JPH0799076A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0799076A
JPH0799076A JP5265731A JP26573193A JPH0799076A JP H0799076 A JPH0799076 A JP H0799076A JP 5265731 A JP5265731 A JP 5265731A JP 26573193 A JP26573193 A JP 26573193A JP H0799076 A JPH0799076 A JP H0799076A
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均 奥村
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    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雌雄コネクタの結合用のレバーを備えたコネ
クタにおいて、そのレバーが邪魔になったり、容易に脱
落しないようにする。 【構成】 雄ハウジング4の左右両側壁部のほぼ中央に
は、支軸4cが突設され、ここを中心にロックフード2
が回動可能に支持されていて、雄ハウジング4の上面に
沿う状態とこれから起き上がった状態との間で起伏回動
可能となっている。このロックフード2の先端には、カ
ム突部13が設けられていて、雌ハウジング9の挿入に
伴って上方に持ち上がられると共に、仮係止状態で雌ハ
ウジング9のカム受部14に係合し、雌コネクタ3を結
合方向に変位させる。さらに、ロックフード2の後端部
は斜め下方に延出して弾性片部2bを形成しており、ロ
ックフード2が、起き上がる方向に回動すると雄ハウジ
ング4の上面に当接して弾性変形し、ロックフード2を
もとの状態にもどす方向に付勢するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌雄のコネクタを結合
させるためのレバーを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テコの原理を利用したレバーを用
いてコネクタの結合を行うようにした、いわゆるレバー
式コネクタが提供されている。この種のレバー式コネク
タは、雌雄コネクタのいずれか一方にガイド溝を有する
レバーが回動自在に取り付けられ、そのガイド溝に他方
のコネクタに突設したガイドピンが挿入されるようにな
っている。レバーは、両コネクタの結合前にあっては所
定の起立状態に保持されていて、コネクタの結合操作時
に他方のコネクタのガイドピンをレバーのガイド溝に挿
入し易いようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、レバーが予めコネクタハウジングの外面に対し
て起き上がった起立状態に保持されているため、コネク
タの保管時等にそのレバーが邪魔になって収納効率が悪
くなり、また搬送時にレバーが他の物体と接触して、レ
バーが脱落し易いという問題がある。これを防ぐには、
コネクタの保管時や搬送時にはレバーがコネクタハウジ
ングの外面に沿った状態になるような構成とすることが
考えられるが、単に、レバーをコネクタハウジングの外
面に沿う状態とこれから起き上がった状態との間で起伏
回動可能に設ける構成では、搬送途中の振動や外力等に
よって簡単に起き上がり方向に回動し、結局、レバーの
脱落を招くことになる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、雌雄コネクタの結合用のレバーを備え
たコネクタにおいて、そのレバーが邪魔になったり、レ
バーが容易に脱落することがないコネクタを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、雌
雄コネクタのいずれか一方のコネクタのハウジングにそ
の外面に沿う状態とこれから起き上がった状態との間で
レバーを起伏回動可能に設けると共に、そのレバーにカ
ム突部を設け、他方のコネクタの挿入時にレバーをコネ
クタハウジングの外面に沿う方向に回動させることによ
りカム突部によって他方のコネクタを結合方向に変位さ
せるものであって、そのレバーの基端部又はコネクタハ
ウジングに、レバーの起き上がり回動に応じて弾性変形
することによりレバーをコネクタハウジングの外面に沿
う方向に戻すように付勢する弾性片部を設けたことに特
徴を有する。そのレバーには、一方のコネクタハウジン
グに係合して、レバーをそのコネクタハウジングの外面
に沿う状態に保持する係止部を設けてもよい。
【0006】
【作用】例えば、保管時または、搬送途中等において、
レバーはコネクタハウジングの外面に沿う状態にある。
そして、振動や外力等によって収納状態を脱し起き上が
ろうとすれば、レバーの基端部またはコネクタハウジン
グに設けた弾性片部が弾性変形してレバーをコネクタハ
ウジングの外面に沿う方向に戻すように付勢するから、
レバーは元の状態に戻る。また、コネクタの結合時に
は、他方のコネクタの挿入に伴ってレバーは所定の位置
に起き上がり、その位置からレバーをコネクタハウジン
グの外面に沿う方向に回動させれば、カム突部によって
他方のコネクタが結合方向に変位され両コネクタが結合
される。さらに、レバーに係止部が設けられていれば、
一層確実にレバーをコネクタハウジングの外面に沿う状
態に保持しておくことができる。
【0007】
