JPH06217777A - ネコ卵透明帯fzp2をコードするdna配列 - Google Patents

ネコ卵透明帯fzp2をコードするdna配列

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JPH06217777A
JPH06217777A JP1349693A JP1349693A JPH06217777A JP H06217777 A JPH06217777 A JP H06217777A JP 1349693 A JP1349693 A JP 1349693A JP 1349693 A JP1349693 A JP 1349693A JP H06217777 A JPH06217777 A JP H06217777A
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fzp2
leu
ser
thr
dna
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Yuichi Okazaki
祐一 岡崎
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ネコ卵透明帯FZP2蛋白質をコードするD
NA配列。 【効果】 ネコの避妊ワクチン抗原として有用なFZP
2関連ペプチドの大量供給を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネコ卵透明帯FZP2
蛋白質をコードするDNA配列に関する。
【0002】
【従来の技術】卵透明帯(ZP:Zona Pellu
cida)とは、哺乳動物の卵細胞を取り囲んで存在す
る細胞外マトリックスでZP−1,−2,−3,−4と
呼ばれる幾種類かの糖蛋白質が集まって構成されてい
る。この卵透明帯が、授精の場において卵側の精子レセ
プターとなっており、精子はこの卵透明帯を通過できな
いと授精は成立しない(Wassarman P.M. (1990) Develo
pment 108, 1-17)。従って、何らかの形で精子がこの卵
透明帯と結合できないようにすることができれば避妊は
可能となる。その一つの方法として、卵透明帯に対する
抗体はin vitroで授精を阻害できることが報告されてお
り(Shivers, C.H. ら (1972) Science, 178:1211-121
3, メルクの特開昭53−26311号公報)、さら
に、この蛋白質をワクチン抗原として雌哺乳動物に投与
してその個体を不妊にできることも報告されている(Wo
od D.M. ら (1981) Biol. Reprod. 25:439-450, Skinne
r S.M.ら (1984) Endrocrinology 115:2418-2432, Mahi
-Brown C.A. ら (1985) Biol. Repro. 32:761-772 )。
この効果はZP−3と呼ばれる成分単独でも効果のある
ことが報告されており、成分全体でなくとも良いと考え
られている。(Sacco A.G.ら(1987) Biol. Reprod. 36:
481-490, Millar S.E. ら(1989) Science 246:935-93
8)。
【0003】この卵透明帯を構成する卵透明帯蛋白質成
分に関してはその遺伝子クローニングが行なわれアミノ
酸配列、塩基配列が明らかとされてきている。ZP−3
と呼ばれる成分に関しては、マウス(Ringuette M.J.
(1988) Dev. Biol. 127:287-265)、ハムスター(Kinlo
ch R.A.ら (1990) Dev. Biol. 142:414-421) 、ヒト(C
hamberlin M.E. (1990) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 8
7:6014-6018) 、その他本出願人によりブタ、ネコ、ネ
コ由来のものが明らかとなっている。またZP−2と呼
ばれる成分に関しても、ZP−2に対する抗体がin vi
tro で授精を阻害することが報告されており(East I.
J. ら (1985) Dev. Biol. 109:268-273)、ZP−3と
同様にそのワクチン効果が考えられる。ZP−2に関し
ては、マウス(Liang Li-Fang ら (1990) Mol. Cell. B
iol. 10:1507-1515 )由来のものが明らかとなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天然の卵透明帯蛋白質
をワクチン抗原として用いるためには大量の卵細胞を得
ることが必要である。しかし、そのためにワクチン対象
動物の卵透明帯を必要量得ることは不可能である。又、
天然の卵透明帯を精製する場合、他の卵巣組織の混在す
る危険性がありこれが副作用の原因となる可能性があ
る。これに対して遺伝子工学的手法やペプチド合成とい
った手法で卵透明帯を人工合成できるようにすれば高純
度の卵透明帯蛋白質を安価に製造することが可能とな
る。
【0005】従って、本発明の目的は、このネコ卵透明
帯成分−2(FZP2)の人工合成に必要なDNA配列
及びアミノ酸配列を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、配列番号1に
示されるネコ卵透明帯FZP2蛋白質のアミノ酸配列の
全部又は一部をコードする塩基配列を含むDNAを提供
する。
【0007】ネコ卵透明帯FZP2(Feline Zona Pell
ucida 2 )遺伝子の全塩基配列及びそれから推定される
アミノ酸配列の決定は、ポリメラーゼ連鎖反応(PC
R)法を用いてネコ卵巣よりFZP2の全遺伝子をクロ
ーニングすることによって行なわれる。この目的のため
には、一般的な組換えDNA技術、例えば、組織からの
全RNAの抽出、オリゴdTセルロースによるmRNA
の精製、mRNAからのcDNA合成、PCR増幅、表
現型マーカーを含むベクター内へのDNAの挿入、コン
ピテント宿主細胞の形質転換、コロニーライブラリーか
らの目的cDNAクローンのスクリーニング、陽性cD
NAクローンからのベクターDNAの単離、DNAの配
列決定などが使用される(例えば、Maniatisら、Molecu
lar Cloning:A Laboratory Manual (1982); Wardら、J.
