JPH0799974A - ヒト卵透明帯−2蛋白質をコードするdna - Google Patents

ヒト卵透明帯−2蛋白質をコードするdna

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JPH0799974A
JPH0799974A JP24940493A JP24940493A JPH0799974A JP H0799974 A JPH0799974 A JP H0799974A JP 24940493 A JP24940493 A JP 24940493A JP 24940493 A JP24940493 A JP 24940493A JP H0799974 A JPH0799974 A JP H0799974A
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dna
ser
leu
val
protein
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JP24940493A
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Yuichi Okazaki
祐一 岡崎
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒト卵透明帯−2(HZP2)蛋白質をコー
ドするDNA。 【効果】 遺伝子工学的又はペプチド合成といった手法
を用いて、HZP2の人工合成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒト卵透明帯−2蛋白
質をコードするDNAに関する。
【0002】
【従来の技術】哺乳動物の卵透明帯(zona pellucida)
は、卵母細胞を取り囲む細胞外マトリックスであり、通
常、ZP1、ZP2、ZP3、ZP4等のZP糖蛋白質
から構成されている。これらのZP糖蛋白質は、卵母細
胞の成長初期段階及び卵胞の細胞分化の初期段階で形成
され、子宮壁に着床するまでの間、卵母細胞及び胎児を
保護する役割をもつ。また、精子が卵透明帯のZP糖蛋
白質に付着し、卵透明帯に侵入する受精過程において
も、これらのZP糖蛋白質は重要な機能を有している
(Wassarman P.M.“Z0NA PELLUCIDA GLYCOPROTEINS”A
m. Rev. Biochem. 1988, 57:415-442;Wassarman P.M.
(1990) Development 108:1-17)。
【0003】従って、精子が結合し得るZP糖蛋白質を
ブロックすることにより、受精を阻害し、その結果、避
妊又は不妊が可能となる。その1つの方法として、卵透
明帯に対する抗体はin vitro で受精を阻害できること
が報告されており(Shivers,C. H.ら(1972) Science 17
8:1211-1213;メルクの特開昭53−26311号公
報)、さらに、ZP糖蛋白質を含む卵透明帯蛋白質をワ
クチン抗原として雌の哺乳動物に投与すると、該抗原に
対する抗体がin vivo生成され、それがブロック
剤となって受精、または、卵胞の発育が阻害されること
も報告されている(Wood D. M.ら (1981) Biol. Repro
d. 25:439-450;Skinner S. M. ら (1984)Endrocrinolo
gy 115:2418-2432; Mahi-Brown C. A.ら (1985) Biol.
Reprod. 32:761-772)。この効果は、ZP3と呼ばれる
成分単独でも効果のあることが報告されており、成分全
体でなくてもよいと考えられている(Sacco A. G. ら(1
987)Biol. Reprod. 36:481-490 ;Millar S. E.ら (198
9) Science 246:935-938 )。これらの抗原はいわゆる
避妊ワクチンとして知られ、また、このワクチンによる
避妊法は、従来の避妊法であるピル、IUD、コンドー
ム、リズム法、不妊手術等による方法とは異なり免疫学
的避妊法として知られる。
【0004】この卵透明帯を構成する卵透明帯蛋白質成
分に関しては、その遺伝子クローニングが行なわれ、ア
ミノ酸配列及び塩基配列が明らかとなってきている。例
えばZP3と呼ばれる成分に関しては、マウス(M. J.
Ringuette ら、 Dev. Biol.127, 287〜295 (1988))、
ハムスター(R. A. Kinloch ら(1990) Dev. Biol.142:4
14-421 )及びヒト(M.E.ChamberlinとJ. Dean (1990)
Proc. Natl. Acad.Sci. USA 87, 6014〜6018)由来のも
のが報告されている。また、ZP2と呼ばれる成分に関
しても、ZP2に対する抗体がin vitro で受精を阻害
することが報告されており(East I. J.ら(1985) Dev.
Biol. 109:268-273 )、ZP3と同様にワクチン効果を
もつと考えられている。ZP2のクローニングに関して
は、マウス(Liang, Li-Fangら(1990) Mol. Cell Biol.
