JPH0796230A - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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JPH0796230A
JPH0796230A JP5723991A JP5723991A JPH0796230A JP H0796230 A JPH0796230 A JP H0796230A JP 5723991 A JP5723991 A JP 5723991A JP 5723991 A JP5723991 A JP 5723991A JP H0796230 A JPH0796230 A JP H0796230A
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coating
coated
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elevating
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Koji Takahane
羽 広 次 高
Mitsutaka Moriya
谷 充 孝 森
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】昇降フレームに取り付けた塗装機を被塗物の塗
装面に対して一定の塗装距離を保つように昇降させなが
らその霧化ヘッドが塗装面に正対するようにチルトさせ
る機構と制御を簡略化する。 【構成】昇降フレーム1を昇降させて、その昇降フレー
ム1に取り付けた塗装機3を被塗物2の形状変化に応じ
て昇降させることにより、塗装機3と被塗物2の塗装面
との間に一定の塗装距離を保つと同時に、昇降フレーム
1を支持する支柱5を被塗物2の搬送路に沿って前後方
向に回動させることにより、その支柱5の回転軸6の軸
線Yに対向して取り付けた塗装機3の霧化ヘッド11を
塗装面に正対するようにチルトさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベア等で搬送され
る被塗物の搬送路に直交して配された昇降フレームによ
り、当該昇降フレームに取り付けた塗装機を被塗物の形
状変化に応じて自動的に昇降させて、塗装機と被塗物の
塗装面との間に所定の塗装距離を保たせると共に、塗装
機を所要の角度だけチルト(tilt)させてその霧化ヘッ
ドを塗装面に正対させるように成された自動塗装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】被塗物となる自動車ボディの前面,上面
及び後面を連続的に塗装する自動塗装装置は、自動車ボ
ディの搬送路に直交して水平に配された昇降フレームを
自動車ボディの形状変化に応じて自動的に昇降させて、
当該昇降フレームに取り付けられた塗装機を自動車ボデ
ィの塗装面との間に常に所定の塗装距離を保った一定の
軌跡で移動させると共に、その塗装機を自動車ボディの
形状変化に応じて所要の角度だけチルトさせて、当該塗
装機の霧化ヘッドを塗装面に正対させるようにしてい
る。
【0003】図3は、その従来装置の一例を示し、コン
ベアで搬送される被塗物30の塗装面31に対して複数
台の塗装機32が所定の塗装距離を保った一定の軌跡K
に沿って移動するように昇降フレーム33を昇降させる
と共に、各塗装機32の霧化ヘッド34が常に塗装面3
1に正対するように各塗装機32を所要のチルト角度Θ
で個々に回動させている(特開昭57−165057,
実開昭57−156163)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置によ
れば、昇降フレーム33に取り付けられた各塗装機32
ごとに、チルト駆動機構や、そのチルト角度を検出し調
節する検知機構及び位置決め機構等が必要となって、チ
ルト機構全体が煩雑になると共に、各塗装機32を同一
角度でチルトさせることが非常に困難になっていた。
【0005】また、昇降フレーム33に取り付けられた
塗装機32は、チルトする際に所定の回転半径rで回動
するから、昇降フレーム33を単に被塗物30の塗装面
31と一定の間隔を保った軌跡Kに沿って昇降させるだ
けでは、塗装面31の凸面部31aを塗装する際に、塗
装機32の霧化ヘッド34がその凸面部31aに沿って
正対するように塗装機32を実線図示の状態から鎖線図
示の如く所要の角度Θでチルトさせると、霧化ヘッド3
4が一時的に塗装面31から遠く離反して塗装不能な状
態に陥ってしまう。このため、従来においては、塗装機
32が塗装面31の凸面部31aに沿って移動する際
