JPH0798089B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0798089B2
JPH0798089B2 JP30564092A JP30564092A JPH0798089B2 JP H0798089 B2 JPH0798089 B2 JP H0798089B2 JP 30564092 A JP30564092 A JP 30564092A JP 30564092 A JP30564092 A JP 30564092A JP H0798089 B2 JPH0798089 B2 JP H0798089B2
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邦雄 毒島
利男 安藤
健二 大沢
平助 西場
竹士 細谷
勝 師田
秀行 毒島
詔八 鵜川
広治 毒島
佳一郎 木暮
正明 岡田
孝亮 岡
広吉 師田
良輔 高橋
佳子 鵜川
常男 吉田
正一 林
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邦雄 毒島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、詳しくは、
遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技者にとっ
て有利となる第1の状態と遊技者にとって不利となる第
2の状態とに変化可能な可変入賞球装置が遊技領域に設
けられたものがあった。そして、この可変入賞球装置を
第1の状態に駆動する条件として、まず遊技状態が権利
発生状態となり、次に、その権利発生状態が終了するま
での権利発生期間中において、遊技領域に設けられた所
定の始動領域に打玉が進入したことを必要条件として、
可変入賞球装置が第1の状態に駆動されるように構成さ
れていた。このように、遊技状態が複数段階に変遷した
結果可変入賞球装置を第1の状態に駆動するようにし、
可変入賞球装置が第1の状態となるまでの遊技の変化が
斬新で面白味のあるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の弾球遊技機においては、遊技者は、権利発生期間
中において打玉を前記始動領域に進入させるように打球
操作するのが一般的であり、打玉が始動領域に進入する
か否かが遊技者の関心事となる。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、権利発生期間中に打玉が始動領
域に進入するか否かが遊技者の関心事となることに着目
し、その始動領域への打玉の進入に関する遊技者の期待
感を効果的に盛り上げ、より一層面白味のある弾球遊技
機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域に打
玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、前
記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第1
の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変化
可能な可変入賞球装置と、前記可変入賞球装置を第1の
状態にするための前提条件となる権利発生状態となった
ことを検出する遊技状態検出手段と、該遊技状態検出手
段の検出出力が導出されてから前記権利発生状態が終了
するまでの権利発生期間中に、前記遊技領域に設けられ
た所定の始動領域に打玉が進入したことを必要条件とし
て、前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御する駆
動制御手段と、遊技者に視認可能な状態に設けられ、前
記遊技領域に打込まれた打玉を受入れて該受入玉を前記
始動領域にまで搬送する玉搬送手段とを含むことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、権利発生期間中に、打玉が始
動領域に進入したことを必要条件として可変入賞球装置
が第1の状態に駆動制御される。そして、遊技者に視認
可能な状態に設けられた玉搬送手段に打玉が受入れられ
た場合には、その受入玉が前記始動領域にまで搬送され
る。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明では、弾
球遊技機の代表例としてパチンコ遊技機を例にとって説
明する。しかしながら、この発明の技術思想はパチンコ
遊技機に限らず、コイン遊技機などの他の弾球遊技機に
関しても同様に適用できることを予め指摘しておく。
【0008】第1の実施例 図1は、この発明の第1の実施例のパチンコ遊技機の全
体構成を示す正面図である。
【0009】図1を参照して、パチンコ遊技機10は矩
形の額縁状の前面枠12と、該前面枠12に着脱自在に
装着された遊技盤14を含む。遊技盤14の盤面には、
図示しない多数の釘が打込まれており、落下するパチン
コ玉の流れに変化を与える遊技領域が形成されている。
遊技盤14には、パチンコ玉が入賞することによって賞
品玉(パチンコ玉)を払出すように決められた複数の入
賞装置16,18,20,22,24,26および28
が配設されている。これらの入賞装置のうち、入賞装置
26および28が第2の遊技状態検出手段を能動化する
ための始動領域として機能するように定められている。
それゆえ、この始動入賞装置26,28に入賞したパチ
ンコ玉は、後述するように第2の遊技状態検出手段によ
って検出される。
【0010】遊技盤14上には、さらに、可変入賞球装
置30が配設されている。可変入賞球装置30は、遊技
盤14のほぼ中央に配設されており、後述するように、
第1の遊技状態検出手段を能動化するための第1の特定
領域(権利発生用入賞口)およびパチンコ玉の受入れ状
態が遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化する可変入賞球装置(可変入
賞口)を備えている。この特定領域や前記始動領域は、
進入した玉が遊技盤裏面側に導かれる入賞領域または上
方から進入した打玉が下方から遊技領域に排出される通
過領域のいずれであってもよい。
【0011】なお、本実施例では、入賞口にパチンコ玉
が入賞することにより賞品玉を払出すものについて述べ
ているが、他の例として、賞品玉の払出しに代えて、賞
品玉数に相当する得点を磁気カード等に記録させること
も可能である。
【0012】さらに図1を参照して、32は金枠、34
はガラス扉、36は前面枠、38は打球供給皿、42は
操作ハンドル、44は余剰玉受皿であり、これらのもの
はパチンコ遊技機において既に周知のものである。ま
た、このパチンコ遊技機10には、打球供給皿31内に
効果音出力用のスピーカ40が配設されている。さら
に、遊技盤14の左右両側には、権利発生状態を示す権
利発生消滅ランプ46a,46bが設けられている。
【0013】図2は、図1に示すパチンコ遊技機の裏面
側の構造を説明するための図である。図2において、遊
技盤14の各入賞装置16〜28(図1参照)へ入賞し
たパチンコ玉は、遊技盤14の裏面側へ導かれ、所定の
処理がなされる。このため、遊技盤14の裏面には、各
入賞装置16〜28に対応して、所定の検出装置やパチ
