JPH0798384A - 光ファイバセンサ - Google Patents

光ファイバセンサ

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JPH0798384A
JPH0798384A JP26998593A JP26998593A JPH0798384A JP H0798384 A JPH0798384 A JP H0798384A JP 26998593 A JP26998593 A JP 26998593A JP 26998593 A JP26998593 A JP 26998593A JP H0798384 A JPH0798384 A JP H0798384A
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side optical
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Kazuhiro Asada
一宏 浅田
Isato Yunoki
勇人 柚木
Koji Kishimoto
光司 岸本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する光ファイバの本数低減による光伝送
媒体の細径化と、一つのセンサ本体による複数位置での
検出を可能にする。 【構成】 発光部12、受光部13及び信号処理部14
を備えたセンサ本体11と、光ファイバ15及び光カプ
ラ18とから構成されている。前記光ファイバ15は一
対の接続端側光ファイバ16と1本の検出端側光ファイ
バ17とから成り、両者は超音波溶着型の光カプラ18
によって相互に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバセンサ,特
に使用する光ファイバ数の低減を図ることができると共
に、一つのセンサ本体によって複数の被検出物の検出が
行なえる光ファイバセンサに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ファクト
リーオートメーション(FA)化に伴い物体検出に関し
ても種々のセンサが用いられており、その一つに光ファ
イバセンサがある。この光ファイバセンサには、センサ
本体と被検出体との間の光信号の伝達経路として光ファ
イバを使用するものがあり、物体が光を遮ることで光量
が変化するのを検出する透過型と、物体からの反射光に
より検出する反射型とに分類される。
【0003】反射型の光ファイバセンサは、図17に示
すように、センサ本体50の発光部51及び受光部52
に光伝送媒体として検出位置まで延びる発光側光ファイ
バ61及び受光側光ファイバ62がそれぞれ接続されて
おり、前記受光部52における光量変化に基づき信号処
理部53が被検出体Aの有無を判断するようになってい
る。
【0004】このように、反射型の光ファイバセンサで
は、常に発光側光ファイバ61及び受光側光ファイバ6
2の2本の光ファイバが必要であるため、センサ本体5
0から検出位置まで延びる光伝送媒体が必然的に太くな
り、取り回しが困難になるといった問題がある。
【0005】また、複数の位置で被検出体Aを検出する
場合や複数の被検出体Aを検出する場合は、上記光ファ
イバセンサが複数組必要となるため、コスト面、スペー
ス面で不利となる。
【0006】そこで、この発明の課題は、使用する光フ
ァイバの本数を減らすことによって光伝送媒体を細くす
ると共に一つのセンサ本体によって複数位置での検出を
可能にする光ファイバセンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、発光部、受光部及び信号処理部を有す
るセンサ本体と、前記発光部、受光部に接続される光フ
ァイバセンサとから成る光ファイバセンサにおいて、前
記光ファイバを、一端側が前記受光部及び発光部にそれ
ぞれ接続されると共に他端部側が光カプラによって相互
に接続された一対の接続端側光ファイバと、一端側が前
記光カプラを介して前記接続端側光ファイバの他端側に
接続されると共に他端側が検出位置まで延びる一本の検
出端側光ファイバとによって構成したのである。
【0008】また、前記検出端側光ファイバを、一端側
が前記光カプラを介して前記接続端側光ファイバの他端
側に接続されると共に他端側が異なる検出位置まで延び
る複数の光ファイバによって構成しておくと、一つのセ
ンサ本体で複数位置での検出が可能となる。
【0009】さらに、発光部,受光部及び信号処理部を
有するセンサ本体と、前記発光部,受光部にそれぞれ接
続される発光側光ファイバ及び受光側光ファイバとから
成る光ファイバセンサにおいて、前記発光側光ファイバ
及び受光側光ファイバの各々を、一端が発光部又は受光
部に接続される接続端側光ファイバと、この接続端側光
ファイバの他端に光カプラを介して一端が接続されると
