JPH0797209B2 - エンドレス版用フイルム原版の作成方法 - Google Patents

エンドレス版用フイルム原版の作成方法

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JPH0797209B2
JPH0797209B2 JP15292886A JP15292886A JPH0797209B2 JP H0797209 B2 JPH0797209 B2 JP H0797209B2 JP 15292886 A JP15292886 A JP 15292886A JP 15292886 A JP15292886 A JP 15292886A JP H0797209 B2 JPH0797209 B2 JP H0797209B2
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憲三 井角
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印刷製版におけるエンドレス版用フイルム原版
の作成方法に関するものである。
(従来の技術) 建材印刷等においてどの部分の絵柄も連続している印刷
物を作成する場合は、円周方向に連続した絵柄が形成さ
れた印刷シリンダ(以下「エンドレス版」という)が使
用される。
第6図(a)、(b)、(c)は従来のエンドレス版の
製版方法を示した説明図である。
まず、第6図(a)に示すように木材の木目等の対象物
50の写真撮影を行なう。この写真撮影は対象物50の領域
E1、E2、E3に対して領域E1、E2および領域E2、E3につい
て行われる。第6図(b)は上記写真撮影において得ら
れたネガフイルムを示したもので、ネガAは対象物50の
領域E2、E3を撮影したもの、ネガBは対象物50の領域E
1、E2を撮影したものである。次にネガAとネガBをプ
リンター上で合成する。この合成は同図(b)に示す継
ぎ目線ma、mbにてネガA、ネガBの画像を継ぎ合わせて
結合させることにより行われる。ここでこの画像の結合
は、継ぎ目線ma、mbを境界として不要な領域E5、E6を隠
蔽するマスク(図示せず)を使用して行われる。
第6図(c)は合成されたポジフイルムを示したもので
ある。図示の如くポジCには第6図(b)に示す領域E
2、E4、E7、E2の画像が形成され、領域E4、E7の境界は
継ぎ目線ma、mbと一致する継ぎ目線Mとなっている。こ
のポジCの領域E4、E7の画像は異なるものであるため継
ぎ目線Mが顕著に現れており、継ぎ目線Mを目立たなく
するための修正が行われる。
この後、継ぎ目線Mが修正されたポジCをフイルム原版
として、エンドレス版が作成されることとなる。エンド
レス版の作成時には、第6図(c)に示すポジCの上下
の領域E2、E2の絵柄が印刷シリンダ上で重なるように寸
法設定が行われる。
(従来技術の問題点) ところで、上記継ぎ目線Mを目立たなくするための修正
は、熟練作業者が継ぎ目線Mの近傍の画像に加筆、減力
修正等を施すことにより行われる。しかしながら、上記
修正は全て手作業により行われるため、長時間を要する
のみならず修正後の画像が不自然になる等の問題が生じ
ていた。
(発明の目的) 本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、1枚の
原稿をもとに印刷製版用のスキャナにて上記ネガAとネ
ガBの画像を合成したものと同等の絵柄を有するエンド
レス版用にフイルム原版を作成する方法を提供すること
を目的とする。
(発明の概要) この目的達成のため本発明は、以下の工程から構成され
るエンドレス版用フイルム原版の作成方法を提供す。
(A) スキャナの分解ドラムに入力原稿をセットし、 (B) 上記入力原稿の絵柄に対して、走査方向に対す
る下流部Aの絵柄の継ぎ目線maと、該継ぎ目線maと同形
状の上流部Bの絵柄の継ぎ目線mbとの入力指定と、上記
入力原稿の絵柄を走査して読み取り、走査線毎に、下流
部Aの絵柄と上流部Bの絵柄に対応する下流部A及び上
流部Bの各画像データの読取り入力とを行い、 (C) 下流部A及び上流部Bの各画像データから出力
データを合成する際に、出力データの継ぎ目線ma及びmb
の近傍の領域に対応する画素データについては、前記各
画像データの継ぎ目線ma及びmbの近傍領域に対応する画
素データに基づき継ぎ目をぼかす演算処理を施して合成
し、また下流部Aの継ぎ目線の該近傍領域よりも下流側
の画素データ及び上流部Bの継ぎ目線の該近傍の領域よ
