JPH0796209A - 路上走行可能な破砕プラント車 - Google Patents

路上走行可能な破砕プラント車

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JPH0796209A
JPH0796209A JP26304293A JP26304293A JPH0796209A JP H0796209 A JPH0796209 A JP H0796209A JP 26304293 A JP26304293 A JP 26304293A JP 26304293 A JP26304293 A JP 26304293A JP H0796209 A JPH0796209 A JP H0796209A
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crusher
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、破砕機、振動篩機等をトレーラに
設置し、破砕機の稼働に伴って発生する粉塵の飛散を防
止した破砕プラント車を提供する。 【構成】 この破砕プラント車は、一般道路を走行する
ことができ、後輪の近傍に設置した破砕機、前部に設置
した振動篩機、及び両者を接続すると共に伸縮可能或い
は上下動可能に構成された搬送コンベヤ10及び戻しコ
ンベヤをトレーラに設置している。破砕機の稼働で塊状
物を破砕したときに生じる粉塵は、防塵カバー120で
飛散が概略防止される。防塵カバー120の前端に粉塵
飛散防止壁130を設けた場合には、防塵カバー120
からの粉塵の飛散が更に防止できる。粉塵の飛散や舞い
上がりを更に抑制するために防塵カバー内等への水噴射
系統を設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建造物、構造物、掘
削等で発生するコンクリート、アスファルト、岩石等の
塊状物を所望なサイズに破砕して再利用可能な破砕物を
作る破砕プラントを、トラクタに連結して牽引される一
般道路を走行できるトレーラに設置した路上走行可能な
破砕プラント車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、特に都市、住宅街、市街地等で
は、中高層住宅、建造物、構造物等の取り壊し、建て替
え等が盛んに行われ、再開発が行われている。その際、
発生するコンクリート、アスファルト等の塊状物の処理
方法として、建造物、構造物等の廃材、コンクリート、
アスファルト等の塊状物を、その発生現場において破砕
機によって破砕処理し、破砕物を路面材、建造物、構造
物等の基礎材、掘削後の埋戻材として再利用即ちリサイ
クルして使用する方法が行われるようになってきた。こ
の方法によれば、塊状物を投棄する量自体を減らすこと
ができ、またこれらの塊状物の埋め立て処分地、投棄場
所を求めて、それらの塊状物を車両等で長距離搬送する
必要がなくなると共に、限られた資源である砂利等の有
効利用にもなるので、環境保護、資源保護にも貢献する
ことができる。
【0003】コンクリート、アスファルト、廃材等の塊
状物を破砕する破砕プラントとして処理場に設置して使
用する設置型の破砕プラントは、基本的には、かかる塊
状物を破砕する破砕機をトレーラに搭載して所定の処理
場へ搬送し、塊状物の処理場でトレーラから破砕機を降
ろして組付け、配置することにより設置されるものであ
る。破砕機以外にも、破砕された破砕物を選別する振動
篩機、発電機等の駆動装置、及びコンベヤ等の搬送装置
等をトレーラに搭載することもできるが、いずれもトレ
ーラから降ろして組付け、配置する必要があった。破砕
プラントをかかる塊状物の発生地と異なる処理場に設置
することは、搬送・組み付け作業が大仕事であり、人手
を多く要することから破砕処理に要するコストの上昇の
原因となっているばかりでなく、スペースの確保や地価
の観点から破砕処理場の確保自体が困難になっており、
また、破砕処理場が塊状物発生地からの距離が遠い程、
塊状物を搬送するのに運搬コストがかかり過ぎるという
問題がある。また、塊状物の発生地に近接して破砕処理
場を作ることができたとしても、破砕プラントの作動に
よって騒音、振動等が発生することで好ましくないこと
であり、特に、市街地、住宅地等では好ましくない。一
方、車輪付きの移動型破砕プラント車も開発されている
が、処理場内だけの移動を目的とするものである。破砕
プラントを搭載しつつ路上を走行するためには、道路運
送車両法の保安基準(以下単に、保安基準という)によ
り車両の幅、高さ等の制限を満たす必要があるが、普通
に期待される塊状物処理能力を備えた移動型破砕プラン
ト車であれば、通常は、このような保安基準による規制
のため一般道路を走行できないものであった。
【0004】そこで、本出願人は、上部に建造物、構造
物等の廃材、コンクリート、アスファルト等の塊状物の
投入用ホッパを設けた塊状物を破砕し再利用するための
破砕機、該破砕された破砕物を選別する振動篩機、前記
破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から前記振動篩
機に搬送する搬送コンベヤ、前記振動篩機で選別した所
定以上のサイズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩
機から前記破砕機へ回送する戻しコンベヤ、これらの機
器を駆動する発電機等の駆動装置から成る破砕プラント
を、保安基準に適合できるように、路上走行可能なトレ
ーラ上に設置し、しかも、都市部、市街地等で破砕プラ
ントを作動しても騒音、振動等の発生を極力低減するこ
とができる路上走行可能な破砕プラント車を既に提案し
ている(特願平5−71214号)。かかる路上走行可
能な破砕プラント車によれば、トレーラに破砕プラント
を設置したまま道路を走行し、破砕プラントを設置した
トレーラそのものをコンクリート、アスファルト等の破
砕物の発生現場に搬入することができ、またトレーラに
破砕プラントを設置した状態のままで直ちに塊状物の破
砕処理を行うことができると共に、作業の段取り等に時
間をとることなく、効率的に破砕処理を行うことができ
る等の利点がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、かかる路上走行可能な破砕
プラント車にあっては、破砕機に塊状物を投入して塊状
物の破砕処理を行うと、塊状物の破砕に伴って破砕機内
部で生じた粉塵が、破砕機の破砕物出口から直接に外部
に飛散し、また、破砕物が粉塵と共に搬送コンベヤに落
下するとその時の衝撃で粉塵が舞い上がり、破砕機の破
砕物出口及び破砕物を振動篩機に搬送する搬送コンベヤ
上を中心にして外部に飛散する。そして、風があるとき
には、風下に粉塵が飛散して周囲環境を粉塵で汚染する
ことになる。上記粉塵は、現場で作業する作業員のみな
らず、破砕プラント車に搭載した各種の機器に対しても
好ましいものではない。また、市街地、住宅地等では風
に乗って飛散してくる粉塵は、住民にとって健康や生活
に害を及ぼす可能性がある。このように、破砕プラント
車の稼働に伴って発生する粉塵が飛散することによる作
業員や住民等の健康、周囲の環境及び破砕プラントに関
