JPH08100621A - 4サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの潤滑装置Info
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- JPH08100621A JPH08100621A JP23934094A JP23934094A JPH08100621A JP H08100621 A JPH08100621 A JP H08100621A JP 23934094 A JP23934094 A JP 23934094A JP 23934094 A JP23934094 A JP 23934094A JP H08100621 A JPH08100621 A JP H08100621A
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- Japan
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- valve
- air
- mixture
- passage
- intake
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 4サイクルエンジンにおいて、簡易に各部を
潤滑する。また、混合気の吸入効率を高める。 【構成】 ピストン6の往復動に伴って圧力が変動する
クランク室4を有する4サイクルエンジンにおいて、気
化器26とクランク室4とを連通する吸気通路27と、
クランク室4内の負圧の高まりにより気化器26からク
ランク室4への混合気の導入を許容するバルブ28とを
設ける。そして、シリンダ2aに連通する吸気ポート2
1とクランク室4とを第一の混合気通路22で連通し、
吸気ポート21に開口部24を介して連通する動弁機構
収納空間13とクランク室4とを第一の混合気通路22
とは別経路の第二の混合気通路23で連通する。これに
より、エンジンの動作に伴い、混合気中に含まれている
潤滑油によって各部を潤滑する。また、第一の混合気通
路22を混合気が通過するため、混合気の過熱が防止さ
れ、吸入効率が高まる。
潤滑する。また、混合気の吸入効率を高める。 【構成】 ピストン6の往復動に伴って圧力が変動する
クランク室4を有する4サイクルエンジンにおいて、気
化器26とクランク室4とを連通する吸気通路27と、
クランク室4内の負圧の高まりにより気化器26からク
ランク室4への混合気の導入を許容するバルブ28とを
設ける。そして、シリンダ2aに連通する吸気ポート2
1とクランク室4とを第一の混合気通路22で連通し、
吸気ポート21に開口部24を介して連通する動弁機構
収納空間13とクランク室4とを第一の混合気通路22
とは別経路の第二の混合気通路23で連通する。これに
より、エンジンの動作に伴い、混合気中に含まれている
潤滑油によって各部を潤滑する。また、第一の混合気通
路22を混合気が通過するため、混合気の過熱が防止さ
れ、吸入効率が高まる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合気中に含ませた潤
滑油によってクランク室内や動弁機構の潤滑を行なうよ
うにした4サイクルエンジンの潤滑装置に関する。
滑油によってクランク室内や動弁機構の潤滑を行なうよ
うにした4サイクルエンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】草刈機等の携帯用作業機は様々な向きに
傾けたオールポジションで運転されるため、このような
携帯用作業機においては燃料と潤滑油とを混合させた混
合燃料を使用する2サイクルエンジンを搭載することが
一般的である。しかし、近年では、排気ガス浄化の必要
性からこのような携帯用作業機においても4サイクルエ
ンジンの搭載が検討されている。ここで、携帯用作業機
に搭載するようにした4サイクルエンジンとしては実開
平4−93707号公報に開示されたものがあり、オイ
ルパンの形状を工夫することによって携帯用作業機を一
定の範囲内で傾けた場合でもオイルパン内に貯留された
潤滑油が漏れ出さないようにしている。
傾けたオールポジションで運転されるため、このような
携帯用作業機においては燃料と潤滑油とを混合させた混
合燃料を使用する2サイクルエンジンを搭載することが
一般的である。しかし、近年では、排気ガス浄化の必要
性からこのような携帯用作業機においても4サイクルエ
ンジンの搭載が検討されている。ここで、携帯用作業機
に搭載するようにした4サイクルエンジンとしては実開
平4−93707号公報に開示されたものがあり、オイ
ルパンの形状を工夫することによって携帯用作業機を一
定の範囲内で傾けた場合でもオイルパン内に貯留された
潤滑油が漏れ出さないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平4−9
3707号公報に開示された4サイクルエンジンを搭載
