JPH0795975B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH0795975B2
JPH0795975B2 JP62126745A JP12674587A JPH0795975B2 JP H0795975 B2 JPH0795975 B2 JP H0795975B2 JP 62126745 A JP62126745 A JP 62126745A JP 12674587 A JP12674587 A JP 12674587A JP H0795975 B2 JPH0795975 B2 JP H0795975B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は米のα化に必要な沸騰状態継続時間を確保でき
るようにした炊飯器に関する。
(従来の技術) 従来この種の炊飯器においては、鍋加熱用のヒータを駆
動するヒータ駆動手段と、鍋の温度を検出する温度検出
手段と、この温度検出手段による検出温度に基づき沸騰
状態を検出する沸騰検出手段と、前記温度検出手段によ
る検出温度に基づきドライアップ状態を検出するドライ
アップ検出手段と、ヒータのオン・オフを制御する制御
手段とを具備し、温度検出手段による温度検出及び沸騰
検出手段による沸騰検出並びにドライアップ検出手段に
よるドライアップ検出等に基づいて前記ヒータを前記制
御手段によって駆動制御して炊飯行程及びむらし行程を
実行するようにしている。その具体例を第11図乃至第13
図により説明すると、まずヒータを100%の高出力Hで
適宜オン・オフすることによりひたし炊き行程(図示せ
ず)が実行され、その後炊飯行程に移行する。この炊飯
行程は、ヒータを高出力Hでオンし、鍋の温度を検出す
る温度検出手段による検出温度が沸騰検出手段により沸
騰温度に達したとして検出された後、温度検出手段によ
る検出温度に基づき鍋内がドライアップ(無水)状態で
あると検出された時点Pに、ヒータをオフして炊飯行程
を終了させ、その後適宜ヒータをオン・オフしてむらし
行程を実行する。そしてこのむらし行程は、最大から最
小の炊飯容量に関係なく一定時間Ta例えば15分で実行さ
れる。
ところで、従来よりこの種の炊飯器は、ヒータを主とす
る加熱構造上、炊飯行程における米の温度変化は米の上
層部から中層部さらに下層部の順で温度曲線a,b,cに示
すように沸騰状態に達するものであり、鍋の検出温度に
基づきドライアップ状態であるとして検出された時点P
に対する米下層部の曲線cの最終沸騰時点P1の関係は各
炊飯量によってばらつきがある。例えば第11図で示す最
大容量の場合は時点Pと時点P1はほぼ一致するのに対
し、第13図で示す最小容量の場合は時点Pより相当前に
時点P1に達し、中容量では最大容量の時点P1と最小容量
の時点P1との間で時点P1に達する。
このように米の下層部が沸騰温度状態に達した時点P1
ら鍋の検出温度に基づきドライアップ状態であるとして
検出された時点Pまでの時間Tcが炊飯容量によってそれ
ぞれ異なるため、結果的に沸騰状態継続時間Tbすなわち
米の最終沸騰時点P1から炊飯終了時点までの時間が炊飯
容量に応じて異なってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来技術においては、最大から最小の炊飯容量に関
係なく一定時間Ta例えば15分でむらし行程を実行するよ
うにしているため、沸騰状態継続時間Tbが炊飯容量によ
って異なるものとなり、この炊飯容量の変化によって米
の炊き上り状態にばらつきを生じる。またむらし行程時
間Taを15分で一定にした場合、最大容量及び中容量では
沸騰状態継続時間Tbが短くなり20分以上沸騰状態を継続
することが難しく、またむらし行程時間Taを20分で一定
にした場合、最小容量及び中容量では沸騰状態継続時間
Tbが長くなりすぎ炊飯時間は不要に長くなるという問題
があった。
そこで本発明は炊飯容量に関係なく沸騰状態継続時間を
適正長さで一定にすることができる炊飯器を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は鍋3の温度を検出する温度検出手段10と、この
温度検出手段10の検出温度に基づいてドライアップ状態
を検出するドライアップ検出手段11と、タイマ手段13
と、鍋3内の全ての被煮炊物6が沸騰状態に達する時点
P1を温度検出手段10による検出温度tkの一定時間当りの
