JPH08100143A - 紙器印刷用インキ組成物 - Google Patents

紙器印刷用インキ組成物

Info

Publication number
JPH08100143A
JPH08100143A JP25948194A JP25948194A JPH08100143A JP H08100143 A JPH08100143 A JP H08100143A JP 25948194 A JP25948194 A JP 25948194A JP 25948194 A JP25948194 A JP 25948194A JP H08100143 A JPH08100143 A JP H08100143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
pigment
ink
powder
glycol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25948194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Tomizawa
豊 冨澤
Morio Nobori
守男 昇
Takeshi Tamura
健 田村
Seiji Yamaguchi
誠次 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd filed Critical Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Priority to JP25948194A priority Critical patent/JPH08100143A/ja
Publication of JPH08100143A publication Critical patent/JPH08100143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凸版印刷用グリコ−ル溶媒型印刷インキに新
規な色彩材料を配合することによって,段ボ−ル等の紙
器の表面印刷の美麗化,鮮明化を達成し,販売,宣伝等
の機能を向上させる。 【構成】 ビヒクルの溶媒として水又は水性エマルジョ
ンを5%〜50%を含有せしめたグリコ−ル系溶媒を用
いる凸版印刷用インキにおいて金属粉顔料及びパ−ル顔
料を混入する紙器印刷用インキ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の,段ボ−ル,紙袋等の紙
器の印刷に使用される凸版印刷用グリコ−ル溶媒型印刷
インキ組成物に関し,新規で美しい色彩を有する印刷イ
ンキ組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】段ボ−ル,紙袋等の紙器印刷には,従
来,プリスロ印刷とフレキソ印刷が行われ,更に近年実
用化が進んでいるフレキソ印刷とプリスロ印刷の中間に
位置するような印刷方法で,印刷ロ−ルに接触する空気
の湿度を調整しつつ印刷する凸版印刷用印刷ロ−ルの両
端に堰を設け,堰と堰の間の印刷インキのみで印刷する
凸版印刷などが行われている。
【0003】一方,段ボ−ル,紙袋等の紙器には,貯
蔵,物流,運搬等包装容器としての機能の重視からスタ
−トしているという歴史的な経緯がある。従って,従来
は,内容物の識別,品質表示,審美性などの印刷物とし
ての機能は比較的軽視されてきた。
【0004】然しながら,近年は,段ボ−ル,紙袋等の
紙器においても単に包装容器としての機能から印刷物と
しての購買力促進機能が重要されるに至った。紙器印刷
業界において紙器の美粧化,印刷技術の高度化が大きな
テ−マになっているのもこの為である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は,
段ボ−ル,紙袋等の紙器印刷に使用されている凸版印刷
用グリコ−ル溶媒型では紙器の美粧化に充分対応出来る
だけの美しい色彩が得られなかった。
【0006】本発明は,凸版印刷用グリコ−ル溶媒型印
刷インキに新規な色彩材料を配合することによって,紙
器印刷における美粧化,鮮明化がより促進され,紙器の
印刷物としての機能を向上させることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,凸版印刷用水
性グリコ−ル溶媒型印刷インキに金属粉顔料,パ−ル顔
料を混入せしめることによって,新規な色彩を有する凸
版印刷用印刷インキを提供しようとするものである。
【0008】本発明で使用する金属粉顔料としては,ア
ルミニウム粉,真鍮粉,ステンレス粉,ニッケル粉など
が使用出来るが,アルミニウム粉が好適である。又アル
ミニウム蒸着粉など金属を蒸着した物質等も使用するこ
とが出来る。
【0009】パ−ル顔料としては,天然パ−ル,合成パ
−ル,金属酸化物被覆雲母系,塩基性炭酸鉛,酸塩化ビ
スマスなども使用することが出来る。
【0010】この発明はビヒクルの溶媒として水を5%
〜50%含有せしめたグリコ−ル系溶媒を用いる凸版印
刷用インキ,例えば本発明と同一発明者による特許第1
411435号に示す印刷インキに金属粉顔料及びパ−
ル顔料を混入して,新規でかつ美しい色彩を付与するも
のである。
【0011】或いは又,ビヒクルの溶媒として水又は水
性エマルジョンを5%〜50%含有せしめたグリコ−ル
エマルジョン添和型凸版印刷用インキにおいて,ビヒク
ル樹脂,グリコ−ル系溶媒の配合体の有する酸価に対し
て当量未満のアルカリ及び顔料による構成体,例えば平
2−42863号公報に記載する混合体に金属粉顔料及
びパ−ル顔料を混合して新しく美麗な印刷を可能とした
ものである。
【0012】更に,本発明に係るインキは水分含有率の
高いインキに使用する為,インキ自体の水分の調節及び
又は印刷雰囲気の湿度を調整しつつ印刷する凸版印刷機
や印刷ロ−ルの両端に堰を設けた凸版印刷機において特
に有効である。
【0013】即ち,配合水分,湿度を調整することによ
