JPH0794B2 - 緊急解除手段を有する床部起伏機構およびその動作制御方法 - Google Patents

緊急解除手段を有する床部起伏機構およびその動作制御方法

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JPH0794B2
JPH0794B2 JP3329972A JP32997291A JPH0794B2 JP H0794 B2 JPH0794 B2 JP H0794B2 JP 3329972 A JP3329972 A JP 3329972A JP 32997291 A JP32997291 A JP 32997291A JP H0794 B2 JPH0794 B2 JP H0794B2
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shaft
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康志 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は速やかに床部を倒伏復帰
させて、緊急時等に対応できるようにした緊急解除手段
を有する床部起伏機構およびその動作制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、床部起伏機構を備えたベッドに
おいて、床部の起伏動作の際に、患者の容態が急変した
場合、床部の起伏動作を中断して床部を直ちに元に戻
し、救急処置を施す必要がある。また、前記床部起伏機
構が電動式の場合、床部を起床している際に何らかの原
因で停止してしまったようなときは、床部を元に戻して
点検修理を行なわねばならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床部起
伏機構は、床部を緩慢に起伏させる機能のものであるか
ら、床部を床部の起伏速度を越えて復帰させる機能は有
してはおらず、緊急時や非常時に対処しきれないのが現
状である。本発明はこのような課題を解決するためにな
されたものであって、緊急時や非常時において、速やか
に床部を倒伏復帰させることが可能な緊急解除手段を有
する床部起伏機構およびその動作制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッド等の床部下方に、モータと、
ねじシャフトと、第1の起動軸と、第2の起動軸と、第
3の起動軸とをそれぞれ配設し、前記第1起動軸と第2
起動軸とは軸方向に対して屈曲可能な継手部を介して連
結し、前記第2起動軸と第3起動軸とは自在継手部を介
して連結し、第3起動軸に背ボトムを連結し、前記第1
起動軸と第2起動軸を、一方のフレームにばね部材を介
して連結し、他方のフレームから前記ばね部材の弾性力
に抗して引き寄せ、第1起動軸と第2起動軸とを屈曲し
た状態とする操作手段を設けることを特徴とする。ま
た、前記継手部に、第1起動軸と第2起動軸との連結状
態を検出する屈曲検出手段を設けることを特徴とする。
さらに、前記床部起伏機構において、モータを起動して
ねじシャフト、第1起動軸、第2起動軸、第3起動軸を
介して背ボトムを起床させる際、緊急時等に、操作手段
を操作して第1起動軸と第2起動軸との連結部の継手部
を屈曲させて、自在継手部とモータ間の直線距離を減少
させることで、背ボトムを倒伏させ、第1起動軸と第2
起動軸との連結状態を検出して、モータを逆転起動して
前記継手部とモータ間を近接させ、第1起動軸と第2起
動軸との連結状態を検出して直線状態であれば再び背上
げ可能な状態として動作を停止するように動作手順を実
行するものである。
【0005】
【作用】背上げを行なうべくモータを起動すると、ねじ
シャフトは回転して、第1起動軸は突出していく。この
際、前記第1起動軸と第2起動軸とは一直線状に連結さ
れており、第1起動軸が突出していくにつれて、第2起
動軸と第3起動軸との連結部である自在継手部が屈曲し
ていき、背ボトムは起床する。
【0006】そして、そのとき、モータに何らかの故障
が発生したか患者が緊急状態に陥った場合、操作手段を
操作して第1起動軸と第2起動軸との連結部の継手部を
ベッド幅方向に屈曲させると、自在継手部とモータ間の
直線距離が減少していくので、背ボトムは倒伏復帰す
る。この場合、第1起動軸および第2起動軸は、一方の
フレームにばね部材を介して連結保持されているので、
ばね力が緩衝力として作用し、第1起動軸と第2起動軸
とは適切な速度で屈曲していき、背ボトムは緩衝的に倒
伏する。
【0007】前記第1起動軸と第2起動軸との連結部の
