JPH0795927B2 - 豆腐塊を切断してパックに収容する方法及び装置 - Google Patents

豆腐塊を切断してパックに収容する方法及び装置

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JPH0795927B2
JPH0795927B2 JP3353437A JP35343791A JPH0795927B2 JP H0795927 B2 JPH0795927 B2 JP H0795927B2 JP 3353437 A JP3353437 A JP 3353437A JP 35343791 A JP35343791 A JP 35343791A JP H0795927 B2 JPH0795927 B2 JP H0795927B2
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良夫 栗原
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栗原鉄工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豆腐塊を切断しそれを
移送してパックに収容する方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】豆腐製造の分野においては人手不足による
生産性の低下に対処するために、各工程の自動化が進ん
でいる。豆腐塊を製品の大きさに切断して豆腐の収容容
器であるプラスチック製のパックに収容する工程も、以
前はすべて手作業で行われてきたが、最近ではこれを自
動化した装置が開発されている。この種の一般的な装置
は、パックを供給する手段、パックを水槽内に搬送
する手段、豆腐を切断する手段、切断した豆腐を移
送しパック内に収容する手段を有している。上記したよ
うな装置の一つが特公平1−51988号公報に開示し
てある。この装置は、豆腐を湯中で定形に切断する切断
装置と、切断された豆腐をパック詰め可能なように互い
に離間せしめる分離装置と、パックの供給と同調して分
離装置より豆腐を移送しパック内へ押し込むパック詰め
装置を設けたものである。この装置では、豆腐の切断
は、固定されている切断刃に豆腐を押圧するようにして
切断される。また、切断された豆腐はパックに詰められ
るまでに末広がり状の移送溝を移送され、分離される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の装置に
は次のような課題があった。 (a)ものを切断する場合は、刃を動かすか、被切断物
の方を動かさないと切れないこと、つまり押圧力をかけ
ただけでは豆腐は切れず、壊れてしまうことは経験則上
等からも明らかである。従って、上記装置の場合は豆腐
の破損や傷付きを招き、商品としての価値がなくなる。 (b)自然な分離をするためには移送距離を長くしなけ
ればならない。しかし移送距離を長くするとそれだけ豆
腐の破損や傷付きを招きやすく、特に破損した豆腐の場
合は、移送中に水の抵抗で破損箇所から更に破損が拡が
る。また、移送距離を短くすると豆腐の分離を急激に行
わなければならず、やはりそれだけ豆腐の破損や傷付き
を招きやすい。 (c)パックを供給する手段として、パックを多数枚重
ねてパックを供給部にセットし、ローラで一枚一枚分離
させて取り出すようにしているが、複数枚を同時に分離
したり、分離できないで空送りになるなど、パックの供
給の確実性に欠ける。 (d)切断した豆腐を分配し、パック内に収容する工程
は水中で行われる。切断された豆腐はパックまで移動さ
れるが、水の抵抗で豆腐の位置が所定の位置からずれて
しまうことがある。このような場合は、豆腐がパックに
収容されなかったり、傷が付いたりして商品価値がなく
なるなどの不都合を生じる。本発明は上記課題点を解決
するもので、豆腐の破損や傷付きを防止し、しかも豆腐
塊を切断してパックに収容するまでの工程を素早くしか
も正確にできるようにすることを目的とする。
【0004】
【発明の構成】上記課題を解決し目的を達成するために
講じた本発明の構成は次のとおりである。第1の発明に
あっては、豆腐塊を切断してパックに収容する方法であ
って、この方法は、パックを供給するパック供給ステッ
プと、供給されたパックを水槽内へ搬送するパック搬送
ステップと、水槽内の豆腐塊を移動する切断刃で切断し
て豆腐ブロックを形成する豆腐ブロック形成ステップ
と、移動する切断刃で豆腐ブロックをパックに収容でき
る大きさの豆腐に切断する切断ステップと、切断によっ
て得られた複数丁の豆腐をそれぞれ挟持してパックに対
応して設けてある各位置補正ガイドの前に搬送し分配す
る分配ステップと、移送された豆腐をパックに収容する
収容ステップと、を含む、豆腐塊を切断してパックに収
容する方法である。第2の発明にあっては、第1の発明
において、切断によって得られた複数丁の豆腐をそれぞ
れ挟持してパックに対応して設けてある各位置補正ガイ
ドの前に搬送し分配する分配ステップと、移送された豆
腐をパックに収容する収容ステップと、の間に、パック
に移送する前に豆腐の挟持を一旦解除し、再度豆腐を挟
持して待機しているパックへ移送する移送ステップ、を
含む、豆腐塊を切断してパックに収容する方法である。
第3の発明にあっては、豆腐塊を切断してパックに収容
するための装置であって、この装置は、水槽と、パック
を供給するパック供給部と、供給されたパックを上記水
槽内へ搬送するパック搬送部と、上記水槽に供給された
豆腐塊を切断して豆腐ブロックを形成し、この豆腐ブロ
ックを豆腐分配部に供給する豆腐ブロック供給部と、上
記豆腐ブロック供給部から供給された豆腐ブロックをパ
ックに収容できる豆腐製品の大きさに切断して上記パッ
ク搬送部で搬送され待機しているパック側へ移送し分配
する豆腐分配部と、を備え、上記パック供給部は、パッ