した携帯用作業機においては、この4サイクルエンジン
が略倒立状態となるように携帯用作業機を傾けた場合に
はオイルパンからの潤滑油の漏れ出しが発生するため、
この携帯用作業機をオールポジションで使用することは
できない。
3707号公報に開示された4サイクルエンジンを搭載
した携帯用作業機においては、この4サイクルエンジン
が略倒立状態となるように携帯用作業機を傾けた場合に
はオイルパンからの潤滑油の漏れ出しが発生するため、
この携帯用作業機をオールポジションで使用することは
できない。
【0004】また、オイルパンは重量物であり、しか
も、このオイルパン内には多量の潤滑油が貯留されてお
り、さらに、動弁系部品による重量増加も加わるため、
同じ排気量の2サイクルエンジンと比べて大幅な重量増
となり、作業者の労力が増大している。
も、このオイルパン内には多量の潤滑油が貯留されてお
り、さらに、動弁系部品による重量増加も加わるため、
同じ排気量の2サイクルエンジンと比べて大幅な重量増
となり、作業者の労力が増大している。
【0005】また、潤滑油の補給、点検、交換等のメン
テナンスが必要であり、取扱上煩雑である。
テナンスが必要であり、取扱上煩雑である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピストンの往復動に伴って圧力が変動するクランク室を
有する4サイクルエンジンにおいて、気化器とクランク
室とを連通する吸気通路と、クランク室内の負圧の高ま
りにより開放されて気化器側からクランク室側への潤滑
油を含んだ混合気の導入を許容するバルブと、シリンダ
内に連通された吸気ポートとクランク室とを連通する第
一の混合気通路と、吸気バルブ及び排気バルブを開閉さ
せる動弁機構を収納する動弁機構収納空間とクランク室
とを連通する第一の混合気通路とは別経路の第二の混合
気通路と、動弁機構収納空間と吸気ポートとを連通する
一又は二以上の開口部とを設けた。
ピストンの往復動に伴って圧力が変動するクランク室を
有する4サイクルエンジンにおいて、気化器とクランク
室とを連通する吸気通路と、クランク室内の負圧の高ま
りにより開放されて気化器側からクランク室側への潤滑
油を含んだ混合気の導入を許容するバルブと、シリンダ
内に連通された吸気ポートとクランク室とを連通する第
一の混合気通路と、吸気バルブ及び排気バルブを開閉さ
せる動弁機構を収納する動弁機構収納空間とクランク室
とを連通する第一の混合気通路とは別経路の第二の混合
気通路と、動弁機構収納空間と吸気ポートとを連通する
一又は二以上の開口部とを設けた。
【0007】請求項2記載の発明は、第二の混合気通路
と吸気ポートとを連通する開口部を第一の混合気通路と
連絡する位置であって吸気バルブのスプリングシートに
連絡する位置に形成した。
と吸気ポートとを連通する開口部を第一の混合気通路と
連絡する位置であって吸気バルブのスプリングシートに
連絡する位置に形成した。
【0008】請求項3記載の発明は、第二の混合気通路
から動弁機構収納空間に至る空間中、潤滑油の供給を必
要とする個所の配置空間を狭く形成した。
から動弁機構収納空間に至る空間中、潤滑油の供給を必
要とする個所の配置空間を狭く形成した。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、ピストンの往復動に
伴ってクランク室内の圧力が変動し、クランク室内の圧
力が低下する圧縮行程時には、潤滑油を含んだ混合気が
吸気通路内を通って気化器側からクランク室内へ流入す
る。一方、吸気バルブが開弁し、クランク室内の圧力が
上昇する吸気行程時には、クランク室内の混合気が第一
の混合気通路と第二の混合気通路との二つの経路を通っ
て吸気ポートからシリンダ内へ吸入される。第二の混合
気通路を通る混合気は、動弁機構収納空間及び開口部を
通過する。ここで、一旦クランク室内へ流入した後にそ
れらの二つの経路を通ってシリンダ内へ吸入される混合
気には、潤滑油が含まれている。したがって、クランク
室内の各部や動弁機構等の潤滑が行われ、各部の潤滑の
ためにオイルパンに潤滑油を貯留しておく必要がなくな
る。しかも、動弁機構収納空間に連通しない第一の混合
気通路を混合気が通過するため、混合気の過熱が防止さ
れ、吸入効率が向上する。
伴ってクランク室内の圧力が変動し、クランク室内の圧
力が低下する圧縮行程時には、潤滑油を含んだ混合気が
吸気通路内を通って気化器側からクランク室内へ流入す
る。一方、吸気バルブが開弁し、クランク室内の圧力が
上昇する吸気行程時には、クランク室内の混合気が第一
の混合気通路と第二の混合気通路との二つの経路を通っ
て吸気ポートからシリンダ内へ吸入される。第二の混合
気通路を通る混合気は、動弁機構収納空間及び開口部を
通過する。ここで、一旦クランク室内へ流入した後にそ
れらの二つの経路を通ってシリンダ内へ吸入される混合
気には、潤滑油が含まれている。したがって、クランク
室内の各部や動弁機構等の潤滑が行われ、各部の潤滑の
ためにオイルパンに潤滑油を貯留しておく必要がなくな
