JPH0796403A - 管材端部面取り用工具 - Google Patents

管材端部面取り用工具

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JPH0796403A
JPH0796403A JP33305193A JP33305193A JPH0796403A JP H0796403 A JPH0796403 A JP H0796403A JP 33305193 A JP33305193 A JP 33305193A JP 33305193 A JP33305193 A JP 33305193A JP H0796403 A JPH0796403 A JP H0796403A
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JP
Japan
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pipe material
shaft
pipe
cutting
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP33305193A
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English (en)
Inventor
Osamu Sato
佐藤  修
Keiji Mihara
啓嗣 三原
Yukio Hamano
幸雄 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B5/00Turning-machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor
    • B23B5/16Turning-machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for bevelling, chamfering, or deburring the ends of bars or tubes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 面取りすべき管に対して厳密に心出し調整等
を必要とすることなく、しかも一度の加工で管端面のみ
ならず管端内面コーナー部の面取りをも同時に行うこと
のできる管材端面面取り用工具を提供する。 【構成】 回転駆動機構に装着される支持部11を一端
側に備えた軸1と、その軸1にそれぞれ固着され、当該
軸1の軸方向に直交する第1の切削刃2および同軸方向
に対して外周側が支持部11に近づく向きに傾斜した第
2の切削3と、その各切削刃2,3を挟んで軸1の端側
に回動自在に支承され、かつ、その外周には少なくとも
軸方向2箇所に周方向に沿う弾性体4a,4bを備えた
ガイドローラ4を備えた構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂管をはじめとす
る管材の管端部を面取りするための工具に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル管等の合成樹脂管や同じく合
成樹脂製の管継手(以下、単に管材と称する)をその管
端部において相互に融着させて接合する際には、一般
に、各管材の管端面を面取りして、その平坦度や軸心に
対する直角度を出す必要がある。
【0003】このような融着時における管端面の面取り
は、従来、主として融着機本体に取り付けられた回転式
の面取り機により、その回転軸と直交する切削刃を用い
て管端面のみを切削するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の面取り機では、管材および面取り機の双方を融
着機に固定し、しかも、管材は基本的には融着時の固定
具とは別の固定具によって固定した状態で端面を切削す
るため、管の軸心と面取り機の回転軸とがずれた状態で
加工した場合には、管端面を軸心に対して直角に仕上げ
ることができず、厳密な調整が必要となるという煩わし
さがある。
【0005】また、管端部における内面側のコーナー部
の面取りを必要とする場合には、別に内面用面取り機を
用意して、別途加工が必要となるという問題もある。本
発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、簡単な
構成のもとに、管との厳密な心出し調整等を必要とする
ことなく、管の軸心に対して管端面を容易に直角に仕上