する他の機器に与える悪影響を無視することはできず、
塊状物の破砕処理作業において粉塵の飛散や舞い上がり
の防止に関して改善の余地があるという課題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、エンジンを搭載したトラクタ及び
該トラクタに連結されて牽引されるトレーラから成り、
該トレーラの車体フレーム上に、塊状物を破砕する破砕
機、前記トレーラの前部に位置し前記破砕機で塊状物を
破砕することにより生成したた破砕物を選別する振動篩
機、前記破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から前
記振動篩機に搬送する搬送コンベヤ、前記振動篩機で選
別した所定以上のサイズの破砕物を再度破砕するため前
記振動篩機から前記破砕機へ回送する戻しコンベヤ、前
記振動篩機で選別した所定以下のサイズの破砕物を前記
トレーラ外へ排出する破砕物排出手段、並びに前記破砕
機、前記振動篩機、前記搬送コンベヤ及び前記戻しコン
ベヤを駆動するためのエンジン、油圧発生器又は発電機
等の動力源と操作盤とからなる駆動装置が設置された路
上走行可能な破砕プラント車において、前記破砕機の破
砕物出口を含む前記搬送コンベヤの搬送路始端側から外
部には、粉塵を飛散させないように対策を施した路上走
行可能な破砕プラント車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、エンジンを搭載したトラクタ及び該トラク
タに連結されて牽引されるトレーラから成り、該トレー
ラの車体フレーム上に設置した塊状物を破砕する破砕
機、前記破砕機で塊状物を破砕することにより生じた破
砕物を分離選別する前記車体フレームに設置された振動
篩機、前記破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から
前記振動篩機に搬送する搬送コンベヤ、所定以上のサイ
ズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩機から前記破
砕機へ回送する戻しコンベヤ、所定以下のサイズの破砕
物を前記トレーラ外へ排出する破砕物排出手段、前記破
砕機、前記振動篩機、前記搬送コンベヤ及び前記戻しコ
ンベヤを駆動するための動力源と操作盤とからなる駆動
装置、及び前記破砕機の排出位置から搬送方向の所定範
囲にわたって前記搬送コンベヤの搬送路を覆った防塵カ
バー、を有することを特徴とする路上走行可能な破砕プ
ラント車に関する。
【0008】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記搬送コンベヤの搬送方向で見た前記防塵カバー
の少なくとも前端に可撓性の粉塵飛散防止壁を設けたも
のである。
【0009】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記トレーラの車体フレーム上に集塵機を設置し、
該集塵機の集塵ダクトを前記防塵カバー内に接続したも
のである。
【0010】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記搬送コンベヤ上の少なくとも前記防塵カバー内
に、粉塵飛散防止用の水を噴射する噴射ノズルを設けた
ものである。
【0011】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記破砕機へ塊状物を投入するホッパ部に少なくと
も粉塵飛散防止用の水を噴射する水噴射ノズルを設けた
ものである。
【0012】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記搬送コンベヤの下側を別の防塵カバーで覆った
ものである。
【0013】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記破砕機から排出される破砕物を前記振動篩機に
搬送する前記搬送コンベヤが、その底部を上昇させて地
上高を高くできるように伸縮構造に構成されているもの
である。
【0014】
【作用】この発明による路上走行可能な破砕プラント車
は、上記のように構成されており、次のような作用をす
る。即ち、この路上走行可能な破砕プラント車は、エン
ジンを搭載したトラクタ及び該トラクタに連結されて牽
引されるトレーラから成り、該トレーラの車体フレーム
上に塊状物を破砕する破砕機と該破砕機に関連する上記
の振動篩機、搬送コンベヤ、戻しコンベヤ、破砕物排出
手段及び駆動装置が設置された路上走行可能な破砕プラ
ント車において、前記破砕機の排出位置から搬送方向所
定範囲にわたる前記搬送コンベヤの搬送路を防塵カバー
で覆ったものであるので、破砕機の破砕物出口から直接
周囲へ飛散し始める粉塵や、破砕物が破砕物出口から搬
送コンベヤ上に落下する時の衝撃で舞い上がった粉塵
は、上記防塵カバーにより外部へ大きく飛散することが
防止される。
【0015】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベヤの搬送方向で見た前記防塵カバー
の少なくとも前端に可撓性の粉塵飛散防止壁を設けたも
のであるときは、破砕機の破砕物出口やその近傍の搬送
コンベヤ上において飛散し始めた粉塵は、上記防塵カバ
ーにより更に外気へ飛散することが防止されると共に、
上記防塵カバーの前部においても外気へ飛散することが
防止される。粉塵飛散防止壁は可撓性であるから、搬送
コンベヤに載せられた破砕物は、粉塵飛散防止壁に当た
る場合でも、当該粉塵飛散防止壁を押し退けて運び続け
られ、振動篩機へと搬送される。
【0016】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記トレーラの車体フレーム上に集塵機を設置し、
該集塵機の集塵ダクトを前記防塵カバー内に接続したも
のであるときは、集塵機が、防塵カバー内で舞い上がっ
て飛散した粉塵を強制的にダクトで吸引して粉塵のみを
取り除く。防塵カバー内は、ダクトを介しての強制的な
吸引排気により負圧となるので、防塵カバーやその周囲
の僅かな隙間からも粉塵が漏れ出ることがない。
【0017】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベヤ上の少なくとも前記防塵カバー内
に、粉塵飛散防止用の水を噴射する噴射ノズルを設けた
ものであるときは、塊状物の破砕処理作業において生じ
た粉塵は、飛散しても水滴と付着して重さを増し、浮遊
しきれずに落下し、又、搬送コンベヤから舞い上がろう
とする粉塵についても水滴が付着して飛散させないよう
にする。
【0018】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベヤの下側を別の防塵カバーで覆った
ものであるときは、飛散した粉塵が搬送コンベアと上記
防塵カバーとの間から下方へ飛散しようとしても、前記
搬送コンベヤの下側を覆う防塵カバーにより遮られて、
外気へ飛散することがない。また、前記防塵カバー内
に、粉塵飛散防止用の水を噴射する噴射ノズルを設けた
ものであるときは、落下した汚水の処理がし易く、更に
路上走行するときはタイヤ等が撥ね飛ばした小石から搬
