JPH0798894A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH0798894A
JPH0798894A JP24407093A JP24407093A JPH0798894A JP H0798894 A JPH0798894 A JP H0798894A JP 24407093 A JP24407093 A JP 24407093A JP 24407093 A JP24407093 A JP 24407093A JP H0798894 A JPH0798894 A JP H0798894A
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JP24407093A
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Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
Akira Kuroda
亮 黒田
Takahiro Oguchi
高弘 小口
Akihiko Yamano
明彦 山野
Shunichi Shito
俊一 紫藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速トラック移動が可能になり、記録再生レ
ートを向上させる。 【構成】 記録媒体Aに対向して複数のプローブ2が設
けられている。一体移動機構4は、プローブ駆動手段と
しての2つの圧電素子5a,5bにより複数のプローブ
2とトラッキング専用プローブ3を記録媒体Aと平行し
て一体に所望量移動させるものであり、すなわち、この
一体移動機構4は、固定枠(固定部)5cと、複数のプ
ローブ2,3を搭載する可動部5dと、可動部5dと固
定枠5cとの間に挟まれた2つの圧電素子5a,5bと
で構成されている。2つの圧電素子5a,5bのうち、
圧電素子駆動回路14により一方の圧電素子を伸ばし、
他方の圧電素子を縮ませるプッシュ−プル駆動方式によ
り、可動部5dを矢印X方向に移動させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型プローブ顕微鏡
を応用して高密度記録再生を行う装置において、複数の
プローブと回転するディスク型記録媒体との間の記録再
生の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、米国特許第4343993号明細
書に記載されているようなナノメートル以下の分解能で
導電性物質表面を観察可能な走査型トンネル顕微鏡(以
下、STMと略す)が開発され、金属・半導体表面の原
子配列、有機分子の配向等の観察が原子・分子スケール
でなされている。また、STM技術を発展させ、絶縁物
質等の表面をSTMと同様な分解能で観察可能な原子間
力顕微鏡(以下、AFMと略す)も開発されている(米
国特許第4724318号明細書参照)。そこで、この
STM,AFM等の走査型プローブ顕微鏡(以下、SP
Mと略す)の原理を応用し、記録媒体に対してプローブ
を原子、分子スケールでアクセスし、記録再生を行うこ
とにより、高密度メモリーを実現するという提案がなさ
れている(米国特許第4575822号明細書参照,日
本国特開昭63−161552号公報参照,日本国特開
昭63−161553号公報参照)。
【0003】SPM応用の高密度メモリーにおいてアク
セスや記録再生の高速化を目的として、半導体プロセス
によって複数のプローブを基板上に形成し、これらを用
いて並列に記録再生動作を行う装置も提案されている
(日本国特開平01−35743号公報参照,日本国特
開平01−35744号公報参照,欧州特許公開EP0
第112401号明細書参照)。
【0004】SPM応用の高密度メモリーにおける記録
再生の際のプローブと記録媒体の相対走査法としては、
STM技術の延長上であるXY方向に2次元走査を行う
ラスタースキャンが一般的である。一方、従来より実用
化されているハードディスク記録装置や光ディスク記録
装置における記録ヘッドと記録媒体の相対走査法である
回転スキャンにおいても、記録装置の高密度化及び小型
化をめざしたモーターや軸受けの高精度化、モーター回
転制御技術の高度化が進んでいる。
【0005】そこで、SPM応用の高密度メモリーにお
いても記録媒体をディスクタイプとし、プローブと記録
媒体との相対走査を回転スキャンで行った記録再生装置
に関する提案もなされている(日本国特願平02−05
6675号明細書参照)。
【0006】また、記録媒体を回転させて、AFMカン
チレバーとレーザーアシストによる記録再生実験を行っ
た実施例もある(H.J.Mamin and D.Ruger.A.P.L.61(8),
24 August 1992)。
【0007】この時、1ビット当たりの記録乃至再生に
要する時間は電気的記録で1μ秒(日本国特願平02−
056675号明細書参照)、レーザー記録で数100
n秒(H.J.Mamin and D.Ruger.A.P.L.61(8),24 August
1992)程度であり、1本のプローブで記録再生を行う場
合、信号の転送レートは数Mbpsが限界となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録再生装
置において、記録容量とアクセス速度は最も重要な性能
の一つである。記録容量の増大は単純に、1つの記録再
生プローブが担当する記録再生エリアの拡大に継がる。
既述した高密度・超大容量メモリの場合、上記のプロー
ブ担当エリアが拡大することによって、ナノメートルオ