りも上流側の画素データは使わずに、下流部A及び上流
部Bの絵柄を天地逆転させて継ぎ目線ma及び継ぎ目線mb
が合致して両絵柄が継ぎ合わさる様な出力データとし、 (D) 次いで、該出力データを露光ドラム上の露光フ
イルムに出力する。
また、上記発明の好ましい実施態様として、前記作成方
法の(B)の画像データの読取り入力において、各走査
線を2回ずつ走査し、1回目の走査で入力原稿の下流部
Aの画像データを得て、第2回目の走査で上流部Bの画
像データを得る方法を提供する。
また、上記発明の好ましい実施態様として、演算処理装
置、及び画像処理用のメモリを2組用意し、前記(B)
〜(D)の各工程を、各走査線毎に該2組の内1組を交
互に使用する方法を提供する。
また、上記発明の好ましい実施態様として、前記継ぎ目
線ma及びmbが折れ線から構成され、該継ぎ目線ma及びmb
の形状指示を、該折れ線を構成する線分の交点である中
継点の位置で指定する方法を提供する。
(実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明を実施するための装置構成の一例を示し
た概略図である。図において、1はスキャナ部、2は分
解ドラム、3は露光ドラム、4はロータリエンコーダ、
5はリニアエンコーダ、6はスコープ、7は近接セン
サ、8は読取りヘッド、9は入力インタフェイス、10は
出力インタフェイス、20は画像合成部、21は演算制御
部、22は第1演算制御装置、23は第2演算制御装置、2
4、25、26および27はメモリ、28および29はデータ切換
回路、30はキーボードである。またFは入力原稿、Dは
露光ドラム3の露光フイルム(図示せず)上に出力され
た出力画像である。
図示の如く、スキャナ部1は入力原稿Fをセットする分
解ドラム2と、露光フイルムをセットする露光ドラム3
と、入力原稿Fの画像を読み取る読取りヘッド8と、読
取りヘッド8で読み取られた画像を電気信号に変換しY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK
(ブラック)の画像データを作成する入力インタフェイ
ス9と、入力インタフェイス9で作成された後画像合成
部20で合成された画像データを露光器(図示せず)を介
して露光ドラム3上に出力する出力インタフェイス10と
より構成されている。また、分解ドラム2の回転軸の一
端には分解ドラム上の原稿の円周方向の位置を検出する
ロータリエンコーダ4が連結され、分解ドラム2の軸方
向には原稿の軸方向の位置を検出するリニアエンコーダ
5が配置され、分解ドラム2の側面近傍には分解ドラム
2の回転方向の原点位置を検出する近接センサが配置さ
れ、さらにリニアエンコーダ5は、分解ドラム2の円周
面に沿ってその軸方向に走査可能なスコープ6と連結さ
れている。
なお、入力原稿がカラー原稿ではなく単色原稿の場合
は、入力インタフェイス9は三原色に分解する色分解処
理を行わず単色の画像データを作成することとなる。
画像合成部20は入力インタフェイス9からの画像データ
を第1演算制御装置22または第2演算制御装置23に送り
込むデータ切換回路28と、入力された画像データの演算
処理と出力を交互に行なう第1演算処理装置および第2
演算処理装置23と、第1演算制御装置22または第2演算
制御装置23からの画像データを出力インタフェイス10に
送り込むデータ切換回路29と、これらの装置の動作を制
御する演算制御部21とより構成されている。そして、第
1演算制御装置22にはメモリ24、25が、第2演算制御装
置23にはメモリ26、27が接続され、演算制御部21にはロ
ータリエンコーダ4、リニアエンコーダ5、近接センサ
7およびキーボード30が接続されている。
次に上記装置による本発明の一実施例について説明す
る。
第2図は第1図に示す装置のデータの処理を示したフロ
ーチャートであり、第3図は入力原稿と出力画像の関係
を示した説明図であり、図示の如く分解ドラム2の軸方
向の位置をX座標で、円周方向の位置をY座標で表す。
図において入力原稿Fは第6図(a)示す対象物50の全
領域を撮影して得られたものである。
まず、原稿Fの画像を読取りヘッド8で読み取る操作に
先立ち、第1図に示すように分解ドラム2上に原稿Fを
セットする。次いで、分解ドラム2上の原点位置デー
タ、入力開始点位置データ、入力終了点位置データ、中
継点位置データおよび画像合成幅データを入力する。
原点位置データは、分解ドラム2を回転させスコープ6