ンコ玉誘導樋等が設けられている。図において、48,
50は第2の遊技状態検出手段(本発明でいう遊技状態
検出手段)の一例の始動入賞玉検出スイッチである。こ
れらスイッチ48,50の出力は、後述する回路図に示
されるように活用される。また、可変入賞球装置30に
入賞したパチンコ玉のうち特定的領域(権利発生用入賞
口)へ入賞したパチンコ玉を検出するための権利発生用
入賞玉検出スイッチ51ならびに権利発生用入賞口およ
び可変入賞口に入賞した全パチンコ玉数を検出するため
の10カウント検出スイッチ52が設けられている。こ
れら各スイッチ51,52の出力も、後述する回路図を
用いて説明するように、各種の信号として利用される。
【0014】なお、図2において、54はパチンコ遊技
機10の外枠、56はパチンコ玉を貯留するための玉タ
ンク、58は景品玉払出装置、60は入賞玉処理器、6
2は入賞玉誘導樋、64,66,68はチューリップ装
置、70は打球発射装置であり、これらは、パチンコ遊
技機において既に周知のものである。
【0015】次に、遊技盤14に配設された可変入賞球
装置30の構成について説明する。図3は、可変入賞球
装置30の斜視図であり、図4はその分解斜視図であ
る。図5は可変入賞球装置30の正面図であり、その構
成をわかりやすくするために部分的に透かされて取付基
板72の正面側の構造がわかるようにえがかれている。
【0016】図3,図4および図5を参照して、可変入
賞球装置30は遊技盤14(図1参照)に取付けられて
いる取付基板72を備え、その前面側ほぼ中央部には、
玉誘導樋74が形成されている。玉誘導樋74の最上部
中央にはパチンコ玉が通過可能な間隙が設けられてお
り、入賞口76とされている。さらに、入賞口76へパ
チンコ玉が入賞するのを補助するために、取付基板72
には玉誘導樋75a,75bが設けられている。また、
玉誘導樋74の左右両側は玉受入用の袋部78a,78
bとなっており、この袋部78a,78bで囲まれた部
分の取付基板72には入賞口80a,80bが形成され
ており、パチンコ玉が裏面側に導かれるようにされてい
る。玉誘導樋74内には常時比較的ゆっくりとした速度
(たとえば10rpm)で回転される回転板82が配設
されている。回転板82の周面には玉誘導溝84,8
6,88が形成されている。玉誘導溝84〜88のう
ち、誘導溝84は、特定的領域として権利発生用入賞口
80aへパチンコ玉を誘導するためのものである。ま
た、他の2つの誘導溝86,88は、通常の入賞口であ
る80bへパチンコ玉を誘導するためのものである。こ
のように、回転円板82の玉誘導溝84〜88は入賞玉
の振分け機能を果たすものである。なお、この振分け機
能の詳細については後述する。
【0017】取付基板72の最下方部には比較的大きな
入賞口(可変入賞口)90が形成されている。そして、
入賞口90の両側にはパチンコ玉を入賞口90へ案内す
るための玉ガイド片92a,92bが設けられ、入賞玉
が入賞口90へ入賞しやすいようにされている。さら
に、入賞口90の左右両側やや上には開閉翼片94a,
94bが取付けられている。開閉翼片94a,94bは
開成状態と閉成状態とに駆動可能にされており、開成状
態においては落下するパチンコ玉を受止め、玉ガイド片
92a,92bと相俟ってパチンコ玉を入賞口90へ誘
導する働きをする。また、閉成状態ではパチンコ玉が入
賞口90へ入賞するのを阻止する働きをする。したがっ
て、入賞口90は、開閉翼片94a,94bの開閉に応
じて、パチンコ玉が入賞容易な遊技者にとって有利な第
1の状態と、パチンコ玉が入賞不可能または入賞困難な
遊技者にとって不利な第2の状態とに変化することがで
きる。
【0018】なお、遊技者にとって有利な第1の状態
は、開閉翼片94a,94bが開成状態と定義づけるこ
ともできるし、開閉翼片94a,94bが開閉を繰返し
ている状態と定義づけることもできる。また、開閉翼片
94a,94bが閉成を続ける状態を遊技者にとって不
利な第2の状態と定義づけることができる。
【0019】さらに、取付基板72の最上部には、入賞
口96および入賞口96へパチンコ玉を導くための玉誘
導樋98a,98bが設けられ、可変入賞球装置30が
遊技盤14に取付けられたとき、通常の入賞口の数が多
くなるようにされている。
【0020】さらに、上記各誘導樋や入賞口の前面に
は、可変入賞球装置30に美的処理を施し、遊技者に興
味を惹起しかつ遊技の雰囲気を盛上げることができるよ
うに、前面飾板100,102,104a,104bが
取付けられている。
【0021】取付基板72の裏面側ほぼ中央部には、前
述した回転円盤82を回転するための駆動モータ106
が設けられており、そのモータ軸108の回転力は、連
結部材110を介して回転円板82に伝達されるように
結合されている。
【0022】112は駆動ソレノイドであり、ソレノイ
ド取付板114を介して取付基板72の裏面に取付けら
れている。ソレノイド112は開閉翼片94a,94b
を開閉駆動するためのもので、ソレノイド112のプラ
ンジェ116と開閉翼片94a,94bとの間は、作動
部材118、クランク部材120a,120b、回転補
助部材122a,122b,124a,124b、回転
支軸126a,126bで連結されている。
【0023】さらに、取付基板72上の、玉誘導樋74
で囲まれた領域より下方で、入賞口90よりも上方の領
域には表示用LED128が設けられている。表示用L
ED128は表示用LED取付基板130に取付けら
れ、取付基板72の裏面側に備えられている。表示用L
ED128の点灯または消灯の状態が可変入賞球装置3
0の前面側から可視できるように、取付基板72には表
示用LED128に対応した小孔が設けられており、こ
の小孔に表示用LED128のそれぞれが係合されてい
る。
【0024】さらに、可変入賞球装置30の取付基板7
2には必要に応じて窓孔が設けられ、その窓孔には半透
明の着色された表示ランプ用飾カバー132が嵌合され
ている。よって、これら装飾カバー132の後方にラン
プ装置133等を設け、該ランプ装置133の点灯され
ることにより、可変入賞球装置30の装飾効果を盛上げ
ることができる。
【0025】なお、図3および図5に示すように、組立
てられた状態では、入賞口76へ入賞するパチンコ玉
は、玉誘導樋75aと98a、75bと98bによって
それぞれ形成される左右の入賞口134aおよび134
bから入賞することになる。
【0026】図6は、上述したパチンコ遊技機10の遊
技状態を電気的に制御するための制御回路の構成の一例
を示すブロック図である。次に、図1ないし図6を参照
して、この実施例における遊技状態の制御動作について
説明する。
【0027】図1において、遊技者が打球供給皿30に
パチンコ玉を入れ、操作ハンドル42を回動して遊技を
開始すると、遊技盤14にパチンコ玉が所定の時間間隔
で打球発射される。発射されたパチンコ玉は遊技盤14
の上方から下方に遊技盤14にそって落下する。そのと
き図示しない障害釘等にぶつかりながらパチンコ玉は落
下し、ある確率で可変入賞球装置30の権利発生用入賞
口80aへ入賞する。この入賞の仕方について、図5を
参照して説明する。
【0028】パチンコ玉Pはある確率で可変入賞球装置
30の上側左右に設けられた入賞口134aまたは13
