JPH0833778A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH0833778A
JPH0833778A JP17381394A JP17381394A JPH0833778A JP H0833778 A JPH0833778 A JP H0833778A JP 17381394 A JP17381394 A JP 17381394A JP 17381394 A JP17381394 A JP 17381394A JP H0833778 A JPH0833778 A JP H0833778A
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JP
Japan
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blade
blade head
head
protrusion amount
drive body
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JP17381394A
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English (en)
Inventor
Toyokatsu Okamoto
豊勝 岡本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌当りが良く、電磁駆動部材に流れる電流を
低減することができる往復式電気かみそりの提供を目的
とする。 【構成】 主に長い毛を切断する第1の刃ヘッド23と、
主に短い毛を切断する第2の刃ヘッド24と、第1の刃ヘ
ッド23及び第2の刃ヘッド24を駆動する駆動本体1 とを
備え、第1の刃ヘッド23及び第2の刃ヘッド24に外力が
加わらないとき第1の刃ヘッド23の駆動本体1 に対する
突出量と第2の刃ヘッド24の駆動本体1 に対する突出量
とを略同じとしたものにおいて、第1の刃ヘッド23の駆
動本体1 に対する突出量を毛の長さに応じて変更する突
出量変更手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の刃ヘッドを備
えた往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数種の刃ヘッドを備えた往復式電気か
みそりとして、例えば特公昭45−16992号公報に
開示されたものがある。このものは、櫛歯状の刃先を有
した櫛刃(固定刃)とこれに摺接する櫛歯状の刃先を有
した第1の内刃(可動刃)とからなる第1の刃ヘッド
と、多数の毛導入孔を有したネット刃とこれの内面に摺
接する第2の内刃とからなる第2の刃ヘッドとを備え、
第1の刃ヘッドの両側に一対の第2の刃ヘッドをそれぞ
れ配設するとともに、第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッ
ドの上面が略同じ高さにしたものである。このものは、
長い毛の切断に有効な第1の刃ヘッドと、短い毛の切断
に有効な第2の刃ヘッドとにより同時に毛を剃ることが
できるので、剃り残しが少なく、早剃りが行えるものと
して有効である。
【0003】また、この他の例として、スリット状の毛
導入孔を有したスリット刃とこれの内面に摺接する第1
の内刃とからなる第1の刃ヘッドと、多数の毛導入孔を
有したネット刃とこれの内面に摺接する第2の内刃とか
らなる第2の刃ヘッドとを備え、第1の刃ヘッドの両側
に一対の第2の刃ヘッドをそれぞれ配設するとともに、
第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッドの上面が略同じ高さ
にしたものがある。このものは、スリット刃の肌に接触
し得る面を平面とすることができる上にエッジ部分がな
いので、前者の櫛刃(固定刃)を用いたものに比べ、肌
当り感触を良くすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した往復
式電気かみそりのうち前者は、第1の刃ヘッドの肌当り
感触が悪い上に、第1の刃ヘッドを肌に押し付けると
き、近接した位置にある第2の刃ヘッドにおける櫛刃
(固定刃)の刃先に肌が入り込んで第1の内刃(可動
刃)で剃られてしまい、その結果、刺激が生じる。この
ような刺激を避けるために、第1の刃ヘッドを第2の刃
ヘッドより突出量を小さくすると、第1の刃ヘッドは、
長い毛の先端しか切断することができなくなり、第1の
刃ヘッドを第2の刃ヘッド間に配設したことの意味がな
くなってしまう。