継手部が屈曲したことが検出されると、モータは逆転起
動されて、前記継手部とモータとの距離が減少し、前記
第1起動軸、第2起動軸が一直線状に復帰したことが検
出されると再び背上げ可能な状態として動作を停止す
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明にかかる緊急解除手段を有する
床部起伏機構およびその動作制御方法について、一実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。図
1において、参照符号1は、ベッドにおける床部起伏機
構1を示し、この床部起伏機構1は、ベッド2の床部下
方に、モータ3と、ねじシャフト4と、第1の起動軸5
と、第2の起動軸6と、第3の起動軸7とをそれぞれ配
設した構成のものである。前記第1起動軸5と第2起動
軸6とは軸方向に対して屈曲可能な継手部8を介して連
結され、第2起動軸6と第3起動軸7とは自在継手部9
を介して連結され、さらに、第3起動軸7に背ボトム1
0が連結されている。前記第1起動軸5と第2起動軸6
とには、一方のフレーム11にばね部材12を介して連
結され、他方のフレーム11には、前記ばね部材12の
弾性力に抗して第1起動軸5と第2起動軸6とを引き寄
せ、屈曲した状態とする操作手段13(以下、操作ワイ
ヤ13という)が設けられている。
【0009】前記モータ3は、ベッド2のフットフレー
ム14近傍において、水平方向に回動自在に支持され、
ねじシャフト4の一端部がモータ3の出力軸(図示せず)
と同軸方向に動力的に連結されている。前記ねじシャフ
ト4には、第1起動軸5の端部に嵌合されためねじ15
が螺入しており、前記第1起動軸5は、ねじシャフト4
上において進退自在である。
【0010】前記継手部8は、図2に示すように、第1
起動軸5側の他端部と第2起動軸6の一端部とを連結軸
16を回転軸として、水平方向のうち、操作ワイヤ13
側の設けられた他方のフレーム11側のみに屈曲可能と
した構造のものである。また、前記継手部8には、第1
起動軸5側の他端部にリミットスイッチ17が設けら
れ、作動子18が第2起動軸6の一端部に形成された、
先端凹面状のカム部19に当接している。さらに、前記
第1起動軸5側の他端部には、第2起動軸6の一端部側
面に当接して、水平方向のうち、操作ワイヤ13側の設
けられた他方のフレーム11側のみへの屈曲を許容する
突設部20が設けられている。
【0011】かかる床部起伏機構1は、モータ3を起動
してねじシャフト4、第1起動軸5、第2起動軸6、第
3起動軸7を介して背ボトム10を起床させる際、緊急
時等に、操作ワイヤ13を操作して第1起動軸5と第2
起動軸6との連結部の継手部8を屈曲させて、自在継手
部9とモータ3間の直線距離を減少させることで、背ボ
トム10を倒伏させ、第1起動軸5と第2起動軸6との
連結状態に基づいて適宜な制御手段により、モータ3を
逆転起動して前記継手部8とモータ3間を近接させ、第
1起動軸5と第2起動軸6との連結状態を検出して直線
状態であれば再び背上げ可能な状態として動作を停止す
るように動作手順を実行するものである。
【0012】本発明にかかる床部起伏機構1は以上のよ
うに構成されるので、背上げを行なうべくモータ3を起
動すると、ねじシャフト4は回転して、第1起動軸5は
突出していく。この際、前記第1起動軸5と第2起動軸
6とは一直線状に連結されており、第1起動軸5が突出
していくにつれて、第2起動軸6と第3起動軸7との連
結部である自在継手部9が屈曲していき、背ボトム10
は起床する。
【0013】そして、そのとき、モータ3に何らかの故
障が発生したか患者が緊急状態に陥った場合、操作ワイ
ヤ13を操作して(図3参照)、第1起動軸5と第2起動
軸6との連結部の継手部8をベッド幅方向に屈曲させる
と、自在継手部9とモータ3間の直線距離が減少してい
くので、背ボトム10は倒伏復帰する。この場合、第1
起動軸5および第2起動軸6は、一方のフレーム11に
ばね部材12を介して連結保持されているので、ばね力
が緩衝力として作用し、第1起動軸5と第2起動軸6と
は適切な速度で屈曲していき、背ボトム10は緩衝的に
倒伏する(図4および図5参照)。
【0014】前記第1起動軸5と第2起動軸6との連結
部の継手部8が屈曲すると(図2および図5参照)、第1
起動軸5側の他端部と第2起動軸6の一端部とは連結軸
16を回転軸として回転する。すると、リミットスイッ
チ17の作動子18は、第2起動軸6の一端部に形成さ
れた凹面状のカム部19により従動回動し、これによっ
て、リミットスイッチ17はオン又はオフし、継手部8
