JPH08100529A - 高流動コンクリート用押し広げ装置 - Google Patents

高流動コンクリート用押し広げ装置

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JPH08100529A
JPH08100529A JP23754594A JP23754594A JPH08100529A JP H08100529 A JPH08100529 A JP H08100529A JP 23754594 A JP23754594 A JP 23754594A JP 23754594 A JP23754594 A JP 23754594A JP H08100529 A JPH08100529 A JP H08100529A
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JP
Japan
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air supply
supply pipe
bag
fluidity concrete
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP23754594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Matsubara
正知 松原
Akira Uchida
明 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Publication of JPH08100529A publication Critical patent/JPH08100529A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高流動コンクリートを広範囲に亙って打設す
る際に、この高流動コンクリートを迅速に押し広げるこ
とのできる高流動コンクリート用押し広げ装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 高流動コンクリートC中に挿入される送気パ
イプ2と、この送気パイプの先端部を包み込むようにし
て装着された、高弾性を有しかつ気密性を有する作動袋
3と、送気パイプの基端部に連設されて、この送気パイ
プへ作動袋を膨張させるための加圧気体を送り込む給気
パイプ4と、この給気パイプの上流側に連設され、この
給気パイプへ送り込まれる加圧気体を生成するコンプレ
ッサー5と、このコンプレッサーと給気パイプとの間に
介装され、作動袋への加圧気体の供給操作、および、こ
の作動袋内の気体を外部へ放出する操作を反復して行な
う給排気手段6とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高流動コンクリート用
押し広げ装置に係わり、特に、高流動コンクリートを広
範囲に亙って打設する際に用いて好適な高流動コンクリ
ート用押し広げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、狭隘な部分や形状の複雑な部分、
あるいは、鉄筋や鉄骨の多い部分へコンクリートを打設
する際に高流動コンクリートが用いられている。この高
流動コンクリートは、スランプフロー値が大きく、流動
性や材料分離抵抗性に優れていることから、前述した特
殊な部分への打設が容易にかつ確実に行なえ、また、打
設に際して、バイブレーター等による締め固め操作が不
要であるといった利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
多くの利点を有する高流動コンクリートであるが、この
高流動コンクリートを広い範囲に亙って打設する場合に
おいて、作業をより迅速に行なうためには、打設された
高流動コンクリートを押し広げる作業が必要となってく
る。そのために従来では、通常のコンクリートの打設に
用いられているバイブレーターによって高流動コンクリ
ートへ振動を与えることにより、高流動コンクリートの
流れを促進することが試みられているが、高流動コンク
リートの性質上、バイブレーターによって発生させられ
る振動の伝達距離が短いことから、十分な効果が得られ
ていない。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、高流動コンクリートを広範囲に亙っ
て打設する際に、この高流動コンクリートを迅速に押し
広げることのできる高流動コンクリート用押し広げ装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の高流動コンクリート用押し広げ装置は、前述した目的
を達成するために、特に、高流動コンクリート中に挿入