4bに入賞する。入賞口134a,134bから入賞し
たパチンコ玉Pは、玉誘導樋75a,75bで導かれ、
そのうちのあるものは入賞口76へ入賞するが、そのう
ち他のものは入賞口76へ入賞せず、玉誘導樋74の外
側に沿って落下する。このように、入賞口134a,1
34bに入賞した玉の一部だけが入賞口76に入賞する
ために、入賞口134a,134bを比較的入賞しやす
く構成して遊技者の期待感を頻繁に盛り上げることがで
きながらも、入賞口76への入賞頻度を抑えて遊技場の
不利益を抑えることができる。入賞口76へ入賞したパ
チンコ玉Pは回転円盤82に形成された玉誘導樋84〜
88のうち、パチンコ玉Pの入賞時にちょうど入賞口7
6の真下に位置する玉誘導溝または入賞口76の真下に
最初に回ってきた玉誘導溝によって受止められる。図5
では、玉誘導溝86によってパチンコ玉Pが受止められ
る場合が示されている。
【0029】パチンコ玉Pが玉誘導溝86または88で
受止められた場合、回転円盤82が回転し、玉誘導溝8
6または88が図において右側の袋部78bの位置まで
回転してきたとき、受止められたパチンコ玉Pは溝86
または88から該袋部78bへ転がり落ち、入賞口80
bへ入賞する。ここで、入賞口80bは通常の入賞口で
あるから、この場合は権利は発生しない。
【0030】一方、入賞口76へ入賞したパチンコ玉P
は玉誘導溝84で受止められた場合、玉誘導溝84の形
状により、受止められたパチンコ玉Pは袋部78bへは
転がり落ちず、回転円盤82の回転に伴ってさらに導か
れ、玉誘導溝84が図5に示すような位置にきたとき、
受け止められたパチンコ玉は図において左側の袋部78
bに転がり落ちる。そして、入賞口80aへ入賞する。
【0031】入賞口80aは、前述したように、特定領
域の一例の権利発生用入賞口とされている。したがっ
て、この入賞口80aへ入賞したパチンコ玉Pは遊技盤
14の裏面側に設けられた権利発生用入賞玉検出スイッ
チ51(図2および図6参照)で検出される。前記回転
円盤82により、所定の駆動源により駆動され、打玉を
前記特定領域の方向またはそれ以外の方向に振り分ける
動的振分け装置が構成されている。
【0032】権利発生用入賞玉検出スイッチ51の検出
出力は、図6の権利発生消滅入賞回路136に与えられ
る。権利発生消滅入賞回路136は、その出力が常時は
ハイレベル(以下「H」という)であって、検出スイッ
チ51からの検出が与えられると、ローレベル(以下
「L」という)パルスを出力する。よってNANDゲー
ト138を介して保持回路140のC端子にHパルスが
与えられる。
【0033】保持回路140は、たとえばフリップフロ
ップで構成されており、次のように動作する。すなわ
ち、保持回路142のリセット端子RにHパルスが与え
られてリセットされた状態では、Q出力はF、Qバー
(Qの上に横棒が付いた記号を意味し、以下同様であ
る)出力はHである。D端子の入力がHの場合は、C端
子にHパルスが与えられることに応答して、出力が反転
する。すなわち、Q出力がH、Qバー出力がLのセット
状態となる。そのような状態のときに続けてC端子にH
パルスが与えられても、保持回路140の出力状態は変
化しない。ところが、保持回路140の出力状態がQ出
力H,Qバー出力Lのときに、D端子への入力がLとな
り、その状態でC端子にHパルスが与えられると、保持
回路140の出力は反転し、もとのリセット状態とな
る。
【0034】実施例の制御回路の動作の説明に戻って、
保持回路140のC端子にHパルスが与えられると、保
持回路140の出力が反転し、Q出力HはANDゲート
142を介して権利発生消滅ランプ46(図1参照)に
与えられる。ANDゲート142は2入力ゲートであっ
て、他方入力には分周回路144からの出力が与えられ
ている。よって、権利発生消滅ランプ46は分周回路1
44からの出力サイクルに応じて点滅表示状態となる。
また、保持回路140のQ出力HはLEDドライバ14
6に与えられる。LEDドライバ146は保持回路14
0からの出力を受け、表示用LED128(図3,図5
参照)の8つのLEDを全部点灯させる。遊技者は、権
利発生消滅ランプ46および表示用LED128の点滅
および点灯により権利発生状態であることを確認でき
る。
【0035】保持回路140のQ出力Hは、また、保持
回路150のD端子に与えられる。保持回路150も、
上記保持回路140と同様にたとえばフリップフロップ
で構成することができ、上記保持回路140と同様の機
能を有するものである。
【0036】権利発生状態において、始動領域の一例の
始動入賞装置26または28(図1参照)へパチンコ玉
が入賞すると、遊技盤14の裏面側に設けられた始動入
賞玉検出スイッチ48または50(図2参照)でそれが
検出される。検出出力は、図6に示すように始動入賞回
路152に与えられる。始動入賞回路152は常時はH
出力を導出しており、始動入賞玉検出スイッチ48また
は50からの出力に応答してLパルスを出力する。その
パルスはNANDゲート154で反転され、保持回路1
50のC端子へ与えられる。よって保持回路150の出
力は反転し、Qバー出力Lがインバータ156で反転さ
れ、ソレノイドドライバ158を介してソレノイド11
2(図3参照)がオンされる。よって、開閉翼片94
a,94bが開成し、パチンコ玉が入賞容易な遊技者に
とって有利な第1の状態になる。
【0037】また、インバータ156の出力と分周回路
144の出力との論理積出力がランプドライバ160に
与えられ、可変入賞球装置30に設けられた装飾用ラン
プ162が点滅される。
【0038】保持回路150のQ出力Hは立上がり微分
回路164でLからHへの立上がりが微分され、微分パ
ルスはLEDドライバ146に与えられる。LEDドラ
イバ146はこのパルスに基づいて点灯中の表示用LE
D128を1つ消灯する。図3において、たとえばLE
Da〜hのうちLEDaを消灯する。
【0039】保持回路150のQ出力Hは、また、タイ
マ166のセット入力として与えられ、タイマ166は
所定の時間、たとえば30秒の計時を開始する。さらに
Q出力Hは立上がり微分回路168で立上がり微分さ
れ、そのパルスはアップダウンカウンタ170にダウン
入力パルスとして与えられる。
【0040】ここで、アップダウンカウンタ170のア
ップ入力には始動入賞回路152の反転出力パルスが与
えられている。したがって、アップダウンカウンタ17
0は始動入賞回路152の出力がある毎に、言換えれば
始動入賞装置26または28にパチンコ玉が入賞するご
とにそのカウント値が+1がインクリメントされる。そ
して、保持回路150のQ出力Hが導出される毎に、つ
まり開閉翼片94a,94bが開成される毎にその計数
値が−1ディクリメントされる。
【0041】次に、開閉翼片94a,94bが開成中に
は、第3図または第5図に示すように、打球したパチン
コ玉は開閉翼片94a,94bで受入れられ、容易に入
賞口90へ入賞する。そして、この入賞玉は10カウン
ト検出スイッチ52(図2参照)で検出される。10カ
ウント検出スイッチ52の出力が与えられる10カウン
ト出力回路172は、10カウント検出スイッチ52か
らの出力パルスをたとえば10個計数したときパルスを
導出する回路である。10カウント出力回路172の出
力パルスおよびタイマ166のタイムアップパルスは、