る。しかも、動弁機構収納空間に連通しない第一の混合
気通路を混合気が通過するため、混合気の過熱が防止さ
れ、吸入効率が向上する。
【0010】請求項2記載の発明では、開口部が第一の
混合気通路に連絡しているため、第一の混合気通路を通
った来た混合気と第二の混合気通路を通って来た混合気
とが温度的にも配分的にもバランスし、互いに混合して
均一化する。また、開口部は吸気バルブのスプリングシ
ートにも連絡しているため、吸気ポートに流入する混合
気に含まれる潤滑油成分が伸縮するバルブスプリングに
より飛散し、潤滑油の霧化、混合が促される。しかも、
混合気に含まれる潤滑油成分の流れ方向が吸気バルブの
運動方向に沿う方向になるため、動弁機構の潤滑性が向
上する。
混合気通路に連絡しているため、第一の混合気通路を通
った来た混合気と第二の混合気通路を通って来た混合気
とが温度的にも配分的にもバランスし、互いに混合して
均一化する。また、開口部は吸気バルブのスプリングシ
ートにも連絡しているため、吸気ポートに流入する混合
気に含まれる潤滑油成分が伸縮するバルブスプリングに
より飛散し、潤滑油の霧化、混合が促される。しかも、
混合気に含まれる潤滑油成分の流れ方向が吸気バルブの
運動方向に沿う方向になるため、動弁機構の潤滑性が向
上する。
【0011】請求項3記載の発明では、潤滑油の供給を
必要とする個所の配置空間が狭く形成されているため、
そのような個所に対する潤滑油の付着性が向上する。
必要とする個所の配置空間が狭く形成されているため、
そのような個所に対する潤滑油の付着性が向上する。
【0012】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。クランクケース1の上部にはシリンダ
2aが形成されたシリンダブロック2が取付けられ、こ
のシリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が取
付けられている。前記クランクケース1内に形成された
クランク室4には軸受(図示せず)により軸支されたク
ランクシャフト5が回転自在に設けられており、このク
ランクシャフト5には前記シリンダ2a内を往復動する
ピストン6がコネクティングロッド7を介して連結され
ている。また、前記クランク室4内には軸受(図示せ
ず)により軸支されたカムシャフト8が回転自在に設け
られており、このカムシャフト8の一端に圧入固定され
たカムギヤ9と前記クランクシャフト5の一端に圧入固
定されたクランクギヤ10とが噛み合っている。なお、
前記カムギヤ9の歯数が前記クランクギヤ10の歯数の
二倍に設定されており、前記カムシャフト8には後述す
る吸気バルブや排気バルブを開閉駆動するための吸気カ
ム11と排気カム(図示せず)とが固定されている。
づいて説明する。クランクケース1の上部にはシリンダ
2aが形成されたシリンダブロック2が取付けられ、こ
のシリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が取
付けられている。前記クランクケース1内に形成された
クランク室4には軸受(図示せず)により軸支されたク
ランクシャフト5が回転自在に設けられており、このク
ランクシャフト5には前記シリンダ2a内を往復動する
ピストン6がコネクティングロッド7を介して連結され
ている。また、前記クランク室4内には軸受(図示せ
ず)により軸支されたカムシャフト8が回転自在に設け
られており、このカムシャフト8の一端に圧入固定され
たカムギヤ9と前記クランクシャフト5の一端に圧入固
定されたクランクギヤ10とが噛み合っている。なお、
前記カムギヤ9の歯数が前記クランクギヤ10の歯数の
二倍に設定されており、前記カムシャフト8には後述す
る吸気バルブや排気バルブを開閉駆動するための吸気カ
ム11と排気カム(図示せず)とが固定されている。
【0013】前記シリンダヘッド3の上部にはロッカー
カバー12が取付けられ、このロッカーカバー12内に
動弁機構収納空間13が形成されている。そして、この
動弁機構収納空間13内には、前記シリンダヘッド3に
取付けられた吸気バルブ14や排気バルブ(図示せず)
を閉弁方向へ付勢するバルブスプリング15、吸気バル
ブ14や排気バルブを開弁方向へ付勢するロッカーアー
ム16、一端をロッカーアーム16に当接させると共に
他端をタペット17を介して前記吸気カム11や排気カ
ムに当接させたプッシュロッド18等からなる動弁機構
19が収納されている。なお、前記ロッカーアーム16
はアジャストスクリュー20によって前記シリンダヘッ
ド3の上部に揺動自在に取付けられている。
カバー12が取付けられ、このロッカーカバー12内に
動弁機構収納空間13が形成されている。そして、この
動弁機構収納空間13内には、前記シリンダヘッド3に
取付けられた吸気バルブ14や排気バルブ(図示せず)
を閉弁方向へ付勢するバルブスプリング15、吸気バル
ブ14や排気バルブを開弁方向へ付勢するロッカーアー
ム16、一端をロッカーアーム16に当接させると共に
