JPH0794785B2 - かばん用錠 - Google Patents
かばん用錠Info
- Publication number
- JPH0794785B2 JPH0794785B2 JP2400882A JP40088290A JPH0794785B2 JP H0794785 B2 JPH0794785 B2 JP H0794785B2 JP 2400882 A JP2400882 A JP 2400882A JP 40088290 A JP40088290 A JP 40088290A JP H0794785 B2 JPH0794785 B2 JP H0794785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card key
- lock
- key
- bag
- moving member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類かばん,スーツケ
ース等のかばんに用いられるかばん用錠に関する。
ース等のかばんに用いられるかばん用錠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、重要な書類,貴重品等を入れ
て携帯するかばんには、盗難および紛失防止のためにロ
ック機構を備えた錠が設けられている。このかばん用錠
は、ダイヤルを所定の数字(暗唱番号)に合わせてロッ
クを解除するものや、凹凸の形成されたキーを鈎孔に挿
入して回転操作することによりロックを解除するものな
どが知られている。
て携帯するかばんには、盗難および紛失防止のためにロ
ック機構を備えた錠が設けられている。このかばん用錠
は、ダイヤルを所定の数字(暗唱番号)に合わせてロッ
クを解除するものや、凹凸の形成されたキーを鈎孔に挿
入して回転操作することによりロックを解除するものな
どが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイヤ
ル式のかばん用錠では、ダイヤルを適当に回していくこ
とでダイヤル数字を暗唱番号と一致させることができ、
確実な盗難防止は期待できない。しかも、所有者自身が
暗唱番号を忘れてしまって、かばんを開けることができ
ないこともある。また、鈎孔にキーを挿入してロック解
除するかばん用錠では、キーの携帯が不便である。例え
ば、キーをそのままポケットに入れて持ち歩く場合、キ
ーが邪魔になったり、キーの凹凸がポケットの生地に引
っかかったりする。また、財布等に入れても収まりが悪
い。
ル式のかばん用錠では、ダイヤルを適当に回していくこ
とでダイヤル数字を暗唱番号と一致させることができ、
確実な盗難防止は期待できない。しかも、所有者自身が
暗唱番号を忘れてしまって、かばんを開けることができ
ないこともある。また、鈎孔にキーを挿入してロック解
除するかばん用錠では、キーの携帯が不便である。例え
ば、キーをそのままポケットに入れて持ち歩く場合、キ
ーが邪魔になったり、キーの凹凸がポケットの生地に引
っかかったりする。また、財布等に入れても収まりが悪
い。
【0004】ところで、携帯に便利なキーとして、ビ
ル,住宅用の施錠装置等に用いられる磁気カードが知ら
れている。しかしながら、この磁気カードをかばんの錠
に適用しようとしても、カード読取装置といった大がか
りな電子機器をかばんに搭載しなければならず、実際問
題として利用することはできない。
ル,住宅用の施錠装置等に用いられる磁気カードが知ら
れている。しかしながら、この磁気カードをかばんの錠
に適用しようとしても、カード読取装置といった大がか
りな電子機器をかばんに搭載しなければならず、実際問
題として利用することはできない。
【0005】本発明のかばん用錠は上記課題を解決し、
キーの携帯が便利で操作性の良いかばん用錠を提供する
ことを目的とする。
キーの携帯が便利で操作性の良いかばん用錠を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明のかばん
用錠は、所定の形状の孔が穿設されたカードキーを錠本
体内に挿入することにより解錠を行なうかばん用錠であ
って、かばんの開口部に設けた係止部と、上記係止部に
係止する係止位置とその係止を解除する解除位置との間
で移動可能なラッチと、上記カードキーが挿入される挿
入面に対して略垂直方向に付勢され、上記カードキーが
挿入されたときに上記カードキーの孔に先端を挿入し
て、上記孔の形状により決定される所定の位置にまで移
動するスライド部材と、上記カードキーと当接する当接
面を有し、上記ラッチの解除位置への移動を阻止する第
1の位置と上記ラッチの解除位置への移動を許容する第
2の位置との間にて上記カードキーの挿入方向と略同一
方向に移動可能に支持されると共に、常には第1の位置
に配置するように付勢され、上記スライド部材が上記所
定の位置に達していないとき第1の位置から第2の位置
への移動が規制され、上記スライド部材が移動して上記
所定の位置に達したとき第1の位置から第2の位置への
移動規制が解除される移動部材と、上記カードキーが該
カードキーの挿入方向に更に挿入されるのに伴って上記
当接面を介して第1の位置から第2の位置へ移動する上
記移動部材を、第2の位置で保持可能な保持部と、を備
え、 上記錠本体に挿入された上記カードキーは、上記移
動部材が第1の位置にあるとき上記錠本体から露出し、
上記移動部材が第2の位置にあるとき上記錠本体内に略
全体が収納されることを要旨とする。
用錠は、所定の形状の孔が穿設されたカードキーを錠本
体内に挿入することにより解錠を行なうかばん用錠であ
って、かばんの開口部に設けた係止部と、上記係止部に
係止する係止位置とその係止を解除する解除位置との間
で移動可能なラッチと、上記カードキーが挿入される挿