ともに保持回路部150のリセット入力として与えられ
る。よって、保持回路150は、タイマ166がたとえ
ば30秒を計時するか、10カウント出力回路172が
入賞口90への入賞玉数がたとえば10個になることの
いずれか速い方に基づいてリセットされる。よって保持
回路150の出力は反転し、ソレノイド112がオフさ
れて、開閉翼片94a,94bが閉成状態になる。
【0042】次に、権利発生状態において、始動入賞装
置26または28にパチンコ玉が入賞し、保持回路15
0がセット状態となり、開閉翼へ94a,94bが開成
中に、さらに、始動入賞装置26または28にパチンコ
玉が入賞した場合は、保持回路150出力はそのままの
状態である。一方、この場合、始動入賞回路152の反
転パルスHはアップダウンカウンタ170のアップ入力
として与えられるとともに、入賞回数記憶回路を+1イ
ンクリメントする。さらに始動入賞装置26または28
にパチンコ玉が入賞すると、アップダウンカウンタ17
0のカウント値が+1インクリメントされる。アップダ
ウンカウンタ170は、このように始動入賞回路152
の反転パルスによってインクリメントされ、保持回路1
50のQ出力Hの立上がりに応じてディクリメントされ
るカウンタであるから、アップダウンカウンタ172に
記憶されている値は、言換えれば、権利発生中におい
て、後何回開閉翼片94a,94bを開成状態にさせる
ことができるかという回数を表わすものと言える。そし
て、この実施例では、アップダウンカウンタ170に記
憶された値は表示器で表示される。この目的で、アップ
ダウンカウンタ170の出力は分周回路144の出力と
論理積がとられ、LEDドライバ146に与えられる。
LEDドライバ146では、点灯している表示用LED
のうち、アップダウンカウンタ170から与えられた数
値に基づく数だけ常灯状態から点滅状態に切換える動作
をする。したがって、遊技者は、表示用LED128
(図5参照)のうち、点滅しているLEDの数によっ
て、以後始動入賞装置に玉が入らなくてもあと何回開閉
翼片94a,94bが開成するかを知ることができる。
【0043】タイマ166または10カウント出力回路
172の出力によって保持回路150がリセットされた
ときに、アップダウンカウンタ170の計数値が「+
1」以上のときは、アップダウンカウンタ170から保
持回路150のC端子にハイレベルパルスが与えられ
る。したがって、保持回路150は再びセットされ、そ
のQバー出力Lの反転出力Hによってソレノイド112
がオンされる。また、保持回路150のQ出力Hの立上
がり微分パルスにより、アップダウンカウンタ170は
−1ディクリメントされる。このようにして、アップダ
ウンカウンタ170に計数値がある場合は、ソレノイド
112がオフした後、すぐにソレノイド112がオンさ
れ、開閉翼片94a,94bが再度開成状態となる。
【0044】また、表示用LED128が1つ消灯さ
れ、また、点滅中の表示用LED128の数も1つ減る
ことになる。
【0045】始動入賞回路152の反転出力、つまり始
動入賞装置26または28にパチンコ玉が入賞し、その
数が8個になった場合、入賞回数記憶回路174から出
力が導出される。また、保持回路150のQ出力Hは入
賞回数記憶回路188で加算記憶され、その数が「8」
になった場合、出力が導出される。そして、それら出力
により保持回路140がリセットされ、アップダウンカ
ウンタ170がリセットされる。このため、保持回路1
40の出力が反転してリセット状態となり、権利発生状
態は消滅し、表示用LED128がすべて消灯し、権利
発生消滅ランプ46が消灯し、保持回路150のD端子
に与えられるレベルがLとなる。よって、保持回路15
0はそれ以降C端子にHパルスが与えられてもセット状
態とはならなくなる。このように、始動入賞装置26ま
たは28に7個の玉が入賞し、8個目の玉が入賞したと
き、および可変入賞球装置が8回開成した後には、権利
発生状態が終わる。
【0046】また、権利発生状態において、さらに権利
発生入賞口51にパチンコ玉が入賞したときにも、保持
回路140の出力が反転し、権利消滅状態となる。
【0047】なお、この実施例では、アップダウンカウ
ンタ170の計数値が「+1」以上のとき、すなわち表
示用LED128の中に点滅表示のものがあるときに権
利が消滅した場合は、権利消滅後であっても一度だけ開
閉翼片94a,94bが開成するようにされている。そ
のためNANDゲート138の出力を保持する保持回路
176が設けられ、保持回路176の出力とアップダウ
ンカウンタ170の出力との論理積が保持回路150の
D端子に与えられるようになっている。なお、保持回路
176はその後の保持回路150のQ出力Hの立上がり
微分パルスによってリセットされる。このように、権利
消滅後でも、一定の場合には、サービスで一度だけ開閉
翼片94a,94bが開成するようにされている。
【0048】この実施例では、以上のように動作する。
ところで、この実施例では、可変入賞球装置30におけ
る不正防止を図るため、以下に説明するような不正防止
構造がとられている。
【0049】図7は、可変入賞球装置30に含まれる権
利発生用入賞玉検出スイッチ51および10カウント検
出スイッチ52の接続構造を示す図である。図7を参照
して、権利発生用入賞玉検出スイッチ51および10カ
ウント検出スイッチ51の信号用配線178および18
0は、単一の接続用コネクタ182に連結され、該接続
用コネクタ182はパチンコ遊技機10の裏面側の所定
の位置に設けられた中継基板184の接続用コネクタ1
86と結合されている。つまり、検出スイッチ51の信
号用配線178および検出スイッチ52の信号用配線1
80は、同じ接続用コネクタ182に接続されており、
接続用コネクタ180の結合または取外しによって常に
一緒に中継基板184の接続用コネクタ186と切離さ
れまたは接続される構成になっている。したがって、信
号用配線180の切断等をしない限り、10カウント検
出スイッチ52に接続された信号用配線180だけを切
離すことはできない。
【0050】このように構成したのは次の理由による。
一般に、パチンコ遊技機10に不正が施される場合、開
閉翼片94a,94b(図3または図5参照)が開成中
に、入賞口92に入賞した玉数が計数されず、開閉翼片
94a,94bが開成中に入賞できる入賞玉数に制限を
なくする方法が、遊技客の射倖心を煽り、客寄せ効果が
高い。このような構成にするためには、10カウント検
出スイッチ52を不能動化させればよい。したがって、
10カウント検出スイッチ52の信号用配線180を断
線状態とすればよい。
【0051】ところで、上記のような不正防止構造とし
た場合、検出スイッチ52の信号用配線180だけを切
離すことができず、そうしようと思えば信号用配線18
0を切断してしまう等をしなければならない。しかしな
がら、このようにした場合、パチンコホールの遊技台入
替え時や検査等において該不正が簡単に判明してしま
う。したがってそのような不正は比較的しにくい。
【0052】よって、この実施例の不正防止構造であれ
ば、信号用配線178と信号用配線180とが常に一緒
に接続されているので、信号用配線180だけを切離す
ことができず、比較的簡単な構造ではあるが安易な不正
防止が図れることになる。