温度状態txがドライアップ検出までにおいてほとんどな
くなった時点と仮定して検出し、この検出時点P1にタイ
マ手段13のカウントを開始し、予め設定された一定時間
Tb経過後炊飯を終了することにより、前記鍋3内の全て
の被煮炊物6の沸騰時点P1から炊飯終了時点までの時間
Tbを一定にする制御手段11とを具備してなる炊飯器であ
る。
(作用) 本発明は被煮炊物6が沸騰状態に達する時点P1をドライ
アップ検出までにおいて一定時間当りの温度上昇値txが
ほとんどなくなった時点と仮定して検出し、この検出時
点P1に基づいて沸騰状態継続時間Tbを一定に制御する。
温度検出手段10による鍋3の検出温度tkの一定時間当り
の温度上昇値txがほどんどなくなた時点を沸騰状態に達
した時点として検出することにより、鍋3内の全ての被
煮炊物6が沸騰状態に達する時点P1を的確に検出でき、
したがって、鍋3内の被煮炊物6の全体に対して適切な
沸騰状態継続時間Tbが確保されことになる。また沸騰時
点P1からタイマ手段13のカウントを開始することによ
り、炊飯量によらず、沸騰状態継続時間Tbが一定にな
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第7図は炊飯器の概略構成を示し、1は器本体、2は
蓋、3は容器たる鍋、4は鍋3が器本体1に収容された
ときにその鍋3の底部と接触するように構成された温度
センサ、5は鍋3の下方に配置された加熱手段たるヒー
タ、6は被煮炊物たる被炊飯物であり、これは米7と水
8とからなる。なおA部分は米7の上層部、B部分は米
7の中層部、C部分は米7の下層部である。
第1図は電気的構成を示すブロック図であり、同図にお
いて9は前記温度センサ4とで温度検出手段10を構成す
るA/D変換器であり、前記温度検出手段10によって鍋3
の温度を検出し、その検出温度tkに応じた温度検出信号
を出力する。11はマイクロコンピュータから成る制御手
段であり、これは周知のようにCPU12、タイマ回路13、
メモリ14、入力回路15、出力回路16等を有して成る。こ
の制御手段11は、これが保有する制御プログラムに従い
ヒータ5の駆動制御等を行うものであり、前記温度検出
手段10からの検出温度tkに基づいて後述のドライアップ
状態の検出及びドライアップ状態検出後ヒータ5のオン
・オフ制御等を実行してむらし行程等を行う。17はヒー
タ5の駆動回路であり、これは制御手段11から与えられ
るヒータオン信号,ヒータオフ信号に基づいてヒータ5
をオン,オフ調整する。
次に第2図乃至第6図により各行程の制御を説明する。
炊飯スタートスイッチ(図示せず)がオンされると、ヒ
ータ5の出力を高出力(100%出力)に設定し、この出
力でひたし炊き行程(図示せず)を実行し、このひたし
炊き行程が終了すると炊飯行程に移行する。この炊飯行
程においては、ヒータ5の出力をそのまま高出力Hとし
てオン状態を維持し、これにより鍋3が加熱される。そ
して温度センサ4を備えた温度検出手段10による検出温
度tkが沸騰検出手段により沸騰温度に達したと検出され
たのち、前記温度検出手段10による検出温度tk(沸騰温
度からの温度上昇幅)に基づく鍋3内がドライアップ状
態であると検出された時点Pに、そのヒータ5を自動的
にオフして炊飯行程を終了させ、むらし行程に移行す
る。
制御手段11は第5図に示すようにドライアップ状態の検
出時点Pまでにおいて予め設定された一定時間To当りの
検出温度tkの温度上昇値txがほとんどなくなった時点P1
を米7の下層部Cの最終沸騰時点と仮定して検出し、こ
の最終沸騰時点P1にタイマ回路13のカウントを開始し、
一定の沸騰状態継続時間Tb後むらし行程を終了し保温行
程に移行する。むらし行程はドライアップ検出後むらし
安定化行程が実行される。むらし安定化行程はドライア
ップ状態検出時点P以前のほぼ一定温度になる温度値を
基準温度tsとして検出し、この基準温度tsを基準として
ヒータ5をオン,オフ制御して沸騰状態維持温度を維持
するようにしている。
次に鍋3内の米7の全体が最終的に沸騰状態に達する時
点P1を検出するための原理について第5図を参照して説
明する。ドライアップ検出時点Pまでの炊飯行程中にお
いては、米7の上層部Aが沸騰状態に達した後、中層部
Bさらに下層部Cの順で沸騰状態に達する。その場合米
7の上,中,下の各層部分A,B,Cの温度変化を示す温度
曲線a,b,cは第2図の最大容量、第3図の中容量及び第