ク積重体を案内する案内部を備え、この案内部の下部に
はパックを下方から支持する支持部材を有し、案内部の
下方にはパックをパック積重体から分離して投下する投
下装置を備えており、上記パック搬送部は、コンベア装
置を備え、このコンベア装置にはパックを保持する保持
枠が所要の間隔で設けてあり、上記豆腐ブロック供給部
は、豆腐塊を送る保持送り装置と、この保持送り装置に
より送られた豆腐塊を移動しながら切断する切断刃を有
し切断によって形成された豆腐ブロックを豆腐分配部に
供給する切断送り装置と、を備えており、上記豆腐分配
部は、豆腐移送装置と、位置補正ガイドを備え、上記豆
腐移送装置は動きながら豆腐ブロックを切断するカッタ
を備えた豆腐カッタ装置と、切断によって得られた複数
丁の豆腐をそれぞれ挟持し移送する挟持装置と、を備え
ている、豆腐塊を切断してパックに収容するための装置
である。第4の発明にあっては、豆腐塊を切断してパッ
クに収容するための装置であって、この装置は、水槽
と、パックを供給するパック供給部と、供給されたパッ
クを上記水槽内へ搬送するパック搬送部と、上記水槽に
供給された豆腐塊を切断して豆腐ブロックを形成し、こ
の豆腐ブロックを豆腐分配部に供給する豆腐ブロック供
給部と、上記豆腐ブロック供給部から供給された豆腐ブ
ロックをパックに収容できる豆腐製品の大きさに切断し
て上記パック搬送部で搬送され待機しているパック側へ
移送し分配する豆腐分配部と、を備え、上記パック供給
部は、パック積重体を案内する案内部を備え、この案内
部の下部にはパックを下方から支持する支持部材を有
し、案内部の下方にはパックをパック積重体から分離し
て投下する投下装置を備え、この投下装置には、圧接面
を有し当該圧接面でパックを挟持しながら下方へ引き下
げ移動させる挟持ヘッドが設けてある、豆腐塊を切断し
てパックに収容するための装置である。第5の発明にあ
っては、豆腐塊を切断してパックに収容するための装置
であって、この装置は、水槽と、パックを供給するパッ
ク供給部と、供給されたパックを上記水槽内へ搬送する
パック搬送部と、上記水槽に供給された豆腐塊を切断し
て豆腐ブロックを形成し、この豆腐ブロックを豆腐分配
部に供給する豆腐ブロック供給部と、上記豆腐ブロック
供給部から供給された豆腐ブロックをパックに収容でき
る豆腐製品の大きさに切断して上記パック搬送部で搬送
され待機しているパック側へ移送し分配する豆腐分配部
と、を備え、上記豆腐ブロック供給部は、豆腐塊を送る
保持送り装置と、この保持送り装置により送られた豆腐
塊を移動しながら切断する切断刃を有し切断によって形
成された豆腐ブロックを豆腐分配部に供給する切断送り
装置と、を備えており、上記豆腐分配部は、豆腐移送装
置と、位置補正ガイドを備え、上記豆腐移送装置は動き
ながら豆腐ブロックを切断するカッタを備えた豆腐カッ
タ装置と、切断によって得られた複数丁の豆腐をそれぞ
れ挟持し移送する挟持装置と、を備えている、豆腐塊を
切断してパックに収容するための装置である。
【0005】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は豆腐塊を切断してパックに収容す
るための装置(以下「豆腐切断分配装置」という」の一
実施例を示す概略平面図である。豆腐切断分配装置は、
水槽Wと、パックを供給するパック供給部1と、供給さ
れたパックを水槽Wへ搬送するパック搬送部2と、豆
塊を切断して供給する豆腐ブロック供給部(以下「豆腐
供給部」という)3と、供給された豆腐を更に切断し、
待機しているパック側へ移送分配する豆腐分配部5と、
を備えてなる。
【0006】図2はパック供給部の構造を示す概略正面
図、図3は概略平面図、図4は要部斜視図である。なお
下記豆腐切断分配装置の各構成部の説明において、平面
的な方向を表すときは、便宜上、各図に示した各方向
A、B、C、Dで表す。水槽Wは互いに連通した分配水
槽W1と補助水槽W2からなる。パック供給部1は、分
配水槽W1のA方向端部側に配設されている。パック供
給部1は、分配水槽W1の端部に立設された二本の支柱
10を有している。支柱10には上下に所要の間隔をお
いて二本の梁部材11が架設してある。梁部材11の中
央部には案内部12が立設してある。案内部12は、収
容されるパック積重体の角部に対応した四本のガイド枠
120を有している。案内部12の側部には、パックP
の分離を確実にするために、一対の分離補助具13が相
対向して配設してある。分離補助具13は可撓性を有す
る金属製の線材で形成されており、その下端部は収容さ
れるパックP側へほぼ水平に折曲して載置部130が形
成してある。また案内部12の下部には、分離補助具1
3と直交方向に隣設して、支持部材である一対のガイド
ローラ132が相対向して設けてある。ガイドローラ1
32は中央部は円柱状で両側がしだいに径小となるよう
にテーパが設けてある構造である。そして、パックPは
載置部130とガイドローラ132の円柱部にフランジ
部を載せて案内部12に収容される。なお、ガイドロー
ラ132の構造は上記構造に限定されるものではなく、
他の構造でもよい。
【0007】案内部12の下方にはパックPをパック積
重体から分離し、後述する保持枠200に投下する投下
装置15を備えている。投下装置15は支柱10に取付
けてある一対の支持板150を有している。各支持板1
50には上下二段に軸受151、152が設けてある。
軸受151には駆動軸153を備え、軸受152には従
動軸154を備えている。各軸153、154の中間部
にはスプロケット155が取付けてある。駆動軸153
のスプロケット155と従動軸154のスプロケット1
55の間にはチエン156が巻き掛けてある。各チエン
156には、二箇所に挟持ヘッドであるゴムヘッド15
7が等間隔で取付けてある。なお、各チエン156のゴ
ムヘッド157の位置は図2に示すように相対向して同
じ位置にあるように設定してある。ゴムヘッド157の
