JPH0796085A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH0796085A
JPH0796085A JP24441393A JP24441393A JPH0796085A JP H0796085 A JPH0796085 A JP H0796085A JP 24441393 A JP24441393 A JP 24441393A JP 24441393 A JP24441393 A JP 24441393A JP H0796085 A JPH0796085 A JP H0796085A
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JP
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blade
motor
net
blades
slit
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JP24441393A
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English (en)
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Mikihiro Yamashita
幹弘 山下
Yuichi Kato
裕一 加藤
Jun Tanimizu
洵 谷水
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用条件に応じて各々の刃を独立に速度制御
して効率的に駆動できる電気かみそりの提供。 【構成】 駆動源としてのモータ6 と、モータの出力を
往復動に変換する伝達部材と、櫛状の固定刃と伝達部材
によりこの固定刃に接しながら往復動する可動刃とから
なるトリマー刃4 と、多数の刃孔が設けられた外刃と伝
達部材によりこの外刃の内面に接しながら往復動する内
刃とからなる1個以上のヘッド刃A と、を備えた電気か
みそりにおいて、前記モータ6a,6b と伝達部材B,C を各
2個設け、その一方をトリマー刃4 に、他方をヘッド刃
A (ネット刃1、2 、スリット刃3 )に連結するように構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気かみそり、特に複
数の刃を備えている往復式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気かみそりとしては、
図16に示すように複数の刃を持つものが知られている。
すなわち、このものは、ヘッド刃である2個のネット刃
1、2 と、その間のスリット刃3 と、本体の側面にトリマ
ー刃4 を備えている。ネット刃1、2 とスリット刃3 は、
髭を剃るものであり、各々、多数の刃孔を有する外刃1
b,2b と外刃に内接して往復運動する内刃1a,2a を有し
ている。さらに詳しくは、ネット刃1、2 は、スリット刃
3 の両側にあり、髭をきれいに剃るものであって、刃孔
は小さな穴状をなしている。一方、スリット刃3 は、ネ
ット刃1、2 で剃り残した長い髭を粗く剃るものであっ
て、刃孔はスリット状をなしている。また、トリマー刃
4 は、もみあげ等を切るものであって、櫛状の固定刃4b
とそれに摺接して往復運動をする可動刃4aから構成され
ている。
【0003】これらのネット刃1、2 、スリット刃3 、ト
リマー刃4 は、伝達部材E で連結されて、1個のモータ
6 で駆動されており、髭剃り時にはネット刃1、2 とスリ
ット刃3 が同時に動き、もみあげ等を切るトリマー時に
はトリマー刃4 だけでなく、ネット刃1、2 とスリット刃
3 も同時に動く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の電
気かみそりにおいては次のような欠点があった。すなわ
ち、髭剃り時には、スリット刃3 で長い髭を短くしてか
らネット刃1、2 で仕上げの深剃りを行うので、剃りはじ
めはスリット刃3 が有効であるが、途中から長い髭の処
理はほぼ終了して仕上げの段階に入るために、スリット
刃3 は不要であるにもかかわらず、すべての刃を1個の
モータで駆動しているために、ネット刃1、2 とスリット
刃3 は同時に動く。また、トリマー時にはトリマー刃4
だけでなく、1個の伝達部材E で各々の刃は連結されて
いるので、ネット刃1、2 とスリット刃3 も同時に動く。
従って、不必要な刃まで動かすこととなり、つまり、刃