送コンベヤのコンベヤベルトを保護する。
【0019】また、この路上走行可能な破砕プラント車
において、前記破砕機から排出される破砕物を前記振動
篩機に搬送する前記搬送コンベヤが、その底部を上昇さ
せて地上高を高くできるように伸縮構造に構成されてい
るものであるときは、破砕プラントを操業するときに
は、前記搬送コンベヤの底部を下降させて、破砕機から
排出される破砕物を受け取ることができる位置まで地上
高を低くして破砕物を振動篩機に搬送することができる
と共に、破砕プラントの非操業時には、破砕プラント車
が保安基準を満たすまで、搬送コンベヤの底部を上昇さ
せて地上高を高くすることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による路上
走行可能な破砕プラント車の実施例を説明する。図1は
この発明による路上走行可能な破砕プラント車の一実施
例を示す側面図、図2は図1の破砕プラント車の平面
図、図3は図1の破砕プラント車の背面図、図4は図1
の破砕プラント車における破砕機下部と搬送コンベヤの
下部を示す側面図、図5は図1におけるA−A断面図で
あって、破砕プラント車における搬送コンベヤの搬送方
向に垂直な面についての搬送コンベヤと防塵カバーの断
面図、図6は図5におけるB−B断面図であって、防塵
カバーに対する粉塵飛散防止壁の取り付けを示す図、図
7は図4におけるC−C断面図であって、搬送コンベヤ
の搬送始端の搬送方向に垂直な面についての断面図、図
8は図1の破砕プラント車における粉塵飛散防止用の水
噴射系統図、図9は図8の水噴射系統において破砕機の
ホッパーに対して設けられる水の噴射管を示す図、図1
0は図9のD−D断面図であって、水の噴射機構におけ
る噴射ノズルの断面図である。
【0021】この路上走行可能な破砕プラント車は、コ
ンクリート、アスファルト、廃材等の塊状物を破砕して
砂利等の粒状物即ち破砕物としてリサイクルするのに適
用できる破砕プラントをトレーラにセット即ち設置し、
一般道路を走行して塊状物発生現場へ直接運び込み、そ
こで、塊状物を破砕してリサイクルできる破砕物に処理
できるものである。この路上走行可能な破砕プラント車
は、図1に示すように、エンジン1Eを搭載したトラク
タ1、及びトラクタ1に連結されて牽引されるトレーラ
2から成る路上走行用の車両である。この路上走行可能
な破砕プラント車において、トレーラ2を構成する車体
フレーム4の後部は、トレーラ2が元来有しているエア
クッションと板ばね(図示せず。)を介して後輪3に支
持され、また、前部はカプラ等の連結装置77によって
トラクタ1に連結される。車体フレーム4は、詳細には
図示しないが、トレーラ自体が元来有しているシャシと
このシャシを補強する種々の補強フレームから構成さ
れ、シャシと補強19ーム間には、鋼板、孔明き鋼板、
金網等を配置することができる。
【0022】この路上走行可能な破砕プラント車では、
特に、車体フレーム4上の後輪3の近傍には塊状物を破
砕する破砕機6がセット即ち設置されている。破砕機6
は、インパクトクラッシャ、ジョクラッシャ等のタイプ
を使用でき、車体フレーム4に衝撃力、振動等が直接作
用しないように、ゴム等の防振材を介して車体フレーム
4に設置することが好ましい。破砕機6は、破砕機6内
へ被破砕物を投入するためホッパ16、破砕物を排出す
るため排出ホッパ11、排出シュート12等を備えてい
る。排出シュート12は、車体フレーム4の下方に延び
ている。破砕機6は、モータ195からベルト伝動によ
り駆動されるが、ベルト伝動部はカバー196で覆われ
ており、作業員の安全と、破砕機6のホッパ16等から
飛散する粉塵からの保護の働きをしている。
【0023】この路上走行可能な破砕プラント車におい
て、車体フレーム4上の前部には振動篩機7がセット即
ち設置されており、塊状物が破砕機6で破砕されること
により生成した破砕物は、搬送コンベヤ10によって振
動篩機7に搬送される。振動篩機7で選別した所定以上
のサイズの破砕物は、戻しコンベヤ14によって再び破
砕機6へ回送され、そこで再度破砕されてリサイクルに
適したサイズの破砕物に粉砕される。振動篩機7で選別
した所定以下のサイズの破砕物は、破砕物排出手段であ
る搬出コンベヤ54を通じて外部へ搬出される。また、
破砕機6、振動篩機7、搬送コンベヤ10、戻しコンベ
ヤ14、搬出コンベヤ54等を駆動するため、車体フレ
ーム4上にはエンジン、油圧発生器、発電機等の駆動源
8、操作盤9等の駆動装置が搭載されている。更に、破
砕機6の作動時に、車体フレーム4を支持するため車体
フレーム4の前部には前部アウトリガ5が設けられてい
る。この路上走行可能な破砕プラント車の以上の構造
は、基本的には本出願人による先願に係る発明のものと
同じである。
【0024】破砕機6、振動篩機7等は後輪3の接地状
態で作動され、特に、破砕機6でコンクリート、アスフ
ァルト等の破砕物の破砕で発生する衝撃力、振動等の力
の一部は、トレーラ2自体が備えているエアクッション
と板ばねとで緩衝吸収するように構成されている。従っ
て、破砕機6で発生する衝撃力、振動等の力の一部がエ
アクッションと板ばねとで緩衝吸収されることで、破砕
プラント車の作動で発生する騒音、振動は最低限に低減
することができると共に、後輪3には、瞬間的な過大な
力が作用するのを防止することができる。また、トレー
ラ2には、破砕機6で発生する所定以上の衝撃力、振動
等の力を支持するために、車体フレーム4の後部には、
油圧、リンク、ねじ等で伸縮できる後部支柱78が設け
られている。従って、後部支柱78は、破砕機6の作動
時には殆ど接地状態、或いは敷板等で接地状態に伸長さ
せており、破砕機6によって過大な負荷がトレーラ2に
かかる場合には、車体フレーム4を支持し、トレーラ2
のエアクッションと板ばねを保護することができる。
【0025】この路上走行可能な破砕プラント車には、
図1及び図2に示すように、車体フレーム4の後部等の
適宜のスペースに駆動源8、操作盤9等がバランスよく
配置されている。搬送コンベヤ10は、バケットコンベ
ヤタイプであり、破砕機6から排出された処理材即ち破
砕物を振動篩機7に搬送するため、破砕機6の下部に設
けた排出ホッパ11及び排出シュート12と振動篩機7
のホッパ13とを接続するように車両前方向に向かって
上昇する傾斜状態に延びている。また、戻し用コンベヤ
14は、破砕機6で破砕された破砕物のサイズが所定の
大きさより大きい場合には、再度、その破砕物を破砕機
6に戻して破砕するため、振動篩機7の排出部15と破
砕機6のホッパ16とを接続するように車両後方向に向
かって上昇する傾斜状態に延びている。振動篩機7に近
接した車体フレーム4上のスペースには、塊状物を破砕
機6で破砕する際、或いは振動篩機7で破砕物を選別す
る際に発生する粉塵の飛散を防止のために粉塵に対して
散水する水を貯留する水タンク17が設けられている。
【0026】次に、この路上走行可能な破砕プラント車
の実施例において採用されている搬送コンベヤ10の詳
細と、破砕機6の破砕物出口に関連する搬送コンベヤ1
0に関して取られた防塵対策について説明する。
【0027】〔搬送コンベヤ10〕この路上走行可能な
破砕プラント車において、搬送コンベヤ10は、図1に