【0053】さらに、この実施例では、権利発生用入賞
玉検出スイッチ51の検出出力があった後、たとえば数
秒後においても10カウント検出スイッチ52の出力が
導出されない場合には不正が施されていると判別する回
路が設けられている。このような回路は、検出スイッチ
51の出力でセットされ、一定時間(たとえば数秒)後
に検出スイッチ52のリセット信号が入力されない場合
に警報信号を導出する時限回路を含むフリップフロップ
等によって構成することができる。
【0054】以上のように、この発明の第1の実施例に
よれば、可変入賞球装置30の中の入賞口80aにパチ
ンコ玉が入賞したことに応じて権利発生状態となり、該
権利発生状態中に始動入賞装置26または28にパチン
コ玉が入賞することにより開閉翼片94a,94bが所
定の期間開成する構成とした。まず、権利発生期間中に
おいては、始動入賞装置26または28にパチンコ玉が
入賞することにより、繰返し開閉翼片94a,94bが
所定期間開成するようにした。さらに、開閉翼片94
a,94bが開成中に始動入賞装置26または28にパ
チンコ玉が入賞した場合、その入賞が記憶されて、開閉
翼片94a,94bが閉成後その記憶信号に基づいて再
度開閉翼片94a,94bが開成するようにした。さら
に、権利発生中に開閉翼片94a,94bを開成させる
ことができる回数は、表示用LED128によって表示
されるようにした。さらに、上記開成のための記憶回数
も、表示LED128によって点滅表示させるようにし
た。さらに、権利発生のための入賞口80aにパチンコ
玉が入賞するのは、回転円盤82等を用いて偶然性を高
めかつ遊技者の興趣を惹起するような構成とした。以上
の各構成により、既に明らかなように、従来のパチンコ
遊技機にはない新しい可変入賞球装置の制御ができるゲ
ームの面白さが倍加されたパチンコ遊技機とされてい
る。
【0055】第2実施例 以下、第2の実施例のパチンコ遊技機について説明す
る。なお、第2の実施例の説明では、図1の実施例と同
一または相当部分の説明は簡単にまたは省略し、第2の
実施例の特徴部分の説明を中心に行なう。
【0056】図8は、第2の実施例のパチンコ遊技機の
全体構成を示す正面図である。図8を参照して、パチン
コ遊技200は、前面枠202と、該前面枠202に着
脱自在に装着された遊技盤204を含む。遊技盤204
の盤面には、そのほぼ中央部に可変表示装置206が設
けられ、そのすぐ下に表示変化開始口280が配設さ
れ、さらにその下には可変入賞球装置210が配設され
ている。可変入賞球装置210はその中央部に横長の開
閉板212を備えるとともに、その左右両側には始動入
賞口214,216が備えられている。開閉板212
は、それが前方に開成したとき、落下してくるパチンコ
玉を受止め、受止めたパチンコ玉を開閉板212の開い
たところにできる入賞口に導くものである。また、開閉
板212が閉成状態では、閉じた開閉板212の前をパ
チンコ玉が落下し、開閉板で塞がれた入賞口にはパチン
コ玉が入賞できない。つまり、可変入賞球装置210
は、開閉板212が開閉することにより、遊技者にとっ
て有利な第1の状態と、遊技者にとって不利な第2の状
態とに変化可能な装置である。このような装置は、既に
本願出願人が先の出願でその構造を詳細に説明している
ので、この明細書においてはその構造の詳細な説明は省
略する。
【0057】なお、図8において、214は金枠、21
6はガラス扉、218は前面板、220は打球供給皿、
222は操作ハンドル、224は余剰玉受皿、226は
打球供給皿220内部に内設された効果音出力用のスピ
ーカである。
【0058】図9は、図8に示すパチンコ遊技機200
の裏面側の構造を示すための図である。図9において、
228は検出スイッチであり、遊技盤204の表面側に
設けられた表示変化開始口208に入賞したパチンコ玉
を検出するものである。230,232は、始動入賞口
213,215(図8参照)から入賞した玉を検出する
ための始動玉検出スイッチである。234は可変入賞球
装置210の開閉板212が開成中に、該開閉板212
が開成状態のときに入賞可能な入賞口に入賞したパチン
コ玉を計数するためのテンカウント検出スイッチであ
る。これら各検出スイッチ228〜234の出力は、前
述した第1の実施例と同様な制御回路へ与えられる。
【0059】次に、この実施例に備えられている可変表
示装置206の構成と動作とについて説明する。
【0060】図10は可変表示装置206の正面図であ
る。図11は可変表示装置206が遊技盤204に取付
けられた状態における縦断面図である。図12は、可変
表示装置206の背面図である。
【0061】図10〜図12を参照して、可変表示装置
206は取付基板236を備え、そのほぼ中央部には横
長の表示窓238が設けられ、横1列に、ディジタル
で、3桁の数字が表示されるようになっている。各数字
は、それぞれ、ディジタル表示器240a,240b,
240cで表示される。表示窓238の両側には、それ
ぞれ、縦に4個の発光LED242が設けられている。
この発光LED242は、後述するように、第1の実施
例の表示用LED128と同じ機能を有するものであ
る。
【0062】表示窓238の下中央部には入賞個数表示
器244が設けられている。この入賞個数表示器244
は、可変入賞球装置210の開閉板212が開成してい
るときに、開閉板212の開成時に表われる入賞口に入
賞したパチンコ玉の数を表示するためのものである。
【0063】入賞個数表示器244の左右両側には、そ
れぞれ、加算数値表示用LED246a,246bが設
けられている。加算数値表示用LED246a,246
bは、それぞれ、矢印方向に順次消灯LEDが移動する
ようにされており、その消灯箇所によって「0」,
「2」,「4」,「6」,「8」の5種類の偶数数字を
表示するものである。なお、加算数値表示用LED24
6aと246bの移動タイミング、言換えればいずれの
数字に対応するLEDが消灯しているかは、両方が同じ
ように表示するように同期づけられている。
【0064】表示窓238の上側は一段突出した構成に
なっており、この中には横1列に3つのランプ248
a,248b,248cが内設されている。このような
ランプ248a,248b,248cは、その表示状
態、たとえば常灯,比較的速い速度で点滅,比較的遅い
速度で点滅等の表示態様により、遊技状態を知らせる役
目をする。なお、ランプ248a,248b,248c
の点灯または消灯状態が視認できるように、各ランプに
対応する部分には半透明な樹脂等でできたランプカバー
270で覆われている。
【0065】ランプ248bの上部には、ディジタル表
示器250が配設されている。ディジタル表示器250
は、第1の実施例におけるアップダウンカウンタ170
の記憶値を表示するためのものであり、図1に実施例に
おいては表示用LED128を点滅させる個数によって
アップダウンカウンタ170の記憶値を表示するように
したが、この実施例では、ディジタル表示によってアッ
プダウンカウンタ170の表示値を記憶するようにして
いる。
【0066】可変入賞球装置206には、その最上部
に、通常の入賞口252a,252b,252cが形成
されており、遊技盤204上における入賞口の数の増加
が図られている。
【0067】なお、図11において、254はディジタ