ーダの高精度位置精度を保持したまま長ストローク移動
可能な機構が必須となる。また、プローブ移動距離が増
加しても、シークタイムなどのアクセス時間を犠牲にし
ないためには、上記の移動機構は、より高速動作可能で
あることも要求される。
【0009】高速で長ストロークの移動を行うために、
移動機構が複雑化・大型化する。また、その結果、装置
の固有振動数の低下を招く。このため、振動に弱くな
り、装置信頼性が低下する。さらにまた、プローブ走査
で記録再生をするとき、記録再生レートの低下にもつな
がる。
【0010】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、高速トラック移動が可能に
なり、記録再生レートを向上できる記録再生装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、回転型記録媒体と、それぞれ探針を有する
複数のプローブとが対向配置されて構成された記録再生
装置であって、前記回転型記録媒体を支持する回転体
と、該回転体の運動を回転方向に拘束する軸受けと、前
記回転体を回転駆動させる回転駆動手段と、前記回転体
の回転駆速度が一定になるように前記回転駆動手段を制
御する回転駆動制御手段と、前記複数のプローブを用い
て行う情報の記録再生を制御する記録再生制御手段と、
前記回転型記録媒体に記録または再生用の電圧を供給す
る電圧供給手段と、前記複数のプローブと前記回転型記
録媒体間の間隔を設定する間隔設定手段とで構成し、前
記複数のプローブが並列に1次元配列され、前記複数の
プローブのそれぞれの該探針が前記記録媒体の回転中心
を通る一直線上に位置するように前記複数のプローブを
配置し、前記回転駆動制御手段により、前記回転型記録
媒体を前記回転型記録媒体と前記複数のプローブとの相
対線速度が400mm/秒以下で回転させることを特徴
とする記録再生装置である。
【0012】また、前記複数のプローブの駆動手段と該
複数のプローブの駆動手段を制御する制御手段をもつト
ラック移動手段を有する。
【0013】さらに、前記複数のプローブの少なくとも
一個がトラッキング専用のプローブである。
【0014】そして、前記トラッキング専用のプローブ
を2次元走査可能なアクチュエータで構成した。
【0015】また、前記複数のプローブが前記複数のプ
ローブを一体にトラック移動させる一体移動機構の可動
部上に搭載されている。
【0016】さらに、前記複数のプローブと前記一体移
動機構を、単結晶基板に一体形成した。
【0017】そして、複数のプローブが前記回転中心を
通る一直線上にあって、回転軸を中心に対称に配置され
たプローブ群のそれぞれのプローブが互いに異なるトラ
ックをアクセスする。
【0018】また、前記複数のプローブがそれぞれに探
針を有する複数のカンチレバーである。
【0019】さらに、前記複数のカンチレバーが回転中
心を通る一直線上にあって、回転軸を中心に対称に配置
されたカンチレバーの長手方向と回転方向を一致させ
る。
【0020】そして、記録再生装置内に静圧力を発生さ
せる圧力発生装置を内蔵した。
【0021】また、前記回転型記録媒体が前記回転体上
に複数備えられているものや、記録再生装置を複数同一
モジュール内に搭載したことを特徴とする。
【0022】
【作用】高密度、大容量ディスク型記録再生装置を構成
するための手段として、複数のプローブを用い、複数の
プローブでは、一個のプローブが担当するエリアが小さ
くなり、プローブ移動量を少なくすることができる。さ
らに、記録媒体と複数のプローブの相対回転速度を低速
化した。記録媒体の回転速度は、記録ビットの大きさに
もよるが、直径40mmの記録媒体で例えば記録ビット
の大きさを0.1〜0.01μmとし、記録スペースを
ビットの大きさ分とって高密度記録をしようとすると、
記録媒体の線速度は、内周(半径=5mm)で、2〜1
00mm/秒、外周(半径=20mm)で、8〜400
mm/秒が要求される。記録媒体の線速度をこれ以上低
くすると、記録密度が低下するため記録媒体を大きくす
る必要性が生じる(プローブの記録再生レートは、数M
Hzが現状であろうと考えられることを考慮してい
る)。これは、装置の大型化につながる。従来の1.3
インチ級のハードディスク装置にみられるように記録再
生装置の小型化が行われているなかで、装置の大型化
は、好ましくない。そして、プローブの大きさがμmオ
ーダの寸法であるのでディスクを高速に回転させるとカ
ンチレバーと記録媒体間で動圧効果が生じて、カンチレ
バーが記録媒体から不規則に浮上し記録再生の信頼性を
低下させてしまう。400mm/秒以下の線速度で回転
させるうえでは、動圧効果はほとんど生じない。
【0023】また、高密度に記録したビットを再生する
場合、記録したビットと同一の場所に位置決め(記録媒
体半径方向)されなければならないことから、位置再現
性のよい高精度回転が要求されると同時に、温度ドリフ
トや機械精度で達成できない位置ずれを補正するトラッ
ク移動手段を必要とする。前者は、回転手段には、慣性
力の大きい磁気モータ、超音波モータ、静電モータ等
が、回転軸受けには、空気軸受け、流体軸受け、高精度
玉軸受け、スクィーズ軸受け等が好適に用いられる。後
者は、トラック移動手段とプローブヘッドの駆動手段で
対応し、駆動手段として圧電素子、複合型圧電素子(イ
ンチワーム)、リニア磁気モータ、リニア静電モータ、
リニア超音波モータ等が好適に用いられる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0025】(第1実施例)図1は本発明のディスク回
転型記録再生装置の第1の実施例の全体構成を示す図、