ごとに別々に速度制御をすることができなかった。その
ため、電池を無駄に消費したり、刃の消耗を早めたり、
刃の駆動により生じる摩擦による発熱で肌が熱い等の問
題点があった。
【0005】本発明は、このような欠点を解消するため
になされたものであり、使用条件に応じて各々の刃を効
率的に駆動できる電気かみそりを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の電気かみそりは、駆動源としての
モータと、モータの出力を往復動に変換する伝達部材
と、櫛状の固定刃と伝達部材によりこの固定刃に接しな
がら往復動する可動刃とからなるトリマー刃と、多数の
刃孔が設けられた外刃と伝達部材によりこの外刃の内面
に接しながら往復動する内刃とからなる1個以上のヘッ
ド刃と、を備えた電気かみそりにおいて、前記モータと
伝達部材を各2個設け、その一方をトリマー刃に、他方
をヘッド刃に連結するようにした構成としている。
【0007】また、請求項2記載の電気かみそりは、請
求項1記載の電気かみそりにおいて、駆動源としてのモ
ータと、モータの出力を往復動に変換する伝達部材と、
多数の小さな刃孔が設けられた外刃と伝達部材によりこ
の外刃の内面に接しながら往復動する内刃とからなる2
個のネット刃からなるヘッド刃と、を備えた電気かみそ
りにおいて、前記モータと伝達部材を各2個設け、各々
を2個のネット刃に別々に連結した構成としている。
【0008】また、請求項3記載の電気かみそりは、請
求項2記載の電気かみそりにおいて、モータ電流を検出
するモータ電流検出手段と、その電流値により前記モー
タの回転数を制御する制御手段を設けた構成としてい
る。
【0009】また、請求項4記載の電気かみそりは、請
求項2記載の電気かみそりにおいて、前記ネット刃への
肌の押しつけ力を検出するネット刃近傍に設けた圧電素
子と、その電圧値により前記モータの回転数を制御する
制御手段を設けた構成としている。
【0010】また、請求項5記載の電気かみそりは、請
求項2記載の電気かみそりにおいて、前記ネット刃を肌
に沿って動かす方向を検出するネット刃近傍に設けた加
速度センサーと、その電圧値により前記モータの回転数
を制御する制御手段を設けた構成としている。
【0011】また、請求項6記載の電気かみそりは、駆
動源としてのモータと、モータの出力を往復動に変換す
る伝達部材と、多数の小さな刃孔が設けられた外刃と伝
達部材によりこの外刃の内面に接しながら往復動する内
刃とからなる2個のネット刃と、その間に設けられ、多
数のスリット状の刃孔が設けられた外刃と伝達部材によ
りこの外刃の内面に接しながら往復動する内刃とからな
るスリット刃と、からなるヘッド刃と、を備えた電気か
みそりにおいて、前記モータと伝達部材を各2個設け、
その一方をネット刃に、他方をスリット刃に連結した構
成としている。
【0012】また、請求項7記載の電気かみそりは、請
求項6記載の電気かみそりにおいて、モータ電流を検出
するモータ電流検出手段と、その電流値により前記モー
タの回転数を制御する制御手段を設けた構成としてい
る。
【0013】また、請求項8記載の電気かみそりは、請
求項6記載の電気かみそりにおいて、動作時間を測定す
るタイマーカウンターと、設定時間になればスリット刃
を停止するモータの回転停止手段を設けた構成としてい
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、電気かみそり
は、スィッチで切り換えることにより、トリマー刃とヘ
ッド刃を各々独立に駆動できる。
【0015】請求項2記載の構成によれば、電気かみそ
りは、スィッチで切り換えることにより、2個のネット
刃を各々独立に制御できる。
【0016】請求項3記載の構成によれば、請求項2記
載の作用を奏するうえに、モータに流れる電流を検出
し、それに応じたモータの回転数制御ができる。
【0017】請求項4記載の構成によれば、請求項2記
載の作用を奏するうえに、圧電素子にかかる負荷を検出
し、それに応じたモータの回転数制御ができる。
【0018】請求項5記載の構成によれば、請求項2記
載の作用を奏するうえに、加速度センサーの極性を検出
し、それに応じたモータのオンオフ制御ができる。
【0019】請求項6記載の構成によれば、電気かみそ
りは、ネット刃とスリット刃を各々独立に制御できる。
【0020】請求項7記載の構成によれば、請求項6記
載の作用を奏するうえに、モータに流れる電流を検出
し、それに応じたモータの回転数制御ができる。