【発明の効果】上述したように、本発明のコネクタによ
れば、コネクタ結合用のレバーがコネクタハウジングか
ら立上り状態になって邪魔になったり、レバーが容易に
脱落したりすることを防止できるという効果を奏する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
6を参照しながら説明する。本実施例のコネクタは、図
6に示すように雄コネクタ1にレバーに相当するロック
フード2を取り付け、そのロックフード2により雌コネ
クタ3を仮係止位置から本係止位置に強制的に変位させ
て雌雄コネクタ1、3を本係止すると共に、本係止位置
でロックフード2を雌コネクタ3に係止させるようにす
る構成となっている。
【0009】さて、図1、図2に示すように雄コネクタ
1は、ほぼ直方体に形成された雄ハウジング4からな
り、その雄ハウジング4の後部4a(図1では左部)の
内部には雄端子収容室5が多数並設されていると共に、
その前部4b(図1では右部)には雌コネクタ3を嵌合
するための収納室6が形成されている。また、各雄端子
収容室5には先端部が細長い平板状をなす雄端子7が収
容されていて、その前半部が収納室6内に並列状態で突
出している。さらに、雄端子収容室5の内壁面にはラン
ス8が設けられていて、雄端子7を係止している。ま
た、雌コネクタ3も、雄コネクタ1同様ほぼ直方体に形
成された雌ハウジング9からなり、その雌ハウジング9
の内部には雌端子収容室10が多数並設されており、そ
の雌端子収容室10内に前記雄端子7と嵌合して電気的
に接続される雌端子11が収容されている。なお、雌端
子収容室10の内壁面にもランス12が形成されてい
て、雌端子11を係止している。さらに、雌ハウジング
9の下面には係止爪部9aが突設されていて、雄コネク
タ1の収納室6に雌コネクタ3を挿入する際、収納室6
の内壁下面に突設されている係止受部6aに係合して両
コネクタ1、3を仮係止状態とすることができる。
【0010】一方、雄ハウジング4の左右両側壁部のほ
ぼ中央には、支軸4cが突設され、ここを中心に前記ロ
ックフード2が回動可能に支持されている。このロック
フード2は、雄コネクタ1の前半部の上面及び左右両側
面を覆う断面コ字形をなし、雄ハウジング4の上面に沿
う状態とこれから起き上がった状態との間で起伏回動可
能となっている。このロックフード2の中央部下面に
は、板状のカム突部13が突設されていて、そのカム突
部13には、カム突部13の下端部13aからロックフ
ード2の先端部方向にかけて斜面13bが形成される共
に、下端部13aの角は丸みを帯びて形成されている。
そして、雄ハウジング4の収納室6の上面部には上記カ
ム突部13を貫通させるスリット4dが形成され、雌ハ
ウジング9の前半部上面には上記カム突部13を受け入
れるための挿入溝9bが形成されており、両ハウジング
4、9が仮係止状態となった段階で、ロックフード2が
雄ハウジング4の上面に沿う方向に回動されると、カム
突部13がスリット4dを貫通して雌ハウジング9の挿
入溝9b内に進入するようになっている。また、雌ハウ
ジング9には図4に示すように挿入溝9bの両側壁間を
橋絡するようにしてカム受部14が形成されており、こ
こにロックフード2の回動に伴ってカム突部13が当接
するようになっている。
【0011】そして、図6に示したように、ロックフー
ド2の上面後端部には、所定間隔を隔てて2つの切欠き
2aが設けられ、その間が斜め下方に延出されて弾性片
部2bを形成している。この弾性片部2bの下端は、ロ
ックフード2が上方向に回動する際に、雄ハウジング4
の上面に当接して弾性変形し、ロックフード2を下方向
に付勢する。また、雄ハウジング4の収納室6の左右両
側壁部の外面には一対の補助係止突部4eが突設される
と共に、ロックフード2にはそれに対応する位置に係止
孔2cが形成されていて、図1に示すようにロックフー
ド2が雄ハウジング4の上面に沿った状態にあるときに
は係止孔2cと係止突部4eとが係合してロックフード
2がその状態に保持されている。さらに、ロックフード
2の左右両側面には本係止孔2dが形成されていて、雌
雄の両コネクタ1、3との結合が完了して本係止状態と
なった段階で、雌ハウジング9の左右両側壁部の外面に
突設されている本係止突部9cと係合してその状態を保
持する。
【0012】次に本実施例の作用について説明する。両
コネクタ1、3の結合前には、図1に示すようにロック
フード2は雄ハウジング4の上面に沿った状態にあり、
全体としてコンパクトな形態となっている。従って、こ
の状態で、例えば多数の雄コネクタ1をコンテナに入れ
て収納しても収納効率は高く、無駄なく収納できる。
【0013】ところで、例えばコンテナに収納した状態
で雄コネクタ1を搬送すると、振動や他の雄コネクタ1
との衝突によってロックフード2にこれを立ち上がらせ
ようとする方向の力が作用することがある。この結果、
万一、ロックフード2が容易に起立回動し始めると、そ
のロックフード2は他の雄コネクタ1に引掛かるように
してより大きく回動し、ついには回動限界を越えて雄コ
ネクタ1から脱落してしまうことが憂慮される。ところ
が、本実施例では、図1に示すようにロックフード2が
雄ハウジング4の上面に沿った状態にあるときには、係
止孔2cと係止突部4eとが係合してロックフード2は
その状態に保持されているから、仮にロックフード2に
起立方向の力が作用しても、ロックフード2は容易には
起立回動を開始しない。また、仮に、係止孔2cと係止
突部4eとの係合が解けてロックフード2が起立回動し