される送気パイプと、この送気パイプの先端部を包み込
むようにして装着された、高弾性を有しかつ気密性を有
する作動袋と、前記送気パイプの基端部に連設されて、
この送気パイプへ前記作動袋を膨張させるための加圧気
体を送り込む給気パイプと、この給気パイプの上流側に
連設され、この給気パイプへ送り込まれる加圧気体を生
成するコンプレッサーと、このコンプレッサーと前記給
気パイプとの間に介装され、前記作動袋への加圧気体の
供給操作、および、この作動袋内の気体を外部へ放出す
る操作を反復して行なう給排気手段とからなることを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明の請求項1に記載の高流動コンクリート
用押し広げ装置によれば、つぎのようにして高流動コン
クリートが押し広げられる。まず、送気パイプが、その
先端を覆って設けられている作動袋とともに、打設され
た高流動コンクリート中に挿入される。これより、コン
プレッサーによって生成される加圧気体が、給排気手段
によって給気パイプおよび送気パイプを介して作動袋の
内部へ供給される。このようにして作動袋内に加圧気体
が供給されると、気密性を有しかつ高弾性を有している
作動袋が膨張を開始し、その周囲の高流動コンクリート
を押し広げるようにして移動させる。ついで、前記作動
袋の膨張が所定量となったのちに給排気手段によって作
動袋内の加圧気体が外部へ放出されることにより、この
作動袋が自らの弾性によって元の状態に収縮する。そし
て、前記作動袋の膨張に際して、この作動袋に大きな変
位量が与えられることから、高流動コンクリートへ十分
な移動量が与えられる。このような操作が、高流動コン
クリートの打設操作とともに反復して行なわれることに
より、高流動コンクリートが順次押し広げられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1中、符号1は、本実施例に係わる
高流動コンクリート用押し広げ装置(以下、押し広げ装
置と略称する)を示し、この押し広げ装置1は、高流動
コンクリートC中に挿入される送気パイプ2と、この送
気パイプ2の先端部を包み込むようにして装着された、
高弾性を有しかつ気密性を有する作動袋3と、前記送気
パイプ2の基端部に連設されて、この送気パイプ2へ前
記作動袋3を膨張させるための加圧気体を送り込む給気
パイプ4と、この給気パイプ4の上流側に連設され、こ
の給気パイプ4へ送り込まれる加圧気体を生成するコン
プレッサー5と、このコンプレッサー5と前記給気パイ
プ4との間に介装され、前記作動袋3への加圧気体の供
給操作、および、この作動袋内からの気体を外気へ放出
する操作を反復して行なう給排気手段6とによって構成
されている。
【0008】詳述すれば、前記作動袋3は、たとえば、
ゴム等によって形成されており、外力が加わらない状態
において、有底筒状の形状となされており、この作動袋
3へ加圧空気を送り込む給気パイプ4は、作動袋3の挿
入位置の変更が容易なように蛇腹状に形成されて、湾曲
自在な構成となされている。
【0009】また、前記コンプレッサー5は、打設され
る高流動コンクリートCの性質に応じて、生成する加圧
気体の圧力を調整し得るようになされている。
【0010】さらに、前記給排気手段6は、前記給気パ
イプ4を前記コンプレッサー5と外気とに交互に連通さ
せる切り換え弁と、この切り換え弁を駆動する駆動機構
(何れも図示略)を有しており、前記コンプレッサー5
と同様に、高流動コンクリートの性質に応じて、給気パ
イプ4への加圧空気の供給時間やその排気時間、さらに
は、これらの切り換え周期の調整が可能となされてい
る。
【0011】ついで、このように構成された本実施例の
作用について説明する。まず、打設途中にある高流動コ
ンクリートC中に、送気パイプ2の先端部を作動袋3と
ともに挿入したのちに、給排気手段6によってコンプレ
ッサー5と給気パイプ4とを連通状態とすることによ
り、前記作動袋3内へ加圧気体を送り込んで、この作動
袋3を、図2に示すように、所定の容積となるまで膨張
させる。これによって、前記作動袋3の回りの高流動コ
ンクリートCが押されるようにして移動させられる。こ
こで、前記作動袋3が高弾性を有していることから、そ
の変位量が十分に確保され、これによって、作動袋3に
よる押し出し力の伝達範囲(伝達距離)が大幅に拡大さ
れて、前述した高流動コンクリートCの押し広げが確実
に行なわれる。もって、高流動コンクリートCを広範囲
に打設する際に、その打設作業が迅速に行なわれる。
【0012】ついで、給排気手段6が操作されて給気パ
イプ4が外気へ連通させられて、膨張状態にある作動袋
3内の気体が外部へ放出されることにより、この作動袋
3が自らの弾性力によって収縮する。以降、前記給排気
