JPH0796171B2 - パーツ供給装置 - Google Patents

パーツ供給装置

Info

Publication number
JPH0796171B2
JPH0796171B2 JP1127549A JP12754989A JPH0796171B2 JP H0796171 B2 JPH0796171 B2 JP H0796171B2 JP 1127549 A JP1127549 A JP 1127549A JP 12754989 A JP12754989 A JP 12754989A JP H0796171 B2 JPH0796171 B2 JP H0796171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fitting
parts
rod
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1127549A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02311225A (ja
Inventor
二男 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1127549A priority Critical patent/JPH0796171B2/ja
Priority to GB9008503A priority patent/GB2230569B/en
Priority to US07/510,451 priority patent/US5067231A/en
Publication of JPH02311225A publication Critical patent/JPH02311225A/ja
Publication of JPH0796171B2 publication Critical patent/JPH0796171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパーツ供給装置に関し、一層詳細には、パーツ
圧入ロッドと被圧入部材との間に配置し前記パーツ圧入
ロッドに対し軸受等のパーツを自動的に且つ効率的に供
給可能に構成したパーツ供給装置に関する。
[発明の背景] 例えば、軸受やブシュ等のパーツをケーシング等の被圧
入部材に対し自動的に圧入する作業が一般的に行われて
いる。この種の自動圧入作業では、多機種少量生産や単
機種大量生産等の要請に応じて種々の自動圧入装置が採
用されている。
この場合、本出願人は多機種少量生産を行うべく、自動
圧入装置に対し種々の異なるパーツを夫々所定の間隔離
間して供給可能に構成したパーツ供給装置を提案してい
る(特開昭第60−228033号公報参照)。
然しながら、前記パーツ供給装置は、実質的に圧入装置
の後方側に配設されており、前記圧入装置を構成する圧
入ロッドに対し所定のパーツを送り出した後、当該圧入
装置を旋回動作させて前記パーツを被圧入部材に対向さ
せ、次に、前記被圧入部材と圧入ロッドとを相対的に近
接変位させてパーツの圧入作業を行っている。このよう
に、圧入ロッドにパーツを装填すべく圧入装置自体を旋
回させなければならず、パーツ圧入作業の効率化の妨げ
となっている。特に、単機種大量生産にこの種のパーツ
供給装置を用いようとすれば、迅速なパーツ圧入作業が
達成されないという不都合が指摘されている。しかも、
パーツ圧入装置の後方側にパーツ供給装置を配置すると
共に、前記パーツ圧入装置を旋回させる必要から、装置
全体の占有するスペースが拡大するという欠点が露呈し
ている。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためなされたものであ
って、被圧入部材であるワークを位置決め保持する支持
装置と、前記ワークに対しパーツを圧入するパーツ圧入
装置との間にパーツ保持ユニットを配設すると共に、当
該パーツ保持ユニットは前記パーツを所定の姿勢に保持
しパーツ圧入方向に進退変位して前記パーツ圧入装置を
構成する圧入ロッドに対しパーツを送り出した後、前記
パーツ圧入方向に交差する方向に変位して前記圧入ロッ
ドから退避自在に構成し、これによってパーツ圧入装置
に対するパーツ供給作業を迅速に遂行することが出来、
パーツ圧入作業全体の効率化を容易に達成すると共に、
装置全体の占有するスペースを可及的に狭小にすること
を可能にしたパーツ供給装置を提供することを目的とす
る。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、2つの環状パ
ーツを被圧入部材に圧入する左右一対の圧入ロッドに対
