JPH0797442A - 変性ポリフェニレンエーテル樹脂 - Google Patents

変性ポリフェニレンエーテル樹脂

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JPH0797442A
JPH0797442A JP24157793A JP24157793A JPH0797442A JP H0797442 A JPH0797442 A JP H0797442A JP 24157793 A JP24157793 A JP 24157793A JP 24157793 A JP24157793 A JP 24157793A JP H0797442 A JPH0797442 A JP H0797442A
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JP
Japan
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group
resin
polyphenylene ether
alkyl
ether resin
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JP24157793A
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English (en)
Inventor
Osamu Ishihara
收 石原
Hiroaki Furukawa
弘昭 古河
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 炭素数9以上22以下のアルキル基、アルケ
ニル基、アラルキル基またはシクロアルキル基とのアク
リル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルから
選ばれた、少なくとも1種以上のビニル化合物が結合し
たポリフェニレンエーテル樹脂であって、特定構造の末
端基と特定末端以外の部位への結合量を特定量有する数
平均分子量が10,000〜22,000の範囲にある
ことを特徴とするポリフェニレンエーテル樹脂。および
アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル
との樹脂組成物。 【効果】 本発明の組成物、及び成形体は、従来のポリ
フェニレンエーテル系樹脂組成物に比べ、熱安定性、成
形性に優れ、厳しい成形条件下に於いても優れた表面外
観を有する成形体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐熱性、熱安定
性、成形加工性を持つポリフェニレンエーテル系樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル樹脂は耐熱性、
電気特性、耐酸、耐アルカリ性等に優れ、しかも低比
重、低吸水性である等の優れた特性を有する樹脂である
が、一方流動性が低いため溶融成形加工がしがたいとい
う欠点も有しており、このため高温で成形した場合に表
面外観の悪い成形体が得られる。こうした欠点を改良す
るために、不飽和結合を有する化合物をポリフェニレン
エーテル樹脂と混合あるいは、グラフトさせる技術挙げ
られている。(USP3522326、特公昭63−7
204号公報、特開昭56−26913号公報、特開昭
59−59724号公報、特開昭62−127339号
公報、特開昭63−500803号公報、特開昭63−
108059号公報、EP248263、特開昭63−
193931号公報)しかしながら、これらの技術で
は、流動性はある程度改良されるものの、充分ではな
く、厳しい成形条件下では、表面の荒れた成形品がえら
れてしまう。更に、特願昭61−298959号には、
特定の構造を有するポエリフェニレンエーテル系樹脂と
炭素数1〜8のアルキルとのアクリレート及びメタクリ
レートを混練する方法、EP407584号には、特定
のポリマー末端構造を有するポリフェニレンエーテル樹
脂が流動性熱安定性に優れることを挙げている。しかし
ながら、近年、加工性に対する要求が厳しくなってお
り、更なる改良が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱安
定性、成形性に優れたポリフェニレンエーテル系樹脂を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、本発明にいたった。すな
わち、本発明は、(1)炭素数9以上22以下のアルキ
ル基、アルケニル基、アラルキル基またはシクロアルキ
ル基とのアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸
エステルから選ばれた、少なくとも1種以上のビニル化
合物が結合したポリフェニレンエーテル樹脂であって、
一般式(a)で表される末端基を、樹脂を構成するフェ
ニレンエーテルユニットの100個に対して平均0.0
1個以上含有し、(a)末端以外の部位への結合量が、
樹脂を構成するフェニレンエーテルユニットの100個
に対して平均0.01個以上含有し、数平均分子量が1
0,000〜22,000の範囲にあることを特徴とす
るポリフェニレンエーテル樹脂。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立に、
水素、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリ
ール基または置換アリール基であり、R6 ,R8 はメチ
ル基または水素であって、R6 とR8 が同時にメチル基
になることはない。R7 , R 9 は水素または炭素数9以
上22以下のアルキルまたは、アルケニルまたは、アラ
ルキルまたは、シクロアルキル基とのカルボン酸エステ
ル基であって、R7 とR9 が同時にカルボン酸エステル
基になることはない。) (2)(1)記載のポリフェニレンエーテル樹脂100