ル取付板、256はガラス板である。また、図12にお
いて、258はディジタル取付板254の裏面に設けら
れた中継端子である。
【0068】図13および図14は、可変表示装置20
6の構成の理解を助けるための斜視図および分解斜視図
である。図13において、260は落下するパチンコ玉
を誘導するための玉誘導カバーである。図14におい
て、262はランプ取付板、264はカバー部材、26
6は表示窓238に嵌合する透明のディジタルカバー、
268も透明のディジタルカバー、270はランプカバ
ーを示す。
【0069】次に、図8,図9および図10を主として
参照し、この実施例の動作について説明する。
【0070】可変表示装置206は、電源投入時に初期
設定され、中央表示窓238のディジタル表示器240
a,240b,240cの表示は、それぞれ、「1」
「5」「9」を表示する。そして、まず、中央の表示器
240bから1秒間の点滅移動が始まり、表示器240
b→240c→240a→240bの順で点滅移動が繰
返えされる。なお、各表示器240a,240b,24
0cの表示値は変化しない。
【0071】また、入賞個数表示器244および始動入
賞口入賞玉数表示器250は、ともに「0」を表示す
る。さらに発光LED242は全部消灯されている。加
算数値表示用LED246a,246bは、「0」→
「2」→「4」→「6」→「8」→「0」の順で消灯L
EDが現われ、5種類の数値のいずれかを移動表示す
る。
【0072】以上のような初期状態において、遊技者が
遊技を開始し、操作ハンドル222によってパチンコ玉
を打球発射すると、パチンコ玉はある確率で表示変化開
始口208(図8参照)へ入賞する。入賞したパチンコ
玉は裏面へ導かれ、変化開始玉検出スイッチ228(図
9参照)で検出される。この検出出力は可変表示装置2
06のディジタル表示制御回路に与えられる。そして、
検出スイッチ228の出力を与えられたタイミングのと
きに、ディジタル表示器240a〜cのいずれかが点滅
しており、加算数値表示用LED246a,bの表示値
がいくつであるかによって次のような制御動作がなされ
る。すなわち、変化開始玉検出スイッチ228の出力を
与えられたタイミングでディジタル表示器240aが点
滅し、加算数値表示用LED246a,246bの表示
数値が「6」であったとする。すると、ディジタル表示
器240aの数値「1」(これは、初期設定値のときに
決められた値である)と加算数値表示用LED246
a,246bの数値「6」とが加算され、ディジタル表
示器240aの表示値が加算値「7」に変えられる。同
様にして、次にまた表示変化開始口208にパチンコ玉
が入賞し、変化開始玉検出スイッチ228の出力がディ
ジタル表示制御回路に与えられたタイミングのときに、
たとえばディジタル表示器240bが点滅しており、加
算数値表示用LED246a,246bの表示値が
「2」であれば、ディジタル表示器240bの表示値は
(「5」+「2」=)「7」に変化する。このような動
作が繰返されて、ディジタル表示器240a〜cの表示
値が揃ったとき、たとえば「777」、「111」、
「333」等になると、それが判別されて、ディジタル
表示制御回路は権利発生状態信号を導出する。この信号
は、前述した第1の実施例における保持回路140のQ
出力Hに相当する。この権利発生状態信号によって、発
光LED242がすべて点灯される。
【0073】この実施例では、3桁のディジタル値が一
致したときが権利発生状態である。つまり、権利発生状
態は、第1の実施例のように、特定的の入賞口にパチン
コ玉が入賞した場合に代えて、この実施例のように表示
装置の表示状態が特定の表示状態になったときにするこ
とができる。
【0074】権利発生状態では、ランプ248a,24
8b,248cが、それまでの常灯状態から比較的ゆっ
くりとした点滅状態になる。
【0075】権利発生状態において、パチンコ玉が図1
に示す始動入賞口213または215に入賞すると、入
賞玉は始動玉検出スイッチ230または232で検出さ
れ、その検出出力が可変入賞球装置制御回路に与えら
れ、可変入賞球装置210の開閉板212が開成され
る。同時に、タイマがセットされ、計時を開始する。可
変入賞球装置210の開閉板212が開成中は、可変入
賞球装置の入賞口にパチンコ玉が非常に容易に入賞す
る。そして、その入賞玉数は10カウント検出スイッチ
234(図9参照)で検出され、検出値がたとえば「1
0」となったとき、可変入賞球装置制御回路によって開
閉板212が閉成される。また、上記セットされたタイ
マの値がたとえば「10秒」となったとき、開閉板21
2が閉成される。このような制御回路は、前述した第1
の実施例と同様に構成できるので、具体的な図面等は省
略する。
【0076】また、第1の実施例と同様に、始動玉検出
スイッチ230または232(図9参照)の出力に基づ
いて、発光LED242が1個ずつ消灯されるようにな
っている。また、始動入賞口213または215にパチ
ンコ玉が入賞し、始動玉スイッチ230または232に
出力があるごとにディジタル表示器250の表示値が加
算され、開閉板212が開成する毎にディジタル表示器
250の表示値が減少されるようになっている。これ
は、前述したように、アップダウンカウンタ170の記
憶値をディジタル表示器250で表示するように構成し
たためである。これにより、遊技者は、あと何回開閉板
212が開成するかを知ることができる。
【0077】さらに、開閉板212が開成中に可変入賞
球装置の入賞口に入賞したパチンコ玉数は、入賞個数表
示器244によって表示されるので、その玉数を見なが
ら遊技の作戦等を立て易いという利点もある。
【0078】権利発生状態においても、表示変化開始口
208(図8参照)へパチンコ玉はある確率で入賞す
る。すると、前述した動作と同様にして、ディジタル表
示器240a,240b,240cの表示値が変化す
る。そして、その表示値が、他の表示値に揃ったとき、
たとえば権利発生状態の表示値が「777」であり、そ
れが変化して、たとえば「111」の表示値となったと
きは、権利は消滅する。すなわち、この実施例では、権
利の発生はディジタル表示器240a〜240cの表示
が揃ったときに発生し、権利の消滅はその表示が他の値
に揃ったときに消滅するようになっている。
【0079】このように、権利発生手段および消滅手段
を表示手段によって実現したことが、この実施例の最も
大きな特徴である。
【0080】なお、その余の点は第1の実施例と同様で
あり、ここでの説明は省略する。 第3の実施例 第3の実施例の特徴は、パチンコ玉が特定領域に入賞す
ることによって権利発生状態となり、その状態において
可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の状態にす
るためには、可変表示装置の表示状態を所定の表示状態
にしなければならない構成にしたことである。つまり、
第2の実施例とは逆に、権利発生は特定領域へのパチン
コ玉の入賞、可変入賞球装置の駆動変化は表示状態に基
づいて行なわれるという構成にしたことである。
【0081】以下説明する。図15は、第3の実施例の
パチンコ遊技機の全体構成を示す正面図である。
【0082】図15を参照して、パチンコ遊技機300
は、前面枠302と、前面枠302に着脱自在に装着さ