が屈曲したことを検出することができる。リミットスイ
ッチ17の動作に基づいて、モータ3は逆転起動して前
記継手部8とモータ3との距離を減少させ(図6および
図7参照)、リミットスイッチ17の動作により、前記
第1起動軸5と第2起動軸6とが一直線状に復帰したこ
とが検出されると再び背上げ可能な状態として動作が停
止終了となる(図8、図9および図10参照)。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、緊急時や
非常時において、操作手段を操作するのみで速やかに床
部を復帰させることができるので、背上げ中に発生する
緊急事態に、充分に対処することが可能となる。しか
も、第1起動軸と第2起動軸との連結部の継手部は、ば
ね部材の緩衝作用により適切な速度で屈曲するので、床
部は衝撃的に復帰することが防止され、安全性において
も充分な機能を発揮することができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる緊急解除手段を有する床部起伏
機構の一実施例を示す全体斜視説明図である。
【図2】図1に示す床部起伏機構における緊急解除手段
の要部斜視説明図である。
【図3】本発明にかかる緊急解除手段を有する床部起伏
機構の模式的説明図である。
【図4】本発明にかかる緊急解除手段を有する床部起伏
機構の模式的説明図である。
【図5】床部起伏機構における緊急解除手段を作用させ
たところを示す全体斜視説明図である。
【図6】図5に示す緊急解除手段を有する床部起伏機構
の模式的説明図である。
【図7】図5に示す緊急解除手段を有する床部起伏機構
の模式的説明図である。
【図8】本発明にかかる緊急解除手段を有する床部起伏
機構を背上げが可能な状態に復帰したところを示す全体
斜視説明図である。
【図9】図8に示す緊急解除手段を有する床部起伏機構
の模式的説明図である。
【図10】図8に示す緊急解除手段を有する床部起伏機
構の模式的説明図である。
【符号の説明】
1 床部起伏機構 2 ベッド 3 モータ 4 ねじシャフト 5 第1起動軸 6 第2起動軸 7 第3起動軸 8 継手部 9 自在継手部 10 背ボトム 11 フレーム 12 ばね部材 13 操作ワイヤ 14 フットフレーム 15 めねじ 16 連結軸 17 リミットスイッチ 18 作動子 19 カム部 20 突設部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド等の床部下方に、モータと、ね
    じシャフトと、第1の起動軸と、第2の起動軸と、第3
    の起動軸とをそれぞれ配設し、前記第1起動軸と第2起
    動軸とは軸方向に対して屈曲可能な継手部を介して連結
    し、前記第2起動軸と第3起動軸とは自在継手部を介し
    て連結し、第3起動軸に背ボトムを連結し、前記第1起
    動軸と第2起動軸を、一方のフレームにばね部材を介し
    て連結し、他方のフレームから前記ばね部材の弾性力に
    抗して引き寄せ、第1起動軸と第2起動軸とを屈曲した
    状態とする操作手段を設けることを特徴とする緊急解除
    手段を有する床部起伏機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の継手部に、第1起動軸
    と第2起動軸との連結状態を検出する屈曲検出手段を設
    けることを特徴とする緊急解除手段を有する床部起伏機
    構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の床部起伏機構におい
    て、モータを起動してねじシャフト、第1起動軸、第2
    起動軸、第3起動軸を介して背ボトムを起床させる際、
    緊急時等に、操作手段を操作して第1起動軸と第2起動
    軸との連結部の継手部を屈曲させて、自在継手部とモー
    タ間の直線距離を減少させることで、背ボトムを倒伏さ
    せ、第1起動軸と第2起動軸との連結状態を検出して、
    モータを逆転起動して前記継手部とモータ間を近接さ
    せ、第1起動軸と第2起動軸との連結状態を検出して直
    線状態であれば再び背上げ可能な状態として動作を停止
    することを特徴とする緊急解除手段を有する床部起伏機
    構の動作制御方法。
JP3329972A 1991-11-19 1991-11-19 緊急解除手段を有する床部起伏機構およびその動作制御方法 Expired - Fee Related JPH0794B2 (ja)

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