【0021】請求項8記載の構成によれば、請求項6記
載の作用を奏するうえに、動作時間をカウントし、スリ
ット刃のモータを一定時間で停止する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。なお、従来例で説明したものと基本
的な機能が同様な部材には、同一の符号を付している。
この実施例における電気かみそりは、図1の電気かみそ
りの断面図に示すように、ヘッド刃A である2個のネッ
ト刃1、2 とその間のスリット刃3 と、電気かみそりのハ
ウジングB の側面に設けたトリマー刃4 とよりなる4個
の刃を有する。
【0023】1、2 はネット刃であり、各々内刃1a,2a
と、その外側に接する外刃1b,2b とより構成されてい
る。一方の内刃1aは、後述する駆動子11a と、他方の内
刃2aは、駆動子11b とそれぞれ係合している。これら内
刃1a,2a は、金属板状であって略U字状をなし、所定間
隔でもって並列状に配設され、外刃1b,2b は、多数の小
さな刃孔を有して、金属薄板にて平板状に形成され、結
果的には内刃1a,2a に対応して略U字状に取着される。
このネット刃1、2 は仕上げ用の刃であり、髭を深く剃る
のに向いている。
【0024】3 はスリット刃であり、内刃3aと、外刃3b
より構成されている。内刃3aは、略コ字状をなして、こ
れも後述する駆動子11b に係合しており、外刃3bは、大
略コ字状をなし、スリット状の多数の刃孔があいてい
る。このスリット刃3 は、粗削り用の刃であり、長い髭
を粗く剃るものである。
【0025】4 はトリマー刃であり、櫛状の可動刃4aと
固定刃4bより構成されている。トリマー刃4 は、スライ
ド部5 をハウジングB に沿って上方向に動かすことによ
り、後述する駆動子11c と接合するようになっている。
このトリマー刃4 は、もみあげ等の髪を切るものであ
る。
【0026】6a,6b は駆動用のモータで、電気かみそり
のハウジングB 内に並んで収納される。7 は切替え用の
スィッチで、電気かみそりのハウジングB の側面に設け
られ、スライドすることによりモータ6aを電池8 に、あ
るいは、モータ6bを電池8 に、電気的に接続する。
【0027】C,D は伝達部材であり、一方の伝達部材C
は、モータ6aに接続される偏心カム9aと駆動アーム10a
と駆動子11a,11b からなり、他方の伝達部材D は、モー
タ6bに接続される偏心カム9bと駆動アーム10b と駆動子
11c からなる。そして、両伝達部材C,D は、モータ6a,6
b の回転運動を直線往復運動に変換する。前述の駆動子
11b は、駆動子11a に係合しており、両者は同一の動き
をする。
【0028】図3はモータ6a,6b とスィッチ7 との結線
図であり、電池8 に対して直列にスィッチ7 を、このス
ィッチ7 を介して並列にモータ6a,6b が接続される。
【0029】このような構成にすることにより、スィッ
チ7 を、例えば、ネット刃1、2 、スリット刃3 の動作位
置に切り換えることにより、モータ6aが回転し、従っ
て、伝達部材C である偏心カム9a、駆動アーム10a 、駆
動子11a,11b により、それと係合しているヘッド刃A で
あるネット刃1、2 の内刃1a,2a とスリット刃3 の内刃3a
が、直線往復運動をして髭を剃ることができる。この場
合、トリマー刃4 の可動刃4aに伝達部材D を経て接続さ
れているモータ6bは回転しないため、トリマー刃4 は、
駆動しない。次に、スィッチ7 をトリマー刃4 動作位置
に切り換えることにより、モータ6bが回転し、従って伝
達部材D である偏心カム9b、駆動アーム10b 、駆動子11
c により、トリマー刃4 の可動刃4aは直線往復運動をす
る。この場合、その他のヘッド刃A は駆動しない。
【0030】なお、スィッチ7 は図4のように、モータ
6a,6b と直列に配したものを、2個並列に配置してもよ
い。その際、どちらかのモータが駆動しているときは、
不用意に他方のスィッチが入らないようなロック機構を
設けるとなおよい。また、刃の数はこの実施例に限定さ
れるものではなく、ヘッド刃A は、ネット刃1個の場
合、あるいは、2個の場合などいろいろのものが適宜設
定できる。
【0031】次に、本発明の第2実施例を図5および図
6に基づいて説明する。図5は回路図、図6はフローチ
ャートである。ヘッド刃A は、2個のネット刃1、2 とス
リット刃3 より形成されており、トリマー刃は付いてい
ない電気かみそりとする。
