JPH0796413A - ボールエンドミル - Google Patents

ボールエンドミル

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Publication number
JPH0796413A
JPH0796413A JP24323693A JP24323693A JPH0796413A JP H0796413 A JPH0796413 A JP H0796413A JP 24323693 A JP24323693 A JP 24323693A JP 24323693 A JP24323693 A JP 24323693A JP H0796413 A JPH0796413 A JP H0796413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
blade
blade portion
end mill
ball end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24323693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichi Tsuchida
政一 土田
Takayuki Sagawa
隆幸 寒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24323693A priority Critical patent/JPH0796413A/ja
Publication of JPH0796413A publication Critical patent/JPH0796413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1018Ball nose end mills with permanently fixed cutting inserts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】底刃の刃先強度を確保するとともに、製造の簡
単なボールエンドミルを提供することを目的とする。 【構成】工具本体の先端部の軸中心に第1刃部16を、
前記第1刃部16から非連続に外周部に向けて第2刃部
18を形成している。前記第1刃部16は、軸方向に対
して等角に第1面20と第2面22が形成され、それぞ
れの面20、22の回転方向(矢印参照)側にすくい面
20a、22bが形成され、その反対側に逃げ面20
b、22aが形成されている。この場合、すくい面20
a、22bのすくい角を負としているため、逃げ角を大
きくとっても刃先の強度が充分に確保される。したがっ
て、切削時の逃げ面からのスラストによる影響も可及的
に小さくなり、送り速度の高い切削を行うことが可能と
なる。また、すくい面20a、22bと逃げ面20b、
22aとを同一面に形成できるため、製造が容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底刃形状を改良するこ
とにより、底刃の製造を容易にし、また底刃の強度を向
上させたボールエンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転中心近傍の底刃の欠損防
止を目的としたボールエンドミルについては多数の提案
がなされている。
【0003】例えば、図5に示すように、ボールエンド
ミルの底面の外周部分から回転中心方向へ円弧状に第1
刃部2を形成し、その回転中心近傍において、前記第1
刃部2からさらに回転中心に折り曲がるとともに、すく
い角が回転方向に対して負となるように形成した第2刃
部4を有する構成が実開平5−309号公報に開示され
ている。このような構成をとることにより、回転中心を
基準にS字状を呈する底刃は、第2刃部4を設けること
により、中心部の傾きが急峻になった強S字状となる。
つまり、ねじれ角が大きくなるため、切削性および切削
屑排出性が著しく向上する。また、第2刃部4のすくい
角を回転方向に対して負とすることによって、切削速度
が小さく、スラストの大きい回転中心近傍の底刃の刃先
強度を大幅に向上させることができ、切削抵抗が大きい
ワークを切削する際に前記底刃の欠損を防止することが
できる。
【0004】さらに、実公昭62−12503号公報に
は、底刃のすくい角が中心部では負であり、外周部を指
向して徐々に増加させるように構成することにより、底
刃を介し被切削物は、内側へ巻き込まれるように切削さ
れ、効率良く切削できるとともに切削屑を円滑に排出で
き、しかも、底刃のすくい角が中心部で負であるため、
切刃の欠損を起こしにくいという技術的思想が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
実開平5ー309号公報に開示されている技術的思想に
よれば、中心部近傍でS字状の底刃の折れ曲がり形状を
急峻にするとともに、すくい角を回転方向に負にしなけ
ればならず、また、実公昭62−12503号公報に開
示されている技術的思想によれば、中心部の底刃のすく
い角を負にするとともに、外周部に指向して徐々にすく
い角を増大していくことが要求され、前記二つの形状の
底刃を形成するためには相当の熟練度が要求され、製造
コストが上昇するとともに製造が煩雑であるという不都
合があった。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、底刃の刃先強度を確保するとと
もに、製造の簡単な、しかもコストも低廉なボールエン
ドミルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、工具本体の先端に形成された底刃の回
転軌跡が略半球状を呈する切削部を備えるボールエンド
ミルであって、前記工具本体の軸中心に形成され、切刃
の稜線が直線状であるとともに、軸方向に対するすくい
面と逃げ面との角度が等角である第1刃部と、前記第1
刃部から非連続的に外周部側を指向して形成された一組
の第2刃部と、からなり、前記切削部における前記第1
刃部と前記第2刃部との軸中心に対する位置が回転方向
に対する角度において相違することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係るボールエンドミルでは、工具本体
の先端に形成された切削部に、軸中心に形成された第1
刃部の切刃である稜線が直線状であり、軸方向に対する
すくい面と逃げ面との角度が等角であるとともに、前記
第1刃部と第2刃部とが非連続的に形成され、前記第1
刃部と前記第2刃部の軸中心に対する位置が回転方向に
対する角度において相違しているため、第1刃部の製造
が容易になる。
【0009】また、少なくとも第1刃部のすくい角を回
転方向に対して負としたため、逃げ角を大きくとっても
切刃の刃先の強度が確保される。したがって、送り速度
の高い切削であっても、逃げ角が大きいため、ワークか
ら逃げ面へのスラストによる刃先の破損を阻止すること
ができる。さらに、第1刃部と第2刃部とを非連続的に
形成したため、第1刃部による切削屑が好適に排出さ
れ、刃先の破損を好適に阻止する。
【0010】
【実施例】本発明に係るボールエンドミルについて、好
適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0011】本発明の一実施例に係るボールエンドミル
を図1乃至図4を参照して、以下説明する。図1におい
て、ボールエンドミルの工具本体10の先端には、半球
状の先端部12と前記先端部12に続く円柱形の側面部
14が形成されている。前記先端部12の軸中心には、
第1刃部16が形成されるとともに、先端部12から側
面部14にかけて前記第1刃部16から所定距離離間し
て第2刃部18が形成されている。
【0012】前記第1刃部16は、図3に示すように、
軸方向に対して等角度(60°〜120°)に第1面2
0と第2面22が形成されており、図2に示すように、
前記第1面20と第2面22との稜線(切刃)24が軸
中心を通過して一直線に形成されている。したがって、
前記切刃24に対して垂直であり軸中心を含む平面と第
1面20、第2面22とが交差する線(図2、III −II
I 線参照)を境にして同一の面の回転方向(矢印参照)
側がすくい面20a、22b、反対側が逃げ面20b、
22aと分かれている。なお、すくい面20a、22b
のすくい角θ1は負(−30°〜−60°)となってい
る(図3参照)。
【0013】前記第2刃部18は、図2に示すように、
切刃18aと切刃18bが先端部12から側面部14を
指向して90°ずつ位相をずらすと共に、前記第1刃部
16の切刃24と位相をずらして形成されている。前記
切刃18a、18bの切削方向の前方には、夫々チップ
ポケット26a、26bが形成されている。さらに、前
記切刃18aは、その軸中心側の回転に伴う軌跡(図
2、破線円参照)が前記第1刃部16の切刃24の回転
に伴う軌跡(図2、実線円参照)とオーバーラップする
ように構成されている。
【0014】このように構成されるボールエンドミルの
作用を以下に説明する。
【0015】送り速度が一回転につき前記切刃24の長
さLである前記ボールエンドミルによるワークの切削状
態を、図4を参照しながら第1刃部16について説明す
る。なお、すくい面20a側の切刃24aの軌跡を実線
で、すくい面22b側の切刃24bの軌跡を破線で示
す。
【0016】切刃24aが初期状態(A点)から180
°回転したB点まで至る場合、前記実線で示した位置よ
りも送り方向(矢印参照)側がワークの未切削部分(図
4、斜線部参照)である。したがって、前記切刃24a
よりも回転半径が大きい逃げ面22aの端部が前記未切
削部分に押圧されることになる(図2参照)。しかしな
がら、図3に示すように、逃げ面22aの逃げ角θ2
は、30°〜60°に形成されているため、前記未切削
部分に押圧される逃げ面22aの面積が可及的に小さく
なり、切刃24aが前記押圧力により欠損することはな
い。しかも、すくい角θ1が負になっているため、切刃
24aの先端部分は鈍角に形成されており、充分な強度
を有する。切刃24bも同様であることはいうまでもな
い。したがって、送り速度を上げても切刃24a、24
bを欠損させることなく切削を行うことができる。ま
た、前記切刃24a、24bと切刃18aの軌跡が一
部、オーバーラップするように構成したため、前記第1
刃部16と第2刃部18を非連続に形成してもそれによ
って切削状態に不都合を生ずることはない。
【0017】また、第1刃部16が軸方向に対して等角
であるすくい面20a、22bと逃げ面20b、22a
から一直線に切刃24(24a、24b)が形成されて
いるため、第1面20と第2面22を製造するだけで済
み、また、前記第2刃部18から所定距離離間されて形
成されているため、製造あるいは研磨が非常に容易であ
る。
【0018】さらに、第1刃部16と第2刃部18が連
続することなく分離されているため、前記分離部分から
切削屑が良好に排出される。この結果、刃先の強度が充
分に確保され、送り速度を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るボールエンドミルによれ
