JPH0798071B2 - ボーラス装置 - Google Patents

ボーラス装置

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JPH0798071B2
JPH0798071B2 JP3093306A JP9330691A JPH0798071B2 JP H0798071 B2 JPH0798071 B2 JP H0798071B2 JP 3093306 A JP3093306 A JP 3093306A JP 9330691 A JP9330691 A JP 9330691A JP H0798071 B2 JPH0798071 B2 JP H0798071B2
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JP
Japan
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bolus
flow rate
pump
liquid
tank
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Application number
JP3093306A
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JPH04303465A (ja
Inventor
辰男 木村
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Surgical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハイパーサーミア治
療、結石破砕治療などに用いられるボーラス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハイパーサーミア治療、結石破砕治療な
どでは、治療エネルギーを効率良く体内に送りこみ、且
つ体表の冷却のためにボーラスが用いられる。このボー
ラスは、柔軟な袋のなかに水などの液体を入れ、この液
体を冷却のために循環させるようにしたものである。
【0003】従来では、このボーラスに液体を循環させ
る方式として、図1または図2に示すようなものが用い
られてきた。図1では、ボーラス10に対してタンク2
0からポンプ30によって液体を供給し、その供給流量
をバルブ40の開閉具合を調整することによってコント
ロールしている。また、図2では、ポンプ30によって
一定の流量を送り出し、バイパスに設けたバルブ40の
開閉具合を調整することによって、ボーラス10へ供給
する流量をコントロールする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボーラス装置では、いずれもボーラスに送りこむ流量を
多くすると、直ちにボーラス内の圧力が高まってボーラ
スが膨らみ、その柔軟性が失われて、体表への密着度合
が悪くなるという問題がある。密着性が悪くなると、効
率的なエネルギー供給が損なわれ、且つ体表冷却効果も
低下する。かといって、密着性を重んじるあまり、循環
流量を少なくすれば、体表冷却効果がなくなり、ボーラ
スの本来の機能が果たせなくなってしまう。
【0005】この発明は、上記に鑑み、体表との密着性
を損なうことなしに循環流量を増大させることができる
ように改善した、ボーラス装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるボーラス装置においては、ボーラス
へ液体を供給する側にポンプを設けるとともに、これと
は独立にボーラスから液体を排出する側にポンプを設
け、これらのポンプをコントロールすることにより、供
給流量と排出流量とを相互に関連付けて連続的に変化さ
せるようにしている。排出流量が増えれば、供給流量が
増えてもボーラス内の圧力は高くなることがないので、
排出流量と関連させて供給流量をコントロールすること
により、体表との密着性を良好に確保しながら、循環流
量を増やし、これによってエネルギー効率と冷却効果と
を高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図3において、ボーラス1
0はたとえばビニールやウレタン、あるいはシリコーン
ゴムなどで作られた袋の中にタンク20の水が循環させ
られるものであって、図示しない患者の体表に密着させ
られる。このボーラス10を間に挟んでアプリケータ
(ハイパーサーミア治療では加温エネルギー供給用のア
プリケータ、結石破砕治療では結石を破砕するためのエ
ネルギー供給用のアプリケータ)がセッティングされ
る。
【0008】タンク20からボーラス10へ水を供給す
る側にポンプ31が設けられるとともに、ボーラス10
から水を排出してタンク20に戻すためのポンプ32が
設けられる。これらのポンプ31、32はたとえば単相
インダクションモータを駆動源とするもので、インバー
タ51、52によりそれぞれ駆動され、インバータ5
1、52の周波数によって流量のコントロールが可能な
ものである。これらのインバータ51、52の周波数
は、周波数設定器60により相互に関連付けて調整され
る。
【0009】インバータ51、52における周波数設定
電圧と周波数との関係は、たとえば図4に示すようにな
っており、設定電圧に対して周波数がほぼ比例する。ま
た、ポンプ31、32の各モータはインバータ51、5
2の出力周波数に応じて回転数が変化するため、周波数
設定電圧に対する流量の特性はたとえば図5のようにな
り、インバータ51、52の周波数設定電圧を変化させ
ることにより、ポンプ31、32の流量(吐出圧力)を
変化できることがわかる。
【0010】この実施例では、ポンプ31の制御により
ボーラス10への供給流量を変化させ、ポンプ32の制
御によりボーラス10からの排出流量を変化させてい
る。そして、その供給流量と、排出流量とが相互に関連