10:1507-1515 )由来のものが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワクチン抗原として可
溶化卵透明帯を直接使用する哺乳動物の避妊法において
は、該抗原を得るために大量の卵巣を必要とする欠点が
あり、また、卵透明帯を精製するうえで他の卵巣組織が
混在し、これが副作用の原因となる可能性を有してい
る。これに対して、遺伝子工学的手法やペプチド合成と
いった手法で卵透明帯蛋白質を人工合成できるようにす
れば、高純度の卵透明帯蛋白質を安価に製造することが
できる利点をもつ。しかしながら、ヒトに関しては、卵
透明帯ZP2蛋白質の一次構造は不明であり、この蛋白
質の免疫学的避妊法への応用は知られていない。
【0006】従って、本発明の目的は、ヒト卵透明帯−
2(以下HZP2と称する)の人工合成に必要な遺伝子
配列及びアミノ酸配列を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、配列番号1に
示されるアミノ酸番号1〜742のアミノ酸配列を有す
るヒト卵透明帯−2蛋白質の全体又はその一部をコード
するDNAを提供する。
【0008】ヒト卵透明帯HZP2遺伝子のクローニン
グは、一般的な組換えDNA技術を用いて行うことがで
きる。このような技術の中には、細胞又は組織からの全
RNAの抽出、オリゴ−dTによるmRNAの精製、m
RNAのcDNAへの変換、PCR(Polymerase Chain
Reaction )増幅、表現型マーカーを含むベクター内へ
のDNAの挿入、コンピテント宿主細胞の形質転換、コ
ロニーライブラリーからの目的cDNAクローンのスク
リーニング、陽性cDNAクローンからのベクターDN
Aの単離、DNAの配列決定などが含まれる。
【0009】具体的なDNA配列決定手順の例を以下に
示す。
【0010】ヒト卵巣から得た全RNAを、例えばWa
rdら(J. Virol., 9, 61 (1972))の方法に従って抽
出する。即ち、凍結、粉砕した卵巣をホモジナイズし、
遠心した後、細胞を溶解し、遠心により核をペレット化
し、全RNAを含む上清をフェノール/クロロホルム抽
出により精製し、塩化ナトリウムの存在下水相にエタノ
ールを加えて全RNAを沈殿させる。次に、オリゴーd
Tセルロースクロマトグラフィーを用いて、全RNA調
製物からmRNAを精製する(Oppermann ら、Virolog
y, 108, 47 (1981) )。
【0011】ポリ(A)+ mRNAに対してランダムプ
ライマー、オリゴ−dTプライマー等を用いて逆転写酵
素により相補鎖DNAを伸長し、さらにRNase H
によりRNAを分離し、DNAポリメラーゼIを用いて
二本鎖cDNAを合成する。
【0012】cDNAライブラリーを作るため、得られ
た二本鎖cDNAの両末端にリンカーを連結して、λフ
ァージベクターに導入し、さらにin vitroパッ
ケージングを行い、ファージ粒子を得る。このファージ
粒子を大腸菌株に感染させ、寒天培地上に培養して、λ
ファージの溶菌プラークを形成させる。プラークをニト
ロセルロース膜に移動、固定した後、イムノスクリーニ
ング、または、DNAプローブによるハイブリダイゼー
ションによりHZP2蛋白質をコードするDNAが組み
込まれたファージプラークを同定する。
【0013】得られたファージDNAを制限酵素消化
し、得られるDNA断片を同様の制限酵素部位をもつプ
ラスミドにサブクローニングする。
【0014】得られたHZP2蛋白質をコードするDN
Aを含むプラスミドを各種の制限酵素により消化し、各
フラグメントをM13ファージベクターにサブクローニ
ングする。
【0015】得られたファージプラークから一本鎖DN
Aを調製し、M13ジデオキシ法により各フラグメント
の塩基配列を決定する。
【0016】この操作段階中λファージベクターに導入
することなく、HZP2蛋白質をコードする遺伝子を増
幅するために、該遺伝子を含むcDNAをPCR法(Sa
iki,R.K. ら(1985) Science 230, 1350-1354; Lee, C.
C.ら(1988) Science 239, 1288-1291; Frohman, M.A.ら
(1988) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85, 8998-9002)
に掛けることができる。使用されるプライマーは、例え
ばマウス卵透明帯MZP2(Liang, L. F.ら(1990) Mo
l. Cell. Biol. 10:1507-1515)の公知の遺伝子配列に
基づいて推定され、作製し得る。
【0017】上述の手順により、全長ヒト卵透明帯−2
蛋白質をコードするDNA配列が決定された。このDN
A配列は、配列番号1に示される2277 bp のヌクレ
オチド配列から成り、そのうちHZP2リーディングフ
レームはヌクレオチド番号26から2251までの22
26 bp で構成されることが判明した。このDNA配列
から推定されるアミノ酸配列も同様に配列番号1に示さ
れており、Met1 ………His742 の742アミノ酸
から構成されることが分った。
【0018】したがって、本発明の実施態様により、本
発明は、配列番号1に示されるヌクレオチド番号26〜
2251の塩基配列の全体又はその一部から成るDNA
を提供する。さらに、本発明においては、配列番号1の
配列中、アミノ酸の遺伝暗号の縮重に基づく対応する全
ての塩基を含む全ての可能なヌクレオチド配列が包含さ
れる。
【0019】本発明により決定されたHZP2をコード
するヌクレオチド配列及びHZP2の推定アミノ酸配列
を利用することによって、ヒト用避妊ワクチンとして有