4図の最小容量でそれぞれ異なっている。しかし、各炊
飯容量において、鍋検出温度tkの温度曲線は、鍋3内が
沸騰状態になる前の時間Te1の段階の温度勾配αに対
し、米7の上層部Aの温度曲線aが沸騰状態に近づくま
での時間Te2の段階の温度勾配αはα>αとな
り、さらに米7の中層部Bの温度曲線bが沸騰状態に近
づくまでの時間Te3の段階の温度勾配αはα>α
となり、さらに米7の下層部Cの温度曲線cが沸騰状態
に達する時点までの時間Te4の段階の温度勾配αはα
>αとなり、この温度勾配αは鍋3内の水温に限
りなく近づくようになる。そしてこの時間Te4の範囲は
米7の全体が沸騰状態に達した状態であり、これは炊飯
容量の変化に関係なく共通した原理である。そこでα
の時点を時点Paの温度taと時点Paから一定時間To経過し
た時点Pbの温度tbとを一定時間To毎に順次比較し、「tb
−k≦ta」となった時点を米7の下層部Cの最終沸騰時
点P1と仮定して検出する。この場合kは予め設定された
一定値であり、この一定値kは一定時間To中の温度上昇
値が沸騰検出中の温度上昇値より小さな上昇値になるよ
うに任意に設定されるものであり、例えばTo=20秒と設
定した場合において、沸騰検出段階の温度勾配が3℃/2
分40秒の場合0.375℃/20秒であるからk=0.175℃と設
定することにより、「0.375−0.175=0.2」となり一定
時間To当りの温度上昇値txが0.2℃/20秒以下でほとんど
なくなった時点が最終沸騰時点P1として検出される。一
定値kは温度センサ4の温度検出及びマイクロコンピュ
ータの能力に応じて設定すればよく、容量検知を行って
「大」「中」「小」の炊飯容量に応じて設定してもよ
い。
次に第8図のフローチャートにより動作を説明すると、
まずステップS1乃至ステップS3に示すようにヒータ5を
オンすると共に時点P3の検出温度tkを温度値taとし、ま
たタイムカウント(パラメータTx)のカウントを開始す
る。次にステップS4に示すように一定時間例えば5秒毎
の検出温度tkを逐次tbとし、次にステップS5に示すよう
にtbが115℃に達したか否かの判断がなされ、115℃に達
しない場合は「NO」に従うルーチンに移行し、ステップ
S6に示すようにカウント時間Txが一定時間To例えば20秒
経過したか否かの判断がなされ、20秒経過しない場合は
「NO」に従うルーチンに移行しステップS4に戻る。この
ようにしてカウント時間Txが20秒経過するまでの間例え
ば5秒毎に検出された温度tbが115℃に達したか否かの
判断が繰り返される。そしてカウント時間Txが20秒を経
過すると、ステップS6の「YES」に従うルーチンに移行
し、ステップS7に示すように時点Paの検出温度taが時点
Paから20秒経過した時点bの検出温度tbから一定値kを
減算した値以上か否かの判断がなされ、ta≧tb−kであ
る場合は「YES」に従うルーチンに移行しステップS8
示すようにタイムカウント(パラメータTy)を開始し、
ta≧tb−kでない場合は「NO」に従うルーチンに移行し
ステップS9及びステップS10に示すように時点Pbの検出
温度tbを時点Paの検出温度taとし、またパラメータTxを
クリアすると共にタイムカウント(パラメータTx)を再
開始し、ステップS4に戻る。一方tbが115℃以上に達し
た場合にはステップS5の「YES」に従うルーチンに移行
し、ステップS11に示すようにヒータ5をオフし、ステ
ップS8に移行してタイムカウント(パラメータTy)を開
始する。これは第2図の最大容量の場合のように米7の
最終沸騰時点P1とドライアップ状態検出時点Pとが一致
した状態である。次にステップS12に示すように検出温
度tkが115℃以上に達したか否かの判断がなされ、115℃
に達したならば「YES」に従うルーチンに移行し、ステ
ップS13に示すようにヒータ5をオフし、ステップS14
示すようにカウント時間Tyが予め設定された一定時間Tb
である20分を経過したか否かの判断がなされる。一方11
5℃に達しない場合は「NO」に従うルーチンに移行しス
テップS14に示すようにカウント時間Tyが20分経過した
か否かの判断がなされる。このようにしてカウント時間
Tyが20分経過したか否かの判断が行われながら第6図及
び第9図で示すむらし安定化行程及び第10図で示すむら
し行程が実行される。そしてカウント時間Tyが20分を経
過した時点でステップS15に示すようにヒータ5をオフ