共に他端側が異なる検出位置まで延びる複数の検出端側
光ファイバとによって構成することもできる。
【0010】特に、複数の検出端側光ファイバとして、
光強度の減衰量が互いに異なる光ファイバを使用する
と、どの検出位置で検出されたのかを把握できる。ま
た、前記光カプラとして、光ファイバを相互に溶着して
成る溶着型光カプラを使用すると、構造が単純化される
ので好ましい。
【0011】
【作用】請求項1に記載された光ファイバセンサは、発
光部からの光が一方の接続端側光ファイバ、光カプラ、
検出端側光ファイバを通って伝送され、その検出端側光
ファイバの先端から出射される。一方、被検出体からの
反射光は、検出端側光ファイバ、光カプラ、接続端側光
ファイバを通って受光部に伝送され、受光量の変化によ
って信号処理部が被検出体の有無を判断する。
【0012】請求項2に記載された光ファイバセンサ
は、上記光ファイバセンサと同様に接続端側光ファイ
バ、光カプラ、検出端側光ファイバを光伝送媒体路とし
て光が伝送されるが、検出端側光ファイバが複数本ある
ので、1箇所ではなく複数箇所において、被検出体の有
無が検出される。
【0013】また、請求項3に記載された光ファイバセ
ンサは、光ファイバが発光側光ファイバと受光側光ファ
イバとに分離されているので透過型の光ファイバセンサ
として使用することができる。
【0014】特に、請求項4に記載された光ファイバセ
ンサでは、検出端側光ファイバによって光カプラまで伝
送される反射光は、各検出端側光ファイバごとにその光
強度の減衰量が異なるため、検出位置によって受光部に
おける受光量に差が生じる。信号処理部は、この受光量
の差に基づいてどの検出位置で検出されたかを判断す
る。
【0015】請求項5に記載された光ファイバセンサで
は、光カプラが光ファイバのみによって構成されるので
光伝送媒体が必要以上に嵩張らない。
【0016】
【実施例】以下、実施例について図面を参照しながら説
明する。図1に示すように、この光ファイバセンサ10
は、発光素子から成る発光部12、受光素子から成る受
光部13及び信号処理部14を備えたセンサ本体11
と、光ファイバ15及び光カプラ18とから構成されて
いる。
【0017】前記光ファイバ15は、一端が前記発光部
12及び受光部13に接続される一対の接続端側光ファ
イバ16と、検出位置まで延びる1本の検出端側光ファ
イバ17とから成り、前記接続端側光ファイバ16の他
端と前記検出端側光ファイバ17の一端とが前記光カプ
ラ18によって相互に接続されている。
【0018】前記光カプラ18は、光ファイバ15の中
間部を相互に溶着することにより、光ファイバを接続す
る超音波溶着型の光カプラである。具体的には、図2に
示すように、一方の接続端側光ファイバ16aとなる一
本の短いプラスチック製の光ファイバF1 と、他方の接
続端側光ファイバ16b及び検出端側光ファイバ17と
なる一本の長いプラスチック製の光ファイバF2 とを長
さl=10mmにわたって超音波溶着した2×2のカプ
ラであり、短い光ファイバF1 の溶着部18a近傍の未
使用ポート18bは、その端面を斜めに切断してその部
分での端面反射を低減させている。
【0019】以下に、超音波溶着法について説明する。
超音波溶着は、図4に示す溶着型40と、図5に示す超
音波溶着装置50とを用いて行われる。
【0020】溶着型40は、図4に示すように、相互に
嵌合可能な形状に仕上げられた第1及び第2の溶着型部
材41,42で構成されており、それぞれに設けられた
X方向に延びる溝部41a,42aにプラスチック製の
光ファイバF1 ,F2 を嵌め込むと、光ファイバF1 ,
F2 の中間部が所定長さにわたって当接保持される。一
方、前記超音波溶着装置50には、図5に示すように、
超音波溶着機構部51が設けられており、この超音波溶
着機構部51の加振子52が前記第1の溶着型部材41
の上面41bに当接されている。このため、超音波溶着
機構部51の作動と同時に、加振子52がX方向に直交
するY方向に超音波振動して、その振動エネルギーが第
1の溶着型部材41を介して光ファイバF1 ,F2 の
当接部に与えられる。
【0021】さらに、この超音波溶着装置50には、超
音波溶着機構部51に所定の押圧力を印加する圧力印加
機構部(図示省略)が設けられている。従って、圧力印
加機構部が作動すると、所定の押圧力が超音波溶着機構
部51、加振子52を介して光ファイバF1 に与えられ
て、一方の光ファイバF1 が他方の光ファイバF2 に圧
接される。
【0022】なお、溶着型光カプラには、上記のような
超音波溶着法によって形成される超音波溶着型光カプラ
以外に、熱溶着法によって形成される熱溶着型光カプラ
があり、この熱溶着型光カプラを使用することも可能で
あるが、被検出体からの反射光の光強度が余り強くない
ため、損失の小さいものが必要となる点に留意すべきで