重量部に対して、炭素数9以上22以下のアルキル基、
アルケニル基、アラルキル基またはシクロアルキル基と
のアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステ
ルから選ばれた、少なくとも1種以上のビニル化合物
0.1重量部以上20重量部以下を含む熱可塑性樹脂組
成物。(3)アクリル酸エステルがステアリルアクリレ
ートである上記(1)のポリフェニレンエーテル樹脂。
(4)アクリル酸エステルがステアリルアクリレートで
ある上記(2)のポリフェニレンエーテル樹脂組成物に
関するものである。
【0007】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂は、
炭素数9以上22以下のアルキル基、アルケニル基、ア
ラルキル基またはシクロアルキル基とのアクリル酸エス
テル及び/またはメタクリル酸エステルから選ばれた、
少なくとも1種以上のビニル化合物が、末端に環化され
た構造で特定量結合しており、更に環化末以外にも特定
量結合し、数平均分子量が10,000〜22,000
の範囲にあることに特徴がある。
【0008】本発明の安定化ポリフェニレンエーテル樹
脂においては、一般式(a)で表される環化末端基を、
樹脂を構成するフェニレンエーテルユニットの100個
に対し、平均0.01個以上含有する必要があり、炭素
数9以上22以下のアルキル基、アルケニル基、アラル
キル基またはシクロアルキル基とのアクリル酸エステル
及び/またはメタクリル酸エステルから選ばれた、少な
くとも1種以上のビニル化合物が、(a)末端以外の部
位に、樹脂を構成するフェニレンエーテルユニットの1
00個に対し、平均0.01個以上含有する必要があ
る。このような該ビニル化合物の含有が多ければ多いほ
ど耐熱酸化劣化の点で好ましい。しかしながら、製法上
の観点からその上限は20個程度がよい。また、末端基
の全てが一般式(a)の構造である樹脂も極めて安定で
ある。
【0009】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂はそ
の末端基を除き、一般式(b);
【0010】
【化3】
【0011】で表されるフェニレンエーテルユニットを
含有するものと定義され、特に制限はない。その代表的
な例は、下式(c);
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立に、
水素、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリ
ール基または置換アリール基から選ばれる。)で示され
るフェニレンエーテルユニットの少なくとも1種から構
成され、更に後述の式(d)、(e)、(f)のモノマ
ーユニット等を含んでも良い。R1 〜R5 の前記定義に
おいて、アルキル基は、炭素数1〜20、好ましくは炭
素数1〜10のアルキル基である。置換アルキルの置換
基としては、低級アルキル基、フッ素、塩素、臭素など
のハロゲン、ヒドロキシル基、アミノ基そして低級アル
コシ基を挙げることができる。
【0014】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂の基
本骨格としてのポリフェニレンエーテル重合体を工業的
に有利なフェノール類の酸化カップリング重合で製造す
る場合には、R1 はメチル基、エチル基、プロピル基、
n−ブチル基などの低級アルキル基またはフェニル基、
ナフチル基などが好ましく、R2 〜R5 は水素または低
級アルキル基が好ましい。最も好ましい組み合わせとし
ては、R1 がメチル基またはフェニル基であり且つR2
〜R5 が水素の場合、R1 とR2 がメチル基であり且つ
3 〜R5 が水素の場合である。特に、R1 がメチル基
であり、R2 〜R5 が水素であって、このフェニレネー
テルユニットが全ユニットに対して90〜100%であ
ることが好ましい。
【0015】これらの条件を満たすもっとも好ましいR
1〜R5を有するフェニレンエーテルユニットに対応す
るモノマーとしては、(イ)2,6−ジメチルフェノー
ル、(ロ)2−メチル−6−フェニルフェノール(ハ)
2,3,6−トリメチルフェノール等が挙げられる。モ
ノマー(イ)またはモノマー(ロ)のホモポリマー、或
いは、モノマー(イ)とモノマー(ロ)及び/またはモ
ノマー(ハ)のコポリマーが本発明の基本骨格としての
ポリフェニレンエーテル重合体として好ましく用いられ
る。
【0016】また、本発明のポリフェニレンエーテル系
樹脂中には、本発明の主旨に反しない限り、従来ポリフ
ェニレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提案
されている他の種々のフェニレンエーテルユニットを部
分構造として含んでいても構わない。少量共存させるこ
とが提案されているものの例としては、特願昭63−1
2698号公報及び特開昭63−301222号公報に
記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6
−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−ア
ルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェ
ニレンエーテルユニット等が挙げられる。
【0017】
【化5】
【0018】(式中、R、R′は夫々独立に(C1 〜C
20)アルキル基、(C1 〜C20)ヒドロキシアルキル
基、(C2 〜C22)アルコキシアルキル基、(C3 〜C
22)アシロキシアルキル基又は(C4 〜C20)ポリアル
キレンエーテル基である。)
【0019】
【化6】
【0020】(式中Rは、(C1 〜C20)アルキル基、
(C1 〜C20)ヒドロキシアルキル基、(C2 〜C22
アルコキシアルキル基、(C3 〜C22)アシロキシアル