図2は図1に示した記録再生装置の分解斜視図、図3は
図1の要部断面図である。
【0026】図1に示すように、符号Aは回転ディスク
型の記録媒体を示し、この記録媒体Aに対向して複数の
プローブ2が設けられている。この複数のプローブ2の
中の最外周のプローブはトラッキング専用プローブ3と
なっている。トラック移動手段としての一体移動機構4
は、プローブ駆動手段としての2つの圧電素子5a,5
bにより複数のプローブ2とトラッキング専用プローブ
3を記録媒体Aと平行して一体に所望量移動させるもの
であり、すなわち、この一体移動機構4は、固定枠(固
定部)5cと、複数のプローブ2,3を搭載する可動部
5dと、可動部5dと固定枠5cとの間に挟まれた2つ
の圧電素子5a,5bとで構成されている。圧電素子5
a,5bには2つの溝5eがそれぞれ形成され、この溝
5eが固定枠5cおよび可動部5dにはまりこんでいる
ことで装着されている。2つの圧電素子5a,5bのう
ち、制御手段としての圧電素子駆動回路14により一方
の圧電素子を伸ばし、他方の圧電素子を縮ませるプッシ
ュ−プル駆動方式により、可動部5dを矢印X方向に移
動させることができ、1つの圧電素子を用いた場合より
も装置全体の共振周波数を向上させることができる。一
体移動機構4の両端部と装置外装としてのハウジング8
との間には規定厚さの2つの間隔規定体6a,6bが設
けられていることで、複数のプローブ2,3と記録媒体
A間の間隔が規定されている。バイアス電極7は記録媒
体Aにバイアス電圧を供給する。符号9は、トラッキン
グ専用プローブ3の位置にくるようにして記録媒体A上
に書き込まれたトラッキング溝である。符号10は複数
のプローブ2における記録再生信号を並列化・多重化す
るための並列化・多重化電気回路であり、この並列化・
多重化電気回路10は、中央制御回路13からの指令に
より並列化・多重化制御回路11により制御される。符
号14は圧電素子5a,5bに電圧を与え一体移動機構
4にトラック間移動を行わせるための圧電素子駆動回路
であり、この圧電素子駆動回路14は圧電素子制御回路
15により制御される。符号16はトラッキング専用プ
ローブ3より出力される信号を検出するトラッキング信
号検出制御回路、符号17は記録媒体Aにバイアス電極
7を介してバイアス電圧を供給するバイアス電圧回路、
符号18は、回転駆動手段としての超音波モータ(不図
示)のステータ23を低速駆動制御するモータ駆動制御
回路(回転駆動制御手段)、符号19は、トラッキング
専用プローブ3を矢印X方向(記録媒体Aの直径上に沿
う方向)に振動させるためのプローブX方向振動回路で
ある。
【0027】図2及び図3に示すように、記録媒体Aは
回転体としてのロータ22a上に搭載されており、この
ロータ22aは、装置の組立後に、分割PZTを裏面に
張り付けた超音波モータ用ステータ23により回転され
るもう一つのロータ22bに接着される。符号24はロ
ータ22bを高精度に回転支持するための玉軸受けであ
り、これら玉軸受け24、間隔規定体6a,6b、バイ
アス電極7はハウジング8に組み込まれている。符号2
6はステータ23を所望のばね力で押圧する弾性ばねで
あり、ステータ23とロータ22bとの圧接力を提供す
る。符号27は弾性ばね26とステータ23を挟持させ
てハウジング8に押圧する裏板、符号28は装置を密閉
する密閉板である。
【0028】再び、図2に示すように、複数のプローブ
2と記録媒体Aとの間の記録に関する記録制御信号は、
次に記述するようにやりとりされる。中央制御回路13
から出力される制御信号に基づき、記録制御回路12a
から記録制御信号が、切り替え回路12を通して並列化
・多重化電気回路10に入力される。さらに、中央制御
回路13から出力される制御信号に基づき、並列化・多
重化制御回路11から並列化制御信号が、並列化・多重
化電気回路10に入力される。並列化・多重化電気回路
10では並列化制御信号に基づき、記録制御信号の並列
化が行われ、複数のプローブ2に並列化された記録制御
信号が印加される。
【0029】複数のプローブ2と記録媒体Aとの間の再
生信号は、次に記述するようにやりとりされる。先ず、
複数のプローブ2から、並列に複数の再生信号が並列化
・多重化電気回路10に入力される。さらに、中央制御
回路(制御用コンピュータ)13から出力される制御信
号に基づき、並列化・多重化制御回路11から多重化制
御信号が、並列化・多重化電気回路10に入力される。
並列化・多重化電気回路10では多重化制御信号に基づ
き、再生信号の多重化が行われる。多重化された再生信
号は切り替え回路12及び再生信号回路12bを通して
中央制御回路13に送られる。なお、中央制御回路1
3、並列化・多重化制御回路11、並列化・多重化電気
回路10等により記録再生制御手段が構成されている。
【0030】以下に各機構の作製方法及び設置方法等の
具体的な装置構成について説明する。
【0031】複数のプローブ2および一体移動機構4
は、マイクロメカニクスと呼ばれる微細加工技術(例え
ば、Peterson, “Silicon as a Mechanical Materia
l”,Proceedings of the IEEE, 70 巻,420 頁,1982
年参照)やLSI等を作製する際のマイクロエレクトリ
ニクス技術を用いて、例えばSi等の基板上に作製され
る。具体的には、先ず、フォロリソグラフィーにより、
複数のプローブの先端に設ける電圧印加及び再生信号検
出用の複数の導電性探針及び電気配線パターンをSiウ
エハー上に作製し、カンチレバー形状のパターニングを
行う。同時に並列化・多重化電気回路等の周辺電気回路