用であろうHZP2蛋白質又はその断片の人工合成が可
能となる。このような合成法としては、遺伝子工学的手
法又はペプチド合成手法が挙げられる。
【0020】遺伝子工学的手法による組換え型HZP2
又はその断片の製造の場合、例えばその方法は、配列番
号1に示されるアミノ酸配列(アミノ酸番号1〜74
2)の全体若しくはその一部をコードするヌクレオチド
配列から成るDNAを複製可能な適切な発現ベクターに
組み込む工程、得られた発現ベクターで適切な宿主を形
質転換する工程、得られた形質転換体を適切な培地中で
培養し、前記DNAを発現させる工程、及び得られた組
換え型HZP2又はその断片を回収する工程、を包含す
る。
【0021】本発明のDNAを発現させるためのベクタ
ーは、ファージ又はプラスミドであり、通常、複製部位
と選択マーカー配列を含む。複製部位は、形質転換され
る宿主細胞に適合するプロモーター、ターミネーター、
複製起点、リボソーム結合部位などの配列を適宜含み得
る。特に、プロモーターとしては、原核生物を宿主とす
る場合には常用のlacプロモーター、trpプロモー
ター、バクテリオファージλプロモーター等が、酵母を
宿主とする場合にはアルコールデヒドロゲナーゼや解糖
系酵素類に対するプロモーター等が、動物細胞を宿主と
する場合にはSV40ウイルスプロモーターのようなウ
イルスプロモーター等が挙げられる。また、選択マーカ
ー配列としては、アンピシリン、テトラサイクリン耐性
遺伝子等の抗生物質耐性遺伝子が常用される。発現すべ
き外来遺伝子は、通常、プロモーターの下流に挿入され
る。
【0022】宿主細胞は、原核及び真核生物の両方を使
用し得る。原核生物には、大腸菌、枯草菌、放線菌等の
菌類が含まれ、また、真核生物には、酵母、昆虫細胞、
植物細胞、動物細胞等が含まれる。これらの宿主細胞
は、対象とするペプチドの糖鎖構造の有無に応じて適宜
選択され、一般に、糖鎖を含むペプチドを合成したい場
合には、真核生物が使用される。
【0023】一方、ペプチド合成手法によるHZP2又
はその断片の製造の場合、例えば生化学実験講座1タン
パク質の化学IV−化学修飾とペプチド合成−第 205〜
495頁、1977年(日本生化学会編)に記載の技術等を適
用可能であるが、小断片の製造の場合、特に有効であろ
う。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0025】実施例1 ヒト卵透明帯HZP2 cDNAライブラリーの作製 CLONTECH社より購入したヒト卵巣mRNA(#
CL6544−1)を、市販のcDNA合成キット(Ri
boClone cDNA Synthesis System, Promega)を用いて、
メーカーの指示に従ってcDNAに変換し、PCR法の
鋳型DNAとした。具体的には、mRNA1μgをオリ
ゴdTプライマー0.5μgと混合後70℃、5分間イ
ンキュベートし、その後室温に戻しこれにキットのファ
ーストストランド合成試薬(ファーストストランドバッ
ファー,ジチオスレイトール溶液,デオキシヌクレオシ
ド三リン酸混液,リボヌクレアーゼインヒビター溶液,
ピロリン酸ナトリウム溶液,AMV逆転写酵素)を加
え、42℃,1時間反応した。次にキットのセカンドス
トランド合成試薬(セカンドストランドバッファー,ジ
チオスレイトール,NAD溶液,DNAポリメラーゼ
I,RNaseH,リガーゼ)を追加して14℃,2時
間反応させた。反応終了後、70℃,10分間の加温処
理をした後、氷冷しさらにこれにT4DNAポリメラー
ゼIを加え37℃,10分間反応させ、0.2M ED
TAで反応を終了させた。こうして調製したcDNAを
以下のPCRの鋳型DNAとして使用した。
【0026】HZP2 cDNAの配列決定 (A)HZP2の中央領域(HZP294-515 )遺伝子の
クローニング 得られた鋳型DNAを増幅するために、市販のPCRキ
ット試薬(GeneAmp DNA Amplification Reagent Kit, P
erkin Elmer Cetus )及びPCR自動化装置(DNA Ther
mal Cycler, Perkin Elmer Cetus)を用いて、メーカー
の指示に従ってPCR反応を実施した。反応条件は次の
とおりである。1)熱変性ステップ:94℃,30秒
間、2)プライマーのアニーリングステップ:55℃,
1分間、3)プライマーの伸長ステップ:72℃,2分
間から成る3つのステップを1サイクルとして合計40
サイクル行なった後、さらに72℃,7分間を1回行っ
て1ラウンドのPCRを終了した。このとき使用したプ
ライマーは、マウス卵透明帯MZP2(Liang, L. F.ら
(1990) Mol. Cell Biol. 10:1507-1515 )及び本発明者
がクローニングしたブタ卵透明帯PZP2の遺伝子配列
から推定した、
【0027】
【表1】
【0028】(但し、[]はミックスを表わす。)であ
る。プライマーの合成には、自動DNA合成機(Cyclon
e Plus DNA Synthesizer, Milli Gen/Biosearch )を
使用した。
【0029】反応終了後、等量のクロロホルムを加えて
ミネラルオイルを反応溶液より除去し、これに1/10
容量の3M酢酸ナトリウム(pH5.2)と3倍容量の
冷エタノールを加えてDNAをエタノール沈殿させる。
沈殿DNAは乾燥後、適量の水に溶解させEcoRIお
よびSalIで消化させる。これを低融点アガロースゲ
ル電気泳動に流し1200bp程度のDNAを切り出
す。ゲルからのDNAの抽出はGENECLEAND
(BIO 101)を用いる。このDNAを先にEco
RI,SalIで消化して同様にアガロースゲルより精