先部には、所要の角度を成す二面の圧接面158が設け
てある。また、ゴムヘッド157はチエン156に首振
り遊動できるように取付けてあり、パックPを挟持して
引き出すときに無理な力がかからないようになってい
る。また一方の支持板150にはコントロールモータM
1が取付けてある。コントロールモータM1の回転軸1
59には二箇所にベベルギヤ160が設けてあり、前記
した各駆動軸153の基部には、ベベルギヤ160とか
み合うベベルギヤ161が設けてある。この構造によれ
ば、コントロールモータM1が駆動すると回転軸159
の回転は駆動軸153に伝えられ、チエン156が駆動
されてゴムヘッド157は内回りに回転移動する。
【0008】図5はパック搬送部の構造を示す概略正面
図、図6は昇降駆動部の構造を示す説明図、図7は昇降
枠の要部斜視図、図8はパック導入側の要部斜視図、図
9はパック排出側の要部斜視図である。分配水槽W1に
はパック搬送部2が配設されている。パック搬送部2
は、コンベア装置21と昇降装置22を備えている。昇
降装置22については後で説明する。コンベア装置21
は、分配水槽W1の上に配置された台枠210と、台枠
210の前後端部に軸支された駆動軸211と従動軸2
12およびチエンコンベアC1を備えている。台枠21
0は、分配水槽W1よりやや長い枠体であり、そのAB
両方向端部には駆動軸211および従動軸212が軸支
してある。駆動軸211は、台枠210のB方向端部に
設けられた軸受板213に軸支してある。駆動軸211
の中間部にはスプロケット214が、後述するチエンコ
ンベアC1の幅に合わせて二箇所に設けてある。また、
駆動軸211の一端部にはスプロケット215が設けて
ある。台枠210の上部には駆動軸211のA方向側に
隣接して二箇所に支柱230が立設してある。支柱23
0には架台231が設けてあり、架台231にはコント
ロールモータM2が取付けてある。コントロールモータ
M2の回転軸にはスプロケット234が設けてあり、こ
のスプロケット234と前記駆動軸211のスプロケッ
ト215には駆動チエン235が巻き掛けてある。また
スプロケット234とスプロケット215および駆動チ
エン235はカバー236により覆ってある。従動軸2
12は、台枠210のA方向端部に設けられた軸受板2
16に軸支してある。従動軸212の中間部には、スプ
ロケット217が前記スプロケット214に対応して二
箇所に設けてある。
【0009】また、台枠210の駆動軸211および従
動軸212より内側寄りには、回転軸237が軸支して
ある。各回転軸237には、前記スプロケット214、
217と対応するスプロケット238が、それぞれ二箇
所に設けてある。台枠210の中間部にはガイド枠24
が取付けてある。ガイド枠24は正面視コ状に形成され
た枠体で、長方形の底枠240を有している。底枠24
0のAB方向端部には長方形の側枠241が立設してあ
る。側枠241の両側の垂設部材はガイド支柱242と
なっており、ガイド枠24は台枠210と共に後述する
ガイドローラ225でガイド支柱242を案内されて昇
降する。なお、ガイド支柱242の上部には遊孔202
が設けてあり、この遊孔202には後述する回動アーム
223の先端部に設けられたボールベアリング224が
やや隙間をもって挿入してある。底枠240のAB方向
端部寄りの両側には支持部材243が立設してあり、そ
の上部には、前記スプロケット214、217、238
と対応する位置にスプロケット244が設けてある。
【0010】そして図5に示すように、チエンコンベア
C1が駆動軸211の各スプロケット214からスプロ
ケット238、244、を経て従動軸212のスプロケ
ット217に巻き掛けられている。チエンコンベアC1
には、パックPを保持する保持枠200(図4、図8な
どに図示)が一定の間隔で連続して設けられている。保
持枠200は長方形の板体に四角形の保持孔201を設
けた構造である。またチエンコンベアC1はやや余裕を
もって長く形成されており、外部にある部分は分配水槽
W1の下側に回して垂らしてある。なお、チエンコンベ
アC1はスプロケット238より下方にあるスプロケッ
ト244では下側に巻き掛けられている。また、符号2
45、246、247、248、249はチエンコンベ
アC1を安定して送るためのガイド部材、ガイド部材2
48の上方にある251は注水管である。更にガイド部
材246、247、248の上部にはパックガイド25
0が設けてある。パックガイド250は保持枠200の
両側に、保持枠200と若干の隙間を設けて被さるよう
に設けてある。パックガイド250の内辺部は、保持枠
200で搬送されるパックPのフランジ部に被さる位置
まで延出してある。これによって、水中を搬送されるパ
ックPは浮力で浮き上がることはない。
【0011】駆動軸211の後部にはパック排出部26
が設けられている。パック排出部26は排出枠260を
有している。排出枠260は内縁部が保持枠200の保
持孔201の幅と同じ間隔で並設された二本の細板を備
えてなる。そして排出枠260は軸受板213に設けら
れた支持部材261に、先部を下側へやや湾曲させなが
ら傾斜して取付けてある。また、排出枠260の基側
は、排出側端部の保持枠200の高さとほぼ同じ高さに
設定してある。なお排出側の保持枠200の下側には、
細板材で形成された押上部材265(図5に図示)が配
設してあり、搬送されてくるパックPを保持枠200か
らやや浮かせ、駆動軸211に設けられた回転する押上
部材(図示省略)によって保持枠200から外し、排出
枠260に移すことができるようにしている。
【0012】台枠210を昇降させる昇降装置22は、
分配水槽W1の中間部に設けられている。昇降装置22
は、分配水槽W1のA方向およびB方向寄りにそれぞれ
二箇所に立設された支柱220、220aを有してい
る。各支柱220、220aにはそれぞれ上下に二個づ