手段6による切り換え操作によって、前記作動袋3の膨
張収縮が反復して行なわれることにより、流し込まれる
高流動コンクリートCが順次押し広げられる。
【0013】ここで、前記作動袋3の変位量は、前記コ
ンプレッサー5において生成される加圧気体の圧力と、
給排気手段6による加圧気体の供給量によって設定され
ることから、これらの加圧気体の圧力および供給量を、
打設する高流動コンクリートCの、スランプフロー値等
の性質に応じて調整することにより、また、給排気手段
6による作動袋3の膨張・収縮の周期を調整することに
より、一層効率的な好適な押し広げ操作が行なわれる。
【0014】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づ
き種々変更可能である。たとえば、前記実施例において
は、作動袋3が、送気パイプ2の半径方向ならびに長さ
方向の何れの方向へも伸縮可能な例について示したが、
前記作動袋3の底部を送気パイプ2へ固定することによ
り、この作動袋3を、送気パイプ2の半径方向にのみ伸
縮させるようにしてもよいものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の高流動コンクリート用押し広げ装置は、打設さ
れた高流動コンクリート中に挿入される送気パイプと、
この送気パイプの先端部を包み込むようにして装着され
た、高弾性を有しかつ気密性を有する作動袋と、前記送
気パイプの基端部に連設されて、この送気パイプへ前記
作動袋を膨張させるための加圧気体を送り込む給気パイ
プと、この給気パイプの上流側に連設され、この給気パ
イプへ送り込まれる加圧気体を生成するコンプレッサー
と、このコンプレッサーと前記給気パイプとの間に介装
され、前記作動袋への加圧気体の供給操作、および、こ
の作動袋内の気体を外部へ放出する操作を反復して行な
う給排気手段とからなることを特徴とするもので、つぎ
のような優れた効果を奏する。
【0016】作動袋の変位量を十分に確保して、作動袋
による押し出し力の伝達範囲(伝達距離)を大幅に拡大
することができ、高流動コンクリートの押し広げを確実
に行なうことができる。また、コンプレッサーによる加
圧気体の圧力調整や、給排気手段による作動袋の伸縮周
期の調整を行なうことにより、高流動コンクリートの押
し広げ条件を高流動コンクリートの性質に応じて調整す
ることができ、これによって、高流動コンクリートの押
し広げを一層確実に行なうことができる。したがって、
高流動コンクリートを広範囲に亙って打設する際に、そ
の打設作業を迅速なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、全体装置の概
略側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、作動袋の作動
状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 (高流動コンクリート用)押し広げ装置 2 送気パイプ 3 作動袋 4 給気パイプ 5 コンプレッサー 6 給排気手段 C 高流動コンクリート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高流動コンクリート中に挿入される送気
    パイプと、この送気パイプの先端部を包み込むようにし
    て装着された、高弾性を有しかつ気密性を有する作動袋
    と、前記送気パイプの基端部に連設されて、この送気パ
    イプへ前記作動袋を膨張させるための加圧気体を送り込
    む給気パイプと、この給気パイプの上流側に連設され、
    この給気パイプへ送り込まれる加圧気体を生成するコン
    プレッサーと、このコンプレッサーと前記給気パイプと
    の間に介装され、前記作動袋への加圧気体の供給操作、
    および、この作動袋内の気体を外部へ放出する操作を反
    復して行なう給排気手段とからなることを特徴とする高
    流動コンクリート用押し広げ装置。
JP23754594A 1994-09-30 1994-09-30 高流動コンクリート用押し広げ装置 Pending JPH08100529A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108204130A (zh) * 2018-02-05 2018-06-26 中建三局集团有限公司 钢管混凝土加压成型装置及方法
CN115387614A (zh) * 2022-08-30 2022-11-25 上海建工四建集团有限公司 一种伸缩型气动振捣器、振捣装置及其使用方法

Cited By (4)

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