製してあるpUC18ベクターの大断片にライゲーショ
ンキット(宝酒造)を用いて連結させ、大腸菌JM10
9に形質転換させる(pHZP294-515/JM10
9)。これを、アンピシリン含有LBプレートに播き、
生えてきたコロニーを5ml培養しQIAGENHi Purity Pl
asmid Kit(QIAGEN)でプラスミドを精製する。精製した
プラスミドはその一部をEcoRI,SalIで消化し
て目的サイズのDNAが組み込まれていることの確認に
用い、残りを通常の2本鎖シークエンスに用いた。シー
クエンスはプラスミドをアルカリ処理後ジデオキシ終止
鎖法のDNAシークエンスキット(SEQUENASE VERSION
2.07-deaza-dGTP Kit, USB)を用いて決定した。その結
果以下の配列(HZP294-515)が決定された。
【0030】
【表2】
【0031】(B)3’側領域のクローニング HZP2515-733 のクローニング :次の3個のプライマ
ーとヒト卵巣cDNAを用いてHZP2の3’側遺伝子
をクローニングし配列を決定した。
【0032】先に決定したHZP294-515の配列より次
のプライマー3,4,5を、又mRNAのポリA配列よ
りプライマー6を自動DNA合成機を用いて作製した。
【0033】
【表3】
【0034】さらに、次のPCRの条件に従って、遺伝
子増幅を実施した。
【0035】
【表4】 1回目のPCR−プライマー3および6: 鋳型DNA:ヒト卵巣cDNA; PCR条件:94℃−30秒,45℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃−5分,1回 2回目のPCR−プライマー4および6: 鋳型DNA:1回目PCR産物; PCR条件:94℃−30秒,50℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃−5分,1回 3回目のPCR−プライマー5および6: 鋳型DNA:2回目PCR産物; PCR条件:2回目PCR条件と同じ 3回のPCR産物の一部を2%アガロースゲルにて電気
泳動を行ない、増幅されたDNAバンドをエチジウムブ
ロマイド染色で確認する。その結果2回目のPCR産物
に700 bp 程度のバンドが検出された。この2回目の
PCR産物をエタノール沈澱後、EcoRI,SalI
消化した後、低融点アガロースゲルにて電気泳動を行な
い、ゲルより目的の700 bp のDNAをGENECL
EAN II (BIO 101)を用いて精製した。この
精製したDNAをあらかじめ同じEcoRI,SalI
で消化してあるpUC18の大断片にライゲーションキ
ット(宝酒造)を用いて連結させた。大腸菌JM109
に形質転換を行なった後、アンピシリン含有LBプレー
トに播き、生えてきた形質転換株を拾い上げる(pHZ
P2515-733 /JM109)。これを5mlアンピシリ
ン含有LB培地で培養しプラスミドを精製(QIAGE
N Hi Purity PlasmidKit使用)
した。精製したプラスミドはその一部をEcoRI,S
alI消化して目的サイズのDNAが組み込まれている
ことを確認した後、残りを遺伝子配列決定のため通常の
2本鎖シークエンスに用いた。シークエンスはプラスミ
ドをアルカリ処理後ジデオキシ終止鎖法のDNAシーク
エンスキット(SEQUENASE VERSION
2.07−deaza−dGTP Kit,USB)を
用いて決定した。その結果以下の配列(HZP2
515-733 )が決定された。
【0036】
【表5】
【0037】HZP2623-742 のクローニング:次の3
個のプライマーとヒト卵巣cDNAを用いてHZP2の
残り3’側遺伝子をクローニングし配列を決定した。
【0038】先に決定したHZP2515-733 の配列より
次のプライマー7,8を自動DNA合成機を用いて作製
した。
【0039】
【表6】
【0040】さらに次のPCR条件に従って、遺伝子増
幅を実施した。
【0041】
【表7】 1回目のPCR−プライマー3および6: 鋳型DNA:ヒト卵巣cDNA; PCR条件:94℃−30秒,45℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃−5分,1回 2回目のPCR−プライマー7および6: 鋳型DNA:1回目PCR産物; PCR条件:94℃−30秒,50℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃−5分,1回 3回目のPCR−プライマー8および6: 鋳型DNA:2回目PCR産物; PCR条件:94℃−30秒,50℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃−5分,1回 3回のPCR産物の一部を2%アガロースゲルにて電気
泳動を行ない、増幅されたDNAバンドをエチジウムブ
ロマイド染色で確認する。その結果3回目のPCR産物
に450bp程度のバンドが検出された。この3回目の
PCR産物をエタノール沈殿後、EcoRI,SalI
消化した後低融点アガロースゲルにて電気泳動を行な
い、ゲルより目的の450bpのDNAをGENECL
EANII(BIO 101)を用いて精製した。この精
製したDNAをあらかじめ同じEcoRI,SalIで
消化してあるpUC18の大断片にライゲーションキッ
ト(宝酒造)を用いて連結させた。大腸菌JM109に
形質転換を行なった後、アンピシリン含有LBプレート
に播き生えてきた形質転換株を拾い上げる(pHZP2
623-742 /JM109)。これを5mlアンピシリン含
有LB培地で培養しプラスミドを精製(QIAGEN Hi Puri
ty Plasmid Kit使用)した。精製したプラスミドはその