げることができ、しかも一度の加工で管端面のみならず
管内面コーナーの面取りをも同時に行うことのできる管
材端部面取り用工具の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明の管材端部面取り用工具は、実施例図面
である図1に示すように、回転駆動機構に装着される支
持部11を一端側に備えた軸1と、その軸1にそれぞれ
固着され、当該軸1の軸方向に直交する第1の切削刃2
および当該軸1の軸方向に対して外周側が支持部11に
近づく向きに傾斜した第2の切削刃3と、その各切削刃
2,3を挟んで軸1の他端側に回動自在に支承され、か
つ、その外周には少なくとも軸方向2箇所に周方向に沿
う弾性体4a,4bを備えたガイドローラ4を備えてい
ることによって特徴づけられる。
【0007】また、第2の発明の管材端部面取り用工具
は、実施例図面である図2に示すように、回転駆動機構
に装着される支持部11を備えた軸1に、当該軸1の軸
方向に直交する第1の切削刃2および当該軸1の軸方向
に対して外周側が支持部11に近づく向きに傾斜した第
2の切削刃3が固着されてなる回転切削工具10と、面
取り加工すべき管材Pをその外周面を把持した状態で固
定する管材固定具20と、その管材固定具20による固
定状態の管材Pの軸方向に沿うガイド32,33を介し
て当該固定具20に対して相対的に摺動自在に連結さ
れ、かつ、回転切削工具10の軸1を固定状態の管材P
の軸心に一致するように支持部11と各切削刃2,3と
の間において回転自在に支承する連結体30を備えたこ
とによって特徴づけられる。
【0008】
【作用】第1の発明においては、軸1を支持部11にお
いてポータブル電動具等の回転駆動機構に装着して回転
させつつ、ガイドローラ4を加工すべき管材Pの端部の
内部に挿入した状態で、軸1を管材Pの端面に向けて送
り込むと、第1の切削刃2によって管端面が切削される
と同時に、第2の切削刃3によって管材Pの内面コーナ
ー部が切削され、管端面ならびに内面コーナー部の面取
りを一挙に行うことができる。
【0009】この切削動作時において、ガイドローラ4
の外周に存在する少なくとも2箇所の弾性体4a,4b
は、その外径寸法を被加工管材Pの内径寸法に近似した
適宜の寸法としておくことで管材Pの内周にそれぞれ当
接することになり、軸1はその軸心が管材Pの軸心に沿
うように自ずと調心される。この調心状態では、軸1に
対してその軸方向に直交するように固着された第1の切
削刃2は管材Pの軸心に対して直角となり、また、第2
の切削刃3も管材Pの軸心に対して一定の角度となるか
ら、管材Pの端面および内面コーナー部は、それぞれ管
材Pの軸心に対して常に直角および一定角度となるよう
に仕上げられる。このとき、弾性体4a,4bはガイド
ローラ4を介して軸1に対して回動自在となっているた
め、管材Pに対しては相対的に回転せず、軸1の回転に
伴って磨耗したり管内面を傷つける等の不具合は生じな
い。
【0010】一方、第2の発明においては、回転切削工
具10の軸1を同様にしてポータブル電動具等の回転駆
動機構に装着して回転させるとともに、管材固定具20
によって管材Pを固定した状態で、連結体30と管材固
定具20とを相対的に接近させると、軸1と管材Pとは
同軸上に位置していることから、各切削刃2,3は管材
Pの軸心と同一軸上で回転しつつ端面に向けて送り込ま
れることになる。従って、第2の発明においても、上記
した第1の発明と同様に第1の切削刃2は管材Pの軸心
と直角に、第2の切削刃3は管材Pの軸心に対して一定
の角度に、それぞれ保たれた状態で端面および内面コー
ナー部を切削し、所期の目的を達成できる。
【0011】
【実施例】図1は第1の発明の実施例の構成を示す断面
図である。軸1の略中央部分に、その軸心に直交する第
1の切削刃2と、同じくその軸芯に対して所定の角度、
例えば45°で傾斜する第2の切削刃3がそれぞれ固着
されている。
【0012】この第1および第2の切削刃2および3を
挟んで軸1の一端側には、ポータブル電動具等の回転駆
動機構に装着可能なように一様な外径寸法を持つ支持部
11が形成されており、他方側には後述するガイドロー
ラ4が配設されている。
【0013】上記した第1の切削刃2は管材の端面を切
削するための刃であり、第2の切削刃3は管材の内面コ
ーナー部を切削するための刃であって、従ってこの第2
の切削刃3の傾斜の向きは、その外周側が軸1の根元側
である支持部11側に傾斜する向きとなっており、ま
た、この第2の切削刃3の最大外径寸法は、面取りすべ