に、霧化ヘッド34からの塗料の噴射を一時的に停止す
るなどの煩雑な制御を強いられていた。
【0006】また、同図に示すように、塗装面31の凹
面部31bを塗装する際には、霧化ヘッド34がその凹
面部31bに沿って正対するように、塗装機32を実線
図示の状態から鎖線図示の如くチルトさせた時に、霧化
ヘッド34が塗装面31に異常接近して厚塗りによる塗
装ムラを生じてしまう。このため、塗装面31の凹面部
31bを塗装する際に、昇降フレーム33を複雑な軌跡
で上下及び前後に移動させる非常に煩雑な機構と制御が
必要とされていた。
【0007】なお、従来装置には、図4に示すように、
後端部を定位置に固定させる支持軸40を支点として上
下に回動するアームステー状昇降フレーム41に、その
前端部から突出する複数本のアーム42を設け、当該ア
ーム42の先端に、シリンダで上下に首振りせられる塗
装機43を取り付けて、昇降フレーム41の上下動によ
りアーム42を上下方向にスイングさせて塗装機43を
昇降させると同時に、当該塗装機43を上下に首振りさ
せてチルトさせるものもあるが、この装置も、全体の機
構が煩雑になり、また、アーム42のスイング角度に応
じて塗装機43のチルト角度を調節する面倒な位置決め
制御が必要となり、その位置決め精度を高めるにはコン
ピュータを駆使した高度な自動制御技術を用いなければ
ならないから、設備費が著しく嵩むという欠点がある
(実開昭59−93672)。
【0008】そこで本発明は、昇降フレームに取り付け
られた塗装機のチルト機構とそのチルト角度を検出し調
節する位置決め制御を簡略化すると共に、位置決め精度
を向上させることを技術的課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、被塗物の搬送路に直交して配される昇降
フレームに塗装機を取り付けて、当該塗装機を被塗物の
形状変化に応じて自動的に昇降させる自動塗装装置にお
いて、前記昇降フレームが、被塗物の搬送路に沿って前
後方向に回動する支柱に支持され、その昇降フレームに
取り付けた塗装機の霧化ヘッドが、前記支柱を回動させ
る回転軸の軸線に対向せられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、昇降フレームを昇降させて、
当該昇降フレームに取り付けられた塗装機を被塗物の形
状変化に応じて昇降させることにより、その塗装機と被
塗物の塗装面との間に所定の塗装距離を保たせると同時
に、昇降フレームを支持する支柱を被塗物の搬送路に沿
って前後方向に回動させて、昇降フレームに取り付けら
れた塗装機を当該昇降フレームと一体的にチルトさせる
ことにより、その塗装機の霧化ヘッドを被塗物の塗装面
に正対させる。これにより、昇降フレームに複数台の塗
装機が取り付けられる場合にも、それら各塗装機ごとに
チルト駆動機構や位置決め機構等を設ける必要がなくな
り、各塗装機の位置決め精度も著しく向上する。
【0011】また、塗装機は、その霧化ヘッドが昇降フ
レームを支持する支柱を回動させる回転軸の軸線に対向
せられているので、当該軸線を被塗物の塗装面に沿った
一定の軌跡で移動させながら、その霧化ヘッドを被塗物
の塗装面に正対するようにチルトさせると、その霧化ヘ
ッドが塗装面の凸面部から離反したり、塗装面の凹面部
に異常接近することなく、これら塗装面に対して常に一
定の塗装距離を保って正対する。したがって、凸面部を
塗装する際に塗料の噴射を一時的に停止したり、凹面部
を塗装する際に昇降フレームを上下,前後に複雑な軌跡
で移動させる煩雑な機構や制御が不要になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって具体的
に説明する。図1は本発明による自動塗装装置の一例を
示す正面図、図2はその動作を概略的に示す側面図であ
る。
【0013】図中、1は自動車ボディ等の被塗物2の搬
送路に直交して配された昇降フレームであって、複数台
の塗装機3が所定間隔で取り付けられる水平なフレーム
本体4と、当該フレーム本体4の左右両端を支持する一
対の支柱5,5とによって門型に形成されている。
【0014】昇降フレーム1は、各支柱5を夫々回転軸
6に取り付けた状態で昇降装置7のブラケット8に支持
され、当該昇降装置7により回転軸6の軸線Yを被塗物
2の塗装面9に沿った一定の軌跡Kで移動させるように
昇降駆動されると共に、回転軸6に連結したチルト用の
駆動モータ10により被塗物2の搬送路に沿って前後方
向に所要の角度で回転駆動されるように成されている。
【0015】また、昇降フレーム1に取り付けられた各
塗装機3は、夫々その先端に設けた霧化ヘッド11が回