一部をEcoRI,SalIで消化して目的サイズのD
NAが組み込まれていることの確認に用い、残りを通常
の2本鎖シークエンスに用いた。シークエンスはプラス
ミドをアルカリ処理後ジデオキシ終止鎖法のDNAシー
クエンスキット(SEQUENASE VERSION 2.07-deaza-dGTP
Kit, USB)を用いて決定した。その結果以下の配列(H
ZP2623-742 )が決定された。
【0042】
【表8】
【0043】(C)5’側領域遺伝子のクローニング HZP2の5’側領域は前記のHZP294-515の配列を
もとにしてcDNAを作製し、これを鋳型としてPCR
を行ないクローニングした(Michael A. Frohman, Mich
ael K. Dush, and Gail R. Martin (1988) Proc. Natl.
Acad. Sci USA85, 8998-9002; Osamu Ohara, Robert
L. Dorit, and Walter Gilbert (1989)Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA 86, 5673-5677) 。
【0044】HZP21-113 領域遺伝子のクローニン
:先に決定したHZP294-515の配列より次の3個の
プライマーを合成した。
【0045】
【表9】
【0046】プライマー9をもとにしてヒト卵巣mRN
Aより一本鎖cDNAを作製した。1本鎖cDNAの合
成は RiboClone cDNA Systhesis System (Promega)を使
用した。具体的には、0.5μgのヒト卵巣mRNAに
0.5μgのプライマー8を加え70℃で5分間保温後
室温にゆっくりと戻す。つづいて10×first strand buf
fer, 100mM DDT, 10mM dNTP mix, RNasin ribonuclease
inhibitor, 40mM Napyrophosphate, reverse transcri
ptaseを加えて42℃で1時間保温して1本鎖cDNA
を合成する。反応終了後1回フェノール/クロロホルム
抽出を行ないその上清をTE(10mM Tris-HCl pH7.5, 1
mM EDTA )であらかじめ平衡化してあるスパンカラム
(Pharmacia)にかける。回収液はエタ沈メイ
ト(ニッポンジーン)とともにエタノール沈澱させる。
次に合成した1本鎖cDNAの3’側にポリAを付加す
る反応を行なった。具体的には、沈澱させた1本鎖cD
NAを乾燥後、水に溶解し94℃で2分処理後氷上で急
冷し、これにdATPと5×tailing Buffer, terminal
deoxynucleotidyl-transferase (Bethesda Research
Laboratories)を加えて37℃で10分間,65℃、1
5分間反応させる。これにTEを加えて希釈してPCR
の鋳型DNA(5’HZP2−cDNA)とした。PC
Rは以下の条件で実施した。
【0047】
【表10】 1回目PCR−プライマー10および6; 鋳型DNA:5’HZP2cDNA; PCR条件:94℃−30秒,45℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃,5分 2回目PCR−プライマー11および6; 鋳型DNA:1回目PCR産物; PCR条件:94℃−30秒,50℃−1分,72℃−
2分,30回;72℃,5分 2回目のPCR産物の一部を2%アガロースゲルにて電
気泳動を行なった。エチジウムブロマイドでDNAを染
色した。その結果400 bp 程度のDNAバンドが検出
された。この400 bp のDNAをpUC18のEco
RI,SalIにサブクローニングするために、PCR
産物からクロロホルムでミネラルオイルを取り除き、エ
タノール沈澱させた。沈澱は乾燥後水に溶解した後Kp
nI,SalI消化した。反応終了後2%低融点アガロ
ースゲル電気泳動で分離し目的の400 bp のバンドを
切り出しGENECLEAN II (BIO 101)を
用いてゲルより抽出した。これをあらかじめKpnI,
SalIで消化してあるpUC18の大断片にライゲー
ションキット(宝酒造)を用いて連結させた。これを大
腸菌JM109に形質転換させ、アンピシリン含有LB
プレートに播き、生えてきたコロニーは拾い上げて5m
lのアンピシリン含有LB培地で培養し、QUIAGE
N,Hi Purity Plasmid Kitを用
いてプラスミドを精製した(pHZP21-113 /JM1
09)。精製したプラスミドはその一部をKpnI,S
alI消化して目的サイズのDNAが組み込まれている
ことを確認した後、残りは通常の2本鎖シークエンスに
用いた。シークエンスはプラスミドをアルカリ処理後ジ
デオキシ終止鎖法のDNAシークエンスキット(SEQ
UENASE VERSION 2.07−deaza
−dGTP Kit,USB)を用いて決定した。その
結果以下の配列(HZP21-113 )が決定された。
【0048】
【表11】
【0049】以上、クローニングした4つのDNAフラ
グメント(HZP21-113 ,HZP294-515,HZP2
515-733 ,HZP2623-742 )の塩基配列より以下の配
列表の配列番号1に示すヒト卵透明帯−2(HZP2)
蛋白質の全塩基配列(2277nt)およびアミノ酸配
列(742個)が明らかとなった。これより、HZP2
蛋白質を遺伝子工学的手法又はペプチド合成等の手法を
用いて人工的に作ることが可能となった。
【0050】
【発明の効果】本願発明により、ヒト卵透明帯−2(H
ZP2)蛋白質をコードするヌクレオチド配列及び該蛋