れた遊技盤304を含む。遊技盤304のほぼ中央部に
は入賞玉装置306が配設されており、その下方には可
変入賞球装置308が配設されている。可変入賞球装置
308は、第2の実施例と同様、その中央部に横長の開
閉板310を備え、開閉板310は開成状態のときが遊
技者にとって有利な第1の状態である。この状態では、
落下してくるパチンコ玉は開閉板310によって受止め
られ、開閉板310が開いたときにできる入賞口にパチ
ンコ玉が容易に入賞可能である。
【0083】可変入賞球装置308の開閉板310両側
には、常時ある確率でパチンコ玉を受入れ可能な権利発
生のための権利発生用入賞口312,314が設けられ
ている。
【0084】なお、図15において、316は金枠、3
18はガラス扉、320は前面板、322は打球供給
皿、324は操作ハンドル、326は余剰玉受皿、32
8はスピーカを示している。
【0085】図16は、図15に示すパチンコ遊技機3
00の裏面側の構造を説明するための図である。
【0086】図16において、330,332は、それ
ぞれ、権利発生用入賞口312,314に対応して設け
られた権利発生検出スイッチである。これら権利発生検
出スイッチ330,332の出力により、制御回路が権
利発生状態信号を出力する。また、権利発生状態中にお
いては、パチンコ玉が権利発生用入賞口312または3
14に入賞することにより、制御回路が権利発生状態信
号の導出を停止し、権利は消滅状態となる。これは第1
の実施例と同様である。なお、入賞口312および31
4がこのような権利発生のための入賞口であるので、第
2の実施例の入賞口よりは多少パチンコ玉が入賞しにく
い等の調整がされている。このような調整は、障害釘
(図示せず)を調整することにより簡単に行なえること
は周知である。
【0087】334は可変入賞球装置308の開閉板3
10が開成し、そのときに入賞口に入賞したパチンコ玉
の数を検出するための10カウント検出スイッチであ
る。336は、開閉板310を開成駆動するためのソレ
ノイドである。338および340は、入賞玉装置30
6(図15参照)の入賞口に関連して設けられた検出ス
イッチであって、表示変化検出スイッチである。
【0088】次に、第3の実施例に設けられている入賞
玉装置306の構成について説明する。
【0089】図17および図18は、入賞玉装置306
の正面図であって、説明の便宜のために部分的に透かさ
れて描かれている。図19は、入賞玉装置306の背面
図である。図20は、入賞玉装置306を遊技盤304
に取付けた状態で描かれた縦断面図である。
【0090】図17〜図20を参照して、入賞玉装置3
06は、取付基板342の上側部分に3つのディジタル
表示器を備えている。このうち左右両側のディジタル表
示器344aおよび344bは、可変入賞球装置308
の開閉板310の開閉に関与する開成開始用ディジタル
表示器である。また、中央のディジタル表示器346
は、第2の実施例におけるディジタル表示器244(図
10参照)と同じ機能を果たすもので、可変入賞球装置
308の開閉板310が開成中に入賞口に入賞したパチ
ンコ玉数を表示するための10カウントディジタル表示
器である。
【0091】入賞玉装置306は、取付基板342の下
側部分中央に回転ロータ348を備えている。回転ロー
タ348は駆動モータ350で常に比較的ゆっくりとし
た速度で回転されている。回転ロータ348には、その
回転中心軸に対して対称な位置、すなわち180度隔た
る周面に玉受入溝352と354とが形成されている。
玉受入溝352と354とは、この実施例では同じ深さ
の溝であるが、玉受入溝352の方には仕切板356が
設けられている。取付基板342には2つの入賞孔35
8および360が形成されている。入賞孔358および
360は、ともに、回転ロータ348の周面に対応する
位置に設けられており、入賞孔358は、正面側から見
て右斜め下部分に形成され、入賞孔360は真下に形成
されている。さらに、回転ロータ348の左右両側を覆
って玉誘導カバー362a,362bが設けられてい
る。このような構成で、パチンコ玉が玉誘導カバー36
2a,362bに沿って回転ロータ348の上にきたと
する。すると、パチンコ玉は、回転ロータ348が回転
し、最初に現われる玉受入溝352または354で受止
められる。たとえば、図17のように、玉受入溝354
によって受止められる。そして、回転ロータ348の回
転に伴って、パチンコ玉は下方に導かれる。玉受入溝3
54で受止められた場合、該受入溝354が図17に示
すように、入賞孔358に対応する位置にきたとき、受
入れられたパチンコ玉は受入溝から転がり出て、入賞孔
354へ入賞する。他方、図18に示すように、玉受入
溝352でパチンコ玉が受止められた場合、玉受入溝3
52が入賞孔358に対応する位置にきても、パチンコ
玉は、仕切板356の作用によって入賞孔358へは入
賞しない。そして、回転ロータ348がさらに回転する
ことにより、玉受入溝352が入賞孔360に対応する
ように真下にきたとき、受入れられていたパチンコ玉は
玉受入溝352から転がり落ち、入賞孔360へ入賞す
る。
【0092】入賞孔358へ入賞したパチンコ玉は、表
示変化検出スイッチ340で検出され、入賞孔360へ
入賞した玉は表示変化検出スイッチ338(図16参
照)で検出される。そして、それら検出スイッチの出力
は制御回路(図示せず)に与えられ、制御回路は次のよ
うに動作する。すなわち、パチンコ玉が入賞孔358に
入賞して、表示変化検出スイッチ340の出力が与えら
れたとき、制御回路は、ディジタル表示器344bの表
示値を「1」インクリメントする。また、パチンコ玉が
入賞孔360に入賞し、表示変化検出スイッチ338か
ら出力が与えられたときは、制御回路は、ディジタル表
示器344aを「1」インクリメントする。このよう
に、パチンコ玉が入賞孔358に入賞するか入賞孔36
0に入賞するかにより、ディジタル表示器344bまた
は344aの表示値が+1されていく。そして、この表
示器は「0」から「9」へ順次サイクリックに変化す
る。通常、初期状態のときには、たとえばディジタル表
示器344aの表示値が「1」で、ディジタル表示器3
44bの表示値が「6」とされている。
【0093】なお、上述した権利発生用入賞口312ま
たは314にパチンコ玉が入賞しない状態、すなわち権
利が発生していない状態ではディジタル表示器344
a,344bの表示は変化しないようにされている。
【0094】権利発生状態において、ディジタル表示器
344a,344bの表示値が変化し、両者の表示が一
致したとき、すなわちたとえば両者の表示が「3」にな
ったとき、可変入賞球装置308の開閉板310が一定
期間開成するように、可変入賞球装置308の制御回路
が動作する。たとえば、左の始動用ディジタル表示器3
44aがたとえば2を表示し、右の始動用ディジタル表
示器344bがたとえば3を表示している状態でかつ権
利発生期間中において、パチンコ玉が回転ロータ348
に受入れられてその受入玉が入賞孔360にまで搬送さ
れて入賞孔360に入賞すれば、左右のディジタル表示
器344a,344bがともに3を表示し、可変入賞球
装置308が開成される。このように、権利発生期間中
において、遊技領域に設けられた所定の始動領域(入賞
