制限を無くすることができ、またテレビジョン・カメ
ラを始めとし、航空写真用カメラ、その他のカメラ等の
撮像装置の窓が汚れても飛行中に機内からきれいにする
ことができるようにしたヘリコプターの撮像装置支持装
置を提供しようとするものである。
ンタウェイトの取付けを無くし、あらゆる方向の撮影を
可能にすることは勿論のこと、ヘリコプターの最高速度
の制限を無くすることができ、またテレビジョン・カメ
ラを始めとし、航空写真用カメラ、その他のカメラ等の
撮像装置の窓が汚れても飛行中に機内からきれいにする
ことができるようにしたヘリコプターの撮像装置支持装
置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案のヘリコプターの撮像装置支持装置は、ヘリコ
プターのカーゴルーム後部出入口付近の一部において、
左右にレールを垂直に機外まで突出して設け、この左右
のレールに該レールをローラにて挟む取付台枠を上下動
可能に取付けると共に、チェーン又はワイヤーを介し
て、電動モータ若しくは人力により昇降するようにな
し、この取付台枠に支持杆を介して撮像装置を装備して
なるものである。
の本考案のヘリコプターの撮像装置支持装置は、ヘリコ
プターのカーゴルーム後部出入口付近の一部において、
左右にレールを垂直に機外まで突出して設け、この左右
のレールに該レールをローラにて挟む取付台枠を上下動
可能に取付けると共に、チェーン又はワイヤーを介し
て、電動モータ若しくは人力により昇降するようにな
し、この取付台枠に支持杆を介して撮像装置を装備して
なるものである。
【０００７】
【作用】上記のように構成された本考案のヘリコプター
の撮像装置支持装置によれば、航空撮影時、撮像装置を
支持杆を介して装備した取付台枠をチェーン又はワイヤ
ーを介して、電動モータ若しくは人力により垂直なレー
ル上を下降して、撮像装置をヘリコプターのスキッドよ
り下方に位置させることにより、撮像装置はキャビンか
らのカメラマンによるリモートコントロールにより３６
０°方向変換しながらあらゆる方向の撮影が可能であ
る。機体移動時は、電動モータ若しくは人力により取付
台枠を垂直なレール上を上昇して、撮像装置をカーゴル
ーム内に収納することにより、ヘリコプターは撮像装置
により最高速度を制限されることがない。また、機体移
動時上記のように撮像装置がカーゴルーム内に収納され
るので、従来のように重心調整の為にカウンタウェイト
を設ける必要がない。さらに撮像装置のレンズ窓が汚れ
ても撮像装置をカーゴルーム内に収納することにより飛
行中に機内からきれいにすることができる。
の撮像装置支持装置によれば、航空撮影時、撮像装置を
支持杆を介して装備した取付台枠をチェーン又はワイヤ
ーを介して、電動モータ若しくは人力により垂直なレー
ル上を下降して、撮像装置をヘリコプターのスキッドよ
り下方に位置させることにより、撮像装置はキャビンか
らのカメラマンによるリモートコントロールにより３６
０°方向変換しながらあらゆる方向の撮影が可能であ
る。機体移動時は、電動モータ若しくは人力により取付
台枠を垂直なレール上を上昇して、撮像装置をカーゴル
ーム内に収納することにより、ヘリコプターは撮像装置
により最高速度を制限されることがない。また、機体移
動時上記のように撮像装置がカーゴルーム内に収納され
るので、従来のように重心調整の為にカウンタウェイト
を設ける必要がない。さらに撮像装置のレンズ窓が汚れ
ても撮像装置をカーゴルーム内に収納することにより飛
行中に機内からきれいにすることができる。
【０００８】
【実施例】本考案のヘリコプターの撮像装置支持装置の
一実施例をテレビジョン・カメラ支持装置の場合を図に
よって説明すると、図１，２，３に示すようにヘリコプ
ター１０のカーゴルーム１１の後部出入口付近の一部に
おいて、左右にレール１２を垂直な梯子フレーム１３の
両側端に取付けて機外まで突出している。この左右のレ
ール１２に図４，５，６に示すように該レール１２をロ
ーラ１４にて挟む平面扁平溝形、正面矩形の取付台枠１
５を上下動可能に取付けると共に梯子フレーム１３の上
端と下部の桟１６，１６′の中間に設けたスプロケット
１７，１７′に掛け渡したエンドレスチェーン１８の途
中に前記取付台枠１５の上辺中間を結合し、上端の桟１
６上のスプロケット１７の回転軸には図示せぬがウォー
ム機構を介して正逆駆動の電動モータの出力軸を連繋し
ている。前記取付台枠１５には上辺両側と下辺両側及び
下辺中間から斜め下方に支持杆１９を突設して、それら
支持杆１９の先端に撮像装置であるテレビジョン・カメ
ラ２０を取付けている。尚、２２はスキッドである。
一実施例をテレビジョン・カメラ支持装置の場合を図に