して前記環状パーツを供給するためのパーツ供給装置で
あって、 前記環状パーツを2つずつ継続的に落下送出する搬送機
構と、 前記圧入ロッドと被圧入部材との間に配設され、前記搬
送機構から落下送出される環状パーツを案内保持すべく
環状パーツの圧入方向に交差する水平方向に進退自在
で、且つ前記環状パーツを圧入ロッドに装填すべく前記
圧入方向に進退自在な一対の保持ユニットと、 を備え、 前記それぞれの保持ユニットは、前記搬送機構から送り
出される2つの環状パーツを案内且つ位置決めするため
に鉛直方向に延在する通路と、 前記通路の下部に連通し、該通路の中心線から偏心する
円弧状収容部と、 前記通路の途中に配置され、前記環状パーツを保持可能
なパーツ停止手段と、 前記収容部に配置された環状パーツの一方の端面を支持
すると共に、前記環状パーツを圧入ロッドに装填する際
に該環状パーツの一方の端面側を開放する開閉自在な支
持アームを有するパーツ位置決め機構と、 を有することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るパーツ供給装置についてこれを組み
込む自動圧入システムとの関連において好適な実施態様
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図および第2図において、参照符号10は本実施態様
に係るパーツ供給装置を組み込む自動圧入システムを示
す。前記自動圧入システム10を構成する基台12の一側部
側には支柱14が立設され、この支柱14に被圧入部材であ
るワークWを当該自動圧入システム10と図示しないステ
ーションとに移送自在な搬送装置100が設けられる。前
記搬送装置100は実質的に支柱14に対しパーツ圧入方向
(矢印A方向)に直交する方向(矢印B方向)に延在し
て固着される角体102を含み、この角体102には矢印B方
向に進退自在な可動本体104が支持される。可動本体104
には鉛直方向に指向して昇降ロッド106が配設され、こ
の昇降ロッド106の下端部に把持手段108が装着される。
一方、基台12上には前記搬送装置100の下方にあってワ
ークWの位置決め並びに保持を行うワーク支持装置200
が載設される。前記ワーク支持装置200は治具台202を有
し、この治具台202の一端側に鉛直方向に指向し且つ平
滑な固定基準面204を設けると共に、前記ワークWを載
置する支持テーブル206がガイドレール208a、208b上に
支持される。前記支持テーブル206にはクランプ手段210
が設けられると共に、この支持テーブル206は図示しな
い押出手段を介して固定基準面204から離間する方向に
常時押圧されている。
さらに、ワーク支持装置200から所定間隔離間して基台1
2上に圧入装置300が載設される。前記圧入装置300を構
成するベース302の端部にシフト用シリンダ304が固設さ
れ、このシフト用シリンダ304から矢印A方向に延在す
るピストンロッド306に圧入ユニット308が係着される。
前記圧入ユニット308には一組の圧入シリンダ310a、310
bが設けられ、前記圧入シリンダ310a、310bを介し圧入
ロッド312a、312bが矢印A方向に進退変位すると共に、
各圧入ロッド312a、312bの端部に軸受部材等のパーツP
が保持される。すなわち、圧入ロッド312a、312bの端部
にパーツ嵌合用小径部314a、314bが形成されると共に、
パーツPを所定の角度に位置決めするための膨出部316
a、316bを設けておく。
前記圧入ユニット308の前面には図示しないばね部材に
係合するクランプロッド318が配設され、このクランプ
ロッド318はワーク支持装置200を構成する支持テーブル
206に係合自在である。
次いで、圧入ユニット308の両側部には夫々外方に突出
して突起部320a、320bが設けられ、前記突起部320a、32
0bが支持装置400に係合する。前記支持装置400は実質的
に前述した圧入装置300の両側にあって基台12上に立設
される一組の支柱402a、402bを含み、前記支柱402a、40
2bの上部には係止ブロック帯404a、404bが水平方向に進
退自在に配設される。
そこで、前記支柱402a、402bの上面部に本実施態様に係
るパーツ供給装置500が載設支持される。すなわち、前
記パーツ供給装置500はフレーム502を有し、このフレー
ム502が夫々の支柱402a、402bにボルト締めされる。フ
レーム502の下部には矢印A方向に指向して一組のガイ
ドレール504a、504bを配設すると共に、前記フレーム50
2の上部にステー506の一端を固着し、矢印A方向に延在