示すように、車両前方側即ち上方側の固定フレーム部2
1、該固定フレーム部21に対して移動可能であり車両
後方側、即ち下方側に位置する移動フレーム23部、固
定フレーム部21に設けた複数のローラから成るローラ
群、及びローラ群に掛け渡されたコンベヤベルト20か
ら構成されている。ローラ群は、その内の1つ、例え
ば、搬送コンベヤ10における上端部のドライビングベ
ルトローラ26を駆動軸と一体回転する駆動ローラとす
ることにより、搬送コンベヤ10を作動することができ
る。更に、搬送コンベヤ10は、コンベヤベルト20を
上部で幅方向に水平に支持する複数のキャリヤロール2
8、及びコンベヤベルト20の下部を支えるリターンキ
ャリヤ29を有している。図4に搬送コンベヤ10の下
部が示されているように、搬送コンベヤ10の移動フレ
ーム23の下端部に配置したローラ軸24にテールベル
トローラ27を回転自在になるように嵌装する。
【0028】コンベヤベルト20は、図5で示す断面図
からわかるように、搬送部においては、傾斜したローラ
113,113によりころがり支持されている撓み易い
ゴムベルトである。ローラ113,113は、搬送コン
ベヤ10の搬送方向の中心線からみて左右対称に配置さ
れており、コンベヤ架台110に対して、中央側の高さ
の低い軸受111,111と、幅方向両側の高さの高い
軸受112,112とで搬送コンベヤ10の中央側が低
い傾斜状態に回転可能に支持されている。コンベヤベル
ト20の搬送面には、搬送方向でみて所定の間隔に且つ
幅方向には左右並んで一対の三角状の搬送爪114,1
14が形成されており、ローラ113,113によりV
字状に屈曲した状態で支持されたときに、搬送爪11
4,114の隣合う両辺が僅かに間隔115を残して接
近し、破砕物である粒状物や粉体が堆積した被搬送物を
的確に捉えて、上方へ搬送することができるようになっ
ている。コンベヤベルト20は、最上部を回って下降す
るときは、113で示したような傾斜したローラで支持
されることはないので、図7に示すように搬送爪11
4,114の間隔が開いた底面の平らな状態に戻り、最
下部へと循環する。
【0029】〔防塵カバー〕図1に示すように、搬送コ
ンベヤ10の搬送面上には、破砕機6の排出シュート1
2から、搬送方向に向かって、振動篩機7に至るまでの
半分以上の領域にわたって、防塵カバー120が設けら
れている。防塵カバー120は、コンベヤ架台110又
はコンベヤ架台110に対して一体的な部材に対して、
蝶番122で回動可能に構成された2つ割りのカバー片
121,121からなる。カバー片121,121は、
搬送コンベヤ10の中央上部で突き合わせ状態になる
か、一部重なり合い状態となり、周知の固着具123に
より、互いに固定される。カバー片121,121は、
略4分の1円筒の形状をしており、したがって、防塵カ
バー120は略半円筒の構造をして、搬送コンベヤ10
の搬送路を覆っている。固着具123を解放すれば、カ
バー片121,121は蝶番122を回動中心として、
図5で矢印P方向で示すように、互いに反対方向に開く
ので、カバー片121,121や搬送コンベヤ10の清
掃、点検又は修理を容易に行うことができる。防塵カバ
ー120は、破砕機6の排出シュート12とは隙間なし
に接続するように設けられており、継ぎ目から粉塵が漏
れ出すことのないようにしてある。破砕機6の排出シュ
ート12は、搬送コンベヤ10に対して斜め下方に伸び
ており、その下側導出端面はコンベヤベルト20の直近
に位置しているので、搬送コンベヤ10へ落下中の粉塵
や搬送コンベヤ10に落下して舞い上がる粉塵は排出シ
ュート12後方に飛散することがない。
【0030】〔粉塵飛散防止壁〕防塵カバー120の前
端、即ち搬送コンベヤ10の搬送方向前方端と、防塵カ
バー120の内部の所定間隔置きの位置には、図5に示
すような粉塵飛散防止壁130が設けられている。粉塵
飛散防止壁130は、全体が三日月状をなしており、可
撓性のゴム垂れから形成されている。粉塵飛散防止壁1
30の外周部131は、防塵カバー120の内面に対し
て適宜の固着手段136、例えば図6に示すような一定
間隔を置いた複数の箇所に設けたボルト・ナットにより
固定されている。粉塵飛散防止壁130の内周部132
は、搬送コンベヤ10のコンベヤベルト20がローラ1
13,113によりV字状に屈曲した状態で支持された
ときに、僅かに間隔115を残して接近した搬送爪11
4,114の上辺に対して、比較的僅かの間隙135を
置いた上の位置にある。したがって、粉塵飛散防止壁1
30は、搬送コンベヤ10の搬送爪114,114と直
接に干渉することはなく、また、間隙135も比較的狭
いので、破砕機6の排出シュート12の出口付近で生じ
た粉塵は、多段に設けられた粉塵飛散防止壁130を次
々とくぐり抜けて防塵カバー120外へ出て行くのが効
果的に防止される。粉塵飛散防止壁130は、複数箇所
において半径方向に切れ目133が設けられて、各ゴム
垂れ片134に区分されているので、搬送爪114,1
14により搬送コンベヤ10上に堆積して的確に捉えら
れた被搬送物の高さが粉塵飛散防止壁130に達するも
のであっても、被搬送物と接触する必要最小数のゴム垂
れ片のみが撓んで、図6で矢印Qで示すように被搬送物
を通過させることができる。
【0031】〔集塵機〕破砕プラント車のトレーラ2の
車体フレーム4上において、防塵カバー120の近く
に、図2に示すように、集塵機140が設けられてい
る。集塵機140は、フィルタ式等の周知の構造のもの
を用いることができる。集塵機140は、ダクト141
を介して防塵カバー120の比較的上部においてその内
部に接続されており、防塵カバー120内で飛散して浮
遊する粉塵を強制的に吸引し、粉塵を取り除く。かかる
強制的な吸引のため、防塵カバー120内は負圧となっ
ているので、間隙135等の防塵カバー120の周囲に
おいて止むを得ず生じている間隙からは、外部から外気
を吸い込むことになり、粉塵が外部へ飛散することはな
い。
【0032】〔コンベヤ下カバー〕搬送コンベヤ10の
下部には、図4及び図7に示すように、コンベヤベルト
20の戻り路に対応して、コンベヤ下カバー150が設
けられている。コンベヤ下カバー150は、コンベヤ架
台110に固定された上側カバー151と、上側カバー
151に対して、搬送コンベヤ10の横断方向に回動軸
線を有する蝶番153により、上下に回動可能な下側カ
バー152とから構成されている。上側カバー151と
下側カバー152の断面形状は、互いに同一であって、
基部が平たい状態で戻り路を走行するコンベヤベルト2
0における搬送爪114,114に対して、輪郭を沿わ
せた略W字状の断面形状となっており、搬送爪114,
114とコンベヤ下カバー150との間に無駄な空間を
作らないようにしてある。下側カバー152が下側に向
かって開くことがないように、チェーン155が、下側
カバー152を抱いて持ち上げるように、コンベヤ架台
110に架け渡されている。チェーン155の一端はコ
ンベヤ架台110に係止され、他端はコンベヤ架台11
0に取り付けられたフック156にチェーン長さを調節
可能に係止されている。下側カバー152の下端近傍に
は、ストッパーアングル154が取り付けてあり、チェ