もSiウエハー上のカンチレバーの配線近傍に作製す
る。また、トラッキング専用プローブ3は、トラッキン
グを行うために矢印X方向に微小移動できかつ矢印Z方
向にも移動できる2次元走査可能なカンチレバー型アク
チュエータの構成をもつように作製する。次に、KOH
溶液による異方性エッチングを用いて、Si基板上に複
数の一体移動機構4を形成し、個々に切断する。
【0032】このように作製した一体移動機構4に積層
型の圧電素子5a,5bを固定枠5cと可動部5d間に
挟持させる。この構成で一体移動機構4は圧電素子5
a,5bにより矢印X方向に移動することができる。
【0033】一体移動機構4を間隔規定体6a,6bを
介してハウジング8に固定する。記録媒体A面と一体移
動機構4の傾き量は、1×10E-4rad であった。
【0034】作製した複数のプローブの配置図を図11
に示す。本実施例では、複数のプローブ21〜214,3
を両側(AブロックとBブロック)に記録媒体Aの回転
中心25を通る一直線上に配置した。さらにAブロック
とBブロックは、プローブピッチの半分に対応する量を
プローブの並んでいる方向にずらして配置した。つま
り、Aブロックのプローブが記録再生する領域とBブロ
ックのそれとは、完全に分離した領域を記録再生するよ
うにした。
【0035】図7に示した一直線上配置をとる理由を以
下に述べる。
【0036】プローブが回転中心線上を通らない位置に
配置された状態で、一体移動機構4を動作させた場合に
は、回転中心線上の位置にないプローブは回転中心線上
にあるそれと比較して半径方向への移動距離が異なる。
このため移動距離を同一にするための、トラッキング機
構が必要とされる。このようなトラッキング機構をプロ
ーブそれぞれに設けることは、装置全体を複雑化するこ
とになる。高速化において複雑な機構にすることは避け
なければならない。本実施例では、装置構成を容易にす
るために一直線上に配置し、全プローブが半径方向へ同
一距離の移動を行うように構成配置した。
【0037】電圧の供給については種々の方法が考えら
れる。本実施例では、導電性のブラシを記録媒体に接触
させて供給した。他の例として、非接触型の電気カップ
リング、水銀等の液体を使った供給方法が考えられる。
【0038】記録媒体Aとしては、プローブからの電圧
印加により、局所的に導電性が変化するようなもの、あ
るいは、記録媒体表面形状が凸や凹に変化するようなも
のを用いる。前者の例としては、例えば、前述の日本国
特開昭63−161552号公報,同161553号公
報にあげられるような電気的スイッチングメモリ現象を
有するSOAZ等の有機分子からなるLB膜がある。こ
れは、STM構成の装置において、探針からの電圧印加
により、LB膜を構成するSOAZ等の有機分子の導電
率が局所的に、導電率の高いON状態と低いOFF状態
の間を可逆的に遷移するようものである。
【0039】また、別の記録媒体の例として、結晶状態
とアモルファス状態とで導電率が異なるSi等の相転移
物質を用いることができる。これも、探針と媒体との間
を流れる電流による熱により、局所的に表面構造を結晶
状態からアモルファス状態に相変化させるものである。
【0040】後者の記録媒体表面形状が凹凸に変化する
ことにより、記録を行うものの例として、例えば、探針
−記録媒体基板間の電圧印加の際の電界放射による探針
材料の基板への移動による凸ビット形成がある。この場
合に、基板として用いられるのは、例えば、Au,A
g,Pt等の貴金属基板やn−Si,p−Si,Ge,
GaAs,InP等の半導体基板である。探針材料とし
て用いられるには、例えば、Au,Pt,Ag,n−S
i,p−Si等の比較的電界放射を起こす電界しきい値
が低いものである。
【0041】別の凹凸変化による記録例として、上記と
は逆に、探針からの電圧印加による記録媒体基板材料の
電界蒸発による凹ビット形成がある。この場合に、基板
として用いられるのは、例えば、Au,Ag,Pt等の
貴金属基板やn−Si,p−Si,MoS2 ,グラファ
イト等の半導体・半金属基板であり、比較的電界蒸発を
起こす電界しきい値が低いものである。探針材料として
用いられるのは、例えば、W,Ir,TiC等の金属や
半導体である。
【0042】プローブによる記録媒体からの再生方法と
して、上記記録媒体のうち、前者の導電率が変化するよ
うなものに対しては、STMの原理を用い、バイアス電
圧印加回路により、プローブ先端の探針と記録媒体との
間に再生用の電圧を印加し、間に流れる電流を検出する
ことにより行う。
【0043】また、記録媒体表面形状が凹凸に変化する
ものに関する再生は、AFMの原理を用い、記録媒体表
面との間に働く原子間力や分子間力により弾性変形を生
じるカンチレバーのたわみ量を検出することにより行
う。この場合、複数プローブチップのセンシング構造が
前述の説明とは異なり、複数のプローブのたわみ量をそ
れぞれ検出する手段を付加し、このたわみ量検出手段か
らの出力を再生信号とする。複数のプローブのたわみ量
をそれぞれ検出する手段としては、例えば日本国特開平
04−321955号公報に示したような光てこ方式
のカンチレバー(本実施例ではプローブにあたる)のた
わみ量検出手段において、たわみ量検出用の光ビームを
複数のカンチレバーに対して走査し、複数のカンチレバ
ーのたわみ量を順次検出するものや、カンチレバーの
たわみ量検出手段を複数個集積化したものを用いること
ができる。
【0044】以上のディスク型情報記録再生装置の記録
容量・記録再生速度等の諸元は次のとおりである。
【0045】記録媒体の外径 42mm 最内周記録領域の半径(=回転中心からの距離) 2.