する前記ステー506の他端に搬送機構としての送出機構5
08を設ける。
第2図および第3図に示すように、前記送出機構508を
構成するホルダ510はその中央部をステー506に固着され
矢印B方向に指向して延在しており、このホルダ510に
長手方向に孔部512が貫通形成される。ホルダ510にはパ
ーツフィーダ513からシュート514を介して搬送されてく
るパーツPを挿通すべく断面矩形状を呈し鉛直上方向に
対して傾斜するパーツ導入口516a、516bと、前記パーツ
Pを後述するパーツ保持ユニットに落下供給するための
パーツ導出口518a、518bとを孔部512に連通するよう形
成する。
前記孔部512には回転体520が嵌合し、この回転体520の
両端縁部に夫々パーツ導入口516a、516bおよびパーツ導
出口518a、518bに連通自在な開口部522a、522bを直径方
向に貫通形成する。この場合、開口部522a、522bは単一
のパーツPを収容可能な寸法に選択されており、回転体
520の外方に露呈する一端部にアーム524を介してシリン
ダ526が係合する。前記シリンダ526はフレーム502の上
部に揺動自在に支持されており、これから延在するピス
トンロッド528が前記アーム524に係合する。
さらに、ステー506の下部側には後述する支持アームを
開閉するためのカム板530が取着されている。
次いで、フレーム502に保持ユニット531が矢印Aおよび
B方向に進退自在に配設される。すなわち、前記フレー
ム502にシフト用シリンダ532が取着され、このシフト用
シリンダ532から延在するピストンロッド534に回動台53
6が固着されて前記可動台536がガイドレール504a、504b
上に載置される。前記可動台536には矢印B方向に指向
して延在する一組の平行なガイドバー538a、538bを設け
ると共に、これらの間にあってシリンダ540を係着し、
これから延在するピストンロッド542にユニット本体544
を係着する(第4図参照)。前記ユニット本体544はガ
イドバー538a、538bを嵌合する筒体546a、546bを有して
おり、可動台536の両側部に位置調整自在に取着された
位置決めストッパ548a、548bに係合することによって矢
印B方向への位置決めが成される。
ユニット本体544にはパーツ位置決め機構550a、550bが
設けられる。第5図に示すように、パーツ位置決め機構
550aを構成する角筒体552aが搬送機構508を構成するパ
ーツ導出口518aの鉛直下に配置自在に設けられており、
この角筒体552a内にはパーツPの直径並びに幅員に対応
し且つ鉛直下方向に延在する通路554aを形成する。この
通路554aの下部にはパーツ収容部556aが連通し、この場
合、前記パーツ収容部556aはパーツPの直径に対応する
円弧状を呈しており、その中心を通路554aの中央線から
所定の間隔だけ偏心させている。また、角筒体552aの所
定の高さ位置にパーツ停止手段を構成するエアシリンダ
558aが取着され、このエアシリダ558aから延在するピス
トンロッド560aは通路554aに所定の長さ臨入自在であ
る。
角筒体552aの下端部にはパーツ収容部556aに連通する開
口部562aが形成され、この開口部562aの一端側にパーツ
支持アーム564a、564aが臨む。すなわち、第6図に示す
ように、前記パーツ支持アーム564a、564aの上部側がピ
ン566a、566bにより角筒体552aに揺動自在に支持され
る。パーツ支持アーム564a、564aには前記ピン566a、56
6bの下方にあってばね部材568aの両端部が係合し、この
ばね部材568aの引張作用下に前記パーツ支持アーム564
a、564aの下部側を互いに近接する方向に付勢してい
る。ここで、パーツ支持アーム564a、564aの下部は互い
にパーツPの外周直径よりも僅かに小径な直径の円形状
開口部を画成すると共に、開口部562aに臨入する円弧状
係止部570a、570aを形成する。一方、各パーツ支持アー
ム564a、564aの上部は互いに所定の間隔で離間し鉛直上
方向に突出する係止部572a、572bを設け、前記係止部57
2a、572aが開閉手段574aに係合する。
前記開閉手段574aは実質的にユニット本体544に摺動自
在に嵌合するロッド576を有し、このロッド576と前記ユ
ニット本体544との間にばね部材578aを介装して当該ロ
ッド576aを鉛直上方向に付勢する。ロッド576aの上部に
は回転体580aが配設され、この回転体580aがカム板530
に係合する。ロッド576aの下部には屈曲形状を呈する開
閉爪582aを設け、この開閉爪582aの端部に夫々のパーツ