【0032】この実施例においては、先の実施例とは伝
達部材の構造を一部変更する。すなわち、一方の伝達部
材は、先の実施例の伝達部材と略同様であるが、スリッ
ト刃は、係合しないようにしている。そして、他方の伝
達部材は、モータ6bの回転運動を直線往復運動に変換す
るよう偏心カム、駆動アーム、駆動子を有するととも
に、その駆動子は、スリット刃に係合するように形成す
る。その結果、ネット刃1、2 は、伝達部材を介して駆動
用のモータ6aと接続し、スリット刃3 は、別の伝達部材
を介してモータ6bと接続する。ネット刃1、2 とスリット
刃3 の構造は、第1実施例と同じであり、ここでは説明
は省略する。
【0033】Q1,Q2 は、モータ6a,6b を制御するトラン
ジスタ、R1,R2 は、髭の濃淡を検知するためのモータ電
流検出手段である抵抗、CPU は、抵抗R1,R2 を流れる電
流を検知して電圧として入力し、その値を判定して、ト
ランジスタQ1,Q2 のベースに信号を出力するマイコン、
SWは、電源である電池8 を入り切りするスィッチであ
る。そして、トランジスタQ1とモータ6aと抵抗R1は直列
に、トランジスタQ2とモータ6bと抵抗R2も直列に配さ
れ、その各々は並列に配置されている。
【0034】このような構成にすることにより、スィッ
チSWをオンすると、トランジスタQ1,Q2 がオンして、モ
ータ6a,6b が動作し、従ってネット刃1、2 、およびスリ
ット刃3 は駆動する。ここで、モータ6a,6b に流れる電
流は、抵抗R1,R2 により検知され、すなわち、電圧VR1,
VR2 として検知されてマイコンCPU に入力される。マイ
コンCPU は、この電圧VR1,VR2 を、単位時間当たりの平
均電圧とし、あらかじめ設定された電圧V1,V2 よりどち
らかが大きければ、トランジスタQ1,Q2 をオフする信号
を出さず、従ってモータ6a,6b はそのまま駆動するが、
電圧VR1,VR2 とも設定した電圧より小さくなったとき
は、髭が少なくなったと判断して、トランジスタQ2をオ
フし、モータ6b、すなわち、スリット刃3 を停止するす
るよう動作する。そして、マイコンCPU は、その後も電
圧VR1 を検知し、電圧VR1 が設定した電圧V1より大きく
なれば、再びトランジスタQ2をオンして、スリット刃3
を駆動するよう動作する。この場合、トランジスタQ1は
特に必要ないが、ネット刃1、2 の運転を制御したいとき
に用いることができる。
【0035】なお、ヘッド刃A は、ネット刃2個のみで
もよく、ネット刃2個の場合は、モータ6aを伝達部材を
介してネット刃1 の内刃1aに接続し、モータ6bを伝達部
材を介してネット刃2 の内刃2aに接続するものである。
【0036】次に、本発明の第3実施例を図5および図
7に基づいて説明する。ヘッド刃Aは、2個のネット刃
1、2 より形成されており、モータ6aはネット刃1 に、モ
ータ6bはネット刃2 に接続されている。このものは、第
2実施例とは、ヘッド刃A の構成とマイコンのフローチ
ャートが異なっている。
【0037】このような構成にすることにより、スィッ
チSWがオンすると、トランジスタQ1,Q2 がオンして、モ
ータ6a,6b が動作し、従ってネット刃1、2 が駆動する。
ここで、モータ6a,6b に流れる電流は、抵抗R1,R2 によ
って検知されて、電圧VR1,VR2 としてマイコンCPU に入
力される。この電圧VR1,VR2 は、単位時間当たりの平均
電圧とし、この電圧VR1,VR2 をあらかじめ設定された電
圧V1,V2 と比較し、それに応じた出力でトランジスタQ
1,Q2 をオンする。すなわち、VR1 ≧V2のとき、トラン
ジスタQ1を常時オンとし、V1≦VR1<V2のとき、トランジ
スタQ1をパルスにより2/3 だけオンし、VR1<V1のとき、
トランジスタQ1をパルスにより1/3 だけオンする。すな
わち、この回路は、一種の位相制御回路として動作す
る。なお、オン時間が短ければ、モータ6aは低速回転と
なる。また、モータ6bのほうも同様であって、すなわ
ち、VR2 ≧V2のとき、トランジスタQ2を常時オンとし、
V1≦VR2<V2のとき、トランジスタQ2をパルスにより2/3
だけオンし、VR2<V1のとき、トランジスタQ2をパルスに
より1/3 だけオンする。なお、モータ6a,6b の回転数を
制御することは、回転数の大小を調整するだけでなく、
オンオフも含む。
【0038】次に、本発明の第4実施例を図8乃至図11
に基づいて説明する。ヘッド刃A は、2個のネット刃1、