他端をタペット17を介して前記吸気カム11や排気カ
ムに当接させたプッシュロッド18等からなる動弁機構
19が収納されている。なお、前記ロッカーアーム16
はアジャストスクリュー20によって前記シリンダヘッ
ド3の上部に揺動自在に取付けられている。
【0014】前記シリンダヘッド3には、前記吸気バル
ブ14の開弁時にシリンダ2a内に連通される吸気ポー
ト21と前記排気バルブの開弁時に前記シリンダ2a内
に連通される排気ポート(図示せず)とが形成されてい
る。前記吸気ポート21は、二つの経路によって前記ク
ランク室4と連通されている。つまり、一方の経路とし
て、前記吸気ポート21と前記クランク室4とを直接連
通させる第一の混合気通路22が形成されている。ま
た、他方の通路として、前記クランク室4と前記動弁機
構収納空間13とを連通させる第二の混合気通路23
と、前記動弁機構収納空間13と前記吸気ポート21と
を連通させる開口部24とが形成されている。ここで、
前記第二の混合気通路23は、前記シリンダブロック2
と前記シリンダヘッド3とを貫通するようにして形成さ
れており、その第二の混合気通路23内には、前記プッ
シュロッド18が配置されている。また、前記開口部2
4は、前記第一の混合気通路22と連絡する位置であっ
て、前記吸気バルブ14を付勢するバルブスプリング1
5のスプリングシート25に連絡する位置に形成されて
いる。
ブ14の開弁時にシリンダ2a内に連通される吸気ポー
ト21と前記排気バルブの開弁時に前記シリンダ2a内
に連通される排気ポート(図示せず)とが形成されてい
る。前記吸気ポート21は、二つの経路によって前記ク
ランク室4と連通されている。つまり、一方の経路とし
て、前記吸気ポート21と前記クランク室4とを直接連
通させる第一の混合気通路22が形成されている。ま
た、他方の通路として、前記クランク室4と前記動弁機
構収納空間13とを連通させる第二の混合気通路23
と、前記動弁機構収納空間13と前記吸気ポート21と
を連通させる開口部24とが形成されている。ここで、
前記第二の混合気通路23は、前記シリンダブロック2
と前記シリンダヘッド3とを貫通するようにして形成さ
れており、その第二の混合気通路23内には、前記プッ
シュロッド18が配置されている。また、前記開口部2
4は、前記第一の混合気通路22と連絡する位置であっ
て、前記吸気バルブ14を付勢するバルブスプリング1
5のスプリングシート25に連絡する位置に形成されて
いる。
【0015】つぎに、ダイヤフラムポンプを備えると共
に潤滑油を混合した液体燃料と空気とを混合させて潤滑
油を含んだ混合気を形成する気化器26が設けられてお
り、この気化器26が吸気通路27によって前記クラン
ク室4に連通されている。なお、この吸気通路27と前
記クランク室4との接続部には、混合気が気化器26側
からクランク室4側へ流れることのみを許容するバルブ
であるリードバルブ28と、このリードバルブ28の最
大開度を規制するバルブストッパ29とが取付けられて
いる。
に潤滑油を混合した液体燃料と空気とを混合させて潤滑
油を含んだ混合気を形成する気化器26が設けられてお
り、この気化器26が吸気通路27によって前記クラン
ク室4に連通されている。なお、この吸気通路27と前
記クランク室4との接続部には、混合気が気化器26側
からクランク室4側へ流れることのみを許容するバルブ
であるリードバルブ28と、このリードバルブ28の最
大開度を規制するバルブストッパ29とが取付けられて
いる。
【0016】さらに、図1に示すように、前記ロッカー
カバー12の内部には混合気ガイド部30が形成され、
図2に示すように、前記シリンダヘッド3の内部にも三
つの混合気ガイド部31が形成されている。これらの混
合気ガイド部30,31は、前記動弁機構収納空間13
において、前記ロッカーアーム16と前記アジャストス
クリュー20との配置空間を狭めるような位置に形成さ
れている。
カバー12の内部には混合気ガイド部30が形成され、
図2に示すように、前記シリンダヘッド3の内部にも三
つの混合気ガイド部31が形成されている。これらの混
合気ガイド部30,31は、前記動弁機構収納空間13
において、前記ロッカーアーム16と前記アジャストス
クリュー20との配置空間を狭めるような位置に形成さ
れている。
【0017】このような構成において、ピストン6が上
昇する圧縮行程時においては、先の吸入行程時において
シリンダ2a内へ吸入された混合気が圧縮される。一
方、クランク室4内はピストン6の上昇に伴って負圧状
態となるためにリードバルブ28が開弁状態となり、気
化器26内で形成された潤滑油を含んだ混合気が吸気通
路27内を通ってクランク室4内へ流入する。なお、こ
の圧縮行程時には、吸気バルブ14と排気バルブとが閉
弁状態となっている。
昇する圧縮行程時においては、先の吸入行程時において
シリンダ2a内へ吸入された混合気が圧縮される。一
方、クランク室4内はピストン6の上昇に伴って負圧状