つのガイドローラ225が設けられている。このガイド
ローラ225は前記ガイド枠24を両側から保持して昇
降させるガイドとなるものである。またD方向側の支柱
220、220aの上部にはそれぞれ軸受221が設け
られている。両軸受221間には回動軸222が架設さ
れている。図6を参照する。回動軸222のうち支柱2
20a側の端部には回動アーム226が設けられてい
る。また支柱220aの後部側には台座227が設けて
ある。台座227にはエアシリンダS1が基部を回動で
きるように軸支して取付けてある。エアシリンダS1の
ロッドヘッドには回動アーム226の先端部が軸ピンを
介して取付けてある。そして、回動軸222のうち両軸
受221より内側には、二箇所に回動アーム223が設
けてある。回動アーム223の先端部には、前記したよ
うにボールベアリング224が取付けてあり、ボールベ
アリング224は前記ガイド支柱242の上部に設けら
れた支持板203の遊孔202にやや隙間をもって緩く
挿入してある。この構造によって、回動アーム223先
端部が斜め下方から上方へ回動するときの横方向の位置
のずれが補正され、エアシリンダS1の作動によって台
枠210の昇降が支障なくできる。
【0013】図10は豆腐供給部と豆腐分配部の一部の
概略平面図、図11は保持送り装置の概略側面図、図1
2は滑り板後部の説明図、図13は切断送り装置の概略
正面図である。水槽WのA方向側には豆腐塊T1を型枠
から取出すための補助水槽W2が設けられている。分配
水槽W1と補助水槽W2の境界部には豆腐供給部3が配
設されている。豆腐供給部3は豆腐塊T1を保持して送
る保持送り装置31と、送られた豆腐塊T1をブロック
状に切断し、後述する豆腐分配部5へ送る切断送り装置
33が配設されている。保持送り装置31は、補助水槽
W2の二箇所に立設してある支柱310を有している。
各支柱310には軸受板311が取付けてある。軸受板
311の間には上下に二本のガイドロッド312が架設
してある。分配水槽W1側の軸受板311にはコントロ
ールモータM3が取付けてある。上下のガイドロッド3
12の間にはスクリューロッド314が軸支されてい
る。スクリューロッド314の先端部はコントロールモ
ータM3の回転軸313に取付けてある。スクリューロ
ッド314と各ガイドロッド312には移動体315が
移動自在に取付けてある。移動体315は、中央部に設
けられた螺合部316にスクリューロッド314を螺合
貫通させ、上下端部に設けられた挿通孔317に各ガイ
ドロッド312を貫通させてある。移動体315の側部
には、エアシリンダS2がロッドヘッドを下方へ向けて
取付けてある。ロッドヘッドには、下端部にL板状の押
板319を備えたロッド318が垂設されている。上記
構造によれば、コントロールモータM3の駆動によりス
クリューロッド314が回転すると、移動体315はス
クリューロッド314の回転方向によってCD方向に移
動する。またエアシリンダS2の作動により押板319
が昇降できる。
【0014】押板319の下方には豆腐塊T1を載置す
る滑り板320が水平に配置してある。押板319は最
下部に下りたときに滑り板320よりやや上方に位置す
るように設定されている。図12を参照する。滑り板3
20の奥側には豆腐塊T1の側部のストッパとなる当板
321が設けてある。滑り板320の豆腐塊T1導入側
の側部には固定式の当板322と可倒式の当板323が
設けられている。この当板323を倒すことにより、豆
腐塊T1を滑り板320上にスムーズに導入できる。滑
り板320のC方向側の端部には停止板324が設けて
ある。停止板324はバネ(図示省略)で付勢されてお
り、常態では上方に回動して滑り板320より上側へ突
出している。また停止板324の中央部にはC方向側へ
L状に張り出した押下具325が設けてある。この押下
具325の常態における頂部の高さは、前記押板319
が上昇したときの水平部の高さよりやや低く設定されて
いる。滑り板320の豆腐切断側の前部には切断台板3
26が設けてある。切断台板326はカッター溝327
を介して滑り板320と分割してあり、切断台板326
の幅は豆腐ブロックとほぼ同じに設定してある。
【0015】保持送り装置31の分配水槽W1側に近接
して、保持送り装置31により送られた豆腐塊T1を細
長いブロック状に切断して供給する切断送り装置33が
設けてある。切断送り装置33は、ロッドレスシリンダ
S3を有している。ロッドレスシリンダS3は、前記ス
クリューロッド314およびガイドロッド312などと
水平方向に直角をなして配設してある。ロッドレスシリ
ンダS3の構造の概略を説明する。ロッドレスシリンダ
S3は二本のガイドロッド330を有している。ガイド
ロッド330は管状で、内部にはエアの給排により移動
するシリンダ(図示省略)が収容してある。このシリン
グは強い磁力を有しており、ガイドロッド330外部に
移動自在に取付けられたスライダ331をこの磁力で引
きつけ、シリンダと共に移動させるようになっている。
スライダ331にはロッドレスシリンダS4とエアシリ
ンダS5が並設してある。ロッドレスシリングS4は縦
方向に設けてあり、ガイドロッドに沿って移動するスラ
イダ337を有している。スライダ337には、切断刃
である豆腐カッタ333が取付けてあり、豆腐カッタ3
33はロッドレスシリンダS4の作動により昇降する。
またエアシリンダS5のロッドヘッドにはL板状の支持
板334が取付けてある。支持板334には突出長さを
調整できる調整ロッド335が水平に取付けてあり、そ
の先端部には押板336が設けてある。支持板334お
よび押板336はエアシリンダS5の作動により昇降す
る。なお、前記切断台板326は、押板336が移動す
る軌跡の下方にある。
【0016】図14は豆腐分配部の豆腐カッタ装置の説
明図、図15は豆腐分配部の概略説明図、図16は豆腐
