JPH0797207B2 - 写真フイルムパトロ−ネ用容器本体 - Google Patents
写真フイルムパトロ−ネ用容器本体Info
- Publication number
- JPH0797207B2 JPH0797207B2 JP2606187A JP2606187A JPH0797207B2 JP H0797207 B2 JPH0797207 B2 JP H0797207B2 JP 2606187 A JP2606187 A JP 2606187A JP 2606187 A JP2606187 A JP 2606187A JP H0797207 B2 JPH0797207 B2 JP H0797207B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container body
- photographic film
- peripheral wall
- film cartridge
- wall portion
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C3/00—Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真フィルムパトローネを収容するプラスチ
ック容器に関するものである。
ック容器に関するものである。
従来、写真フィルムパトローネ用容器は容器本体に容器
キャップが装着して構成されていた。この写真フィルム
パトローネ用容器本体としては、第10図に示すようなも
のがあった。すなわち、この容器本体１は、周壁部２と
底面部３からなる有底筒形をしており、周壁部２の開口
縁部はやや厚肉に形成され、その内周に断面円弧状の溝
４が形成されている。
キャップが装着して構成されていた。この写真フィルム
パトローネ用容器本体としては、第10図に示すようなも
のがあった。すなわち、この容器本体１は、周壁部２と
底面部３からなる有底筒形をしており、周壁部２の開口
縁部はやや厚肉に形成され、その内周に断面円弧状の溝
４が形成されている。
ところで現在では、写真フィルムパトローネ用容器本体
はほとんどが熱可塑性樹脂を用いた射出成形で製造され
ており、従来のように周壁部２の内周面が平滑に形成さ
れているものでは、充填した樹脂が冷却して完全に固化
する前に金型を抜き去ると、第10図中２点鎖線で示すよ
うに、金型（コア）５の移動により内部が陰圧となり、
底面部３が内方へ変形する底ひけ、及び内壁部２が内方
へ撓む座屈が発生した。従って、不良品の発生を無くそ
うとすると、完全固化するまで冷却する必要があり、そ
の成形サイクルが長くなるものであった。
はほとんどが熱可塑性樹脂を用いた射出成形で製造され
ており、従来のように周壁部２の内周面が平滑に形成さ
れているものでは、充填した樹脂が冷却して完全に固化
する前に金型を抜き去ると、第10図中２点鎖線で示すよ
うに、金型（コア）５の移動により内部が陰圧となり、
底面部３が内方へ変形する底ひけ、及び内壁部２が内方
へ撓む座屈が発生した。従って、不良品の発生を無くそ
うとすると、完全固化するまで冷却する必要があり、そ
の成形サイクルが長くなるものであった。
本発明は、上記問題点を解消し、充填した樹脂が完全に
固化する前であっても、底ひけ及び座屈が発生しない写
真フィルムパトローネ用容器本体を提供することを目的
とする。
固化する前であっても、底ひけ及び座屈が発生しない写
真フィルムパトローネ用容器本体を提供することを目的
とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、
メルトインデックスが５〜80g/10分、曲げ弾性率が7000
kg/cm2以上の熱可塑性樹脂から成る周壁部の、底面から
の全内面面積の1/3以上の内面面積が、７〜500μｍの高
低差を有する粗雑面に形成されていることを特徴とする
写真フィルムパトローネ用容器本体を構成したものであ
る。
メルトインデックスが５〜80g/10分、曲げ弾性率が7000
kg/cm2以上の熱可塑性樹脂から成る周壁部の、底面から
の全内面面積の1/3以上の内面面積が、７〜500μｍの高
低差を有する粗雑面に形成されていることを特徴とする
写真フィルムパトローネ用容器本体を構成したものであ
る。
粗雑面は、金型（コア）を容器本体から引き抜く際に金
型（コア）表面と容器本体周壁部内面が完全な密着状態