態となるためにリードバルブ28が開弁状態となり、気
化器26内で形成された潤滑油を含んだ混合気が吸気通
路27内を通ってクランク室4内へ流入する。なお、こ
の圧縮行程時には、吸気バルブ14と排気バルブとが閉
弁状態となっている。
【0018】つぎに、圧縮された混合気がシリンダ2a
内で爆発する爆発行程時においては、吸気バルブ14と
排気バルブとが閉弁状態に維持されると共にピストン6
が下降し、ピストン6の下降に伴ってクランク室4内や
動弁機構収納空間13内及び吸気ポート21内の圧力が
上昇する。なお、クランク室4内の圧力上昇に伴ってリ
ードバルブ28は閉弁状態となり、クランク室4内の高
圧状態となった混合気が気化器26側へ逆流することが
防止される。
内で爆発する爆発行程時においては、吸気バルブ14と
排気バルブとが閉弁状態に維持されると共にピストン6
が下降し、ピストン6の下降に伴ってクランク室4内や
動弁機構収納空間13内及び吸気ポート21内の圧力が
上昇する。なお、クランク室4内の圧力上昇に伴ってリ
ードバルブ28は閉弁状態となり、クランク室4内の高
圧状態となった混合気が気化器26側へ逆流することが
防止される。
【0019】燃焼ガスを排出する排気行程時において
は、吸気バルブ14が閉弁状態に維持されると共に排気
バルブが開弁された状態でピストン6が上昇し、シリン
ダ2a内の燃焼ガスが排気ポートから大気中へ排出され
る。なお、この排気行程時においてはピストン6の上昇
に伴ってクランク室4内等が減圧されるが、負圧状態ま
では減圧されないためにリードバルブ28は閉弁状態に
維持される。
は、吸気バルブ14が閉弁状態に維持されると共に排気
バルブが開弁された状態でピストン6が上昇し、シリン
ダ2a内の燃焼ガスが排気ポートから大気中へ排出され
る。なお、この排気行程時においてはピストン6の上昇
に伴ってクランク室4内等が減圧されるが、負圧状態ま
では減圧されないためにリードバルブ28は閉弁状態に
維持される。
【0020】つぎに、吸気バルブ14が開弁されると共
に排気バルブが閉弁されてピストン6が下降する吸入行
程時においては、ピストン6の下降に伴って加圧された
クランク室4内の混合気が第一の混合気通路22と第二
の混合気通路23との二つの経路を通ってシリンダ2a
内に吸入される。このような混合気の流れを図3中、矢
印で例示する。
に排気バルブが閉弁されてピストン6が下降する吸入行
程時においては、ピストン6の下降に伴って加圧された
クランク室4内の混合気が第一の混合気通路22と第二
の混合気通路23との二つの経路を通ってシリンダ2a
内に吸入される。このような混合気の流れを図3中、矢
印で例示する。
【0021】ここで、混合気には潤滑油が含まれてい
る。したがって、4サイクルエンジンの運転に伴い、気
化器26で形成された混合気がクランク室4内へ流入す
ると共に、第一の混合気通路22及び第二の混合気通路
23から吸気ポート21を通ってシリンダ2a内へ吸入
されるため、クランク室4内の各部や動弁機構収納空間
13内に収納されている動弁機構19が混合気中に含ま
れている潤滑油によって潤滑される。従って、クランク
室4内の各部を潤滑するための潤滑油を貯留するオイル
パンが不要となり、この4サイクルエンジンを倒立状態
に傾けた場合でも潤滑油の漏れ出しが発生せず、この4
サイクルエンジンを搭載した携帯用作業機をオールポジ
ションで使用することができる。さらに、動弁機構19
を潤滑するための専用の潤滑機構も不要となる。
る。したがって、4サイクルエンジンの運転に伴い、気
化器26で形成された混合気がクランク室4内へ流入す
ると共に、第一の混合気通路22及び第二の混合気通路
23から吸気ポート21を通ってシリンダ2a内へ吸入
されるため、クランク室4内の各部や動弁機構収納空間
13内に収納されている動弁機構19が混合気中に含ま
れている潤滑油によって潤滑される。従って、クランク
室4内の各部を潤滑するための潤滑油を貯留するオイル
パンが不要となり、この4サイクルエンジンを倒立状態
に傾けた場合でも潤滑油の漏れ出しが発生せず、この4
サイクルエンジンを搭載した携帯用作業機をオールポジ
ションで使用することができる。さらに、動弁機構19
を潤滑するための専用の潤滑機構も不要となる。
【0022】ここで、潤滑油を貯留するオイルパンが不
要となることにより、この4サイクルエンジンの小型化
と軽量化とを図ることが可能となり、2サイクルエンジ
ンと比較した場合の重量増加が極力抑えられ、メンテナ
ンス等も2サイクルエンジンの場合と同様に簡単にな
る。しかも、オイルパンを設けないためにシリンダ2a
の内壁に多量の潤滑油が付着するということがなくな
り、ピストン6にオイルリングを取付けることが不要と
なり、オイルリングが不要となることによってピストン
6の摺動抵抗が低減されると共に出力が向上し、さら
に、往復摺動部の重量低減により振動の発生が低減され
る。
要となることにより、この4サイクルエンジンの小型化
と軽量化とを図ることが可能となり、2サイクルエンジ