白質のアミノ酸配列が明らかになった。これにより、遺
伝子工学的又はペプチド合成といった手法を用いてHZ
P2の人工合成が可能となり、しかもヒト用の避妊ワク
チン開発にあたって純粋な形のHZP2を大量に安価に
供給することが可能となろう。
【0051】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:2277 bp 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起 源: 生物名:ヒト 組織の種類:卵巣 配列: GGTTGATCTG GTAGTGTCTT CTGCT ATG GCG
TGC AGG CAG AGA GGA GGC TCT 52 Met Ala Cys Arg Gln Arg Gly Gly Ser 1 5 TGG AGT CCC TCA GGC TGG TTC AAT GCA GGC TGG AGC ACC TAC AGG TCG 100 Trp Ser Pro Ser Gly Trp Phe Asn Ala Gly Trp Ser Thr Tyr Arg Ser 10 15 20 25 ATT TCT CTC TTC TTC GCC CTT GTG ACT TCA GGG AAC TCC ATA GAT GTT 148 Ile Ser Leu Phe Phe Ala Leu Val Thr Ser Gly Asn Ser Ile Asp Val 30 35 40 TCT CAG TTG GTA AAT CCT GCC TTT CCA GGC ACT GTC ACT TGC GAT GAA 196 Ser Gln Leu Val Asn Pro Ala Phe Pro Gly Thr Val Thr Cys Asp Glu 45 50 55 AGG GAA ATA ACA GTG GAG TTC CCA AGC AGT CCT GGC ACC AAG AAA TGG 244 Arg Glu Ile Thr Val Glu Phe Pro Ser Ser Pro Gly Thr Lys Lys Trp 60 65 70 CAT GCT ACT GTG GTG GAT CCT CTT GGT CTC GAC ATG CCG AAC TGC ACT 292 His Ala Thr Val Val Asp Pro Leu Gly Leu Asp Met Pro Asn Cys Thr 75 80 85 TAC TAC CTG GAC CCA GAA AAG CTC ACC CTG AGG GCT ACC TAT GAT AAC 340 Tyr Tyr Leu Asp Pro Glu Lys Leu Thr Leu Arg Ala Thr Tyr Asp Asn 90 95 100 105 TGT ACC AGG AGA GTG CAT GGT GGA CAC CAG ATG ACC ATC AGA GTC ATG 388 Cys Thr Arg Arg Val His Gly Gly His Gln Met Thr Ile Arg Val Met 110 115 120 AAC AAC AGT GCT GCC TTA AGA CAC GGA GCT GTC ATG TAT CAG TTC TTC 436 Asn Asn Ser Ala Ala Leu Arg His Gly Ala Val Met Tyr Gln Phe Phe 125 130 135 TGT CCA GCT ATG CAA GTA GAA GAG ACC CAG GGG CTT TCA GCA TCT ACA 484 Cys Pro Ala Met Gln Val Glu Glu Thr Gln Gly Leu Ser Ala Ser Thr 140 145 150 ATC TGC CAG AAG GAT TTC ATG TCT TTT TCC TTG CCA CGG GTC TTC TCT 532 Ile Cys Gln Lys Asp Phe Met Ser Phe Ser Leu Pro Arg Val Phe Ser 155 160 165 GGC TTG GCT GAC GAC AGT AAG GGG ACC AAA GTT CAG ATG GGA TGG AGC 580 Gly Leu Ala Asp Asp Ser Lys Gly Thr Lys Val Gln Met Gly Trp Ser 170 175 180 185 ATT GAG GTT GGT GAT GGT GCA AGA GCC AAA ACT CTG ACC CTG CCA GAG 628 Ile Glu Val Gly Asp Gly Ala Arg Ala Lys Thr Leu Thr Leu Pro Glu 190 195 200 GCC ATG AAG GAA GGC TTC AGC CTC TTG ATT GAC AAC CAC AGG ATG ACC 676 Ala Met Lys Glu Gly Phe Ser Leu Leu Ile Asp Asn His Arg Met Thr 205 210 215 TTC CAT GTG CCA TTC AAT GCC ACT GGA GTG ACT CAC TAT GTG CAA GGT 724 Phe His Val Pro Phe Asn Ala Thr Gly Val Thr His Tyr Val Gln Gly 220 225 230 AAC AGT CAT CTC TAC ATG GTG TCT CTG AAG CTT ACA TTT ATA TCT CCT 772 Asn Ser His Leu Tyr Met Val Ser Leu Lys Leu Thr Phe Ile Ser Pro 235 240 