Virol., 9:61(1972); Saikら、 Science 230:1350-1354
(1985))。FZP2遺伝子のクローニングの詳細につい
ては、後記実施例で述べられる。ここでは、mRNAか
ら合成されたcDNAを鋳型DNAとしてPCRを実施
するが、このとき使用するプライマーを、3つの群すな
わちFZP2遺伝子の中央領域、5’側領域及び3’側
領域に各々アニーリング可能なプライマー群に分けてP
CRを行ない、各領域遺伝子をクローニングする方法を
とった。これにより、それぞれ、配列番号1に示される
ヌクレオチド75〜524(FZP275-524);ヌクレ
オチド9〜86(FZP29-86)及びヌクレオチド1〜
65(FZP21-65);並びにヌクレオチド477〜7
16(FZP2477-716 )の各塩基配列が決定され、従
って、ネコ卵透明帯FZP2蛋白質をコードする全DN
A配列が判明した。このDNA配列は、配列番号1に示
される2230bpのヌクレオチド配列から成り、その
うちFZP2リーディングフレームはヌクレオチド番号
50〜2197までの2148bpで構成される。この
DNA配列から推定されるアミノ酸配列も同様に配列番
号1に示されており、Met1 ……His716 の716
アミノ酸から構成される。
【0008】本発明のDNAの具体例は、配列番号1に
示されるヌクレオチド番号50〜2197の全部又は一
部から成るDNAである。その他の例として、配列番号
1の配列中、アミノ酸の遺伝暗号の縮重に基づく対応す
る全ての塩基配列を含む全ての可能なヌクレオチド配列
が挙げられる。これらのヌクレオチド配列も、本発明の
一部を構成する。
【0009】本明細書中「ペプチド」なる用語は、短鎖
及び長鎖ペプチドの両方を意味する。ここで、長鎖ペプ
チドは蛋白質も包含する。
【0010】上記定義の本発明のDNAを発現すること
により、FZP2関連ペプチドを製造することができ
る。例えば、該ペプチドの製造方法は、配列番号1に示
されるアミノ酸配列の全部若しくは一部をコードするヌ
クレオチド配列から成るDNA又は該ヌクレオチド配列
を含むDNAを複製可能な適切な発現ベクターに組み込
む工程、得られた発現ベクターで適切な宿主を形質転換
する工程、得られた形質転換体を適切な培地中で培養
し、前記DNAを発現させる工程、及び得られた組換え
型ペプチドを回収する工程、を包含する。
【0011】この場合、本発明のDNAを発現させるた
めのベクターは、ファージ又はプラスミドであり、通
常、複製部位と選択マーカー配列を含む。複製部位は、
形質転換される宿主細胞に適合するプロモーター、ター
ミネーター、複製起点、リボソーム結合部位などの配列
を適宜含み得る。特に、プロモーターとしては、原核生
物を宿主とする場合には常用のlacプロモーター、t
rpプロモーター、バクテリオファージλプロモーター
等が、酵母を宿主とする場合にはアルコールデヒドロゲ
ナーゼや解糖系酵素類に対するプロモーター等が、動物
細胞を宿主とする場合にはSV40ウイルスプロモータ
ーのようなウイルスプロモーター等が挙げられる。ま
た、選択マーカー配列としては、アンピシリン、テトラ
サイクリン耐性遺伝子等の抗生物質耐性遺伝子が常用さ
れる。発現すべき外来遺伝子は、プロモーターの下流に
挿入される。
【0012】また、宿主細胞は、原核及び真核生物の両
方を使用し得る。原核生物には、大腸菌、枯草菌、放線
菌等の細菌類が含まれ、また、真核生物には、酵母、昆
虫細胞、植物細胞、動物細胞等が含まれる。これらの宿
主細胞は、対象とするペプチドの糖鎖構造の有無に応じ
て適宜選択され、一般に、糖鎖を含むペプチドを合成し
たい場合には、真核生物が利用される。しかし、その糖
鎖構造は、必要な免疫能が達成される限り、対象とする
天然ペプチドと必ずしも一致していなくてもよい。
【0013】あるいは、FZP2関連ペプチドは化学的
ペプチド合成によっても作り得るだろう。ペプチド合成
に関しては、生化学実験講座1タンパク質の化学IV−
化学修飾とペプチド合成−第205〜495頁、197
7年(日本生化学会編)に記載の技術等が使用可能であ
る。
【0014】上述の方法により得られるFZP2関連ペ
プチドは、これを抗原として含むネコの避妊ワクチンに
使用することができる。ワクチンは、ペプチドの他に通
常、必要に応じて水酸化アルミニウム、リン酸カルシウ
ム、ムラミルジペプチド、Freundの完全又は不完
全アジュバント等のアジュバント、油類及び適切な希釈
剤を含み、溶液、乳濁又は懸濁形態で処方され得る。低
アミノ酸数の抗原ペプチドの場合には、免疫能を高める
ためにKLH(Keyhole Limpet Hemocyanin )のような
異種蛋白質を結合してもよい。
【0015】
【実施例】本発明を以下の非限定的実施例によりさらに
詳細に説明する。
【0016】FZP2遺伝子のクローニング 1.FZP2の中央領域(FZP275-524 )遺伝子のク
ローニング PCRに用いる鋳型DNAは次のようにして調製した。
【0017】まず最初にネコ卵巣よりmRNAを抽出し
た。抽出操作は、ネコ卵巣を液体窒素下でブレンダーを
用いパウダー状に破砕し、これを、市販のmRNA抽出
用キット(FastTrack mRNA ISOLATION KIT, Invitroge
n)の抽出方法に従いネコ卵巣mRNAを調製した。こ
のmRNAを市販のcDNA合成キット(RiboClone cD
NA Synthesis System, Promega)を用いてcDNAへと
変換しPCRの鋳型DNAとした。
【0018】mRNA抽出 凍結粉末状の卵巣1gに対しキット中のLysis溶液
10mlを加えDounce Homogenizer
でホモジナイズ(10〜12ストローク)する。これを
さらに18Gの注射筒を通過させた後45℃で2時間ゆ
っくり振盪させる。インキュベート終了後4000×
g、10分間遠心し、沈殿をとらないように注意して上
清を回収する。この上清に0.5Mとなるように5M
NaCl溶液を加え、混合後、生じた白沈殿を21Gの
注射筒に通して切断する。これに、別途にキット内のB
inding溶液で調製してあるオリゴdTセルロース
50mgを加え室温で1時間転倒混和して反応させる。
反応終了後2000×g、10分間遠心しオリゴdTセ
ルロースを回収する。このセルロースペレットを再度2
0mlのBinding溶液に懸濁させて洗う。この操
作を3回繰り返してオリゴdTセルロースを洗浄する。
こうして洗浄の終了したセルロースをキットについてい
るスピンカラムにつめる。このスピンカラムにつめた段
階でさらにBinding溶液で洗い、スピンカラムを
2000×g、10秒間遠心し回収溶液のOD280
0.05以下になるまで繰り返し洗う。洗浄終了後Bi
nding溶液を遠心除去し、キット内の溶出溶液0.