入面に対して略垂直方向に付勢され、上記カードキーが
挿入されたときに上記カードキーの孔に先端を挿入し
て、上記孔の形状により決定される所定の位置にまで移
動するスライド部材と、上記カードキーと当接する当接
面を有し、上記ラッチの解除位置への移動を阻止する第
1の位置と上記ラッチの解除位置への移動を許容する第
2の位置との間にて上記カードキーの挿入方向と略同一
方向に移動可能に支持されると共に、常には第1の位置
に配置するように付勢され、上記スライド部材が上記所
定の位置に達していないとき第1の位置から第2の位置
への移動が規制され、上記スライド部材が移動して上記
所定の位置に達したとき第1の位置から第2の位置への
移動規制が解除される移動部材と、上記カードキーが該
カードキーの挿入方向に更に挿入されるのに伴って上記
当接面を介して第1の位置から第2の位置へ移動する上
記移動部材を、第2の位置で保持可能な保持部と、を備
え、 上記錠本体に挿入された上記カードキーは、上記移
動部材が第1の位置にあるとき上記錠本体から露出し、
上記移動部材が第2の位置にあるとき上記錠本体内に略
全体が収納されることを要旨とする。
【0007】このような構成を有する本発明のかばん用
錠は、係止部とラッチとが係止することでかばんの開口
部が閉状態にされる。このとき、カードキーが錠本体に
挿入されていなければ、スライド部材は所定の位置に達
していないため、移動部材は第1の位置から第2の位置
への移動が規制される。即ち、移動部材は第1の位置に
固定される。このため、ラッチは係止部との係止を解除
する解除位置へ移動することができず、係止部とラッチ
とはロック状態にある。一方、カードキーが錠本体に挿
入されると、スライド部材の先端はカードキーに穿設さ
れた所定の形状の孔に入り込む。すると、スライド部材
はこの孔の形状により決定される所定の位置に達するた
め、移動部材は第1の位置から第2の位置への移動規制
が解除される。続いて、カードキーを挿入方向へ押し込
むと、カードキーは移動部材の当接面を押圧しつつカー
ドキーの略全体が錠本体内に収納される。これに伴い、
移動部材は第2の位置へ移動する。すると、保持部は移
動部材を第2の位置で保持する。このため、ラッチは係
止部との係止を解除する解除位置への移動が許容され、
係止部とラッチとはロック解除状態にある。従って、ラ
ッチを解除位置に移動させれば、係止部との係合は解除
され、かばんは開口するのである。かかるロック解除状
態からロック状態にするには、保持部による移動部材の
保持を解除する。すると、移動部材は、第1の位置に配
置するように付勢されているため、第1の位置に移動す
る。また、カードキーは略全体が錠本体内に収納されて
いた状態から、錠本体外部に露出する。そして、この状
態でカードキーを抜き取れば、スライド部材は所定の位
置に達していない状態となるため、移動部材は第1の位
置から第2の位置への移動が規制され、移動部材は第1
の位置に固定される。このため、ラッチは係止部との係
止を解除する解除位置へ移動することができず、係止部
とラッチとはロック状態となる。
錠は、係止部とラッチとが係止することでかばんの開口
部が閉状態にされる。このとき、カードキーが錠本体に
挿入されていなければ、スライド部材は所定の位置に達
していないため、移動部材は第1の位置から第2の位置
への移動が規制される。即ち、移動部材は第1の位置に
固定される。このため、ラッチは係止部との係止を解除
する解除位置へ移動することができず、係止部とラッチ
とはロック状態にある。一方、カードキーが錠本体に挿
入されると、スライド部材の先端はカードキーに穿設さ
れた所定の形状の孔に入り込む。すると、スライド部材
はこの孔の形状により決定される所定の位置に達するた
め、移動部材は第1の位置から第2の位置への移動規制
が解除される。続いて、カードキーを挿入方向へ押し込
むと、カードキーは移動部材の当接面を押圧しつつカー
ドキーの略全体が錠本体内に収納される。これに伴い、
移動部材は第2の位置へ移動する。すると、保持部は移
動部材を第2の位置で保持する。このため、ラッチは係
止部との係止を解除する解除位置への移動が許容され、
係止部とラッチとはロック解除状態にある。従って、ラ
ッチを解除位置に移動させれば、係止部との係合は解除
され、かばんは開口するのである。かかるロック解除状
態からロック状態にするには、保持部による移動部材の
保持を解除する。すると、移動部材は、第1の位置に配
置するように付勢されているため、第1の位置に移動す
る。また、カードキーは略全体が錠本体内に収納されて
いた状態から、錠本体外部に露出する。そして、この状
態でカードキーを抜き取れば、スライド部材は所定の位
置に達していない状態となるため、移動部材は第1の位
置から第2の位置への移動が規制され、移動部材は第1
の位置に固定される。このため、ラッチは係止部との係
止を解除する解除位置へ移動することができず、係止部
とラッチとはロック状態となる。
【0008】即ち、スライド部材の位置により移動部材
が第1の位置から第2の位置へ移動可能か否か、つまり
係止部とラッチとの係止を解除可能か否かが決定され、
所定位置に所定形状の孔が穿設されたカードキーが挿入
された場合にのみ、スライド部材が所定の位置に移動し
て解錠可能となる。この結果、このカードキーに類似し
たキーを用いても解錠することができない。また、正規
のカードキーであれば、単にカードキーを錠本体に挿入
するだけで簡単に解錠できる。
が第1の位置から第2の位置へ移動可能か否か、つまり
係止部とラッチとの係止を解除可能か否かが決定され、
所定位置に所定形状の孔が穿設されたカードキーが挿入
された場合にのみ、スライド部材が所定の位置に移動し
て解錠可能となる。この結果、このカードキーに類似し