245 GGA CAG AAG GTG ATC TTC TCT TCA CAA GCT ATT TGT GCA CCA GAT CCT 820 Gly Gln Lys Val Ile Phe Ser Ser Gln Ala Ile Cys Ala Pro Asp Pro 250 255 260 265 GTG ACC TGC AAT GCC ACA CAC ATG ACT CTC ACC ATA CCA GAG TTT CCT 868 Val Thr Cys Asn Ala Thr His Met Thr Leu Thr Ile Pro Glu Phe Pro 270 275 280 GGG AAG CTT AAG TCT GTG AGC TTT GAA AAC CAG AAC ATT GAT GTG AGC 916 Gly Lys Leu Lys Ser Val Ser Phe Glu Asn Gln Asn Ile Asp Val Ser 285 290 295 CAG CTG CAT GAC AAT GGA ATT GAT CTA GAA GCA ACA AAT GGC ATG AAA 964 Gln Leu His Asp Asn Gly Ile Asp Leu Glu Ala Thr Asn Gly Met Lys 300 305 310 TTG CAT TTC AGC AAA ACT CTG CTC AAA ACG AAA TTA TCT GAA AAA TGC 1012 Leu His Phe Ser Lys Thr Leu Leu Lys Thr Lys Leu Ser Glu Lys Cys 315 320 325 CTA CTC CAT CAG TTC TAC TTA GCT TCA CTC AAG CTG ACC TTT CTC CTT 1060 Leu Leu His Gln Phe Tyr Leu Ala Ser Leu Lys Leu Thr Phe Leu Leu 330 335 340 345 CGG CCA GAG ACA GTA TCC ATG GTG ATC TAT CCT GAG TGT CTC TGT GAG 1108 Arg Pro Glu Thr Val Ser Met Val Ile Tyr Pro Glu Cys Leu Cys Glu 350 355 360 TCA CCC GTT TCT ATA GTT ACA GGG GAG CTG TGC ACC CAG GAT GGG TTT 1156 Ser Pro Val Ser Ile Val Thr Gly Glu Leu Cys Thr Gln Asp Gly Phe 365 370 375 ATG GAC GTC GAG GTC TAC AGC TAC CAA ACA CAA CCA GCT CTT GAC CTG 1204 Met Asp Val Glu Val Tyr Ser Tyr Gln Thr Gln Pro Ala Leu Asp Leu 380 385 390 GGT ACT CTG AGG GTG GGA AAC TCA TCC TGC CAG CCT GTC TTT GAG GCT 1252 Gly Thr Leu Arg Val Gly Asn Ser Ser Cys Gln Pro Val Phe Glu Ala 395 400 405 CAG CCT CAG GGG CTG GTA CGG TTC CAC ATA CCC CTG AAT GGA TGT GGA 1300 Gln Pro Gln Gly Leu Val Arg Phe His Ile Pro Leu Asn Gly Cys Gly 410 415 420 425 ACG AGA TAT AAG TTC GAA GAT GAT AAA GTC GTC TAT GAA AAC GAA ATA 1348 Thr Arg Tyr Lys Phe Glu Asp Asp Lys Val Val Tyr Glu Asn Glu Ile 430 435 440 CAT GCT CTC TGG ACG GAT TTT CCT CCA AGC AAA ATA TCT AGA GAC AGT 1396 His Ala Leu Trp Thr Asp Phe Pro Pro Ser Lys Ile Ser Arg Asp Ser 445 450 455 GAG TTC AGA ATG ACA GTG AAG TGT TCT TAT AGC AGG AAT CGA CAT GCT 1444 Glu Phe Arg Met Thr Val Lys Cys Ser Tyr Ser Arg Asn Arg His Ala 460 465 470 ACT AAA CTA CAA CGA AGA AGC CTT ACT CCT CCA GTG AAG TTG GGT CCA 1492 Thr Lys Leu Gln Arg Arg Ser Leu Thr Pro Pro Val Lys Leu Gly Pro 475 480 485 TTT ACC TTG ATG GTG CAA AGC TAC CCA GAT AAT TCC TAC CAA CAA CCT 1540 Phe Thr Leu Met Val Gln Ser Tyr Pro Asp Asn Ser Tyr Gln Gln Pro 490 495 500 505 TAT GGG GAA AAC GAG TAC CCT CTA GTG AGA TTC CTC CGC CAA CCA ATT 1588 Tyr Gly Glu Asn Glu Tyr Pro Leu Val Arg Phe Leu Arg Gln Pro Ile 510 515 520 TAC ATG GAA GTG AGA GTG CTA AAC AGG GAT