2mlを加えてセルロースペレットを十分に懸濁させ
る。2000×g、10秒間遠心し溶出液を回収する、
再びこのセルロースペレットに0.15mlの溶出溶液
を加え再度懸濁後2000×g、1分間遠心して完全に
溶出液をセルロースペレットより回収する。この2回の
溶出操作で0.35mlの回収液が得られる、これにキ
ットについている2M酢酸ナトリウム溶液を0.15容
加え、さらに100%エタノールを2.5容追加して混
合後、−70℃に凍るまで放置する。凍結後16000
×g、15分間遠心しmRNAを回収する。冷70%エ
タノールで2回mRNAペレットを洗浄、真空エバポレ
ーターで乾燥させた後、適当量の滅菌水に溶解する。一
部を適当に希釈してOD320-220 間のスキャンニングを
行ないOD260 の吸光度値よりmRNA量を算出する。
こうして1gのネコ卵巣より7.7μgのmRNAを精
製した。取り扱う試薬、器具類はすべてRNaseによ
る分解を防ぐための処理を施しておく。
【0019】cDNA合成 mRNA1μgをdTプライマー0.5μgと混合後7
0℃、5分間インキュベート、その後室温に戻しこれに
キットのファーストストランド合成試薬(ファーストス
トランドバッファー,ジチオスレイトール溶液,デオキ
シヌクレオシド三リン酸混液,リボヌクレアーゼインヒ
ビター溶液,ピロリン酸ナトリウム溶液,AMV逆転写
酵素)を加え、42℃、1時間反応した。次にキットの
セカンドストランド合成試薬(セカンドストランドバッ
ファー,ジチオスレイトール,NAD溶液,DNAポリ
メラーゼI,RNaseH,リガーゼ)を追加して14
℃,2時間反応させた。反応終了後、70℃,10分間
の加温処理をしたあと、氷冷し、さらにこれにT4DN
AポリメラーゼIを加え37℃,10分間反応させ、
0.2M EDTAで反応を終了させる。こうして作製
したcDNAを次のPCRの鋳型DNAとして使用す
る。
【0020】PCRによる遺伝子クローニング PCR反応は、市販のPCRキット試薬(GeneAmp DNA
Amplification Reagent Kit, Perkin Elmer Cetus )及
びPCR自動化装置(DNA Thermal Cycler, Perkin Elm
er Cetus)を用いた。
【0021】プライマーは、MZP2(Mouse Zona Pel
lucida; Liang. L. F., Chamow. S.M & Dean, J. (199
0) Mol. Cell. Biol. 10, 1507-1515)とPZP2(本出
願人が一部クローニング済みで現在クローニング継続中
のもの)の分かっている配列から、以下の2つのプライ
マーを作製した。プライマーの合成には自動DNA合成
機(Cyclone Plus DNA Synthesizer, Milli Gen/Biosea
rch )を使用した。
【0022】
【表1】 プライマー1:5’AACGGTACCC[C,T]TCTGTGGTGGA3 KpnI 'プライマー 2:5'CAGGTCGACGTA[G,A]ATTGGTTGGC SalI GGAG[G,A]TA3’ (但し、[]はミックスを表わす。) ネコ卵巣cDNAとプライマー1及びプライマー2とで
PCRを実施した。反応条件は、94℃−30秒,55
℃−1分,72℃−2分を1サイクルとし、これを40
サイクル実施後72℃−7分を1回追加する。反応終了
後、等量のクロロホルムを加えてミネラルオイルを反応
溶液より除去し、これに1/10容量の3M酢酸ナトリ
ウム(pH5.2)と3倍容量の冷エタノールを加えて
DNAをエタノール沈殿させる。沈殿DNAは乾燥後、
適量の水に溶解させKpnIおよびSalIで完全に消
化させる。これを低融点アガロースゲル電気泳動に流し
1200bp程度のDNAを切り出す。ゲルからのDN
Aの抽出はGENECLEAN II(BIO 101 )を用いる。このD
NAを先にKpnI,SalIで消化して同様にアガロ
ースゲルより精製してあるpUC18ベクターの大断片
にライゲーションキット(宝酒造)を用いて連結させ、
大腸菌JM109に形質転換させる(この形質転換体を
pFZP275-524/JM109と称する)。これを、ア
ンピシリン含有LBプレートに播き、生えてきたコロニ
ーを5ml培養し QIAGEN Hi PurityPlasmid Kit(QIAGE
N) でプラスミドを精製した。精製したプラスミドはそ
の一部をKpnI,SalI消化して目的サイズのDN
Aが組み込まれていることの確認に用い、残りを通常の
2本鎖シークエンスに用いた。シークエンスはプラスミ
ドをアルカリ処理後ジデオキシ終止鎖法DNAシークエ
ンスキット(SEQUENASEVERSION 2.07-deaza-dGTP Kit,
USB)を用いて決定した。その結果以下の配列が決定さ
れた。
【0023】決定されたFZP275-524の塩基配列:
【0024】
【表2】 5’GCTCGGTACCCTTCTGTGGTGGATCCCTTTAGTTTTGAATTGTTGA
ACTGCACTTACATCTTGGATCCAGAAAATCTCACCTTAAAGGCCCCATAT
GAGACCTGTACCAGAAGAACGCTTGGCCAGCACCGGATGATCATCAGACT
