JPH079861A - 作業車のエンジン支持構造 - Google Patents

作業車のエンジン支持構造

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JPH079861A
JPH079861A JP5160510A JP16051093A JPH079861A JP H079861 A JPH079861 A JP H079861A JP 5160510 A JP5160510 A JP 5160510A JP 16051093 A JP16051093 A JP 16051093A JP H079861 A JPH079861 A JP H079861A
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Takeo Kuboshita
竹男 久保下
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムマウントされたエンジンとミッションケ
−スとの間にベルト伝動装置を設けた構成において、作
業状態において良好な伝動状態を現出させる。 【構成】 エンジン2の横向き出力軸2aと、その斜め
後方下方側に配備したミッションケ−ス4の横向き入力
軸4aとをベルト伝動装置3で連動連結し、前記エンジ
ン2の前端側をブッシュ型防振ゴム8を介してフレーム
7に横軸芯周りに上下回動自在に枢支連結するととも
に、エンジン2の後端側を上下方向の防振ゴム9を介し
て支持してある作業車のエンジン支持構造において、前
記ベルト伝動装置3が無負荷状態である状態において、
後部側が前部側よりも設定量だけ上方側に位置する斜め
姿勢で、且つ、前記横向き出力軸2aの配設側横側部が
その反対側横側部よりも設定量だけ上方側に位置する斜
め姿勢となる状態で、前記エンジン2を前記フレーム7
に対して取付け支持してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの横向き出力
軸と、その斜め後方下方側に配備したミッションケース
の横向き入力軸とをベルト伝動装置で連動連結し、前記
エンジンの前端側をブッシュ型防振ゴムを介してフレー
ムに横軸芯周りに上下回動自在に枢支連結するととも
に、エンジンの後端側を上下方向の防振ゴムを介して支
持してある作業車のエンジン支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車のエンジン支持構造におい
て、従来では、エンジンの出力軸とミッションケースの
入力軸とは、初期組付け状態、つまり、ベルト伝動装置
の伝動ベルトが巻回された無負荷状態において夫々の軸
芯がほぼ平行状態となるようにエンジン及びミッション
ケースを設置する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、エンジ
ンの前端側をブッシュ型防振ゴムを介して機体フレーム
に横軸芯周りに上下回動自在に枢支連結する構造のもの
は、エンジンの振動が機体フレームに伝わるのを抑制し
て、機体振動による騒音の低減や運転座席の振動による
操縦環境の悪化を抑制できる利点を有しながら、例え
ば、エンジンの前端側、並びに、後端側を、夫々、上下
方向の防振ゴムを介して支持する場合に比して、作業機
側の負荷の変動によるベルト張力の変化によってエンジ
ンがミッションケース側に引っ張られることによる前後
方向の振動を抑制し得る利点を有するものの、未だ次の
ような改善すべき点があった。つまり、エンジンの出力
軸とミッションケースの入力軸とが共に片持ち状に横一
側方に突設される構造であり、ベルト伝動装置に対する
負荷が大になると、そのベルト張力に起因してエンジン
に対して片持ち状の後方引張力が作用し、上述した如く
エンジンがゴムマウントされることから、エンジン出力
軸がベルト張力によって外方突出端側ほど後方斜め下方
側に傾斜してしまい、伝動ベルトに対して出力軸プーリ
が斜め姿勢となって、伝動ベルトとプーリとの間で局所
的な摺接磨耗が生じて早期に切損が生じたり、伝達効率
が低下するといった弊害があった。本発明は上記不具合
点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した作業車のエンジン支持構造において、前記
ベルト伝動装置が無負荷状態である状態において、後部
側が前部側よりも設定量だけ上方側に位置する斜め姿勢
で、且つ、前記横向き出力軸の配設側横側部がその反対
側横側部よりも設定量だけ上方側に位置する斜め姿勢と
なる状態で、前記エンジンを前記フレームに対して取付
け支持してある点にある。
【0005】
【作用】上記の如く、エンジンを三次元的な斜め姿勢に
取付け支持するようにしたので、駆動負荷が大きくなっ
てベルト張力が大になると、その張力に起因してゴムマ
ウントされたエンジンの出力軸部分が後方側斜め下方側
に引張力を受けて傾斜した場合、その駆動負荷が大であ
る状態において、エンジン出力軸とミッションケース入
力軸とが夫々の軸芯がほぼ平行状態となる。その結果、
大きな負荷がかかる作業状態において、ベルト伝動装置
における伝動ベルトとエンジン出力側プーリとが適正な
摺接伝動状態に設定され、良好な伝動状態が現出され
る。
【0006】
【発明の効果】従って、エンジンをフレームに対してゴ
ムマウントすることでエンジンの振動が機体に伝わるの
を有効に防止できるものでありながら、高負荷状態でベ
ルト伝動装置の適正な伝動状態が得られるものとなり、
ベルト伝動装置における伝達効率や耐久性の向上を図る
ことができるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を作業車の一例である
乗用型田植機のエンジン支持構造について説明する。図
1に、乗用型田植機の走行機体の前部が示され、機体の
前部にボンネット1で覆われたエンジン2が配備されて
おり、エンジン2の横向き出力軸2aに装着の出力プー