き管材Pの内径寸法に対して内面コーナーの面取り寸法
分だけ大きい寸法となっている。なお、これらの第1お
よび第2の切削刃2および3は、軸1に対する切削抵抗
の均一分散化による軸1の傾斜の防止という観点から、
それぞれ周方向に2箇所の切れ刃を持たせることか望ま
しい。
【0014】軸1の他端側(先端側)に設けられたガイ
ドローラ4は、一対のボールベアリング5aおよび5b
を介して軸1に対して回動自在に支承されている。すな
わち、軸1には、その第2の切削刃3の固着部に隣接し
て段部12が設けられているとともに、最先端部近傍に
はE形止め輪13が装着されており、ボールベアリング
5aはその内輪の一方の端面が段部12に当接した状態
で、また、他方のボールベアリング5bは同じくその内
輪の一方の端面がE形止め輪13に当接した状態で軸1
に挿入固定されている。そして、ガイドローラ4には、
その内面の両端部が大径となった段部41および42が
形成されており、この大径部分にそれぞれボールベアリ
ング5aないしは5bの外輪が嵌め込まれた状態で、そ
の外輪端面が各段部41および42の端面に当接した構
造となっている。これにより、ガイドローラ4が軸1に
対して軸方向に位置決めされた状態で回動自在に支承さ
れることになる。
【0015】ガイドローラ4の外径寸法は、面取りすべ
き管材Pの最小内径寸法(公差の下限寸法)よりやや小
さい寸法となっており、その外周には両端近傍にそれぞ
れOリング4aおよび4bが装着されている。このOリ
ング4aおよび4bの外径寸法は、面取りすべき管材P
の最大内径寸法(公差の上限寸法)とほぼ等しい寸法と
なっている。
【0016】以上の第1の発明の実施例を使用すると
き、その支持部11を例えばポータブル電動具等のチャ
ックに取り付けて回転を与える。そして、面取りすべき
管材Pを任意の固定具によって固定し、その端面部の内
面にガイドローラ4を挿入して、第1および第2の切削
刃2および3がそれぞれ管Pの端面および管端内面コー
ナー部に接触してこれらを切削するまで押し込む。
【0017】この動作において、ガイドローラ4の外周
に装着された2本のOリング4aおよび4bが管材Pの
内面にそれぞれ当接して、ガイドローラ4の管材Pに対
する回転が停止し、軸1に対してはボールベアリング5
aおよび5bを介して相対的に回転する状態となる。こ
のとき、軸1はその軸方向2箇所において、つまりOリ
ング4aおよび4bの配設位置において、その軸心が管
材Pの軸心を通るように調心され、これによって軸1は
管材Pと同心上で回転する状態となり、第1の切削刃2
は管材Pと正しく直交した状態で、また、第2の切削刃
3は管材Pに対して正しく45°の姿勢を保った状態
で、それぞれ管材Pの端面および管端内面コーナー部を
同時に切削することになる。また、このとき、Oリング
4aないしは4bの存在により、切削刃2または3によ
る切り屑の管材P内への侵入が阻止される。
【0018】ここで、以上の実施例では、ガイドローラ
4の外周に2本のOリング4aおよび4bを装着した
が、その本数は2本以上任意の本数とすることができ、
更に、ガイドローラ4の外周全面を弾性体で覆った構造
としても同様の作用効果を奏することができる。
【0019】また、第1の発明の管材端部面取り用工具
は、以上のようにポータブル電動具に装着するほか、ポ
ータブルタイプの手動回転具に装着して使用することが
でき、更に、ある程度の柔軟性をもって回転中心が変位
可能な回転駆動機構を使用することにより、基台等に固
定された回転駆動機構に装着して使用することもでき
る。
【0020】次に、第2の発明の実施例について述べ
る。図2は第2の発明の実施例の構成を使用状態で示す
部分断面図で、図3はそのA−A断面図である。この例
では、回転切削工具10として図1に示した第1の発明
の実施例をそのまま利用している。そして、この回転切
削工具10の軸1のほぼ中央部分を、ボールベアリング
31a,31bを介して平板状の連結体30に回転自在
に支承している。連結体30は、それぞれ軸1に対して
平行な2本のスライドバー32,33に対して摺動自在
であり、各スライドバー32,33はその一端部におい
て管材固定具20に固着されている。
【0021】管材固定具20は、面取りすべき管材Pを
貫通させる孔21が穿たれた平板状の本体部22に、ス
ライドバー32,33を固着するためのガイド支持部2
3をボルト24で締結することによって一体化したもの
で、本体部22には孔21にまで達する切り欠き21a
が形成されている。本体部22には、この切り欠き21