CAAGGACCACAATGCTGCTTCAAGACATAACAGTTTGATGTATCAGATCA
ACTGTCTAGTTATGCAAGCAGAAGAAACCCATGAGCATGCAGGATCCACT
ATCTGCACAAAGGATTCCATGTCTTTTACCTTTAGTGTCATTCCTGGCCT
GGCTGATGAAAATACGGATATCAAGAATCCGATGGGATGGAGCATTGAGG
TTGGTGATGGTACAAAAGCCAAAACTCTGACTCTTCAGGATGTCTTGAGA
CAAGGATACAATATCCTGTTTGATAACCACAAGATCACCTTCCAGGTGTC
ATTCAATGCCACTGGAGTGACTCACTACATGCAAGGTAACAGTCACCTCT
ACATGGTGCCTCTGAAGTTGATACATGAATCTCTTGGGCAGAAGATCATC
TTAACAACACGAGTGCTTTGTATGTCAGATGCTGTGACCTGTAATGCCAC
ACATGTGACTCTGACCATACCAGAGTTTCCTGGGAAGTTAAAATCTGTGA
GCTCTGAAAATAGGAACTTTGCTGTAAGCCAGCTGCACAACAATGGGATT
GATAAAGAATCAAGTGGCTTGACATTGCACTTCAGCAAAACTCTTCTCAA
AATGGAATTCTCTGAAAAATGCCTACCCTATCAGTTGCTACTTAGCTCAC
TCAAGCTGACCTTTGCCTTTCAATCGGAAGAGACTATATCCACGGTGCTT
GATCCTGAGTGTGTCTGTGAGTCACCAGTTTCTATAGTTACAGGTGACCT
GTGTACTCAGGATGGGTTTATGGATCATAAGGTCTACAGTCACCAGACAA
AACCAGCTCTCAACTTAGAAACCCTAAGGGGTGGAGACTCATCCTGCCAA
CCTACCTTCCAGGCTGCATCTCAAGGGCTGATACTGTTTCACATACCCCT
GTATGGATGCGGGACAAGACATAAGTTCAAGGAAGGCAAAGTCATCTATG
AAAATGAAATACATGCTGTCTGGGCGGATCTTCCTCCAAGCACAATTTCT
AGAGATAGTGAATTCAGAATGACAGTGCAGTGCCATTACAGCAAACCTGA
CCTGCTAATAAATACCAGAGTCCAAAGTCTTCCTCCTCCAGAGGCCTCAG
TGAGGCCAGGTCCACTTGCCTTAATCCTGCAAACCTACCCAGATAAATCC
TACCTCCAACCTTACGGGGAGAAGGAGTACCCTGTGGTGAGATACCTCCG
CCAACCAATTTAC 3’ 2.3’側領域遺伝子のクローニング 次の3個のプライマーとネコ卵巣cDNAを用いてFZ
P2の残り3’側遺伝子をクローニングし配列を決定し
た。
【0025】先に決定したFZP275-524の配列より次
のプライマー3及び4を作製し、またmRNAのポリA
配列よりプライマー5を作製した。
【0026】
【表3】 プライマー3:5’AGAGATAGTGAATTCAGAATG3’ プライマー4:5’GAGGAATTCGTCCAAAGTCTTCCTCCT EcoRI CC3'プライマー 5:5'CGGTACCAAGCTTTTTTTTTT3' Hind III これらのプライマーは、自動DNA合成機を用いて作製
した。また、PCR条件は以下のとおりである。
【0027】
【表4】1回目のPCR:プライマー3およびプライマ
ー5 鋳型DNA:ネコ卵巣cDNA PCR条件:94℃−30秒、45℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃−5分、1回 2回目のPCR:プライマー4およびプライマー5 鋳型DNA:1回目PCR産物 PCR条件:94℃−30秒、50℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃−5分、1回。
【0028】2回のPCR産物の一部を2%アガロース
ゲルにて電気泳動を行ない増幅されたDNAバンドをエ
チジウムブロマイド染色で確認する。その結果2回目の
PCR産物に700bp程度のバンドが検出された。こ
の2回目のPCR産物をエタノール沈殿後、EcoR
I,Hind IIIで消化した後、低融点アガロースゲル
にて電気泳動を行ないゲルより目的の700bpのDN
AをGENECLEAN II(BIO101 )を用いて精製した。この
精製したDNAをあらかじめ同じEcoRI,Hind
IIIで消化してあるpUC18の大断片にライゲーショ
ンキット(宝酒造)を用いて連結させた。大腸菌JM1
09に形質転換を行なった後、アンピシリン含有LBプ
レートに播き生えてきた形質転換株を拾い上げる(この
形質転換体をpFZP2477-716 /JM109と称す
る)。これを5mlアンピシリン含有LB培地で培養
し、プラスミドを精製(QIAGEN Hi Purity Plasmid Ki
t)した。精製したプラスミドはその一部をEcoR