ーン155と係合してチェーン155の妄動を防止して
いる。コンベヤ下カバー150が設けられていることに
より、搬送コンベヤ10のコンベヤベルト20を、例え
ば路上走行中に保護することができると共に、搬送コン
ベヤ10上で飛散して僅かながら降下してくる粉塵を受
け止めることができる。また、後述の粉塵飛散防止用の
水を噴射する場合には、落下してくる一部の水をコンベ
ア下カバー150が案内してしかるべき水の処置をする
ことができる。チェーン155をフック156から外し
て、図4で矢印Rで示すように、下側カバー152を下
方に回動させると、戻り路にあるコンベヤベルト20の
点検や修理、及び粉塵の除去の作業を容易に行うことが
できる。 (以下、この頁余白)
【0033】〔水噴射系統〕塊状物の破砕に伴って生じ
る粉塵は、破砕プラントの各所において飛散し易い。し
たがって、本発明の破砕プラント車においては、車体フ
レーム4上に設けた水タンク17の水を、水噴射系統1
60により供給して、粉塵が発生する又は発生し易い箇
所に向かって噴射させている。水噴射系統160は、車
体フレーム4上に設けられ水タンク17内の水を取り込
む噴射ポンプ161と、噴射ポンプ161から各所に伸
びる給水導管162、及び給水導管162の末端に設け
られた後述の噴射ノズルから構成されている。給水導管
162の一つは、振動節用ノズルバルブ163に繋がっ
て水圧振動を調節しており、又、他の一つの給水導管は
搬送コンベヤ10に伸び、更に他の一つの給水導管は破
砕機6のホッパ16に伸びている。給水導管162は、
これら以外にも、振動篩機7のホッパ13、戻しコンベ
ヤ14、搬出コンベヤ54に伸びて、水を散水、噴射す
るようにしてもよい。
【0034】給水導管162は、各噴射ノズルの直前に
おいて、噴射ポンプ161から供給される水量を調節し
たり、供給を止めるバルブ165を備えている。搬送コ
ンベヤ10に伸びる給水導管162に設けられる噴射ノ
ズル164は、少なくとも防塵カバー120の内部に設
けられており、その個数及び配置は適宜設定することが
できるが、破砕機6の排出シュート12と、最初の粉塵
飛散防止壁130との間に配置するのが最も効果的であ
る。噴射ノズル164は、搬送コンベヤ10の上部にも
設けることができる。防塵カバー120の内部に設けら
れた噴射ノズル164から噴射された水は、水滴となっ
て、防塵カバー120内で飛散した粉塵と付着し、粉塵
の飛散を抑制する。破砕機6のホッパ16に伸びる給水
導管は、図9に示すように、ホッパ16の上辺に平行に
置かれた噴射管166に接続されており、噴射管166
は、両端がプラグにより封止されていると共に、管の長
手方向に所定間隔をおいて噴射ノズル167が形成され
ている。噴射ノズル167から噴射された水は、水滴と
なって、投入された塊状物又は戻しコンベヤ14から破
砕機6に戻される破砕物からホッパ16内で飛散した粉
塵と付着し、粉塵の飛散を抑制する。
【0035】〔噴射ノズル〕各噴射ノズルは、種々の構
造のものを用いることができる。例えば、噴射ノズル1
67は、図10に示すように、ホッパ16内部に向かっ
て噴射孔を穿孔することにより形成されている。これに
限らず、例えば、パーツとしての噴射ノズルを、給水導
管の末端や、噴射管の穿孔にネジ込み等の周知の接続手
段により取り付けてもよい。
【0036】この路上走行可能なプラント車における搬
送コンベヤ10、振動篩機7、戻しコンベヤ14等の詳
細については、本出願人による上記の先願に開示した発
明と同様に構成することができるものであり、以下これ
らの詳細について説明する。図11は搬送コンベヤの下
端の振動止めの一実施例を示す側面図、図12は図11
に示した振動止めの背面図、図13は図1の破砕プラン
ト車における搬送コンベヤの伸縮機構の一例を示す平面
図、図14は図1の破砕プラント車における搬送コンベ
ヤの伸縮機構の別の例を示す平面図、図15は図1の破
砕プラント車における振動篩機の排出部の一実施例を示
す正面図、図16は図1の破砕プラント車における戻し
コンベヤの昇降機構の一例を示す正面図、図17は図1
の破砕プラント車における戻しコンベヤの昇降機構の他
の例を示す正面図、図18は図17に示す戻しコンベヤ
の昇降機構の側面図、図19は図1の破砕プラント車に
おけるあおりプレートの水平支持部の一例を示す断面
図、図20はあおりプレートの水平支持金具の別の実施
例を示す斜視図である。
【0037】〔搬送コンベヤの下端の振動止め〕破砕機
6を稼働すると、破砕機6自体に相当の振動が発生し、
破砕プラント車の各所に伝播する。この振動は搬送コン
ベヤ10にも伝播するが、搬送コンベヤ10の下半分
は、車体フレーム4からみると片持ち式に支持されてい
るのみであるので下端程、振動が大きくなる傾向にあ
る。搬送コンベヤ10が振動すると、搬送中である破砕
物がコンベヤベルト20から落下したり、破砕物に含ま
れる粉塵が舞い上がる。このような不都合を防止するた
め、図11及び図12に示すように、搬送コンベヤ10
のコンベや架台110の下端が、連結部材であるターン
バックル170により車体フレーム4に連結されてい
る。これらの図においては、簡単のため、必要な部分以
外は省略されている。ターンバックル170はコンベヤ
架台110に対してはフック171で、又車体フレーム
4に対しては、フック171よりも車両外側に位置する
フック172に係合しているので、ターンバックル17
0は、コンベヤ架台110を真上に支持するよりも、少
し斜めの状態で支持している。したがって、ターンバッ
クル170は、搬送コンベヤ10の上下方向の振動は勿
論のこと、左右方向の振動もある程度抑制することがで
きる。更に、搬送コンベヤ10の下端側は、後述するよ
うに、上端側の固定フレーム21部に対して移動する移
動フレーム部23となっているが、ターンバックル17
0のネジ部を操作することによって、移動フレーム部2
3を移動した場合のフック171とフック172との間
の距離の変化を吸収することができる。
【0038】〔搬送コンベヤの伸縮機構〕移動フレーム
部23を固定フレーム部21に対して上方に移動させる
ことによって、搬送コンベヤ10はその長手方向に収縮
移動可能に構成される。搬送コンベヤ10の下部即ち搬
送コンベヤ10の下端部に配置したローラ軸24及びテ
ールベルトローラ27は上方に移動され、路上走行可能
な破砕プラント車が路上を走行する場合に保安基準に規
定される最低地上高が確保される。コンベヤベルト20
が若干弛む状態になっても、路上の障害物に衝突して走
行できなくなることはない。場合によっては、破砕プラ
ント車の走行時には、コンベヤベルト20をロープ等で
吊り上げていてもよい。
【0039】図13に示すように、搬送コンベヤ10を
伸縮させる作動機構33は、一対の傘歯車36,37、
ハンドル34、ボールねじ31、ねじロッド32等から
構成されている。移動フレーム部23は、テールベルト
ローラ27を遊嵌したローラ軸24と一対の移動フレー
ム23a,23aと横フレーム25とから成る。移動フ
レーム23a,23a間に架けわたされた二つの支柱3
0,30間には、雌ねじを形成した摺動筒即ちボールね
じ31が挟持されており、断面コ字状の固定フレーム2
1a,21aに摺動自在に嵌合される。固定フレーム2