リ2bからベルト伝動装置3を介してミッションケース
4の入力軸4aに装着の入力プーリ4bに伝動するよう
になっている。前記エンジン2は、その下面に連結され
たエンジン取付けベース5が、前記ミッションケース4
の前部に連結されたエンジン搭載フレーム7に防振支持
されている。
【0008】前記エンジン2の防振支持構造は、エンジ
ン取付けベース5の前端側が、軸芯を横方向に向けたブ
ッシュ型防振ゴム8を介してエンジン搭載フレーム7に
横軸芯周りに上下回動自在に枢支され、後端側が、エン
ジンの中心に向くように内向き傾斜姿勢に配設された防
振ゴム9を介して支持されている。
【0009】前記エンジン取付けベース5前端側の防振
構造は、図2に示すように、エンジン取付けベース5の
下面に連結された左右一対の筒状ブラケット5aと、エ
ンジン搭載フレーム7に連結された左右一対のブラケッ
ト7aとに亘って棒状の枢支ピン10を挿入し、そし
て、筒状ブラケット5aと枢支ピン10との間にブッシ
ュ型防振ゴムとしてのゴムブッシュ8を内嵌して構成し
てある。そして、前記エンジン取付けベース5側の筒状
ブラケット5aとエンジン搭載フレーム7側のブラケッ
ト7aとの横方向の隙間を0.2〜0.3ミリメートル
程度にして横方向のガタを抑制すべく構成してある。
【0010】前記エンジン取付けベース5後端側の防振
構造は、図1及び図2に示すように、上下のボルト9
a,9aの間にゴム9bを焼き付け固着してなる防振ゴ
ム9の、上部側のボルト9aをエンジン取付けベース5
に形成のボルト貫通孔に、下部側のボルト9aをエンジ
ン搭載フレーム7側のブラケット7bに形成のボルト貫
通孔に、夫々、挿入して固定連結して構成してある。
【0011】そして、ベルト伝動装置3が無負荷状態で
ある状態において、後部側が前部側よりも設定量だけ上
方側に位置する斜め姿勢で、且つ、前記横向き出力軸2
aの配設側横側部がその反対側横側部よりも設定量だけ
上方側に位置する斜め姿勢となる状態で、エンジン2を
前記エンジン搭載フレーム7に対して取付け支持してあ
る。詳述すると、エンジン取付けベース5後端側の防振
ゴム9の厚みを少し厚めに設定して、エンジン2の後部
側が前部側よりも設定角度だけ上方側に位置する斜め姿
勢になるように構成してある。又、図3に示すように、
前記横向き出力軸2aの配設側横側部において、エンジ
ン2の取付部2cと前記エンジン取付ベース5とをこれ
らの間にスペーサ部材11を介在させて共締め状態でボ
ルト連結するよう構成し、出力軸2a、即ち出力プーリ
2bが外方側ほど僅かに上方に位置する斜め姿勢になる
よう構成してある。このスペーサ部材11は薄板構造の
ものであり、負荷特性に応じて適宜、適当枚数を重ねて
介装するようにしてある。
【0012】〔別実施例〕上記したようのエンジン2と
エンジン取付ベース5との間にスペーサ部材11を介装
する構造に代えて、エンジン2が設定斜め姿勢になるよ
うに、エンジン取付ベース5あるいはエンジン搭載フレ
ーム7を予め所定形状で成形する構造であってもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の前部の側面図
【図2】エンジン取付け部の平面図
【図3】エンジン取付け部の正面図
【符号の説明】
2 エンジン 2a 出力軸 3 ベルト伝動装置 4 ミッションケース 4a 入力軸 7 フレーム 8,9 防振ゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)の横向き出力軸(2a)
    と、その斜め後方下方側に配備したミッションケース
    (4)の横向き入力軸(4a)とをベルト伝動装置
    (3)で連動連結し、前記エンジン(2)の前端側をブ
    ッシュ型防振ゴム(8)を介してフレーム(7)に横軸
    芯周りに上下回動自在に枢支連結するとともに、エンジ
    ン(2)の後端側を上下方向の防振ゴム(9)を介して
    支持してある作業車のエンジン支持構造であって、 前記ベルト伝動装置(3)が無負荷状態である状態にお
    いて、後部側が前部側よりも設定量だけ上方側に位置す
    る斜め姿勢で、且つ、前記横向き出力軸(2a)の配設
    側横側部がその反対側横側部よりも設定量だけ上方側に
    位置する斜め姿勢となる状態で、前記エンジン(2)を
    前記フレーム(7)に対して取付け支持してある作業車
    のエンジン支持構造。
JP16051093A 1992-11-25 1993-06-30 作業車のエンジン支持構造 Expired - Lifetime JP2786986B2 (ja)

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JPH079861A true JPH079861A (ja) 1995-01-13
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013691A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 株式会社クボタ 多目的作業車
WO2022039273A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 いすゞ自動車株式会社 エンジンマウント方法およびエンジンマウント装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013691A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 株式会社クボタ 多目的作業車
WO2022039273A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 いすゞ自動車株式会社 エンジンマウント方法およびエンジンマウント装置

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