JPH0795710B2 - トランスバ−サル等化器 - Google Patents

トランスバ−サル等化器

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JPH0795710B2
JPH0795710B2 JP11615386A JP11615386A JPH0795710B2 JP H0795710 B2 JPH0795710 B2 JP H0795710B2 JP 11615386 A JP11615386 A JP 11615386A JP 11615386 A JP11615386 A JP 11615386A JP H0795710 B2 JPH0795710 B2 JP H0795710B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、伝送路歪を等化するトランスバーサル等化器
に関するものである。
(従来技術とその問題点) 伝送路歪を等化するトランスバーサル等化器は、入力信
号を受けとるタップ付遅延線と乗算器及び出力信号をと
り出す加算器から構成されるトランスバーサルフィルタ
と、伝送路特性を推定する識別器と相関器から成ってお
り、乗算器の重み付け量(タップ係数Cj)は次式で示す
最大傾斜法に従って逐次修正が行われる。
ただし、Dは伝送路歪量を示す評価関数、Δは正の微少
修正量である。今、トランスバーサル等化器を含む伝送
系の単一パルス応答の識別時刻におけるサンプル値を
{hn}とし、評価関数Dを、 とすれば、 が導かれる。Luckyは、ランダムパルス列から最ゆう推
定法によりhjが得られることを示した。すなわち、 ただし、k-jは(k−j)Tにおける送信信号の推定
値、ekはkTにおける誤差信号である。回路構成を簡単に
するため、Cjの修正は一般的に として行われている。上式に基づく修正アルゴリズム
は、sgn ekやsgn k-jが誤った場合には間違った方向
にタップ係数が修正され、等化能力が低減したり、ひい
てはタップ係数の発散を引起こすことになる。特に、多
値ディジタル信号の場合、多値数Rに応じekの雑音余裕
は2値信号の場合の1/(R−1)倍となる。第1図は、
8値信号を例にとってsgn とsgn ekの領域を示した
もので、雑音や波形歪により受信信号が実線を越えた領
域に移動するとsgn ekが誤り、相関出力を低下させる。
以上述べた如く、従来の一般的に用いられているトラン
スバーサル等化器では、ekの極性によりhjを推定してい
たため多値化と共に推定誤りが増加し、等化能力が低下
するという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は、多値化に伴い生じる等化能力の低減を緩和す
るため、誤差信号の抽出方法を工夫し、単一パルス応答
の最ゆう推定結果が誤りにくい構成としたトランスバー
サル等化器を提供するものである。
(発明の原理) まず、本発明の原理について説明する。
本発明は、多値ディジタル信号に対して、従来の最大傾
斜法を用いたときの等化能力を向上させるための改良を
行ったものである。すなわち、従来は第1図に示したよ
うに、黒丸で示した信号点を中心として、受信信号がそ
の両側の実線を越えると他の信号点とみなされるから信
号誤りが起こって相関出力を低下させたが、本発明で
は、第3図に示すように黒丸のレベルを中心としてそれ
と実線で示すレベルの間隔を一点鎖線で示すように2等
分し、受信信号の値がこれより外側にくるときは信号誤
りと判断して等化情報の作成に用いないようにするもの
である。すなわち、第3図で受信レベルが斜線の領域内
に該当するときは等化情報の作成には用いられず、1ビ
ット前の等化情報を用いて等化するものである。
(実施例) 第2図は本発明の実施例であり、信号の多値数を8(=
R)、トランスバーサル等化器のタップ数が5(L=
2)の場合について示している。ここで、1は復調信号
のトランスバーサル等化器の入力端子、2はタップ付遅
延線、3は乗算器、4は加算器、5は推定信号と誤
差信号ekを得るためのA/D変換器、6は排他的論理和回
路、7は相関器である。加算器4の出力に設けられた信
号出力端子15に等化された出力信号が得られる。なお、
この例では推定信号として3ビット(N=3)、誤差信
号として2ビット(M=2)を出力する5ビットA/D変
換器の例を示してある。
相関器7の構成例は同図(b)に示す。ここで、6′は
ディジタル乗算を行う排他的論理和回路、8a,8bはシフ
トレジスタ、9はフリップフロップ、10は積分器であ
り、この例では推定信号として1ビット(D1)、誤
差信号ekとして1ビット(E1)を入力として、乗算器3
を制御する信号ejを得ている。
従来の回路と比べると、第2図(a)ではA/D変換器5
の出力のうち従来はD1〜E1までが用いられていたのをE1