してむらし行程を終了し炊飯を終了する。
次に第6図及び第9図によりむらし安定化行程について
説明する。このむらし安定化行程はドライアップ検出時
点P以前の検出温度を基準温度tsとし、ヒータ5の1回
当りのオン時間を予め設定された一定時間Tlとして行わ
れるものであり、まずステップS1乃至ステップS3に示す
ようにタイムカウント(パラメータTx)を開始し、及び
タイムカウント(パラメータTz)を開始し、またヒータ
5をオフする。次にステップS4に示すようにカウント時
間Txがむらし安定化行程の設定時間Tdを経過したか否か
の判断がなされ、経過しないから「NO」に従うルーチン
に移行し、ステップS5に示すようにヒータ5がオンか否
かの判断がなされ、ヒータ5がオフであるから「NO」に
従うルーチンに移行し、ステップS6に示すように検出温
度tkが基準温度tsより2℃低くなったか否かの判断がな
される。そして検出温度tkが基準温度tsより2℃低くな
らない場合は「YES」に従うルーチンに移行し、ステッ
プS7に示すようにカウント時間Tzが1分経過したか否か
の判断がなされ、1分経過しない場合には「YES」に従
うルーチンに移行しステップS4に戻る。そして、検出温
度tkが基準温度tsより2℃低くなったときはステップS6
の「NO」に従うルーチンに移行し、ステップS8に示すよ
うにパラメータTzをクリアすると共に、タイムカウント
(パラメータTz)を再開始し、ステップS9に示すように
ヒータ5がオンされる。またtkがtsより2℃低くならな
い状態で1分経過した場合はステップS7の「NO」のルー
チンに移行し前記と同様にパラメータTzをクリアすると
共に、タイムカウント(パラメータTz)を再開始しヒー
タ5がオンされる。このようにしてヒータ5がオンさ
れ、かつむらし安定化時間Tdを経過しない場合にはステ
ップS10に示すように検出温度tkが基準温度tsより1℃
高くなったか否かの判断がなされ、検出温度tkが基準温
度tsより1℃高くならない場合は「YES」に従うルーチ
ンに移行し、ステップS11で示すようにカウント時間Tz
がヒータ5の1回当りのオン時間Tlを経過したか否かの
判断がなされ、経過しない場合は「YES」に従うルーチ
ンに移行してステップS4に戻る。そして検出温度tkが基
準温度tsより1℃高くなった場合にはステップS10の「N
O」に従うルーチンに移行してステップS12に示すように
パラメータTzをクリアすると共に、タイムカウント(パ
ラメータTz)を再開始し、ステップS13に示すようにヒ
ータ5がオフされ、またtk<ts+1の状態でカウント時
間Tzが時間Tlを経過したときも同様にタイムカウント
(パラメータTz)を再開始し、ヒータ5がオフされる。
このような動作を繰り返しながらステップS4に示すよう
にカウント時間Txがむらし安定化行程時間Tdを経過した
か否かが判断され、経過した時点で第10図に示すむらし
行程に移行する。
次にむらし行程について第10図により説明すると、まず
ステップS1及びステップS2に示すようにヒータ5をオフ
し、タイムカウント(パラメータTx)を開始し、ステッ
プS3に示すようにカウント時間Txが3分を経過したか否
かが判断され、3分を経過した後ステップS4に示すよう
にヒータ5をオンすると共に、ステップS5に示すように
タイムカウント(パラメータTz)を開始し、ステップS6
に示すようにカウント時間Tzがヒータ5の1回当りのオ
ン時間Tlを経過したか否かの判断がなされ、経過した場
合ステップS7に示すようにヒータ5をオフし、その後ス
テップS8(第8図のステップS14)に示すようにカウン
ト時間Tyが沸騰状態継続時間Tbを経過したか否かを判断
し、経過した時点で炊飯を終了して保温行程に移行す
る。
第2図の最大容量、第3図の中容量及び第4図の最小容
量では米7の上層部Aの温度曲線aと中層部Bの温度曲
線bと下層部Cの温度曲線cとがそれぞれ異なり、従来
のように炊飯容量に関係なくドライアップ状態の検出時
点Pから保温開始までのむらし行程時間Taを一定にした
だけでは仮りに米7のα化のための沸騰状態継続時間Tb
を20分以上確保できたとしてもその時間Tbは炊飯容量の
変化によってばらつきがあり、均一な炊き上り状態が得
られなかったが、本実施例によれば米7が最終に沸騰状
態に達する時点P1をドライアップ検出までにおいて一定
時間T0当りの温度上昇値txがほとんどなくなった時点と