たキーを用いても解錠することができない。また、正規
のカードキーであれば、単にカードキーを錠本体に挿入
するだけで簡単に解錠できる。
【0009】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明のかばん用錠の好適な実施
例について説明する。
かにするために、以下本発明のかばん用錠の好適な実施
例について説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例としてのかばん用
錠の分解斜視図であり、図2はかばん用錠を備えた書類
かばんの斜視図である。かばん用錠1は、キーボックス
10(第1ケース10aと第2ケース10bとからな
る)と、キーボックス10内に装着される中心移動部材
20,回転支え部材(保持部)30と、嵌片(ラッチ)
40と、係合解除ボタン50と、係合鈎(係止部)60
と、解錠カードキー70(以下、単にカードキー70と
呼ぶ)とを主要部として構成され、書類用かばん80の
1つの側面81内側に取り付けられる。そして、カード
キー70を挿入するためのカード挿入口11が上面に設
けられている。
錠の分解斜視図であり、図2はかばん用錠を備えた書類
かばんの斜視図である。かばん用錠1は、キーボックス
10(第1ケース10aと第2ケース10bとからな
る)と、キーボックス10内に装着される中心移動部材
20,回転支え部材(保持部)30と、嵌片(ラッチ)
40と、係合解除ボタン50と、係合鈎(係止部)60
と、解錠カードキー70(以下、単にカードキー70と
呼ぶ)とを主要部として構成され、書類用かばん80の
1つの側面81内側に取り付けられる。そして、カード
キー70を挿入するためのカード挿入口11が上面に設
けられている。
【0011】中心移動部材20は、キーボックス10内
となるキールーム12の下方にばね27を設け、このば
ね27により常に上方向に付勢されると共に、上下方向
の移動も可能となっている。中心移動部材20の両側面
には、それぞれ2つの移動溝23が形成されている。そ
して、先端が略円錐形に形成された円筒形のスライド部
材21a,21b,21c,21d(以下、これらを特
定しない場合には単にスライド部材21と呼ぶ)が、そ
の側面の所定の位置に垂設されたスライド突部211を
各移動溝23に遊挿して装着される。各スライド突部2
11は、スライド部材21aにおいては側面中央部に、
スライド部材21b,21c,21dにおいては側面後
端部に垂設されている。また、キーボックス10のキー
ルーム12の両側には、カードキー70が挿入される面
に溝122が向かい合って形成され、この溝122内に
各々中心移動部材20の移動溝23から突き出たスライ
ド突部211が摺動可能に遊挿される。この溝122
は、キーボックス10を組み立てたとき(第1ケース1
0aと第2ケース10bとをはめ合わせたとき)には、
略「干」字形となる(図3にて後述する)。また、各ス
ライド部材21は、ばね212により常にキーボックス
10の第1ケース10a側に付勢されている。このた
め、図3(A)に示すように、各スライド部材21は、
その略円錐形の先端部を第1ケース10a内面に垂直に
当接する位置にある。
となるキールーム12の下方にばね27を設け、このば
ね27により常に上方向に付勢されると共に、上下方向
の移動も可能となっている。中心移動部材20の両側面
には、それぞれ2つの移動溝23が形成されている。そ
して、先端が略円錐形に形成された円筒形のスライド部
材21a,21b,21c,21d(以下、これらを特
定しない場合には単にスライド部材21と呼ぶ)が、そ
の側面の所定の位置に垂設されたスライド突部211を
各移動溝23に遊挿して装着される。各スライド突部2
11は、スライド部材21aにおいては側面中央部に、
スライド部材21b,21c,21dにおいては側面後
端部に垂設されている。また、キーボックス10のキー
ルーム12の両側には、カードキー70が挿入される面
に溝122が向かい合って形成され、この溝122内に
各々中心移動部材20の移動溝23から突き出たスライ
ド突部211が摺動可能に遊挿される。この溝122
は、キーボックス10を組み立てたとき(第1ケース1
0aと第2ケース10bとをはめ合わせたとき)には、
略「干」字形となる(図3にて後述する)。また、各ス
ライド部材21は、ばね212により常にキーボックス
10の第1ケース10a側に付勢されている。このた
め、図3(A)に示すように、各スライド部材21は、
その略円錐形の先端部を第1ケース10a内面に垂直に
当接する位置にある。
【0012】中心移動部材20の下部の一方の面(第1
ケース10a側)には、断面略「L」字形のカード当接
部24が設けられ、他方の面の中央部には回転支え部材
30を収納する支え部材収納ルーム25が形成されてい
る。この支え部材ルーム25には、断面「L」字形の支
え棒当接部26が形成されている。また、中心移動部材
20の下部には、第2ケース10b方向に向けてロック
突部22が突設されている。
ケース10a側)には、断面略「L」字形のカード当接
部24が設けられ、他方の面の中央部には回転支え部材
30を収納する支え部材収納ルーム25が形成されてい
る。この支え部材ルーム25には、断面「L」字形の支
え棒当接部26が形成されている。また、中心移動部材
20の下部には、第2ケース10b方向に向けてロック
突部22が突設されている。
【0013】回転支え部材30は、支え腕32,33
と、支え棒31とを側面に突設した円筒形部材で、キー
ボックス10の第2ケース10bの内側に突設した円柱
形の突部121に回転自在にはめられ、中心移動部材2
0の支え部材収納ルーム25に収められる。支え腕32
の先端には、ばね34が第2ケース10bの内側上面と