支持アーム564a、564aの係止部572a、572aに摺接するテ
ーパ面584a、584aを設ける。
角筒体552aの開口部562aの他端側にパーツ送出機構590a
が臨む。前記パーツ送出機構590aを構成するブラケット
592aが角筒体552aに固着されており、このブラケット59
2aの一端側に駆動プーリ594aが外嵌する。駆動プーリ59
4aの一側部に歯部596aを設けると共に、前記駆動プーリ
594aは回転駆動源598を介して回転駆動される。すなわ
ち、前記回転駆動源598に連結されるプーリ600にベルト
602が張架され、このベルト602の一端が駆動プーリ594a
に係合している。
次いで、駆動プーリ594aの歯部596aにクラッチ部材604a
の歯部606aが噛合すると共に、このクラッチ部材604aの
中央部にはスプライン穴608aが形成され、このスプライ
ン孔608a、駆動プーリ594aおよびブラケット592a内に回
転筒体610aが配設される。前記回転筒体610aの一端部側
にはスプライン614aを形成し、このスプライン614aをク
ラッチ部材604aのスプライン穴608aに嵌合し且つ係止部
材616aに係着する。前記係止部材616aとクラッチ部材60
4aとの間にはばね部材618aを介装し、このクラッチ部材
604aを駆動プーリ594a側に押圧しておく。
一方、回転筒体610aの他端部側にはパーツ押圧部材620a
が係着される。前記パーツ押圧部材620aの一側部側にパ
ーツ押圧用端面622aを設け、この端面622aには等角度間
隔離間して軸線方向に延在するガイド溝624aを四個所に
形成する。この場合、パーツ押圧部材620aとブラケット
592aとの間にはばね部材626aを配設する。
さらに、回転筒体610a、係止部材616a内にロッド628aを
配設し、このロッド628aのパーツ押圧部材620a内に臨入
する端部に板体630aを係着してこの板体630aと回転筒体
610aとの間にばね部材632aを介装する。前記板体630aに
はパーツ押圧部材620aのガイド溝624aに対応し四つの孔
部634aを形成し、前記孔部634aにパーツ割出用ピン部材
636aを嵌合する。前記ピン部材636aの外周面を切り欠い
て実質的にガイド溝624aに嵌合する平板部638aを形成す
ると共に、ピン部材636aの端面とパーツ押圧部材620aの
内壁面とにばね部材639aを介装しておく。
そこで、係止部材616aを介してパーツ押圧部材620a並び
にピン部材636aをパーツP側へと移動させるためのアク
チュエータ、例えば、シリンダ640aがユニット本体544
に設けられる。第3図に示すように、前記シリンダ640a
から延在するピストンロッド642aに揺動板644aが係合
し、この揺動板644aは回転軸646aに係着される。前記回
転軸646aにはアーム部材648aの一端部が係着され、回転
軸646aから下方向に延在する前記アーム部材648aの他端
部に略コ字状を呈し係止部材616aに係合するレバー650a
が形成される。
なお、パーツ位置決め機構550b並びにパーツ送出機構59
0bは前述したパーツ位置決め550a並びにパーツ送出機構
590aと同様に構成されるものであり、同一の構成要素に
は同一の参照数字にbを付してその詳細な説明は省略す
る。この場合、パーツ送出機構590bを構成する駆動プー
リ596bには回転駆動源598に連結されたプーリ600に張設
されているベルト602の端部が係合している。
本実施態様に係るパーツ供給装置は基本的には以上のよ
うに構成されるものであり、次にその作用並びに効果に
ついて説明する。
先ず、図示しない他のステーションに配置されているワ
ークWを搬送装置100によりワーク支持装置200に搬入す
る。ここで、前記搬送装置100においては、把持手段108
を介して前記ワークWを把持し、昇降ロッド106並びに
可動本体104の駆動作用下に当該ワークWをワーク支持
装置200を構成する支持テーブル206上に配置すればよ
い。
一方、当該パーツ供給装置500において、パーツフィー
ダ513からシュート514を介し搬送機構508にパーツPが
送給されてくる。ここで、前記搬送機構508を構成する
回転体520は、第5図に示すように、開口部522a、522b
をホルダ510のパーツ導入口516a、516bに連通させた状
態に位置決めされており、前記シュート514から夫々の
開口部522a、522b内にパーツPが一つずつ収容されてい
る。そこで、シリンダ526の駆動作用下にピストンロッ
ド528を、第3図中、矢印方向に変位させ、これにアー
ム524を介して係合する回転体520を所定の角度だけ回転