ば、以下の効果が得られる。
【0020】すなわち、工具本体の先端に形成された切
削部に、軸中心に形成された第1刃部の切刃である稜線
が直線状であり、軸方向に対するすくい面と逃げ面との
角度が等角であるとともに、前記第1刃部と第2刃部と
が非連続的に形成され、前記第1刃部と前記第2刃部の
軸中心に対する位置が回転方向に対する角度において相
違しているため、第1刃部の製造が容易になり、熟練し
た技術もさほどに要求されない。
【0021】また、少なくとも第1刃部のすくい角を負
としたため、逃げ角を大きくとっても切刃の刃先の強度
が確保される。したがって、送り速度の高い切削であっ
ても、逃げ角が大きいため、ワークから逃げ面へのスラ
ストによる刃先の破損を阻止することができる。さら
に、第1刃部と第2刃部とを非連続的に形成したため、
第1刃部による切削屑が好適に排出され、刃先の破損を
好適に阻止できる。このように、刃先の強度を向上させ
ることができたため、自動化された工程において無人化
率を向上させることができるとともに、過酷な条件の切
削においても刃先の破損を阻止でき、送り速度を向上さ
せることが可能となった。しかも、製造コストも低廉で
済むという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールエンドミルの部分斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るボールエンドミルの先端部の平面
図である。
【図3】本発明に係るボールエンドミルの第1刃部の断
面説明図である。
【図4】本発明に係るボールエンドミルを用いてワーク
を切削する状態を示す説明図である。
【図5】従来例に係るボールエンドミルの先端部の平面
図である。
【符号の説明】
10…工具本体 12…先端部 16…第1刃部 18…第2刃部 20a、22b…すくい面 20b、22a
…逃げ面 24、24a、24b…切刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体の先端に形成された底刃の回転軌
    跡が略半球状を呈する切削部を備えるボールエンドミル
    であって、 前記工具本体の軸中心に形成され、切刃の稜線が直線状
    であるとともに、軸方向に対するすくい面と逃げ面との
    角度が等角である第1刃部と、 前記第1刃部から非連続的に外周部側を指向して形成さ
    れた一組の第2刃部と、 からなり、前記切削部における前記第1刃部と前記第2
    刃部との軸中心に対する位置が回転方向に対する角度に
    おいて相違することを特徴とするボールエンドミル。
JP24323693A 1993-09-29 1993-09-29 ボールエンドミル Pending JPH0796413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24323693A JPH0796413A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ボールエンドミル

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JP24323693A JPH0796413A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ボールエンドミル

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JPH0796413A true JPH0796413A (ja) 1995-04-11

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ID=17100868

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JP24323693A Pending JPH0796413A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 ボールエンドミル

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JP (1) JPH0796413A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130223941A1 (en) * 2010-08-05 2013-08-29 Guehring Ohg Machining tool and method for producing same
US11014174B2 (en) 2018-02-01 2021-05-25 Hanita Metal Works Ltd Multi-flute end mill

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130223941A1 (en) * 2010-08-05 2013-08-29 Guehring Ohg Machining tool and method for producing same
US9056357B2 (en) * 2010-08-05 2015-06-16 Guehring Ohg Machining tool and method for producing same
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