を走査し、分解ドラム2の円周上に設定された第3図
(a)に示す原点O(マーク等により表示されている)
とスコープ6の位置を一致させることにより、ロータリ
エンコーダ4およびリニアエンコーダ5から演算制御部
21に入力される。ここで、原点Oは近接センサ7が分解
ドラム2の回転方向の原点を検出する位置と一致するよ
うに予め設けられている。
入力開始点の位置データおよび入力終了点の位置データ
は、読取りヘッド8が原稿Fの画像を読み取るときのY
方向の読取り位置を与えるもので、任意に選択すること
により演算制御部21に入力される。具体的には、入力開
始点位置データは第3図(a)に示す原稿Fの中央部に
X軸方向に設けられた一点鎖線s1のY座標データであ
り、入力終了点位置データは分解ドラム2を1回転させ
た後の同図(a)に示す一点鎖線e1のY座標データであ
る。この一点鎖線s1、e1のY座標データは原点Oの位置
データの入力と同様の操作にてロータリエンコーダ4よ
り入力される。
中継点位置データは原稿A(走査方向に対する下流部A
の絵柄)と原稿B(走査方向に対する上流部Bの絵柄)
とを合成するときの継ぎ合わせ部の位置、すなわち継ぎ
目線を任意に選択するために演算制御部21に入力され
る。具体的には第3図(a)に示す原稿FのA領域中の
点P1、P2、P3、P4、P5およびP6の位置データと原稿Fの
B領域中の点Q1の位置データを上記原点Oと同様にして
入力することにより行われる。これによって中継点であ
る点P1〜P6によって、点P1〜P6を折れ線の交点とし、該
折れ線から構成される継ぎ目線maが定義され、また、点
Q1によって、下流部Aの絵柄の上記継ぎ目線maと同一形
状、すなわち図3(a)で点Q1〜Q6によって規定され
る、上流部Bの絵柄の継ぎ目線mbが定義されたことにな
る。ここで上記中継点の数および位置は第3図(a)に
示すものに限定されず任意に設定することができる。な
お、領域B中の点Q2、Q3、Q4、Q5およびQ6も上記中継点
となるがこれらの点の位置データは、点P1、P2、P3、P
4、P5、P6およびQ1の位置データより演算制御部21にて
算出される。
画像合成幅データの入力は、第3図(a)に示す領域A
の破線部の幅lをキーボード30から演算制御部21に直接
入力することによりこの破線部の幅lで示される領域
が、継ぎ目線maの近傍の領域であり、継ぎ目をぼかすた
めの演算処理の対象となる領域である。ここで幅lはそ
の値を直接入力してもよく、予め設定された値を選択し
てもよい。
これらのデータの入力が終了すると、分解ドラム2を回
転させ読取りヘッド8にて原稿Fの画像を読取りを行な
う(S1)。この画像の読取りは、分解ドラム2の2回転
毎に読取りヘッド8をドラム軸方向に所定ピッチ走査し
て行われる。読取りヘッド8にて読取られた画像は分解
ドラム2の2回転を1単位(以下「1ライン」という)
として1ライン毎に入力インタフェイス9に入力され
る。そして入力インタフェイス9では種々の信号処理が
行われ出力画像データが作成される(S2)。ここで、原
稿Fがカラー原稿であれば出力画像データはY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(ブラッ
ク)の分解画像データとなり、原稿Fが単色原稿であれ
ば出力画像データは色分解処理を行わない単色の画像デ
ータとなる。なお、このインタフェイス9での信号処理
は通常のスキャナでの処理と同じであるため詳細な説明
は省略する。
次いで、ステップS2で作成された出力画像データは、デ
ータ切換回路28を介して第1演算制御装置22と第2演算
制御装置23に1ライン毎に交互に入力される。このと
き、上記出力画像データが何ライン目のデータであるか
が判断され(S3)、奇数ライン目のデータであれば第1
演算制御装置22に、偶数ライン目のデータであれば第2
演算制御装置23に上記出力画像データが入力される(S4
a、S4b)。この奇数ラインか偶数ラインかの判断は、分
解ドラム1回転毎に近接センサ7から入力される原点パ
ルスを演算制御部21にてカウントすることにより行わ
れ、演算制御部21はこのカウント値に応じてデータ切換
回路28の切換動作を制御することとなる。
第1演算制御装置22または第2演算制御装置23では、入
力された1ライン分の画像データのうち第3図(a)に
示す領域Aの画像データと領域Bの画像データの一部を
合成する処理が行われ、領域Aと領域Bの合成画像デー
タが作成される(S5a、S5b)。次いで、第1演算制御装