になるのを防止するためもので、微少な凹凸状に形成さ
れている。従って、密着状態を防止できるのであれば、
あらゆる形状の凹凸にすることができる。例えば、断面
形状が三角形状、円弧状、矩形状、台形状、多角形状等
である。また、この粗雑面の凹凸は、線状に形成して
も、点状に形成しても、その他スパイラル状、格子縞状
等に形成してもよい。凹凸の代表例としては東京ベアロ
ン（株）発行の“ベアロンシボ”見本として210種以上
市販されている。凹凸を線状形成したときは、周壁部の
母線方向に平行であっても傾斜していてもよい。又母線
方向に平行又は傾斜する凹凸の突条と交差する凹凸の突
条を組み合わせ格子縞状の粗雑面であってもよい。さら
に、凹凸の間隔は規則的に一定であっても、不規則であ
ってもよい。
型（コア）表面と容器本体周壁部内面が完全な密着状態
になるのを防止するためもので、微少な凹凸状に形成さ
れている。従って、密着状態を防止できるのであれば、
あらゆる形状の凹凸にすることができる。例えば、断面
形状が三角形状、円弧状、矩形状、台形状、多角形状等
である。また、この粗雑面の凹凸は、線状に形成して
も、点状に形成しても、その他スパイラル状、格子縞状
等に形成してもよい。凹凸の代表例としては東京ベアロ
ン（株）発行の“ベアロンシボ”見本として210種以上
市販されている。凹凸を線状形成したときは、周壁部の
母線方向に平行であっても傾斜していてもよい。又母線
方向に平行又は傾斜する凹凸の突条と交差する凹凸の突
条を組み合わせ格子縞状の粗雑面であってもよい。さら
に、凹凸の間隔は規則的に一定であっても、不規則であ
ってもよい。
また、この粗雑面の凹凸はその高低差が７〜500μｍあ
ることを要する。７μｍ未満の高低差の凹凸では、金型
と周壁部の密着状態を充分に防止することができない。
この高低差は、好ましくは10〜500μｍ、特に好ましく
は30〜200μｍである。
ることを要する。７μｍ未満の高低差の凹凸では、金型
と周壁部の密着状態を充分に防止することができない。
この高低差は、好ましくは10〜500μｍ、特に好ましく
は30〜200μｍである。
さらに、この粗雑面は周壁部の内面全面に形成される必
要はないが、底面からの全内面面積の少なくとも1/3以
上の内面面積には形成されなければならない。
要はないが、底面からの全内面面積の少なくとも1/3以
上の内面面積には形成されなければならない。
1/3未満では、最も変形として発生しやすい底ひけを防
止する為には、容器本体を完全に固化する必要があり、
冷却時間を長くする必要があり、本発明の目的を達成で
きない。この変形防止の点も考え容器本体の底面部を周
壁部より肉厚にしたり、底面部の中央部を周辺端部より
外側に出る形状にして底ひけを修正するようにすること
が好ましい。
止する為には、容器本体を完全に固化する必要があり、
冷却時間を長くする必要があり、本発明の目的を達成で
きない。この変形防止の点も考え容器本体の底面部を周
壁部より肉厚にしたり、底面部の中央部を周辺端部より
外側に出る形状にして底ひけを修正するようにすること
が好ましい。
さらに底面部の内面を周壁部と同様に粗雑面として底ひ
け防止をはかることも可能であり好ましい。
け防止をはかることも可能であり好ましい。
また、周壁部の平均厚さは、0.95mm以下であることが好
ましい。
ましい。
0.95mmをこえると使用樹脂量が多くなって使用樹脂コス
トが高くなるだけでなく成形サイクルが長くなり成形コ
ストが高くなる。
トが高くなるだけでなく成形サイクルが長くなり成形コ
ストが高くなる。
さらに透明容器本体では、容器本体の透明性も低下し、
商品価値を低下させる。
商品価値を低下させる。
この写真フィルムパトローネ用容器本体と容器キャップ
との嵌合形式は、従来使用されている種々の形式のもの
が用いられ、例えば、容器キャップの突出形成されたリ
ブを容器本体の溝に嵌合させるもの、容器本体のリブを
容器キャップの溝に嵌合させるもの等である。写真フィ
ルムパトローネ用容器本体の例及び写真フィルムパトロ
ーネ用容器本体と容器キャップとの嵌合形式の代表例
が、特開昭60-163045号公報に開示されている。
との嵌合形式は、従来使用されている種々の形式のもの
が用いられ、例えば、容器キャップの突出形成されたリ
ブを容器本体の溝に嵌合させるもの、容器本体のリブを
容器キャップの溝に嵌合させるもの等である。写真フィ