I,Hind IIIで消化して目的サイズのDNAが組み
込まれていることの確認に用い、残りを通常の2本鎖シ
ークエンスに用いた。シークエンスはプラスミドをアル
カリ処理後ジデオキシ終止鎖法のDNAシークエンスキ
ット(SEQUENASE VERSION 2.07-deaza-dGTP Kit, USB)
を用いて決定した。その結果、以下の配列が決定され
た。
【0029】決定されたFZP2477-716 の塩基配列:
【0030】
【表5】 5’GTCCAAAGTCTTCCTCCTCCAGAGGCCTCAGTGAGGCCAGGTCCAC
TTGCCTTAATCCTGCAAACCTACCCAGATAAATCCTACCTCCAACCTTAC
GGGGAGAAAGAGTACCCTGTGGTGAGATACCTCCGCCAACCAATTTATCT
GGAAGTGAGAGTCCTAAATAGGTCTGACCCCAACATCAAGCTGGTCTTAG
ATGACTGCTGGGCAACACCCACGATGGACCCAGCCTCCGTCCCCCAGTGG
AATATTATCATGGATGGCTGTGAATACAACCTGGACAACCACAGAACCAC
CTTCCATGCAGTTGGCTCCTCTGTGACCTATCCTACTCACTATCGGAGGT
TTGATGTGAAGACCTTTGCCTTTGTATCAGAGGCCCAAGTGCTTGCTAGT
CTGGTCTACTTCCACTGCAGTGTCTTAATCTGCAGTCGACTGTCTGCTGA
CTCCCCTCTGTGTTCCGTGACTTGCCCTGTGCCATTCAGACACAGGAGAG
CCACAGGCACGACTGCAGAAGAGAAAATGATAGTGAGTCTTCCAGGACCC
ATCCTCCTGCTGTCAGATAGCTCTTCACTCAGAGATGTGGTGGACTCCAA
AGGGTATGGGGATGCCGGATATGTTGCTTTTAAGACTGTGGTAGCTGTGG
CTGCCTTAGCAGGCCTCGTGGCAACGCTAGGCTTCATCACCTACCTGCGC
AAGAACAGAACCATGATAAATCACTAAGGATTTTCAAATAAAATGGTTGA
AGT 3’ 3.5’側領域遺伝子のクローニング FZP2の5’側領域はFZP275-524の配列をもとに
してcDNAを作製し、これを鋳型としてPCRを行な
いクローニングした(Michael A. Frohman, Michael K.
Dush,及び Gail R. Martin (1988) Proc. Natl. Acad.
Sci. USA 85,8998-9002; Osamu Ohara, Robert L. Dor
it,及び Walter Gilbert (1989) Proc.Natl. Acad. Sc
i. USA 86, 5673-5677 )。
【0031】FZP29-86 領域の遺伝子クローニング 先に決定したFZP275-524の配列より次の4個のプラ
イマーを合成した。
【0032】
【表6】 プライマー6:5’GGATCCTGCATGCTCATGGG3’ プライマー7:5’TGAGAATTCTTGAAGCAGCATTG3’ プライマー8:5’CTAGAATTCTCATATGGGGCCTT3’ EcoRI プライマー9:5’GTGGAATTCAACAATTCAAAA3’ EcoRI プライマー6をもとにしてネコ卵巣mRNAより一本鎖
cDNAを作製した。1本鎖cDNAの合成はRiboClon
e cDNA Synthesis System (Promega) を使用した。具体
的には、0.5μgのネコ卵巣mRNAに0.5μgの
プライマー7を加え70℃で5分間保温後室温にゆっく
りと戻す、つづいて10×first strandbuffer, 100mM DD
T, 10mM dNTP mix, RNasin ribonuclease inhibitor, 4
0mM Napyrophosphate, 逆転写酵素を加えて42℃で1
時間保温して1本鎖cDNAを合成する。反応終了後1
回フェノール/クロロホルム抽出を行ない、その上清を
TE(10mM Tris-HCl pH7.5, 1mM EDTA )であらかじめ
平衡化してあるスパンカラム(Pharmacia )にかける。
回収液はエタ沈メイト(ニッポンジーン社)とともにエ
タノール沈殿させる。次に合成した1本鎖cDNAの
3’側にポリAを付加する反応を行なう。具体的には、
沈殿させた1本鎖cDNAを乾燥後、水に溶解し94℃
で2分処理後氷上で急冷、これにdATPと 5×tailin
g Buffer, terminal deoxynucleotidyl-transferase
(Bethesda Research Laboratories)を加えて37℃で
10分間、65℃、15分間反応させる。これにTEを
加えて希釈してPCRの鋳型DNA(5’FZP2−c
DNAと称する)とした。PCR条件は以下の通りであ
る。
【0033】
【表7】1回目PCR:プライマー7およびプライマー
5 鋳型DNA:5’FZP2−cDNA PCR条件:94℃−30秒、45℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分、2回目PCR:プライマー8およびプラ