よりも1段階下のE2まで出力するようにしたこと、E1と
E2の排他的論理和回路6をとるようにしたこと、第2図
(b)でフリップフロップ9を設け、上記の排他的論理
和回路6からの出力(選択)でEX−OR6′の出力であるs
gn k-j・sgn ekをラッチして、積分器10に供給するよ
うにしたこと、が異なっている。
即ち、第3図を参照すると、8値だから第3図で信号点
の黒丸の両側にある実線レベルが第2図(a)のA/D変
換器5のD3出力に対応し、それの1/2になる点線のレベ
ルがE1出力に対応した。ある信号点についてみたとき、
E1が正ならば受信レベルは黒丸より上にあり、E1が負な
らば黒丸より下にくることになる。これがsgn ekであ
る。従って、従来はE1だけを検出していたので、それが
実線を超えると信号誤りとなっていた。本発明では、第
3図の点線と実線の間をさらに半分にするために、A/D
変換器5のE2出力を出させ、E1との排他的論理和をとる
と、それが0のときは第3図の斜線の領域に相当するか
ら、このときは、EX−OR6′の出力を生じないように、
フリップフロップ9によるラッチを用いたものである。
以下、詳しく説明する。
A/D変換器5により得た推定信号の極性sgn (D1)
と誤差信号の極性sgn ek(E1)はシフトレジスタ8a,8b
と排他的論理和回路6′によりsgn k-j・sgn ekの演
算が実行される。
A/D変換器5の第4,第5ビット(E1,E2)を入力とする排
他的論理和回路6の選択出力信号をクロック信号として
前記ディジタル乗算出力をフリップフロップ9により標
本化する。排他的論理和回路6の出力はA/D入力信号が
第3図の斜線部に存在する場合は“0",それ以外では
“1"を出力する。その結果、フリップフロップ9に入力
するsgn k-j・sgn ekの極性信号は、A/D入力信号が斜
線部以外の領域に存在した時のみ標本化され、積分器10
へ送出される。一方、斜線部に存在した場合には標本化
されず、1タイムスロット前のホールドされていたsgn
k-j・sgn ekの極性信号が送出される。第3図から明
らかなように、符号間干渉が増大し、D3のしきい値を越
えた斜線部分に信号が存在した場合には誤差信号の極性
E1は誤ってしまうが、この時のsgn k-j・sgn ekは標
本化されず直前の正しい極性信号が相関器7内の積分器
10に送出される。従って、E1の誤りによる相関出力の低
下、即ちhjの推定誤りが発生せずトランスバーサル等化
器の等化〔能力の低下を緩和することができる。なお、
伝送路特性が符号速度よりも速く変化しないと仮定すれ
ば、斜線で示した誤差領域に落ち込んだ時刻の1シンボ
ル前は必ず正しい領域(斜線以外の正しい誤差極性を出
力する領域)に存在する。従って、1シンボル前のE1
(sgn ek)を用いれば、相関出力の低下を生じることな
く、所期の効果を実現することができる。〕 本発明による相関信号抽出法は正しい動作が行われるた
めに、「伝送路特性の変化に比べ符号伝送速度は十分速
く、1タイムスロット間に第3図の斜線以外の領域から
D3のしきい値を越えた斜線領域に達する符号間干渉は生
じない。」という条件を前提としている。即ち、sgn ek
の誤りが生じる場合、その直前のタイムスロットでは必
ずsgn ekの正しい斜線領域に存在することが必要条件と
なる。
hjの推定誤りはsgn ekの誤りのみによって生じるもので
はなく、sgn の誤りによっても生じる。sgn
多値信号中最も内側の信号対の場合が最も誤りやすい。
この対策のために、第2図の回路構成を変形したものが
第4図である。同図に示した参照番号は第2図の参照番
号と対応している。さらに、11はANDゲート、12はA/D変
換器5で得た推定信号(D1〜D3)から最も内側の信号対
以外を選択するセレクタである。この選択信号と前記排
他的論理和回路6により得た選択信号との論理積をと
り、この出力を新たな選択信号として前記sgn k-j・s
gn ekを標本化する。
セレクタ12の構成例は同図(b)に示す如く、OR−NOR
ゲート13,ANDゲート11′,NORゲート14で実現できる。
第5図は、本発明の更に他の実施例であって、相関器7
への入力として、タップ付遅延線2の各タップ出力が用
いられ、これらの各タップ出力は、掛算器3aにおいて、
A/D変換器5の出力E1を用いて重み付けがされ、それら
の重み付けされた各修正出力は、排他的論理和回路6の
出力を選択信号としてサンプルホールド回路20において
サンプルホールドされ積分器10に印加される。これによ
り、タップ係数値C2,C1,C0,C-1,C-2が相関器7の出力に
得られる。
本発明によれば、最も誤りやすい信号点を受信した場合
直前の誤りにくい信号からhjを推定することになり、相
関出力の低下を防止することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は誤差信号や推定信
