JPH079513A - 電動式射出成形機の背圧制御方法 - Google Patents

電動式射出成形機の背圧制御方法

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JPH079513A
JPH079513A JP15491493A JP15491493A JPH079513A JP H079513 A JPH079513 A JP H079513A JP 15491493 A JP15491493 A JP 15491493A JP 15491493 A JP15491493 A JP 15491493A JP H079513 A JPH079513 A JP H079513A
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JP
Japan
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screw
back pressure
resin
pressure
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP15491493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Katsura
寛 桂
Hideaki Sofue
秀秋 祖父江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH079513A publication Critical patent/JPH079513A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設定背圧を正確に維持し、安定した速度でス
クリューを計量完了位置まで移動させ、常に均一な量の
樹脂計量を実現できる背圧制御方法を得る。 【構成】 スクリューの現在位置が計量完了位置に達し
たか否か判定し(ステップ11)、到達していなけれ
ば、設定スクリュー回転数でスクリューを回転する指令
を出力し(ステップ12)、設定スクリュー回転数と係
数Ksvを乗じてスクリュー移動基準速度Vs を求める
(ステップ13)。そして、樹脂圧力検出器から実樹脂
圧力を読み込み(ステップ14)、設定背圧から実樹脂
圧力を減算し、係数Kdvを乗じて補正速度Vd を求める
(ステップ15)。先に求めたスクリュー移動基準速度
Vs と補正速度Vd を加算してスクリュー移動速度Vを
求め(ステップ16)、実際にスクリュー移動するため
の指令を出す(ステップ17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機によりスクリュ
ーを回転することにより樹脂をシリンダ内に供給し、シ
リンダ内の樹脂背圧が予め設定された所定圧力となるよ
うにスクリューをサーボモータにより軸方向に移動する
電動式射出成型機の背圧制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電動式射出成型機の構成
を示す図である。
【0003】電動式射出成型機は、先端が樹脂を送り出
すノズル402になっているシリンダ401を有してお
り、シリンダ401の基端側には、樹脂を供給するため
のホッパー403が設けられており、シリンダ401に
は、樹脂を溶融するための不図示のヒータが設けられて
いる。そして、シリンダ401内には、スクリュー40
4が嵌入されており、スクリュー404の基端側にはプ
ーリ405が配置されている。更に、プーリ405に
は、モータM1の軸に固定されたプーリ407に巻回さ
れたシンクロベルト406が巻回されており、これによ
りスクリュー404はモータM1の回転により回転する
ようになっている。
【0004】また、スクリュー404の基端側には、軸
方向に直交する方向のロッド412が回転のみ自在に装
着されており、ロッド412の先端にはナット413が
固定されている。そして、ナット413には、ボールス
クリュー411が螺合しており、ボールスクリュー41
1の一端にはプーリ409が固定されている。更に、プ
ーリ409には、モータM2の軸に固定されたプーリ4
08に巻回されたシンクロベルト410が巻回されてお
り、これによりスクリュー404はサーボモータM2の
回転によりAB方向へ移動するようになっている。 上
述のように構成された電動式射出成型機における計量工
程は、シリンダ401内への均一な量の樹脂を供給する
必要があり、スクリュー404の回転による樹脂のシリ
ンダ401への流入時の樹脂背圧を一定に保ちつつスク
リュー404をB方向に計量完了位置まで安定した速度
で移動することが要求される。スクリュー404が設定
背圧に相当するA方向への力を発生するために、サーボ
モータM2への出力電流を設定背圧に相当する値に制限
してA方向に移動指令を行う方法を取っている。
【0005】図4は、電動式射出成型機において背圧制
御を行うためのブロックダイアグラムである。
【0006】スクリュー回転モータM1は与えられた設
定スクリュー回転数によりインバータ106を介してス
クリュー404を回転する。また、スクリュー軸移動サ
ーボモータM2は、与えられた設定背圧より相当するサ
ーボモータのトルクに換算するために、変換器103で
圧力−トルク係数Kptを乗じ、得られた値をリミッター
108に与えることにより、樹脂を設定背圧に相当する
力で押圧しつつスクリュー回転による樹脂の供給により
スクリュー404はB方向へ移動する。
【0007】図5は、電動式射出成型機における背圧制
御の概略フローチャートである。なお、このフローチャ
ートに示す一連の動作は、所定時間毎に行われるサンプ
リング制御処理である。
【0008】スクリュー404の現在位置が計量完了位
置に達したか否か判定し(ステップ1)、到達していな
ければ、設定スクリュー回転数をセットし、スクリュー
404の回転を行う(ステップ2)。そして、設定背圧
から相当するサーボモータM2のトルク値Limit を求め
るため、圧力−トルク係数Kptを乗じ(ステップ3)、
算出したトルク値Limitをリミッター108にセットし
(ステップ4)、スクリュー404を樹脂押圧するため
にA方向への基準速度をセットする(ステップ5)。そ
れから、スクリュー位置が計量完了位置に達した場合、
設定スクリュー回転数をクリアし、スクリュー404の
回転停止を行うと共に(ステップ6)、スクリュー40
4の移動の基準速度をクリアし、スクリュー404の移
動停止を行う。以上の処理により背圧制御を行ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の背圧制御方法では、スティックスリップの影響
で安定したスクリュー速度の維持が困難であると共に、
サーボモータの電流対出力トルク特性が周囲温度等に左
右されやすいため、所望する正確なモータトルクを得る
ことが難しく、結果として安定した速度で正確な樹脂背
圧を保つことができないという問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、計量工程において設定背圧を正