させ、開口部522a、522bをパーツ導出口518a、518bに一
致させる。これによって、夫々の開口部522a、522bに収
容されていたパーツPがパーツ位置決め機構550a、550b
を構成する角筒体552a、552bの通路554a、554bに落下供
給される。
以下、パーツ位置決め機構550a並びにパーツ送出機構59
0aについて説明すると、前記のように通路544aに供給さ
れたパーツPはパーツ係止手段を構成するピストンロッ
ド560aがこの通路554a内に予め臨入しているためにこれ
に当接保持される。そして、エアシリンダ558aの駆動作
用下にピストンロッド560aを通路554aから離脱させるこ
とによりパーツPがパーツ収容部556aに配設される。そ
の際、開口部562aの両端側に臨むパーツ支持アーム564
a、564bの円弧状係止部570a、570aとパーツ押圧部材620
aとを介し前記パーツPが外部に飛び出すことを阻止出
来る。
そこで、シリンダ540を駆動しこれから延在するピスト
ンロッド542に係着されているユニット本体544をガイド
バー538a、538bの案内作用下に、第4図中、左方向へ変
位させ、位置決めストッパ548aを介して前記ユニット本
体544を位置決めする。これによって、パーツ収容部556
a内に配設されているパーツPと圧入装置300を構成する
圧入ロッド312aの軸線が一致するに至る。
次に、シフト用シリンダ532を駆動しガイドレール504
a、504bの案内作用下に可動台536を圧入装置300側へと
移動させると、開閉手段574aを構成する回転体580aがカ
ム板530に係合し、ロッド586aがばね部材578aの弾発力
に抗して下降する。このため、ロッド576aの下部側に設
けられている開閉爪582aのテーパ面584a、584aがパーツ
支持アーム564a、564aの係止部572a、572aに係合する。
従って、パーツ支持アーム564a、564aはばね部材568aの
引張力に抗しピン566a、566aを支点にしてその下端部、
すなわち、円弧状係止部570a、570a側を互いに離間する
方向に揺動変位させる(第6図参照)。これによって、
圧入ロッド312aの小径部314aが夫々の円弧状係止部570
a、570aの間隙を介して開口部562aから角筒体522a内に
臨み、この圧入ロッド312aにパーツPが外嵌する。
さらに、シフト用シリンダ532の駆動を停止する一方、
パーツ送出機構590aを構成するシリンダ640aを駆動して
ピストンロッド642aを外方に変位させ、これに係合する
揺動板644aを介して回転軸646aを回転させる。前記回転
軸646aに係合するアーム部材648aがその下端部側に形成
しているレバー650aを圧入ロッド312a側へと変位させ、
このため、前記レバー650aが係合する係止部材616aと一
体的に回転筒体610aが前記圧入ロッド312a側へと移動す
る。従って、前記回転筒体610aに固着されているパーツ
押圧部材620aの端面622aがパーツPの一側面部を押圧す
ると共に、前記パーツ押圧部材620aの内壁面に係合する
ばね部材639aの弾発作用下にピン部材636aが前記パーツ
Pの端面を押圧する。
このような状態において、回転駆動源598を駆動してプ
ーリ600を所定の方向に回転させ、これに係合するベル
ト602を介して駆動プーリ594aを回転させる。前記駆動
プーリ594aの回転は夫々の歯部596a、606aを介してクラ
ッチ部材604aに伝達され、このクラッチ部材604aのスプ
ライン孔608aに嵌合するスプライン614aを介し回転筒体
610aが回転する。このため、パーツ押圧部材620aとピン
部材636aとが一体的に回転し、前記ピン部材636aがパー
ツPの一側面部側に形成されている切欠部30に嵌合し、
前記ピン部材636a並びに端面622aの押圧作用下にパーツ
Pが回転する。そして、パーツPの他側面部側に形成さ
れている切欠部30が圧入ロッド312aに形成されている膨
出部316aに一致する位置において前記パーツPがこの圧
入ロッド312a側に移動して膨出部316aと切欠部30とが係
合する。
ここで、パーツPの回転が停止するため、ピン部材636a
に負荷が作用し、パーツ押圧部材620a並びに回転筒体61
0aを回転させているクラッチ部材604aがばね部材618aの
弾発力に抗して係止部材616a側に摺動変位する。これに
よって、駆動プーリ594aの歯部596aからクラッチ部材60
4aの歯部606aが離脱し、この駆動プーリ594aの回転力は
回転筒体610a側に伝達されないことになる。
このようにして圧入ロッド312aに対しパーツPを位置決