キル基または(C4 〜C20)ポリアルキレンエーテル基
である。)また、ポリフェニレンエーテル鎖1分子当た
り1個以上の(a)末端基を存在させるためには、例え
ば一般式(f)で示されるような多価エーテルユニット
を含ませることが有効である。
【0021】
【化7】
【0022】本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹
脂の分子量としては、数平均分子量で10,000〜2
2,000である。本発明中の数平均分子量とは、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィーにより、標準ポリ
スチレンの検量線を用いて求めたポリスチレン換算の数
平均分子量である。数平均分子量が10,000未満の
場合は、機械的強度、熱変形温度が低くなり好ましくな
く、数平均分子量が22,000を超える場合は、熱安
定性を改良する効果が充分でない。
【0023】前述したように、本発明においては、全体
として一般式(a)で表される末端基を樹脂中のフェニ
レンエーテルユニットの100個に対して平均0.01
個以上含み、(a)末端以外の部位への炭素数9以上2
2以下のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基また
はシクロアルキル基とのアクリル酸エステル及び/また
はメタクリル酸エステルから選ばれた、少なくとも1種
以上のビニル化合物結合量が、樹脂を構成するフェニレ
ンエーテルユニットの100個に対して平均0.01個
以上含まれることが必要である。
【0024】この環化末端基、一般式(a)について詳
述する。式(a)において、R1 〜R5 は、(c)式に
ついて定義したのと同じである。R6 ,R8 はメチル基
または水素であって、R6 とR8 が同時にメチル基にな
ることはない。R7 , R9 は水素または炭素数9以上2
2以下のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基また
はシクロアルキル基とのカルボン酸エステル基であっ
て、R7 とR9 が同時にカルボン酸エステル基になるこ
とはない。
【0025】本発明において、(a)末端基及び(a)
末端以外の部位への炭素数9以上22以下のアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基またはシクロアルキル
基とのアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エ
ステルから選ばれた、少なくとも1種以上のビニル化合
物結合量は、核磁気共鳴スペクトルを用いて測定するこ
とができる。
【0026】本発明のアクリル酸エステル、メタクリル
酸エステルとは下記一般式(g)(式中R1は水素また
はメチル基を表し、R2は置換及び/または非置換のア
ルキル、アルケニル、アラルキル、シクロアルキル基を
表す。更に、上記R2は内部にエーテル結合を有するも
のも含む。)で表される化合物を指す。
【0027】
【化8】
【0028】本発明のアクリル酸エステル及び/または
メタクリル酸エステルは、炭素数9から22を含有する
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはシクロ
アルキル基とのエステルであり、好ましくは炭素数12
〜18を含む化合物とのエステルである。炭素数8以下
の場合は成形品の表面外観、平滑性を損なうために好ま
しくなく、炭素数23以上の場合は、熱変形温度を著し
く損なうため好ましくない。具体的には、ラウリルアク
リレート、トリデシルアクリレート、セチルアクリレー
ト、ステアリルアクリレート、イソボルニルアクリレー
ト、フェノキシジエチレングリコールアクリレート、フ
ェノキシポリエチレングリコールアクリレート、2−ア
クロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレ
ート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリ
レート、ラウリルメタクリレート、トリデシルメタクリ
レート、ステアリルメタクリレート、モルホリノエチル
メタクリレート、トリブロモフェノール3エチレノキサ
イド付加メタクリレートシクロヘキシルメタクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0029】アクリル酸エステル及び/またはメタクリ
ル酸エステルが結合したポリフェニレンエーテル樹脂
は、ポリフェニレンエーテル重合体とアクリル酸エステ
ル及び/またはメタクリル酸エステルとをラジカル重合
開始剤の不存在下または存在下に、ポリフェニレンエー
テル重合体のガラス転移温度以上の温度まで加熱するこ
とによって製造できる。
【0030】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
なお、各測定は以下の条件により行った。 加熱減量;押出後のペレットをトルエンに溶解し、5
wt%トルエン溶液とした後、溶液の5倍重量のアセト
ンを滴下して再沈精製後G4ガラスフィルターを用いて
減圧濾過し更にアセトン洗浄した後、145℃1hr真
空乾燥を行い、乾粉を得た。得られた乾粉を用い、Ai
r下、330℃,60分間加熱し、60分後の 加熱減
量を測定した。
【0031】1 H−核磁気共鳴スペクトル;BRUK
ER(株)製の1 H−核磁気共鳴スペクトロメータを用
い、400MHzでCDCl3 を溶媒として測定し、テ
トラメチルシランを基準として用いる。 本発明の実施例に用いたポリフェニレンエーテルの数平
均分子量は、11,000、14,000、17,00
0であり、比較例に用いたポリフェニレンエーテルの数
平均分子量は8,000、26,000である。1 H−
核磁気共鳴スペクトルで数平均分子量14,000のポ
リフェニレンエーテルを分析した結果、(h)式;