孔360または358)に打玉が進入したことを必要条
件として、前記可変入賞球装置308が第1の状態に駆
動される。前記回転ロータ348により、遊技者に視認
可能な状態に設けられ、前記遊技領域に打込まれた打玉
を受入れて該受入玉を前記始動領域にまで搬送する玉搬
送手段が構成されている。前述した開閉板310が開成
される一定期間とは、開成時から一定時間(たとえば3
0秒間)またはパチンコ玉が一定個数(たとえば10
個)入賞するまでのいずれか早いほうが満了するまでの
期間である。そして、開閉板310が開成しているとき
に、可変入賞球装置の入賞口に入賞したパチンコ玉の数
は、入賞玉装置306の中央のディジタル表示器346
で表示される。よって遊技者はこの表示された値をみな
がら遊技の作戦等を立て易い。
【0095】なお、ディジタル表示器344a,344
b,346の周囲には、前面飾板364が設けられ、必
要に応じて発光LEDが埋設されている。これら発光L
EDは第2の実施例と同様に、入賞玉数や入賞回数等に
関連する値を表示するようにできている。なお、入賞孔
358または360に玉が入賞したことのみに基づいて
直接可変入賞球装置308を第1の状態にしてもよい。
【0096】さらに、入賞玉装置306の最上部には、
通常の入賞口を増加する目的で、入賞口366a,36
6bおよび入賞口にパチンコ玉を導くための玉誘導樋3
68a,368bが備えられている。
【0097】なお、図19において、370はカバー部
材、カバー部材370に設けられた372は接続用コネ
クタを多数備える中継基板であり、この中継基板には制
御回路からの信号が与えられる。また、374a,37
4bは遊技効果を盛上げるためのランプである。また、
図20において、378は前面飾板、380はガラス
板、382は障害釘、376は装飾用LEDを示してい
る。
【0098】図21および図22は、上記説明した入賞
玉装置36の構造の理解を助けるために描いた図であ
り、図21は入賞玉装置306の斜視図、図22はその
分解斜視図である。図22において、384はロータガ
イド部材、386,388は入賞玉集合カバー、39
0,392はランプである。
【0099】なお、上述した各実施例以外に、第1の遊
技状態とするための条件を表示手段による特定の表示に
基づいて行ない、かつ、第2の遊技状態とするための条
件も表示手段による特定の表示に基づいて行なう遊技機
であってもよいことを念のために申し添えておく。
【0100】
【発明の効果】本発明は、遊技領域に打込まれた打玉が
搬送手段に受入れられれば、その受入玉が始動領域にま
で搬送され、権利発生期間中であることを前提としてそ
の搬送されてきた玉が始動領域に進入することを必要条
件として、可変入賞球装置が第1の状態に駆動制御され
る。その結果、玉搬送手段に受入れられた玉が始動領域
まで搬送されるまでの期間を利用して始動領域への打玉
の進入に関する遊技者の期待感を効果的に盛り上げるこ
とができ、面白味のある遊技を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】可変入賞球装置の構成を説明するための斜視図
である。
【図4】可変入賞球装置の構成を説明するための分解斜
視図である。
【図5】可変入賞球装置の構成を説明するための正面図
である。
【図6】制御回路の構成を示すブロック図である。
【図7】不正防止のための構成を示す図である。
【図8】パチンコ遊技機の正面図である。
【図9】パチンコ遊技機の背面図である。
【図10】可変表示装置の構成と動作を説明するための
正面図である。
【図11】可変表示装置の構成と動作を説明するための
縦断面図である。
【図12】可変表示装置の構成と動作を説明するための
背面図である。
【図13】可変表示装置の構成と動作を説明するための
斜視図である。
【図14】可変表示装置の構成と動作を説明するための
分解斜視図である。
【図15】パチンコ遊技機の正面図である。
【図16】パチンコ遊技機の背面図である。
【図17】入賞玉装置の構成と動作を説明するための正
面図である。
【図18】入賞玉装置の構成と動作を説明するための正
面図である。
【図19】入賞玉装置の構成と動作を説明するための背
面図である。
【図20】入賞玉装置の構成と動作を説明するための断
面図である。
【図21】入賞玉装置の構成と動作を説明するための斜
視図である。
【図22】入賞玉装置の構成と動作を説明するための分
解斜視図である。
【符号の説明】
10,200,300はパチンコ遊技機、14,20
4,304は遊技盤、26,28は始動入賞装置、4
8,50始動入賞玉検出スイッチ、51は権利発生用入
賞玉検出スイッチ、52はテンカウント検出スイッチ、
206は可変表示装置、208は表示変化開始口、21
0は可変入賞球装置、213,215は始動入賞口、2
28は変化開始玉検出スイッチ、230,232は始動
玉検出スイッチ、234は10カウント検出スイッチ、
306は入賞玉装置、308は可変入賞球装置、310
は開閉板、312,314は権利発生用入賞口、33
0,332は権利発生検出スイッチ、344a,344
bは始動用ディジタル表示器、348は回転ロータ、3
58,360は入賞孔、334は10カウント検出スイ
ッチ、338,340は表示変化検出スイッチを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 師田 勝 愛知県名古屋市守山区大字森孝新田字巳 329−6 (72)発明者 毒島 秀行 東京都渋谷区神宮前2の33の21−501 (72)発明者 鵜川 詔八 群馬県桐生市相生町1の164の5 (72)発明者 毒島 広治 群馬県新田郡薮塚本町大原530 (72)発明者 木暮 佳一郎 群馬県新田郡笠懸村大字鹿字笠掛4228の7 (72)発明者 岡田 正明 愛知県名古屋市西区新道町2の61 (72)発明者 岡 孝亮 東京都杉並区成田東3の3の10 (72)発明者 師田 広吉 大阪府堺市上野芝6丁386の19 (72)発明者 高橋 良輔 福岡県福岡市東区高美台1の72の583 (72)発明者 鵜川 佳子 群馬県桐生市相生町1の164の8 (72)発明者 吉田 常男 群馬県山田郡大間々町上桐原681 (72)発明者 林 正一 新潟県新潟市柴竹7の21の6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機であって、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、 前記可変入賞球装置を第1の状態にするための前提条件
    となる権利発生状態となったことを検出する遊技状態検
    出手段と、 該遊技状態検出手段の検出出力が導出されてから前記権
    利発生状態が終了するまでの権利発生期間中に、前記遊
    技領域に設けられた所定の始動領域に打玉が進入したこ
    とを必要条件として、前記可変入賞球装置を第1の状態
    に駆動制御する駆動制御手段と、 遊技者に視認可能な状態に設けられ、前記遊技領域に打
    込まれた打玉を受入れて該受入玉を前記始動領域にまで
    搬送する玉搬送手段とを含むことを特徴とする、弾球遊
    技機。
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