JPH0796267A - 廃棄生コンクリートの処理方法 - Google Patents

廃棄生コンクリートの処理方法

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JPH0796267A
JPH0796267A JP5264292A JP26429293A JPH0796267A JP H0796267 A JPH0796267 A JP H0796267A JP 5264292 A JP5264292 A JP 5264292A JP 26429293 A JP26429293 A JP 26429293A JP H0796267 A JPH0796267 A JP H0796267A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートミキサー車から洗浄水とともに
廃棄される余剰な廃棄生コンクリートを環境破壊を招く
ことなく処理でき有効利用できる方法を提供する。 【構成】 生コンクリート工場またはミキサー車1から
洗浄水2とともに排出される廃棄生コンクリートを処理
する方法であって、該廃棄生コンクリートの量が少ない
場合に実施する少量処理工程と、多量に廃棄生コンクリ
ートが生じた場合に実施する大量処理工程とからなり、
少量処理工程は、廃棄生コンクリートから粗骨材と細骨
材を夫々分離回収した後これを攪拌槽11に導くことに
より得られたスラッジ水26をフイルタープレス16に
より脱水することにより濾滓17として貯留しておくも
のであり、一方前記大量処理工程は、廃棄生コンクリー
トから粗骨材のみを分離回収した後これに前記少量処理
工程で生じた前記濾滓17を混練し、さらにこれを造粒
機24に通し適宜大きさのコンクリート粒25に成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生コンクリート工場ま
たはミキサー車等に残存し洗浄水とともに廃棄される余
剰な廃棄生コンクリート(戻りコン,残コンまたは汚泥
とも称される。)の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートミキサー車のドラム内を洗
浄した際に排出される生コンクリートは、従来からトロ
ンメルまたは傾斜簀子等の粗骨材回収装置に導いて砂利
などの粗骨材を分離回収し、続いてクラッシファイア等
の細骨材回収装置に導いて砂などの細骨材を分離回収
し、次いでこれを攪拌槽に導き上澄水を回収すると共
に、該攪拌槽にて沈降したスラッジ水を高圧ポンプによ
りフイルタープレスに圧送して脱水し、濾滓(ケーキ)
として処理するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のように
フィルタープレスから排出される濾滓は、セメント水和
物の微小粒子からなり、そのまま海中或いは地中に投棄
すると容易に分散する。しかし、従来では適当な処理方
法が確率されていなかったので、これにより環境破壊を
招くおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃棄生コン
クリートの処理方法は上記課題を解決しようとするもの
で、生コンクリート工場またはミキサー車から洗浄水と
ともに排出される廃棄生コンクリートを処理する方法で
あって、該廃棄生コンクリートの量が少ない場合に実施
する少量処理工程と、多量に廃棄生コンクリートが生じ
た場合に実施する大量処理工程とからなり、少量処理工
程は、廃棄生コンクリートから粗骨材と細骨材を夫々分
離回収した後これを攪拌槽に導くことにより得られたス
ラッジ水をフイルタープレスにより脱水することにより
濾滓として貯留しておくものであり、一方前記大量処理
工程は、廃棄生コンクリートから粗骨材のみを分離回収
した後これに前記少量処理工程で生じた前記濾滓を混練
し、さらにこれを造粒機に通し適宜大きさのコンクリー
ト粒に成形するものである。
【0005】
【作用】少量処理工程で出来た濾滓が、多量に廃棄生コ
ンクリートが生じた場合に実施する大量処理工程におい
て該廃棄生コンクリートから粗骨材のみを分離回収した
ものと混練され乾燥固化することによりコンクリート粒
等に成形されることにより、該コンクリート粒は新らた
に路盤材,下地材,或いは粗骨材代用品としての用途を
有するようになり、濾滓としての廃棄を要しないので環
境汚染が解消される。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1と共に説明す
る。先ず少量処理工程について説明する。この少量処理
工程は、土木建築現場等から戻って来たミキサー車のド
ラム内に残存する廃棄生コンクリートの量が実質的に無
い場合、或いは少量である場合に採られる。この場合図
2に示したようにミキサー車1は洗車場に搬入され、ド
ラム内に洗浄水2を投入することによりドラム内に付着
している残存生コンクリート等を洗浄する。そしてその
排水をシュート3に受け、該シュート3内に設けられた
スクリューコンベヤからなる定量供給装置3′によりそ
の排水を振動篩機4に送給し、該振動篩機4にて砂利等
の粗骨材を分離させると共に砂等の細骨材を含むスラッ
ジ21をスラッジ槽5に流落させ、粗骨材はコンベヤ6
にて砂利置場7に回収する。そしてスラッジ21はスラ
ッジ槽5中に設けられたサンドポンプ8にて汲み上げら
れ配管81を通してスクリューコンベヤ型のクラッシフ
ァイヤ9に搬送され該クラッシファイヤ9にて砂等の細
骨材が砂置場10に分離回収される。
【0007】スラッジ槽5にて細骨材が分離された残り
のセメント水和物を含んだスラッジ水は攪拌機12を備
えた攪拌槽11に導かれる。そして攪拌槽11内に沈降
したスラッジ水26はポンプ13によりレシーバータン
ク14に吸い上げられ、さらに高圧ポンプ15によりフ
イルタープレス16に圧送し脱水されることにより濾滓
(脱水ケーキ)17に形成され該濾滓17はケーキ置場
18に貯留され自然乾燥する。またフイルタープレス1
6より排出される濾過水は上澄水槽19に貯留され、ミ
キサー車1の洗浄水2として、または生コン混練等の他