始めたとしても、これが僅かに回動したところで、ロッ
クフード2の弾性片部2bの下端が雄ハウジング4の上
面に当接して弾性変形し、ロックフード2を逆方向に付
勢するように作用する。このため、ロックフード2は雄
ハウジング4の上面に沿った状態に戻され、他のコネク
タ等が引掛かってロックフード2をより大きく起立回動
させてしまうことを確実に防止でき、ひいてはロックフ
ード2が脱落に至ることを未然に防止できる。
【0014】また、雄雌の両コネクタ1、3を結合させ
る場合には、まず、雄コネクタ1の収納室6内に雌コネ
クタ3を挿入する。すると、雌コネクタ3の進入に伴
い、カム受部14がロックフード2のカム突部13を上
方に持ち上げ、これを起立方向に回動させる。この時、
やはりロックフード2の弾性片部2bが雄ハウジング4
の上面に当接して弾性変形し、ロックフード2を下方向
に付勢するように作用する。そして、図4に示すよう
に、雌コネクタ3の係止爪部9aと収納室6の係止受部
6aとが係合する仮係止状態に至ると、カム受部14は
カム突部13の下端部13aを通過した状態になる。こ
の状態で、ロックフード2の上面を下方向に押して、ロ
ックフード2を回動させれば、カム受部14がカム突部
13によってコネクタ結合方向に押されるから、雌雄の
各端子7、11がその嵌合抵抗に抗して強制的に嵌合さ
れ、雄コネクタ1と雌コネクタ3との結合が完了して図
5に示した本係止状態となる。そして、本係止孔2dに
本係止突部9cが係合されて、雄コネクタ1と雌コネク
タ3との係止状態が保持される。なお、このような嵌合
過程で、ロックフード2には上述したようにこれを下向
きに付勢する弾発力が弾性片部2bから作用しているか
ら、より軽い力で雌コネクタ3を嵌合状態に至らせるこ
とができる。
【0015】なお、上記実施例では、ロックフード2が
雄ハウジング4の上面に沿った状態にあるときに、ロッ
クフード2が容易に起き上がらないように弾性片部2b
及び、係止孔2c、係止突部4eとを設けた。しかし、
弾性片部2bを設けるだけでもロックフード2を容易に
は起き上がらなくすることができるので係止孔2cと係
止突部4eとを設けなくてもよい。
【0016】また、ロックフード2の後端部にその後端
部を切り欠いて弾性片部2bを一体に形成した。しか
し、図7、9に示すように、ロックフード21の後端部
21aは切り欠かずに、雄ハウジング22の上面部にそ
の一部を切り欠いて僅かに薄肉にした弾性片部22aを
形成してもよい。これによって、図8に示すようにロッ
クフード21に起立方向の力が作用したとしても、ロッ
クフード21はその後端部21aが弾性片部22aに当
接することによって雄ハウジング22の外面に沿う方向
に戻される。従って、ロックフード21は容易に起立回
動することはなく、ひいてはロックフード21の脱落防
止につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の全体を示す側面図
【図2】 雄端子収容室及び雌端子収容室を示す縦断面
【図3】 結合開始状態を示す縦断面図
【図4】 仮係止状態を示す縦断面図
【図5】 本係止状態を示す縦断面図
【図6】 全体の斜視図
【図7】 他の実施例を示す縦断面図
【図8】 他の実施例におけるロックフードの起立開始
状態を示す縦断面図
【図9】 他の実施例の弾性片部を示す上面図
【符号の説明】
1…雄コネクタ 2…レバー 2a…弾性片部 2c…
係止穴 3…雌コネクタ 4…雄ハウジング 9…雌ハ
ウジング 9c…係止凸部 13…カム突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄コネクタのいずれか一方のコネクタ
    のハウジングにその外面に沿う状態とこれから起き上が
    った状態との間でレバーを起伏回動可能に設けると共
    に、そのレバーにカム突部を設け、前記他方のコネクタ
    の挿入時に前記レバーを前記コネクタハウジングの外面
    に沿う方向に回動させることにより前記カム突部によっ
    て前記他方のコネクタを結合方向に変位させるものであ
    って、 前記レバーの基端部又は前記コネクタハウジングに、レ
    バーの起き上がり回動に応じて弾性変形することにより
    前記レバーを前記コネクタハウジングの外面に沿う方向
    に戻すように付勢する弾性片部を設けたことを特徴とす
    るコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記レバーには、前記一方のコネクタハ
    ウジングに係合して、前記レバーをそのコネクタハウジ
    ングの外面に沿う状態に保持する係止部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
JP5265731A 1993-09-28 1993-09-28 コネクタ Expired - Lifetime JP2970347B2 (ja)

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US08/312,992 US5437559A (en) 1993-09-28 1994-09-27 Electrical connector assembly with an improved operating lever

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