め装填した後、シリンダ640aを駆動してアーム部材648a
を圧入ロッド312aから離間する方向に揺動変位させ、こ
れに係合する係止部材616aと回転筒体610aとを前記圧入
ロッド312aから離間する方向に変位させる。このため、
パーツ押圧部材620a並びにピン部材636aがパーツPから
離脱するに至る。その際、回転駆動源598の駆動を停止
することによりパーツ送出機構590aの駆動を停止する。
以上のように圧入ロッド312aにパーツPを位置決め装填
した後、シフト用シリンダ532を駆動し可動台536をワー
ク支持装置200側へと変位させて圧入ロッド312aを角筒
体522aから離脱させる。さらに、シリンダ540を駆動し
ユニット本体544を、第4図中、右側に移動させて位置
決めストッパ548bにより位置決めする。
次いで、圧入装置300を構成するシフト用シリンダ304を
駆動し圧入ユニット308をワーク支持装置200側へと移動
させる。このため、先ず、クランプロッド318が支持テ
ーブル206を押圧し、前記支持テーブル206に載設されて
いるワークWの端面Waが固定基準面204に係合する。
一方、圧入ユニット308がワーク支持装置200側に移動す
ると、この圧入ユニット308の両側部に設けられている
突起部320a、320bが支持装置400を構成する係止ブロッ
ク体404a、404bに係合する。従って、係止ブロック体40
4a、404bが支柱402a、402bに対し進退変位して前記突起
部320a、320bに係止される。この位置において、シフト
用シリンダ304の駆動が停止されると共に、圧入シリン
ダ310aを駆動して圧入ロッド312aをワークW側へと変位
させ、その先端部に保持されているパーツPを前記ワー
クWの孔部16a内に圧入する。
孔部16aに対するパーツPの圧入作業を終了した後、圧
入シリンダ310aを駆動して圧入ロッド312aをワークWか
ら離脱させる。次に、圧入シリンダ310bを駆動し圧入ロ
ッド312bをワークW側へと移動させてこれに保持されて
いるパーツPをワークWの他の孔部16bに圧入する。そ
の際、圧入シリンダ310a、310bを同時に駆動し夫々の圧
入ロッド312a、312bに位置決め保持されているパーツP
をワークWの孔部16a、16bに対し同時に圧入する作業を
行うことが出来ることは勿論である。
ワークWにパーツPを圧入した後、支持装置400を駆動
して係止ブロック体404a、404bを突起部320a、320bから
離脱させ、シフト用シリンダ304を駆動することによっ
て圧入ユニット308をワーク支持装置200から離間する方
向に変位させる。
搬送装置100を駆動し把持手段108によりワークWを把持
し、昇降ロッド106および可動本体104の駆動作用下に前
記ワークWを次なるステーションへと搬送する一方、ワ
ーク支持装置200を構成する支持テーブル206上に新たな
ワークWを載置する。
この場合、本実施態様によれば、シュート514から送給
されてくるパーツPを搬送機構508を介しパーツ位置決
め機構550a、550bを構成するパーツ収容部556a、556bに
位置決め保持すると共に、実質的に前記パーツ収容部55
6a、556bと圧入ロッド312a、312bの小径部314a、314bと
は可及的に近接している。このため、パーツPの圧入作
業を終了して所定の退避位置に圧入ユニット308を移動
させた後、当該パーツ供給装置500を構成する保持ユニ
ット531をシリンダ540およびシフト用シリンダ532を駆
動して矢印BおよびA方向に移動させれば、圧入ロッド
312a、312bに対し夫々パーツPを極めて迅速に装填する
ことが出来る。すなわち、従来のように、パーツ圧入作
業終了毎に圧入装置自体を旋回させてパーツの補給作業
を行うものに較べ、パーツ供給作業全体の効率化が達成
されるという効果が得られる。
しかし、圧入ロッド312aに対しパーツPを装填する際、
パーツ送出機構590aを構成する回転駆動源598を介しパ
ーツPを回転させながら圧入ロッド312aに送り出してい
る。このため、圧入ロッド312aに設けられている膨出部
316aに対しパーツPの切欠部30を確実に係合させること
が可能となり、このパーツPをワークWの孔部16aに対
し所定の角度位置に正確に圧入することが出来るという
利点が得られる。
さらに、パーツPを保持しているパーツ位置決め機構55
0aは矢印B方向に進退自在なユニット本体544に設けら
れており、パーツPを圧入ロッド312aに送出した後に前
記パーツ位置決め機構550aを矢印B方向に所定量だけ移
動させることにより、圧入装置300を駆動して前記圧入
ロッド312aをワークW側に移動する作業に干渉すること