置22と第2演算制御装置23で作成されたこの合成画像デ
ータはデータ切換回路29を介して交互に出力インタフェ
イス10に入力される。このとき、ステップS5aで作成さ
れた合成画像データについては、ステップS2で作成され
る出力画像データが何ライン目のデータであるかが判断
され(S6a)、奇数ライン目のデータであればそのまま
記憶され(S7a)、偶数ライン目のデータであれば出力
される(S8)。また、ステップS5bで作成された合成画
像データについても、ステップS2で作成される出力画像
データが何ライン目のデータであるかが判断され(S6
b)、偶数ライン目のデータであればそのまま記憶され
(S7b)、奇数ライン目のデータであれば出力される(S
8)。ここで、奇数ラインか偶数ラインかの判断はステ
ップS3と同様にして行われる。
このようにして出力インタフェイス10に入力された画像
データは、1ライン毎に露光器(図示せず)を介して露
光ドラムにセットされた露光フイルム(図示せず)上に
出力され、領域Aと領域Bを合成した出力画像Dが形成
され、この出力画像Dが形成された露光フイルムはフイ
ルム原版として使用されることとなる。
次に、第1演算制御装置22および第2演算制御装置23で
行われる画像データの合成方法について説明する。
第4図は第1演算制御装置22に入力された画像データの
合成方法を示した説明図である。この場合入力された画
像データは、第3図(a)に示すr番目のラインILr
データとし、rは奇数である。ここで、第3図(a)に
示すように入力ラインILr上において、入力開始点IR1
力終了点をIR8とし、領域Aについて合成開始点をIR2
継ぎ目線maと入力ラインILrとの継ぎ目線交点をCa、合
成終了点をIR3、画像終了点をIR4とし、B領域について
画像開始点をIR5、合成開始点をIR6、継ぎ目線mbと入力
ラインILrとの継ぎ目線交点をCb、合成終了点をIR7とす
る。合成開始点IR2、IR6および合成終了点IR3、IR7さら
に継ぎ目線交点Ca、Cbの位置データは、第2図に示すス
テップS1において入力された中継点位置データと画像合
成幅データとから演算制御部21にて算出されたものであ
る。また、第3図(b)に示すように、入力ラインILr
に対応する出力画像DのラインをOLrとし、この出力ラ
インOLr上において、出力開始点をOR1、合成画像出力開
始点をOR2、合成画像出力終了点をOR3、出力終了点をOR
4とする。なお、継ぎ目線maと継ぎ目線mbを合致して重
ね合わせた継ぎ目線Mと、出力ラインOLrとの交点は交
点CMとなる。
第4図において原稿Fの領域A、領域Bの画像データを
各々Ar、Brとし、点IR1から点IR2までのデータをA1、点
IR2から点IR3までのデータをA2、点IR3から点IR4までの
データをA3、点IR5から点IR6までのデータをB1、点IR6
から点IR7までのデータをB2、点IR7から点IR8までのデ
ータをB3とする。従って、継ぎ目線maと継ぎ目線mbの近
傍の領域に対応する画像データは、各々継ぎ目線交点Ca
又はCbを含むデータA2とデータB2であり、これらデータ
が継ぎ目をぼかす演算処理の対象となるデータとなる。
まず、入力インタフェイス9よりデータ切換回路28を介
して第1演算制御装置22に順次入力された画像データ
Ar、Brは第1図に示すメモリ24に記憶される。次いで、
メモリ24からデータA2およびデータB2が読み出されて第
1演算制御装置22にて演算処理され、合成データCrとし
てメモリ25に記憶される。合成データCrは出力画像Dに
おける原稿Fの領域Aの画像と領域Bの画像の継ぎ目部
分をぼかすために作成されるものであり、データA2とデ
ータB2を適当な割合で加算することにより作成される
が、本実施例では次の演算式で合成される。
ci=KA・ai+KB・bi KA=(i−k)/k KB=i/k i=1〜k ここで、ai、bi、ciはデータA2、B2、Crの中のi番目の
画素データで、kはデータA2、B2の画素数である。
このようにして合成データCrの作成が終了すると、メモ
リ24、25からデータが読み出され、データ切換回路29を
介して出力インタフェイス10に入力される。第1演算制
御装置22から出力される出力データをDrは、データA1、
CrB3より構成される。すなわち、第3図(b)に示すラ
インOLr上において、点OR1から点OR2まではデータA1が
メモリ24が出力され、点OR2から点OR3まではデータCr
メモリ25から出力され、点OR3から点OR4まではデータB3