の間に装着される。また、支え腕33の先端には、ばね
35が第2ケース10bの内側上面との間に装着され
る。このばね35の先端には、第2ケース10bに穿設
された円孔123に内側から遊挿された押しボタン36
が取り付けられている。
と、支え棒31とを側面に突設した円筒形部材で、キー
ボックス10の第2ケース10bの内側に突設した円柱
形の突部121に回転自在にはめられ、中心移動部材2
0の支え部材収納ルーム25に収められる。支え腕32
の先端には、ばね34が第2ケース10bの内側上面と
の間に装着される。また、支え腕33の先端には、ばね
35が第2ケース10bの内側上面との間に装着され
る。このばね35の先端には、第2ケース10bに穿設
された円孔123に内側から遊挿された押しボタン36
が取り付けられている。
【0014】回転支え部材30は、中心移動部材20が
上方に位置するときには、図4(B)(正面図)に示す
ように、支え棒31の側面のほぼ中央部が支え棒当接部
26の角部に当接する状態にある。つまり、ばね34,
35の力関係から、支え棒31は、支え棒当接部26の
角部を押す状態にある。また、中心移動部材20が下方
に移動する(後述する)ときには、図5に示すように、
回転支え部材30が図面反時計方向に回転して支え棒3
1の先端が支え棒当接部26の上面に当接する状態とな
る。
上方に位置するときには、図4(B)(正面図)に示す
ように、支え棒31の側面のほぼ中央部が支え棒当接部
26の角部に当接する状態にある。つまり、ばね34,
35の力関係から、支え棒31は、支え棒当接部26の
角部を押す状態にある。また、中心移動部材20が下方
に移動する(後述する)ときには、図5に示すように、
回転支え部材30が図面反時計方向に回転して支え棒3
1の先端が支え棒当接部26の上面に当接する状態とな
る。
【0015】キーボックス10の第2ケース10bに
は、中心移動部材20のロック突部22と向かい合って
角孔15が穿設され、この角孔15にロック突部22が
貫通する。また、第2ケース10bには、横方向に延長
部13が一体に形成されている。この延長部13には、
係合解除ボタン50が収納されるボタンルーム14と、
後述するばね42の当接面となるばね当接面132と、
嵌片40との連結を司る突片131が形成されている。
は、中心移動部材20のロック突部22と向かい合って
角孔15が穿設され、この角孔15にロック突部22が
貫通する。また、第2ケース10bには、横方向に延長
部13が一体に形成されている。この延長部13には、
係合解除ボタン50が収納されるボタンルーム14と、
後述するばね42の当接面となるばね当接面132と、
嵌片40との連結を司る突片131が形成されている。
【0016】嵌片40は、長い板状で、中央部に横方向
に長い「T」字形の溝41が形成されている。そして、
この溝41に延長部13の突片131が挿通される。従
って、嵌片40は、この溝41の横方向のスペースだけ
横方向摺動自在となっている。また、中央上部には鈎状
のばね係止部44が形成され、このばね係止部44と延
長部13のばね当接面132との間にばね42を装着し
て、嵌片40を常に図1手前右方向に付勢するようにな
っている。
に長い「T」字形の溝41が形成されている。そして、
この溝41に延長部13の突片131が挿通される。従
って、嵌片40は、この溝41の横方向のスペースだけ
横方向摺動自在となっている。また、中央上部には鈎状
のばね係止部44が形成され、このばね係止部44と延
長部13のばね当接面132との間にばね42を装着し
て、嵌片40を常に図1手前右方向に付勢するようにな
っている。
【0017】また、嵌片40の両端下部には、鈎45,
46が形成されており、書類かばん0の面82の内側に
固着された係合鈎60に係合するようになっている。更
に、キーボックス10の角孔15に向かい合って、
「L」字形の移動溝43が形成され、この移動溝43に
角孔15を貫通したロック突部22が挿通される。この
移動溝43は、縦方向の縦溝431と横方向の横溝43
2とからなり、縦溝431の幅は、中心移動部材20の
ロック突部22の幅と同じ(或は僅かに大きい)であ
り、中心移動部材20の上下移動および嵌片40の横移
動(ロック突部22が下側に位置する場合)を可能にし
ている。
46が形成されており、書類かばん0の面82の内側に
固着された係合鈎60に係合するようになっている。更
に、キーボックス10の角孔15に向かい合って、
「L」字形の移動溝43が形成され、この移動溝43に
角孔15を貫通したロック突部22が挿通される。この
移動溝43は、縦方向の縦溝431と横方向の横溝43
2とからなり、縦溝431の幅は、中心移動部材20の
ロック突部22の幅と同じ(或は僅かに大きい)であ
り、中心移動部材20の上下移動および嵌片40の横移
動(ロック突部22が下側に位置する場合)を可能にし
ている。
【0018】延長部13のボタンルーム14に向かい合
う位置には、切欠47が形成されると共に、この切欠4
7の側部には板面に対して斜めに曲げられた斜面471
が形成されている。
う位置には、切欠47が形成されると共に、この切欠4
7の側部には板面に対して斜めに曲げられた斜面471
が形成されている。
【0019】この切欠47から係合解除ボタン50が挿
入され、カバー51によりボタンルーム14に向かい合
う位置に位置決めされる。係合解除ボタン50の内側
は、図4(A)(平面図)に示すように、錐面52が形
成されており、斜面471に当接している。また、ボタ
ンルーム14には係合解除ボタン50を外方向(カバー
51側)に付勢するばね53が装着されている。
入され、カバー51によりボタンルーム14に向かい合
う位置に位置決めされる。係合解除ボタン50の内側