5mm 最外周記録領域の半径 20mm 記録領域数=プローブ数 2000個 記録領域幅=プローブ間隔 3.3μm プローブ形状 幅:10μm,長さ:100μm 一記録領域中のトラック数 0.67M個 トラック幅 0.02μm ビット径 0.01μm 一トラック中の記録容量 1.5Mbit 一記録領域中の記録容量 502.5Mbit 全記録容量 1Tbit 記録媒体回転速度 4rpm 一プローブの記録再生レート 100kbit/秒 装置記録再生レート 200Mbit/秒 トラック間移動量 6.7μm 以下に具体的な動作例について説明する。
【0046】モータ駆動制御回路18から位相を90度
ずらした2つの交流電圧を超音波モータ用ステータ23
の下に取り付けた圧電素子(不図示)に印加し、ステー
タ23に定在波を発生させ矢印ω方向に進行波を発生さ
せる。超音波モータは、低速回転で安定に動作する特徴
をもつ回転用モータに適する。ステータ23上に摩擦接
触されているロータ22bは、高精度の玉軸受け24に
拘束されているので回転運動する。速度は、モータ駆動
制御回路18から超音波モータに送る交流電圧を変える
ことで任意に設定できる。本実施例での速度は、4回転
/分とした。玉軸受け24の精度は、ラジアル振れ(半
径方向振れ)が0.8μm、回転再現性が0.08μm
であった。玉軸受け24で拘束されて回転運動をするロ
ータ22bの回転精度は、ラジアル振れが1μm、回転
再現性が0.1μmであった(回転再現性の定義は、複
数回転させた時の振れ幅とした)。
【0047】ロータ22aの回転で複数のプローブ2
は、ロータ22a上に接着固定されている記録媒体Aの
表面をならうように動作し(記録媒体が破壊する力より
プローブの弾性力が十分に小さい)、ロータ22aの回
転速度と同じ速度で記録媒体Aに対し相対移動する。複
数のプローブ2の最外側に設けたトラッキング専用プロ
ーブ(アクチュエータ型プローブ)3を、プローブX方
向振動回路19にて横方向に最小振動させる。アクチュ
エータ型プローブ3の下には、トラッキング溝9が位置
する。トラッキング溝9は、フォトリソグラフィー技術
とエッチングプロセス技術で図9のような幅3μm、深
さ0.01μmの溝を形成した。
【0048】図4及び図5を用いてトラッキング機構を
説明する。
【0049】記録媒体Aがそのラジアル方向(半径方
向)に振れ(記録媒体のラジアル移動速度よりもプロー
ブの微小振動周波数の方が十分に速い)を生じた場合
に、トラッキング専用プローブ(アクチュエータ型プロ
ーブ)3の矢印θ方向の微小振動で、記録媒体Aの移動
量がトラッキング信号検出制御回路16で検出演算され
圧電素子駆動回路14にフィードバックし、上記したよ
うに圧電素子5a,5bが一体移動機構4の可動部5d
を移動量分だけ動かすことで振れを補正する。記録媒体
Aが移動した時のセンシングは、アクチュエータ型プロ
ーブ3の先端部に設置した導電性探針29で行われる。
この動作は、記録再生装置の動作中常に行われる。これ
により、上述の回転再現性量を補正することが可能とな
る。
【0050】図1及び図6を用いて記録再生の実施例に
ついて以下に記述する。
【0051】図6は、プローブと記録媒体部の拡大模式
図である。例えば、プローブ3とプローブ211の下に位
置するトラック1とトラック1336上に情報を記録せよ
という指令を、中央制御回路13から切り替え回路1
2、並列化・多重化制御回路111、並列化・多重化電
気回路10を通じて送り、プローブ3及び211に電圧を
印加させて所望の位置に記録する。記録媒体Aには、+
100mVの電圧がバイアス電圧回路17より印加され
ている。記録媒体Aには、前述の日本国特開昭63−1
61552号公報,同161553号公報に挙げられる
ような電気的スイッチングメモリー現象を有するSOA
Z2層LB膜をp型Siウエハ上に累積させたものを用
いた。探針からの電圧印加により、LB膜を構成するS
OAZ等の有機分子の導電率が局所的に、導電率の高い
ON状態と低いOFF状態の間を可逆的に遷移するよい
うものである。記録位置のみが導電率が変化している。