2 より形成されており、モータ6Aはネット刃1 に、モー
タ6bはネット刃2 に接続されている。
【0039】12a,12b は圧電素子であり、ネット刃1、2
の近傍であるところの内刃1a,2a の下端に設けられてお
り、ネット刃1、2 の押しつけ力を感知するようになって
いる。
【0040】この実施例の回路は、図10に示すように、
トランジスタQ1とモータ6aは直列に、トランジスタQ2と
モータ6bも直列に配され、その各々は並列に配置されて
いる。圧電素子12a,12b の出力がマイコンCPU に入力さ
れ、トランジスタQ1,Q2 のベースにマイコンCPU の出力
が接続されている。
【0041】このような構成にすることにより、スィッ
チSWをオンすると、トランジスタQ1,Q2 がオンされ、モ
ータ6a,6b が動作し、ネット刃1、2 が駆動する。ここ
で、肌をネット刃1、2 に押しつけることにより、外刃1
b,2b 、内刃1a,2a が下方に押され、圧電素子12a,12b
により、それぞれのネット刃1、2 にかかる押しつけ力を
検知して、電圧VA1,VA2 としてマイコンに入力する。電
圧VA1,VA2 が大きいほど、押しつけ力が大きいと判断す
る。この電圧VA1,VA2 をあらかじめ設定された電圧V1,V
2 と比較し、それに応じた出力でトランジスタQ1,Q2 を
オンする。第3実施例と同様に、VA1 ≧V2のとき、トラ
ンジスタQ1を常時オンとし、V1≦VA1<V2のとき、トラン
ジスタQ1をパルスにより2/3 だけオンし、VA1<V1のと
き、トランジスタQ1をパルスにより1/3 だけオンする。
また、VA2 ≧V2のとき、トランジスタQ2を常時オンと
し、V1≦VA2<V2のとき、トランジスタQ2をパルスにより
2/3 だけオンし、VA2<V1のとき、トランジスタQ2をパル
スにより1/3 だけオンする。トランジスタQ1,Q2 をオン
する時間を変更することにより、モータ6a,6b の回転数
を変化させる。押しつけ力が大きいときは最大の回転数
で動かし、押しつけ力が小さいときは回転数を低くする
ようにする。
【0042】なお、圧電素子12a,12b の取付位置は、内
刃1a,2a の下端のみならず、肌の押しつけ力を検知でき
るネット刃近傍であればどこでもよい。
【0043】次に、本発明の第5実施例を図9、図12お
よび図13に基づいて説明する。ヘッド刃A は、2個のネ
ット刃1、2 より形成されており、モータ6aはネット刃1
に、モータ6bはネット刃2 に接続されている。
【0044】13は加速度センサーであり、ネット刃1、2
の近傍であるネット刃1、2 の内部に設けられて、肌に対
してヘッド刃A をどの方向に動かすかを検知する。すな
わち、肌にネット刃1 が先に接触するか、ネット刃2 が
先に接触するかを検知するものである。
【0045】この実施例の回路は、図12に示すように、
トランジスタQ1とモータ6aは直列に、トランジスタQ2と
モータ6bも直列に配され、その各々は並列に配置されて
いる。そして、加速度センサー13の出力がマイコンCPU
に入力され、トランジスタQ1,Q2 のベースにマイコンCP
U の出力が入力されるよう接続されている。
【0046】このような構成にすることにより、加速度
センサー13の電圧VKの極性により、肌に対して電気かみ
そりのヘッド刃A をどちらの方向に動かしているかを検
知できる。たとえば、電圧VKが正であれば、ネット刃1
からネット刃2 の方向に移動し、負であれば、ネット刃
2 からネット刃1 の方向に移動している。ヘッド刃Aを
2個のネット刃1、2 で形成した場合、肌に最初に接する
ネット刃は、寝ている髭を起こして、つぎにくるネット
刃の中に髭を挿入する役目があるため、最初のネット刃
は特に動作している必要はない。したがって、電圧VKが
正であれば、トランジスタQ1をオフしてネット刃1 のモ
ータ6aを停止し、電圧VKが負であれば、トランジスタQ2
をオフしてネット刃2 のモータ6bを停止することによ
り、効率的にネット刃1、2 を駆動できる。
【0047】なお、加速度センサー13の取付位置は、ネ
ット刃1、2 の内部に限らず、ヘッド刃A の動かすことを
検知できるネット刃1、2 の近傍であればどこでもよい。
【0048】次に、本発明の第6実施例を図14および図
15に基づいて説明する。ヘッド刃Aは、2個のネット刃
1、2 とスリット刃3 より形成されており、トリマー刃は
付いていない電気かみそりとする。モータ6aはネット刃
1、2 に、モータ6bはスリット刃3 に接続されている。
