JPH0797549A - 垢付着防止性艶出し剤 - Google Patents

垢付着防止性艶出し剤

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JPH0797549A
JPH0797549A JP24143393A JP24143393A JPH0797549A JP H0797549 A JPH0797549 A JP H0797549A JP 24143393 A JP24143393 A JP 24143393A JP 24143393 A JP24143393 A JP 24143393A JP H0797549 A JPH0797549 A JP H0797549A
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JP
Japan
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agent
dirt
water
pts
weight
Prior art date
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Pending
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JP24143393A
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English (en)
Inventor
Katsuo Shimomura
勝男 下村
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】非水溶性の汚れ垢が付着しにくく、塗布しなけ
ればならない頻度は少なくて済み、一度塗布するとその
後は水洗いだけで汚れの無い状態を長期間維持できる耐
久性に優れた垢付着防止性艶出し剤を提供することを目
的とする。 【構成】水中油型エマルジョンの垢付着防止性艶出し剤
において、ワックス類5〜7重量部、フッ素樹脂2〜3
重量部、シリコンオイル5〜7重量部、および有機溶
媒、乳化剤が含まれている。そのほか、静電防止剤0.5
〜1重量部、紫外線吸収剤0.5 〜1重量部、防かび剤が
0.2 〜0.5 重量部含まれているとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水溶性の汚れを付着
させにくくする乳液(水中油型エマルジョン)タイプの
垢付着防止性艶出し剤に関する。
【0002】
【従来の技術】艶出し剤は、電気機器、家具、自動車ボ
デー等の汚れ落としと艶出しのため、それらの表面に塗
布されて使用されるもので、ワックス類を主成分として
いる。艶出し剤の具体的な種類としては、これらの成分
を特定な溶剤に溶解した溶剤型、溶剤に溶解したあとで
水に乳化した乳液タイプがあり、ペースト状あるいは固
形状になっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の艶出し剤では塗
布すると一時的に光沢が得られるが、太陽光線や雨など
に打たれると塗布面には汚れがつきやすくなるというこ
とがある。こうした汚れ垢は水洗いだけでは非常に落ち
にくいという特徴があった。
【0004】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、非水溶性の汚れ垢が付着しにくく、塗布しな
ければならない頻度は少なくて済み、一度塗布するとそ
の後は水洗いだけで汚れの無い状態を長期間維持できる
耐久性に優れた垢付着防止性艶出し剤を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の垢付着防止性艶出し剤は、水中油
型エマルジョンの垢付着防止性艶出し剤で、ワックス類
5〜7重量部、フッ素樹脂2〜3重量部、シリコンオイ
ル5〜7重量部、および有機溶媒、乳化剤が含まれてい
る。
【0006】ワックス類としてはカルナバワックス、モ
ンタンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ポリエチレンワックスなどの天然ワッ
クスや合成ワックスが挙げられる。そのほかにも、一般
に艶出し剤の主成分として使用されるその他のワックス
を挙げることができる。フッ素樹脂は、例えば四フッ化
エチレンであり、この樹脂の微粉末を混入させる。フッ
素樹脂のエマルジョン液を混合してもよく、例えば商品
名でテフロンTLP(ジュポン株式会社 製)が挙げら
れる。シリコンオイルは、艶出し用の市販のものが使用
できる。有機溶媒としては、例えばソルベントナフサ、
ケロシン、ミネラルスピリット、パラフィン系溶剤が挙
げられる。この他にもさらに油性潤滑剤が含まれるとよ
い。油性潤滑剤としては脂肪酸、例えばオレイン酸、ス
テアリン酸が挙げられる。そのほかにもラノリン、硬化
ヒマシ油などの油脂類が挙げられる。
【0007】乳化剤は例えば脂肪酸アミン、脂肪酸金属
塩などの陰イオン性界面活性剤、その他にも非イオン性
界面活性剤が挙げられる。脂肪酸アミンの場合にはトリ
エタノールアミンなどのアミン類とともに上記の油性潤
滑剤としての脂肪酸を液中で共存させてもよい。本発明
の垢付着防止性艶出し剤は、これら各成分に加えてさら
に静電防止剤が0.5 〜1重量部、紫外線吸収剤が0.5 〜
1重量部、防かび剤(防腐剤)が0.2 〜0.5 重量部配合
されているとよい。静電防止剤としては例えば酸化スズ
粉末、酸化チタン粉末などの導電性粉末が好ましい。粒
径は約0.02μm、比重は約6.6 、見かけ密度はほぼ28g
/ 100cc、100kg/cm2 でプレス成型した場合の比抵抗
は1〜3Ω・cmであるとよい。このような静電防止剤
としては例えば商品名でT−1、W−1(三菱金属工業
株式会社 製)が挙げられる。その他、陽イオン性界面
活性剤が用いられてもよい。紫外線吸収剤としては、例
えば商品名でユビナール(タイセイコウサン株式会社
製)が挙げられる。防かび剤としては2−(4−チアゾ
リル)−ベンゾイミダゾール(商品名 ミクロガード
M−101 三菱石油株式会社 製)が好ましい。
【0008】本発明の垢付着防止性艶出し剤の調製は次
のようにするとよい。すなわち、ワックス類、フッ素樹
脂、シリコンオイルなどを有機溶媒に加温しながら混合
し、乳化剤を混合して加温してある水を導入して撹拌す
る。フッ素樹脂は粉末状態で導入されてもよく、分散媒
に分散した状態で導入されてもよい。有機溶媒と水との
配合比を適宜調整すると所望の粘度が得られて好まし
い。このような垢付着防止性艶出し剤は、金属材、プラ
スチック材、非金属無機質、動植物質材などの表面に擦
り込むように塗布して表面をふき取る。そのような金属
材としては例えば鉄、ステンレス、アルミ、銅、真鍮な
どが挙げられる。プラスチック材としてはビニールクロ
スなどが挙げられる。非金属無機質としてはモルタル外
壁、大理石、ガラスなどが挙げられる。動植物質材とは
皮革製品、木製家具などが挙げられる。特に、焼き付け
塗装新建材、あるいは車両ボデーなどの表面の汚れ防止