ンと比較した場合の重量増加が極力抑えられ、メンテナ
ンス等も2サイクルエンジンの場合と同様に簡単にな
る。しかも、オイルパンを設けないためにシリンダ2a
の内壁に多量の潤滑油が付着するということがなくな
り、ピストン6にオイルリングを取付けることが不要と
なり、オイルリングが不要となることによってピストン
6の摺動抵抗が低減されると共に出力が向上し、さら
に、往復摺動部の重量低減により振動の発生が低減され
る。
【0023】また、混合気に含まれている潤滑油は少量
ずつがシリンダ2a内へ吸入されて燃焼するため、潤滑
油を含んだ混合燃料を使用した2サイクルエンジンの見
られるような“吹き抜け”によるマフラからの白煙の発
生が起こらず、排気ガスやスモークの成分はオイルパン
を有する4サイクルエンジンと略同一になる。
ずつがシリンダ2a内へ吸入されて燃焼するため、潤滑
油を含んだ混合燃料を使用した2サイクルエンジンの見
られるような“吹き抜け”によるマフラからの白煙の発
生が起こらず、排気ガスやスモークの成分はオイルパン
を有する4サイクルエンジンと略同一になる。
【0024】そして、シリンダ2aに対する混合気の供
給に際しては、動弁機構収納空間13に連通する第二の
混合気通路23だけでなく、動弁機構収納空間13に連
通しない第一の混合気通路22を混合気が通過するた
め、混合気の過熱が防止され、吸入効率が向上する。
給に際しては、動弁機構収納空間13に連通する第二の
混合気通路23だけでなく、動弁機構収納空間13に連
通しない第一の混合気通路22を混合気が通過するた
め、混合気の過熱が防止され、吸入効率が向上する。
【0025】また、開口部24は第一の混合気通路22
に連絡しているため、第一の混合気通路22を通過した
混合気と第二の混合気通路23を通過した混合気とが温
度的にも配分的にもバランスし、互いに混合して均一化
する。
に連絡しているため、第一の混合気通路22を通過した
混合気と第二の混合気通路23を通過した混合気とが温
度的にも配分的にもバランスし、互いに混合して均一化
する。
【0026】また、このような開口部24は、吸気バル
ブ14のスプリングシート25にも連絡している。この
ため、吸気ポート21に流入する混合気に含まれる潤滑
油成分が伸縮するバルブスプリング15により飛散し、
潤滑油の霧化、混合が促される。しかも、混合気に含ま
れる潤滑油成分の流れ方向が吸気バルブ14の運動方向
に沿う方向になるため、動弁機構19、特に吸気バルブ
14や図示しない排気バルブの潤滑性が向上する。
ブ14のスプリングシート25にも連絡している。この
ため、吸気ポート21に流入する混合気に含まれる潤滑
油成分が伸縮するバルブスプリング15により飛散し、
潤滑油の霧化、混合が促される。しかも、混合気に含ま
れる潤滑油成分の流れ方向が吸気バルブ14の運動方向
に沿う方向になるため、動弁機構19、特に吸気バルブ
14や図示しない排気バルブの潤滑性が向上する。
【0027】さらに、ロッカーカバー12及びシリンダ
ヘッド3の内部に形成された混合気ガイド部30,31
によって、ロッカーアーム16とアジャストスクリュー
20との配置空間が狭められている。このため、特に多
量の潤滑油の供給が必要であるロッカーアーム16とア
ジャストスクリュー20との摺動部に集中的に潤滑油が
供給され易くなり、その部分の潤滑性が良好となる。
ヘッド3の内部に形成された混合気ガイド部30,31
によって、ロッカーアーム16とアジャストスクリュー
20との配置空間が狭められている。このため、特に多
量の潤滑油の供給が必要であるロッカーアーム16とア
ジャストスクリュー20との摺動部に集中的に潤滑油が
供給され易くなり、その部分の潤滑性が良好となる。
【0028】なお、実施に当たっては、開口部24を複
数個設けても良い。
数個設けても良い。
【0029】ついで、本発明の第二の実施例を図4に基
づいて説明する。なお、第一の実施例と同一部分は同一
符号で示し、説明も省略する。本実施例では、クランク
室4に連通する吸気通路27がシリンダブロック2に形
成されており、このシリンダブロック2に気化器26が
取り付けられている。このように構成することで、気化
器26の配置上の自由度が増す。
づいて説明する。なお、第一の実施例と同一部分は同一
符号で示し、説明も省略する。本実施例では、クランク
室4に連通する吸気通路27がシリンダブロック2に形
成されており、このシリンダブロック2に気化器26が
取り付けられている。このように構成することで、気化
器26の配置上の自由度が増す。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上述のように、
圧縮行程時に潤滑油を含んだ混合気を吸気通路を介して
クランク室内へ流入させることができ、また、吸入行程
時にクランク室内の潤滑油を含んだ混合気を第一及び第
二の混合気通路に通して吸気ポートからシリンダ内へ吸
入することができ、これにより、混合気中に含まれてい
る潤滑油によってクランク室内の各部及び動弁機構の潤