【0052】一個のプローブが受け持つトラック数は、
335トラックである。総トラック数は、335トラッ
ク/個×2000個(複数のプローブの数)=6.7M
個である。
【0053】次に、トラック移動を行い隣のトラックに
移動する例を図6を用いて説明する。プローブ3とプロ
ーブ211の下にトラック11及びトラック1336が位置す
るように一体移動機構4を移動させる。実際には、一体
移動機構4の移動により2000個のプローブ(不図
示)が同時に移動する。一体に移動することで、トラッ
ク移動用のアクチュエータが移動する距離が数μmでよ
く、用いるアクチュエータを小型化でき装置固有振動数
の向上がはかれる。中央制御回路13から圧電素子制御
回路15、圧電素子駆動回路14を通して圧電素子5
a,5bに所望の電圧を与え一体移動機構4を移動させ
る方法をとった。移動したトラック位置で前述と同様に
所望位置に情報を記録した。
【0054】再生情報は、一体移動機構4を所望の位置
に移動させて、記録により導電率が変化している箇所の
情報を並列化・多重化電気回路10、切り替え回路12
を通して中央制御回路13、再生処理回路20に送る。
【0055】記録再生信号のやりとりが並列化処理され
ることで、2000個のプローブに対し高速の記録再生
が可能である。
【0056】ハードディスク装置では、高速回転のため
ヘッドが浮上する現象が生じる本実施例では、プローブ
が動圧効果により浮上するような現象は起きなかった。
【0057】以上の構成及び方法で、前述した記録姿勢
装置の諸元を達成することができる。
【0058】上述の実施例では、回転速度を4回転/分
に設定して記録再生を行ったが、その他の回転速度につ
いて実施した例について以下に記述する。
【0059】記録容量・記録再生速度等の諸元を次の通
り設定して実施した。 (1)1Tビットの記録容量、記録媒体回転速度を40
回転/分、プローブ個数200個、プローブの再生レー
トを1Mビット/秒として、以下の諸元通りに設定し
て、記録再生を実施したところ、安定した記録再生が可
能であった。
【0060】記録媒体の外径 42mm 最内周記録領域の半径(=回転中心からの距離) 2.
5mm 最外周記録領域の半径 20mm 記録領域数=プローブ数 200個 記録領域幅=プローブ間隔 3.3μm プローブ形状 幅:10μm,長さ:100μm 一記録領域中のトラック数 0.67M個 トラック幅 0.02μm ビット径 0.01μm 一トラック中の記録容量 1.5Mbit 一記録領域中の記録容量 502.5Mbit 全記録容量 1Tbit 記録媒体回転速度 40rpm 一プローブの記録再生レート 1Mbit/秒 装置記録再生レート 200Mbit/秒 トラック間移動量 6.7μm (2)1Tビットの記録容量、記録媒体回転速度を80
回転/分、プローブ個数100個、プローブの再生レー
トを2Mビット/秒として、以下の諸元通りに設定し
て、記録再生を実施したところ、安定した記録再生が可
能であった。
【0061】記録媒体の外径 42mm 最内周記録領域の半径(=回転中心からの距離) 2.
5mm 最外周記録領域の半径 20mm 記録領域数=プローブ数 100個 記録領域幅=プローブ間隔 3.3μm プローブ形状 幅:10μm,長さ:100μm 一記録領域中のトラック数 0.67M個 トラック幅 0.02μm ビット径 0.01μm 一トラック中の記録容量 1.5Mbit 一記録領域中の記録容量 502.5Mbit 全記録容量 1Tbit 記録媒体回転速度 40rpm 一プローブの記録再生レート 1Mbit/秒 装置記録再生レート 200Mbit/秒 トラック間移動量 6.7μm (3)100Gビットの記録容量、記録媒体回転速度を
200回転/分、プローブ個数200個、プローブの再
生レートを1Mビット/秒として、以下の諸元通りに設
定して、記録再生を実施したところ、安定した記録再生
が可能であった。なお、トラック移動機構の圧電素子の
変位を10倍に拡大している。
【0062】記録媒体の外径 42mm 最内周記録領域の半径(=回転中心からの距離) 2.