分配部の要部斜視図、図17、図18は豆腐分配部の豆
腐移送時の説明図である。図15を参照する。分配水槽
W1内には、切断送り装置33に隣接して豆腐分配部5
が設けられている。豆腐分配部5は豆腐移送装置51と
位置補正ガイド59を備えている。豆腐移送装置51は
分配水槽W1の縁部の四箇所に立設された支柱510を
有している。また、C方向側の二本の支柱510の中間
部にはシリンダ台511が設けてある。シリンダ台51
1にはエアシリンダS6がロッドヘッドを分配水槽W1
側へ向けて水平に取付けてある。各支柱510の間に
は、エアシリンダS6のロッドと平行にガイドロッド5
12が架設されている。ガイドロッド512は上下に所
要の間隔をおいて二段に設けてある。ガイドロッド51
2間には、スライド台513が移動自在に取付けてあ
る。
【0017】スライド台513の両端部には支持板51
7が設けてある。各支持板517には、前記ガイドロッ
ド512のうち上部のガイドロッド512を上方から、
下部のガイドロッド512を下方から挟むようにして、
各々四箇所にガイドローラ518が設けてある。またス
ライド台513の中央部の側部には前記エアシリンダS
6のロッドヘッドが取付けてある。これにより、スライ
ド台513はエアシリンダS6の作動によりガイドロッ
ド512に沿って移動できる。スライド台513の中央
部にはエアシリンダS7がロッドヘッドを上に向けて取
付けてある。エアシリンダS7のロッドヘッドには昇降
バー514が水平に取付けてある。昇降バー514の両
端寄りには、ガイドロッド515が下方へ向けて垂設し
てある。ガイドロッド515はスライド台513の両端
寄りに設けてあるスライド軸受516を貫通して垂下し
てあり、その下端部には豆腐分配機52が取付けてあ
る。この構造によれば、豆腐分配機52はエアシリンダ
S7の作動により昇降される。
【0018】図15、図16を参照する。豆腐分配機5
2は各ガイドロッド515に固定してある支持板520
を有している。両支持板520の上部間には梁部材52
1が架設してある。梁部材521の上面にはロッドヘッ
ドをB方向側へ向けてエアシリンダS8が取付けてあ
る。また梁部材521の一端部には停止板522が設け
てある。エアシリンダS8のロッドヘッドには当接板5
25が取付けられ、当接板525には後述するB方向側
端部の挟持装置53が取付けられている。両支持板52
0間には、前記梁部材521と平行に、二本のガイドロ
ッド523が上下に並設してある。ガイドロッド523
には六基の挟持装置53が取付けてある。なお挟持装置
53のうちA方向端部の挟持装置53は固定してあり、
他の挟持装置53はガイドロッド523に沿って移動自
在である。またB方向端部の挟持装置53は、前記した
ように連結ロッド524を介して前記エアシリンダS8
のロッドヘッドの当接板525に取付けてある。
【0019】各挟持装置53はL型に形成された基板5
31を有している。各基板531にはガイドロッド52
3を貫通させるスライド軸受530が上下二箇所に設け
てある。各基板531の下部にはエアシリンダS9が設
けてある。エアシリンダS9のロッドヘッドには調整板
534が上下調整可能に取付けてある。調整板534の
下部にはL状のアーム535が下方へ向けて設けてあ
り、その下端部には挟持板536が取付けてある。挟持
板536には二個の水孔537が設けてあり、挟持板5
36のA側端部は外側へやや拡開して形成してある。各
挟持装置53のC側下部にはアーム535と対応するア
ーム538が垂設してある。アーム538の下端部には
前記挟持板536と同様の構造の挟持板539が、挟持
板536と相対向して取付けてある。この構造によれ
ば、エアシリンダS9を作動させて挟持板536を移動
させることにより、豆腐T3の挟持およびその解除を行
うことができる。
【0020】またB方向端部の基板531を除く各基板
531の上部には、所要の長さの調整ロッド540がB
方向へ向けて水平に設けてある。隣り合う基板531の
調整ロッド540は上下にずらして設けてある。A方向
端部の基板531を除く各基板531には、そのA側隣
りの基板531の調整ロッド540が貫通される貫通孔
(図では見えない)が設けてある。B側隣りの基板53
1の貫通孔を貫通した調整ロッド540の先端部には止
めナット541が取付けてある。また各調整ロッド54
0の中間部にも止めナット542が取付けてある。な
お、各止めナット541、542は豆腐分配機52が作
動したときの各挟持装置53の停止位置を制御するもの
であり、その位置に対応して固定してある。図1、図1
0、図14を参照する。エアシリンダS6下方の分配水
槽W1の縁部内壁には豆腐カッタ装置55が配設してあ
る。豆腐カッタ装置55は所要の間隔で二箇所に設けら
れた軸受板550を有している。軸受板550間には回
動ロッド551が軸支されている。回動ロッド551に
は等間隔で五箇所にカッタ552が固定してある。各カ
ッタ552は刃の方向を同一に設定してあり、常態にお
いては上方に位置している(図14参照)。なお回動ロ
ッド551は、回動ロッド551のB方向端部に設けら
れたベベルギヤ装置Gを介してロータリーアクチュエー
タ553によって駆動される。またカッタ552は18
0度の範囲で回動し、豆腐ブロックT2を一丁の大きさ
に切断する。
【0021】豆腐カッタ装置55のD方向の分配水槽W
1内には分配滑り板56が配設してある(図10、図1
4、図17、図18参照)。分配滑り板56のC方向端
縁には、前記各カッタ552と対応するカッタ溝560
が五箇所に設けてある。カッタ溝560の下方には、所
要数の噴水口41を有する噴水管40(図14参照)が
配設してあり、噴水の揚力により、送られる豆腐ブロッ
クT2に浮力を与えて移動がスムーズにできるようにし
ている。またB方向端部のカッタ溝560より更にB方
向側には一定の間隔をおいて豆腐停止板561が位置の