ある。
【0023】以上のように構成された光ファイバセンサ
10は、発光部12からの出射光が接続端側光ファイバ
16a、光カプラ18及び検出端側光ファイバ17を通
って、検出端側光ファイバ17の端末から放射される。
ここで、検出位置に被検出体Aが存在しなければ、反射
光が発生せず、検出端側光ファイバ17に光が入射され
ることはほとんどないが、検出位置に被検出体Aが存在
する場合には、被検出体Aからの反射光が検出端側光フ
ァイバ17、光カプラ18及び接続端側光ファイバ16
bを通って受光部13に伝送される。従って、受光部1
3における受光量の変化を信号処理部14によって検出
すれば、被検出体Aの検出が行える。
【0024】従って、例えば図3に示すように、ベルト
コンベアBによって移動する被検出体Aを作業者の前等
の所定位置で停止させたい場合には、その所定位置で出
射光がコンベアを横切るように前記検出体側光ファイバ
17の端末をセットしておくと、被検出体Aが所定位置
を通過していることが検出でき、同時にコンベアBを停
止させることができる。
【0025】図6ないし図8は他の実施例を示してい
る。図6に示すように、この光ファイバセンサ20は、
前記実施例と同様に発光部22、受光部23、信号処理
部24を備えたセンサ本体21と、これに接続される光
ファイバ25とによって構成されている。この光ファイ
バ25は、一対の接続端側光ファイバ26及び検出端側
光ファイバ27が光カプラ28を介して相互に接続され
ている点で前記実施例の光ファイバ15と共通している
が、検出端側光ファイバ27が2本存在し、2箇所の検
出位置で被検出体Aを検出できるようになっている点で
光ファイバ15とは相異している。具体的な製造法は、
前記実施例の場合と同様であり、共に接続端側光ファイ
バ26及び検出端側光ファイバ27となる2本の長いプ
ラスチック製の光ファイバを前記超音波溶着法によって
相互に溶着することによって形成される。
【0026】この光ファイバセンサ20は、前記実施例
と同様に、1本の検出端側光ファイバ27を発光部22
からの出射光及び被検出体Aからの反射光双方の光伝送
媒体として使用するものであるが、検出位置が2箇所に
なっているため、単一の光ファイバセンサで、2箇所に
おける被検出体Aの検出が可能である。また、いずれの
検出位置で検出されたのかを認識するためには、検出状
態における受光量に差を設けておく必要があり、この実
施例においては、各検出端側光ファイバ27の長さを変
えることによりそれを行っている。
【0027】即ち、各検出端側光ファイバ27の長さが
相互に異なっていれば、各検出端側光ファイバ27全体
としての光強度の減衰量が異なるので、被検出体Aへの
出射光量及び被検出体Aからの反射光量、ひいてはセン
サ本体21における受光量に差が生じるのである。
【0028】この光ファイバセンサの利用態様として
は、例えば、図7及び図9に示すようなものがある。図
7は、ベルトコンベアBによって移動する被検出体Aを
コンベア上の2箇所の位置(x1 ,x2 )で停止させる
場合であり、同図に示すように、2本の検出端側光ファ
イバ27の端部をコンベアBに沿って水平距離dだけず
らした位置(x1 ,x2 )にセットしてある。なお、同
図からもわかるように、各検出端側光ファイバ27の長
さは、位置(x1 )のほうが位置(x2 )よりも長くな
るように設定されている。
【0029】従って、時刻(t1 ,t2 )にそれぞれ被
検出体Aが位置(x1 、x2 )を通過するとすると、セ
ンサ本体21における受光量rの変化は、図8に示すよ
うなグラフとして表わされる。ここで、受光量rの検出
レベルをr1 及びr2 の2通りに設定しておけば、どち
らの検出位置を通過したのかが認識でき、その位置で被
検出体Aを停止させることもできる。なお、水平距離が
予めわかっていればτ=t1 −t2 (=d/v)を測定
することにより、被検出体Aの移動速度vを算出するこ
ともできる。つまり、速度計として使用することができ
るのである。また、単に2箇所の位置(X1 ,X2 )で
停止させるだけであれば、検出端側光ファイバ27の長
さを停止位置によって変える必要はなく、検出レベルも
r1 に設定しておけば十分である。
【0030】図9は、ベルトコンベアBによって搬送さ
れる高さの異なる二種類の被検出体A,A’を識別する
場合であり、2本の検出端側光ファイバ27の端部を同
一水平位置における異なる高さ(h1 ,h2 )にセット
してある。なお、一方の高さ(h1 )は被検出体A及び
A’の双方が検出される高さに、又、他方の高さ(h2
)は被検出体A’のみが検出される高さにそれぞれ設
定されており、両検出端側光ファイバ27は略同様の長
さに設定されている。これは、被検出体A’について
は、2本の検出端側光ファイバ27によって伝送される
反射光に基づいて検出するものゆえ、自然に受光量に差