イマー5 鋳型DNA:1回目PCR産物 PCR条件:94℃−30秒、50℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分、 3回目PCR:プライマー9およびプライマー5 鋳型DNA:2回目PCR産物 PCR条件:94℃−30秒、50℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分。
【0034】3回のPCR産物の一部を2%アガロース
ゲルにて電気泳動を行なう。エチジウムブロマイドでD
NAを染色した。その結果300bp程度のDNAバン
ドが検出された。この300bpのDNAをpUC18
のEcoRI,SalIにサブクローニングするため
に、PCR産物からクロロホルムでミネラルオイルを取
り除き、エタノール沈殿させる。沈殿は乾燥後水に溶解
した後EcoRI,SalIで消化する。反応終了後2
%低融点アガロース電気泳動で分離し目的の300bp
のバンドを切り出しGENECLEAN II(BIO 101 )を用いて
ゲルより抽出する。これをあらかじめEcoRI,Sa
lIで消化してあるpUC18の大断片にライゲーショ
ンキット(宝酒造)を用いて連結させる。これを大腸菌
JM109に形質転換させ、アンピシリン含有LBプレ
ートに播く(この形質転換体をpFZP29-86/JM1
09と称する)。生えてきたコロニーは拾い上げて5m
lのアンピシリン含有LB培地で培養し、QUIAGEN, Hi
Purity Plasmid Kitを用いてプラスミドを精製する。精
製したプラスミドはその一部をEcoRI,SalIで
消化して目的サイズのDNAが組み込まれていることを
確認した後、残りは通常の2本鎖シークエンスを行なっ
た。シークエンスはプラスミドをアルカリ処理後ジデオ
キシ終止鎖法のDNAシークエンスキット(SEQUENASE
VERSION 2.07-deaza-dGTP Kit, USB)を用いて決定し
た。その結果、以下の配列が決定された。
【0035】決定されたpFZP29-86の塩基配列:
【0036】
【表8】5’AGTGGGAGTCCTTCAAGCTGGTTTAATGCAGATTGGAG
CACCTACAGGTCACTTTTTCTACTCTTTATCCTCGTGACTTCAGTGAATT
CCATAGGTGTTTTGCAGTTGGTGAATCCTGTCTTCCCAGGTACTGTCACT
TGCTATGAAACTAGAATGGCAGTGGAATTTCCAAGTGATTTTGGCACCAA
AAAATGGCATACATCTGTGGTGGATCCCTTTAGTTTTGAATTG 3’FZP21-65 領域の遺伝子クローニング 上で決定した配列(FZP29-86)をもとに次のプライ
マーを作製し、さらに5’側領域遺伝子をクローニング
した。PCR条件は以下のとおりである。
【0037】
【表9】 プライマー10:5’CAAGGTACCTTGGAAATTCCACTG3’ KpnI 1回目PCR:プライマー8およびプライマー5 鋳型DNA:5’FZP2−cDNA PCR条件:94℃−30秒、45℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分、 2回目PCR:プライマー9およびプライマー5 鋳型DNA:1回目PCR産物 PCR条件:94℃−30秒、50℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分、 3回目PCR:プライマー10およびプライマー5 鋳型DNA:2回目PCR産物 PCR条件:94℃−30秒、55℃−1分、72℃−
2分、30回 72℃、5分。
【0038】3回のPCR産物の一部を2%アガロース
ゲルにて電気泳動を行なう。エチジウムブロマイドでD
NAを染色した。その結果250bp程度のDNAバン
ドが検出された。この250bpのDNAをpUC18
のKpnI,SalIにサブクローニングするために、
PCR産物からクロロホルムでミネラルオイルを取り除
き、エタノール沈殿させる。沈殿は乾燥後水に溶解した
後KpnI,SalIで消化する。反応終了後2%低融
点アガロース電気泳動で分離し目的の250bpのバン
ドを切り出しGENECLEAN II(BIO 101 )を用いてゲルよ
り抽出する。これをあらかじめKpnI,SalIで消
化してあるpUC18の大断片にライゲーションキット
(宝酒造)を用いて連結させる。大腸菌JM109に形
質転換させ、アンピシリン含有LBプレートに播く(こ
の形質転換体をpFZP21-65/JM109と称す
る)。生えてきたコロニーは拾い上げて5mlのアンピ
シリン含有LB培地で培養し、QUIAGEN Hi Purity Plas
mid Kit を用いてプラスミドを精製する。精製したプラ
スミドはその一部をKpnI,SalIで消化して目的
サイズのDNAが組み込まれていることを確認した後、
残りは通常の2本鎖シークエンスをおこなった。シーク
エンスはプラスミドをアルカリ処理後ジデオキシ終止鎖
法のDNAシークエンスキット(SEQUENASE VERSION 2.