【0005】一方、前述した往復式電気かみそりのうち
後者は、これを長時間使用した場合、刺激を感じるよう
になる。すなわち、毛がある程度短く切断された状態
(粗剃りが終わった状態)になると、使用者は、毛をよ
り短く切断するために第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッ
ドを肌に強く押し付けるので、刺激を感じるのである。
また、このものは、第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッド
を肌に押し付けながら、モータ等の電磁駆動部材により
第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッドを同時に駆動するの
で、電磁駆動部材に電流が多く流れ、電池式の往復式電
気かみそりにおいては、使用時間が短くなる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、肌当りが良く、電
磁駆動部材に流れる電流を低減することができる往復式
電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の往復式電気かみそりは、スリット刃
又は櫛刃とこれらに摺接する第1の内刃とを有した主に
長い毛を切断する第1の刃ヘッドと、ネット刃とこれの
内面に摺接する第2の内刃とを有した主に短い毛を切断
する第2の刃ヘッドと、第1の内刃に連結してこれを往
復摺動する第1の駆動子と第2の内刃に連結してこれを
往復摺動する第2の駆動子と第1の駆動子及び第2の駆
動子を駆動する電磁駆動部材とを有した駆動本体とを備
え、第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッドに外力が加わら
ないとき第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量と第
2の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量とを略同じとし
た往復式電気かみそりにおいて、前記第1の刃ヘッドの
駆動本体に対する突出量を毛の長さに応じて変更する突
出量変更手段を設けた構成としている。
【0008】また、請求項2記載の往復式電気かみそり
は、請求項1記載のものの突出量変更手段が、電磁駆動
部材に流れる電流値を検出し該電流値に基づいて第1の
刃ヘッドの駆動本体に対する突出量を決定する突出量制
御部と、第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量が突
出量制御部により決定した突出量となるよう第1の刃ヘ
ッドを移動する突出量変更部とからなる構成としてい
る。
【0009】また、請求項3記載の往復式電気かみそり
は、請求項2記載のものの突出量制御部を、毛の長さが
所定長さ以上のとき第1の刃ヘッドの駆動本体に対する
突出量が第1の刃ヘッドに外力が加わらないときと同じ
となり毛の長さが所定長さ以下のとき前記突出量が第1
の刃ヘッドに外力が加わらないときより所定量小さくな
るように前記突出量を決定するよう構成した構成として
いる。
【0010】また、請求項4記載の往復式電気かみそり
は、請求項3記載のものの第1の内刃を、第1の刃ヘッ
ドの駆動本体に対する突出量が第1の刃ヘッドに外力が
加わらないときより所定量小さくなったとき第1の駆動
子との連結が外れるよう形成した構成としている。
【0011】また、請求項5記載の往復式電気かみそり
は、請求項1乃至4の何れかに記載のものの第1の刃ヘ
ッド及び第2の刃ヘッドを、第1の刃ヘッドの両側に第
2の刃ヘッドが存するよう配設した構成としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、突出量変更手段
により第1の刃ヘッドを毛の切断に適した位置に移動す
ることが可能となる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、突出量制御
部により第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量の決
定を容易に行うことができる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、毛の長さが
所定長さ以下のとき、第1の刃ヘッドの駆動本体に対す
る突出量が第1の刃ヘッドに外力が加わらないときより
所定量小さくなって第1の刃ヘッドが肌に接触しにくく
い位置にくるので、肌当りが良くなり、また、第1の刃
ヘッドに外力が加わりにくくなるので、第1の刃ヘッド