って,色目変化を抑えて一定の刷り上がり状態を保持す
ることが出来,両端に堰を設けることによって色替え時
の洗浄廃液を少なくすることが出来る。又,汚れ防止や
光沢の向上のために本発明の印刷インキにより印刷した
インキ表面を合成樹脂液にてコ−ティングすることも有
効である。
【0014】以下に,本発明の実施例を挙げて,本発明
の構成を具体的に説明する。
【実施例】
実施例1 マルキ−ド 32 60部 (ロジンマレイン酸樹脂 荒川化学社製) エチレングリコ−ル 30部 トリエタノ−ルアミン 19部 100部 上記配合により反応釜中で160℃溶解しワニスAとし
た。
【0015】 マルキ−ド 3002 20部 (ロジンマレイン酸樹脂 荒川化学社製) ジョンクリル 67 20部 (アクリル樹脂 ジョンソンワックス社製 ジエチレングリコ−ル 54部 ジエタノ−ルアミン 6部 100部 上記配合により180℃で溶解しワニスBとした。この
ワニスBを用い,3本ロ−ルにて下記の配合によりベ−
スインキAを製造した。 リオノ−ルブル− B302 30部 (シアニンブル−顔料 東洋インキ社製) ワニスB 70部 100部
【0016】ワニスAとベ−スインキAを用い,インキ
Aを製造した。 ベ−スインキA 30部 ワニスA 56部 アルミペ−スト 10部 ケミパ−ル W−400 4部 〔ワックス水分散物(固型分40%) 三井石油化学社製〕 水 20部 120部 インキAは粘度は60ポイス,20℃であった。上記イ
ンキAを用い,イソワ社製凸版印刷機(PS−80)に
て段ボ−ルシ−ト(本州Kライナ−210g,十条白ラ
イナ−210g)に印刷を行い,色目変化の少ない良好
な印刷物を得た。
【0017】実施例2 ジョンクリル 67 30部 水 62部 28%アンモニア水 6部 ジエタノ−ルアミン 2部 100部 上記配合によりデスパ−攪拌機にて溶解し,ワニスCと
した。ワニスCと実施例1で製造したワニスAとベ−ス
インキAとにより,下記の配合でインキBを製造した。 ベ−スインキA 20部 ワニスA 20部 ワニスC 36部 イリオジン 100 20部 (パ−ル顔料 メルク社製) ケミパ−ル W−400 4部 100部 インキBの粘度は55ポイズ,20℃であった。上記イ
ンキBを用い,イソワ社製凸版印刷機を用い段ボ−ルシ
−ト(本州Kライナ−210g,十条白ライナ−210
g)に印刷を行った結果,色目変化の少ない良好な印刷
物を得た。
【0018】実施例3 ベ−スインキA 10部 ワニスC 16部 ジョンクリル 74J 20部 〔スチレンアクリルエマルジョン(固型分45%) ジョンソンワックス社製〕 エチレングリコ−ル 20部 水 20部 アルミニウムパウダ− 10部 ケミパ−ル W−400 4部 100部 上記配合をデスパ−攪拌し,インキCを製造した。イン
キCの粘度は200センチポイズ,20℃であった。イ
ンキCをエクシ−ドPS−21凸版印刷機(イソワ社
製)を用いて段ボ−ルシ−ト(本州Kライナ−210
g,十条白ライナ−210g)に印刷を行った結果良好
な印刷が得られた。
【0019】
【発明の効果】本発明は従来,包装容器として,貯蔵,
物流,運搬等に用いられている段ボ−ル等の紙製容器の
表面印刷の美麗化,鮮明化を達成し,販売,宣伝等の機
能を向上させると共に,アルミ箔等を使用することもな
く,従って材料のリサイクルの容易化にも貢献するもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠次 大阪府柏原市本郷5丁目8番12号 大阪印 刷インキ製造株式会社柏原工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビヒクルの溶媒として水又は水性エマル
    ジョンを5%〜50%含有せしめたグリコ−ル系溶媒を
    用いる凸版印刷用インキにおいて,金属粉顔料及びパ−
    ル顔料を混入することを特徴とする紙器印刷用インキ組
    成物。
  2. 【請求項2】 ビヒクルの溶媒として水又は水性エマル
    ジョンを5%〜50%含有せしめたグリコ−ルエマルジ
    ョン型凸版印刷用インキにおいて,ビヒクル樹脂,グリ
    コ−ル系溶媒の酸価を有する配合体に対して当量未満の
    アルカリ及び顔料から構成される混合体において金属粉
    顔料及びパ−ル顔料を混入することを特徴とする紙器印
    刷用インキ組成物。
  3. 【請求項3】 インキ中の水分及び,又は印刷ロ−ルに
    接触する空気の湿度を調整しつつ印刷する凸版印刷用イ
    ンキにおいて,金属粉顔料,パ−ル顔料を混入すること
    を特徴とする紙器印刷用インキ組成物。
JP25948194A 1994-09-28 1994-09-28 紙器印刷用インキ組成物 Pending JPH08100143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25948194A JPH08100143A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 紙器印刷用インキ組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25948194A JPH08100143A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 紙器印刷用インキ組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08100143A true JPH08100143A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17334683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25948194A Pending JPH08100143A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 紙器印刷用インキ組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08100143A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000030106A (ko) * 1999-12-10 2000-06-05 이주홍 금속색깔 파우더가 인쇄된 포장지 및 그 제조방법