ルムパトローネ用容器本体の例及び写真フィルムパトロ
ーネ用容器本体と容器キャップとの嵌合形式の代表例
が、特開昭60-163045号公報に開示されている。
写真フィルムパトローネ用容器本体を形成する樹脂とし
ては、エチレン含有量が１〜７重量％のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体樹脂70重量％以上で滑剤0.01重
量％以上を含み曲げ弾性率（ASTM D−747測定法）が700
0kg/cm2以上のポリプロピレン系樹脂が好ましい。成形
性の点でメルトインデックス（ASTM D−1238の条件L,測
定温度230℃，測定荷重2.16kg f測定法）は５〜80g/10
分、好ましくは16〜50g/10分である。プロピレン−エチ
レンブロック共重合体樹脂では透明度が悪く、白化が発
生し商品価値を低下するので好ましくない。
ては、エチレン含有量が１〜７重量％のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体樹脂70重量％以上で滑剤0.01重
量％以上を含み曲げ弾性率（ASTM D−747測定法）が700
0kg/cm2以上のポリプロピレン系樹脂が好ましい。成形
性の点でメルトインデックス（ASTM D−1238の条件L,測
定温度230℃，測定荷重2.16kg f測定法）は５〜80g/10
分、好ましくは16〜50g/10分である。プロピレン−エチ
レンブロック共重合体樹脂では透明度が悪く、白化が発
生し商品価値を低下するので好ましくない。
ホモポリプロピレン樹脂では従来の平滑の内面を有する
容器本体でも、周壁部を1mm以上の厚さにしても、落下
強度や衝撃強度が不足して大量生産適正がなかったが、
本発明の内面が少くとも７μｍの高低差を有する粗雑面
にした容器本体にするとさらに落下強度や衝撃強度が不
足して実用化は困難である。
容器本体でも、周壁部を1mm以上の厚さにしても、落下
強度や衝撃強度が不足して大量生産適正がなかったが、
本発明の内面が少くとも７μｍの高低差を有する粗雑面
にした容器本体にするとさらに落下強度や衝撃強度が不
足して実用化は困難である。
ホモポリプロピレン樹脂を用いる場合は、直鎖状低密度
ポリエチレン樹脂等を５〜40重量％ブレンドしないと実
用化困難である。α−オレフィン、特に好ましいのはエ
チレンを共重合したプロピレン−エチレンランダム共重
合体樹脂でないと物理強度、白化防止等の点で問題があ
る。プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂の場合
でも粗雑面の高低差が大きい場合は物理強度の大きい直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂を30重量％未満の範囲でブ
レンドして補強する必要がある。
ポリエチレン樹脂等を５〜40重量％ブレンドしないと実
用化困難である。α−オレフィン、特に好ましいのはエ
チレンを共重合したプロピレン−エチレンランダム共重
合体樹脂でないと物理強度、白化防止等の点で問題があ
る。プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂の場合
でも粗雑面の高低差が大きい場合は物理強度の大きい直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂を30重量％未満の範囲でブ
レンドして補強する必要がある。
滑剤を0.01重量％以上含まないと樹脂の流動性や、離型
性、写真フィルムパトローネの挿入、取り出し性の点で
問題であり実用化困難である。然しあまり多く添加する
と容器本体の表面がベトツクだけでなく、射出成形安定
性を欠き、滑剤のコストも高くなるので、好ましくな
い。安価で効果が大きく、特に好ましいのは脂肪酸アミ
ド系滑剤で添加量としては0.03〜0.8重量％である。こ
れらの必要な添加剤を含むポリプロピレン系樹脂の曲げ
弾性率は底ひけ、座屈を防止できる経済的な速い成形サ
イクルが可能な点で、最低でも7000kg/cm2以上が必要で
ある。もし本発明の粗雑内面形状により成形可能であっ
ても貯蔵中の容器本体の変形防止、加工包装工程中での
容器キャップはずれ防止の点からも曲げ弾性率は7000kg
/cm2以上が必要である。
性、写真フィルムパトローネの挿入、取り出し性の点で