GAC CCC AAC ATC AAG CTG 1636 Tyr Met Glu Val Arg Val Leu Asn Arg Asp Asp Pro Asn Ile Lys Leu 525 530 535 GTC TTA GAT GAC TGC TGG GCG ACG TCC ACC ATG GAT CCA GAC TCT TTC 1684 Val Leu Asp Asp Cys Trp Ala Thr Ser Thr Met Asp Pro Asp Ser Phe 540 545 550 CCC CAG TGG AAC GTT GTC GTG GAT GGC TGT GCA TAT GAC CTG GAC AAC 1732 Pro Gln Trp Asn Val Val Val Asp Gly Cys Ala Tyr Asp Leu Asp Asn 555 560 565 TAC CAG ACC ACC TTC CAT CCA GTC GGA TCC TCT GTG ACC CAT CCT GAT 1780 Tyr Gln Thr Thr Phe His Pro Val Gly Ser Ser Val Thr His Pro Asp 570 575 580 585 CAC TAT CAG AGG TTT GAC ATG AAG GCT TTT GCC TTT GTA TCA GAA GCC 1828 His Tyr Gln Arg Phe Asp Met Lys Ala Phe Ala Phe Val Ser Glu Ala 590 595 600 CAC GTG CTC TCT AGC CTG GTC TAC TTC CAC TGC AGT GCC TTA ATC TGT 1876 His Val Leu Ser Ser Leu Val Tyr Phe His Cys Ser Ala Leu Ile Cys 605 610 615 AAT CGA CTC TCC CCT GAC TCC CCA CTG TGT TCT GTG ACC TGC CCT GTG 1924 Asn Arg Leu Ser Pro Asp Ser Pro Leu Cys Ser Val Thr Cys Pro Val 620 625 630 TCC TCT AGG CAC AGG CGA GCC ACA GGG GCC ACT GAA GCA GAG AAA ATG 1972 Ser Ser Arg His Arg Arg Ala Thr Gly Ala Thr Glu Ala Glu Lys Met 635 640 645 ACA GTG AGC CTC CCA GGA CCC ATT CTC CTG TTG TCA GAT GAC TCC TCA 2020 Thr Val Ser Leu Pro Gly Pro Ile Leu Leu Leu Ser Asp Asp Ser Ser 650 655 660 665 TTC AGA GGT GTC GGC TCA TCT GAT CTA AAA GCA AGT GGG AGC AGT GGG 2068 Phe Arg Gly Val Gly Ser Ser Asp Leu Lys Ala Ser Gly Ser Ser Gly 670 675 680 GAG AAG AGT AGG AGT GAA ACA GGG GAG GAG GTT GGC TCA CGA GGT GCT 2116 Glu Lys Ser Arg Ser Glu Thr Gly Glu Glu Val Gly Ser Arg Gly Ala 685 690 695 ATG GAC ACC AAA GGG CAC AAG ACT GCT GGA GAT GTT GGT TCC AAA GCT 2164 Met Asp Thr Lys Gly His Lys Thr Ala Gly Asp Val Gly Ser Lys Ala 700 705 710 GTG GCT GCT GTG GCT GCC TTT GCA GGT GTG GTG GCA ACT CTA GGC TTC 2212 Val Ala Ala Val Ala Ala Phe Ala Gly Val Val Ala Thr Leu Gly Phe 715 720 725 ATC TAC TAC CTG TAC GAG AAA AGG ACT GTG TCA AAT CAC TAAATGGGCT 2261 Ile Tyr Tyr Leu Tyr Glu Lys Arg Thr Val Ser Asn His 730 735 740 TCTAAATAAA GCAGTC 2277

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1に示されるアミノ酸番号1〜
    742のアミノ酸配列を有するヒト卵透明帯−2蛋白質
    の全体又はその一部をコードするDNA。
  2. 【請求項2】 配列番号1に示されるヌクレオチド番号
    26〜2251の塩基配列の全体又はその一部から成る
    請求項1記載のDNA。
JP24940493A 1993-10-05 1993-10-05 ヒト卵透明帯−2蛋白質をコードするdna Pending JPH0799974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058536A1 (en) * 2005-11-16 2007-05-24 Pantarhei Bioscience B.V. Pharmaceutical composition for treating or preventing ovarian cancer

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