1aに挿通されたハンドル軸35の先端にはハンドル3
4が設けられている。ハンドル軸35の先端に固着され
た傘歯車36と、ボールねじ31に螺合する螺杆32の
先端に固定された傘歯車37とは噛合している。該傘歯
車37が一体回転するように固着されているねじロッド
32は、固定フレーム21部の支柱22に回転自在に軸
心方向の移動が規制される状態で支承され、且つ移動フ
レーム部23に設けたボールねじ31に螺合しており、
ねじロッド32の先端には、ナット32aが螺入され、
支柱30が長手方向に固着されている。
【0040】作動機構33を作動して搬送コンベヤ10
を伸縮させるには、ハンドル34を回転させることによ
って、傘歯車36,37を通じてねじロッド32を回転
させる。ねじロッド32の回転はねじロッド32上でボ
ールねじ31を移動させることになり、挟持杆30を通
じて移動フレーム23部を、矢印Sで示すように、固定
フレーム部21上で移動させることになる。移動フレー
ム23部が移動すれば、移動フレーム部23の取り付け
たテールベルトローラ27が移動し、それによって搬送
コンベヤ10が伸縮可能になる。
【0041】搬送コンベヤ10を伸縮させる別の作動機
構が図14に示されている。この例によれば、固定フレ
ーム部21と移動フレーム部23との間には、油圧シリ
ンダー機構174が設けられている。即ち、油圧シリン
ダー機構174のシリンダー175の基端が固定フレー
ム部21の水平な支柱22に対してピン176により回
動が許容されるように連結され、そして油圧シリンダー
機構174のピストンロッド177の先端が移動フレー
ム部23の水平な支柱30に対してピン178により回
動が許容されるように連結されている。シリンダー17
5の他端とピストンロッド177の周囲はジャバラブー
ツ179により塵埃等の進入に対して保護されている。
油圧シリンダー機構174の作動により、ピストンロッ
ド177を押し出したり引き戻すと、矢印Tで示すよう
に、移動フレーム23部が移動する。そして移動フレー
ム部23の取り付けたテールベルトローラ27が移動
し、それによって搬送コンベヤ10が伸縮する。
【0042】〔振動篩機の排出部〕図15に示すよう
に、振動篩機7は、ゴム等の防振部材(図示せず)を介
在させて車体フレーム4に脚38を通じて設置されてお
り、脚38にはフレーム39が取り付けられ、このフレ
ーム39に対してスプリング等を介して設けた篩40が
取り付けられている。篩40には、搬送コンベヤ10か
ら送り込まれる破砕物をホッパ13を通じて投入され
る。篩40は、ホッパ13の投入口側が高く、車両の幅
方向に下方へ傾斜した状態に設置されて低い側の終端に
は排出部15が形成されている。従って、破砕物は、篩
40の高い領域から低い側の排出部15へ振動で進むに
従って篩40で選別され、所定以下のサイズに破砕され
た破砕物は篩40を通過して落下し、所定以上の大きさ
の破砕物は篩40の排出部15へと進行する。篩40を
通過して落下した破砕物は、ホッパ41を通じて搬出コ
ンベヤ54に落下し、搬出コンベヤ54によって搬出シ
ュート75へ、次いで、破砕プラント車の外部に設けた
コンベヤ76等で所定の場所へ搬出される。
【0043】搬出コンベヤ54は、車体フレーム4の幅
方向にスライドすることができる。振動篩機7からの破
砕物を排出するときには、図15で矢印Uで示すよう
に、搬送コンベヤ54は一側が車体フレーム4の外側に
突出するようにスライドされ、その一側が搬出シュート
75に接続され、破砕物を排出することができる。車体
フレーム4の外側に取り付けた搬出シュート75は、車
両の走行時には取り外される。
【0044】〔戻しコンベヤ〕更に、この路上走行可能
な破砕プラント車では、篩40の排出部15の下方と破
砕機6のホッパ16の上部との間に延びる戻しコンベヤ
14が設けられている。戻しコンベヤ14は、篩40を
通過できなかった所定以上の大きさの破砕物を排出部1
5で受け取って該破砕物を破砕機6へ再び戻す機能を果
たす。戻しコンベヤ14には、破砕機6のホッパ16内
へ破砕物を投入する戻しコンベヤ14の頂部側の高さを
変更するため、図16又は図17及び図18に示すよう
な戻しコンベヤ14の傾斜角度を変更する傾斜変更装置
42が設けられている。
【0045】また、破砕機6のホッパ16の上端縁の地
上高は、車両が路上走行する場合の保安基準に適合した
高さに設定してあり、許容できる最大の処理能力を得る
ように設定されている。戻しコンベヤ14は、作動時に
はホッパ16へ破砕物を投入するため、二点鎖線で示す
ように、ホッパ16の上端縁より上昇した状態になる
が、戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁より
高位置になると、路上を走行できなくなるので、路上走
行時には戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁
より下方位置に納まるようにホッパ16には切欠部18
(図1)が形成されている。従って、破砕プラントの作
動時には、切欠部18を閉鎖するために、ホッパ16の
上縁に係合する切欠部18より大きいサイズの閉鎖板1
8aを別途準備しておくことが好ましい。場合によって
は、ホッパ16を破砕機6から取り外して戻しコンベヤ
14の上部を下げることにより保安基準に適合するよう
に構成してもよい。
【0046】〔傾斜変更装置〕図16に示す傾斜変更装
置42は、支柱機構43及び昇降機構44を有してい
る。支柱機構43については、例えば、一対の固定ロッ
ド48と、固定ロッド48に対して上下方向に移動可能
な昇降ロッド46から構成されている。昇降ロッド46
は、途中を横杆47で連結されており、その上部は戻し
コンベヤ14の左右フレーム73に設けた取付部79に
ピン等の取付金具45,45を介して枢着されている。
各固定ロッド48はクロスバー70によって連結されて
おり、クロスバー70には昇降機構44が設けられてい
る。昇降機構44については、クロスバー70に設けた
ブラケット71に回転自在に取り付け且つハンドル49
によって回転できる回転軸50、及び該回転軸50の端
部に一体回転できるように固着された傘歯車51,傘歯
車51と噛み合う傘歯車52、及び傘歯車52を通じて
昇降する螺杆53が備わっている。また、クロスバー7
0には、軸心部に雌ねじ72が形成されている傘歯車5
2が回転自在に取り付けられている。更に、傘歯車52
には、昇降ロッド46を固定している横杆47に固着さ
れた昇降用螺杆53が螺合されている。
【0047】このコンベヤ傾斜変更装置42は、上記の
構成であるので、ハンドル49を回転させると、回転軸
50及び傘歯車51が回転し、次いで傘歯車51に噛合
している傘歯車52が回転する。傘歯車52の回転は、
昇降用螺杆53を上下方向に移動させることになる。昇
降用螺杆53が上下方向に移動すれば、図16で矢印V
で示すように、昇降ロッド46が固定ロッド48に対し
て上下動し、従って戻しコンベヤ14の傾斜角度が変更
され、戻しコンベヤ14の上部の高さを低くすることが
できるようになる。
【0048】図17及び図18に示す傾斜変更装置18
0は、支柱機構181及び昇降機構182を有してい