aを挟んで一方側に貫通孔22aが、他方側にはこれと
同軸上に雌ねじ22bが穿たれており、貫通孔22aを
介して雌ねじ22bに締めつけボルト25がねじ込まれ
ている。これにより、管材Pを孔21に挿入した状態で
締めつけボルト25をねじ込むことにより、管材Pはそ
の外周面を拘束された状態で管材固定具20に固定され
ることになる。
【0022】そして、前記した回転切削工具10の軸1
の軸心は、この管材固定具20の孔21の中心、従って
この孔21に固定された管材Pの軸心と一致するように
各部の寸法が設定されている。
【0023】以上の第2の発明の実施例を使用するとき
には、図2に示すように、先の実施例と同様に回転切削
工具10の軸1を支持部11において電気ドリルをはじ
めとするポータブル電動具H等のチャックに装着すると
ともに、面取りすべき管材Pを管材固定具20の孔に固
定した状態で、連結体30とともに回転切削工具10を
スライドバー32,33に沿って管材Pに接近する向き
に摺動させていく。
【0024】このとき、軸1は管材固定具20の孔21
に固定された管材Pと同軸上に位置しているため、第1
の切削刃2は管材Pと正しく直交した状態で、また、第
2の切削刃3は管材Pに対して正しく45°の姿勢を保
った状態で、それぞれ管材Pの端面および管端内面コー
ナー部を同時に切削することになる。
【0025】この切削動作時において、回転切削工具1
0の軸1の先端に回動自在に支承されているガイドロー
ラ4は先の例と同様にして管材P内に入り込み、Oリン
グ4a,4bが管材Pの内面にそれぞれ当接し、ガイド
ローラ4の管材Pに対する回転が停止し、軸1に対して
はボールベアリング5a,5bを介して相対的に回転す
る状態となるが、この第2の発明の実施例では軸1は連
結体30等を介して既に管材Pの軸心を通るようにその
位置と姿勢が規制されているから、各Oリング4a,4
bは管材Pと軸1との調心には寄与しせず、切削刃2お
よび3による切り屑が管材Pの奥にまで入り込むのを阻
止する作用のみを発揮するに止まる。
【0026】この第2の発明の実施例において特に注目
すべき点は、回転切削工具10の軸1の軸心が剛性部材
によって管材Pの軸心と一致するように位置並びに姿勢
が規制されている点であり、これにより、先に述べた第
1の発明の実施例においては弾性体によって軸1が管材
Pに対して調心されるが故に加工時にはある程度の熟練
を要しないと端面の直角度が出にくく、かつ、内面コー
ナー部の面取り量が不均一となる恐れがあるのに対し、
第2の発明の実施例では何ら熟練を要することなく、常
に端面の直角度と内面コーナー部の面取り量の周方向へ
の均一性が保証される。
【0027】上記した第2の発明の実施例では、回転切
削工具10として軸1の先端にOリング4a,4bを備
えたガイドローラ4を回動自在に装着した例を示した
が、Oリング4a,4bは前記したように切り屑の管材
Pの内部への侵入を阻止するためにのみ機能することか
ら、その機能が必要で無い場合にはガイドローラ4全体
が不要であり、従って第2の発明では、回転切削工具1
0として軸1の先端部に第1と第2の切削刃2と3を固
着したものを使用することができる。
【0028】また、図2,図3に示した例では、スライ
ドバー32,33を管材固定具20側に固定し、そのス
ライドバー32,33に対して連結体30を摺動自在と
したが、これとは逆に、スライドバー32,33を連結
体30側に固定して、管材固定具20をこれに対して摺
動自在としてもよい。
【0029】また、第2の発明において、管材固定具2
0は図2ないし図3に示した構造のものに限定されず、
特に面取りすべき管材が大径のものでは、その外径の公
差が大きいこと等もあって、図4に第2の発明の他の実
施例の管材固定具のみを抽出して正面図を例示するよう
に、本体部220に対してピン221a,221bを介
してそれぞれ回動自在に支承された固定片222a,2
22bを支承し、管材を挿入するための孔210がこれ
らの3つの部材によって形成されるように構成するとと
もに、各固定片222a,222bの上面にはU字形溝
223を形成して、一方の固定片222bのU字形溝2
23内にピン224を中心として回動自在に締めつけ用
雄ねじ250を支承し、その雄ねじ250の先端にねじ
込まれた締めつけナット251によって固定片222a
と222bとを接近させることで管材を固定するように
しておくことが望ましい。更には、管材固定具20は例
えばコレットチャック方式等、円筒体を固定するための