確に維持しつつ、安定した速度でスクリューを計量完了
位置まで移動させることにより、常に均一な量の樹脂計
量を実現することができる背圧制御方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明は、
上述事情に鑑みなされたもので、本発明に係る背圧制御
方法は、予め設定されたスクリュー1回転当たりの樹脂
供給量とスクリュー回転数から求まるスクリュー移動速
度に、逐次圧力検出器から検出される実樹脂圧力と設定
された樹脂背圧との差より求まる圧力偏差分の補正速度
を加え、スクリュー移動速度に補正速度を加えた値をサ
ーボモータへの速度指令とし、計量完了位置まで移動さ
せることにより、計量工程における樹脂圧力が設定され
た背圧となるように制御する。これにより、圧力偏差か
ら適切なスクリュー移動速度の補正がされるため、設定
された背圧を正確に維持できると共に、スティックスリ
ップ現象の影響を受けず、安定した速度でスクリューの
移動を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
【0013】図1は、本発明を実施した電動式射出成型
機における背圧制御を行なうためのブロックダイアグラ
ムである。
【0014】インバータ106は設定スクリュー回転数
を指令値としてスクリュー回転モータM1を駆動する。
また、設定スクリュー回転数は、変換器103にてスク
リュー1回転当たりのシリンダ内樹脂増加分に相当する
スクリュー移動量係数Ksvを乗じてスクリュー基準移動
速度を求める。一方、樹脂圧力検出器101によりシリ
ンダ内の樹脂圧力を検出し、設定背圧との差である圧力
偏差を求め、変換器102にてシリンダ内の単位圧力変
化当たりのスクリュー移動量である係数Kdvを乗じて求
まる圧力偏差分の補正速度と、上記スクリュー基準速度
を加算して得られた値をスクリュー移動速度指令値とし
てサーボ制御部104、サーボアンプ105を介してス
クリュー軸移動サーボモータM2を駆動することによ
り、樹脂圧が常に設定背圧となるように制御される。
【0015】図2は、本発明の背圧制御方法を示すフロ
ーチャートである。なお、このフローチャートに示す一
連の動作は、所定時間毎に行われるサンプリング制御処
理である。
【0016】スクリュー404の現在位置が計量完了位
置に達したか否か判定し(ステップ11)、到達してい
なければ、設定スクリュー回転数でスクリューを回転す
る指令を出力し(ステップ12)、設定スクリュー回転
数と係数Ksvを乗じてスクリュー移動基準速度Vs を求
める(ステップ13)。そして、樹脂圧力検出器101
から実樹脂圧力を読み込み(ステップ14)、設定背圧
から実樹脂圧力を減算し、係数Kdvを乗じて補正速度V
d を求める(ステップ15)。先に求めたスクリュー移
動基準速度Vs と補正速度Vd を加算してスクリュー移
動速度Vを求め(ステップ106)、実際にスクリュー
移動するための指令を出す(ステップ17)。なお、ス
クリュー位置が計量完了位置に達した場合は、スクリュ
ー回転停止(ステップ18)、スクリュー移動停止(ス
テップ19)を行い、背圧制御を終了して他の工程の制
御に移る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め設定されたスクリュー1回転当たりの樹脂供給量と
スクリュー回転数から求まるスクリュー移動速度に、逐
次圧力検出器から検出される実樹脂圧力と設定された樹
脂背圧との差より求まる圧力偏差分の補正速度を加え、
スクリュー移動速度に補正速度を加えた値をサーボモー
タへの速度指令とし、計量完了位置まで移動させること
により、計量工程における樹脂圧力が設定された背圧と
なるように制御するように構成したので、圧力偏差から
適切なスクリュー移動速度の補正がされて、設定された
背圧を正確に維持できると共に、スティックスリップ現
象の影響を受けず、安定した速度のスクリュー移動を行
うことができる。これにより、精密かつ安定した射出成
型を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電動式射出成形機における背
圧制御を行うためのブロックダイアグラムである。
【図2】本発明の背圧制御方法を示すフローチャートで
ある。
【図3】一般的な電動式射出成形機を示す概略構成図で
ある。
【図4】従来の電動式射出成型機の背圧制御を行うため
のブロックダイアグラムである。
【図5】従来の電動式射出成型機の背圧制御方法を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
101 樹脂圧力検出器 102、103 変換器 104 サーボ制御部 105 サーボアンプ 106 インバータ 107 位置検出器 401 シリンダ 402 ノズル 404 スクリュー M1 モータ M2 サーボモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によりスクリューを回転すること
    により樹脂をシリンダ内に供給し、シリンダ内の樹脂背
    圧が予め設定された所定圧力となるようにスクリューを
    サーボモータにより軸方向に移動させる電動式射出成形
    機の背圧制御方法において、 予め設定されたスクリュー1回転当たりの樹脂供給量と
    スクリュー回転数から求まるスクリュー移動速度に、逐
    次圧力検出器から検出される実樹脂圧力と設定された樹
    脂背圧との差より求まる圧力偏差分の補正速度を加え、
    スクリュー移動速度に補正速度を加えた値をサーボモー
    タへの速度指令とし、計量完了位置まで移動させること
    により、計量工程における樹脂圧力が設定された背圧と
    なるように制御することを特徴とする電動式射出成形機
    の背圧制御方法。
JP15491493A 1993-06-25 1993-06-25 電動式射出成形機の背圧制御方法 Pending JPH079513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4678894B1 (ja) * 2010-02-09 2011-04-27 則之 赤坂 電動射出成形機の可塑化制御装置および可塑化制御方法
WO2011099175A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 Akasaka Noriyuki 電動射出成形機の可塑化制御装置および可塑化制御方法

Cited By (3)

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US9073255B2 (en) 2010-02-09 2015-07-07 Noriyuki Akasaka Device and method for plasticization control of electric injection molding machine

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