【0032】
【化9】
【0033】の末端基が、下記(i)式の主な繰り返し
単位の100個につき、0.36個存在する事が確認さ
れる。
【0034】
【化10】
【0035】また、遊離のフェノール性水酸基の量は、
主な繰り返し単位(i)の100個につき、0.32個
存在する事が確認される。表1に用いたアクリレート、
メタクリレート成分を示した。(A成分)
【0036】
【表1】
【0037】
【実施例1〜6】表2に示す組成にて、A成分とポリフ
ェニレンエーテル(PPE)を混合し、スクリューの直
径が30mmφの二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM
−30)中300℃で溶融混練し、表記載の項目につい
て、評価した。実施例1で、加熱減量測定用に精製して
未反応のステアリルアクリレートを除去したポリマーに
ついて 1H−NMRで分析した結果、(j)式
【0038】
【化11】
【0039】の末端基が、主な繰り返し単位(i)の1
00個につき、0.08個存在することが、4.70p
pmのシグナルの面積値から確認される。また、結合様
式の異なるステアリルアクリレートのステアリル基のα
−プロトンが4.0〜4.2ppmにかけて観測され、
全結合ステアリルアクリレートは、主な繰り返し単位
(i)の100個につき、0.60個であった。
【0040】また、実施例3で得られたペレットを精製
を行わずにそのまま 1H−NMRで分析した結果、未反
応のステアリルアクリレートは、PPE100重量部あ
たり、3.1重量部存在していた。
【0041】
【比較例1】ポリフェニレンエーテル(PPE)のみを
PCM−30を用い、300℃で溶融混練し、表2記載
の項目について、評価した。
【0042】
【比較例2】表2に示す組成にて、A成分とポリフェニ
レンエーテル(PPE)を混合し、スクリューの直径が
30mmφの二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−3
0)中300℃で溶融混練し、表記載の項目について、
評価した。
【0043】
【実施例7〜8及び比較例3〜4】表3に示す組成に
て、ステアリルアクリレートと所定の数平均分子量のポ
リフェニレンエーテル(PPE)を混合し、スクリュー
の直径が30mmφの二軸押出機(池貝鉄工(株)製P
CM−30)中300℃で溶融混練し、表記載の項目に
ついて、評価した。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明のポリフェニレンエーテル樹脂及
び組成物は、従来のポリフェニレンエーテル系樹脂に比
べ、熱安定性が優れ、厳しい成形条件下に於いても優れ
た表面外観を得ることができ、成形性、熱安定性のバラ
ンスに優れた産業上有用な物である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数9以上22以下のアルキル基、ア
    ルケニル基、アラルキル基またはシクロアルキル基との
    アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルか
    ら選ばれた、少なくとも1種以上のビニル化合物が結合
    したポリフェニレンエーテル樹脂であって、一般式
    (a)で表される末端基を、樹脂を構成するフェニレン
    エーテルユニットの100個に対して平均0.01個以
    上含有し、(a)末端以外の部位への結合量が、樹脂を
    構成するフェニレンエーテルユニットの100個に対し
    て平均0.01個以上含有し、数平均分子量が10,0
    00〜22,000の範囲にあることを特徴とするポリ
    フェニレンエーテル樹脂。 【化1】 (式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立に、水素、アルキ
    ル基、置換アルキル基、ハロゲン基、アリール基または
    置換アリール基であり、R6 ,R8 はメチル基または水
    素であって、R6 とR8 が同時にメチル基になることは
    ない。R7 , R 9 は水素または炭素数9以上22以下の
    アルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはシクロ
    アルキル基とのカルボン酸エステル基であって、R7
    9 が同時にカルボン酸エステル基になることはな
    い。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリフェニレンエーテル
    樹脂100重量部に対して炭素数9以上22以下のアル
    キル基、アルケニル基、アラルキル基またはシクロアル
    キル基とのアクリル酸エステル及び/またはメタクリル
    酸エステルから選ばれた、少なくとも1種以上のビニル
    化合物0.1重量部以上20重量部以下を含む熱可塑性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 アクリル酸エステルがステアリルアクリ
    レートである請求項1記載のポリフェニレンエーテル樹
    脂。
  4. 【請求項4】 アクリル酸エステルがステアリルアクリ
    レートである請求項2記載のポリフェニレンエーテル樹
    脂組成物。
JP24157793A 1993-09-28 1993-09-28 変性ポリフェニレンエーテル樹脂 Pending JPH0797442A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH115895A (ja) * 1997-06-19 1999-01-12 Asahi Chem Ind Co Ltd エポキシ硬化剤の耐性に優れる強化樹脂組成物およびその成形体
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