に効果的である。塗布やふき取り作業は、ポリッシャー
を使用するとよく、回転熱が素材表面に各成分の定着効
果を高め、素材表面を長期間汚れから効果的に防止す
る。
【0009】
【作用】本発明の垢付着防止性艶出し剤は、ワックス
類、フッ素樹脂、シリコンオイル、有機溶媒などが乳化
剤によって水中油型エマルジョンを形成している。その
ため、この垢付着防止性艶出し剤が塗布された面にはフ
ッ素樹脂を含んだ塗膜が形成される。フッ素樹脂は静摩
擦係数と動摩擦係数が等しく表面を滑らかにして汚れを
付着しにくくする。シリコンオイルは水滴の付着を防
ぎ、ワックス類は表面の艶を回復する働きをする。
【0010】
【発明の効果】本発明の垢付着防止性艶出し剤は上記の
ような構成でなるから表面に付着している汚れをふき取
る洗浄力に優れる。しかも、汚れ垢の付着を防ぐ性質を
有するから、一度塗付すればその後に多少汚れが目立つ
ようになったときでもこびりついていることがなく、簡
単な水洗いで落ちる。すなわち、長期間にわたって洗浄
作業が容易になる。静電防止剤が含まれていると静電気
の発生が防止されて一層汚れが付きにくくなり、紫外線
吸収剤が含まれていると生地の耐久性も向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 脂肪酸(ステアリン酸) 400g、シリコンオイル(シリ
コンKF-96-1000)500g、カルナバワックス(カルナバ
ロウ1号) 500g、ソルベント2500g、フッ素樹脂粉末
(テフロン) 300g、チタン導電剤(商品名 T−1
三菱金属工業株式会社) 100gを90℃で一緒に加熱しな
がら撹拌し、全体を均一に融解・分散させて油相の溶液
を得た。一方、トリエタノールアミン 300gを 2.7リッ
トルの水に溶解して80℃まで加温し、防かび剤20gを加
えた水相の溶液を準備しておく。上記の油相の溶液を80
℃に加温しながら高速撹拌し、その中に80℃の上記の水
相の溶液を注いでゲル化し、さらに80℃の温水5400gを
徐々に添加し、さらに20分以上継続的に撹拌して水中油
型エマルジョンタイプの垢付着防止性艶出し剤を得た。
【0012】気象条件を考慮し、時期を変えて3回、上
記の垢付着防止性艶出し剤について次のような評価実験
を行った。各回ごとに新車、中古車の区別なく白い普通
塗装車合わせて20台を任意に選択し、それぞれボンネッ
ト、天井、トランク部分左右の内からそれぞれ場所を決
めて上記の垢付着防止性艶出し剤を塗布した。塗布時の
塗り伸ばしや余分な量の拭き取り作業が従来と比べても
特にしにくくなっているということがないことが分かっ
た。次いで、従来から市販されているメーカーの違う白
色車専用のクリーナー艶出し剤2種類をそれぞれ残りの
部分に場所を決めて塗布した。塗布して2週間および4
週間経過後に水で洗車し、洗車前と洗車後の汚れ垢の付
着程度につき、各ドライバーから肉眼による評価アンケ
ートを採取した。
【0013】上記で得られた垢付着防止性艶出し剤を実
施例とし、従来のクリーナー艶出し剤を比較例1、比較
例2として平均的評価結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】上記の結果から本実施例の垢付着防止性艶
出し剤は洗車にあたり、汚れ落とし効果に優れているこ
とが分かった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中油型エマルジョンの垢付着防止性艶出
    し剤において、ワックス類5〜7重量部、フッ素樹脂2
    〜3重量部、シリコンオイル5〜7重量部、および有機
    溶媒、乳化剤が含まれていることを特徴とする垢付着防
    止性艶出し剤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の垢付着防止性艶出し剤で
    あって、静電防止剤0.5 〜1重量部、紫外線吸収剤0.5
    〜1重量部、防かび剤が0.2 〜0.5 重量部含まれている
    ことを特徴とする垢付着防止性艶出し剤。
JP24143393A 1993-09-28 1993-09-28 垢付着防止性艶出し剤 Pending JPH0797549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24143393A JPH0797549A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 垢付着防止性艶出し剤

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JP24143393A JPH0797549A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 垢付着防止性艶出し剤

Publications (1)

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JPH0797549A true JPH0797549A (ja) 1995-04-11

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ID=17074236

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JP24143393A Pending JPH0797549A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 垢付着防止性艶出し剤

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JP (1) JPH0797549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2376660A (en) * 2001-04-03 2002-12-24 Structural Polymer Systems Ltd Bonding material for bonding a first moulding material to a further moulding material
EP1724309A1 (en) * 2005-03-04 2006-11-22 Cornelis Boon Composition comprising a polyoxyethylene fluoro or siloxane surfactant

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GB2376660A (en) * 2001-04-03 2002-12-24 Structural Polymer Systems Ltd Bonding material for bonding a first moulding material to a further moulding material
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