滑を行なうことができる。したがって、各部を潤滑する
ための潤滑油を貯留するオイルパンを設けることが不要
になるため、携用作業機に搭載された4サイクルエンジ
ンに本発明を適用すれば、その携帯用作業機をどのよう
な向きに傾けても潤滑油の漏れ出しが起こらず、オール
ポジションで使用可能な携帯用作業機を得ることができ
る。また、オイルパンを不要とすることによって4サイ
クルエンジンの小型化と軽量化とを図ることができ、し
かも、潤滑油に関するメンテナンスが不要となるために
取り扱い性を向上させることができる。さらに、動弁機
構収納空間に連通しない第一の混合気通路を混合気が通
過するため、混合気の過熱が防止され、吸入効率を向上
させることができる。
圧縮行程時に潤滑油を含んだ混合気を吸気通路を介して
クランク室内へ流入させることができ、また、吸入行程
時にクランク室内の潤滑油を含んだ混合気を第一及び第
二の混合気通路に通して吸気ポートからシリンダ内へ吸
入することができ、これにより、混合気中に含まれてい
る潤滑油によってクランク室内の各部及び動弁機構の潤
滑を行なうことができる。したがって、各部を潤滑する
ための潤滑油を貯留するオイルパンを設けることが不要
になるため、携用作業機に搭載された4サイクルエンジ
ンに本発明を適用すれば、その携帯用作業機をどのよう
な向きに傾けても潤滑油の漏れ出しが起こらず、オール
ポジションで使用可能な携帯用作業機を得ることができ
る。また、オイルパンを不要とすることによって4サイ
クルエンジンの小型化と軽量化とを図ることができ、し
かも、潤滑油に関するメンテナンスが不要となるために
取り扱い性を向上させることができる。さらに、動弁機
構収納空間に連通しない第一の混合気通路を混合気が通
過するため、混合気の過熱が防止され、吸入効率を向上
させることができる。
【0031】請求項2記載の発明は、上述のように、開
口部が第一の混合気通路に連絡しているため、第一の混
合気通路を通った来た混合気と第二の混合気通路を通っ
て来た混合気とを温度的にも配分的にもバランスさせ、
互いに混合させて均一化させことができる。また、開口
部は吸気バルブのスプリングシートにも連絡しているた
め、吸気ポートに流入する混合気に含まれる潤滑油成分
を伸縮するバルブスプリングにより飛散させ、潤滑油の
霧化、混合を促して潤滑性を向上させることができる。
しかも、混合気に含まれる潤滑油成分の流れ方向が吸気
バルブの運動方向に沿う方向になるため、動弁機構の潤
滑性をさらに向上させることができる。
口部が第一の混合気通路に連絡しているため、第一の混
合気通路を通った来た混合気と第二の混合気通路を通っ
て来た混合気とを温度的にも配分的にもバランスさせ、
互いに混合させて均一化させことができる。また、開口
部は吸気バルブのスプリングシートにも連絡しているた
め、吸気ポートに流入する混合気に含まれる潤滑油成分
を伸縮するバルブスプリングにより飛散させ、潤滑油の
霧化、混合を促して潤滑性を向上させることができる。
しかも、混合気に含まれる潤滑油成分の流れ方向が吸気
バルブの運動方向に沿う方向になるため、動弁機構の潤
滑性をさらに向上させることができる。
【0032】請求項3記載の発明は、上述のように、潤
滑油の供給を必要とする個所の配置空間が狭く形成され
ているため、そのような個所に対する潤滑油の付着性を
良好にし、潤滑性を向上させることができる。
滑油の供給を必要とする個所の配置空間が狭く形成され
ているため、そのような個所に対する潤滑油の付着性を
良好にし、潤滑性を向上させることができる。
【図1】本発明の第一の実施例を示す全体の縦断正面図
である。
である。
【図2】ロッカーアーム及びアジャストスクリューを共
に示すシリンダブロックの平面図である。
に示すシリンダブロックの平面図である。
【図3】吸入行程時における混合気の流れを示す全体の
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示した全体の縦断正面
図である。
図である。
2a シリンダ 4 クランク室 6 ピストン 13 動弁機構収納空間 14 吸気バルブ 19 動弁機構 21 吸気ポート 22 第一の混合気通路 23 第二の混合気通路 24 開口部と、 25 スプリングシート 26 気化器 27 吸気通路 28 バルブ
Claims (3)
- 【請求項1】 ピストンの往復動に伴って圧力が変動す
るクランク室を有する4サイクルエンジンにおいて、 気化器と前記クランク室とを連通する吸気通路と、 前記クランク室内の負圧の高まりにより開放されて前記
気化器側から前記クランク室側への潤滑油を含んだ混合
気の導入を許容するバルブと、 シリンダ内に連通された吸気ポートと前記クランク室と
を連通する第一の混合気通路と、 吸気バルブ及び排気バルブを開閉させる動弁機構を収納
する動弁機構収納空間と前記クランク室とを連通する前
記第一の混合気通路とは別経路の第二の混合気通路と、 前記動弁機構収納空間と前記吸気ポートとを連通する一