号の極性誤りにより生じる相関出力の低下を緩和するこ
とができるため、トランスバーサル等化器の等化能力を
向上し得る利点がある。特に多値信号の等化に効果的で
ある。
また、適用領域としては本発明の動作が正常に実行され
る必要条件から、伝搬路の変動に比べ十分早い符号速度
を有する伝送系に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対称となる多値ディジタル信号に対す
る推定信号と誤差信号との極性を8値の場合について示
した図、第2図(a)は本発明の実施例を示すブロック
図、第2図(b)は第2図(a)に用いられる相関器の
1例を示すブロック図、第3図は第2図の実施例で得ら
れるsgn k-j・sgn ekの極性信号のうち積分器に入力
される信号の存在領域を説明するための図、第4図
(a)は第2図の実施例の1部変形例を示すブロック
図、第4図(b)は第4図(a)に用いられるセレクタ
の1例を示すブロック図、第5図は本発明の他の実施例
を示すブロック図である。 1……信号入力端子、2……タップ付遅延線、3……乗
算器、4……加算器、5……A/D変換器、6,6′……排他
的論理和回路、7……相関器、8a,8b……シフトレジス
タ、9……フリップフロップ、10……積分器、11,11′
……ANDゲート、11a……ORゲート、12……セレクタ、13
……OR−NORゲート、14……NORゲート、15……信号出力
端子、20……サンプルホールド回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路からの多値ディジタル入力信号が印
    加されるタップ付遅延線の各タップ出力を各タップ係数
    により重み付けした複数の修正出力を加算することによ
    り等化された出力信号をとり出すトランスバーサルフィ
    ルタと、前記各タップ係数を作成する伝送特性推定手段
    とを備えたトランスバーサル等化器において、該伝送特
    性推定手段は、前記多値ディジタル信号の値が前記多値
    の各隣接ディジタル値相互間の各中央に位置する予め定
    めた幅の誤差領域に含まれるときにはその誤差領域に含
    まれる前記各タップ出力を用いないで1ビット前の前記
    出力信号を用いて前記タップ係数が作成されるように構
    成されたことを特徴とするトランスバーサル等化器。
  2. 【請求項2】前記伝送特性推定手段は、前記等化された
    出力信号からNビットの送信データとMビットの誤差信
    号(ここでN,Mは自然数)を推定する(N+M)ビット
    のA/D変換器と、前記Mビット中の上位2ビットを入力
    とする排他的論理和回路と、時刻kT(ここでkは自然
    数,Tはクロック周期)における前記Mビット中の少なく
    とも上位1ビットと時刻(k−j)T(ここでjはL〜
    L,Lは自然数)における前記Nビット中の少なくとも上
    位1ビットとを入力とする排他的論理和出力を前記排他
    的論理和回路の出力信号で標本化した後積分して前記各
    タップ係数を作成する相関器と、により構成された特許
    請求の範囲第1項記載のトランスバーサル等化器。
  3. 【請求項3】前記伝送特性推定手段は、前記等化された
    出力信号からNビットの送信データとMビットの誤差信
    号(ここでN,Mは自然数)を推定する(N+M)ビット
    のA/D変換器と、前記Nビットの送信データを入力とす
    るセレクタと、時刻kT(ここでkは自然数,T:クロック
    周期)における前記Mビット中の少なくとも上位1ビッ
    トと時刻(k−j)T(ここで、jはL〜L,L:自然数)
    における前記Nビット中の少なくとも上位1ビットとを
    入力とする排他的論理和出力を前記セレクタの出力信号
    で標本化した後積分して前記各タップ係数を作成する相
    関器とにより構成された特許請求の範囲第1項記載のト
    ランスバーサル等化器。
  4. 【請求項4】前記伝送特性推定手段は、前記等化された
    出力信号からNビットの送信データとMビットの誤差信
    号(ここでN,Mは自然数)を推定する(N+M)ビット
    のA/D変換器と、前記Mビット中の上位2ビットを入力
    とする排他的論理和回路と、前記各タップ出力を前記M
    ビット中の少なくとも上位1ビットにより重み付けした
    出力を前記排他的論理和回路の出力信号で標本化保持し
    た後積分して前記各タップ係数を作成する相関器とによ
    り構成された特許請求の範囲第1項記載のトランスバー
    サル等化器。
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