は、図4(A)(平面図)に示すように、錐面52が形
成されており、斜面471に当接している。また、ボタ
ンルーム14には係合解除ボタン50を外方向(カバー
51側)に付勢するばね53が装着されている。
【0020】カードキー70は、図1に示すように、角
部に丸みを持たせた薄い板状で、キーボックス10のカ
ード挿入口11に挿入して書類かばん80の施錠を解除
するものである。このカードキー70は、カード挿入口
11から挿入して中心移動部材20のカード当接部24
に当接する状態での、スライド部材21a,21b,2
1c,21dと向かい合う位置に円孔71a,71b,
71c,71dが穿設されている。円孔71aの直径
は、他の円孔71b,71c,71dの直径に較べて小
さい。
部に丸みを持たせた薄い板状で、キーボックス10のカ
ード挿入口11に挿入して書類かばん80の施錠を解除
するものである。このカードキー70は、カード挿入口
11から挿入して中心移動部材20のカード当接部24
に当接する状態での、スライド部材21a,21b,2
1c,21dと向かい合う位置に円孔71a,71b,
71c,71dが穿設されている。円孔71aの直径
は、他の円孔71b,71c,71dの直径に較べて小
さい。
【0021】次に、かばん用錠1の動作について図3〜
5に基づいて説明する。尚、図3においては、図1の手
前右側から見た中心移動部材20,キーボックス10を
表すものであり、以下の説明では、この部位の動作説明
をする。
5に基づいて説明する。尚、図3においては、図1の手
前右側から見た中心移動部材20,キーボックス10を
表すものであり、以下の説明では、この部位の動作説明
をする。
【0022】カードキー70を挿入する前においては、
図3(A)に示すように、中心移動部材20に内装され
た各スライド部材21の先端は、ばね212に押されて
キーボックス10(第1ケース10a)の内面に当接す
る位置にある。この状態において、略「干」字形の溝1
22に挿通されたスライド部材21aのスライド突部2
11とスライド部材21bのスライド突部211との縦
方向の位置が同一でないため、つまり、スライド突部2
11の両方が溝122の縦方向に形成された部位に位置
しないため、中心移動部材20の上下方向の移動が規制
されている。
図3(A)に示すように、中心移動部材20に内装され
た各スライド部材21の先端は、ばね212に押されて
キーボックス10(第1ケース10a)の内面に当接す
る位置にある。この状態において、略「干」字形の溝1
22に挿通されたスライド部材21aのスライド突部2
11とスライド部材21bのスライド突部211との縦
方向の位置が同一でないため、つまり、スライド突部2
11の両方が溝122の縦方向に形成された部位に位置
しないため、中心移動部材20の上下方向の移動が規制
されている。
【0023】この状態から、カードキー70をカード挿
入口11からキーボックス10内に挿入し、その端部が
中心移動部材20のカード当接部24に達すると、スラ
イド部材21a,21bは、カードキー70に穿設され
た径の異なる円孔71a,71bに、その先端が挿入し
て横方向にスライドする。こうして、スライド部材21
a,21bの横方向の位置が変わる(図3(B)の状
態)。この結果、スライド部材21aのスライド突部2
11とスライド部材21bのスライド突部211とが、
溝122の縦方向に形成された部位に各々位置し、中心
移動部材20の下方向の移動規制が解除される。このた
め、カードキー70を更に下に押すと、中心移動部材2
0がカードキー70と共に下方に移動する(図3(C)
の状態)。このとき、図3(C)から明らかなように、
カードキー70はほぼ全体がキーボックス10内に収納
された状態となる。
入口11からキーボックス10内に挿入し、その端部が
中心移動部材20のカード当接部24に達すると、スラ
イド部材21a,21bは、カードキー70に穿設され
た径の異なる円孔71a,71bに、その先端が挿入し
て横方向にスライドする。こうして、スライド部材21
a,21bの横方向の位置が変わる(図3(B)の状
態)。この結果、スライド部材21aのスライド突部2
11とスライド部材21bのスライド突部211とが、
溝122の縦方向に形成された部位に各々位置し、中心
移動部材20の下方向の移動規制が解除される。このた
め、カードキー70を更に下に押すと、中心移動部材2
0がカードキー70と共に下方に移動する(図3(C)
の状態)。このとき、図3(C)から明らかなように、
カードキー70はほぼ全体がキーボックス10内に収納
された状態となる。
【0024】こうして、中心移動部材20が下方に移動
すると、回転支え部材30は、図4(B)の状態から図
5(正面図)の状態になる。つまり、圧縮されたばね3
4の復元力がばね35よりも強いため、中心移動部材2
0の下方移動と共に回転支え部材30が図面反時計方向
に回転して、支え棒31の先端が支え棒当接部26の上
面に当接する(図5の状態)。このため、ばね27の付
勢に拘らず中心移動部材20の上方向の移動が規制され
る。
すると、回転支え部材30は、図4(B)の状態から図
5(正面図)の状態になる。つまり、圧縮されたばね3
4の復元力がばね35よりも強いため、中心移動部材2
0の下方移動と共に回転支え部材30が図面反時計方向
に回転して、支え棒31の先端が支え棒当接部26の上
面に当接する(図5の状態)。このため、ばね27の付
勢に拘らず中心移動部材20の上方向の移動が規制され
る。
【0025】この状態においては、中心移動部材20に
形成されたロック突部22が、嵌片40の移動溝43の
下側に移動しているため、嵌片40は、横方向の移動が
可能となる。この状態で、使用者は係合解除ボタン50
を押す。このため、係合解除ボタン50の錐面52によ