及び第2の刃ヘッドを同時に肌に接触したときに比べ、
電磁駆動部材に流れる電流が小さくなる。
【0015】請求項4記載の構成によれば、第1の刃ヘ
ッドの駆動本体に対する突出量が第1の刃ヘッドに外力
が加わらないときより所定量小さくなったとき、第1の
内刃と第1の駆動子との連結が外れて第1の内刃に電磁
駆動部材からの駆動力の伝達が不能となるので、電磁駆
動部材に流れる電流を小さくすることができる。
【0016】請求項5記載の構成によれば、第1の刃ヘ
ッド及び第2の刃ヘッドを肌に接触した状態で肌に沿っ
て移動したとき、第1の刃ヘッドと一方の第2の刃ヘッ
ドとで肌を張った状態にするので、長い毛が第1の刃ヘ
ッドに導入されやすくなって第1の刃ヘッドにより該毛
を短く切断し、該毛のうちの大部分が他方の第2の刃ヘ
ッドに導入されて該第2の刃ヘッドによりさらに短く切
断するので、毛の切断に要する時間を全体として短くす
ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図5に基づい
て説明する。
【0018】この往復式電気かみそりは、駆動本体1
と、駆動本体1 の上部に設けられる刃ブロック2 と、駆
動本体1 の側部に設けられるトリマーブロック3 とを備
えて構成されている。
【0019】駆動本体1 は、その内部に、電源部からの
電源により回転駆動する電磁駆動部材としてのモータ11
と、モータ11の回転運動を往復運動に変換する変換手段
12とを収容している。変換手段12の端部には、変換手段
12の往復運動を後述する第1の内刃33に伝達する第1の
駆動子13と、該往復運動を後述する第2の内刃38,38に
伝達する第2の駆動子14,14 とが設けられている。第1
の駆動子13は、一対の第2の駆動子14,14 のうちの一方
と共に運動するように、該一方の第2の駆動子14に取着
されている。
【0020】駆動本体1 の外側面には、電源部からモー
タ11への電源の供給のON/OFFを行うスイッチハン
ドル15を設けている。16は後述するサブフレーム21を着
脱自在に取り付けるためのフックである。このフック16
は、着脱釦16a と一体に形成されており、着脱釦16a を
押すことにより駆動本体1 の内方に移動するようになっ
ている。
【0021】一方、刃ブロック2 は、駆動本体1 に着脱
自在に取り付けられるサブフレーム21と、サブフレーム
21に着脱自在に取り付けられるメインフレーム22と、メ
インフレーム22に内外にフロート自在に支持される第1
の刃ヘッド23及び一対の第2の刃ヘッド24,24 とを備え
ている。
【0022】第1の刃ヘッド23及び一対の第2の刃ヘッ
ド24,24 は、これらに外力が加わらない状態において、
第1の刃ヘッド23の頂部及び一対の第2の刃ヘッド24,2
4 の頂部が略同じ高さ、すなわち、それらの駆動本体1
に対する突出量が略同じとなっている。つまり、仮に第
1の刃ヘッド23の駆動本体1 に対する突出量が第2の刃
ヘッド24,24 より大きければ、第1の刃ヘッド23の角部
が肌に接触しやすくなるので、肌の凸部において大きな
異物感を与えてしまうことがあり、逆に、第1の刃ヘッ
ド23の駆動本体1 に対する突出量が第2の刃ヘッド24,2
4 より小さければ、剃り残しが生じやすい顎下のような
凹部において、第1の刃ヘッド23が肌に接触しにくくな
るので、長い毛を第1の刃ヘッド23に導入することが困
難になるからである。
【0023】第1の刃ヘッド23は、主に長い毛を切断す
るものであり、多数のスリット状の毛導入孔を有した金
属製の外刃としてのスリット刃31と、スリット刃31の長
手方向両端にそれぞれヒートシールで固定される一対の
プレート32と、スリット刃31の内面に摺接する金属製の
第1の内刃33と、第1の内刃33をスリット刃31に押し付
ける押付ばね34と、第1の内刃33の内方側端部に固着さ
れた第1の駆動子13に嵌合する嵌合部35a を有した継手
35とを備えている。図3及び図4において、32a は、メ
インフレーム5 に設けられる弾性支持部に支持される支
持穴である。
【0024】第2の刃ヘッド24,24 は、主に短い毛を切
断するものであり、第1の刃ヘッド23の両側に存するよ
うにメインフレーム22に支持されるものであり、それぞ
れ多数のネット状の毛導入孔を有した金属製の外刃とし
てのネット刃36と、ネット刃36を湾曲した状態でヒート
シールで固定しメインフレーム22に支持される取付枠37
と、ネット刃36の内面に摺接する第2の内刃38とから構
成されており、その構成部材のうち第2の内刃38は、第
2の駆動子24に連結している。