微調整ができるようにして取付けてある。豆腐停止板5
61のCD方向の位置は、前記切断台板326と対応し
ており、切断台板326と分配滑り板56との間には、
送られる豆腐ブロックT2を案内する豆腐ガイド57が
設けてある。豆腐ガイド57は並設された二枚のガイド
板570からなり、各ガイド板570のA方向端部側は
豆腐ブロックT2がスムーズに導入されるように八の字
状に拡開してある。また分配滑り板56のD方向端縁
は、前記パックガイド250の近くに位置している。分
配滑り板56のD方向端部寄りには六箇所に位置補正ガ
イド59(図17、図18参照)が設けてある。位置補
正ガイド59の位置は、隣りに待機している前記保持枠
200の保持孔201に対応している。なお分配滑り板
56の高さは、前記パックガイド250が最下部に位置
しているときの高さより若干高く設定されている。位置
補正ガイド59は、豆腐一丁の幅とほぼ同じ間隔で並設
された二枚のガイド板590からなり、ガイド板590
のC方向側は豆腐T3がスムーズに導入されるように八
の字状に拡開してある。
【0022】(作 用)図1ないし図18を参照して本
実施例の作用を説明する。なお、各部の作動は光センサ
などの各種センサ、各種スイッチ、その他公知技術手段
を使用して制御される。水槽Wには適量の水が入れてあ
る。また案内部12のガイド枠120にパックPの積重
体が収容されている。 (1)エアシリンダS1が作動し、台枠210が定位置
まで上昇する。コントロールモータM2が作動し、コン
ベア装置21が駆動してチエンコンベアC1が送られ
る。 (2)チエンコンベアC1の作動に対応してコントロー
ルモータM1が作動し、投下装置15を駆動する。パッ
クPを挟んで両側の各ゴムヘッド157は内回りに移動
し、最下部のパックPを両側から挟んで引き下げる。各
ゴムヘッド157は圧接面158が設けてあるのでパッ
クPと広い面積で接触し、パックPのフランジ部分を撓
ませながらパックPを確実に挟んで引き下げることがで
きる。また分離補助具13の載置部130の作用によっ
てパックPの分離も一枚ずつ確実に行われる。引き下げ
られ分離されたパックPは下方に待機しているチエンコ
ンベアC1の保持枠200へ投下される。 (3)六個のパックPが六枚の保持枠200の保持孔2
01に順に投下されて保持されたらチエンコンベアC1
は停止する。なお、パックPを保持した六枚の保持枠2
00はガイド部材246で案内されながらパックガイド
250に入り、ガイド部材247の位置で待機する。エ
アシリンダS1が作動し、台枠210が定位置まで下降
する。
【0023】(4)一方、補助水槽W2に豆腐型枠を入
れ、豆腐型枠から豆腐塊T1を取り出す。当板323を
倒し、滑り板320の上に豆腐塊T1を導入し、当板3
23を起こして収容する。 (5)エアシリンダS2が作動し、押板319が定位置
まで上昇する。コントロールモータM3が作動し、移動
体315と共に押板319がC方向端部へ移動する。エ
アシリンダS2が作動し、押板319が定位置まで下降
し、押下具325の上端に当接してこれを押し下げ、そ
れと共に停止板324を押し下げる。その際、押板31
9は豆腐塊T1を傷つけないように停止板324のC方
向後部にある。 (6)コントロールモータM3が作動し、豆腐塊T1は
押板319によって一定の幅(豆腐ブロックT2の幅)
でステップ送りされる。豆腐塊T1がD方向へ送られ、
押板319が邪魔にならなくなったら、次の豆腐塊T1
を滑り板320の上に導入し、当板323を起こして収
容しておく。なおこのとき、押下具325による停止板
324の押し下げは解除されて停止板324は上昇して
おり、豆腐塊T1の保持が確実にできる。そしてステッ
プ送りされる豆腐塊T1のD方向端部は切断台板326
の上に載る。 (7)ロッドレスシリンダS3のスライダ331はガイ
ドロッド330のB方向端部にある(図13参照)。そ
してエアシリンダS5が作動し、押板336が定位置ま
で上昇する。同時にロッドレスシリンダS4が作動し、
豆腐カッタ333が定位置まで下降する。 (8)ロッドレスシリンダS3のスライダ331がガイ
ドロッド330のA方向端部へ移動する。豆腐カッタ3
33はカッタ溝327に沿って移動し、豆腐カッタ33
3によって豆腐塊T1のD方向端部は切断台板326の
上で一定幅で切断され、豆腐ブロックT2となる。
【0024】(9)エアシリンダS5が作動し、押板3
36が定位置まで下降する。同時にロッドレスシリンダ
S4が作動し、豆腐カッタ333が定位置まで上昇す
る。スライダ331がガイドロッド330のB方向端部
へ移動する。このとき、豆腐ブロックT2は押板336
によって押されてB方向へ移動する。豆腐ブロックT2
が切断台板326から移動したら、豆腐塊T1がステッ
プ送りされて端部が切断台板326に載る。 (10)豆腐ブロックT2は豆腐ガイド57を通って挟
持板536、539の間に、先端部を豆腐停止板561
に当接させて収容される。豆腐ブロックT2は押板33
6と豆腐停止板561で挟持される。この際、豆腐ブロ
ックT2は分配滑り板56のカッタ溝560下方に配設
されている噴水管40からの水の揚力によってやや浮い
た状態となりスムーズに移動する。また挟持板536、
539はそれぞれ導入部分が拡開状態にあり、豆腐ブロ
ックT2は傷つくことなく収容される。 (11)豆腐カッタ装置55のロータリーアクチュエー
タ553が作動し、カッタ552が回動して豆腐ブロッ
クT2を五箇所で切断して六個の豆腐T3を形成する。
スライダ331が豆腐カッタ333で豆腐塊T1を切断
しながらA方向へ移動し、押板336と豆腐停止板56
1による豆腐T3の挟持が解除される。(図17参照)
【0025】(12)各挟持装置53のエアシリンダS
9が作動し、挟持板536が挟持方向へ移動して挟持板
536、539によって各豆腐T3は挟持される。エア
シリンダS6が作動し、スライド台513と共に豆腐分