問題であり実用化困難である。然しあまり多く添加する
と容器本体の表面がベトツクだけでなく、射出成形安定
性を欠き、滑剤のコストも高くなるので、好ましくな
い。安価で効果が大きく、特に好ましいのは脂肪酸アミ
ド系滑剤で添加量としては0.03〜0.8重量％である。こ
れらの必要な添加剤を含むポリプロピレン系樹脂の曲げ
弾性率は底ひけ、座屈を防止できる経済的な速い成形サ
イクルが可能な点で、最低でも7000kg/cm2以上が必要で
ある。もし本発明の粗雑内面形状により成形可能であっ
ても貯蔵中の容器本体の変形防止、加工包装工程中での
容器キャップはずれ防止の点からも曲げ弾性率は7000kg
/cm2以上が必要である。
本発明の写真フィルムパトローネ用容器本体では、成形
時における金型（コア）を容器本体周壁部内から抜き取
る際、粗雑面と金型間に微少な空間を生じさせ、また、
金型の粗雑面を形成させる面と粗雑面以外の周壁部の内
面間に微少な空間を生じさせ、金型外周面と周壁部内面
が完全に密着するのを妨げている。
時における金型（コア）を容器本体周壁部内から抜き取
る際、粗雑面と金型間に微少な空間を生じさせ、また、
金型の粗雑面を形成させる面と粗雑面以外の周壁部の内
面間に微少な空間を生じさせ、金型外周面と周壁部内面
が完全に密着するのを妨げている。
本発明Ｉと比較品Ｉによる写真フィルムパトローネ用容
器本体の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説明す
る。
器本体の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説明す
る。
第１図は本発明の写真フィルムパトローネ用容器本体の
一部拡大した横断面図、第２図は同上縦断面図である。
一部拡大した横断面図、第２図は同上縦断面図である。
これらの図に示される容器本体６は、その周壁部２の内
周面の略全面に粗雑面７が形成されている。この粗雑面
７は、断面形状が略同一の三角形状である突条８…８が
連続形成されて構成されている。この突条８は周壁部２
の母線方向と平行に形成されており、幅ｄ＝30μｍ、高
低差ｈ＝30μｍであり、また、周壁部２の厚さｔ＝0.8m
mである。
周面の略全面に粗雑面７が形成されている。この粗雑面
７は、断面形状が略同一の三角形状である突条８…８が
連続形成されて構成されている。この突条８は周壁部２
の母線方向と平行に形成されており、幅ｄ＝30μｍ、高
低差ｈ＝30μｍであり、また、周壁部２の厚さｔ＝0.8m
mである。
なお、周壁部２の粗雑面７以外は、従来の第９図に示す
写真フィルムパトローネ用容器本体１と同様である。
写真フィルムパトローネ用容器本体１と同様である。
そして、この写真フィルムパトローネ用容器本体６は、
第１表に記載した、プロピレン−エチレンランダム共重
合体樹脂を用いた。
第１表に記載した、プロピレン−エチレンランダム共重
合体樹脂を用いた。
第３図は、写真フィルムパトローネ用容器本体の他の実
施例の縦断面図である。
施例の縦断面図である。
この実施例は、粗雑面７が周壁部２の底面部３からの全
内面面積の1/3の内面面積にのみ形成されており、この
粗雑面７は第１図及び第２図に示す実施例と同様に連続
する突条８…８で形成されているが、その方向が周壁部
２の母線方向と略45度を持って形成されている。
内面面積の1/3の内面面積にのみ形成されており、この
粗雑面７は第１図及び第２図に示す実施例と同様に連続
する突条８…８で形成されているが、その方向が周壁部
２の母線方向と略45度を持って形成されている。
なお、この実施例の写真フィルムパトローネ用容器本体
６は、周壁部２の上端外側面にリブ９が形成され、この
リブ９が容器キャップ（図示せず）の溝に嵌合する形式
のものである。
６は、周壁部２の上端外側面にリブ９が形成され、この
リブ９が容器キャップ（図示せず）の溝に嵌合する形式
のものである。
第４図は写真フィルムパトローネ用容器本体の他の実施
例の縦断面図である。この実施例は、粗雑面７は第１図
〜第３図に示す実施例と同様に、連続する突条８…８で
形成されているが、その方向が周壁部２の母線方向の突
条8aと、母線方向と交差する方向の突条8bで形成されて
いる。また、底面部３は、その中央部から周辺部にかけ
てなだらかに傾斜し、即ち、中央部が外側に少し出た形
状に形成されている。
例の縦断面図である。この実施例は、粗雑面７は第１図