が生じ、あえて両検出端側光ファイバ27に長さの差を
設ける必要がないからである。つまり、各検出端側光フ
ァイバ27はどのような長さであってもよいことにな
る。
【0031】従って、非検出時、被検出体Aの検出時及
び被検出体A’の検出時におけるセンサ本体21の受光
量rを比較すると、図10に示すような大きさとなるの
で、受光量rの検出レベルをrL 、rH に設定しておけ
ば、被検出体A,A’のいずれが検出されたかが識別で
きる。
【0032】図11及び図12は、さらに他の実施例を
示している。図11は、前記実施例の変形例であり、2
箇所ではなく、4箇所での検出を可能にするものであ
る。従って、検出端側光ファイバ37も4本となり、2
×4の光カプラ38が用いられている。なお、センサ本
体31は、前記実施例と同様の構成ゆえ説明は省略す
る。
【0033】前記光カプラ38は、図12に示すよう
に、検出端側光ファイバ37となる2本の光ファイバF
4 ,F5 と、接続端側光ファイバ36及び検出端側光フ
ァイバ37となる2本の光ファイバF3 ,F6 とによっ
て形成されており、光ファイバF3 とF5 ,F4 とF6
,F3 とF4 ,F5 とF6 が相互に溶着されて4箇所
の溶着部38aを有している。
【0034】また、光ファイバF4 ,F5 の未使用ポー
ト38bは、その部分での端面反射を低減させるために
前記実施例と同様端面を斜めに切断し、その部分が汚れ
等により端面反射を起こさないように、その未使用ポー
ト38bは溶着部保護部38cの中に収容してある。
【0035】なお、この光ファイバセンサ30について
も、4つの検出位置のうちどの検出位置で検出されたか
を識別するためには、前記実施例と同様に、各検出位置
ごとに反射光の受光量を変化させる手段、例えば、検出
端側光ファイバ37の長さを変化させる等の手段が必要
となるが、特に位置認識を行わない場合には、かかる手
段は不要である。
【0036】図13は透過型の光ファイバセンサ40を
示しており、この光ファイバセンサ40は発光部42,
受光部43及び信号処理部44を備えたセンサ本体41
と、前記発光部42及び受光部43に接続される発光側
光ファイバ46及び受光側光ファイバ47とによって構
成されている。
【0037】前記発光側光ファイバ46及び受光側光フ
ァイバ47は、一端がそれぞれ発光部42,受光部43
に接続される検出端側光ファイバ46a,47aと、こ
の検出端側光ファイバ46a,47aに光カプラ46
b,47bを介して接続される検出端側光ファイバ46
c,47cとから構成されている。また前記検出端側光
ファイバ46c,47cは、一端が光カプラ46b,4
7bに接続されると共に他端側が異なる3個所の検出位
置まで延びる3本の光ファイバによって構成されてお
り、それぞれの光ファイバは互いに異なる長さを有する
ことにより光強度の減衰量が異なっている。
【0038】以上のように構成された光ファイバセンサ
40は、発光部42からの出射光が、発光側光ファイバ
46の接続端側光ファイバ46a,光カプラ46b及び
検出端側光ファイバ46cを通って検出端側光ファイバ
46cの端末から出射される。ここで、検出位置に被検
出体Aが存在しなければ、出射光がそのまま受光側光フ
ァイバ47の検出端側光ファイバ47cに入射され、光
カプラ47b及び検出端側光ファイバ47aを通って受
光部43に伝送される。一方、検出位置に被検出体Aが
存在する場合は、検出端側光ファイバ46cから出射さ
れる光がその被検出体Aによって遮断され、対応する受
光側光ファイバ47の検出端側光ファイバ47cに入射
することはない。
【0039】従って、図14に示すように、この光ファ
イバセンサ40を用いて、3台のベルトコンベアB1
2 ,B3 上を移動する被検出体Aを検出する場合は、
図15に示すように、B1 ,B2 ,B3 を単独で検出す
る場合、それらのうちの2つを同時に検出する場合、そ
れら全てを同時に検出する場合など、各検出状態によっ
て、受光部43における受光量rが変化するので、この
受光量rの変化を信号処理部44によって検出すれば、
各ベルトコンベアB1 ,B2 ,B3 の搬送状態を認識す
ることができる。
【0040】また、この光ファイバセンサ40は、例え
ば、図16に示すように、進入禁止領域Cに作業者の手
足等の物体が進入したとき、その進入を検知し、FA
(ファクトリーオートメーション)等の装置を自動的に
停止させるような場合にも利用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の光ファイバセ
ンサは、光カプラを介して一対の接続端側光ファイバと
一本の検出端側光ファイバとを接続する構成を採用した
ため、一本の検出端側光ファイバを、センサ本体の発光
部からの出射光及び検出体からの反射光双方の光伝送媒
体として使用することが可能となり、使用する光ファイ