5mm 最外周記録領域の半径 20mm 記録領域数=プローブ数 200個 記録領域幅=プローブ間隔 3.3μm プローブ形状 幅 10μm,長さ 100μm 一記録領域中のトラック数 67000個 トラック幅 0.02μm ビット径 0.1μm 一トラック中の記録容量 150000bit 全記録容量 100Gbit 記録媒体回転速度 200rpm 一プローブの記録再生レート 1Mbit/秒 装置記録再生レート 200Mbit/秒 トラック間移動量 67μm 回転速度を200回転/分以上に設定して、記録再生実
験したところ、記録媒体とプローブ間が動圧効果により
浮上し、記録再生が不安定になった。
【0063】以上説明したように、本実施例では、 (1)トラッキング専用プローブを用いた回転振れ量及
び温度ドリフトの補正をすることで、安定な位置での記
録再生を行うことができる。 (2)複数のプローブを一体移動機構に構成すること
で、一個のアクチュエータで2000個のプローブを任
意の位置に移動させることができ、多くのアクチュエー
タを用いる必要はなく機構の簡素化と鮮魚の単純化を達
成できる。同時に高速処理・高速移動を可能にしてい
る。さらに、小型化も可能にしている。 (3)超音波モータを用いた低速回転の記録再生によ
り、プローブが動圧効果により浮上することなく安定に
かつ高密度に記録再生することができる。 という長所をもつ装置を提示できた。
【0064】(第2実施例)第1実施例で示した記録再
生装置の構成で、軸受け部分をものにて実施した例につ
いて、図8及び図9を用いて説明する。図8はその全体
構成を、また図9は軸受け部分の拡大説明図を示す。
【0065】図8に示すように、符号31は圧縮空気を
発生させるマイクロDCサーボモータと渦巻ファン等で
構成されるマイクロポンプ、このマイクロポンプ31で
発生された圧縮空気37(図9参照)は流路としてのチ
ューブ34を介して後述する空気軸受け33に供給され
る。空気軸受け33はグラファイト等の多孔質材料を精
密加工して作製した軸受け部である。上述のマイクロポ
ンプは、例えばマイクロメカニクスの技術を駆使した超
小型機構のポンプでもよく、限定されるものではない。
【0066】本実施例と第1実施例で説明した記録再生
装置と相違するところは、記録再生装置の中にマイクロ
ポンプ31を内蔵していることである。マイクロポンプ
31にて圧縮された空気がチューブ34を通して、空気
軸受け33に供給される。空気軸受け33では、チュー
ブ34より送られてきた圧縮空気が無秩序に多孔質材料
内を流れロータ32を浮上させる静圧力が図9中の矢印
で示された位置に作用する。空気軸受け33とロータ3
2間の隙間dは、3μmに設定している。ロータ32
の、静圧力が作用する面は、ラップ加工と電界研磨で超
平面に加工形成している。
【0067】上述の装置構成で、第1実施例と同様に記
録装置を動作させたところ、回転位置再現性がきわめて
良好で、位置補正のためのトラッキング移動量がきわめ
て小さく、トラッキングの制御性が向上した。また、空
気軸受けは、ロータの軸受け部が非接触であり低振動を
可能にした。さらに、空気軸受けと電磁モータを組み合
わせることで、完全非接触で駆動可能で超音波モータ駆
動に対してさらなる低振動を実現できる。軸受けには、
その他磁性流体等の流体軸受けが適用可能であり、本実
施例に限られない。
【0068】(第3実施例)第1実施例で示した記録再
生装置の構成で、記録媒体を複数構成して実施した例に
ついて説明する。図10は図3と同様な、複数記録媒体
を搭載した装置断面図である。
【0069】図10に示すように、超音波モータ用ステ
ータ45によって回転されるロータ48には、軸44を
有する別のロータ49が連結されている。記録媒体41
aはロータ49に搭載され、一体移動機構42はこの記
録媒体41aと平行して複数のプローブ46を記録媒体
41の中心軸上を移動させる。さらに、軸44の先端に
は、軸44によって回転される別の記録媒体41b、及
び複数のプローブ47を記録媒体41bの中心軸上を移
動させる回転しない一体移動機構42bがあり、複数の
記録媒体を記録再生可能なものである。符号43はハウ
ジングを示し、その他は第2実施例と同様の構成とし
た。
【0070】第3実施例では、複数の記録媒体41a,
41bを軸44の同一軸に配置したことで、一個の回転
機構で記録容量を2倍にすることができた。なお、記録
媒体を3個用意すれば、記録容量が3倍になることはい
うまでのもない。
【0071】(第4実施例)第1実施例で示した記録再
生装置の構成で、機構部を複数構成して実施した例につ
いて説明する。図11は、記録再生装置を複数搭載した
外観斜視図である。
【0072】符号55a,55b,55cは第1実施例
で説明した記録再生装置と同様の機構部(カセット)で
あり、これらの機構部55a,55b,55cは外部電
気回路部とを接続する端子56a,56b,56cによ
ってそれぞれ駆動制御される。符号57は、複数の機構
部55a,55b,55cを収納するローディング機構
と複数の機構部55a,55b,55cを駆動する駆動
制御回路で構成される複数記録再生装置駆動ユニットで
ある。本実施例では、複数の機構部を設ける簡単な構成
で記録容量を3倍にすることができた。さらに記録容量
を増やすには、機構部(カセット)を増やせばよいこと
はいうまでもない。
【0073】上記各実施例において、記録または再生の
みの装置、および走査型プローブ顕微鏡装置について
も、本発明は適用可能であることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0075】複数のプローブを記録媒体の回転中心を通
る一直線上に配置し、回転型記録媒体を前記回転型記録
媒体と前記複数のプローブとの相対線速度が400mm
/秒以下で回転させることにより、高速トラック移動が
可能になり、高密度記録再生装置の記録再生レートを向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク回転型記録再生装置の第1実
施例の全体構成を説明するための図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の要部断面図である。
【図4】図1に示した記録再生装置のトラッキング動作
を説明するための図である。
【図5】記録媒体のトラッキング溝部の拡大図である。
【図6】情報記録を説明するための図である。
【図7】複数のプローブの配置図である。
【図8】本発明のディスク回転型記録再生装置の第2実