又は二以上の開口部と、を有することを特徴とする4サ
イクルエンジンの潤滑装置。 - 【請求項2】 第二の混合気通路と吸気ポートとを連通
させる開口部は、第一の混合気通路と連絡する位置で吸
気バルブのスプリングシートに連絡していることを特徴
とする請求項1記載の4サイクルエンジンの潤滑装置。 - 【請求項3】 第二の混合気通路から動弁機構収納空間
に至る空間中、潤滑油の供給を必要とする個所の配置空
間が狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載
の4サイクルエンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23934094A JP3321501B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23934094A JP3321501B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100621A true JPH08100621A (ja) | 1996-04-16 |
JP3321501B2 JP3321501B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17043284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23934094A Expired - Fee Related JP3321501B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321501B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002027163A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-04 | Peter Robert Raffaele | Internal combustion engine |
US7096850B2 (en) | 2003-01-14 | 2006-08-29 | Kawasaki Jukogyo Kabushika Kaisha | Four-cycle internal combustion engine |
US7210397B2 (en) | 2001-04-27 | 2007-05-01 | Peter Robert Raffaele | Scotch yoke engine |
JP2012117427A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Makita Corp | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
US8371210B2 (en) | 1998-03-10 | 2013-02-12 | Peter Robert Raffaele | Reciprocating fluid machines |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP23934094A patent/JP3321501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8371210B2 (en) | 1998-03-10 | 2013-02-12 | Peter Robert Raffaele | Reciprocating fluid machines |
WO2002027163A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-04 | Peter Robert Raffaele | Internal combustion engine |
US7210397B2 (en) | 2001-04-27 | 2007-05-01 | Peter Robert Raffaele | Scotch yoke engine |
US7096850B2 (en) | 2003-01-14 | 2006-08-29 | Kawasaki Jukogyo Kabushika Kaisha | Four-cycle internal combustion engine |
JP2012117427A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Makita Corp | 4サイクルエンジンの潤滑装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3321501B2 (ja) | 2002-09-03 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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