の用途に再利用される。 従ってこの少量処理工程では
日時がたつにつれケーキ置場18に乾燥した濾滓17が
次第に多く留るようになる。
【0008】一方、大量処理工程は、土木建築現場等か
ら戻って来たミキサー車のドラム内に余剰となり廃棄を
必要とする生コンクリートが多量に存在する場合に実施
されるもので、その場合も図2に示したように該ミキサ
ー車1を洗車場に搬入し、その多量の残存生コンクリー
トをシュート3を介して振動篩機4に導びき砂利等の粗
骨材を分離させ、該粗骨材をコンベヤ6にて砂利置場7
に回収する。そしてスラッジ槽5に流落したスラッジ2
1をサンドポンプ8にて汲み上げ、これを図3に示した
ように混合機20に投入する。
【0009】混合機20は器内に数本の攪拌ロッドおよ
び混合スクリューが設けられてなるもので、該混合機2
0中に前記ケーキ置場18より濾滓17をコンベヤ26
等により搬送して投入しスラッジ21と混練する。そし
て該スラッジ21中の水分を濾滓17に吸収させ排出口
22より適度な硬さの粘土状物23となるようにして排
出させこれを造粒機24に投入する。造粒機24は回転
ドラム内での振動により粘土状物23を直径数ミリから
数センチの粒状に成形(用途に応じ例えば直径25ミリ
以下,20ミリ以下,10ミリ以下に分類される。)す
るもので、こうして成形され乾燥固化することにより得
られたコンクリート粒25は、堤防,道路の下地等、比
較的強度を要しない部分の内込材、或いは比較的強度を
要しないデッキボード上等の部分に使用する生コンクリ
ートの再生骨材として有効に使用される。なお、コンク
リート粒25は通常粗骨材として使用される数センチか
ら拾数センチの大きさに成形されるが、大きく成形した
ものを解砕すれば角ばったものができるのでその用途が
拡がる。
【0010】なお濾滓17とスラッジ21との混合比率
はコンクリート粒25に必要な物理的強度等を鑑案して
決定されるが、強度を増大させるために新らたにセメン
ト或いは高炉スラグ,生石灰,フライアッシュ等を添加
してもよい。
【0011】また、上記実施例ではコンクリート粒25
の大きさ,形状等は不定であるが、粘土状物23を適宜
形状の型枠に充填させるようにすればブロック等所望形
状のコンクリート製品に成形することもできる。
【0012】こうすることにより生コンクリート工場で
出来る濾滓17は、適宜コンクリート粒を生産するため
に消費されるようになるので、濾滓17をそのまま厄介
な産業廃棄物として工場外に排棄する必要はなくなり、
廃棄に伴なう諸費用および環境汚染のおそれがなくな
る。
【0013】なおこの発明は実施例に示したようなミキ
サー車から排出される廃棄生コンクリートだけでなく、
生コンクリート工場自体から排出される余剰な生コンク
リートの処理にも適用できる。また、上記のような余剰
な生コンクリートが大量に生じない場合は、上記のよう
に濾滓17の処理およびコンクリート粒25を製造する
目的で生コンクリートを追加的に生産,使用してもよい
こと勿論である。
【0014】
【発明の効果】このように本発明の廃棄生コンクリート
の処理方法は、不断実施される少量処理工程により、廃
棄生コンクリートから粗骨材,細骨材が回収され、さら
にフイルタープレスによる脱水により濾過水が回収され
夫々有効に再利用すると共に、濾滓を貯留させ、時折多
量の廃棄生コンクリートが生じたときに実施される大量
処理工程で該廃棄生コンクリートから粗骨材のみを分離
回収したものと上記濾滓とを混合機にて混練し、乾燥固
化させてコンクリート粒を成形するようにしたので、濾
滓も有効利用でき環境汚染のおそれをなくすなど有益な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄生コンクリートの処理方法の
工程図。
【図2】少量処理工程の概略図。
【図3】大量処理工程の概略図。
【符号の説明】
1 ミキサー車 2 洗浄水 4 振動篩機 5 スラッジ槽 7 砂利置場 9 クラッシフアイヤ 10 砂置場 11 攪拌槽 15 高圧ポンプ 16 フイルタープレス 17 濾滓 18 ケーキ置場 20 混合機 21 スラッジ 23 粘土状物 24 造粒機 25 コンクリート粒 26 スラッジ水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生コンクリート工場またはミキサー車か
    ら洗浄水とともに排出される廃棄生コンクリートを処理
    する方法であって、該廃棄生コンクリートの量が少ない
    場合に実施する少量処理工程と、多量に廃棄生コンクリ
    ートが生じた場合に実施する大量処理工程とからなり、
    少量処理工程は、廃棄生コンクリートから粗骨材と細骨
    材を夫々分離回収した後これを攪拌槽に導くことにより
    得られたスラッジ水をフイルタープレスにより脱水する
    ことにより濾滓として貯留しておくものであり、一方前
    記大量処理工程は、廃棄生コンクリートから粗骨材のみ
    を分離回収した後これに前記少量処理工程で生じた前記
    濾滓を混練し、さらにこれを造粒機に通し適宜大きさの
    コンクリート粒に成形するものであることを特徴とした
    廃棄生コンクリートの処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221537A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Teruo Mori セメントスラッジの固結処理促進方法
CN113601670A (zh) * 2021-08-11 2021-11-05 江西科技学院 预拌混凝土废弃料回收装置及回收处理方法

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JP2010221537A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Teruo Mori セメントスラッジの固結処理促進方法
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