07-deaza-dGTP Kit, USB)を用いて決定した。その結
果、以下の配列が決定された。
【0039】決定されたFZP21-65の塩基配列:
【0040】
【表10】5’ACAGAACAACCCATTCCTCTATCTGGTTGATTTGGT
GATACTTTTGGCCATGGCCTCCAGACAGAAAGGAGATAGTGGGAGTCCTT
CAAGCTGGTTTAATGCAGATTGGAGCACCTACAGGTCACTTTTTCTACTC
TTTATCCTCGTGACTTCAGTGAATTCCATAGGTGTTTTGCAGTTGGTGAA
TCCTGTCTTCCCAGGTACTGTCACTTGCTATGAAACTAGAATGGCAGTGG
AATTTCCA3’ 以上、クローニングした4つのDNAフラグメント(F
ZP21-65,FZP29-86,FZP275-524,FZP2
477-716 )の塩基配列より下記の配列表に示すネコ卵透
明帯−2(FZP2)の全塩基配列(2230nt)お
よびアミノ酸配列(716個)が明らかとなった。
【0041】
【発明の効果】本発明によりネコ卵透明帯FZP2遺伝
子のDNA配列が解明されたことにより、FZP2関連
ペプチドを遺伝子工学的手法又はペプチド合成等の手法
を用いて大量供給することが可能となった。得られるペ
プチドはネコの避妊又は不妊用のワクチン抗原として有
用である。
【0042】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:2230 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源: 生物名:ネコ 組織の種類:卵巣 細胞の種類:卵 配列: acagaacaac ccattcctct atctggttga tttggtgata cttttggcc atg gcc tcc 58 Met Ala Ser 1 aga cag aaa gga gat agt ggg agt cct tca agc tgg ttt aat gca gat 106 Arg Gln Lys Gly Asp Ser Gly Ser Pro Ser Ser Trp Phe Asn Ala Asp 5 10 15 tgg agc acc tac agg tca ctt ttt cta ctc ttt atc ctc gtg act tca 154 Trp Ser Thr Tyr Arg Ser Leu Phe Leu Leu Phe Ile Leu Val Thr Ser 20 25 30 35 gtg aat tcc ata ggt gtt ttg cag ttg gtg aat cct gtc ttc cca ggt 202 Val Asn Ser Ile Gly Val Leu Gln Leu Val Asn Pro Val Phe Pro Gly 40 45 50 act gtc act tgc tat gaa act aga atg gca gtg gaa ttt cca agt gat 250 Thr Val Thr Cys Tyr Glu Thr Arg Met Ala Val Glu Phe Pro Ser Asp 55 60 65 ttt ggc acc aaa aaa tgg cat aca tct gtg gtg gat ccc ttt agt ttt 298 Phe Gly Thr Lys Lys Trp His Thr Ser Val Val Asp Pro Phe Ser Phe 70 75 80 gaa ttg ttg aac tgc act tac atc ttg gat cca gaa aat ctc acc tta 346 Glu Leu Leu Asn Cys Thr Tyr Ile Leu Asp Pro Glu Asn Leu Thr Leu 85 90 95 aag gcc cca tat gag acc tgt acc aga aga acg ctt ggc cag cac cgg 394 Lys Ala Pro Tyr Glu Thr Cys Thr Arg Arg Thr Leu Gly Gln His Arg 100 105 110 115 atg atc atc aga ctc aag gac cac aat gct gct tca aga cat aac agt 442 Met Ile Ile Arg Leu Lys Asp His Asn Ala Ala Ser Arg His Asn Ser 120 125 130 ttg atg tat cag atc aac tgt cta gtt atg caa gca gaa gaa acc cat 490 Leu Met Tyr Gln Ile Asn Cys Leu Val Met Gln Ala Glu Glu Thr His 135 140 145 gag cat gca gga tcc act atc tgc aca aag gat tcc atg tct ttt acc 538 Glu His Ala Gly Ser Thr Ile Cys Thr Lys Asp Ser Met Ser Phe Thr 150 155 160 ttt agt gtc att cct ggc ctg gct gat gaa aat acg gat atc aag aat 586 Phe Ser Val Ile Pro Gly Leu Ala Asp Glu Asn Thr Asp Ile Lys Asn 165 170 175 ccg atg gga tgg agc att gag gtt ggt gat ggt aca aaa gcc aaa act 634 Pro Met Gly Trp Ser Ile Glu Val Gly Asp Gly Thr Lys Ala Lys Thr 180 185 190 195 ctg act ctt cag gat gtc ttg aga caa gga tac aat atc ctg ttt gat 682 Leu Thr Leu Gln Asp Val Leu Arg Gln Gly Tyr Asn Ile Leu Phe Asp 200 205 210 aac cac aag atc acc ttc cag gtg tca ttc aat gcc act gga gtg act 730 Asn His Lys Ile Thr Phe Gln Val Ser Phe Asn Ala Thr Gly Val Thr 215 220 225 cac tac atg caa ggt aac agt cac ctc tac atg gtg cct ctg aag ttg 778 His Tyr Met Gln Gly Asn Ser His Leu Tyr Met Val Pro Leu Lys Leu 230 235 240 ata cat gaa tct ctt ggg cag aag atc atc tta aca aca cga gtg ctt 826 Ile His Glu Ser Leu Gly Gln Lys Ile Ile Leu Thr Thr Arg Val Leu 245 250 255 tgt atg tca gat gct gtg acc tgt aat gcc aca cat gtg act ctg acc 874 Cys Met Ser Asp Ala Val Thr Cys Asn Ala Thr His Val Thr Leu Thr 260 265 270 275 ata cca gag ttt cct ggg aag tta aaa tct gtg agc tct gaa aat agg 922 Ile Pro Glu Phe Pro Gly Lys Leu Lys Ser Val Ser Ser Glu Asn Arg 280 285 290 aac ttt gct gta agc cag ctg cac aac aat ggg att gat aaa gaa tca 970 Asn Phe Ala Val Ser Gln Leu His Asn Asn Gly Ile Asp Lys Glu Ser 295 300 305 agt ggc ttg aca ttg cac ttc agc aaa act ctt ctc aaa atg gaa ttc 1018 Ser Gly Leu Thr Leu His Phe Ser Lys Thr Leu Leu Lys Met Glu Phe 310 315 320 tct gaa aaa tgc cta ccc tat cag ttg cta ctt agc tca ctc aag ctg 1066 Ser Glu Lys Cys Leu Pro Tyr Gln Leu Leu Leu Ser Ser Leu Lys Leu 325 330 335 acc ttt gcc ttt caa tcg gaa gag act ata tcc acg gtg ctt gat cct 