施例の概略斜視図である。
【図9】図8の要部断面図である。
【図10】本発明のディスク回転型記録再生装置の第3
実施例の概略断面図である。
【図11】本発明のディスク回転型記録再生装置の第4
実施例の外観図である。
【符号の説明】
A 記録媒体 1,1335,1336,1671 トラック 2,21〜211 プローブ 3 トラッキング専用プローブ 4 一体移動機構 5a,5b 圧電素子 5c 固定枠(固定部) 5d 可動部 5e 溝 6a,6b 間隔規定体 7 バイアス電極 8 ハウジング 9 トラッキング溝 10 並列化・多重化電気回路 11 並列化・多重化制御回路 12 切り替え回路 12a 記録制御回路 12b 再生信号回路 13 中央制御回路 14 圧電素子駆動回路 15 圧電素子制御回路 16 トラッキング信号検出制御回路 17 バイアス電圧回路 18 モータ駆動制御回路 19 プローブX方向振動回路 20 再生処理回路 21 記録ビット 22a,22b ロータ 23 超音波モータ用ステータ 24 玉軸受け 25 中心軸 26 弾性ばね 27 裏板 28 密閉板 29 導電性探針 31 マイクロポンプ 32 ロータ 33 空気軸受け 34 チューブ 35 ハウジング 36 一体移動機構 37 圧縮空気 40 玉軸受け 41a,41b 記録媒体 42a,42b 一体移動機構 43 ハウジング 44 軸 45 超音波モータ用ステータ 46,47 プローブ 48,49 ロータ 55a,55b,55c 機構部 56a,56b,56c 端子 57 複数記録再生装置駆動ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 紫藤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転型記録媒体と、それぞれ探針を有す
    る複数のプローブとが対向配置されて構成された記録再
    生装置であって、 前記回転型記録媒体を支持する回転体と、該回転体の運
    動を回転方向に拘束する軸受けと、前記回転体を回転駆
    動させる回転駆動手段と、前記回転体の回転駆速度が一
    定になるように前記回転駆動手段を制御する回転駆動制
    御手段と、前記複数のプローブを用いて行う情報の記録
    再生を制御する記録再生制御手段と、前記回転型記録媒
    体に記録または再生用の電圧を供給する電圧供給手段
    と、前記複数のプローブと前記回転型記録媒体間の間隔
    を設定する間隔設定手段とで構成し、前記複数のプロー
    ブが並列に1次元配列され、前記複数のプローブのそれ
    ぞれの該探針が前記記録媒体の回転中心を通る一直線上
    に位置するように前記複数のプローブを配置し、前記回
    転駆動制御手段により、前記回転型記録媒体を前記回転
    型記録媒体と前記複数のプローブとの相対線速度が40
    0mm/秒以下で回転させることを特徴とする記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のプローブの駆動手段と該複数
    のプローブの駆動手段を制御する制御手段をもつトラッ
    ク移動手段を有する請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のプローブの少なくとも一個が
    トラッキング専用のプローブである請求項1に記載の記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記トラッキング専用のプローブを2次
    元走査可能なアクチュエータで構成した請求項3に記載
    の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のプローブが前記複数のプロー
    ブを一体にトラック移動させる一体移動機構の可動部上
    に搭載されている請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のプローブと前記一体移動機構
    を、単結晶基板に一体形成した請求項5に記載の記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のプローブが前記回転中心を通
    る一直線上にあって、回転軸を中心に対称に配置された
    プローブ群のそれぞれのプローブが互いに異なるトラッ
    クをアクセスする請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のプローブがそれぞれに探針を
    有する複数のカンチレバーである請求項1に記載の記録
    再生装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のカンチレバーが回転中心を通
    る一直線上にあって、回転軸を中心に対称に配置された
    カンチレバーの長手方向と回転方向を一致させる請求項
    1及び7に記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の記録再生装置内に静
    圧力を発生させる圧力発生装置を内蔵した記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】 前記回転型記録媒体が前記回転体上に
    複数備えられている請求項1に記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の記録再生装置を複数
    同一モジュール内に搭載したことを特徴とする記録再生
    装置。
JP24407093A 1993-09-30 1993-09-30 記録再生装置 Pending JPH0798894A (ja)

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JP24407093A JPH0798894A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 記録再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100682959B1 (ko) * 2006-01-17 2007-02-15 삼성전자주식회사 멀티 프로브 저장 장치 및 신호 개선 방법

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