バの本数削減に伴う製造コストの低減及び光伝送媒体の
細径化に伴う取り回しの容易化が図れるといった効果が
得られる。特に、溶着型光カプラを使用したものについ
ては、構造がより単純化され、光カプラ部分で嵩高にな
ることがない。
【0042】また、複数本の検出端側光ファイバを使用
したものにあっては、1つのセンサ本体によって複数箇
所での検出が可能となり、上記効果に加えて、さらにコ
ストの低減と省スペース化が図れるという効果が得られ
る。
【0043】さらに、光強度の減衰量が異なる複数本の
検出端側光ファイバを使用すると、どの検出位置で検出
されたかを認識することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例を示す概略図である。
【図2】同上の光カプラ部分を示す詳細図である。
【図3】同上の使用例を示す斜視図である。
【図4】超音波溶着法による光カプラの製造に際して使
用する溶着型を示す断面図である。
【図5】超音波溶着法による光カプラの製造に際して使
用する超音波溶着装置を示す側面図である。
【図6】他の実施例を示す概略図である。
【図7】同上の使用例を示す斜視図である。
【図8】同上のセンサ本体における受光量の変化を示す
グラフである。
【図9】同上の他の使用例を示す斜視図である。
【図10】同上の検出時、非検出時のセンサ本体におけ
る受光量を示すグラフである。
【図11】さらに他の実施例を示す概略図である。
【図12】同上の光カプラ部分を示す詳細図である。
【図13】この発明に係る一実施例である透過型の光フ
ァイバセンサを示す概略図である。
【図14】同上の使用例を示す斜視図である。
【図15】同上のセンサ本体における受光量の変化を示
すグラフである。
【図16】同上の他の使用例を示す斜視図である。
【図17】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 光ファイバセンサ 11,21,31,41 センサ本体 12,22,32,42 発光部 13,23,33,43 受光部 14,24,34,44 信号処理部 15,25,35 光ファイバ 16,26,36,36a,37a 接続端側光ファイ
バ 17,27,37,36c,37c 検出端側光ファイ
バ 18,28,38,36b,37b 光カプラ 18a,38a 溶着部 18b,38b 未使用ポート 38c 溶着部保護部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部、受光部及び信号処理部を有する
    センサ本体と、前記発光部、受光部に接続される光ファ
    イバとから成る光ファイバセンサにおいて、 前記光ファイバを、一端側が前記受光部及び発光部にそ
    れぞれ接続されると共に他端側が光カプラによって相互
    に接続された一対の接続端側光ファイバと、一端側が前
    記光カプラを介して前記接続端側光ファイバの他端側に
    接続されると共に他端側が検出位置まで延びる一本の検
    出端側光ファイバとによって構成したことを特徴とする
    光ファイバセンサ。
  2. 【請求項2】 発光部、受光部及び信号処理部を有する
    センサ本体と、前記発光部、受光部に接続される光ファ
    イバとから成る光ファイバセンサにおいて、 前記光ファイバを、一端側が前記受光部及び発光部にそ
    れぞれ接続されると共に他端側が光カプラによって相互
    に接続された一対の接続端側光ファイバと、一端側が前
    記光カプラを介して前記接続端側光ファイバの他端側に
    接続されると共に他端側が異なる検出位置まで延びる複
    数の検出端側光ファイバとによって構成したことを特徴
    とする光ファイバセンサ。
  3. 【請求項3】 発光部,受光部及び信号処理部を有する
    センサ本体と、前記発光部,受光部にそれぞれ接続され
    る発光側光ファイバ及び受光側光ファイバとから成る光
    ファイバセンサにおいて、 前記発光側光ファイバ及び受光側光ファイバの各々を、
    一端が発光部又は受光部に接続される接続端側光ファイ
    バと、この接続端側光ファイバの他端に光カプラを介し
    て一端が接続されると共に他端側が異なる検出位置まで
    延びる複数の検出端側光ファイバとによって構成したこ
    とを特徴とする光ファイバセンサ。
  4. 【請求項4】 前記検出端側光ファイバとして、互いに
    光強度の減衰量が異なる光ファイバを使用した請求項2
    又は3に記載の光ファイバセンサ。
  5. 【請求項5】 前記光カプラとして、光ファイバを相互
    に溶着して成る溶着型光カプラを使用した請求項1、
    2、3又は4に記載の光ファイバセンサ。
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