〜第３図に示す実施例と同様に、連続する突条８…８で
形成されているが、その方向が周壁部２の母線方向の突
条8aと、母線方向と交差する方向の突条8bで形成されて
いる。また、底面部３は、その中央部から周辺部にかけ
てなだらかに傾斜し、即ち、中央部が外側に少し出た形
状に形成されている。
第５図から第９図は、粗雑面７の凹凸の断面形状の他の
実施例を示す部分断面図である。
実施例を示す部分断面図である。
第５図の実施例は、断面三角形状の三角凹部10…10が略
同一間隔で形成されている。
同一間隔で形成されている。
第６図の実施例は、断面円弧状の円弧状凹部11…11が略
同一間隔で形成されている。
同一間隔で形成されている。
第７図の実施例は、本発明品IIに用いた容器本体で断面
台形状の台形状凹部12…12が略同一間隔で形成されてい
る。
台形状の台形状凹部12…12が略同一間隔で形成されてい
る。
第８図の実施例は、三角凹部10、円弧状凹部11及び台形
状凹部12が略同一間隔で順次形成されている。
状凹部12が略同一間隔で順次形成されている。
第９図の実施例は、三角凹部10…10が不規則な間隔で形
成されている。
成されている。
次に、本発明品I,II、比較品Ｉ、従来品I,IIの特性を比
較した実験結果を第１表に示す。
較した実験結果を第１表に示す。
表中の評価は下記による。
◎…非常に優れている ○…優れている ●…実用限度 ▲…やや問題あり（改良必要） ×…実用不可 表中の試験は下記による。
＊イ 底ヒケ；容器本体の底に朱肉をつけてスタンプの
ように白紙に押し、押された形状を目で観察（底ヒケが
あると押てあとが残らない）、評価。
ように白紙に押し、押された形状を目で観察（底ヒケが
あると押てあとが残らない）、評価。
＊ロ 5mからの落下時のワレ発生率;36枚撮りのパトロ
ーネ入写真フィルム（フジカラーHR-100 36EX）を入れ
キャップで密封後5mの高さからコンクリートの床に落下
した時のワレ発生率。（室温20℃） ＊ハ 製品取り出し性；板に固定したプラスチック容器
本体に写真フィルムパトローネを挿入し、角度を大きく
してゆき写真フィルムパトローネがスベリ出す角度を測
定、値が小さい程とり出しやすく好ましい。
ーネ入写真フィルム（フジカラーHR-100 36EX）を入れ
キャップで密封後5mの高さからコンクリートの床に落下
した時のワレ発生率。（室温20℃） ＊ハ 製品取り出し性；板に固定したプラスチック容器
本体に写真フィルムパトローネを挿入し、角度を大きく
してゆき写真フィルムパトローネがスベリ出す角度を測
定、値が小さい程とり出しやすく好ましい。
＊ニ 座屈；横断面が真円の有底筒形の目標外径Xmmの
容器本体がやっと自重で通過して落下できる内径Xmmの
外径調査用のステンレス製の簡易測定器を作成して測定
しようとする容器本体６を通過させる。座屈（変形）し
て通過しないサンプルの発生量により評価。
容器本体がやっと自重で通過して落下できる内径Xmmの
外径調査用のステンレス製の簡易測定器を作成して測定
しようとする容器本体６を通過させる。座屈（変形）し
て通過しないサンプルの発生量により評価。
本発明は、周壁部の底面からの全内面面積の1/3以上の
内面面積を少なくとも７μｍの高低差を有する粗雑面に
形成することにより、金型に樹脂を充填後金型（コア）
を抜き取るとき、金型（コア）の外周面と周壁部の内周
面が完全な密着状態になるのを妨げるので、周壁部内が
ほとんど陰圧になることなく、樹脂が完全に固化してい
ない状態であっても周壁部及び底面部を変形させること
なく金型（コア）を円滑に抜き取ることができる。従っ
て、変形故障が発生せず、成形サイクルの短縮化を図る
ことができる。
内面面積を少なくとも７μｍの高低差を有する粗雑面に
形成することにより、金型に樹脂を充填後金型（コア）
を抜き取るとき、金型（コア）の外周面と周壁部の内周
面が完全な密着状態になるのを妨げるので、周壁部内が
ほとんど陰圧になることなく、樹脂が完全に固化してい
ない状態であっても周壁部及び底面部を変形させること
なく金型（コア）を円滑に抜き取ることができる。従っ
て、変形故障が発生せず、成形サイクルの短縮化を図る
ことができる。
第１図は本発明による写真フィルムパトローネ用容器本
体の一実施例の横断面図、第２図は同上縦断面図、第３
図及び第４図は他の実施例の縦断面図、第５図から第９
図は凹凸の形状の他の実施例を示す部分断面図、第10図