配機52がD方向へ移動し、定位置で停止する。 (13)エアシリンダS8が作動し、各挟持装置53は
B方向へ移動する。このとき各挟持装置53は、まずB
方向端部の挟持装置53が移動し、調整ロッド540の
止めナット541によって次の挟持装置53との間隔の
広がりが停止すると、同時に次の挟持装置53が引っ張
られて移動し始め、以下同様に順次各挟持装置53が移
動して広がり、各挟持装置53の停止位置が定位置に設
定される。そして各挟持装置53の移動と共に各豆腐T
3は各挟持板536、539によって挟持されたまま移
動し、一定の間隔をおいて停止する。(図18参照) (14)エアシリンダS6が作動し、各豆腐T3がD方
向にある位置補正ガイド59側へ送られる。位置補正ガ
イド59手前で各挟持板536、539による豆腐T3
の挟持が一旦解除される。挟持が解除されたまま豆腐T
3はD方向へ送られ、位置補正ガイド59の入口側の拡
開部で位置の補正をしながら位置補正ガイド59内へ導
入される。位置補正ガイド59の出口で各挟持板53
6、539により各豆腐T3は再度挟持され、位置補正
ガイド59のD方向側で待機している保持枠200の上
部に移動する。このように、一旦豆腐T3の挟持を解除
することによって豆腐T3の位置が補正できるので豆腐
T3の破損を防止できる。
【0026】(15)エアシリンダS1が作動して台枠
210が上昇すると同時に各豆腐T3の挟持が解除さ
れ、エアシリンダS7が作動して豆腐分配機52は定位
置まで上昇する。このとき挟持板536、539は戻る
ときに波を立てないように水面より上に上がっている。
エアシリンダS6が作動してスライド台513と共に豆
腐分配機52はC方向の定位置まで移動し、挟持板53
6、539を定位置まで下降させ、拡開状態のまま待機
する。 (16)浮遊状態にある各豆腐T3は上昇してきた各保
持枠200に保持してあるパックP内に収容される。コ
ンベア装置21が駆動され、チエンコンベアC1が排出
側へ送られる。このとき、パック供給部1においては保
持枠200にパックPが投下されている。 (17)パックPには水面から揚がったとき、注水管2
51から浄水が入れられる。豆腐T3が収容されたパッ
クPは更に送られて保持枠200からパック排出部26
に移る。(図9参照) そして、パックPは取り出され、包装されて製品とな
る。前記工程を繰り返して、型枠から取り出した豆腐塊
T1を切断してパックPに収容する一連の作業が自動的
に行われる。なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の
変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)豆腐の切断を押圧力ではなく移動する切断刃によ
って行なうようにしているので豆腐の破損や傷付きを防
止し、しかも豆腐塊を切断してパックに収容するまでの
工程を素早くしかも正確にできる。 (b)パックを供給する手段として、パックを多数枚重
ねたものがある。これはパックを供給部にセットし、ロ
ーラで一枚一枚分離させて取り出すようにしているが、
複数枚を同時に分離したり、分離できないで空送りにな
るなど、パックの供給に確実性がなかった。しかし本発
明では、パックの投下装置に圧接面を有し当該圧接面で
パックを挟持しながら下方へ引き下げ移動させる挟持ヘ
ッドを設けているので、パック積重体からのパックの分
離が一枚ずつ確実に行うことができる。 (c)切断によって得られた複数丁の豆腐をそれぞれ挟
持してパックに対応して設けてある各位置補正ガイドの
前に搬送し分配するようにしており、また豆腐をパック
側へ送るときに豆腐の位置のずれを位置補正ガイドによ
って補正するので、挟持された豆腐が移動時の水の抵抗
や豆腐の出来具合のバラツキなどによって多少ずれて
も、豆腐のパックへの収容が確実にできる。 (d)位置補正ガイドの作用によって豆腐のパックへの
収容が確実にできるので、水中での豆腐の移動速度を比
較的速く設定でき、装置全体としての処理の高速化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】豆腐切断分配装置の一実施例を示す概略平面図
である。
【図2】パック供給部の構造を示す概略正面図である。
【図3】パック供給部の構造を示す概略平面図である。
【図4】パック供給部の構造を示す要部斜視図である。
【図5】パック搬送部の構造を示す概略正面図である。
【図6】パック搬送部の昇降駆動部の構造を示す説明図
である。
【図7】パック搬送部の昇降枠の要部斜視図である。
【図8】パック搬送部のパック導入側の要部斜視図であ
る。
【図9】パック搬送部のパック排出側の要部斜視図であ
る。
【図10】豆腐供給部と豆腐分配部の一部の概略平面図
である。
【図11】保持送り装置の概略側面図である。
【図12】滑り板後部の説明図である。
【図13】切断送り装置の概略正面図である。
【図14】豆腐分配部の豆腐カッタ装置の説明図であ
る。
【図15】豆腐分配部の概略説明図である。
【図16】豆腐分配部の要部斜視図である。
【図17】豆腐分配部の豆腐移送時の説明図である。
【図18】豆腐分配部の豆腐移送時の説明図である。
【符号の説明】
W 水槽 W1 分配水槽 W2 補助水槽 1 パック供給部 12 案内部 13 分離補助具 15 投下装置 157 ゴムヘッド 158 圧接面 2 パック搬送部 21 コンベア装置 22 昇降装置 200 保持枠 3 豆腐供給部 31 保持送り装置 33 切断送り装置 5 豆腐分配部 51 豆腐移送装置 53 挟持装置 55 豆腐カッタ装置 59 位置補正ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆腐塊を切断してパックに収容する方法
    であって、この方法は、 パックを供給するパック供給ステップと、 供給されたパックを水槽内へ搬送するパック搬送ステッ