る。支柱機構181については、例えば、一対の固定ロ
ッド183と、固定ロッド183に対して上下方向に移
動可能な昇降ロッド185から構成されている。昇降ロ
ッド185は、上端を横杆186で連結されており、昇
降ロッド185の上部は戻しコンベヤ14の左右フレー
ム73に設けた取付部188にピン等の取付金具18
7,187を介して枢着されている。各固定ロッド18
3はクロスバー184によって連結されており、クロス
バー184には昇降機構182が設けられている。昇降
機構182は、固定ロッド183はクロスバー184に
基端が連結されたシリンダー189と、シリンダー18
9内で往復動可能なピストンロッド190とから成る油
圧シリンダーであり、ピストンロッド190の先端は昇
降ロッド185の横杆186に連結されている。ジャバ
ラブーツ191は、ピストンロッド190の周囲とシリ
ンダー189の先端側を覆っており、破砕プラントの稼
働に伴って発生する粉塵から防護している。油圧シリン
ダーを作動させて、矢印Wで示すように、ピストンロッ
ド190の伸出量を調整することにより、戻しコンベヤ
14の傾斜角度を変更することができる。
【0049】更に、この路上走行可能な破砕プラント車
では、図19に示すように、車体フレーム4の周縁の少
なくとも両側の扉即ちあおりプレート60を作業足場に
利用することができる構造を有している。車体フレーム
4の長手方向外側壁面に、水平断面で見てコ字型の非円
形金具等の装着金具61を隔置して複数個取り付け、こ
れらの装着金具61に別途用意しているL字状金具62
を着脱自在に装着できるように構成する。装着金具61
にL字状金具62を装着した状態で、車体フレーム4に
設けた傾倒可能なあおりプレート60を鎖線で示すよう
に倒せば、あおりプレート60は水平状態に保持され、
該あおりプレート60を足場に利用できるようになる。
L字状金具と装着金具との組み合わせは、図20に示す
ように、内側にリブ63を備える点以外はL字状金具6
2と同じのL字状金具62aと、リブ用スリット64を
形成する以外は装着金具61と同じの装着金具61aと
にしてもよい。また、荷台周縁の車体フレーム4に横穴
(図示せず)を形成し、該横穴に棒状支持具(図示せ
ず)を嵌合し、あおりプレート60を水平に支持するよ
うに構成してもよい。このように、破砕作業現場で足場
を形成するに際して、必要なL字状金具を別途、車体フ
レーム4に取り付けるようにしているから、路上走行す
るのにL字状金具の寸法を考慮することがないので、保
安基準を満たしつつ、車両の幅を十分確保することがで
きる。
【0050】この発明による路上走行可能な破砕プラン
ト車について、上記実施例では、搬送コンベヤ10の伸
縮機構33,174及び戻しコンベヤ14の昇降機構4
4、182についての一実施例を説明したが、これらの
機構については、上記実施例に限定されることなく、ウ
インチ等の機器を用いて構成することもできるものであ
る。上記実施例では、搬送コンベヤ10のテールベルト
ローラ27の地上からの高さが、保安基準に規定される
最低地上高を確保するため、搬送コンベヤ10の下部を
長手方向に伸縮する構成にしたが、搬送コンベヤ10全
体を搬送コンベヤ10の長手方向にスライドさせてもよ
い。振動篩機7の大きさによっては、搬送コンベヤ10
の上端が保安基準に規定される高さを越えてしまうこと
があるが、この場合、搬送コンベヤ10の上部を分割し
て折り畳み式にしてもよい。また、この手段は、戻しコ
ンベヤ14の高さ対策にも用いることもできる。また、
搬送コンベヤ10の分割技術は、搬送コンベヤ10の下
部の扛上対策としても利用できる。
【0051】
【発明の効果】この発明による路上走行可能な破砕プラ
ント車は、上記のように構成されており、次のような効
果を奏する。即ち、この発明による路上走行可能な破砕
プラント車は、エンジンを搭載したトラクタ及び該トラ
クタに連結されて牽引されるトレーラから成り、該トレ
ーラの車体フレーム上に塊状物を破砕する破砕機と該破
砕機に関連する上記の振動篩機、搬送コンベヤ、戻しコ
ンベヤ、破砕物排出手段及び駆動装置が設置された路上
走行可能な破砕プラント車において、前記破砕機の排出
位置から搬送方向所定範囲にわたる前記搬送コンベヤの
搬送路を防塵カバーで覆ったものであるので、破砕機の
破砕物出口から直接周囲へ飛散し始める粉塵や、破砕物
が破砕物出口から搬送コンベヤ上に落下する時の衝撃で
舞い上がった粉塵は、上記防塵カバーにより外部へ大き
く飛散することが防止されるので、破砕機の稼働で生じ
た粉塵が作業員や住民等の健康、周囲の環境及び破砕プ
ラントに関する他の機器に与える影響を抑えることがで
きる。
【0052】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベヤの搬送方向で見た前記防塵カバー
の少なくとも前端に可撓性の粉塵飛散防止壁を設けたも
のであるときは、破砕機の破砕物出口から直接周囲へ飛
散し始める粉塵や、破砕物が破砕物出口から搬送コンベ
ヤ上に落下する時の衝撃で舞い上がった粉塵は、上記防
塵カバーの前後部においても粉塵飛散防止壁により外部
へ飛散することが防止されるので、破砕プラント車の稼
働に伴って発生する粉塵の飛散防止が更に確実となる。
したがって、破砕機の稼働で生じた粉塵が作業員や住民
等の健康、周囲の環境及び破砕プラントに関する他の機
器に与える影響はほぼ完全に抑えることができる。ま
た、粉塵飛散防止壁は可撓性であるから、搬送コンベヤ
に載せられた破砕物は、粉塵飛散防止壁に仮に当接して
も粉塵飛散防止壁を押し退けるので、破砕物は支障なく
振動篩機へと搬送される。
【0053】また、この路上走行可能な破砕プラント車
は、前記トレーラの車体フレーム上に集塵機を設置し、
該集塵機の集塵ダクトを前記防塵カバー内に接続したも
のであるときは、集塵機が、防塵カバー内で舞い上がっ
て飛散した粉塵を強制的にダクトで吸引して粉塵のみを
取り除く。防塵カバー内は、ダクトを介しての強制的な
吸引排気により負圧となるので、防塵カバーの周囲に止
むを得ず生じることがある僅かな間隙を通しては、外部
から外気が吸い込まれることになり、当該間隙から粉塵
が外部へ漏れ出ることがない。
【0054】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベア上の少なくとも前記防塵カバー内
に、粉塵飛散防止用の水を噴射する噴射ノズルを設けた
ものであるときは、塊状物の破砕処理作業において生じ
た粉塵が飛散すると、浮遊する粉塵と水滴同志が付着し
て、重さを増して浮遊しきれずに落下し、又、搬送コン
ベヤから舞い上がろうとする粉塵に対しても水滴が付着
して飛散させない等の飛散防止効果を高めることができ
る。
【0055】また、この路上走行可能な破砕プラント車
が、前記搬送コンベヤの下側を別の防塵カバーで覆った
ものであるときは、飛散した粉塵が搬送コンベヤと上記
防塵カバーとの間から下方へ飛散しようとしても、前記
搬送コンベヤの下側を覆う防塵カバーにより遮られて、
外気へ飛散することがない。前記防塵カバー内に、粉塵
飛散防止用の水を噴射する噴射ノズルを設けたものであ
るときは、落下する汚水を受けることになり、汚水の取
扱いがし易くなる。更に、破砕プラント車が路上走行す