【0049】この実施例の回路は、図14に示すように、
トランジスタQ1とモータ6aは直列に、トランジスタQ2と
モータ6bも直列に配され、その各々は並列に配置されて
いる。マイコンCPU の出力がトランジスタQ1,Q2 のベー
スに接続されており、マイコンCPU 内にはタイマーカウ
ンターがある。
【0050】このような構成にすることにより、スィッ
チSWがオンされると、マイコンCPUから信号が出力さ
れ、トランジスタQ1,Q2 がオンされ、モータ6a,6b が動
作し、ネット刃1、2 、およびスリット刃3 が駆動する。
それと同時に、マイコンCPU 内のタイマーカウンターが
カウントを開始し、あらかじめ設定された時間T が経過
すると、モータの回転停止手段であるマイコンCPU から
トランジスタQ2をオフする信号が出力され、モータ6bが
駆動を停止する。このような構成にすることにより、モ
ータ6bに接続されているスリット刃3 を不必要に駆動さ
せることはない。トランジスタQ1は、この実施例では特
に必要ないが、モータ6aを制御するときに用いることが
できる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の電気かみそりは、スィッ
チで切り換えることにより、トリマー刃とヘッド刃を各
々独立に駆動できるので、必要な刃のみを効率的に使用
できるため、刃の寿命が伸びるだけでなく、電池の消耗
も少なくなる。
【0052】請求項2記載の電気かみそりは、スィッチ
で切り換えることにより、2個のネット刃を各々独立に
制御できるので、使用状態に応じた刃の制御ができる。
【0053】請求項3記載の電気かみそりは、請求項2
の効果を奏するうえに、モータに流れる電流を検出し、
それに応じたモータの回転数制御ができるので、髭の濃
淡を検知して最適な刃の駆動ができる。
【0054】請求項4記載の電気かみそりは、請求項2
の効果を奏するうえに、圧電素子にかかる負荷を検出
し、それに応じたモータの回転数制御ができるので、刃
にかかる押しつけ力を検知して最適な刃の駆動ができ
る。
【0055】請求項5記載の電気かみそりは、請求項2
の効果を奏するうえに、加速度センサーの極性を検出
し、それに応じたモータのオンオフ制御ができるので、
髭の剃る方向を検知して最適な刃の駆動ができる。
【0056】請求項6記載の電気かみそりは、ネット刃
とスリット刃を各々独立に制御できるので、使用状態に
応じた刃の制御ができる。
【0057】請求項7記載の電気かみそりは、請求項6
の効果を奏するうえに、モータに流れる電流を検出し、
それに応じたモータの回転数制御ができるので、髭の濃
淡を検知して最適な刃の駆動ができる。
【0058】請求項8記載の電気かみそりは、請求項6
の効果を奏するうえに、動作時間をカウントし、スリッ
ト刃のモータを一定時間で停止するので、刃の使いすぎ
の問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気かみそりの断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す伝達部材の斜視図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示すモータ部の回路図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例を示すモータ部の第2回路
図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すモータ部の回路図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例を示すマイコンのフローチ
ャートである。
【図7】本発明の第3実施例を示すマイコンのフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第4実施例を示す電気かみそりの断面
図である。
【図9】本発明の第4および第5実施例を示す電気かみ
そりの断面図である。
【図10】本発明の第4実施例を示すモータ部の回路図で
ある。
【図11】本発明の第4実施例を示すマイコンのフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第5実施例を示すモータ部の回路図で
ある。
【図13】本発明の第5実施例を示すマイコンのフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第6実施例を示すモータ部の回路図で