は従来の写真フィルムパトローネ用容器本体の縦断面図
である。 1,6……写真フィルムパトローネ用容器本体、２……周
壁部、３……底面部、４……溝、５……金型（コア）、
７……粗雑面、8,8a,8b……突条。
体の一実施例の横断面図、第２図は同上縦断面図、第３
図及び第４図は他の実施例の縦断面図、第５図から第９
図は凹凸の形状の他の実施例を示す部分断面図、第10図
は従来の写真フィルムパトローネ用容器本体の縦断面図
である。 1,6……写真フィルムパトローネ用容器本体、２……周
壁部、３……底面部、４……溝、５……金型（コア）、
７……粗雑面、8,8a,8b……突条。
Claims (2)
- 【請求項１】メルトインデックスが５〜80g/10分、曲げ
弾性率が7000kg/cm2以上の熱可塑性樹脂から成る周壁部
の、底面からの全内面面積の1/3以上の内面面積が、７
〜500μｍの高低差を有する粗雑面に形成されているこ
とを特徴とする写真フィルムパトローネ用容器本体 - 【請求項２】エチレン含有量が１〜７重量％のプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体樹脂70重量％以上と滑剤
0.01重量％以上とを含む、メルトインデックスが５〜80
g/10分、曲げ弾性率が7000kg/cm2以上のポリプロピレン
系樹脂で形成されている特許請求の範囲第１項記載の写
真フィルムパトローネ用容器本体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2606187A JPH0797207B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 写真フイルムパトロ−ネ用容器本体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2606187A JPH0797207B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 写真フイルムパトロ−ネ用容器本体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63193142A JPS63193142A (ja) | 1988-08-10 |
| JPH0797207B2 true JPH0797207B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=12183167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2606187A Expired - Fee Related JPH0797207B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 写真フイルムパトロ−ネ用容器本体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797207B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0643806Y2 (ja) * | 1989-02-27 | 1994-11-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真フィルムパトローネ用容器本体 |
| US5106665A (en) * | 1989-02-16 | 1992-04-21 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Container for photographic film cartridge |
| JPH089722Y2 (ja) * | 1989-04-25 | 1996-03-21 | コニカ株式会社 | フィルム巻回体収容容器 |
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-
1987
- 1987-02-06 JP JP2606187A patent/JPH0797207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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