がない。
さらにまた、当該パーツ供給装置500では、実質的に二
つのパーツPをパーツ位置決め機構550a、550bにより位
置決め保持して夫々の圧入ロッド312a、312bに対し同時
にパーツ送出作業を行うよう構成している。これによっ
て、パーツ供給作業をより一層迅速に行うことが出来、
圧入装置300を介し夫々のパーツPを夫々の孔部16a、16
bに同時に圧入して圧入作業全体の効率化を達成するこ
とが可能となる。
また、前記パーツ供給装置500を実質的に支持装置400を
構成する支柱402a、402b上に載設しており、自動圧入シ
ステム10全体の小型化が可能となるという利点も顕在化
する。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、被圧入部材とこれにパ
ーツを圧入する圧入装置との間にあって前記圧入装置に
前記パーツを供給するよう構成しており、このため、パ
ーツ供給作業を容易に且つ迅速に行うことが出来るとい
う効果が得られる。しかも、被圧入部材と圧入装置との
間にパーツ供給装置を配設することにより、装置全体が
占有するスペースを可及的に狭小にし得るという利点が
挙げられる。さらに、圧入装置に対し同時に複数のパー
ツを供給することが出来、パーツ供給作業のより一層の
効率化が図られるという効果が顕在化する。
以上、本発明については好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパーツ供給装置を組み込む自動圧
入システムの概略斜視説明図、 第2図は第1図に示す自動圧入システムの概略側面図、 第3図は当該パーツ供給装置の一部断面側面図、 第4図は当該パーツ供給装置の正面図、 第5図は当該パーツ供給装置の縦断説明図、 第6図は当該パーツ供給装置を構成するパーツ送出機構
の説明図である。 10……自動圧入システム 100……搬送装置 200……ワーク支持装置、300……圧入装置 312a、312b……圧入ロッド、400……支持装置 500……パーツ供給装置、508……送出機構 544……ユニット本体 550a、550b……パーツ位置決め機構 574a、574b……開閉手段 590a、590b……パーツ送出機構 P……パーツ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの環状パーツを被圧入部材に圧入する
    左右一対の圧入ロッドに対して前記環状パーツを供給す
    るためのパーツ供給装置であって、 前記環状パーツを2つずつ断続的に落下送出する搬送機
    構と、 前記圧入ロッドと被圧入部材との間に配設され、前記搬
    送機構から落下送出される環状パーツを案内保持すべく
    環状パーツの圧入方向に交差する水平方向に進退自在
    で、且つ前記環状パーツを圧入ロッドに装填すべく前記
    圧入方向に進退自在な一対の保持ユニットと、 を備え、 前記それぞれの保持ユニットは、前記搬送機構から送り
    出される2つの環状パーツを案内且つ位置決めするため
    に鉛直方向に延在する通路と、 前記通路の下部に連通し、該通路の中心線から偏心する
    円弧状収容部と、 前記通路の途中に配置され、前記環状パーツを保持可能
    なパーツ停止手段と、 前記収容部に配置された環状パーツの一方の端面を支持
    すると共に、前記環状パーツを圧入ロッドに装填する際
    に該環状パーツの一方の端面側を開放する開閉自在な支
    持アームを有するパーツ位置決め機構と、 を有することを特徴とするパーツ供給装置。
JP1127549A 1989-04-17 1989-05-19 パーツ供給装置 Expired - Fee Related JPH0796171B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1127549A JPH0796171B2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 パーツ供給装置
GB9008503A GB2230569B (en) 1989-04-17 1990-04-17 Apparatus for and method of press-fitting parts into workpiece
US07/510,451 US5067231A (en) 1989-04-17 1990-04-17 System for press-fitting parts into workpiece