よって説明すると、図１，２，３に示すようにヘリコプ
ター１０のカーゴルーム１１の後部出入口付近の一部に
おいて、左右にレール１２を垂直な梯子フレーム１３の
両側端に取付けて機外まで突出している。この左右のレ
ール１２に図４，５，６に示すように該レール１２をロ
ーラ１４にて挟む平面扁平溝形、正面矩形の取付台枠１
５を上下動可能に取付けると共に梯子フレーム１３の上
端と下部の桟１６，１６′の中間に設けたスプロケット
１７，１７′に掛け渡したエンドレスチェーン１８の途
中に前記取付台枠１５の上辺中間を結合し、上端の桟１
６上のスプロケット１７の回転軸には図示せぬがウォー
ム機構を介して正逆駆動の電動モータの出力軸を連繋し
ている。前記取付台枠１５には上辺両側と下辺両側及び
下辺中間から斜め下方に支持杆１９を突設して、それら
支持杆１９の先端に撮像装置であるテレビジョン・カメ
ラ２０を取付けている。尚、２２はスキッドである。
【０００９】このように構成された実施例のヘリコプタ
ーの撮像装置支持装置によれば、ヘリコプター１０を飛
行して航空撮影する際、テレビジョン・カメラ２０を支
持杆１９を介して斜め下方に取付けた取付台枠１５を、
図示せぬ電動モータの駆動により梯子フレーム１３の上
端の桟１６上のスプロケット１７を回転し、エンドレス
チェーン１８を走行させて垂直なレール１２上を下降し
て、図１に示すようにテレビジョン・カメラ２０をヘリ
コプター１０のスキッド２２よりも下方に位置させる。
かくしてテレビジョン・カメラ２０は、キャビン２３か
らのカメラマンによるリモートコントールにより３６０
度方向変換しながらあらゆる方向の撮影が可能である。
機体を移動する際は、電動モータの逆駆動によりスプロ
ケット１７を逆回転し、エンドレスチェーン１８を逆に
走行させて垂直なレール１２上を上昇して図７に示すよ
うにテレビジョン・カメラ２０をカーゴルーム１１内に
収納する。かくして、ヘリコプター１０は、テレビジョ
ン・カメラ２０により最高速度を制限されることなく飛
行できる。また、機体を移動する際、上記のようにテレ
ビジョン・カメラ２０がカーゴルーム１１内に収納され
るので、従来のように重心調整の為にカウンタウェイト
を設ける必要がない。さらに、テレヒジョン・カメラ２
０のレンズ窓が汚れてもテレビジョン・カメラ２０をカ
ーゴルーム１１内に収納することにより、飛行中に機内
からきれいにすることができる。
ーの撮像装置支持装置によれば、ヘリコプター１０を飛
行して航空撮影する際、テレビジョン・カメラ２０を支
持杆１９を介して斜め下方に取付けた取付台枠１５を、
図示せぬ電動モータの駆動により梯子フレーム１３の上
端の桟１６上のスプロケット１７を回転し、エンドレス
チェーン１８を走行させて垂直なレール１２上を下降し
て、図１に示すようにテレビジョン・カメラ２０をヘリ
コプター１０のスキッド２２よりも下方に位置させる。
かくしてテレビジョン・カメラ２０は、キャビン２３か
らのカメラマンによるリモートコントールにより３６０
度方向変換しながらあらゆる方向の撮影が可能である。
機体を移動する際は、電動モータの逆駆動によりスプロ
ケット１７を逆回転し、エンドレスチェーン１８を逆に
走行させて垂直なレール１２上を上昇して図７に示すよ
うにテレビジョン・カメラ２０をカーゴルーム１１内に
収納する。かくして、ヘリコプター１０は、テレビジョ
ン・カメラ２０により最高速度を制限されることなく飛
行できる。また、機体を移動する際、上記のようにテレ
ビジョン・カメラ２０がカーゴルーム１１内に収納され
るので、従来のように重心調整の為にカウンタウェイト
を設ける必要がない。さらに、テレヒジョン・カメラ２
０のレンズ窓が汚れてもテレビジョン・カメラ２０をカ
ーゴルーム１１内に収納することにより、飛行中に機内
からきれいにすることができる。
【００１０】尚、上記実施例は、電動モータによりテレ
ビジョン・カメラ２０を昇降する場合であるが、人力に
よりテレビジョン・カメラ２０を昇降する場合は、スプ
ロケット１７の回転軸にウォーム機構を連繋し、トルク
チューブを介してカメラマン席から操作できるようにす
ると良い。
ビジョン・カメラ２０を昇降する場合であるが、人力に
よりテレビジョン・カメラ２０を昇降する場合は、スプ
ロケット１７の回転軸にウォーム機構を連繋し、トルク
チューブを介してカメラマン席から操作できるようにす
ると良い。
【００１１】
【考案の効果】以上の通り本考案のヘリコプターの撮像
装置支持装置によれば、航空撮影時、撮像装置を機体内
より下降してスキッドより下方に位置させることができ
て、キャビンからのカメラマンによるリモートコントロ
ールによりあらゆる方向の撮影が可能となる。また、機