仮定して検出し、この検出時点P1にタイムカウント(パ
ラメータTy)を開始し、一定の沸騰状態継続時間Tb後炊
飯を終了するようにしたから炊飯容量が変化しても第2
図乃至第4図のように沸騰状態継続時間Tbは常に一定の
適正時間20分以上を保つことができ均一な炊き上り状態
で良好な炊飯ができる。
しかも鍋3の検出温度の一定時間T0当りの温度上昇値tx
がほとんどなくなった時点を沸騰時点P1として検出する
ことにより、鍋3内の全ての被煮炊物6が沸騰状態に達
する時点P1を的確に検出できるのであるから、鍋3内の
被煮炊物6の全体に対して適切な沸騰状態継続時間Tbを
確保できることにもなる。
また実際には従来のものはむらし行程時間Taを15分とし
た場合、最大容量及び中容量では沸騰状態継続時間Tbが
適正な20分に達しない場合があり、またTaを20分とした
場合、最小容量及び中容量において沸騰状態継続時間Tb
が長くなりすぎて炊飯時間が不要に長くかかるという不
具合があるが、本実施例においては、大,中,小の炊飯
容量の変化に関係なく常に一定の適正沸騰状態継続時間
Tbを確保することができ、時間Tbが適正な20分に達しな
かったり、炊飯時間が不要に長くなったりすることを防
止できる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば上記実施例は白米,玄米,炊き込み,おこわ
炊き,おかゆ炊き等に適応できる。また制御手段,ドラ
イアップ状態検出手段等の各機能をマイクロコンピュー
タから成る制御手段により得るようにしたが、各機能は
個別の電子回路によって得るようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は被煮炊物が沸騰状態に達する時点をドライアッ
プ検出までにおいて鍋の検出温度の一定時間当りの温度
上昇値txがほとんどなくなった時点と仮定して検出する
ので、鍋内の全ての被煮炊物が沸騰状態に達する時点を
確実に検出でき、そしてこの検出時点に基づいて沸騰状
態継続時間を一定になるようにしたので、炊飯量の変化
に関係なく、かつ、鍋内の被煮炊物の全体に対して適正
な沸騰状態継続時間を一定に確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明の一実施例を示し、第1図は
電気的構成を示すブロック図、第2図乃至第4図は検出
温度変化を示すグラフ、第5図は本発明の原理を示す概
略説明図、第6図はむらし安定化行程を示すグラフ、第
7図は炊飯器の概略構成を示す断面図、第8図乃至第10
図はフローチャート図、第11図乃至第13図は従来の検出
温度変化を示すグラフである。 3…鍋 6…被煮炊物 10…温度検出手段 11…制御手段(ドライアップ検出手段) 13…タイマ回路(タイマ手段) tx…一定時間当りの温度上昇値 P1…沸騰時点 Tb…沸騰状態継続時間(一定時間)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋の温度を検出する温度検出手段と、この
    温度検出手段の検出温度に基づいてドライアップ状態を
    検出するドライアップ検出手段と、タイマ手段と、前記
    鍋内の全ての被煮炊物が沸騰状態に達する時点を前記温
    度検出手段による検出温度の一定時間当りの温度上昇値
    がドライアップ検出までにおいてほとんどなくなった時
    点と仮定して検出し、この検出時点に前記タイマ手段の
    カウントを開始し、予め設定された一定時間経過後炊飯
    を終了することにより、前記鍋内の全ての被煮炊物の沸
    騰時点から炊飯終了時点までの時間を一定にする制御手
    段とを具備してなることを特徴とする炊飯器。
JP62126745A 1987-05-22 1987-05-22 炊飯器 Expired - Lifetime JPH0795975B2 (ja)

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JPS63290524A JPS63290524A (ja) 1988-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63252114A (ja) * 1987-04-09 1988-10-19 三菱電機株式会社 炊飯器

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