【0025】ところで、本実施例では、第1の刃ヘッド
23の駆動本体1 に対する突出量を毛の長さに応じて変更
する突出量変更手段が設けられており、この突出量変更
手段は、第1の刃ヘッド23の駆動本体1 に対する突出量
を決定する突出量制御部41と、第1の刃ヘッド23の駆動
本体1 に対する突出量が突出量制御部41で決定した突出
量となるように第1の刃ヘッド23を移動する突出量変更
部42とから構成されている。
【0026】突出量制御部41は、駆動本体1 に設けられ
るものであり、モータ11に流れる電流値を検出する電流
検出回路43と、該電流値により第1の刃ヘッド23の駆動
本体1 に対する突出量を決定する仕上げ剃り検出回路44
とから構成されている。
【0027】突出量変更部42は、刃ブロック2 の一対の
プレート32,32 の底面に埋設される板状の永久磁石45,4
5 と、駆動本体1 の内部上方に設けられる一対の電磁石
46,46 とから構成されており、電磁石46は、鉄心46a に
コイル46b を巻き付けた構造であり、コイル46b に電流
が流れると永久磁石45を吸着するように磁界を発生する
よう作用する。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。
スイッチハンドル15の操作により駆動本体1 内部に設け
たスイッチ17をONにしてモータ11を駆動すると、変換
手段12によってモータ11の回転運動が往復運動に変換さ
れて第1の駆動子13及び一対の第2の駆動子14,14 に伝
達されるので、第1の内刃33がスリット刃31の内面に往
復摺動するとともに、第2の内刃38,38 がネット刃36,3
6 の内面に往復摺動する。
【0029】そして、第1の刃ヘッド23及び一対の第2
の刃ヘッド24,24 を肌に接触しながら進めていくと、第
1の刃ヘッド23及び一対の第2の刃ヘッド24,24 は、肌
の凹凸に沿って内外にフロート動作する。このとき、第
1の刃ヘッド23と一方の第2の刃ヘッド24とで肌を張っ
た状態にするので、比較的長い毛は、スリット刃31に導
入されやすくなってスリット刃31と第1の内刃33とによ
り短く切断される。そして、短く切断された毛の大部分
は、他方の第2の刃ヘッド24のネット刃36に導入されて
ネット刃36と第2の内刃38とによりさらに短く切断され
る。
【0030】一方、モータ11に直列に配される電流セン
サ47は、モータ11に流れる電流を電圧に変換して電流検
出回路43に出力する。電流検出回路43は、電流センサ47
から入力された電圧により、モータ11に流れる電流値を
演算してその電流値を表す信号を仕上げ剃り検出回路44
に出力する。仕上げ剃り検出回路44は、電流検出回路43
から入力された信号に基づいて単位時間当りの電流の平
均値を演算し、該単位時間当りの電流の平均値と予め記
憶してある比較値とを比較する。ここで、比較値は、毛
の長さが所定以下のときにモータ11に流れる電流の単位
時間当りの平均値を範囲で表したものとしている。
【0031】そして、仕上げ剃り検出回路44は、演算さ
れた単位時間当りの電流の平均値が比較値を満たさない
とき、まだ肌に長い毛が多く残っているものとして、第
1の刃ヘッド23をそのままの状態すなわち初期の状態と
し(図3)、逆に、演算された単位時間当りの電流の平
均値が比較値を満たすとき、肌に長い毛が残っていない
ものとして、トランジスタスイッチ48をONにする。ト
ランジスタスイッチ48がONにされると、コイル46b に
電流が流れ、その結果、電磁石46は、磁界を発生して永
久磁石45を引き寄せる(図4)。
【0032】よって、第1の刃ヘッド23の駆動本体1 に
対する突出量が、第1の刃ヘッド23に外力が加わらない
ときより所定量小さくなり、第1の刃ヘッド23が肌に接
触しにくくなり、その結果、肌当りが良くなり、また、
第1の刃ヘッド23に肌から外力が加わりにくくなるの
で、第1の刃ヘッド23及び第2の刃ヘッド24,24 を同時
に肌に接触したときに比べ、モータ11に流れる電流が小
さくなり、電源部の電源を有効に活用することができ
る。
【0033】そして、スイッチ17をOFFにすると、仕
上げ剃り検出回路44がリセットされてトランジスタスイ
ッチ48をOFFにし、コイル46b に電流が流れなくな
る。よって、電磁石46は、磁界を発生しなくなるので、
第1の刃ヘッド23は、元の状態に戻る。
【0034】以上より、本実施例は、肌当りが良く、モ
ータ11に流れる電流を低減することができるものとして
有効である。
【0035】なお、本実施例では、第1の刃ヘッド の
外刃としてスリット刃 を用いたが、外刃に櫛歯状の刃