り、嵌片40の斜面471が押されて嵌片40は横方向
(図4左方向)に移動する。この結果、嵌片40の両端
に形成された鈎45,46と、書類かばん80の面82
の内側に固着された係合鈎60との係合がとかれ、かば
ん用錠1のロックが解除される。こうして、書類かばん
80を開けて書類等を取り出すことができる。
形成されたロック突部22が、嵌片40の移動溝43の
下側に移動しているため、嵌片40は、横方向の移動が
可能となる。この状態で、使用者は係合解除ボタン50
を押す。このため、係合解除ボタン50の錐面52によ
り、嵌片40の斜面471が押されて嵌片40は横方向
(図4左方向)に移動する。この結果、嵌片40の両端
に形成された鈎45,46と、書類かばん80の面82
の内側に固着された係合鈎60との係合がとかれ、かば
ん用錠1のロックが解除される。こうして、書類かばん
80を開けて書類等を取り出すことができる。
【0026】一方、書類かばん80をロックする場合に
は、係合解除ボタン50を放して面81,82を合せ
る。このとき、ばね42の付勢によりにより嵌片40の
鈎45,46と係合鈎60とが係合する。そして、押し
ボタン36を押す。このとき、ばね35の復元力が増大
して、回転支え部材30が図5時計方向に回転して図4
の状態になる。このため、中心移動部材20がばね27
の付勢により上方向に移動する。このときカードキー7
0は、中心移動部材20と共に上昇して、その先端がカ
ード挿入口11から排出される。この中心移動部材20
の移動により、ロック突部22が移動溝43を上方向に
移動し、嵌片40の横方向の移動を規制しロック状態と
なる。使用者がカードキー70を取り出すと、スライド
部材21は図3(A)の状態となる。このため、カード
キー70を用いない限り、係合解除ボタン50を押して
もロック解除することはできない。
は、係合解除ボタン50を放して面81,82を合せ
る。このとき、ばね42の付勢によりにより嵌片40の
鈎45,46と係合鈎60とが係合する。そして、押し
ボタン36を押す。このとき、ばね35の復元力が増大
して、回転支え部材30が図5時計方向に回転して図4
の状態になる。このため、中心移動部材20がばね27
の付勢により上方向に移動する。このときカードキー7
0は、中心移動部材20と共に上昇して、その先端がカ
ード挿入口11から排出される。この中心移動部材20
の移動により、ロック突部22が移動溝43を上方向に
移動し、嵌片40の横方向の移動を規制しロック状態と
なる。使用者がカードキー70を取り出すと、スライド
部材21は図3(A)の状態となる。このため、カード
キー70を用いない限り、係合解除ボタン50を押して
もロック解除することはできない。
【0027】以上説明したように、本実施例のかばん用
錠1は、カードキー70の挿入によりスライド部材21
を所定の位置に位置決めすることで、中心移動部材20
を移動させてロック解除を行なっている。つまり、カー
ドキー70の一連の挿入動作でスライド部材21の位置
決めと中心移動部材20の移動とを行ない、ロック解除
をしている。また、一旦下降した中心移動部材20は回
転支え部材30により保持されるため、ロック解除状態
を保持することができる。このロック解除状態では、ス
ライド部材21と溝122との関係からカードキー70
を抜き取ることはできないが、図3(C)に示すよう
に、カードキー70は略全体がキーボックス10内に収
納されているため、例えばかばんに荷物を詰め込む作業
等を行う場合であっても、カードキー70を誤って折損
するおそれがない。しかも、押しボタン36を押すだけ
でロック状態にすることができる。即ち、押しボタン3
6を押すと、回転支え部材30が回転し、中心移動部材
20がばね27により上方向に移動し、カードキー70
が図3(B)に示すようにキーボックス10から露出す
る。このため、カードキー70を容易に抜き取り、ロッ
ク状態にすることができるのである。
錠1は、カードキー70の挿入によりスライド部材21
を所定の位置に位置決めすることで、中心移動部材20
を移動させてロック解除を行なっている。つまり、カー
ドキー70の一連の挿入動作でスライド部材21の位置
決めと中心移動部材20の移動とを行ない、ロック解除
をしている。また、一旦下降した中心移動部材20は回
転支え部材30により保持されるため、ロック解除状態
を保持することができる。このロック解除状態では、ス
ライド部材21と溝122との関係からカードキー70
を抜き取ることはできないが、図3(C)に示すよう
に、カードキー70は略全体がキーボックス10内に収
納されているため、例えばかばんに荷物を詰め込む作業
等を行う場合であっても、カードキー70を誤って折損
するおそれがない。しかも、押しボタン36を押すだけ
でロック状態にすることができる。即ち、押しボタン3
6を押すと、回転支え部材30が回転し、中心移動部材
20がばね27により上方向に移動し、カードキー70
が図3(B)に示すようにキーボックス10から露出す
る。このため、カードキー70を容易に抜き取り、ロッ
ク状態にすることができるのである。
【0028】この結果、非常に使い勝手の良いものとな
る。つまり、解錠(ロック解除)はカードキー70を挿
入するだけ、施錠(ロック)は押しボタン36を押すだ
けという簡単な操作となる。また、カードキー70の挿
入時には、スライド部材21がはまり込んでカチッとい
う感触により、正しく操作されたことを容易に認識でき
る。しかも、カードキー70に類似したキー,針金,薄
板等を用いても解錠することはできない。このため、確
実に施錠,解錠することができ、書類等のかばんの中身
の盗難を確実に防止することができる。
る。つまり、解錠(ロック解除)はカードキー70を挿
入するだけ、施錠(ロック)は押しボタン36を押すだ