1114 Thr Phe Ala Phe Gln Ser Glu Glu Thr Ile Ser Thr Val Leu Asp Pro 340 345 350 355 gag tgt gtc tgt gag tca cca gtt tct ata gtt aca ggt gac ctg tgt 1162 Glu Cys Val Cys Glu Ser Pro Val Ser Ile Val Thr Gly Asp Leu Cys 360 365 370 act cag gat ggg ttt atg gat cat aag gtc tac agt cac cag aca aaa 1210 Thr Gln Asp Gly Phe Met Asp His Lys Val Tyr Ser His Gln Thr Lys 375 380 385 cca gct ctc aac tta gaa acc cta agg ggt gga gac tca tcc tgc caa 1258 Pro Ala Leu Asn Leu Glu Thr Leu Arg Gly Gly Asp Ser Ser Cys Gln 390 395 400 cct acc ttc cag gct gca tct caa ggg ctg ata ctg ttt cac ata ccc 1306 Pro Thr Phe Gln Ala Ala Ser Gln Gly Leu Ile Leu Phe His Ile Pro 405 410 415 ctg tat gga tgc ggg aca aga cat aag ttc aag gaa ggc aaa gtc atc 1354 Leu Tyr Gly Cys Gly Thr Arg His Lys Phe Lys Glu Gly Lys Val Ile 420 425 430 435 tat gaa aat gaa ata cat gct gtc tgg gcg gat ctt cct cca agc aca 1402 Tyr Glu Asn Glu Ile His Ala Val Trp Ala Asp Leu Pro Pro Ser Thr 440 445 450 att tct aga gat agt gaa ttc aga atg aca gtg cag tgc cat tac agc 1450 Ile Ser Arg Asp Ser Glu Phe Arg Met Thr Val Gln Cys His Tyr Ser 455 460 465 aaa cct gac ctg cta ata aat acc aga gtc caa agt ctt cct cct cca 1498 Lys Pro Asp Leu Leu Ile Asn Thr Arg Val Gln Ser Leu Pro Pro Pro 470 475 480 gag gcc tca gtg agg cca ggt cca ctt gcc tta atc ctg caa acc tac 1546 Glu Ala Ser Val Arg Pro Gly Pro Leu Ala Leu Ile Leu Gln Thr Tyr 485 490 495 caa gat aaa tcc tac ctc caa cct tac ggg gag aag gag tac cct gtg 1594 Gln Asp Lys Ser Tyr Leu Gln Pro Tyr Gly Glu Lys Glu Tyr Pro Val 500 505 510 515 gtg aga tac ctc cgc caa cca att tat ctg gaa gtg aga gtc cta aat 1642 Val Arg Tyr Leu Arg Gln Pro Ile Tyr Leu Glu Val Arg Val Leu Asn 520 525 530 agg tct gac ccc aac atc aag ctg gtc tta gat gac tgc tgg gca aca 1690 Arg Ser Asp Pro Asn Ile Lys Leu Val Leu Asp Asp Cys Trp Ala Thr 535 540 545 ccc acg atg gac cca gcc tcc gtc ccc cag tgg aat att atc atg gat 1738 Pro Thr Met Asp Pro Ala Ser Val Pro Gln Trp Asn Ile Ile Met Asp 550 555 560 ggc tgt gaa tac aac ctg gac aac cac aga acc acc ttc cat gca gtt 1786 Gly Cys Glu Tyr Asn Leu Asp Asn His Arg Thr Thr Phe His Ala Val 565 570 575 ggc tcc tct gtg acc tat cct act cac tat cgg agg ttt gat gtg aag 1834 Gly Ser Ser Val Thr Tyr Pro Thr His Tyr Arg Arg Phe Asp Val Lys 580 585 590 595 acc ttt gcc ttt gta tca gag gcc caa gtg ctt gct agt ctg gtc tac 1882 Thr Phe Ala Phe Val Ser Glu Ala Gln Val Leu Ala Ser Leu Val Tyr 600 605 610 ttc cac tgc agt gtc tta atc tgc agt cga ctg tct gct gac tcc cct 1930 Phe His Cys Ser Val Leu Ile Cys Ser Arg Leu Ser Ala Asp Ser Pro 615 620 625 ctg tgt tcc gtg act tgc cct gtg cca ttc aga cac agg aga gcc aca 1978 Leu Cys Ser Val Thr Cys Pro Val Pro Phe Arg His Arg Arg Ala Thr 630 635 640 ggc acg act gca gaa gag aaa atg ata gtg agt ctt cca gga ccc atc 2026 Gly Thr Thr Ala Glu Glu Lys Met Ile Val Ser Leu Pro Gly Pro Ile 645 650 655 ctc ctg ctg tca gat agc tct tca ctc aga gat gtg gtg gac tcc aaa 2074 Leu Leu Leu Ser Asp Ser Ser Ser Leu Arg Asp Val Val Asp Ser Lys 660 665 670 675 ggg tat ggg gat gcc gga tat gtt gct ttt aag act gtg gta gct gtg 2122 Gly Tyr Gly Asp Ala Gly Tyr Val Ala Phe Lys Thr Val Val Ala Val 680 685 690 gct gcc tta gca ggc ctc gtg gca acg cta ggc ttc atc acc tac ctg 2170 Ala Ala Leu Ala Gly Leu Val Ala Thr Leu Gly Phe Ile Thr Tyr Leu 695 700 705 cgc aag aac aga acc atg ata aat cac taaggatttt caaataaaat 2217 Arg Lys Asn Arg Thr Met Ile Asn His 710 715 ggttgaagt 223

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1に示されるネコ卵透明帯FZ
    P2蛋白質のアミノ酸配列の全部又は一部をコードする
    塩基配列を含むDNA。
JP1349693A 1993-01-29 1993-01-29 ネコ卵透明帯fzp2をコードするdna配列 Pending JPH06217777A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996006113A1 (en) * 1994-08-22 1996-02-29 Akzo Nobel N.V. New immunocontraceptive peptides

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996006113A1 (en) * 1994-08-22 1996-02-29 Akzo Nobel N.V. New immunocontraceptive peptides

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