転軸6の軸線Yに対して一定の距離Xを保って対向せら
れている。
【0016】しかして、フロアコンベア等によって所定
の速度で搬送される自動車ボディ等の被塗物2を塗装す
る場合は、被塗物2の形状及び搬送速度に応じて、昇降
装置7により、回転軸6の軸線Yがその被塗物2の塗装
面9に沿った一定の軌跡Kで移動するように昇降フレー
ム1を昇降させると共に、チルト用の駆動モータ10に
より、回転軸6を回転させ、支柱5に支持した昇降フレ
ーム1を図2の実線図示の状態から鎖線図示の如く所要
の角度Θだけ回動させて、当該昇降フレーム1に取り付
けられた各塗装機3を、その霧化ヘッド11が塗装面9
に正対するように一斉にチルトさせる。
【0017】このようにすれば、各塗装機3がその霧化
ヘッド11を被塗物2の塗装面9に正対させるようにチ
ルトしても、霧化ヘッド11と塗装面9各部との間には
常に所定の塗装距離が保たれる。
【0018】したがって、塗装面9の凸面部9aを塗装
する際も、各塗装機3の霧化ヘッド11がその塗装面9
から離反することがないので、従来のように各塗装機3
の塗料噴射を一時的に停止するなどの煩雑な制御が不要
になる。また、塗装面9の凹面部9bを塗装する際も、
霧化ヘッド11が塗装面9に異常接近することがないの
で、従来のように塗装機3を取り付けた昇降フレーム1
を上下及び前後に複雑な軌跡で移動させる煩雑な機構や
制御が不要になる。また、昇降フレーム1に取り付けた
各塗装機3は、その昇降フレーム1が所要の角度Θで回
動することによって一体的にチルトされるから、従来の
ように各塗装機3ごとに夫々チルト駆動機構や位置決め
機構を設ける必要がなくなり、その機構全体の構成と制
御を著しく簡略化することができる。更に、各塗装機3
のチルト角度Θは、昇降フレーム1を支持する支柱5を
回動させる回転軸6の回転角度を検出し調節することに
よって同一に規制できるからチルト機構の位置決め精度
が著しく向上する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、昇
降フレームに複数台の塗装機を取り付けても、各塗装機
ごとにチルト駆動機構やその位置決め機構等を設ける必
要がないので、チルト機構全体が著しく簡略化されて設
備費が大幅に低減すると共に、各塗装機の位置決め精度
も著しく向上するという優れた効果がある。また、塗装
機をチルトさせた時に、その霧化ヘッドが塗装面から離
反したり接近したりすることなく、常に塗装面と一定の
塗装距離を保って正対するから、塗装機の塗料噴射を一
時的に停止させたり、塗装機を上下及び前後に複雑に動
かすような煩雑な機構や制御も不要になるという大変優
れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動塗装装置の一例を示す正面
図。
【図2】その自動塗装装置の動作を概略的に示す側面
図。
【図3】従来装置の構造と動作を概略的に示す側面図。
【図4】従来装置の構造と動作を概略的に示す側面図。
【符号の説明】
1・・・昇降フレーム 2・・・被塗物 3・・・塗装機 5・・・支柱 6・・・回転軸 7・・・昇降装置 9・・・塗装面 11・・・霧化ヘッド Y・・・回転軸の軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物(2)の搬送路に直交して配され
    る昇降フレーム(1)に塗装機(3)を取り付けて、当
    該塗装機(3)を被塗物(2)の形状変化に応じて自動
    的に昇降させる自動塗装装置において、前記昇降フレー
    ム(1)が、被塗物(2)の搬送路に沿って前後方向に
    回動する支柱(5)に支持され、その昇降フレーム
    (1)に取り付けた塗装機(3)の霧化ヘッド(11)
    が、前記支柱(5)を回動させる回転軸(6)の軸線
    (Y)に対向せられていることを特徴とする自動塗装装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115761A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Daifuku Co Ltd 塗装用吹付処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011115761A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Daifuku Co Ltd 塗装用吹付処理装置

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