けという簡単な操作となる。また、カードキー70の挿
入時には、スライド部材21がはまり込んでカチッとい
う感触により、正しく操作されたことを容易に認識でき
る。しかも、カードキー70に類似したキー,針金,薄
板等を用いても解錠することはできない。このため、確
実に施錠,解錠することができ、書類等のかばんの中身
の盗難を確実に防止することができる。
【0029】また、薄い板状のカードキー70を用いて
いるため、携帯するのに非常に便利である。たとえば、
キャッシュカード等と一緒にカードケースに入れて携帯
することができる。また、従来の鈎穴に挿入するタイプ
の鈎状のキーのように、そのままポケットに入れて不便
さを感じたり、紛失したりするといったことも防止でき
る。
いるため、携帯するのに非常に便利である。たとえば、
キャッシュカード等と一緒にカードケースに入れて携帯
することができる。また、従来の鈎穴に挿入するタイプ
の鈎状のキーのように、そのままポケットに入れて不便
さを感じたり、紛失したりするといったことも防止でき
る。
【0030】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のかばん用
錠によれば、解錠用キーとしてカードキーを用いている
ため非常に携帯が便利であり、カードキーを錠本体に挿
入するだけで簡単に解錠できるため非常に使いやすいも
のとなる。また、類似したカードや針金,薄板等を用い
ても、スライド部材の位置決めと移動部材の押圧とを一
度に行なうことは無理であるため、非常に施錠能力が高
い。更に、ロック解除状態では、カードキーの略全体が
錠本体内に収納されているため、例えば、かばんに荷物
を詰め込む作業等を行う場合にカードキーを誤って折損
するおそれがない。そのうえ、保持部による移動部材の
保持を解除してロック状態にしたとき、カードキーは錠
本体外に露出するため、カードキーの抜取りが容易であ
る。
錠によれば、解錠用キーとしてカードキーを用いている
ため非常に携帯が便利であり、カードキーを錠本体に挿
入するだけで簡単に解錠できるため非常に使いやすいも
のとなる。また、類似したカードや針金,薄板等を用い
ても、スライド部材の位置決めと移動部材の押圧とを一
度に行なうことは無理であるため、非常に施錠能力が高
い。更に、ロック解除状態では、カードキーの略全体が
錠本体内に収納されているため、例えば、かばんに荷物
を詰め込む作業等を行う場合にカードキーを誤って折損
するおそれがない。そのうえ、保持部による移動部材の
保持を解除してロック状態にしたとき、カードキーは錠
本体外に露出するため、カードキーの抜取りが容易であ
る。
【図1】かばん用錠の分解斜視図である。
【図2】かばん用錠を備えた書類かばんの斜視図であ
る。
る。
【図3】中心移動部材の動作説明図であり、(A)はカ
ードキー挿入前、(B)はカードキーを挿入して中心移
動部材の移動可能な状態、(C)は中心移動部材が下降
位置にある状態を表す説明図である。
ードキー挿入前、(B)はカードキーを挿入して中心移
動部材の移動可能な状態、(C)は中心移動部材が下降
位置にある状態を表す説明図である。
【図4】ロック状態にあるかばん用錠の機構を表す説明
図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図5】解錠状態にあるかばん用錠の機構を表す正面図
である。
である。
1…かばん用錠、10…キーボックス、20…中心移動
部材、21…スライド部材、22…ロック突部、211
…スライド突部、30…回転支え部材、40…嵌片、4
3…移動溝、45,46…鈎、60…係合鈎、70…カ
ードキー、71a,71b,71c,71d…円孔、8
0…書類かばん、122…溝
部材、21…スライド部材、22…ロック突部、211
…スライド突部、30…回転支え部材、40…嵌片、4
3…移動溝、45,46…鈎、60…係合鈎、70…カ
ードキー、71a,71b,71c,71d…円孔、8
0…書類かばん、122…溝
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の形状の孔が穿設されたカードキー
を錠本体内に挿入することにより解錠を行なうかばん用
錠であって、 かばんの開口部に設けた係止部と、 上記係止部に係止する係止位置とその係止を解除する解
除位置との間で移動可能なラッチと、 上記カードキーが挿入される挿入面に対して略垂直方向
に付勢され、上記カードキーが挿入されたときに上記カ
ードキーの孔に先端を挿入して、上記孔の形状により決
定される所定の位置にまで移動するスライド部材と、上記カードキーと当接する当接面を有し、上記ラッチの
解除位置への移動を阻止する第1の位置と上記ラッチの
解除位置への移動を許容する第2の位置との間にて上記
カードキーの挿入方向と略同一方向に移動可能に支持さ
れると共に、常には第1の位置に配置するように付勢さ
れ、上記スライド部材が上記所定の位置に達していない
とき第1の位置から第2の位置への移動が規制され、 上
記スライド部材が移動して上記所定の位置に達したとき
第1の位置から第2の位置への移動規制が解除される移
動部材と、上記カードキーが該カードキーの挿入方向に更に挿入さ
れるのに伴って上記当接面を介して第1の位置から第2
の位置へ移動する上記 移動部材を、第2の位置で保持可
能な保持部と、を備え、 上記錠本体に挿入された上記カードキーは、上記移動部
材が第1の位置にあるとき上記錠本体から露出し、上記
移動部材が第2の位置にあるとき上記錠本体内に略全体