る場合、タイヤが撥ね飛ばす小石等から搬送コンベヤの
コンベヤベルトの保護することができる。
【0056】また、この路上走行可能な破砕プラント車
において、前記破砕機から排出される破砕物を前記振動
篩機に搬送する前記搬送コンベヤが、その底部を上昇さ
せて地上高を高くできるように伸縮構造に構成されてい
るものであるときは、破砕プラントを操業するときに
は、前記搬送コンベヤの底部を下降させて、破砕機から
排出される破砕物を受け取ることができる位置まで地上
高を低くして破砕物を振動篩機に搬送することができる
と共に、破砕プラントの非操業時には、破砕プラント車
が路上走行可能な道路運送車両法の保安基準を満たすま
で、搬送コンベヤの底部を上昇させて地上高を高くする
ことができる。したがって、破砕機の規模を大きくして
も、路上走行に支障がなく、破砕処理の能力が大きな破
砕プラントを設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による路上走行可能な破砕プラント車
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の破砕プラント車の平面図である。
【図3】図1の破砕プラント車の背面図である。
【図4】図1の破砕プラント車における破砕機下部と搬
送コンベヤの下部を示す側面図である。
【図5】図1におけるA−A断面図であって、破砕プラ
ント車における搬送コンベヤの搬送方向に垂直な面につ
いての搬送コンベアと防塵カバーの断面図である。
【図6】図5におけるB−B断面図であって、防塵カバ
ーに対する粉塵飛散防止壁の取り付けを示す図である。
【図7】図4におけるC−C断面図であって、搬送コン
ベヤの搬送始端の搬送方向に垂直な面についての断面図
である。
【図8】図1の破砕プラント車における粉塵飛散防止用
の水噴射系統図である。
【図9】図8の水噴射系統において破砕機のホッパーに
対して設けられる水の噴射管を示す図である。
【図10】図9のD−D断面図であって、水の噴射機構
における噴射ノズルの断面図である。
【図11】搬送コンベヤの下端の振動止めの一実施例を
示す側面図である。
【図12】図11に示した振動止めの背面図である。
【図13】図1の破砕プラント車における搬送コンベヤ
の伸縮機構の一例を示す平面図である。
【図14】図1の破砕プラント車における搬送コンベヤ
の伸縮機構の別の例を示す平面図である。
【図15】図1の破砕プラント車における振動篩機の排
出部の一実施例を示す正面図である。
【図16】図1の破砕プラント車における戻しコンベヤ
の昇降機構の一例を示す正面図である。
【図17】図1の破砕プラント車における戻しコンベヤ
の昇降機構の他の例を示す正面図である。
【図18】図17に示す戻しコンベヤの昇降機構の側面
図である。
【図19】図1の破砕プラント車における車体フレーム
のあおりプレートの水平支持部の一例を示す断面図であ
る。
【図20】あおりプレートの水平支持金具の別の実施例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トレーラ 3 後輪 4 車体フレーム 5 前部アウトリガ 6 破砕機 7 振動篩機 8 発電機 9 操作盤 10 搬送コンベヤ 13 ホッパ 14 戻しコンベヤ 21 固定フレーム部 23 移動フレーム部 40 篩 42 コンベヤ傾斜変更装置 54 搬出コンベヤ 60 あおりプレート 76 搬出コンベヤ 120 防塵カバー 130 粉塵飛散防止壁 140 集塵機 141 ダクト 150 コンベヤ下カバー(防塵カバー) 160 水噴射系統 164,167 噴射ノズル 170 ターンバックル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを搭載したトラクタ及び該トラ
    クタに連結されて牽引されるトレーラから成り、該トレ
    ーラの車体フレーム上に設置した塊状物を破砕する破砕
    機、前記破砕機で塊状物を破砕することにより生じた破
    砕物を分離選別する前記車体フレームに設置された振動
    篩機、前記破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から
    前記振動篩機に搬送する搬送コンベヤ、所定以上のサイ
    ズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩機から前記破
    砕機へ回送する戻しコンベヤ、所定以下のサイズの破砕
    物を前記トレーラ外へ排出する破砕物排出手段、前記破
    砕機、前記振動篩機、前記搬送コンベヤ及び前記戻しコ
    ンベヤを駆動するための動力源と操作盤とからなる駆動
    装置、及び前記破砕機の排出位置から搬送方向の所定範
    囲にわたって前記搬送コンベヤの搬送路を覆った防塵カ
    バー、を有することを特徴とする路上走行可能な破砕プ
    ラント車。
  2. 【請求項2】 前記搬送コンベヤの搬送方向で見た前記
    防塵カバーの少なくとも前端に可撓性の粉塵飛散防止壁
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の路上走行可
    能な破砕プラント車。
  3. 【請求項3】 前記車体フレーム上に集塵機を設置し、
    該集塵機の集塵ダクトを前記防塵カバー内に接続したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の路上走行可能な
    破砕プラント車。
  4. 【請求項4】 前記搬送コンベヤ上の少なくとも前記防
    塵カバー内に、粉塵飛散防止用の水を噴射する水噴射ノ
    ズルを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    路上走行可能な破砕プラント車。
  5. 【請求項5】 前記破砕機へ塊状物を投入するホッパ部
    に少なくとも粉塵飛散防止用の水を噴射する水噴射ノズ
    ルを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の路
    上走行可能な破砕プラント車。
  6. 【請求項6】 前記搬送コンベヤの下側を別の防塵カバ
    ーで覆ったことを特徴とする請求項1に記載の路上走行
    可能な破砕プラント車。
  7. 【請求項7】 前記破砕機から排出される破砕物を前記
    振動篩機に搬送する前記搬送コンベヤは、その底部を上
    昇させて地上高を高くできるように伸縮構造に構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の路上走行可能
    な破砕プラント車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190017727A (ko) 2016-06-15 2019-02-20 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 화장재 및 화장재의 제조 방법

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