    プと、 水槽内の豆腐塊を移動する切断刃で切断して豆腐ブロッ
    クを形成する豆腐ブロック形成ステップと、 移動する切断刃で豆腐ブロックをパックに収容できる大
    きさの豆腐に切断する切断ステップと、 切断によって得られた複数丁の豆腐をそれぞれ挟持して
    パックに対応して設けてある各位置補正ガイドの前に搬
    送し分配する分配ステップと、 移送された豆腐をパックに収容する収容ステップと、 を含む、 豆腐塊を切断してパックに収容する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 切断によって得られた複数丁の豆腐をそれぞれ挟持して
    パックに対応して設けてある各位置補正ガイドの前に搬
    送し分配する分配ステップと、 移送された豆腐をパックに収容する収容ステップと、 の間に、 パックに移送する前に豆腐の挟持を一旦解除し、再度豆
    腐を挟持して待機しているパックへ移送する移送ステッ
    プ、 を含む、 豆腐塊を切断してパックに収容する方法。
  3. 【請求項3】 豆腐塊を切断してパックに収容するため
    の装置であって、この装置は、 水槽(W)と、 パックを供給するパック供給部(1)と、 供給されたパックを上記水槽(W)内へ搬送するパック
    搬送部(2)と、 上記水槽(W)に供給された豆腐塊を切断して豆腐ブロ
    ックを形成し、この豆腐ブロックを豆腐分配部(5)に
    供給する豆腐ブロック供給部(3)と、 上記豆腐ブロック供給部(3)から供給された豆腐ブロ
    ックをパックに収容できる豆腐製品の大きさに切断して
    上記パック搬送部(2)で搬送され待機しているパック
    側へ移送し分配する豆腐分配部(5)と、 を備え、 上記パック供給部(1)は、 パック積重体を案内する案内部(12)を備え、この案
    内部(12)の下部にはパックを下方から支持する支持
    部材を有し、案内部(12)の下方にはパックをパック
    積重体から分離して投下する投下装置(15)を備えて
    おり、 上記パック搬送部(2)は、 コンペア装置(21)を備え、このコンベア装置(2
    1)にはパックを保持する保持枠(200)が所要の間
    隔で設けてあり、 上記豆腐ブロック供給部(3)は、 豆腐塊を送る保持送り装置(31)と、この保持送り装
    置(31)により送られた豆腐塊を移動しながら切断す
    る切断刃を有し切断によって形成された豆腐ブロックを
    豆腐分配部(5)に供給する切断送り装置(33)と、
    を備えており、 上記豆腐分配部(5)は、 豆腐移送装置(51)と、位置補正ガイド(59)を備
    え、上記豆腐移送装置(51)は動きながら豆腐ブロッ
    クを切断するカッタ(552)を備えた豆腐カッタ装置
    (55)と、切断によって得られた複数丁の豆腐をそれ
    ぞれ挟持し移送する挟持装置(53)と、 を備えている、 豆腐塊を切断してパックに収容するための装置。
  4. 【請求項4】 豆腐塊を切断してパックに収容するため
    の装置であって、この装置は、 水槽(w)と、 パックを供給するパック供給部(1)と、 供給されたパックを上記水槽(w)内へ搬送するパック
    搬送部(2)と、 上記水槽(W)に供給された豆腐塊を切断して豆腐ブロ
    ックを形成し、この豆腐ブロックを豆腐分配部(5)に
    供給する豆腐ブロック供給部(3)と、 上記豆腐ブロック供給部(3)から供給された豆腐ブロ
    ックをパックに収容できる豆腐製品の大きさに切断して
    上記パック搬送部(2)で搬送され待機しているパック
    側へ移送し分配する豆腐分配部(5)と、 を備え、 上記パック供給部(1)は、 パック積重体を案内する案内部(12)を備え、この案
    内部(12)の下部にはパックを下方から支持する支持
    部材を有し、案内部(12)の下方にはパックをパック
    積重体から分離して投下する投下装置(15)を備え、
    この投下装置(15)には、圧接面(158)を有し当
    該圧接面(158)でパックを挟持しながら下方へ引き
    下げ移動させる挟持ヘッド(157)が設けてある、 豆腐塊を切断してパックに収容するための装置。
  5. 【請求項5】 豆腐塊を切断してパックに収容するため
    の装置であって、この装置は、 水槽(W)と、 パックを供給するパック供給部(1)と、 供給されたパックを上記水槽(w)内へ搬送するパック
    搬送部(2)と、 上記水槽(W)に供給された豆腐塊を切断して豆腐ブロ
    ックを形成し、この豆腐ブロックを豆腐分配部(5)に
    供給する豆腐ブロック供給部(3)と、 上記豆腐ブロック供給部(3)から供給された豆腐ブロ
    ックをパックに収容できる豆腐製品の大きさに切断して
    上記パック搬送部(2)で搬送され待機しているパック
    側へ移送し分配する豆腐分配部(5)と、 を備え、 上記豆腐ブロック供給部(3)は、 豆腐塊を送る保持送り装置(31)と、この保持送り装
    置(31)により送られた豆腐塊を移動しながら切断す
    る切断刃を有し切断によって形成された豆腐ブロックを
    豆腐分配部(5)に供給する切断送り装置(33)と、
    を備えており、 上記豆腐分配部(5)は、 豆腐移送装置(51)と、位置補正ガイド(59)を備
    え、上記豆腐移送装置(51)は動きながら豆腐ブロッ
    クを切断するカッタ(552)を備えた豆腐カッタ装置
    (55)と、切断によって得られた複数丁の豆腐をそれ
    ぞれ挟持し移送する挟持装置(53)と、 を備えている、 豆腐塊を切断してパックに収容するための装置。
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