が収納される ことを特徴とするかばん用錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400882A JPH0794785B2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | かばん用錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400882A JPH0794785B2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | かばん用錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213673A JPH04213673A (ja) | 1992-08-04 |
JPH0794785B2 true JPH0794785B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=18510750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2400882A Expired - Lifetime JPH0794785B2 (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | かばん用錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794785B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8957585B2 (en) | 2010-10-05 | 2015-02-17 | Intermatix Corporation | Solid-state light emitting devices with photoluminescence wavelength conversion |
US9045688B2 (en) | 2006-08-03 | 2015-06-02 | Intematix Corporation | LED lighting arrangement including light emitting phosphor |
US9512970B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-12-06 | Intematix Corporation | Photoluminescence wavelength conversion components |
US9546765B2 (en) | 2010-10-05 | 2017-01-17 | Intematix Corporation | Diffuser component having scattering particles |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633642A (ja) * | 1992-04-16 | 1994-02-08 | S I C:Kk | 施錠装置、カードキー及び錠付ホルダ |
JP2524243Y2 (ja) * | 1993-02-16 | 1997-01-29 | 株式会社サンポウロック | カード錠 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0728351Y2 (ja) * | 1987-01-31 | 1995-06-28 | 松本金属株式会社 | カ−ド式ラツチ錠 |
JPH02225780A (ja) * | 1988-11-14 | 1990-09-07 | Naka Tech Lab | カード錠およびそのカード錠を備えたメールボックス |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP2400882A patent/JPH0794785B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9045688B2 (en) | 2006-08-03 | 2015-06-02 | Intematix Corporation | LED lighting arrangement including light emitting phosphor |
US9595644B2 (en) | 2006-08-03 | 2017-03-14 | Intematix Corporation | LED lighting arrangement including light emitting phosphor |
US8957585B2 (en) | 2010-10-05 | 2015-02-17 | Intermatix Corporation | Solid-state light emitting devices with photoluminescence wavelength conversion |
US9546765B2 (en) | 2010-10-05 | 2017-01-17 | Intematix Corporation | Diffuser component having scattering particles |
US9512970B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-12-06 | Intematix Corporation | Photoluminescence wavelength conversion components |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04213673A (ja) | 1992-08-04 |
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