JP2003147251A (ja) * 2001-11-19 2003-05-21 Dainippon Printing Co Ltd 感熱紙用パールインキ、印刷方法、およびパール印刷された感熱紙
JP2007513206A (ja) * 2003-05-21 2007-05-24 イクシス、プリント、ゾルツィオーンズ、ドイチュラント、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 金属粉インキ及び金属粉インキを印刷物の仕上げに使用する方法
WO2019117231A1 (ja) * 2017-12-15 2019-06-20 サカタインクス株式会社 水性フレキソ印刷インキ組成物
JP2019108529A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 サカタインクス株式会社 水性フレキソ印刷インキ組成物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000030106A (ko) * 1999-12-10 2000-06-05 이주홍 금속색깔 파우더가 인쇄된 포장지 및 그 제조방법
JP2003147251A (ja) * 2001-11-19 2003-05-21 Dainippon Printing Co Ltd 感熱紙用パールインキ、印刷方法、およびパール印刷された感熱紙
JP2007513206A (ja) * 2003-05-21 2007-05-24 イクシス、プリント、ゾルツィオーンズ、ドイチュラント、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 金属粉インキ及び金属粉インキを印刷物の仕上げに使用する方法
WO2019117231A1 (ja) * 2017-12-15 2019-06-20 サカタインクス株式会社 水性フレキソ印刷インキ組成物
JP2019108529A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 サカタインクス株式会社 水性フレキソ印刷インキ組成物
JP2019108530A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 サカタインクス株式会社 水性フレキソ印刷インキ組成物
CN111448268A (zh) * 2017-12-15 2020-07-24 阪田油墨股份有限公司 水性柔版印刷墨水组合物
CN114854247A (zh) * 2017-12-15 2022-08-05 阪田油墨股份有限公司 水性柔版印刷墨水组合物
TWI796402B (zh) * 2017-12-15 2023-03-21 日商阪田油墨股份有限公司 水性柔版印刷墨水組成物及印刷方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2280963T3 (es) Tinta metalica para la impresion y su empleo para el ennoblecimiento de impresiones.
TW554015B (en) Pigment preparation with modified colophony resins
CN103923524A (zh) 一种用于卷筒凹印的水性珠光油墨
JPH08100143A (ja) 紙器印刷用インキ組成物
TW498098B (en) Pigment preparation and offset printing ink comprising the same
AU2002212239A1 (en) Azo orange pigment composition
JP2000191940A (ja) 顔料製剤および特に印刷インクにおけるその使用
CN115151616B (zh) 高生物可再生含量印刷油墨
JPH08269381A (ja) 水性印刷インキ
US3353973A (en) Method and composition for tinting oil and water base paints
Yates Advances in metallic inks
CN110154481A (zh) 一种抗氧化效果好的镭射转移膜及其生产工艺
JP2745444B2 (ja) インキ濡れ性調整材
JPH1046089A (ja) 印刷インキ組成物
JP3359275B2 (ja) ボールペン用パール調水性ゲルインキ
JP2000044853A (ja) 水性光沢インキ組成物
JP2745445B2 (ja) インキ濡れ性調整材
US5730788A (en) Correction product
JPH08225756A (ja) 缶外面用オーバープリントワニス
RU2078785C1 (ru) Безводный порошкообразный концентрат для приготовления водных типографических красок или лаков и способ его получения
WO2023276426A1 (ja) 表刷り軟包装用水性白色インク組成物
JPH0393871A (ja) 印刷インキ
JP2001072909A (ja) 金属光沢色水性スタンプインキ組成物
JPH07126562A (ja) 水性グラビア印刷インキ
Hancock Gravure inks