先を有した櫛刃を用い、第1の内刃に櫛歯状の刃先を有
したものを用いてもよい。
【0036】また、本実施例では、肌に長い毛が残って
いない状態すなわち毛の長さが所定以下である状態を、
モータ11に流れる電流の単位時間当りの平均値に基づい
て検出したが、これに限られることはなく、例えば、モ
ータ11に流れる電流の波形のピーク値に基づいて検出し
たり、モータ11に流れる電流の単位時間当りに発生する
ピーク値の数に基づいて検出したり、毛の濃淡を検出す
ることにより検出したり、モータ11を駆動を開始したと
きからの時間により検出してもよい。
【0037】また、本実施例の変形例として、肌に長い
毛が残っていない状態を検出して第1の刃ヘッド23の駆
動本体1 に対する突出量が第1の刃ヘッド23に外力が加
わらないときより所定量小さくなった後に肌に長い毛が
多く残っている状態を検出したとき、第1の刃ヘッド23
を元の状態に戻すようにしてもよい。この場合、往復式
電気かみそりを今まで剃っていた部位からまだ剃ってい
ない部位に変更したとき、その部位に長い毛が多くあっ
ても、第1の刃ヘッド23が肌に接触するので、十分に対
応できる。
【0038】また、本実施例の別の変形例として、肌に
長い毛が残っていない状態を検出したとき、第1の刃ヘ
ッド23をすぐに駆動本体1 に対する突出量が小さくなる
方向に移動するのではなく、前記状態を検出したときに
スタートするタイマを設け、前記状態が所定時間継続し
たとき、第1の刃ヘッド23を駆動本体1 に対する突出量
が小さくなる方向に移動するようにしてもよい。
【0039】次に、本発明の第2実施例を図6に基づい
て説明する。なお、先の第1実施例と実質的に同様な機
能を有する部材については、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0040】本実施例の継手35は、第1の刃ヘッド23が
駆動本体1 に対する突出量が小さくなる方向に所定量移
動したとき、第1の駆動子13が継手35の嵌合部35a から
外れるように形成されている。
【0041】継手35は、図6に示すように、第1の駆動
子13の幅と略同じ間隔である嵌合部35a と、第1の駆動
子13の幅より大きな間隔となっている遊び部35b を有し
ている。
【0042】したがって、本実施例は、肌に長い毛が多
く残っている場合、第1の駆動子13と嵌合部35a とが嵌
合して第1の内刃33が往復摺動し、肌に長い毛が多く残
っていない場合、第1の刃ヘッド23が駆動本体1 に対す
る突出量が小さくなる方向に所定量移動するとともに、
第1の駆動子13が嵌合部35a から図中の矢印の方向に外
れてその先端が遊び部35b に存するようになり、第1の
内刃33が往復摺動しなくなる。つまり、第1の駆動子13
が嵌合部35a から外れると、第1の内刃33にモータ11か
らの駆動力の伝達が不能となるので、モータ11に流れる
電流をより小さくすることができ、電源部の電源をさら
に有効に活用することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の往復式電気かみそりは、
突出量変更手段により第1の刃ヘッドを毛の切断に適し
た位置に移動することが可能となるので、その結果、短
い毛を切断するとき第1の刃ヘッドの駆動本体に対する
突出量を第2のヘッドより小さくすれば、第1の刃ヘッ
ドが肌に接触しにくくなるので、肌当りを良くすること
ができ、また、第1の刃ヘッドに肌から外力が加わりに
くくなるので、第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッドを同
時に肌に接触したときに比べ、電磁駆動部材に流れる電
流を小さくすることができ、電源を有効に活用すること
ができる。
【0044】請求項2記載の往復式電気かみそりは、請
求項1記載の効果に加え、突出量制御部により第1の刃
ヘッドの駆動本体に対する突出量の決定を容易に行うこ
とができる。
【0045】請求項3記載の往復式電気かみそりは、請
求項2記載の効果に加え、毛の長さが所定長さ以下のと
き、第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量が第1の
刃ヘッドに外力が加わらないときより所定量小さくなっ
て第1の刃ヘッドが肌に接触しにくくい位置にくるの
で、肌当りが良くなり、また、第1の刃ヘッドに外力が
加わりにくくなるので、第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘ
ッドを同時に肌に接触したときに比べ、電磁駆動部材に
流れる電流を小さくすることができる。