して変化するよう、1つの周波数設定器60で2つのイ
ンバータ51、52の周波数設定電圧を設定するように
しているのである。
【0011】この周波数設定器60はたとえば図6のよ
うに、相互に連動している2つの可変抵抗VR1、VR
2とオフセット抵抗R1〜R4により構成される。この
可変抵抗VR1、VR2は連動型であり、つまみを操作
することにより一方の抵抗値を増加したとき他方が減少
するように接続されている。オフセット抵抗R1〜R4
は、インバータ51、52における周波数設定電圧のオ
フセット値に対応して必要に応じて挿入される。ここで
は説明の便宜上、図7に示すように、オフセット電圧が
インバータ51、52で同じであるとしている。
【0012】この場合、図7に示すように、インバータ
51の設定電圧を上昇させると、他方のインバータ52
の設定電圧が下降するような関係になっているため、ポ
ンプ31の回転数を上げて供給流量を増やしたときポン
プ32の回転数が下がって排出流量が減ることになり、
反対にポンプ31の回転数を下げて供給流量を減らした
ときポンプ32の回転数が上がって排出流量が増大する
ことになる。そのため、前者の場合はボーラス10内の
圧力が高まってボーラスが膨らみ、後者の場合は圧力が
低くなってしぼむことになる。その結果、この実施例で
は、アプリケータ70をセッティングした後でボーラス
10の患者体表への密着度合の微妙な調整をすばやく行
うことができる。
【0013】なお、図6の周波数設定器の構成および図
7に示すような動作特性は一つの例であり、ポンプ31
による供給流量を増大したとき同時にポンプ32による
排出流量を増大するような制御を行うことも可能である
ことはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明のボーラス装置によれば、タンクの液体をボー
ラスに積極的に送りこむとともに、これとは独立にボー
ラス内の液体を積極的に排出してタンクに戻し、かつこ
れらの供給流量と排出流量とを相互に関連させて連続的
に制御することにより、供給流量に対応して排出流量を
コントロールすることができ、循環流量を増大させても
体表との密着性が悪くなることがなく、密着性と流量増
大とを両立させて、冷却効果とエネルギー供給効率との
両方を達成することができる。その結果、安全で効率の
良いハイパーサーミア治療や結石破砕治療などを行うこ
とができる。また、ボーラス内の圧力を変化させてボー
ラスの厚みを調整することもできるため、アプリケータ
のセッティング後の治療部位に対する密着具合の微調整
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のブロック図。
【図2】他の従来例のブロック図。
【図3】この発明の一実施例のブロック図。
【図4】インバータの周波数設定電圧−周波数特性の一
例を示すグラフ。
【図5】周波数設定電圧とポンプの流量との間の関係の
一例を示すグラフ。
【図6】周波数設定器の一例を示す回路図。
【図7】実施例の動作説明のための図。
【符号の説明】
10 ボーラス 20 タンク 30、31、32 ポンプ 40 バルブ 51、52 インバータ 60 周波数設定器 70 アプリケータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーラスと、該ボーラスに循環させる液
    体を貯えるタンクと、該タンクからボーラスへ液体を供
    給する第1のポンプと、該第1のポンプによる液体供給
    とは独立に、ボーラスから液体を排出してタンクへ戻す
    第2のポンプと、これら供給流量と排出流量とが相互に
    関連して連続的に変化するように、上記第1、第2のポ
    ンプを制御する流量コントローラとを備えることを特徴
    とするボーラス装置。
JP3093306A 1991-03-31 1991-03-31 ボーラス装置 Expired - Lifetime JPH0798071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3093306A JPH0798071B2 (ja) 1991-03-31 1991-03-31 ボーラス装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3093306A JPH0798071B2 (ja) 1991-03-31 1991-03-31 ボーラス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04303465A JPH04303465A (ja) 1992-10-27
JPH0798071B2 true JPH0798071B2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=14078653

Family Applications (1)

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JP3093306A Expired - Lifetime JPH0798071B2 (ja) 1991-03-31 1991-03-31 ボーラス装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01135341A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Olympus Optical Co Ltd 超音波治療装置
JP3011414B2 (ja) * 1989-02-28 2000-02-21 株式会社東芝 結石破砕装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04303465A (ja) 1992-10-27

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