ある。
【図15】本発明の第6実施例を示すマイコンのフローチ
ャートである。
【図16】従来例を示す電気かみそりの断面図である。
【符号の説明】
1 ネット刃 2 ネット刃 3 スリット刃 4 トリマー刃 5 スライド部 6 モータ 7 スィッチ 8 電池 9 偏心カム 10 駆動アーム 11 駆動子 12 圧電素子 13 加速度センサー A ヘッド刃 B ハウジング C 伝達部材 D 伝達部材 E 伝達部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としてのモータと、モータの出
    力を往復動に変換する伝達部材と、櫛状の固定刃と伝達
    部材によりこの固定刃に接しながら往復動する可動刃と
    からなるトリマー刃と、多数の刃孔が設けられた外刃と
    伝達部材によりこの外刃の内面に接しながら往復動する
    内刃とからなる1個以上のヘッド刃と、を備えた電気か
    みそりにおいて、 前記モータと伝達部材を各2個設け、その一方をトリマ
    ー刃に、他方をヘッド刃に連結するようにしたことを特
    徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 駆動源としてのモータと、モータの出
    力を往復動に変換する伝達部材と、多数の小さな刃孔が
    設けられた外刃と伝達部材によりこの外刃の内面に接し
    ながら往復動する内刃とからなる2個のネット刃からな
    るヘッド刃と、を備えた電気かみそりにおいて、 前記モータと伝達部材を各2個設け、各々を2個のネッ
    ト刃に別々に連結したことを特徴とする電気かみそり。
  3. 【請求項3】 モータ電流を検出するモータ電流検出
    手段と、その電流値により前記モータの回転数を制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の電
    気かみそり。
  4. 【請求項4】 前記ネット刃への肌の押しつけ力を検
    出するネット刃近傍に設けた圧電素子と、その電圧値に
    より前記モータの回転数を制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 前記ネット刃を肌に沿って動かす方向
    を検出するネット刃近傍に設けた加速度センサーと、そ
    の電圧値により前記モータの回転数を制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の電気かみそ
    り。
  6. 【請求項6】 駆動源としてのモータと、モータの出
    力を往復動に変換する伝達部材と、 多数の小さな刃孔が設けられた外刃と伝達部材によりこ
    の外刃の内面に接しながら往復動する内刃とからなる2
    個のネット刃と、その間に設けられ、多数のスリット状
    の刃孔が設けられた外刃と伝達部材によりこの外刃の内
    面に接しながら往復動する内刃とからなるスリット刃
    と、からなるヘッド刃と、 を備えた電気かみそりにおいて、 前記モータと伝達部材を各2個設け、その一方をネット
    刃に、他方をスリット刃に連結したことを特徴とする電
    気かみそり。
  7. 【請求項7】 モータ電流を検出するモータ電流検出
    手段と、その電流値により前記モータの回転数を制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の電
    気かみそり。
  8. 【請求項8】 動作時間を測定するタイマーカウンタ
    ーと、設定時間になればスリット刃を停止するモータの
    回転停止手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の
    電気かみそり。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003106118A1 (ja) * 2002-06-12 2003-12-24 松下電工株式会社 電気かみそり
JP2010227224A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 電気かみそり
JP2020092779A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり

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