公知の機構を採用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、回転駆動機構に支持部において装着された状態で回
転が与えられる軸に、その軸方向に直交する第1の切削
刃および軸方向に対して外周側が支持部に近づく向きに
傾斜した第2の切削刃をそれぞれ固着するとともに、そ
の各切削刃を挟んで当該軸の他端側には、外周に少なく
とも軸方向2箇所において周方向に沿う弾性体を備えた
ガイドローラを回動自在に支承した構造としているの
で、管材の面取り加工に際して、ガイドローラが管材内
に挿入されてその外周の弾性体が管の内面に当接するこ
とによって、各切削刃の回転軸心が管の軸心に沿うよう
に自動的に調心されることになり、管端面および管端内
面コーナー部の同時加工が可能で、しかも、管材の端面
は常に正確に管材の軸心に対して直交した状態に、管材
の端部の内面コーナー部は常に正確に管材の軸心に対し
て一定角度で傾斜した状態で仕上げられることになる。
また、管材内に挿入されてその内面に当接する弾性体に
より、切り屑の管材内面への侵入が防止されるという利
点もある。
【0031】また、第2の発明によれば、回転駆動機構
に装着される支持部を備えた軸に、その軸の軸方向に直
交する第1の切削刃およびその軸方向に対して外周側が
支持部に近づく向きに傾斜した第2の切削刃が固着され
てなる回転切削工具と、面取り加工すべき管材をその外
周面を把持した状態で固定する管材固定具と、その管材
固定具による固定状態の管材の軸方向に沿うガイドを介
しこの管材固定具に対して相対的に摺動自在に連結さ
れ、かつ、回転切削工具の軸を固定状態の管材の軸心に
一致するように支持部と各切削刃との間において回転自
在に支承する連結体とを備えているから、面取りすべき
管材を管材固定具に固定した状態で、この固定具と回転
切削工具とを相対的に接近させるだけで、常に回転切削
工具の軸が管材の軸心と同軸上で回転して切削を行うこ
とが可能となり、第1の発明と同様に管材の端面および
端部の内面コーナー部の同時加工が可能で、かつ、端面
は常に正確に管材の軸心と直角に、また、内面コーナー
部は常に管材の軸心と一定角度で傾斜した状態に仕上げ
られることになる。そしてこの第2の発明では、回転切
削工具と管材とは弾性体を介することなく剛性部材によ
って互いの位置および姿勢が規制されるから、加工に際
しては熟練を全く要することがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例の構成を示す断面図
【図2】第2の発明の実施例の構成を使用状態で示す部
分断面図
【図3】そのA−A断面図
【図4】第2の発明の他の実施例の管材固定具の構成を
示す正面図
【符号の説明】
1 軸 2 第1の切削刃 3 第2の切削刃 4 ガイドローラ 4a,4b 弾性体 5a,5b ボールベアリング 10 回転切削工具 20 管材固定具 21 孔 22 本体部 23 ガイド支持部 25 締めつけボルト 30 連結体 31a,31b ボールベアリング 41,42 スライドバー P 管材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動機構に装着される支持部を一端
    側に備えた軸と、その軸にそれぞれ固着され、当該軸の
    軸方向に直交する第1の切削刃および当該軸の軸方向に
    対して外周側が上記支持部に近づく向きに傾斜した第2
    の切削刃と、その各切削刃を挟んで上記軸の他端側に回
    動自在に支承され、かつ、その外周には少なくとも軸方
    向2箇所に周方向に沿う弾性体を備えたガイドローラを
    有してなる管材端部面取り用工具。
  2. 【請求項2】 回転駆動機構に装着される支持部を備え
    た軸に、当該軸の軸方向に直交する第1の切削刃および
    当該軸の軸方向に対して外周側が上記支持部に近づく向
    きに傾斜した第2の切削刃が固着されてなる回転切削工
    具と、 面取り加工すべき管材をその外周面を把持した状態で固
    定する管材固定具と、 その管材固定具による固定状態の管材の軸方向に沿うガ
    イドを介し当該管材固定具に対して相対的に摺動自在に
    連結され、かつ、上記回転切削工具の軸を上記固定状態
    の管材の軸心に一致するように上記支持部と各切削刃と
    の間において回転自在に支承する連結体と、 を備えた管材端部面取り用工具。
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