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1127549A JPH0796171B2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 パーツ供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02311225A JPH02311225A (ja) 1990-12-26
JPH0796171B2 true JPH0796171B2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=14962759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1127549A Expired - Fee Related JPH0796171B2 (ja) 1989-04-17 1989-05-19 パーツ供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0796171B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4298046B2 (ja) * 1999-03-25 2009-07-15 平田機工株式会社 物品搬送組立装置及び物品搬送組立方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322047B2 (ja) * 1972-07-20 1978-07-06
JPS56102440A (en) * 1980-01-16 1981-08-15 Mitsubishi Motors Corp Automatically pressing-in device for positioning pin member

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02311225A (ja) 1990-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2826544B2 (ja) ベアリングの組立装置、その組立治具およびその組立ロボット
US5067231A (en) System for press-fitting parts into workpiece
US4616411A (en) Apparatus for fastening a door to a vehicle
JP3225337B2 (ja) マガジン搬送装置
CA2167754C (en) Apparatus for assembling a fastener to a washer
JPH0796171B2 (ja) パーツ供給装置
US4774759A (en) Part inserting apparatus
US20020192059A1 (en) Methods and apparatus for transferring electrical components
JP3509884B2 (ja) 六角穴付き止めネジ自動供給装置
JP3821892B2 (ja) レーザ加工機における棒材供給装置および棒材搬送方法並びに棒材の芯出し・位置決め装置および棒材の芯出し・位置決め方法
JP3239048B2 (ja) マガジン搬送装置
JP2000126943A (ja) シリンダヘッドのバルブ回り部品の圧入方法及び同圧入装置
JP2525567B2 (ja) 容器の蓋に注ぎ口を差込むための装置
US5755548A (en) Belt drive tube feeder for a surface mount placement system
US3972100A (en) Transistor sequencer inserter apparatus
US5829293A (en) Automatic spring formation apparatus
JP3391881B2 (ja) 六角穴付き止螺子自動供給装置
JP3174557B2 (ja) 搬送装置
KR20210076522A (ko) 소재 자동공급장치가 구비된 인공치아 가공기
JPH05326573A (ja) プッシャ手段
JP3464911B2 (ja) 扱胴の自動組立施設
JP2599616B2 (ja) ピストンピンクリップの嵌込装置
CN217529243U (zh) 一种车床自动上下料机械手
JPS60197518A (ja) 部品供給装置
JPS6337016A (ja) 穴あき部品の方向整列装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees