JPH0796742A - 車両用ドア構造 - Google Patents

車両用ドア構造

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JPH0796742A
JPH0796742A JP5241167A JP24116793A JPH0796742A JP H0796742 A JPH0796742 A JP H0796742A JP 5241167 A JP5241167 A JP 5241167A JP 24116793 A JP24116793 A JP 24116793A JP H0796742 A JPH0796742 A JP H0796742A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用ドアの乗員に与える荷重特性を改善す
る。 【構成】 フロントサイドドア12のドアアウタパネル
に固定されたアウタリインフォース34には、プーリ2
0を避けた前後方向両側の部位に、それぞれインナリイ
ンフォース38側へ膨出したアウタ側突部42が形成さ
れている。これらのアウタ側突部42は、プーリ20と
同程度の高さの位置で且つ側面視で乗員44と重ならな
い位置に設けられている。また、フロントサイドドア1
2のドアインナパネルに固定されたインナリインフォー
ス38には、アウタ側突部42と対向する部位に、それ
ぞれインナ側突部46が形成されており、側突時、プー
リ20がアウタリインフォース34の一般面とインナリ
インフォース38の一般面との間に挟持される前に、イ
ンナ側突部46とアウタ側突部42とが当接するように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃荷重を吸収するた
めの車両用ドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサイドドアでは、サイド
ドアアウタパネルとサイドドアインナパネルとの間にド
アガラス昇降装置等の機能部品が設けられており、その
一例として特開平4−257728号が知られている。
【0003】図7に示される如く、この車両用ドア構造
では、フロントサイドドア70のドアガラス72の下端
縁部72Aの前後方向中央部が、ワイヤ式ウインドレギ
ュレータ76のレギュレータガイド78に沿って張られ
たワイヤ80に、キャリアプレート74を介して連結さ
れており、ドアガラス72はモータ82でワイヤ80を
移動させることによって、昇降するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用ドア構造では、レギュレータガイド78が、フロン
トサイドドア70の前後方向略中央部に、車体上下方向
に沿って配設されており、フロントシートに着座した乗
員の側方の位置にレギュレータガイド78が在る場合が
ある。この場合、例えば、車体側方からの衝突、即ち、
側突に伴い、フロントサイドドア70の車幅方向外方か
ら車幅方向内方に向かって荷重が作用すると、サイドド
アアウタパネルがサイドドアインナパネル側へ移動し、
サイドドアアウタパネルとサイドドアインナパネルと
が、それぞれレギュレータガイド78に当接して、底突
き状態となった部位に乗員が当接する恐れがある。この
ため、充分に衝撃荷重を吸収することが難しく、乗員に
良好な荷重特性を与えることが困難となる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、乗員に与える
荷重特性を改善することができる車両用ドア構造を得る
ことが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る車両用ドア構造は、ドア内の側面視で乗員と重なる
位置に機能部品が配置された車両用ドア構造であって、
ドアアウタパネル側とドアインナパネル側とのうちの少
なくとも一方の前記機能部品を避けた前後方向両側の前
記機能部品と同程度の高さで且つ側面視で乗員と重なら
ない位置に設けられ、側突時、前記機能部品とドアのド
アアウタパネル側及びドアインナパネル側とが当接する
前に、対面する相手側の部材と当接する突部、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の本発明に係る車両用
ドア構造は、請求項1記載の本発明に係る車両用ドア構
造において、前記ドアアウタパネル側に形成されるアウ
タ側突部は、ドアインナパネル側に形成されるインナ側
突部とドアガラスが昇降可能な隙間を残して対向した位
置に配置されるとともに、アウタ側突部はインナ側突部
と側面視で重なった部分より下方へ延設されたことを特
徴としている。
【0008】また、請求項3記載の本発明に係る車両用
ドア構造は、ドア内の側面視で乗員と重なる位置に機能
部品が配置された車両用ドア構造であって、ドアアウタ
パネル側とドアインナパネル側とのうちの少なくとも一
方の前記機能部品と対向する部位に設けられ、側突時、
前記機能部品によって凹陥される変形強度低下部、を備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明に係る車両用ドア構造で
は、側突時、ドアアウタパネル側とドアインナパネル側
とのうちの少なくとも一方の機能部品を避けた前後方向
両側の機能部品と同程度の高さで且つ側面視で乗員と重
ならない位置に設けられた突部が、機能部品とドアのド
アアウタパネル側及びドアインナパネル側とが当接する
前に、対面する相手側の部材と当接するため、乗員が機
能部品によって底突き状態となったドア内側に当接する
ことがない。即ち、乗員は、ドアアウタパネル側又はド
アインナパネル側と機能部品との間に、ドアインナパネ
ル側が変形可能な隙間が残っている部位に当接すること
になるため、このドアインナパネル側の変形によって、
乗員に与える荷重特性を改善することができる。
【0010】また、請求項2記載の本発明に係る車両用
ドア構造では、ドアアウタパネル側のアウタ側突部が、
ドアインナパネル側のインナ側突部と側面視で重なった
部分より下方に延設されているので、側突時、ドアアウ
タパネル側がドアインナパネル側に対して上方へ相対移
動した場合にも、アウタ側突部とインナ側突部とを確実
に当接させることができ、乗員に与える荷重特性を確実
に改善することができる。
【0011】また、請求項3記載の本発明に係る車両用
ドア構造では、側突時、ドアアウタパネル側とドアイン
ナパネル側とのうちの少なくとも一方の機能部品と対向
する部位に設けられた変形強度低下部が、機能部品によ
って凹陥されるため、乗員が機能部品によって底突き状
態となったドア内側に当接することがない。即ち、乗員
は、変形強度低下部によって、ドアインナパネル側がド
アアウタパネル側へ移動可能な部位に当接することにな
るため、このドアインナパネル側の移動によって、乗員
に与える荷重特性を改善することができる。
【0012】
【実施例】本発明の車両用ドア構造の第1実施例につい
て図1〜図3に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印IN
は車幅方向内側を示す。
【0013】図1に示される如く、車体10のドア開口
部10Aに開閉可能に設けられたフロントサイドドア1
2には、ドアガラス14が設けられており、このドアガ
ラス14の下端縁部14Aの車体前後方向略中央部に
は、キャリヤプレート16が固定されいる。
【0014】フロントサイドドア12内には、ウインド
レギュレータ17のガイドレール18が、フロントサイ
ドドア12のベルトライン12Aの下部近傍の車体前後
方向略中央部から車体後側下方へ向けて配設されてい
る。このガイドレール18の上端部には、機能部品とし
てのプーリ20が回転可能に軸支されており、ガイドレ
ール18の下端部には、プーリ22が回転可能に軸支さ
れている。これらのプーリ20、22にはワイヤ24が
掛け渡してあり、ワイヤ24はガイドレール18の前方
に配置されたモータ26の出力軸に連結された駆動プー
リ28に捲着されている。また、プーリ20とプーリ2
2との間のワイヤ24Aには、キャリヤプレート16が
固定されている。
【0015】従って、モータ26の回転によって、プー
リ20とプーリ22との間のワイヤ24Aが上下方向に
移動し、この移動によって、ドアガラス14が昇降する
ようになっている。
【0016】図2に示される如く、フロントサイドドア
12は、フロントサイドドア12の外側を構成するサイ
ドドアアウタパネル30(以下ドアアウタパネル30と
いう)と、フロントサイドドア12の車室側を構成する
サイドドアインナパネル32(以下ドアインナパネル3
2という)と、を備えている。ドアアウタパネル30の
ドアインナパネル32側には、ベルトライン12Aに沿
ってアウタリインフォース34が配設されており、アウ
タリインフォース34は、ドアアウタパネル30とで前
後方向に延びる閉断面部36を構成している。また、ド
アインナパネル32のドアアウタパネル30側には、ア
ウタリインフォース34と対向する部位にインナリイン
フォース38が配設されており、インナリインフォース
38は、ドアインナパネル32とで前後方向に延びる閉
断面部40を構成している。
【0017】なお、インナリインフォース38の一般面
38Aには、ガイドレール18の上端部が当接してい
る。
【0018】図1に示される如く、アウタリインフォー
ス34は、フロントサイドドア12の前端部近傍から後
端部近傍まで達しており、インナリインフォース38は
アウタリインフォース34より前後とも若干短くなって
いる。
【0019】図3に示される如く、アウタリインフォー
ス34のプーリ20を避けた前後方向両側の部位には、
それぞれインナリインフォース38側へ膨出したアウタ
側突部42が形成されている。
【0020】図1に示される如く、これらのアウタ側突
部42は、プーリ20と同程度の高さの位置で且つ側面
視で乗員44と重ならない位置に設けられている。
【0021】図3に示される如く、アウタ側突部42と
対向するインナリインフォース38の部位には、それぞ
れアウタリインフォース34側へ膨出したインナ側突部
46が形成されており、側突時、プーリ20がアウタリ
インフォース34の一般面34Aと当接し、プーリ20
が、アウタリインフォース34の一般面34Aとインナ
リインフォース38の一般面38Aとの間に挟持される
前に、インナ側突部46とアウタ側突部42とが当接す
るようになっている。
【0022】なお、図3に示される如く、アウタ側突部
42とインナ側突部46との間には、ドアガラス14が
昇降可能な隙間47が形成されている。また、アウタ側
突部42の突出量N1とインナ側突部46の突出量N2
とを合わせた突出量N1+N2は、インナリインフォー
ス38の一般面38Aからのプーリ20の突出量Mより
大きくなっており、アウタ側突部42の長さL1はイン
ナ側突部46の長さL2より前後両側に長くなってい
る。
【0023】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の車両用ドア構造では、側突時、フロントサイド
ドア12に車幅方向外側から荷重が作用すると、この荷
重によって、アウタリインフォース34がドアアウタパ
ネル30と一体的に、ドアインナパネル32の方向(図
2の矢印A方向)へ移動する。この時、本実施例では、
プーリ20を避けた前後方向両側のプーリ20と同程度
の高さで且つ側面視で乗員44と重ならない位置に設け
られたアウタリインフォース34のアウタ側突部42と
インナリインフォース38のインナ側突部46とが、プ
ーリ20がアウタリインフォース34の一般面34Aと
当接する前に互いに当接する。
【0024】従って、従来構造の様にプーリによって底
突き状態となったフロントサイドドアの車室内側部に乗
員が当接することがない。即ち、乗員44は、アウタリ
インフォース34の一般面34Aとプーリ20との間
に、ドアインナパネル32が変形可能な隙間(N1+N
2−M)が残っている部位に当接することになるため、
このドアインナパネル32の変形によって、乗員44に
与える荷重特性を改善することができる。
【0025】また、本実施例では、アウタ側突部42の
長さL1が、インナ側突部46の長さL2より前後両側
に長くなっているので、側突時、ドアアウタパネル30
の変形にともなって、アウタ側突部42がインナ側突部
46に対して前後方向に移動した場合にも、アウタ側突
部42とインナ側突部46とが確実に当接するようにな
っている。
【0026】なお、図3に想像線で示される如く、アウ
タ側突部42内に断面ハット状のリインフォース43を
固着させても良く。この場合には、リインフォース43
の頂部43Aとドアアウタパネル30との間に隙間を形
成するか、或いは、マスチックシーラーで接着する。同
様に、インナ側突部46内に断面ハット状のリインフォ
ース49を固着させても良く。この場合には、リインフ
ォース49の頂部49Aと、ドアインナパネル32との
間に隙間を形成するか、或いは、マスチックシーラーで
接着する。このようにすることで、ドアインナパネル3
2、ドアアウタパネル30とインナリインフォース3
8、アウタリインフォース34が互いに底着きするまで
に、リインフォース49、リインフォース43が変形す
ることができ、この変形によって、乗員44に与える荷
重特性を更に改善することができる。
【0027】次に、本発明の車両用ドア構造の第2実施
例について図4に従って説明する。なお、第1実施例と
同一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0028】図4に示される如く、本実施例の車両用ド
ア構造では、側突時のドアアウタパネル30の変形状態
を考慮し、アウタリインフォース34のアウタ側突部4
2が、インナリインフォース38のインナ側突部46よ
り下方へ向けて長くなっており、アウタリインフォース
34のアウタ側突部42の当接面の下端部42Aは、イ
ンナリインフォース38のインナ側突部46の当接面の
下端部46Aより高さH低くなっている。また、アウタ
側突部42のインナ側突部46に対する後方への延設量
が前方への延設量に比べて大きくなっている。
【0029】従って、本実施例の車両用ドア構造では、
側突時、ドアアウタパネル30の変形によって、アウタ
リインフォース34のアウタ側突部42が、インナリイ
ンフォース38のインナ側突部46に対して上方(図4
の矢印B方向)または後方向へ相対移動した場合にも、
アウタ側突部42とインナ側突部46とを確実に当接さ
せることができ、乗員に与える荷重特性を確実に改善す
ることができる。
【0030】なお、図4の想像線に示される如く、キャ
リヤプレート16と対向するアウタリインフォース34
の一般面34Aの部位34Bをキャリヤプレート16と
離間する方向へ移動し、アウタリインフォース34の変
形代を大きくしても良い。同様に、キャリヤプレート1
6と対向するインナリインフォース38の一般面38A
の部位38Bをキャリヤプレート16と離間する方向へ
移動し、インナリインフォース38の変形代を大きくし
ても良い。このようにすることで、アウタリインフォー
ス34、インナリインフォース38の強度が大きい場
合、アウタリインフォース34とインナリインフォース
38との間にキャリヤプレート16等が挟まれ、それ以
上の変形が進まなくなる場合においても、アウタリイン
フォース34の変形とインナリインフォース38の変形
とによって、乗員に与える荷重特性が悪化するのを防止
できる。
【0031】次に、本発明の車両用ドア構造の第3実施
例について図5及び図6に従って説明する。
【0032】なお、第1実施例と同一部材については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0033】図5に示される如く、本実施例では、アウ
タリインフォース34のプーリ20と対向する部位に変
形強度低下部60が形成されている。この変形強度低下
部60においては、アウタリインフォース34の一般面
34Aの下端縁部の屈曲部に貫通孔62が形成されてい
る。
【0034】図6に示される如く、貫通孔62は所定間
隔で複数個穿設されており、変形強度低下部60に、ド
ア内側方向(図6の矢印C方向)から荷重が作用した場
合には、容易に凹陥されるようになっている。
【0035】従って、本実施例の車両用ドア構造では、
側突時、ドアアウタパネル30と一体的にアウタリイン
フォース34が、プーリ20側へ移動し、プーリ20に
よって、変形強度低下部60に矢印C方向から荷重が作
用すると、図5の想像線で示される如く、変形強度低下
部60がドアアウタパネル30側へ凹陥される。このた
め、従来構造の様にプーリによって底突き状態となった
フロントサイドドアの車室内側部に乗員が当接すること
がない。即ち、乗員44は、変形強度低下部60によっ
て、ドアインナパネル32がドアアウタパネル30側へ
移動可能な部位に当接することになるため、このドアイ
ンナパネル32の移動によって、乗員に与える荷重特性
を改善することができる。
【0036】なお、本実施例では、アウタリインフォー
ス34に変形強度低下部60を設けたが、これに代えて
インナリインフォース38に変形強度低下部を設けても
良く。また、アウタリインフォース34とインナリイン
フォース38の双方に変形強度低下部を設けても良い。
また、本実施例では、貫通孔62を穿設し変形強度低下
部60を形成したが、貫通孔62に代えて、スリット、
ビード等を設けても良い。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る車両用ドア
構造は、ドア内の側面視で乗員と重なる位置に機能部品
が配置された車両用ドア構造であって、ドアアウタパネ
ル側とドアインナパネル側とのうちの少なくとも一方の
機能部品を避けた前後方向両側の機能部品と同程度の高
さで且つ側面視で乗員と重ならない位置に設けられ、側
突時、機能部品とドアのドアアウタパネル側及びドアイ
ンナパネル側とが当接する前に、対面する相手側の部材
と当接する突部、を備えた構成としたので、乗員に与え
る荷重特性を改善することができるという優れた効果を
有する。
【0038】また、請求項2記載の本発明に係る車両用
ドア構造は、請求項1記載の本発明に係る車両用ドア構
造において、ドアアウタパネル側に形成されるアウタ側
突部は、ドアインナパネル側に形成されるインナ側突部
とドアガラスが昇降可能な隙間を残して対向した位置に
配置されるとともに、アウタ側突部はインナ側突部と側
面視で重なった部分より下方へ延設された構成としたの
で、アウタ側突部がインナ側突部に対して上方へ移動し
た場合にも、乗員に与える荷重特性を確実に改善するこ
とができるという優れた効果を有する。
【0039】また、請求項3記載の本発明に係る車両用
ドア構造は、ドア内の側面視で乗員と重なる位置に機能
部品が配置された車両用ドア構造であって、ドアアウタ
パネル側とドアインナパネル側とのうちの少なくとも一
方の機能部品と対向する部位に設けられ、側突時、機能
部品によって凹陥される変形強度低下部、を備えた構成
としたので、乗員に与える荷重特性を改善することがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用ドア構造を示
す概略側面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る車両用ドア構造を示
す図2に対応する断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る車両用ドア構造を示
す図2に対応する断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る車両用ドア構造のア
ウタリインフォースを示す斜視図である。
【図7】従来例に係る車両用ドア構造を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
12 フロントサイドドア 17 ウインドレギュレータ 20 プーリ(機能部品) 30 サイドドアアウタパネル 32 サイドドアインナパネル 34 アウタリインフォース 38 インナリインフォース 42 アウタ側突部 44 乗員 46 インナ側突部 60 変形強度低下部 62 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア内の側面視で乗員と重なる位置に機
    能部品が配置された車両用ドア構造であって、 ドアアウタパネル側とドアインナパネル側とのうちの少
    なくとも一方の前記機能部品を避けた前後方向両側の前
    記機能部品と同程度の高さで且つ側面視で乗員と重なら
    ない位置に設けられ、側突時、前記機能部品とドアのド
    アアウタパネル側及びドアインナパネル側とが当接する
    前に、対面する相手側の部材と当接する突部、を備えた
    ことを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 【請求項2】 前記ドアアウタパネル側に形成されるア
    ウタ側突部は、ドアインナパネル側に形成されるインナ
    側突部とドアガラスが昇降可能な隙間を残して対向した
    位置に配置されるとともに、アウタ側突部はインナ側突
    部と側面視で重なった部分より下方へ延設されたことを
    特徴とする請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. 【請求項3】 ドア内の側面視で乗員と重なる位置に機
    能部品が配置された車両用ドア構造であって、 ドアアウタパネル側とドアインナパネル側とのうちの少
    なくとも一方の前記機能部品と対向する部位に設けら
    れ、側突時、前記機能部品によって凹陥される変形強度
    低下部、を備えたことを特徴とする車両用ドア構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017742A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 車両用ドア

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