がメモリ24から出力される。
このとき、合成データCrはデータA1側に近づくにつれて
データA2の影響が大きくなり、データB3側に近づくにつ
れてデータB2の影響が大きくなっているため、出力ライ
ンOLr上には合成データCr部分が不自然でなく、かつ継
ぎ目のない出力画像を形成することができる。
なお、合成データCrを作成する演算式において、データ
A2とデータB2の割合を決定する変数KA、KBは上記例のよ
うに直線的に変化するものに限定されず、画像データに
応じて適宜変化点等を設定して、曲線的に変化させても
よい。
次に、(r+1)番目の入力ラインILr+1については、
入力インタフェイス9からの画像データは第2演算制御
装置23入力される。そして、第2演算制御装置23に入力
された画像データは第1演算制御装置22は同様の処理が
施されて、出力ラインOLr+1上に出力される。このよう
に、第1演算制御装置22と第2演算制御装置23は、一方
で画像データが入力され演算処理が行われている間に、
他方で画像データの出力を行ない、出力画像Dを形成す
ることとなる。
このようにして形成された出力画像DはY方向(露光ド
ラム3の円周方向)の両端部に同一の絵柄部分(第3図
(a)において一点鎖線s1、e1の間にある絵柄)を有す
ることとなり、エンドレス版用のフイルム原版として使
用することができる。
第5図は第1演算制御装置22、第2演算制御装置23、デ
ータ切換回路28およびデータ切換回路29の動作のタイミ
ングを示したタイミングチャートであり、Tは近接セン
サ7から演算制御部21に入力される原点パルスである。
ここで、これらの各信号は第3図(a)、(b)に示す
r番目と(r+1)番目の入力ラインILr、ILr+1および
出力ラインOLr、OLr+1おけるものである。
図示の如く、分解ドラム2の1回転毎に原点パルスTm
Tm+1、Tm+2、Tm+3、Tm+4、Tm+5が順次演算制御部21に入
力される。演算制御部21ではこの原点パルスに基づき、
第1演算制御装置22と第2演算制御装置23での入出力を
制御するゲート信号を発生させる。すなわち、原点パル
スTm、Tm+2間では第1演算制御装置用入力ゲート信号GA
rおよび第2演算制御装置用出力ゲート信号GDrを発生さ
せ、原点パルスTm+2、Tm+4間では第2演算制御装置用入
力ゲート信号GBr+1および第1演算制御装置用出力ゲー
ト信号GCr+1を発生させる。そしてこれらのゲート信号
はデータ切換回路28、29に与えられる。
まず、原点パルスTmが演算制御部21に入力されると、第
1演算制御装置22にはゲート信号GArに基づきラインILr
の画像データAr、Brが入力インタフェイス9から順次入
力され、第1図に示すメモリ24に記憶される。第1演算
制御装置22はこのメモリ24に記憶されたデータから合成
データCrを作成し、メモリ25に記憶させる。この合成デ
ータCrの作成は原点パルスTm+2が演算制御部21に入力さ
れるまでに完了している。
次に、原点パルスTm+2が演算制御部21に入力されると、
第2演算制御装置23にはゲート信号GBr+1に基づきライ
ンILr+1上の画像データAr+1、Br+1が入力インタフェイ
ス9から順次入力され、第1図に示すメモリ26に記憶さ
れる。ここで、データAr+1は原稿Fの領域Aの、データ
Br+1は原稿Fの領域Bのデータである。第2演算制御装
置23はこのメモリ26に記憶されたデータから合成データ
Cr+1を作成し、メモリ27に記憶させる。この合成データ
Cr+1は合成データCrと同様にして作成される。一方、第
1演算制御装置22では第1演算制御装置用出力ゲート信
号GCr+1に基づき出力データDrが出力され、出力インタ
フェイス10に入力される。この合成データCr+1の作成お
よび出力データDrの出力は、原点パルスTm+4が演算制御
部21に入力されるまでに完了している。
同様にして、原点パルスTm+4、Tm+6間では、第1演算制
御装置22には(r+2)ライン目の画像データAr+2、B
r+2が入力され、合成データCr+2が作成され、第2演算
制御装置23からは出力データDr+1が出力されることとな
る。
このように第1演算制御装置22および第2演算制御装置
23では、入力インタフェイス9からの画像データの入力
と出力インタフェイス10への画像データの出力を交互に
行われるため、分解ドラム2にセットされた原稿Fの領
域A、Bの合成画像を高速で連続的に露光ドラム3上に
出力することができる。
(発明の効果) 以上のように本発明においては、スキャナの分解ドラム
にセットされた原稿の絵柄を分離して読み取り、得られ
た各々の画像データを予め入力された中継点の位置デー
タに基づいて結合させるとともに、該中継点の近傍にお
いて前記各々の画像データを合成した後、スキャナの露
光ドラム上に前記原稿の分離された絵柄の合成画像を出
力するため、従来熟練作業者が全て手作業で行なってい
た煩雑な2つの原稿の合成作業が不要となり、極めて精
度のよい継ぎ目の目立たない画像が形成されたエンドレ
ス版用フイルム原版を、ごく短時間で作成することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置構成の一例を示し
た概略図、第2図は第1図に示す装置のデータの処理を
示したフローチャート、第3図は第1図に示す入力原稿
Fと出力画像Dの関係を示した説明図、第4図は第1演
算制御装置22に入力された画像データの合成方法を示し
た説明図、第5図は第1図に示す第1演算制御装置22、
第2演算制御装置23、データ切換回路28およびデータ切
換回路29の動作のタイミングを示したタイミングチャー
ト、第6図(a)、(b)、(c)は従来のエンドレス
版の製版方法を示した説明図である。 1……スキャナ部 2……分解ドラム 3……露光ドラム 4……ロータリエンコーダ 5……リニアエンコーダ 6……スコープ 7……近接センサ 8……読取りヘッド 20……画像合成部 F……入力原稿 D……出力画像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程から構成されることを特徴とす
    るエンドレス版用フイルム原版の作成方法。 (A) スキャナの分解ドラムに入力原稿をセットし、 (B) 上記入力原稿の絵柄に対して、走査方向に対す
    る下流部Aの絵柄の継ぎ目線maと、該継ぎ目線maと同形
    状の上流部Bの絵柄の継ぎ目線mbとの入力指定と、上記
    入力原稿の絵柄を走査して読み取り、走査線毎に、下流
    部Aの絵柄と上流部Bの絵柄に対応する下流部A及び上
    流部Bの各画像データの読取り入力とを行い、 (C) 下流部A及び上流部Bの各画像データから出力
    データを合成する際に、出力データの継ぎ目線ma及びmb
    の近傍の領域に対応する画素データについては、前記各
    画像データの継ぎ目線ma及びmbの近傍の領域に対応する
    画素データに基づき継ぎ目をぼかす演算処理を施して合
    成し、また下流部Aの継ぎ目線の該近傍領域よりも下流
    側の画素データ及び上流部Bの継ぎ目線の該近傍領域よ
    りも上流側の画素データは使わずに、下流部A及び上流
    部Bの絵柄を天地逆転させて継ぎ目線ma及び継ぎ目線mb
    が合致して両絵柄が継ぎ合わさる様な出力データとし、 (D) 次いで、該出力データを露光ドラム上の露光フ
    イルムに出力する。
  2. 【請求項2】前記(B)の画像データの読取り入力にお
    いて、各走査線を2回ずつ走査し、1回目の走査で入力
    原稿の下流部Aの画像データを得て、第2回目の走査で
    上流部Bの画像データを得る、 ことを特徴とする請求項1記載のエンドレス版用フイル
    ム原版の作成方法。
  3. 【請求項3】演算処理装置、及び画像処理用のメモリを
    2組用意し、前記(B)〜(D)の各工程を、各走査線
    毎に該2組の内1組を交互に使用する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のエンドレス版用
    フイルム原版の作成方法。
  4. 【請求項4】前記継ぎ目線ma及びmbが折れ線から構成さ
    れ、該継ぎ目線ma及びmbの形状指示を、該折れ線を構成
    する線分の交点である中継点の位置で指定する、 ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のエ
    ンドレス版用フイルム原版の作成方法。
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JPS57151946A (en) * 1981-03-17 1982-09-20 Toppan Printing Co Ltd Making device for endless plate

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