体移動時撮像装置を機体内に収納することができて、ヘ
リコプターは最高速度を制限されずに飛行できる。さら
に、撮像装置は航空撮影時機体底部よりスキッドの下方
に下降せしめられるので、重心調整の為のカウンタウェ
イトは設ける必要がない。さらに撮像装置のレンズ窓が
汚れても機体内に収納することにより飛行中でもきれい
にすることができる。
装置支持装置によれば、航空撮影時、撮像装置を機体内
より下降してスキッドより下方に位置させることができ
て、キャビンからのカメラマンによるリモートコントロ
ールによりあらゆる方向の撮影が可能となる。また、機
体移動時撮像装置を機体内に収納することができて、ヘ
リコプターは最高速度を制限されずに飛行できる。さら
に、撮像装置は航空撮影時機体底部よりスキッドの下方
に下降せしめられるので、重心調整の為のカウンタウェ
イトは設ける必要がない。さらに撮像装置のレンズ窓が
汚れても機体内に収納することにより飛行中でもきれい
にすることができる。
【図１】本考案のヘリコプターの撮像装置支持装置の一
実施例を示す側面図である。
実施例を示す側面図である。
【図２】図１のＡ矢視正面図である。
【図３】図１のＢ矢視平面図である。
【図４】図１の撮像装置支持装置の拡大側面図である。
【図５】図４の撮像装置支持装置の正面図である。
【図６】図４の撮像装置支持装置の平面図である。
【図７】図１の撮像装置支持装置において機体移動時撮
像装置をカーゴルーム内に収納させた状態を示す側面図
である。
像装置をカーゴルーム内に収納させた状態を示す側面図
である。
【図８】従来のヘリコプターのテレビジョン・カメラ支
持装置の平面図である。
持装置の平面図である。
１０ ヘリコプター １１ カーゴルーム １２ レール １４ ローラ １５ 取付台枠 １８ エンドレスチェーン １９ 支持杆 ２０ テレビジョン・カメラ（撮像装置）
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘリコプターのカーゴルーム後部出入口
付近の一部で左右にレールを垂直に機外まで突出して設
け、この左右のレールに該レールをローラにて挟む取付
台枠を上下動可能に取付けると共に、チェーン又はワイ
ヤーを介して、電動モータ若しくは人力により昇降する
ようになし、この取付台枠に支持杆を介して撮像装置を
装備してなるヘリコプターの撮像装置支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325892U JPH0810080Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ヘリコプターの撮像装置支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325892U JPH0810080Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ヘリコプターの撮像装置支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653400U JPH0653400U (ja) | 1994-07-19 |
| JPH0810080Y2 true JPH0810080Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=14077470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9325892U Expired - Lifetime JPH0810080Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ヘリコプターの撮像装置支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810080Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010104564A (ko) * | 2000-05-15 | 2001-11-26 | 사태형 | 무선 영상 촬영장치의 방진구조 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP9325892U patent/JPH0810080Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0653400U (ja) | 1994-07-19 |
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