【0046】請求項4記載の往復式電気かみそりは、請
求項3記載の効果に加え、第1の刃ヘッドの駆動本体に
対する突出量が第1の刃ヘッドに外力が加わらないとき
より所定量小さくなったとき、第1の内刃と第1の駆動
子との連結が外れて第1の内刃に電磁駆動部材からの駆
動力の伝達が不能となるので、電磁駆動部材に流れる電
流をより確実に小さくすることができる。
【0047】請求項5記載の往復式電気かみそりは、請
求項1乃至4の何れかに記載の効果に加え、第1の刃ヘ
ッド及び第2の刃ヘッドを肌に接触した状態で肌に沿っ
て移動したとき、第1の刃ヘッドと一方の第2の刃ヘッ
ドとで肌を張った状態にするので、長い毛が第1の刃ヘ
ッドに導入されやすくなって第1の刃ヘッドにより該毛
を短く切断し、該毛のうちの大部分が他方の第2の刃ヘ
ッドに導入されて該第2の刃ヘッドによりさらに短く切
断するので、毛の切断に要する時間を全体として短くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】その要部分解斜視図である。
【図3】その第1の刃ヘッドが初期の位置にある状態を
示す要部側面図である。
【図4】その第1の刃ヘッドが駆動本体に対する突出量
が小さくなる方向に所定量移動した状態を示す要部側面
図である。
【図5】その回路ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例の要部側面図である。
【符号の説明】
1 駆動本体 11 モータ 13 第1の駆動子 14 第2の駆動子 23 第1の刃ヘッド 24 第2の刃ヘッド 31 スリット刃 33 第1の内刃 36 ネット刃 38 第2の内刃 41 突出量制御部 42 突出量変更部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット刃又は櫛刃とこれらに摺接する
    第1の内刃とを有した主に長い毛を切断する第1の刃ヘ
    ッドと、ネット刃とこれの内面に摺接する第2の内刃と
    を有した主に短い毛を切断する第2の刃ヘッドと、第1
    の内刃に連結してこれを往復摺動する第1の駆動子と第
    2の内刃に連結してこれを往復摺動する第2の駆動子と
    第1の駆動子及び第2の駆動子を駆動する電磁駆動部材
    とを有した駆動本体とを備え、第1の刃ヘッド及び第2
    の刃ヘッドに外力が加わらないとき第1の刃ヘッドの駆
    動本体に対する突出量と第2の刃ヘッドの駆動本体に対
    する突出量とを略同じとした往復式電気かみそりにおい
    て、前記第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量を毛
    の長さに応じて変更する突出量変更手段を設けてなる往
    復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 前記突出量変更手段は、電磁駆動部材に
    流れる電流値を検出し該電流値に基づいて第1の刃ヘッ
    ドの駆動本体に対する突出量を決定する突出量制御部
    と、第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量が突出量
    制御部により決定した突出量となるよう第1の刃ヘッド
    を移動する突出量変更部とからなる請求項1記載の往復
    式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 前記突出量制御部は、毛の長さが所定長
    さ以上のとき第1の刃ヘッドの駆動本体に対する突出量
    が第1の刃ヘッドに外力が加わらないときと同じとなり
    毛の長さが所定長さ以下のとき前記突出量が第1の刃ヘ
    ッドに外力が加わらないときより所定量小さくなるよう
    に前記突出量を決定するよう構成されてなる請求項2記
    載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 前記第1の内刃を、第1の刃ヘッドの駆
    動本体に対する突出量が第1の刃ヘッドに外力が加わら
    ないときより所定量小さくなったとき第1の駆動子との
    連結が外れるよう形成してなる請求項3記載の往復式電
    気かみそり。
  5. 【請求項5】 前記第1の刃ヘッド及び第2の刃ヘッド
    は、第1の刃ヘッドの両側に第2の刃ヘッドが存するよ
    う配設されてなる請求項1乃至4の何れかに記載の往復
    式電気かみそり。
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